JP2011193206A - 照明装置、画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
集光部材から出射された青色光と黄色光の照明領域における色ムラの発生を抑制することが可能な照明装置及びこれを備えた画像読取装置並びに画像形成装置を提供する。
【解決手段】
凹曲面鏡44から出射された反射光47、48、49を透過させるホルダ43の開口部43aを閉塞するように、ホルダの開口周縁部43bにピン46で位置決めされた透過率制御手段であるフィルタ40Aが取り付けられている。このフィルタ40Aは、青色光の透過率が前記画像読取装置13の副走査方向における場所によって異なるフィルタである。この第1実施形態においては、青の補色である黄色のフィルタの厚さを変えて青色光を部分的に透過率制御している。
【選択図】図2
集光部材から出射された青色光と黄色光の照明領域における色ムラの発生を抑制することが可能な照明装置及びこれを備えた画像読取装置並びに画像形成装置を提供する。
【解決手段】
凹曲面鏡44から出射された反射光47、48、49を透過させるホルダ43の開口部43aを閉塞するように、ホルダの開口周縁部43bにピン46で位置決めされた透過率制御手段であるフィルタ40Aが取り付けられている。このフィルタ40Aは、青色光の透過率が前記画像読取装置13の副走査方向における場所によって異なるフィルタである。この第1実施形態においては、青の補色である黄色のフィルタの厚さを変えて青色光を部分的に透過率制御している。
【選択図】図2
Description
本発明は、白色LED(Light Emitting Diode)を光源とする照明装置及びこの照明装置を用いた画像読取装置並びにこの画像読取装置を備えた画像形成装置に関する。
従来、スキャナなどの画像読取装置では、コンタクトガラス上に配置され読取対象物となる原稿の原稿面に向けて光を出射する光源を有し、原稿面で反射された後に読取光軸に沿って進行する読取光を、レンズを介してCCD等の結像素子に結像して原稿画像を読み取っている。
このような画像読取装置の光源として、蛍光灯やキセノンランプ等の線状光源や、白色LED等の点状光源を原稿の主走査方向にライン状に複数個並べたものが使用されている。そして、このような白色LED等の点状光源を使用することにより、画像読取装置の小型化、消費電力の低減等を図ることが行われている。
まず、画像読取装置の光源として用いられる白色LEDについて、図18、図19、図20及び図21に基づいて説明する。図18は、従来の画像読取装置で使用されている凹面鏡を集光部材とした照明装置の概略構成を示す断面図である。図19は、図18で示す照明装置で使用される白色LEDの概略構成を示す断面図である。図20は、図18の照明装置を用いた場合の青色光と黄色光の副走査方向における照度分布を示すグラフ図である。図21は、従来の画像読取装置で使用されているレンズを集光部材とした照明装置の概略構成を示す断面図である。
従来の画像読取装置で使用されている凹面鏡を集光部材とした照明装置18は、図18に示すように、ホルダ43に基板42を介して取り付けられた白色LED41と、白色LED41から出射された白色光をコンタクトガラス12の照明領域12aに集光する凹曲面鏡44を備えている。そして、白色LED41は、図19に示すように、青色光を発光するLEDチップ52と、LEDチップ52を被覆してLEDチップ52から出射された青色光48によって励起されて黄色光を発光する黄色光発光蛍光体53を有している。従って、LEDチップ52から点光源状に発光される青色光48と、黄色光発光蛍光体53から発光される黄色光47とは、発光位置が異なっているために、図18に示すように、画像読取装置の副走査方向Aにおいて、白色LED41から出射された青色光は、中心光49を中心として、青色光端48の幅で凹曲面鏡44によって照明領域12aに反射集光される。一方、黄色光発光蛍光体53から発光された黄色光は、中心光49を中心として青色光より広幅に拡散された黄色光端47の幅で凹曲面鏡44によって照明領域12aに反射集光される。そして、このようにして照明領域12aに照射された白色光は、照明領域12a上に載置された原稿の原稿面(図示せず)から光軸51を中心として読取光端50の幅で読取光として反射される。
このようにして照明領域12aに照射された青色光と黄色光は、画像読取装置の副走査方向Aで光軸51を中心とした場合において、図20に示すような照度分布を有する場合があり、この場合には、青色光は、黄色光に比べて光軸51の近傍で、黄色光より大きな照度を有している。その結果、副走査方向Aにおいて青色光と黄色光の照度比率が異なることになるために、読取光の色が変化してしまう、いわゆる色ムラを発生する。このような色ムラが発生すると、画像読取装置の動作時の位置変動等により、読取位置が副走査方向にずれた場合、色変化によって、読取色が変化してしまうという問題が生じる。なお、図20中、曲線Bは、青色光、曲線Yは黄色光について示す。
このような色ムラは、図21で示す集光部材としてレンズ55を使用する従来の照明装置22を使用した場合にも同様の問題を発生する。なお、図21中、図18と同一構成については、同一符号を付して説明を省略する。
このような色ムラに対処するために、種々の提案がなされており、例えば、特許文献1においては、光源から出射された光の発散を規制して反射部材に光を導く導光部材と、照明領域に複数の方向から光を反射する反射部材とを有し、反射部材は、配設角度がいずれも異なる複数の反射部反射面を有し、複数の反射部反射面は、照明領域からの反射光が通過するための開口部を形成するように配設され、導光部材は、配設角度がいずれも異なる複数の導光部反射面を有し、複数の導光部反射面のうち、光源から最も遠い面は、光源よりも原稿台側で、且つ、開口部よりも光源側に配設され、複数の反射部反射面のうち、光源に対して開口部より遠い側に配設された面の原稿台側端部は、複数の導光部反射面のうち、光源から最も遠い面よりも原稿台側である照明装置が開示されている。しかしながら、この特許文献1記載のものでは、前述の図19で示す青色LEDチップと黄色光発光蛍光体を使用した白色LEDを使用した場合には、照明領域における青色光と黄色光の照度分布が異なり、上記した色ムラ発生を抑制することができない。
また、その他の従来技術として、白色LED光源からの光を導光部材へ入射し、出射面に赤外領域の波長をカットするフィルタを設ける照明装置が特許文献2に開示されている。この場合、この特許文献2記載のものでは、可視光線を規制していないので、上記した色ムラを解消することができない。
また、その他の従来技術として、白色LED光源からの出射光線の角度を規制部材によって規制する照明装置が特許文献3に開示されている。しかしながら、この特許文献3において、集光部材を用いた照明装置としても、青色光と黄色光の発光位置ずれによって、青色光と黄色光の照度分布が異なるので、色ムラによる色変化によって、読取光色が変化してしまうという問題は解消できない。
また、その他の従来技術として、白色LED光源からの出射光を原稿と反対方向に向けて、凹曲線状に形成した反射鏡で反射して原稿を照明する照明装置が特許文献4に開示されている。しかしながら、この特許文献4記載のものでは、光の利用効率を改善することが可能となるが、青色光と黄色光の発光位置ずれが発生して青色光と黄色光の照度分布が異なるので、色ムラによる色変化によって、読取光色が変化してしまうという問題は解消できない。
また、その他の従来技術として、白色LED光源からの出射光の青色光を反射するフィルタと、青色光を吸収して赤色光に発光する赤色光発光蛍光を使用する照明装置が特許文献5に開示されている。しかしながら、この特許文献5記載のものでは、フィルタは青色光が照射される入射面の全面で均一特性を有するものであるから、青色光の照度分布を均等に変化させることしかできない。その結果、青色光と黄色光の照度分布が異なり、色ムラが生じて読取光色が変化してしまうという問題は解消できない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、白色LED光源から出射された光を照明領域に向けて集光する集光部材から出射された青色光と黄色光の照明領域における色ムラの発生を抑制することが可能な照明装置及びこれを備えた画像読取装置並びに画像形成装置を提供することを目的としたものである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、画像読取装置の原稿面における照射領域を照射する照明装置であって、LED光源と、集光部材と、透過率制御手段と、を有し、前記LED光源は、第1のピーク波長を有する光を出射するLEDチップと、前記第1のピーク波長を有する光で励起されて第2のピーク波長を有する光を発光する蛍光体とを有する白色LEDであり、画像読取装置の主走査方向に沿って複数個配列され、
前記集光部材は、前記複数個のLED光源から出射された光を前記照明領域に集光させ、前記透過率制御手段は、前記集光部材から出射された光のうち前記第1のピーク波長を有する光の透過率を部分的に制御することを特徴とする。
前記集光部材は、前記複数個のLED光源から出射された光を前記照明領域に集光させ、前記透過率制御手段は、前記集光部材から出射された光のうち前記第1のピーク波長を有する光の透過率を部分的に制御することを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1記載の照明装置において、前記第1のピーク波長を有する光は、青色光であり、前記透過率制御手段は、前記青色光を吸収する黄色フィルタ部を有する黄色フィルタであることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1記載の照明装置において、前記第1のピーク波長を有する光は、青色光であり、前記透過率制御手段は、前記青色光を選択的に反射する青色光反射部を有するフィルタであることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項2又は3記載の照明装置において、前記透過率制御手段は、前記青色光に対する透過率を一定とするフィルタ部の前記画像読取装置の副走査方向での光照射面積率を変化させて部分的に前記青色光の透過率を制御するものであることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項2記載の照明装置において、前記透過率制御手段は、前記黄色フィルタの前記画像読取装置の副走査方向での厚さを変化させて部分的に前記青色光の透過率を制御するものであることを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項2記載の照明装置において、前記透過率制御手段は、前記黄色フィルタの前記画像読取装置の副走査方向での濃度を変化させて部分的に前記青色光の透過率を制御するものであることを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至6のいずれか1項記載の照明装置において、 前記集光部材はレンズであることを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項1乃至6のいずれか1項記載の照明装置において、 前記集光部材は凹面鏡であることを特徴とする。
また、請求項9の発明は、請求項8記載の照明装置において、前記凹面鏡は凹面多面鏡であることを特徴とする。
また、請求項10の発明は、原稿の原稿面における照明領域を照明する照明装置と、前記照明領域からの反射光を読み取る画像読取部とを具備した画像読取装置において、前記照明装置は、請求項1乃至9のいずれか1項記載の照明装置であることを特徴とする。
また、請求項11の発明は、請求項10記載の画像読取装置において、前記透過率制御手段を、前記集光部材と前記照明領域の間に配設することを特徴とする。
また、請求項12の発明は、請求項10又は11記載の画像読取装置と、当該画像読取装置で読み取った画像データに応じて記録媒体上に画像を形成する画像形成部と、を備えることを特徴とする画像形成装置としたものである。
本発明によれば、LED光源は、第1のピーク波長を有する光を出射するLEDチップと、前記第1のピーク波長を有する光で励起されて第2のピーク波長を有する光を発光する蛍光体とを有する白色LEDであり、画像読取装置の主走査方向に沿って複数個配列され、集光部材は、前記複数のLED光源から出射された光を照明領域に集光させ、透過率制御手段は、前記集光部材から出射された光のうち前記第1のピーク波長を有する光の透過率を部分的に制御することによって、白色LED光源から出射された光を照明領域に向けて集光する集光部材から出射された青色光と黄色光の照明領域における色ムラの発生を抑制することが可能な照明装置及びこれを備えた画像読取装置並びに画像形成装置を提供することができる。
始めに、本発明による一実施形態に係る画像形成装置について、図1に基づいて説明する。図1は、本発明による一実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。
本発明による一実施形態に係る画像形成装置としてのフルカラーの複写機1は、装置本体2内の上部に画像読取装置13を備え、装置本体2内の中央部にはカラー画像を形成するための画像形成部3が設けられている。この画像形成部3は、等間隔に離間させて水平向きに並列に配設され、矢印反時計方向に回転する4つのドラム状の感光体4、感光体4の外周面を一様に帯電する帯電ローラ5、帯電ローラ5により帯電された各感光体4の外周面を画像データに応じて露光することにより静電潜像を形成する露光装置6、静電潜像にトナーを供給することにより静電潜像をトナー像として顕像化する現像装置7を備えている。さらに、画像形成部3は、感光体4上のトナー像が順次転写される中間転写ベルト8、中間転写ベルト8上へのトナー像の転写後に感光体4上に残留したトナーを除去するクリーニング装置9、中間転写ベルト8上に転写されたトナー像を記録媒体Sに転写させる転写ローラ10等を備えている。なお、4つの感光体4上には、それぞれ異なる色のトナー像(Y;イエロー、M;マゼンタ、C;シアン、K;ブラック)が形成され、これらの各色のトナー像が中間転写ベルト8上に順次積層して転写されることにより、中間転写ベルト8上ではカラーのトナー像が形成され、このカラーのトナー像が記録媒体Sに転写される。
装置本体2の上部には、後述する照明装置による照明対象物である原稿を自動送りするADF(Auto Document Feeder)11と、後述する照明装置による照明対象物である原稿が載置されるコンタクトガラス12と、ADF11で自動送りされた原稿又はコンタクトガラス12上に載置された原稿を読み取る画像読取装置13とが配置されている。
画像読取装置13は、コンタクトガラス12と平行に2:1の速度で、矢印Aで示す副走査方向に走行可能な第1・第2走行体14,15、レンズ16、画像読取部であるCCD(Charged Coupled Device)等の撮像素子17等により構成されている。第1走行体14には、コンタクトガラス12上に載置された原稿、又は、ADF11で搬送される原稿の原稿面の照明領域を画像読取装置の主走査方向(図1の紙面奥行方向)において一括して照明するための照明装置18と、原稿面で反射されて読取光軸51に沿って進行する読取光を反射させる第1ミラー19とが搭載されている。第2走行体15には、第1ミラー19で反射された読取光51をさらに反射させる第2ミラー20と第3ミラー21とが搭載されている。第1〜第3ミラー19,20,21で順次反射された読取光51の進行方向前方には、読取光51を撮像素子17に結像させるレンズ16と撮像素子17とが配置されている。
従って、画像読取装置13は、照明装置18から照射された白色光によって原稿面の照明領域を主走査方向でライン状に一括して読み取ると共に、第1走行体14及び第2走行体15を副走査方向(矢印A)に走行させることによって、コンタクトガラス12上に載置された原稿の原稿面の全面を読取可能としている。
また、装置本体2の下部には、記録媒体Sを収納する複数段、例えば4段の用紙カセット24が設けられている。これらの用紙カセット24内に収納された記録媒体Sは、ピックアップローラ25とフィードローラ26とにより一枚ずつ分離給紙され、分離給紙された記録媒体Sは装置本体2内に設けられた用紙搬送路27に沿って搬送される。この用紙搬送路27上には、レジストローラ28、転写ローラ10、定着装置29、排紙ローラ30等が配置されている。
このような構成において、画像読取装置13での画像の読み取り結果に応じて露光装置6の半導体レーザから各色(イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックK)の画像データに応じたレーザ光が出射され、そのレーザ光が帯電ローラ5により一様に帯電された各感光体4の外周面を露光することにより静電潜像が形成される。この静電潜像に対して各現像装置7から各色のトナーが供給されることにより、各色のトナー像が形成される。各感光体4上のトナー像は、感光体4と同期して矢印C方向に移動する中間転写ベルト8上に順次積層して転写され、中間転写ベルト8上にはカラートナー像が形成される。
一方、画像形成部3での画像形成動作開始にあわせ、用紙カセット24内からは、記録媒体Sの分離給紙が開始され、分離給紙されて用紙搬送路27上を搬送された記録媒体Sは間欠的に回転駆動するレジストローラ28により、中間転写ベルト8と転写ローラ10との間の転写位置へ送り込まれる。
次に、レジストローラ28が回転駆動され、記録媒体Sが中間転写ベルト8と転写ローラ10との間に送り込まれることにより、中間転写ベルト8上のカラートナー像が記録媒体S上に転写される。記録媒体S上に転写されたカラートナー像は、記録媒体Sが定着装置29を通過する過程で加熱、加圧されて記録媒体Sに定着され、カラートナー像が定着された記録媒体Sは排紙ローラ30によって排紙トレイ31上に排紙される。
ここで、本発明おいては、上記画像読取装置に使用される照明装置において主として特徴を有している。そのため、本発明に係る画像読取装置の一部を構成する照明装置について、さらに詳細に説明する。なお、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な実施形態であるので、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は以下の説明において本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
次に、上述のような画像形成装置における画像読取装置13に使用される本発明による第1実施形態に係る照明装置について、図2〜図8に基づいて説明する。図2は、本発明による第1実施形態に係る照明装置の概略構成を示す断面図である。図3は、図2で示す照明装置で使用されるフィルタの断面図である。図4は、図2で示す照明装置で使用される白色LEDの分光透過率特性を示すグラフ図である。図5は、図3で示すフィルタの分光透過率特性を示すグラフ図である。図6は、図3で示すフィルタを使用した際の画像読取装置の副走査方向における副走査方向位置と青色光の透過率の関係を示すグラフ図である。図7は、図3で示すフィルタを使用した際の画像読取装置の副走査方向における副走査方向位置と青色光及び黄色光の照度との関係を示すグラフ図である。図8は、図3で示すフィルタを使用した際の画像読取装置の副走査方向における副走査方向位置と青色光比率(青色光/黄色光)の関係を示すグラフ図である。
本発明による第1実施形態に係る照明装置18Aは、図2に示すように、ホルダ43に基板42を介して取り付けられた画像読取装置の主走査方向(図2の奥行き方向)においてライン状に複数個配列された白色LED41を備えている。さらに、照明装置18Aは、白色LED41から出射された白色光をコンタクトガラス12の照明領域12aに集光する画像読取装置の副走査方向Aにおいて凹面とした凹曲面44aを主走査方向に延在させたシリンドリカル状の凹曲面44aを有する凹曲面鏡44を有しており、この凹曲面鏡44は、ネジ45によってホルダ43に固定して取り付けられている。
そして、白色LED41は、前述の図19に示すように、第1のピーク波長を有する光である青色光を発光するLEDチップ52と、LEDチップ52を被覆してLEDチップ52から出射された青色光によって励起されて第2のピーク波長を有する光である黄色光に発光する黄色光発光蛍光体53を有している。従って、LEDチップ52から点光源状に発光される青色光と、黄色光発光蛍光体53から発光される黄色光とは、発光位置が異なっているために、図2に示すように、画像読取装置の副走査方向Aにおいて、白色LED41から出射された青色光は、中心光49を中心として、青色光端48の幅で凹曲面鏡44によって照明領域12aに反射集光される。一方、黄色光発光蛍光体53から発光された黄色光は、中心光49を中心として青色光より広幅に拡散された黄色光端47の幅で凹曲面鏡44によって照明領域12aに反射集光される。そして、このようにして照明領域12aに照射された白色光は、照明領域12a上に載置された原稿の原稿面(図示せず)から光軸51を中心として読取光端50の幅で読取光として反射され、前述の図1で示す画像読取装置13の第1ミラー19、第2ミラー20、第3ミラー21で反射されてレンズ16を介して撮像素子17に結像させて読み取るようになっている。
また、この照明装置18Aにおいては、図2に示すように、凹曲面鏡44から出射された反射光47、48、49を透過させるホルダ43の開口部43aを閉塞するように、ホルダの開口周縁部43bにピン46で位置決めされた透過率制御手段であるフィルタ40Aが取り付けられている。このフィルタ40Aは、青色光の透過率が前記画像読取装置13の副走査方向における場所によって異なるフィルタである。この第1実施形態においては、青の補色である黄色のフィルタの厚さを変えて青色光を部分的に透過率制御している。
図5には、波長400nmから500nmの青色光線部の透過率を0.3(曲線1)、0.5(曲線2)、0.7(曲線3)の3種類とするフィルタの例について示している。青色光の透過率は、図3に示すように、黄色フィルタ部56の厚さで制御している。青色光線の透過率が低い薄い黄色フィルタ部56aを有する領域の単位体積当たりの透過率は一定であるが、黄色フィルタ部56の厚さが異なることにより黄色フィルタ部56を透過するトータル厚みの青色光線の透過率を変化させられる。図3では、黄色フィルタ部56の厚さを、端部40aから中央部40bに向けて段階的に黄色フィルタ部56a、56b、56cとして変化させた3段階の例を示した。このフィルタ40Aは、透明領域57と青色光線透過率が低い黄色フィルタ部56の断面積を変えたフィルタを3枚重ね合わせれば実現可能である。
また、この第1実施形態において使用される白色LED41は、図4の曲線4に示すような分光透過率特性を示し、ピーク波長λ1を有して主として400nmから500nmのスペクトルを有する青色光と、ピーク波長λ2を有して500nmから650nmのスペクトルを有する黄色光を有している。従って、図5の曲線1、2、3に示すフィルタ特性を有する図3で示す構造のフィルタ40Aとすることによって、照明領域12aに照射される青色光成分の照射量を制御することができる。
一方、前述の図18に示した従来の照明装置による照射領域1aにおける青色光と黄色光の照度分布は、図20のようになっており、青色光と黄色光の前記画像読取装置の副走査方向における照度比率が異なって色ムラを発生している。これを改善するために、この第1実施形態においては、上述のようなフィルタ40Aを使用している。このようなフィルタ40Aを使用した場合におけるフィルタ40Aを通過後の青色光線透過率分布を図6に示す。図6の曲線5に示すように、図20で示す青色光線が強い前記画像読取装置の副走査方向Aにおける中央部では、青色光の透過率を抑え、図20で示す青色光線が弱い前記画像読取装置の副走査方向Aにおける端部では、青色光の透過率をあげている。このようなフィルタ40Aを使用した場合における図2の構成での照明領域12aの青色光と黄色光の照度分布を、図7に、また、この場合における青色光比率(青色光/黄色光)と副走査方向位置との関係を図8に示す。この図7の曲線B1に示すように、副走査方向位置の+側で大きかった青色光の照度を補正して適当な値に改善できている。そして、青色光比率は、図8の直線6として示すように、副走査方向全域で一定の値となり、色ムラの発生が抑制されていることが明らかである。なお、図7において、曲線Y1は、黄色光についての照度分布曲線であり、曲線B1は、黄色光についての照度分布曲線である。
以上の様に、従来では、照明領域12aでの副走査方向における青色光と黄色光の比率が異なっていたが、本発明により比率を一定とできるから色ムラの抑制された照明装置を実現できる。なお、この第1実施形態では、黄色光の比率が大きめになっているが、画像読取部13(図1参照)の色感度調整で適正な読取が可能である。
なお、この第1実施形態においては、第1のピーク波長を有する光として青色光を発光し、第2のピーク波長を有する光として黄色光を発光する白色LED41ものを使用したが、第1のピーク波長を有する光として青色光を発光するLEDチップ52を使用し、この青色光で励起されて第2のピーク波長を有する緑色光を発光する緑色光発光蛍光体及び、青色光で励起されて第3のピーク波長を有する赤色光を発光する赤色光発光蛍光体を使用した高演色性の白色LEDも同様に使用可能である。以下述べる他の実施形態においても同様である。
また、この第1実施形態においては、フィルタ40Aは、ホルダ43の開口周縁部43bに取り付けられたが、凹曲面鏡44と照明領域12a間の反射光47、48、49を遮光する位置の第1走行体14(図1参照)に取り付けても良い。以下述べる他の実施形態においても同様である。
(第2実施形態)
次に、本発明による第2実施形態に係る照明装置について図9〜図11に基づいて説明する。図9は、本発明による第2実施形態に係る照明装置で使用されるフィルタの画像読取装置の副走査方向における青色光線の透過率分布を示すグラフ図である。図10は、本発明による第2実施形態に係る照明装置の照明領域における青色光と黄色光の照度分布を示すグラフ図である。図11は、図10に基づいて算出された青色光比率と副走査方向位置との関係を示すグラフ図である。なお、前述の実施形態と同一構成については、同一符号を付して説明を省略する。
次に、本発明による第2実施形態に係る照明装置について図9〜図11に基づいて説明する。図9は、本発明による第2実施形態に係る照明装置で使用されるフィルタの画像読取装置の副走査方向における青色光線の透過率分布を示すグラフ図である。図10は、本発明による第2実施形態に係る照明装置の照明領域における青色光と黄色光の照度分布を示すグラフ図である。図11は、図10に基づいて算出された青色光比率と副走査方向位置との関係を示すグラフ図である。なお、前述の実施形態と同一構成については、同一符号を付して説明を省略する。
本発明による第2実施形態に係る照明装置18Bは、全体構成として前述の第1実施形態の照明装置18Aと基本的には、同じであり、照明装置18B内のフィルタ40Bのみ異なる。この第2実施形態おいて使用されるフィルタ40Bは、図9の曲線5に示すように、前述の第1実施形態において使用されたフィルタ40Aに比べて厚みを薄くして青色光の透過率を高くしている。そのため、光利用効率も良く、また黄色光と青色光の比率が後述するように、1:0.9程度になるので、青や黄色への偏りの小さい白色光を得られる。
即ち、この第2実施形態に係る照明装置図18Bは、図10の曲線B2に示すように、副走査方向位置の+側で大きかった青色光の照度(曲線B(図20参照))を補正して適当な値に改善できている。因みに、この図10で示す青色光と黄色光の照度分布の青色光比率(青色光/黄色光)を計算すると図11の曲線8に示す結果となる。この結果から、副走査方向位置で±3mmを使用範囲とすれば、青色光比率の差が±0.05の範囲にすることが可能となる。なお、図10において、曲線Y2は、黄色光についての照度分布曲線であり、曲線B2は、黄色光についての照度分布曲線である。このように、この第2実施形態に係る照明装置18Bにおいては、青色光と黄色光との比率を1に近くすることもできた。さらに、別の透過率分布としたフィルタを用いれば、画像読取部13(図1参照)に最適な青色光と黄色光の比率に変更することも可能であるから、白色LED41の白色の度合いを、最適な値へ変換することが可能である。
(第3実施形態)
次に、本発明による第3実施形態に係る照明装置について、図12に基づいて説明する。図12は、本発明による第3実施形態に係る照明装置で使用されるフィルタの平面図である。なお、前述の実施形態と同一構成については、同一符号を付して説明を省略する。
次に、本発明による第3実施形態に係る照明装置について、図12に基づいて説明する。図12は、本発明による第3実施形態に係る照明装置で使用されるフィルタの平面図である。なお、前述の実施形態と同一構成については、同一符号を付して説明を省略する。
本発明による第2実施形態に係る照明装置18Cは、全体構成として前述の第1実施形態の照明装置18Aと基本的には同じであり、照明装置18C内のフィルタ40Cのみ異なる。この第3実施形態においては、フィルタ40Cの青色光線透過率を前述の図6及び図9に示すような青色光線透過率の分布と同一にするために、フィルタ40Cの黄色フィルタ部56Cの黄色の濃度を変化させて青色光線透過率分布を作っている。図12に示すように、フィルタ40Cの副走査方向Aにおいて、フィルタ40Cの中央部40Cbで最濃色の黄色として青色光線透過率を低くし、端部40Caに行くに従って黄色の濃度を薄くして青色光線透過率が高くなるようにしている。即ち、フィルタ40Cの厚さは均等であっても黄色フィルタ部56Cの黄色濃度を変えることによって体積当たりの青色光線透過率を変えて透過率の分布を形成するようにしている。これは、フィルタ40Cの位置と黄色濃度を考慮して、例えば、透明ガラスやプラスチック基板上に、濃度の異なる黄色被膜を形成することによって容易に製造することができる。なお、フィルタ40Cの長手方向(主走査方向B)の黄色フィルタ56Cの濃度は、白色LED41の配列方向と同一方向となって色ムラが生じないので均一濃度とすることができる。
(第4実施形態)
次に、本発明による第4実施形態に係る照明装置について図13に基づいて説明する。図13は、本発明による第4実施形態に係る照明装置で使用されるフィルタの平面図である。なお、前述の実施形態と同一構成については、同一符号を付して説明を省略する。
次に、本発明による第4実施形態に係る照明装置について図13に基づいて説明する。図13は、本発明による第4実施形態に係る照明装置で使用されるフィルタの平面図である。なお、前述の実施形態と同一構成については、同一符号を付して説明を省略する。
本発明による第4実施形態に係る照明装置18Dは、全体構成として前述の第1実施形態の照明装置18Aと基本的には同じであり、照明装置18D内のフィルタ40Dのみ異なる。この第4実施形態においては、フィルタ40Dの青色光線透過率を、前述の図6及び図9に示すよう青色光線透過率の分布と同一にするために、黄色フィルタ部56Dの表面積を変化させて青色光線透過率分布を作っている。図13に示すように、フィルタ40Dの中央部40Dbの表面積が副走査方向Aにおいて大きく、端部40Daに行くにしたがって黄色フィルタ部56Dの表面積が少なくなっている。即ち、フィルタ40Dの厚さは均等で黄色フィルタ56Dの体積当たりの青色光線透過率も均等であるが、白色光が照射されるフィルタ40Dの黄色フィルタ部56Dの表面積を変えることによって所望の青色光線透過率の分布を形成するようにしている。これは、例えば、透明ガラスやプラスチック基板上に、線幅の異なる黄色被膜を形成することによって容易に製造することができる。なお、この第4実施形態においても前述の第3実施形態の場合と同様に、黄色フィルタ56Dは、フィルタ40Dの長手方向(主走査方向B)に沿って同一長さの帯状に形成されているが、白色LED41の配列方向と同一方向となって色ムラが生じないのでライン状の均一表面積とすることができる。また、黄色フィルタ部56Dの形状は、図13においては、ベタ塗りの帯状としているが、網点の帯状等、別の形でも良い。
(第5実施形態)
次に、本発明による第5実施形態に係る照明装置について図14に基づいて説明する。図14は、本発明による第5実施形態に係る照明装置の概略構成を示す断面図である。なお、前述の実施形態と同一構成については、同一符号を付して説明を省略する。
次に、本発明による第5実施形態に係る照明装置について図14に基づいて説明する。図14は、本発明による第5実施形態に係る照明装置の概略構成を示す断面図である。なお、前述の実施形態と同一構成については、同一符号を付して説明を省略する。
本発明による第2実施形態に係る照明装置18Eは、全体構成として前述の第1実施形態の照明装置18Aと基本的には同じであり、照明装置18Eに、対向ミラー58を配設した点において相違する。この第5実施形態においては、図14に示すように、対向ミラー58を、光軸51を介して凹曲面鏡44と対向した位置に配設している。従って、白色LED41から出射された白色光のうち、凹曲面鏡44に照射されない白色光59を対向ミラー58で反射して照明領域12aに照射可能となっている。そのため、白色LED41の光利用効率が高くなり、同時に、原稿が立体的な場合でも影が生じにくいというメリットがある。
(第6実施形態)
次に、本発明による第6実施形態に係る照明装置について図15に基づいて説明する。図15は、本発明による第6実施形態に係る照明装置の概略構成を示す断面図である。なお、前述の実施形態と同一構成については、同一符号を付して説明を省略する。
次に、本発明による第6実施形態に係る照明装置について図15に基づいて説明する。図15は、本発明による第6実施形態に係る照明装置の概略構成を示す断面図である。なお、前述の実施形態と同一構成については、同一符号を付して説明を省略する。
本発明による第6実施形態に係る照明装置18Fは、前述の第1実施形態の照明装置18Aとは、集光部材として、凹曲面鏡44に代えてレンズ55を使用した点が相違する。この第6実施形態においては、図15に示すように、白色LED41から出射された白色光は、ホルダ43によって保持されたレンズ55を透過し、このレンズ55のレンズ面55aで屈折されて照明領域12aに集光されるようになっている。そのために、凹曲面鏡44等の反射鏡などの場合よりレンズ55の位置決め精度に裕度をもって設置できるというメリットがある。この場合であっても、前述の第1実施形態の場合と同様にレンズ55を保持するホルダ43の開口周縁部43bにフィルタ40Aを設ければ、白色LED41から出射される青色光48、49に対して同様に青色光の透過率を部分的に低減することが可能となり、色ムラの発生が抑制された照明装置を実現できる。
(第7実施形態)
次に、本発明による第7実施形態に係る照明装置について図16に基づいて説明する。図16は、本発明による第7実施形態に係る照明装置の概略構成を示す断面図である。なお、前述の実施形態と同一構成については、同一符号を付して説明を省略する。
次に、本発明による第7実施形態に係る照明装置について図16に基づいて説明する。図16は、本発明による第7実施形態に係る照明装置の概略構成を示す断面図である。なお、前述の実施形態と同一構成については、同一符号を付して説明を省略する。
本発明による第7実施形態に係る照明装置18Gは、前述の第1実施形態の照明装置18Aとは、集光部材として、凹曲面鏡44に代えて凹多面鏡54を使用した点において相違する。この第7実施形態においては、図16に示すように、白色LED41から出射された白色光は、ホルダ43によって保持された凹多面鏡54の多面反射面54aで反射されて照明領域12aに集光されるようになっている。従って、凹曲面鏡44の場合より光が集光し難いために、凹多面鏡54の位置決め精度を緩くできるというメリットがある。この場合であっても、前述の第1実施形態の場合と同様に、ホルダ43の開口周縁部43bにフィルタ40Aを設ければ、白色LED41から出射される青色光48、49に対して青色光の透過率を部分的に低減することが可能となり、色ムラの発生が抑制された照明装置を実現できる。
(第8実施形態)
次に、本発明による第8実施形態に係る照明装置について図17に基づいて説明する。図17は、本発明による第8実施形態に係る照明装置で使用されるフィルタ平面図である。なお、前述の実施形態と同一構成については、同一符号を付して説明を省略する。
次に、本発明による第8実施形態に係る照明装置について図17に基づいて説明する。図17は、本発明による第8実施形態に係る照明装置で使用されるフィルタ平面図である。なお、前述の実施形態と同一構成については、同一符号を付して説明を省略する。
本発明による第8実施形態に係る照明装置18Hは、全体構成として前述の第1実施形態の照明装置18Aと基本的には同じであり、照明装置18A内のフィルタ40Aに代えて透過率制御部材として、青色光線を選択的に反射する特性を有するフィルタ40Hを使用している。このフィルタ40Hは、図17に示すように、凹曲面鏡44(図2参照)から出射され白色光中の青色光を所定の反射率で反射する青色光反射部(青色光フィルタ部)60を副走査方向Aにおいて中央部40Hbで最大とし、中央部40Hbから端部40Haに行くに従い小さい表面積となるように、部分的に異なる表面積を有するようになっている。従って、凹曲面鏡44(図2参照)から出射され白色光中の青色光は、中央部40Hbにおいて高反射率(青色光の透過率小)で反射され、中央部40Hbから端部40Haに行くに従い低反射率(青色光の透過率大)で反射させることによって、照射領域12a(図2参照)に照射される青色光の照度を部分的に制御するようにしている。このようなフィルタ40Hは、透光性のガラスやプラスチック基材の表面に、青色光を所定の反射率で反射する、例えば、誘電体の積層スパッタ膜等の多層膜コーティングを副走査方向Aで表面積を変化させて形成することで容易に実現可能である。この場合であっても、前述の第1実施形態の場合と同様に、白色LED41から出射される青色光48、49に対して同様に青色光の透過率を部分的に低減することが可能となり、色ムラの発生が抑制された照明装置を実現できる。
1 複写機
2 装置本体
3 画像形成部
4 感光体
5 帯電ローラ
6 露光装置
7 現像装置
8 中間転写ベルト
9 クリーニング装置
10 転写ローラ
11 ADF
12 コンタクトガラス
13 画像読取装置
14 第1走行体
15 第2走行体
16 レンズ
17 撮像素子
18、18A、18B、18C、18D、18E、18F、18G、18H 照明装置
19 第1ミラー
20 第2ミラー
21 第3ミラー
24 用紙カセット
25 ピックアップローラ
26 フィードローラ
27 用紙搬送路
28 レジストローラ
29 定着装置
30 排紙ローラ
31 排紙トレイ
40、40A、40B、40C、40D、40H フィルタ
40a、40Aa、40Ba、40Ca、40Da、40Ha 端部
40b、40Ab、40Bb、40Cb、40Db、40Hb 中央部
41 白色LED
42 基板
43 ホルダ
43a 開口
43b 開口周縁部
44 凹曲面鏡
45 ネジ
46 ピン
47 黄色光端
48 青色光端
49 中心光
50 読取光端
51 光軸
52 LEDチップ
53 黄色光発光蛍光体
54 凹多面鏡
55 レンズ
55a レンズ面
56、56a、56b、56c 黄色フィルタ部
57 透明領域
58 対向ミラー
59 白色光
60 青色光フィルタ部
2 装置本体
3 画像形成部
4 感光体
5 帯電ローラ
6 露光装置
7 現像装置
8 中間転写ベルト
9 クリーニング装置
10 転写ローラ
11 ADF
12 コンタクトガラス
13 画像読取装置
14 第1走行体
15 第2走行体
16 レンズ
17 撮像素子
18、18A、18B、18C、18D、18E、18F、18G、18H 照明装置
19 第1ミラー
20 第2ミラー
21 第3ミラー
24 用紙カセット
25 ピックアップローラ
26 フィードローラ
27 用紙搬送路
28 レジストローラ
29 定着装置
30 排紙ローラ
31 排紙トレイ
40、40A、40B、40C、40D、40H フィルタ
40a、40Aa、40Ba、40Ca、40Da、40Ha 端部
40b、40Ab、40Bb、40Cb、40Db、40Hb 中央部
41 白色LED
42 基板
43 ホルダ
43a 開口
43b 開口周縁部
44 凹曲面鏡
45 ネジ
46 ピン
47 黄色光端
48 青色光端
49 中心光
50 読取光端
51 光軸
52 LEDチップ
53 黄色光発光蛍光体
54 凹多面鏡
55 レンズ
55a レンズ面
56、56a、56b、56c 黄色フィルタ部
57 透明領域
58 対向ミラー
59 白色光
60 青色光フィルタ部
Claims (12)
- 画像読取装置の原稿面における照射領域を照射する照明装置であって、
LED光源と、集光部材と、透過率制御手段と、を有し、
前記LED光源は、第1のピーク波長を有する光を出射するLEDチップと、前記第1のピーク波長を有する光で励起されて第2のピーク波長を有する光を発光する蛍光体とを有する白色LEDであり、画像読取装置の主走査方向に沿って複数個配列され、
前記集光部材は、前記複数個のLED光源から出射された光を前記照明領域に集光させ、
前記透過率制御手段は、前記集光部材から出射された光のうち前記第1のピーク波長を有する光の透過率を部分的に制御することを特徴とする照明装置。 - 請求項1記載の照明装置において、
前記第1のピーク波長を有する光は、青色光であり、
前記透過率制御手段は、前記青色光を吸収する黄色フィルタ部を有する黄色フィルタであることを特徴とする照明装置。 - 請求項1記載の照明装置において、
前記第1のピーク波長を有する光は、青色光であり、
前記透過率制御手段は、前記青色光を選択的に反射する青色光反射部を有するフィルタであることを特徴とする照明装置。 - 請求項2又は3記載の照明装置において、
前記透過率制御手段は、前記青色光に対する透過率を一定とするフィルタ部の前記画像読取装置の副走査方向での光照射面積率を変化させて部分的に前記青色光の透過率を制御するものであることを特徴とする照明装置。 - 請求項2記載の照明装置において、
前記透過率制御手段は、前記黄色フィルタの前記画像読取装置の副走査方向での厚さを変化させて部分的に前記青色光の透過率を制御するものであることを特徴とする照明装置。 - 請求項2記載の照明装置において、
前記透過率制御手段は、前記黄色フィルタの前記画像読取装置の副走査方向での濃度を変化させて部分的に前記青色光の透過率を制御するものであることを特徴とする照明装置。 - 請求項1乃至6のいずれか1項記載の照明装置において、
前記集光部材はレンズであることを特徴とする照明装置。 - 請求項1乃至6のいずれか1項記載の照明装置において、
前記集光部材は凹面鏡であることを特徴とする照明装置。 - 請求項8記載の照明装置において、
前記凹面鏡は凹面多面鏡であることを特徴とする照明装置。 - 原稿の原稿面における照明領域を照明する照明装置と、前記照明領域からの反射光を読み取る画像読取部とを具備した画像読取装置において、
前記照明装置は、請求項1乃至9のいずれか1項記載の照明装置であることを特徴とする画像読取装置。 - 請求項10記載の画像読取装置において、
前記透過率制御手段を、前記集光部材と前記照明領域の間に配設することを特徴とする画像読取装置。 - 請求項10又は11記載の画像読取装置と、当該画像読取装置で読み取った画像データに応じて記録媒体上に画像を形成する画像形成部と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010057333A JP2011193206A (ja) | 2010-03-15 | 2010-03-15 | 照明装置、画像読取装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010057333A JP2011193206A (ja) | 2010-03-15 | 2010-03-15 | 照明装置、画像読取装置及び画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011193206A true JP2011193206A (ja) | 2011-09-29 |
Family
ID=44797684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010057333A Pending JP2011193206A (ja) | 2010-03-15 | 2010-03-15 | 照明装置、画像読取装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011193206A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014200085A (ja) * | 2013-03-13 | 2014-10-23 | 株式会社リコー | 光照射光学系、画像読取装置、画像形成装置 |
-
2010
- 2010-03-15 JP JP2010057333A patent/JP2011193206A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014200085A (ja) * | 2013-03-13 | 2014-10-23 | 株式会社リコー | 光照射光学系、画像読取装置、画像形成装置 |
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