JP2011193395A - 画像処理装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】マスク処理のように高解像度の画像データを特定の色データで埋める場合に生画像データをそのまま色埋めすると、メモリへの書き込み量が大きく処理時間が非常にかかる。また、高解像度の画像は機器内部のメモリで符号圧縮されて保持されている事が多いが、マスク処理を行うために一度復号化してからマスク処理を行なければならない。そのため、復号化に処理時間がさらに必要となり、復号化のために別途メモリを持つなど資源を多く使用しなければならなくなる。
【解決手段】画像データを機器内部で圧縮する方式として、2x2の画像ブロック単位に代表色データと、色配置情報データと、補完画像データの形式で圧縮する方式を取る。マスク処理を行う場合は、これら符号化後のデータブロックをメモリ埋めすることにより、圧縮した状態のままマスク処理を行う。
【選択図】 図7

Description

本発明は、デジタル画像データを機器外部から取り込み、格納後、処理をして出力する技術に関するものである。
近年では、複写機や複合機に代表される画像処理装置では、高画質の画像を作成するために、読み取り部や記録部の解像度が高くなり、高解像度の画像を処理できる画像処理装置が普及してきている。そのため、機器本体で処理する画像のデータ量は非常に大きくなっている。機器本体では、このような膨大な画像データを格納する必要があるが、本体メモリにも限りがあるため、大きな画像データを多数持つことが難しい。また、高速に処理しようとしても、データ量が大きいため、本体回路のデータバスが圧迫されデータ転送が遅くなるため、高速に処理することも難しい。
このような背景から、巨大画像データに対して画質を落とすことなく、データ量を削減する符号化処理を使用した画像処理装置が用いられている。代表的な符号化圧縮処理として、例えば、JPEG方式がある。JPEG方式では離散コサイン変換を使用し、8x8や16x16画素ブロック単位で画像データを圧縮することにより高い圧縮率を実現している。また、他にもさらに小さいブロック単位、例えば2x2画素単位に分割し、ブロックを構成するがその代表色と補完代表色を決定し、符号化を行う手法が提案されている(特許文献1参照)。このように高解像度の画像データを処理するために、機器内部で保持する画像データは、メモリやデータバスを圧迫しないように適切に符号化処理し、圧縮していく必要がある。
特開2004−104621号公報
画像処理機器は、上述したように外部より画像データを入力し、画像処理をして出力する。このような画像処理機器の代表的な機能として、スキャナより画像データを読み取り、デジタル画像データに変換し、紙に出力するコピー機能が挙げられる。コピー機能において、機器内部では、読み取り部から入力された画像データに対して画像処理を行う。画像濃度を変更したり、色味を変えたりして出力画像を調整する。そこで、最も多く使用される画像処理の中の一つに、画像マスク処理が挙げられる。画像マスクには、原稿の端の影を消去する周囲マスクや、ブック原稿の中央の影を消去するブック枠消し、原稿のパンチ穴を消去するパンチ穴消しなどの枠消し機能が挙げられる。このような画像マスク処理は、デジタル画像の一部分を特定色で塗りつぶす機能である。つまり、デジタル画像の格納されているデータ領域の一部を特定データで埋める処理となる。
前述の高解像度な画像に対し画像マスク処理を行うと、2つの問題がある。一つ目は、データ埋めによる処理時間の問題である。画像データを特定画像データで埋める処理は、処理自体は単純だがメモリアクセスが頻発する上、処理量が多いためメモリ書き込みに時間がかかる。高解像度の画像になるとさらにデータ埋めする量が増加するため、より多くの処理時間を必要とする。二つ目は、一度画像符号データを復号化する必要があるため、復号の処理時間が必要となることが挙げられる。高解像度の画像は生画像データの形式であると、データ量が非常に大きいので、例えば前述のJPEG形式のような符号化圧縮された状態で保持されている。しかし、JPEG符号に代表されるラスタ画像の圧縮方式では圧縮された状態で画像の一部をマスクすることは出来ない。そのため、一度復号化し、生画像データに戻してから画像データ埋めを行う必要がある。従って画像マスクを行うために、復号化処理の処理時間が加算されてしまう。さらに、このような中間復号化のためには、復号後の中間バッファを保持する必要があり、メモリもそれに応じたサイズが必要となる。
本発明は上記の課題を鑑みてなされたものであり、以下の構成を有する。入力された画像データに対し、塗りつぶし処理を行う画像処理装置であって、前記画像データを構成する所定の画素数からなるブロックにおいて、圧縮されることにより生成される前記ブロックにおける代表色と、前記ブロックに含まれる画素の色配置と、前記ブロックに含まれる前記代表色以外の色である補完色とを保持する保持手段と、前記代表色と前記色配置と前記補完色とを用いて圧縮された前記画像データに対する塗りつぶし処理を行う塗りつぶし手段とを有し、前記塗りつぶし手段は、圧縮された前記画像データに対して前記ブロックを特定色で塗りつぶす場合に、前記代表色を前記特定色に置換し、さらに前記補完色を前記代表色と同じ前記特定色に置換することを特徴とする。
本願発明により、高解像度の画像データに対して画像マスク処理を行う場合に、圧縮された画像データに対する塗りつぶしにより、特定色への塗りつぶし機能を実現することが可能となる。また、画像データを圧縮された状態のまま画像マスク処理を行えるため、一度復号後画像マスク処理をする必要が無くなり、復号化の処理時間を短縮できる。さらに復号化に必要な中間バッファも必要でなくなるため、塗りつぶし処理のためのメモリの使用量も減らすことが出来る。
本発明に係る画像処理装置のハードウエア構成例を示した図。 コピー機能における画像マスク処理に関して説明した図。 本発明に係る圧縮方法の基本概念を説明した図。 本発明に係る圧縮方法における色配置データの変換テーブルを説明した図。 本発明に係る圧縮方法で圧縮した場合のデータ構成を示した図。 本発明に係る圧縮方法の処理フローを示した図。 第一の実施形態に係る画像マスク処理の内容を説明した図。 第一の実施形態に係る手法と従来手法の画像マスク処理の効果を示した図。 第一の実施形態に係る処理フローを示した図。 第二の実施形態に係る画像マスク処理の内容を説明した図。 第二の実施形態に係る手法と従来手法の画像マスク処理の効果を示した図。 第二の実施形態に係る処理フローを示した図。 第三の実施形態に係る処理フローを示した図。
<第一の実施形態>
以下、本発明を実施する形態について図面を用いて説明する。ここでは、画像処理装置として、複合機とした場合の例を挙げる。この複合機の例を図1に示す。CPU101はシステムの制御部であり、装置全体を制御する。ROM102はCPU101の制御プログラムを格納するためのものである。SRAM103はオペレータが登録した設定値や装置の管理データ等や各種ワーク用バッファ等を格納するものである。DRAM104はプログラム制御変数等を格納するためのものである。読み取り部105は画像データを読み取り、バイナリデータに変換する装置であり、これを用いて送信のための原稿読み取りを行うものである。記録部106は画像データを、記録紙に出力する装置である。表示部107は機器内の情報を表示するユーザとのインターフェイス部である。画像処理部108は通信制御装置で扱う画像データの符号化/復号化処理を行う。ネットワーク通信処理部109は、ネットワーク回線へのI/Fを行う。読み取り部105から読み取った画像データをネットワークに送信する機能や、ネットワーク通信処理部109から受信した画像データをSRAM103に一時格納し、記録部106より印刷するような複合機を例として挙げる。
上記のような複合機では、それぞれの制御部はデータバス110を介して繋がっており、画像データはデータバス110を通じて転送される。このような複合機では、読み取り部105やネットワーク通信処理部109から画像データが入力され、その画像データはSRAM103に格納される。その後に画像処理部108などを介して処理を行った後、記録部106や表示部107に出力される。
以上のような複合機の代表的な機能にコピー機能がある。読み取り部105から読み取った画像データを画像処理部108で画像処理し、SRAM103に一旦保存して記録部106から紙に出力する機能である。このようなコピー機能の応用機能として、画像マスク処理がある。原稿枠消しやパンチ穴消しなどがその機能にあたる。
[画像マスク機能]
図2はその画像マスク機能に関して説明した図である。1枚の原稿(201)を読み取り部の原稿台に置き、コピーを行うと、原稿台と原稿の隙間の影を検知してしまい、出力画像の端に影を薄く出力してしまう(202)。原稿枠消し機能は、このような現象を軽減するために画像出力前に読み取り画像データの周囲を数mm白埋めしてマスク処理を行う(203)。これにより出力画像に影が印字される現象が発生しないようにしている(204)。
また、ファイルに閉じるための穴が開いている原稿(205)をコピーした場合に、このパンチ穴が読み取り時に影となって読み込まれてしまい、出力紙に薄く出力されてしまう(206)。パンチ穴消し機能は、このような現象を軽減するために画像の一辺を白埋めしてマスク処理を行う(207)。これにより、これにより出力画像に影が印字される現象が発生しないようににしている(208)
このような画像マスク処理は、デジタル画像の一部分を特定色で塗りつぶす機能である。つまり、デジタル画像の格納されているデータ領域の一部を特定データで埋める処理となる。
[画像圧縮方法]
はじめに、画像圧縮の方法について説明する。図3は画像圧縮方法について説明した図である。ここでは1画素あたり24bitで表現されるカラー画像データ(RGB表色系、各色8bit)の画像を圧縮する例を示している。
まず、この画像データの2x2の4画素からなる局所的な画像に注目する(S301)。ここで、入力された画像データに対し、本実施形態の処理を適用するため、2x2の4画素からなるブロックに分割する処理を行う。この4画素のうち、左上の画素値を2x2エリアの代表色データと定義する(S302)。これにより、代表色決定を行う。次に色の分布を調査する(S303)。2x2エリアに同じ色の画素があるかを調査し、その色の分布パターンも調査する。ここで、同じ色というのは、全く同じ画素値であるという条件でもかまわないし、ある程度近い色なら同色と判定してもかまわない。この2x2エリアの色数により、1〜4色を決定し、その分布パターンと併せて色配置データを定義する。これにより、色配置決定を行う。
図4は色数と分布パターンから色配置データを決定する色配置データ変換テーブルを示したものである。色数と分布パターンの組み合わせは、図4で示すように2x2エリアを用いて処理を行う場合、15通りとなるため、色配置データとしては4bitのデータが決定される。そして最後に補完画像データを決定する。これは、2x2エリアが2色以上で構成された場合に、代表色以外の色を示す補完画素値である(S304)。これにより補完色決定を行う。
例えば、図3の例では2x2エリアは元々32x4bit=128bitデータであったが、圧縮後は3色データなので、32bit(代表色データ)+32x2bit(補完画像データ)+4bit(色配置データ)=100bitに圧縮できていることが分かる。つまり、入力された画像データを圧縮することにより、代表色データ、補完画像データ、色配置データが生成されることとなる。
図5は上記の圧縮手法を32x32画素のパケット画像に対して行った場合の例を示している。32x32画素のパケット画像で1画素あたり24bitのRGB表色系で示された画像ブロックを考える(S501)。生画像のまま保持する場合、パケットヘッダデータに加えて、生画像データそのままを保持することになる(S502)。この場合、生画像のままなので、3072byteのデータサイズになる。なお、パケットヘッダデータには、画像データに対する32x32画素ブロックの位置などの情報が含まれているものとする。ここに含まれる情報により、後述する画像マスク処理の対象となる位置を指定することが可能となる。
このパケット画像を上記の圧縮手法で圧縮した場合の圧縮データの構成を示す(S503)。まず、代表色のブロックが2x2の単位ブロック毎に発生するため、全体の1/4にあたる768byte発生する。さらに2x2の単位ブロック毎に色配置データが4bit発生するため、色配置データのブロックが128byte発生することになる。さらに2x2の単位ブロック毎に0〜3画素の補完画像データが発生する。そのため、補完画像データブロックは不定長になり、0〜2304byteのデータが発生する。これは、2x2の単位ブロックで同色であるという判定がされるほど小さくなり圧縮度が高くなる。この圧縮方式では、代表色データと色配置データと補完画像データを別に保持することでデータ圧縮を実現している
図6は、CPU101にて処理される、本実施形態に係る圧縮手法のフローチャートを示したものである。ここでは図5で示した、32x32画素のパケット画像を圧縮する場合を想定している。まず、最初にパケット画像の位置情報であるx,yのポジション値を0にクリアする(S601)。次に2x2の単位ブロックの画像を抽出するため、x,yのポジションから周囲2x2画素の値を抽出する(S602)。この単位ブロック内で代表色データを決定するため、代表色としてx,yの画素値を取り、代表色データエリアに書き込む(S603)。
次に、抽出した4画素の値を調査し、いくつの色数で構成されているかを判定する(S604)。なお、各画素間で同色と判定する場合、全く同じ画素値でなければ同色であるとしてもかまわないし、閾値を用意し、閾値に基づいて近似した画素値と判定し同色とみなす丸め処理を行ってもかまわない。ここで、同色判定をし、色数が判明する。まず、2x2の画素ブロックが1色で構成されていると判定された場合、図4で示される色配置データ変換テーブルから1色を示す色配置データを獲得し、色配置データエリアに書き込む(S605)。次に、2x2の画素ブロックが2色で構成されていると判定された場合、まず、その2色の画像形状を調査する(S606)。この画像形状と、2色であるという情報から、図4で示される色配置データ変換テーブルから色配置データを獲得し、色配置データエリアに書き込む(S607)。さらに、代表色以外の1色を補完画像データとして、補完画像データエリアに書き込む(S608)。
そして、2x2の画素ブロックが3色で構成されていると判定された場合、同様にその3色の画像形状を調査する(S609)。この画像形状と、3色であるという情報から、図4で示される色配置データ変換テーブルから色配置データを獲得し、色配置データエリアに書き込む(S610)。さらに、代表色以外の2色を補完画像データとして、補完画像データエリアに書き込む(S611)。そして、2x2の画素ブロックが4色で構成されていると判定された場合、図4で示される色配置データ変換テーブルから4色を示す色配置データを獲得し、色配置データエリアに書き込む(S612)。さらに、代表色以外の3色を補完画像データとして、補完画像データエリアに書き込む(S613)。上記の処理により、2x2の画素ブロックの圧縮を終了する。
次に、パケット内の全データを符号化したかの判定をする(S614)。ここでまだ圧縮していない2x2の画素ブロックがまだ存在する場合はポジション値を移動させる(S615)。X位置を+2移動させる。ここでX位置が32を超えた場合、すなわち、Y位置が同一のブロック全てに対し、処理が完了した場合は、X位置を0に戻し、Y位置を+2移動させる。そして、新たな2x2の画素ブロックの圧縮処理を行う(S602)。パケット画像の全2x2画素ブロックを圧縮し終えると符号化終了となる。このような方式で圧縮することにより機器内部で扱う画像のデータ量を押さえることが出来る。
なお、本実施形態において、扱う画素ブロックのサイズを2x2画素として分割して処理を行っているが、これに限定されるわけではなく、所定の画素数として処理対象となる画像の属性等に応じて、より大きなサイズをブロック単位としてもよい。また、複数のブロックをグループ化して扱ってもよい。その場合には、色の分布パターン(色配置情報)や、保持すべき色(補完画像データ)の数も増加することは言うまでも無い。
また、圧縮された画像データは、圧縮により得られた代表値データ、色配置データ、及び補完色データを用いることで復号化も可能である。復号化する流れとして、色配置データに基づいて、代表値データと補完色データを割り当てていくこととなる。また、復元した画像データは、表示部107や画像形成装置(不図示)から出力が可能である。
[画像マスク処理]
次に、このように圧縮された画像データに対して、特定色で塗りつぶす処理(画像マスク処理)に関して説明する。図7は特定色塗りつぶし処理に関して説明した図である。まず、通常の復号手順に関して説明する(S701)。復号時は、代表色データと色配置データと補完画像データを使用する。ここでは、3色のデータを復号している例を示している。色配置データから、画素1の色に該当する部分を代表色データに置き換える。次に、画素2に該当する部分を補完色の1番目のデータに置き換える。最後に、画素3に該当する部分を補完色の2番目のデータに置き換える。このように画素の値を置き換えることで、元の画像を復元することが出来る。
上記の復号方式から、この2x2の画像ブロックを例えば白色で塗りつぶす場合、代表色と補完色に対して白色を示す画素値で置換すれば、復号時に白色の画像に変換されることが分かる(S702)。本実施形態の方式では、このように圧縮状態の一部のデータを埋めることにより、少ない処理で特定色に塗りつぶすことが出来るようになる。
図8は通常の塗りつぶし処理と、本実施形態の手法とでデータ埋め量が少なくなる様子を示したものである。従来の場合、生画像に対して塗りつぶし処理を行う(S801)。従って単純に3072byteのメモリ埋め処理が発生する。本発明の手法では代表色ブロックと、補完画像ブロックに対してメモリ埋め処理が発生する(S802)。このパケット画像内に同色と判定されたデータが多いほど補完画像ブロックのデータ量は少なくなるため、メモリ埋め処理は一定値とはならない。最も少ない場合は、全2x2画像ブロックが同色と判定された場合で、この場合は補完画像ブロックにデータが存在しない。この場合は768byteのメモリ埋め処理のみとなり、従来手法の25%の処理量で済むことになる。
最も多い場合は、全2x2画像ブロックが4色と判定された場合で、この場合は補完画像データブロックにデータが2304byte存在することになる。この場合は合計3072byteのメモリ埋め処理のみとなり、従来手法と同等のメモリ埋め処理が発生する。ただし、画像データは局所的には同色、もしくは似た画素値になる事が多く、2x2の画像ブロックは同色と判定されることが多いため、全画素値が異色となることは非常に少ない。これにより、従来よりも少ないメモリ埋め処理でパケット画像内の塗りつぶしを実現することが出来る。
図9は、CPU101にて処理される、本実施形態の手法の処理フローを示したものである。パケットの色埋め処理を開始すると、まず色埋めの対象となる位置に対応するパケットを特定する(S901)。これは、例えば各パケットが有するパケットヘッダに含まれる情報を用いて、処理対象の画像データにおける位置を特定することができる。また、色埋めの対象となる位置は、ユーザによって予め特定されていてもよい。具体的には、パンチ穴を有する原稿を読み取る場合には、左端の画像データに対応するパケットに対し、色埋めを行うこととなる。代表色データに対し特定色を示す画素値で埋める(S902)。次に、補完色データに対し同様に特定色を示す画素値で埋める(S903)。この処理により、パケット画像の特定色への色埋めを実現できる。
なお、色埋めの対象となるパケットは、例えば、図2にて示した原稿の枠の部分やパンチ穴が位置する部分などが想定される。この部分の位置を特定するためには、例えば、図5にて示したパケットヘッダに含まれる情報を用いて特定することができる。
<第二の実施形態>
本発明に係る第二の実施形態として、第一の実施形態とは異なる方法で特定色による画像マスク処理を実現する。第一の実施形態と重複する部分については、省略する。図10は本実施形態に係る特定色塗りつぶし処理に関して説明した図である。まず、通常の復号手順は第一の実施形態に係る図7と同様なので説明は省略する(S1001)。このような復号方式から、この2x2の画像ブロックを例えば白色で塗りつぶす場合、代表色対して白色を示す画素値で埋め、さらに、色配置データを全て1色であることを示すデータで埋める。これにより、復号時に白色の画像に変換されることが分かる(S1002)。本発明における第二の方式では、このように圧縮状態の一部の色データと色配置データを埋めることにより、少ない処理で特定色に塗りつぶすことが出来るようになる。
図11は通常の塗りつぶし処理と、本実施形態に係る手法とでデータ埋め量が少なくなる様子を示したものである。従来の場合、生画像データに対して塗りつぶし処理を行う(S1101)。従って単純に3072byteのメモリ埋め処理が発生する。本実施形態の手法では代表色データブロックと、色配置データブロックに対してメモリ埋め処理が発生する(S1102)。これらのデータ領域は画像の内容にかかわらず一定のデータ量である。従って第二の手法の場合、代表色データブロックと色配置データブロックを特定データで埋める処理になり、合計896byteのデータ埋め処理が発生する。これは従来の手法の約29%の処理量になり、特定色によるデータ埋め処理を軽減できることになる。
図12は、CPU101にて処理される、本実施形態に係る手法の処理フローを示したものである。パケットの色埋め処理を開始すると、まず色埋めの対象となる位置に対応するパケットを特定する(S1201)。これは、例えば各パケットが有するパケットヘッダに含まれる情報を用いて、処理対象の画像データにおける位置を特定することができる。また、色埋めの対象となる位置は、ユーザによって予め特定されていてもよい。具体的には、パンチ穴を有する原稿を読み取る場合には、左端の画像データに対応するパケットに対し、色埋めを行うこととなる。代表色データに対し特定色を示す画素値で埋める(S1202)。次に、色配置データに対し1色で構成され代表色と全て同じデータであることを示すデータ値で埋める(S1203)。この処理により、パケット画像の特定色への色埋めを実現できる。
<第三の実施形態>
本発明に係る第三の実施形態として、第一の実施形態と第二の実施形態に係る手法とを合わせた、さらに効率的な手法を提案する。第一の実施形態に係る手法と、第二の実施形態に係る手法を使い分け、よりデータ埋め処理の少ない方法を選択する方式である。図13にCPU101にて実施される本実施形態に係る処理フローを示す。
パケット画像の特定色による塗りつぶし処理を開始すると、まず代表色データに対し特定色を示す画素値で埋める(S1301)。次に、補完画素データ量と、色配置データ量との比較を行う(S1302)。ここで、補完画素データ量が、色配置データ量より少なければ、第一の実施形態の手法を用い、補完画素データに対し同様に特定色を示す画素値で埋める処理を行う(S1303)。逆に、色配置データ量が補完画素データ量より少なければ、第二の実施形態の手法を用い、色配置データに対し1色で構成され代表色データと全て同じデータであることを示すデータ値で埋める処理を行う(S1304)。
本実施形態により、さらにメモリに対するデータ埋め処理を効率的に削減し、メモリ埋め処理を軽減することが出来る。
<その他の実施形態>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (8)

  1. 入力された画像データに対し、塗りつぶし処理を行う画像処理装置であって、
    前記画像データを構成する所定の画素数からなるブロックにおいて、圧縮されることにより生成される前記ブロックにおける代表色と、前記ブロックに含まれる画素の色配置と、前記ブロックに含まれる前記代表色以外の色である補完色とを保持する保持手段と、
    前記代表色と前記色配置と前記補完色とを用いて圧縮された前記画像データに対する塗りつぶし処理を行う塗りつぶし手段と
    を有し、
    前記塗りつぶし手段は、圧縮された前記画像データに対して前記ブロックを特定色で塗りつぶす場合に、前記代表色を前記特定色に置換し、さらに前記補完色を前記代表色と同じ前記特定色に置換することを特徴とする画像処理装置。
  2. 入力された前記画像データに対し、圧縮するために、
    前記ブロックにおける代表色を決定する代表色決定手段と、
    前記ブロックにおける各画素における前記色配置を決定する色配置決定手段と、
    前記ブロックに含まれる前記補完色を決定する補完色決定手段と
    を更に有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記入力された画像データを所定の画素数からなるブロックに分割する分割手段を更に有することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記所定の画素数からなるブロックは、2x2の画素から構成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. 入力された画像データに対し、塗りつぶし処理を行う画像処理装置であって、
    前記画像データを構成する所定の画素数からなるブロックにおいて、圧縮されることにより生成される前記ブロックにおける代表色と、前記ブロックに含まれる画素の色配置と、前記ブロックに含まれる前記代表色以外の色である補完色とを保持する保持手段と、
    前記代表色と前記色配置と前記補完色とを用いて圧縮された前記画像データに対する塗りつぶし処理を行う塗りつぶし手段と
    を有し、
    前記塗りつぶし手段は、圧縮された前記画像データに対して前記ブロックを特定色で塗りつぶす場合に、前記代表色を前記特定色に置換し、さらに前記色配置に対し、全て代表色と同じであることを示すデータに変換することを特徴とする画像処理装置。
  6. 入力された画像データに対し、塗りつぶし処理を行う画像処理装置であって、
    前記画像データを構成する所定の画素数からなるブロックにおいて、圧縮されることにより生成される前記ブロックにおける代表色と、前記ブロックに含まれる画素の色配置と、前記ブロックに含まれる前記代表色以外の色である補完色とを保持する保持手段と、
    前記代表色と前記色配置と前記補完色とを用いて圧縮された前記画像データに対する塗りつぶし処理を行う塗りつぶし手段と
    を有し、
    前記塗りつぶし手段は、圧縮された前記画像データに対して前記ブロックを特定色で塗りつぶす場合に、前記代表色を前記特定色で埋め、さらに前記保持手段にて保持している前記補完色と、前記色配置のデータのサイズの大きさを比較し、
    前記補完色のデータが小さい場合は、前記補完色を前記代表色と同じ前記特定色に置換し、
    前記色配置のデータが小さい場合は、前記色配置に対し、全て代表色と同じであることを示すデータに変換することを特徴とする画像処理装置。
  7. 入力された画像データに対し、塗りつぶし処理を行う画像処理装置の制御方法であって、
    前記画像処理装置の保持手段が、前記画像データを構成する所定の画素数からなるブロックにおいて、圧縮されることにより生成される前記ブロックにおける代表色と、前記ブロックに含まれる画素の色配置と、前記ブロックに含まれる前記代表色以外の色である補完色とを保持する保持工程と、
    前記画像処理装置の塗りつぶし手段が、前記代表色と前記色配置と前記補完色とを用いて圧縮された前記画像データに対する塗りつぶし処理を行う塗りつぶし工程と
    を有し、
    前記塗りつぶし工程は、圧縮された前記画像データに対して前記ブロックを特定色で塗りつぶす場合に、前記代表色を前記特定色に置換し、さらに前記補完色を前記代表色と同じ前記特定色に置換することを特徴とする画像処理装置。
  8. コンピュータを、
    画像データを構成する所定の画素数からなるブロックにおいて、圧縮されることにより生成される前記ブロックにおける代表色と、前記ブロックに含まれる画素の色配置と、前記ブロックに含まれる前記代表色以外の色である補完色とを保持する保持手段と、
    前記代表色と前記色配置と前記補完色とを用いて圧縮された前記画像データに対する塗りつぶし処理を行う塗りつぶし手段と
    して機能させ、
    前記塗りつぶし手段は、圧縮された前記画像データに対して前記ブロックを特定色で塗りつぶす場合に、前記代表色を前記特定色に置換し、さらに前記補完色を前記代表色と同じ前記特定色に置換することを特徴とするプログラム。
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