JP2010189537A - 活性エネルギー線硬化型インキ組成物および該組成物を印刷してなる印刷物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】モノマー可溶解性のあるC5系石油樹脂、C9系石油樹脂、または、C5−C9系共重合石油樹脂を1から20%含有することを特徴とする活性エネルギー線硬化型インキ組成物に関する。
【選択図】なし
Description
一般式(1)で表されるC5系石油樹脂、一般式(2)で表されるC9系石油樹脂および一般式(3)で表されるC5−C9系共重合石油樹脂から選ばれる一種類以上の石油樹脂を含有することを特徴とする活性エネルギー線硬化型インキ組成物に関するものである。
一般式(1)
光重合性アクリレートモノマー 30〜50重量%
光重合性アクリレートモノマーに可溶解性のある石油樹脂 1〜20重量%
顔料(有機顔料・無機顔料) 5〜55重量%
非反応性樹脂 5〜30重量%
光開始剤、光助剤 5〜15重量%
添加剤 1〜10重量%
が挙げられる。
すなわち、C5系石油樹脂は、一般式(1)で表され、C9系石油樹脂は、一般式(2)で表され、これらの共重合系の石油樹脂であるC5−C9系共重合系石油は、一般式(3)で表される。
一般式(1)
一般式(4)
C9留分の主成分としては、C9アルキルベンゼン、α,β−メチルスチレン、ビニルトルエン、インデン、メチルインデン、スチレン、ナフタリンなどがある。
本発明において、光重合性アクリレートモノマー可溶性のある石油樹脂のモノマー可溶性とは、1から3官能(メタ)アクリレートモノマーに溶解することとする。官能基数が大きくなることにより、極性が高くなり、溶解性が劣ってくることから3官能アクリレートモノマー(トリメチロールプロパントリアクリレートとグリセリントリアクリレート)に溶解することとする。上に挙げた2種類のアクリレートモノマー90gに石油樹脂10g(10重量%)を入れ、100℃で1時間溶解させ、常温(25℃)にした時に、白濁しないことを示す。ただし、アクリレートモノマー90gに石油樹脂10gを入れて、観察した時に判断が困難であるときには、前後(アクリレートモノマー85g〜95gに石油樹脂15g〜5g入れる。(15重量%〜5重量%))の比較を行い、石油樹脂が10重量%以上溶解することを確かめる。
本発明において、光重合性アクリレートモノマーに可溶解性のある石油樹脂に、アクリレート基を付与したものを使用することも可能である。
単官能モノマーとしてアルキル(カーボン数が2〜18)(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレートがあり、さらにベンジル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、トリシクロデカンモノメチロール(メタ)アクリレート等が例示される。
光開始剤は組成物100重量%に対して組成中に5〜15重量%の範囲で用いられる。
本発明に係る顔料は、組成物100重量%に対して5から55重量%の範囲で用いられる。
本発明において、密着性に優れるとは、オレフィン系樹脂フィルムに対するインキの吸着性であり、インキとオレフィン系フィルムが剥がれないようにすることを提供することにある。
以下に示す処方により活性エネルギー線硬化型インキ組成物を作成した。
石油樹脂は固形であることより、光重合性アクリレートモノマーとして1〜3官能アクリレートモノマーと、昇温加熱混合(上限温度を100℃の留め)樹脂比率を30〜50重量%比率で、5000mPa・sのワニスを作成した。
また、非反応性樹脂も同様に光重合性アクリレートモノマーに溶解しワニスを作成した。
ワニスと、前記着色顔料、光開始剤、その他添加剤を所定の配合割合にて、バタフライミキサーを用いて攪拌混合し、3本ロールにて最大粒径が7.5μm以下になるように分散してインキ組成物を作成し、且つスプレッドメーターにて一定の粘度規格と成るよう調整して、各インキ組成物を作成した。
PP(出光スーパーピュアレーSG140)およびPET(三菱樹脂製ディアクレールA2012)に作成した各インキ組成物を所定の量、RIテスター(簡易印刷転写装置)を使用して、印刷塗布後、160W/cmのメタルハライドランプにて所定の照射量にて照射して、インキ組成物を硬化し、比較評価用印刷サンプルを作成した。
(密着性)
PP(出光スーパーピュアレーSG140)およびPET(三菱樹脂製ディアクレールA2012)に、作成各インキ組成物を所定の量、RIテスター(簡易印刷転写装置)を使用して、印刷塗布に、160W/cmのメタルハライドランプにて所定の照射量にて照射して、インキ組成物を硬化して、比較評価用印刷サンプルを作成した。PPおよびPETとの密着性をセロハンテープ剥離試験行い以下の基準で評価した。
5…全く剥離しない ⇔ 1…全て剥離
コモリコーポレーション製インラインコーターおよびUVランプ着き枚葉印刷機リスロン26を用いて、原反PP(出光スーパーピュアレーSG140)に実施例1〜4インキおよび比較例1〜4のインキを印刷し、ベタ部の原反のつぶれを5段回評価した。
Claims (3)
- 石油樹脂が、軟化点80〜150℃、重量平均分子量500〜3000および臭素価10〜60gBr2/100gであり、活性エネルギー線硬化型インキ全体の1〜20%含有されることを特徴とする請求項1記載の活性エネルギー線硬化型インキ組成物。
- 請求項1または2記載の活性エネルギー線硬化型インキ組成物を基材に印刷してなることを特徴とする印刷物。
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