JP2011195717A - 活性エネルギー線硬化型蛍光インキ組成物および該組成物を用いてなる印刷物 - Google Patents

活性エネルギー線硬化型蛍光インキ組成物および該組成物を用いてなる印刷物 Download PDF

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Abstract

【課題】蛍光染料、メラミン樹脂、石油樹脂、光重合性アクリレートモノマーおよび光重合開始剤を特定量含有する、貯蔵安定性に優れる活性エネルギー線硬化型蛍光インキ組成物およびその印刷物の提供。
【解決手段】0.5〜10重量%の蛍光染料、25〜35重量%のメラミン樹脂、3〜10重量%の石油樹脂、5〜20重量%の光重合性アクリレートモノマーおよび5〜15重量%の光重合開始剤を含有する活性エネルギー線硬化型蛍光インキ組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、活性エネルギー線硬化型蛍光組成物および核組成物に関する。さらに詳しくは蛍光染料およびメラミン樹脂、石油樹脂を含有し、貯蔵安定性に優れる活性エネルギー線硬化型蛍光インキ組成物およびその印刷物に関する。
従来、蛍光インキとしては、染料により染色された超微粒子重合分散物を利用した油性インキの製造方法が知られており、メラミン−パラアミド共縮合物をバインダーとするインキの製造方法などが知られている。
しかしながら、何れも油性インキとなっており、蛍光染料を含有する活性エネルギー線硬化型蛍光インキを実現するためには、貯蔵安定性の面より実現が困難な状況であった。
特開昭48−30729号広報 特開昭51−6573号公報
本発明は、活性エネルギー線硬化型蛍光組成物および核組成物に関し、さらに詳しくは、蛍光染料、メラミン樹脂、石油樹脂、光重合性アクリレートモノマーおよび光重合開始剤を含有し、貯蔵安定性に優れる活性エネルギー線硬化型蛍光インキ組成物およびその印刷物を提供する。
上記課題を解決するために誠意研究した結果、蛍光染料、メラミン樹脂石油樹脂、光重合性アクリレートモノマーおよび光重合開始剤を特定量含有する活性エネルギー線硬化型蛍光インキ組成物は、貯蔵安定性に優れていることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、0.5〜10重量%の蛍光染料、25〜35重量%のメラミン樹脂、3〜10重量%の石油樹脂、5〜20重量%の光重合性アクリレートモノマーおよび5〜15重量%の光重合開始剤を含有することを特徴とする活性エネルギー線硬化型蛍光インキ組成物に関するものである。
また、本発明は、石油樹脂が、一般式(1)で表されるC5系石油樹脂、一般式(2)で表されるC9系石油樹脂および一般式(3)で表されるC5−C9系共重合石油樹脂から選ばれる一種類以上の石油樹脂を含有することを特徴とする請求項1記載の活性エネルギー線硬化型蛍光インキ組成物に関するものである。
一般式(1)
Figure 2011195717

一般式(2)
Figure 2011195717

一般式(3)
Figure 2011195717
さらに、本発明は、光重合性アクリレートモノマーが、重量平均分子量100〜6000のエチレン性不飽和二重結合を有するモノマーであることを特徴とする上記の活性エネルギー線硬化型蛍光インキ組成物に関するものである。
また、本発明は、上記いずれか記載の活性エネルギー線硬化型蛍光インキ組成物を基材上に印刷してなる活性エネルギー線硬化型蛍光インキ印刷物に関するものである。
本発明が提供する、蛍光染料、メラミン樹脂石油樹脂、光重合性アクリレートモノマーおよび光重合開始剤を特定量含有する活性エネルギー線硬化型蛍光インキ組成物は、貯蔵安定性に優れている。
すなわち、本発明の活性エネルギー線硬化型蛍光インキ組成物は、メラニン系樹脂を含有する蛍光染料インキベースに対して、C5系石油樹脂およびC5、C9系との共重合タイプの石油樹脂を用いることにより光重合成アクリレートモノマーへの溶解性を付与し、貯蔵安定性に優れる活性エネルギー線硬化型蛍光インキ組成物とすることが可能となる。
本発明で使用する、活性エネルギー線とは、紫外線、電子線のことであるが、必ずしもこれに限定されるものではない。
また、貯蔵安定性に優れるとは、時間がたっても初期と同様のインキ形状を保持している事を示す。
本発明で使用される活性エネルギー線硬化型蛍光インキ組成物の組成としては、以下のように例示される。
・蛍光染料 0.5〜10重量%
・メラミン樹脂 25〜35重量%
・石油樹脂 3〜10重量%
・光重合成アクリレートモノマー 5〜20重量%
・光重合開始剤 5〜15重量%
・非反応性樹脂 0〜35重量%
・添加剤 0〜10重量%
さらに、好ましくは、以下が例示される。
・蛍光染料 1〜 5重量%
・メラミン樹脂 25〜35重量%
・石油樹脂 3〜10重量%
・光重合成アクリレートモノマー 5〜20重量%
・光重合開始剤 5〜15重量%
・非反応性樹脂 25〜35重量%
・添加剤 1〜10重量%
本発明において使用される蛍光染料としては、カラーインデックスナンバー(C・I)で挙げると、例えばBASIC YELLOW 1、BASIC YELLOW 40、BASIC RED 1、BASIC RED 13、BASIC VIOLET 11:1、BASIC VIOLET 7、BASIC VIOLET 10、BASIC ORANGE 22、BASIC BLUE 7、BASIC GREEN 1、ACID YELLOW 3、ACID YELLOW 7、ACID RED 52、ACID RED 77、ACID RED 92、ACID BLUE 9、DISPERSE YELLOW 82、DISPERSE ORANGE 11、DISPERSE RED 58、DISPERSE BLUE 7、DIRECT YELLOW 85、DIRECT ORANGE 8、DIRECT RED 9、DIRECT BLUE 22、DIRECT GREEN 6、FLUORESCENT BRIGTHING AGENT 55、FLUORESCENT BRIGTHING WHITEX WS 52、FLUORESCENT 162、FLUORESCENT 112、SOLVENT YELLOW 44、SOLVENT YELLOW 116、SOLVENT RED 49、SOLVENT BLUE 5、SOLVENT PINK、SOLVENT GREEN 7、PIGMENT YELLOW 1、PIGMENT BLUE 15、PIGMENT GREEN 7、PIGMENT RED 53、PIGMENT RED 57、FBA 184等が代表的なものとして挙げられる。なお、これら蛍光染料は蛍光性のない通常の他の染料と併用して使用することも可能である。
本発明において使用されるメラミン樹脂とは、メラミン、ベンゾグアナミン、尿素等とホルムアルデヒドとの付加反応生成物であるメチロール化メラミン樹脂、メチロール化ベンゾグアナミン樹脂、メチロール化尿素樹脂中のメチロール基の一部分又は全部を炭素数が1〜4のアルコール、例えばメタノール、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノールなどによってエーテル化したアミノ樹脂であって、エーテル化はメチルエーテル化のみであってもよいし、メチルエーテル化と炭素数2〜4のアルコールによるアルキルエーテル化、例えばn−ブチルエーテル化との混合エーテル化であってもよい。また、メチル/C2-4アルキル混合エーテル化アミノ樹脂は、メチルエーテル化の割合が20%〜100%、好ましくは40%〜100%とするのが適当である。さらに、メチルエーテル化アミノ樹脂とC2-4 アルキルエーテル化アミノ樹脂とを混合して使用することもできるが、メチルエーテル化アミノ樹脂の割合が20%未満では、本発明の目的である紫外線硬化型インキとの満足な密着が得られない。
本発明において、メラミン樹脂としては、サイメル303、サイメル350、サイメル771、サイメル370、サイメル325、サイメル327、サイメル701(三井サイアナミッド(株)製)ニカラックMW−30、ニカラックMS−21、ニカラックMS−11、ニカラックMX−750、ニカラックMX−705、ニカラックMX−706(三和ケミカル(株)製)があり、メチルエーテル化ベンゾグアナミン樹脂としては、マイコート102、マイコート105、マイコート106(三井サイアナミッド(株)製)ニカラックBL−60(三和ケミカル(株)製)があり、さらにメチルエーテル化尿素樹脂としては、UFR65(三井サイアナミッド(株)製)があり、メチル/C2-4 アルキル混合エーテル化メラミン樹脂としては、サイメル238、サイメル232、サイメル272、サイメル254、サイメル202(三井サイアナミッド(株)製)、ニカラックMX−40、ニカラックMX−45(三和ケミカル(株)製)があり、さらにメチル/C2-4 アルキル混合エーテル化ベンゾグアナミン樹脂としては、サイメル1123(三井サイアナミッド(株)製)、ニカラックBX−4000(三井ケミカル(株)製)がある。
本発明において使用する石油樹脂とは、石油ナフサなどの熱分解により副産物として生成する不飽和炭化水素を含む留分を重合させて樹脂化したものである。石油樹脂は原料留分の種類によって脂肪族系石油樹脂(C5系石油樹脂、以下に示す一般式(1))芳香族系石油樹脂(C9系石油樹脂、以下に示す一般式(2))に大別される。また、これらの共重合系の石油樹脂(C5−C9系共重合石油樹脂、以下に示す一般式(3))も含まれる。
一般式(1)
Figure 2011195717

一般式(2)
Figure 2011195717

一般式(3)
Figure 2011195717

C5留分の主成分としては、nペンタン、イソペンタン、3−メチル−1−ブテン、2−メチル−1−ブテン、2−メチルー2−ブテン、1−ペンテン、2,2ジメチルブタン、1,4−ペンタジエン、トランス−2−ペンテン、シス−2−ペンテン、2,3−ジメチルブタン、イソプレン、2−メチルペンタン、3−メチルペンタン、シクロペンタン、ノルマルヘキサン、トランス−1,3−ペンタジエン、シス−1,3−ペンタジエン、シクロペンテン、シクロペンタジエン、ジシクロペンタジエン などがある。C9留分の主成分としては、C9アルキルベンゼン、α,β−メチルスチレン、ビニルトルエン、インデン、メチルインデン、スチレン、ナフタリンなどがある。
脂肪族系石油樹脂(C5系石油樹脂)として、丸善石油(株)製C5系のマルカレッツM510A、マルカレッツM845A、マルカレッツM905A、マルカレッツM100A、マルカレッツT−100A、マルカレッツR−100B、マルカレッツS100A、が例示される。さらに新日本石油化学(株)製日石ネオレジン540、日石ネオレジン580、日石ネオレジンEP−80、日石ネオレジンEP−110、日石ネオレジンEP−140,日石ネオレジンPH−105、日石ネオレジンNB−90、さらに日本ゼオン(株)製C5系クイントン1000番シリーズ(1325、1345、1500、1522、1700)ハーキュレス(株)製C5系ピコタック(95、B)、ピコペール100等が例示される。
芳香族系石油樹脂(C9系石油樹脂)として、新日本石油化学(株)製日石ネオポリマーS、日石ネオポリマーL−90、日石ネオポリマー100、日石ネオポリマー110、日石ネオポリマー120、日石ネオポリマー130、日石ネオポリマーE−100、日石ネオポリマーE−130、日石ネオポリマーE−130S、日石ネオポリマー170S、等が例示される。さらに東邦化学(株)製トーホハイレジン#120S、RS−9、RS−21、等があげられる。さらに東ソー(株)製C9系のペトコール(以下各グレードLX、LX−HS、100−T、120、120HV、130、140、140HM、140HM3、150)が挙げられる。ハーキュレス(株)製C9系エンデックス155、クリスタレックス(以下各グレード#1120、3085、3100、5140、F100)、ハーコライト(以下各グレード#240、290)ピコラスチック(以下各グレードA5、A75、100、LC)、水添C9系リガライトY(以下各グレードR1010、R1090、R1100、R1125、S5100、R7100)等が例示される。
C5、C9共重合系として、日本ゼオン(株)製、クイントンN295、U190、S100、D100、U185、P195N、N180、G100B、G115、E200SN、D200、が例示される。さらに東邦化学(株)製トーホハイレジン(#60、#90、#NX、#120、#130、#140、等が例示される。さらに東ソー(株)製、C9系リッチのC9/C5混合系のペトロタック(70、90)が例示される。さらにハーキュレス(株)製C9変性C5系ハーコタック1149等が例示される。
石油樹脂の軟化点としては、80〜150℃の範囲のものが用いられる。80℃以下の場合は、インキ印刷した際のブロッキング現象が起こる原因となる。また、150℃以上であると、UVモノマーへ溶解する際、モノマーがゲル化してしまうおそれがあるため、適さない。
石油樹脂の重量平均分子量は(GPC法にて測定)500〜3000の範囲のものが用いられる。500以下であれば、転移性、密着性が発現し難く、3000以上であれば、インキの粘度が高くなってしまい、適さない。
石油樹脂の臭素価は、JIS K2605に開示されている方法により測定し、10〜60g/100gの範囲のものが用いられる。10以下であれば、光重合性モノマーへの溶解性が乏しく、60以上であれば、密着性の発現が難しくなるため、適さない。
石油樹脂に、アクリレートを付与したものを使用することも可能である。
本発明において光重合成アクリレートモノマーは、好ましくは、重量平均分子量100〜6000のエチレン性不飽和二重結合を有するモノマーが良い。
重量平均分子量100〜6000のエチレン性不飽和二重結合を有するモノマーとは、
・単官能または多官能の(メタ)アクリレート類
および
・エチレン性不飽和二重結合を有するオリゴマー(反応性オリゴマー)
をいい、これらを適宜用いることでインキ組成物の粘度を調整することが出来る。
重量平均分子量100〜6000のエチレン性不飽和二重結合を有するモノマーはインキ組成物を基準として 5〜20重量%の範囲で用いられることが好ましい。
重量平均分子量100〜6000のエチレン性不飽和二重結合を有するモノマーの重量平均分子量とは、単官能または多官能の(メタ)アクリレート類の場合は、その構造式から計算される分子量であり、エチレン性不飽和二重結合を有するオリゴマー(反応性オリゴマー)の場合は重量平均分子量を示す。
さらに、エチレン性不飽和二重結合を有するモノマーの重量平均分子量としては、100〜6000がよく、200〜5000が好ましい。
なお、本発明において、重量平均分子量は、東ソー(株)製ゲルパーミエイションクロマトグラフィー(HLC−8020)で測定した。検量線は標準ポリスチレンサンプルにより作成した。溶離液はテトラヒドロフランをカラムにはTSKgel SuperHM-M(東ソー(株)製)3本を用いた。測定は流速0.6ml/分、注入量10μl、カラム温度40℃で行った。
本発明において、単官能モノマーとしてアルキル(カーボン数が2〜18)(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレートがあり、さらにベンジル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、トリシクロデカンモノメチロール(メタ)アクリレート等が例示される。
本発明において、多官能(メタ)アクリレート類としてはエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、 ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリルヒドロキシピバレートジ(メタ)アクリレート(通称マンダ)、ヒドロキシピバリルヒドロキシピバレートジカプロラクトネートジ(メタ)アクリレート、1,6ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレ、1,8−オクタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、1,2−ヘキサデカンジオールジ(メタ)アクリレート、2−メチル−2,4−ペンタンジオールジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAテトラエチレンオキサイド付加体ジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールFテトラエチレンオキサイド付加体ジ(メタ)アクリレート、水添加ビスフェノールAテトラエチレンオキサイド付加体ジ(メタ)アクリレート、水添加ビスフェノールFテトラエチレンオキサイド付加体ジ(メタ)アクリレート、水添加ビスフェノーAジ(メタ)アクリレート、水添加ビスフェノールFジ(メタ)アクリレート、グリセリントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリカプロラクトネートトリ(メタ)アクリレート、トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールヘキサントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールオクタントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジグリセリンテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラカプロラクトネート、テトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールエタンテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールブタンテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールヘキサンテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールオクタンテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールヘプタ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールオクタ(メタ)アクリレート等を用いることができる。
本発明において使用されている 反応性オリゴマーとしてはアルキッドアクリレート、エポキシアクリレート、ウレタン変性アクリレート等が使用される
本発明における非反応性樹脂とは、熱硬化性または熱可塑性樹脂であり、例えば、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ(メタ)アクリル酸エステル、アルキッド樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、セルロース誘導体(例えばエチルセルロース、酢酸セルロース、ニトリセルロース)、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体、ポリアマイド樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ジアリルフタレート樹脂、ブタンシ゛エンーアクウリルニトリル共重合体のような合成ゴム等が挙げられる。これらの樹脂は、その中の1種または2種以上を用いることができる。また、本発明における非反応性樹脂とは、石油樹脂を含まないこととする。
本発明で使用されている光重合開始剤としては、ベンゾフェノン、4,4−ジエチルアミノベンゾフェノン、ジエチルチオキサントン、2−メチル−1−(4−メチルチオ)フェニル−2−モルフォリノプロパン−1−オン、4−ベンゾイル−4’−メチルジフェニルサルファイド、1−クロロ−4−プロポキシチオキサントン、イソプロピルチオキサントン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニルケトン、ビス−2,6−ジメトキシベンゾイル−2,4,4−トリメチルペンチルフォスフィンオキサイド、1−〔4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル〕−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン、2,2−ジメチル−2−ヒドロキシアセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、2,4,6−トリメチルベンジル−ジフェニルフォスフィンオキサイド、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オン等が挙げられる。光重合開始剤と併用して、p−ジメチルアミノ安息香酸エチルエステル、ペンチル4−ジメチルアミノベンゾエート等の増感剤を使用してもよい。
添加剤としては、例えば、耐摩擦剤、ブロッキング防止剤、スベリ剤、スリキズ防止剤としては、カルナバワックス、木ろう、ラノリン、モンタンワックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックスなどの天然ワックス、フィッシャートロプスワックス、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、ポリテトラフルオロエチレンワックス、ポリアミドワックスなどの合成ワックス、シリコーン添加剤、レベリング剤、体質等を使用することができる。
本発明インキは、通常の印刷用インキと同様に公知の印刷方法、例えばオフセット印刷、凸版印刷、スクリーン印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷にて印刷することができる。
本発明のインキは、一般な平版印刷インキを製造するのと同様に、常温から100℃の間で、顔料、樹脂ワニスおよび/またはそのゲルワニス、アクリル系モノマーもしくはオリゴマー、光重合禁止剤、光重合開始剤およびまたは増感剤、その他添加剤などの印刷インキ組成物成分を、プラネタリミキサーで攪拌、プレミックスを行いペースト状にした。その後、ペーストを3本ロールで40〜60℃の温度域にて分散を行い、分散後の粒系を7.5μm以下とし、インキとした。
実施例として本発明を具体的に説明するが、本発明は、以下の実施例により何等限定されるものではない。本発明において、部は重量部を示し、%は特に断らない限り重量%を示す。
表1に示す処方により活性エネルギー線硬化型印刷用インキを作製した。
[実施例1〜9]
非反応性樹脂が、処方に含まれる場合(実施例1〜4、比較例1〜3)は、予め石油樹脂および非反応性樹脂と光重合性アクリレートモノマーとを昇温加熱混合(上限温度を100℃の留め)させ、光重合性アクリレートモノマーに溶解させておく。
インキ組成物は、表1に示す所定の配合割合にて、バタフライミキサーを用いて攪拌混合し、3本ロールにて最大粒径が7.5μm以下になるように分散してインキ組成物を作成し、且つスプレッドメーターにて一定の粘度規格と成るよう調整して、各インキ組成物を作製した。
Figure 2011195717
石油樹脂1としては、C9系石油樹脂として、新日本石油化学(株)製日石ネオポリマーS、石油樹脂2としてはC5−C9共重合系石油樹脂 トートハイレジン#90、石油樹脂3としては、C5系石油樹脂として 新日本石油化学(株)製日石ネオレジン540を用いる。メラミン樹脂としては、メラミンフェニル重縮合物、非反応性樹脂としては、ポリエステル樹脂、光重合アクリレートとしては、トリメチロールプロパンテトラエチレンオキサイド付加トリアクリレート、光重合開始剤(光開裂型開始剤)として1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトンを使用する。顔料としてはBASIC RED 1を用いる。
Figure 2011195717
ここで、樹脂1としては、ジアリルフタレート樹脂、樹脂2としては、反応性エポキシアクリレート、光重合性アクリレートとしては、トリメチロールプロパンテトラエチレンオキサイド付加トリアクリレート、光開裂型開始剤として1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、蛍光染料としてはBASIC RED 1、顔料としては、フタロシアニンブルーを用いる。
(性能評価)
貯蔵安定性試験として、実施例1〜4、比較例1〜3で作成したインキ 1.0kgを亜鉛銅版製容器に貯蔵し(上部空間は空気)25℃と60℃の条件下に放置する。そのインキの状態を以下の基準にて評価し、結果を表3、4に示す。
○:変化なし
△:インキ缶底部より20%が固化している
×:インキ缶底部より80%が固化している
(△・×では、インキが固化しゲル化していると判断)
なお60℃で20日間の条件は、常温放置では6か月間に相当するものであり、実用的にはこの程度の保存安定性が必須である。
Figure 2011195717
Figure 2011195717
その結果、比較例3については、蛍光染料を含まないことから、蛍光インキとして成立しない場合を除き、実施例1〜4は、20℃および60℃の条件下で、35日以上変化なしであったが、比較例1、2では、3日以内にゲル化した。
実際、実施例1〜4を常温にて放置した結果、6か月以上ゲル化を引き起こさなかった。
さらに、実施例1〜4を実機(小森コーポレーション社製 枚葉印刷機リスロン26)にて、1万枚印刷を行った結果、適正に印刷が行われた。

Claims (4)

  1. 0.5〜10重量%の蛍光染料、25〜35重量%のメラミン樹脂、3〜10重量%の石油樹脂、5〜20重量%の光重合性アクリレートモノマーおよび5〜15重量%の光重合開始剤を含有することを特徴とする活性エネルギー線硬化型蛍光インキ組成物。
  2. 石油樹脂が、一般式(1)で表されるC5系石油樹脂、一般式(2)で表されるC9系石油樹脂および一般式(3)で表されるC5−C9系共重合石油樹脂から選ばれる一種類以上の石油樹脂を含有することを特徴とする請求項1記載の活性エネルギー線硬化型蛍光インキ組成物。
    一般式(1)
    Figure 2011195717

    一般式(2)
    Figure 2011195717

    一般式(3)
    Figure 2011195717
  3. 光重合性アクリレートモノマーが、重量平均分子量100〜6000のエチレン性不飽和二重結合を有するモノマーであることを特徴とする請求項1または2記載の活性エネルギー線硬化型蛍光インキ組成物。
  4. 請求項1〜3いずれか記載の活性エネルギー線硬化型蛍光インキ組成物を基材上に印刷してなる活性エネルギー線硬化型蛍光インキ印刷物。
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