JP2011193145A - 光リング間接続用光ノード装置 - Google Patents

光リング間接続用光ノード装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011193145A
JP2011193145A JP2010056473A JP2010056473A JP2011193145A JP 2011193145 A JP2011193145 A JP 2011193145A JP 2010056473 A JP2010056473 A JP 2010056473A JP 2010056473 A JP2010056473 A JP 2010056473A JP 2011193145 A JP2011193145 A JP 2011193145A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
wavelength
ring
annular
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010056473A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Sato
健一 佐藤
Hiroshi Hasegawa
浩 長谷川
Takaaki Ono
高明 大野
Kiyo Ishii
紀代 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nagoya University NUC
Original Assignee
Nagoya University NUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nagoya University NUC filed Critical Nagoya University NUC
Priority to JP2010056473A priority Critical patent/JP2011193145A/ja
Publication of JP2011193145A publication Critical patent/JP2011193145A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

【課題】小規模且つ安価な光リング間接続用光ノード装置を提供する。
【解決手段】ノード装置(光リング間接続用光ノード装置)N1によれば、第1光リングR1の環状光ファイバ(第1環状光ファイバ)Fa の一端および環状光ファイバ(第2環状光ファイバ)Fb の一端からそれぞれ入力された光信号に含まれる複数の波長のうちの一部をその環状光ファイバFa および環状光ファイバFb の他端へそれぞれ出力し、他の一部を、それから光リングネットワーク10外へ出力(drop)させたλad、λbdを除き、且つ、それに光リングネットワーク10外から入力(add)されたλaaを加えて、ルーティングのために第2光リングR2へ出力する。これにより、専用プロテクション機能を備えると同時に、光と光との間の変換である光クロスコネクトを用いるので、電気変換を行う電気クロスコネクトよりも電力消費が低く、小型且つ安価となる。
【選択図】図2

Description

本発明は、光通信ネットワークにおいて、光信号の伝送方向が反対向きの一対の環状光ファイバをそれぞれ有して相互に連接する光リングの間を相互に接続するための光リング間接続用光ノード装置に関するものである。
現用として用いられるための複数の波長チャンネルを有する光信号を1方向に伝送する環状光ファイバと予備用として用いられるために同じ光信号を他方向に伝送する環状光ファイバとを有する光リングを、複数個含む光通信ネットワークが知られている。非特許文献1にて提案された光通信ネットワークがそれである。この光通信ネットワークでは、各光リングは、始点で信号を複製し、現用パス、予備パスに同じ信号を同時に送信し、終点で受信信号の選択を行う構成(1+1プロテクション)を備える。
上記光通信ネットワークでは、連接する光リングの相互間で、複数の波長を含む波長多重光を構成する個々の波長の光信号の伝送経路の設定を行う光通信ネットワーク用ノード装置が必要とされ、電気変換を行う電気クロスコネクトよりも電力消費が低く且つ安価な光クロスコネクトを用いてそのノード装置を構成するものが提案されている。非特許文献2にて提案された光通信ネットワークがそれである。
M. J. Li, et al.,「Transparent Optical Protection Ring Architectures and Applications」, Journal of LightwaveTechnology, vol.23, no.10, Oct. 2005 V. Kaman, et al., 「Multi-Degree ROADM's with Agile Add-Drop Access 」, Proc. Photonicsin Swiching 2007, TuA2.5, 2007
ところで、上記のノード装置において、N×Nの光クロスコネクトを波長選択スイッチWSS(Wavelength SelectiveSwitch)を用いて構成する場合、1×n(n≧N)波長選択スイッチWSSをN個以上必要となり、連接ノード以外の接続ファイバ数が制限されるROADM(Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexer)に比較して、大規模且つ高コストとなる。このため、コストに敏感な地域網への導入の障害となっていた。
本発明は以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、小規模且つ安価な光リング間接続用光ノード装置を提供することにある。
本発明者は、以上の事情を背景として種々検討を重ねた結果、複数の波長チャンネルを有する波長多重光信号のうちの波長毎に2つの出力ポートに任意に振り分ける機能を有する光部品を用いると、他出力の波長選択スイッチWSSを用いる場合に比較して、光ノード装置の構成を簡易化できることを着想した。本発明はこのような知見に基づいて為されたものである。
すなわち、前記目的を達成するための請求項1に係る発明の要旨とするところは、複数の波長チャンネルを有する同一の光信号を相互に反対の方向に伝送するための第1環状光ファイバおよび第2環状光ファイバをそれぞれ有する複数の光リングを含む光リングネットワークにおいて、相互に連接する第1光リングと第2光リングとの間を接続する光リング間接続用光ノード装置であって、前記第1光リングの第1環状光ファイバおよび第2環状光ファイバの一端からそれぞれ入力された光信号に含まれる複数の波長のうちの一部を該第1環状光ファイバおよび第2環状光ファイバの他端へそれぞれ出力し、他の一部を、それから前記光リングネットワーク外へ出力(drop)させたものを除き、且つ、それに該光リングネットワーク外から入力(add)されたものを加えて、ルーティングのために前記第2光リングへ出力することにある。
また、請求項2に係る発明の要旨とするところは、請求項1において、前記第1環状光ファイバの一端からの光信号に含まれる複数の波長から、前記第1環状光ファイバの他端に出力する光リング内パス用波長と、前記第2光リングに出力する光リング間パス用波長および前記光リングネットワーク外へ出力するドロップ波長とに振り分けるとともに、前記第2環状光ファイバの一端からの光信号に含まれる複数の波長から、前記第2環状光ファイバの他端に出力する光リング内パス用波長と、前記第2光リングに出力する光リング間パス用波長および前記光リングネットワーク外へ出力するドロップ波長とに振り分けることにある。
また、請求項3に係る発明の要旨とするところは、請求項2において、前記光信号が入力される入力ポートと、その光信号に含まれる波長のうち前記光リング内パス用波長を該第1環状光ファイバおよび第2環状光ファイバの他端へそれぞれ出力する第1出力ポートと、その光信号に含まれる波長のうち前記光リング間パス用波長を前記第2光リングの第1環状光ファイバおよび第2環状光ファイバの一端へそれぞれ出力する第2出力ポートとを有する一対の波長可変フィルタを、含むことにある。
また、請求項4に係る発明の要旨とするところは、請求項3において、前記波長可変フィルタは、前記光信号を波長毎に分離する波長分波素子と、該波長分波素子により分離された波長をそれぞれ集光させる集光装置と、該集光装置により集光されるシリコン基板上の集光位置に局所的に配設され、電気信号に従って該波長を反射し或いは透過させる複数個の液晶開閉素子を有する液晶光スイッチと、該液晶光スイッチを通過した波長を合波する波長合波素子とを有する液晶スイッチ装置を含み、該液晶光スイッチにより反射された波長の光を前記波長分波素子を介して前記第1出力ポートおよび第2出力ポートの一方から出力し、該液晶光スイッチを通過した波長の光を前記波長合波素子を介して前記第1出力ポートおよび第2出力ポートの他方から出力することにある。
また、請求項5に係る発明の要旨とするところは、請求項3において、前記波長可変フィルタは、基板と該基板の一面に固着された多層膜を備え、前記光信号を透過および反射させることにより、該光信号に含まれる複数の波長を、予め設定された波長よりも短波長側光と長波長側光とに分離して前記第1出力ポートおよび第2出力ポートの一方と他方とからそれぞれ出力する多層膜フィルタから成ることにある。
また、請求項6に係る発明の要旨とするところは、請求項3において、前記波長可変フィルタは、前記光信号を波長毎に分離する回折格子と、該回折格子により分離された各波長の光を互いに平行な光に整列させるレンズ装置と、楔形の反射面を有し、互いに平行な光に整列させられた各波長の光と直交する方向に移動可能に設けられた可動ミラーとを備え、該可動ミラーによって反射された光と該可動ミラーを通過した光とを前記第1出力ポートおよび第2出力ポートの一方と他方とからそれぞれ出力する可動型ミラー装置から成ることにある。
また、請求項7に係る発明の要旨とするところは、請求項2において、前記第1環状光ファイバの一端から入力された光信号に含まれる波長から、該第1環状光ファイバの他端に出力するための光リング内パス用波長と、前記第2光リングに出力する光リング間パス用波長および前記光リングネットワーク外へ出力するドロップ波長とに振り分ける第1波長可変フィルタと、前記第2環状光ファイバの一端から入力された光信号に含まれる波長から、該第2環状光ファイバの他端に出力するための光リング内パス用波長と、前記第2光リングに出力する光リング間パス用波長および前記光リングネットワーク外へ出力するドロップ波長とに振り分ける第2波長可変フィルタと、前記第1波長可変フィルタにより振り分けられた前記光リング間パス用波長およびドロップ波長を各波長毎に分波する第1分波器と、前記第2波長可変フィルタにより振り分けられた前記光リング間パス用波長およびドロップ波長を各波長毎に分波する第2分波器と、前記第1波長可変フィルタにより振り分けられた前記光リング間パス用波長およびドロップ波長から前記第1分波器により分波された各波長と、前記第2波長可変フィルタにより振り分けられた前記光リング間パス用波長およびドロップ波長から前記第2分波器により分波された各波長との一方を選択し、選択された波長に含まれる前記ドロップ波長を前記光リングネットワーク外へ出力し、且つ該選択された波長に含まれる前記光リング間パス用波長を前記第2光リングの第1環状光ファイバおよび第2環状光ファイバの一端へ出力する選択用光スイッチ装置とを、含むことにある。
また、請求項8に係る発明の要旨とするところは、請求項7において、前記光リングネットワーク外から入力されるアド波長を前記第2光リングへ出力するために、該アド波長を前記選択用光スイッチ装置により選択された光リング間パス用波長と合波し同時にパスを複製するカプラを、含むことにある。
また、請求項9に係る発明の要旨とするところは、請求項2において、前記第1環状光ファイバの一端から入力された光信号を分波する第1入力光分波器と、前記第2環状光ファイバの一端から入力された光信号を分波する第2入力光分波器と、前記第1入力光分波器により分波された各波長を、前記第1環状光ファイバの他端に出力する光リング内パス用波長と、前記第2光リングに出力する光リング間パス用波長および前記光リングネットワーク外へ出力するドロップ波長とに振り分ける第1振分用光スイッチ装置と、前記第2入力光分波器により分波された各波長を、前記第2環状光ファイバの他端に出力する光リング内パス用波長と、前記第2光リングに出力する光リング間パス用波長および前記光リングネットワーク外へ出力するドロップ波長とに振り分ける第2振分用光スイッチ装置とを、含むことにある。
また、請求項10に係る発明の要旨とするところは、請求項9において、前記第1振分用光スイッチ装置により振り分けられた前記光リング間パス用波長およびドロップ波長と、前記第2振分用光スイッチ装置により振り分けられた前記光リング間パス用波長およびドロップ波長との一方を選択し、選択された波長に含まれる前記ドロップ波長を前記光リングネットワーク外へ出力し、且つ該選択された波長に含まれる前記光リング間パス用波長を前記第2光リングの第1環状光ファイバおよび第2環状光ファイバの一端へ出力する選択用光スイッチ装置とを、含むことにある。
また、請求項11に係る発明の要旨とするところは、請求項9又は10において、前記第1振分用光スイッチ装置は、前記第1入力光分波器により分波される波長数と同じ数の1×2スイッチから構成され、前記第2振分用光スイッチ装置は、前記第2入力光分波器により分波される波長数と同じ数の1×2スイッチから構成されていることにある。
また、請求項12に係る発明の要旨とするところは、請求項7において、前記選択用光スイッチ装置は、前記第1分波器および第2分波器によりそれぞれ分波される波長の最大数と同じ個数の2×2スイッチから構成されていることにある。
また、請求項13に係る発明の要旨とするところは、請求項10において、前記選択用光スイッチ装置は、前記第1入力光分波器および第2入力光分波器によりそれぞれ分波される波長の最大数と同じ個数の2×2スイッチから構成されていることにある。
請求項1に係る発明の光リング間接続用光ノード装置によれば、前記第1光リングの第1環状光ファイバおよび第2環状光ファイバの一端からそれぞれ入力された光信号に含まれる複数の波長のうちの一部を該第1環状光ファイバおよび第2環状光ファイバの他端へそれぞれ出力し、他の一部を、それから前記光リングネットワーク外へ出力(drop)させたものを除き、且つ、それに該光リングネットワーク外から入力(add)されたものを加えて、ルーティングのために前記第2光リングへ出力する。これにより、光リングネットワークの各光リングでは、各第1環状光ファイバおよび第2環状光ファイバが現用パスおよび予備パスとして同じ光信号を同時に伝送して専用プロテクション機能を備える。また、この光リング間接続用光ノード装置によれば、光と光との間の変換である光クロスコネクトを用いるので、電気変換を行う電気クロスコネクトよりも電力消費が低く、小型且つ安価となる。
また、請求項2に係る発明の光リング間接続用光ノード装置によれば、前記第1環状光ファイバの一端からの光信号に含まれる複数の波長から、前記第1環状光ファイバの他端に出力する光リング内パス用波長と、前記第2光リングに出力する光リング間パス用波長および前記光リングネットワーク外へ出力するドロップ波長とに振り分けるとともに、前記第2環状光ファイバの一端からの光信号に含まれる複数の波長から、前記第2環状光ファイバの他端に出力する光リング内パス用波長と、前記第2光リングに出力する光リング間パス用波長および前記光リングネットワーク外へ出力するドロップ波長とに振り分けることから、構成が複雑で高価な波長選択スイッチWSSを用いることなく、単純な光素子を用いて振り分けが可能となり、光リング間接続用光ノード装置が一層小型且つ安価となる。
また、請求項3に係る発明の光リング間接続用光ノード装置によれば、前記光信号が入力される入力ポートと、その光信号に含まれる波長のうち前記光リング内パス用波長を該第1環状光ファイバおよび第2環状光ファイバの他端へそれぞれ出力する第1出力ポートと、その光信号に含まれる波長のうち前記光リング間パス用波長を前記第2光リングの第1環状光ファイバおよび第2環状光ファイバの一端へそれぞれ出力する第2出力ポートとを有する一対の波長可変フィルタを、含むことから、構成が複雑で高価な波長選択スイッチWSSを用いることなく、単純な光素子から成る3端子の波長可変フィルタを用いて振り分けが可能となり、光リング間接続用光ノード装置が一層小型且つ安価となる。
また、請求項4に係る発明の光リング間接続用光ノード装置によれば、前記波長可変フィルタは、前記光信号を波長毎に分離する波長分波素子と、該波長分波素子により分離された波長をそれぞれ集光させる集光装置と、該集光装置により集光されるシリコン基板上の集光位置に局所的に配設され、電気信号に従って該波長を反射し或いは透過させる複数個の液晶開閉素子を有する液晶光スイッチと、該液晶光スイッチを通過した波長を合波する波長合波素子とを有する液晶スイッチ装置を含み、該液晶光スイッチにより反射された波長の光を前記波長分波素子を介して前記第1出力ポートおよび第2出力ポートの一方から出力し、該液晶光スイッチを通過した波長の光を前記波長合波素子を介して前記第1出力ポートおよび第2出力ポートの他方から出力する。このことから、光リング間接続用光ノード装置は、構成が複雑で高価な波長選択スイッチWSSを用いる場合に比較して、比較的構成が簡単で安価な部品から構成されるので、光リング間接続用光ノード装置が一層小型且つ安価となる。
また、請求項5に係る発明の光リング間接続用光ノード装置によれば、前記波長可変フィルタは、基板と該基板の一面に固着された多層膜を備え、前記光信号を透過および反射させることにより、該光信号に含まれる複数の波長を、予め設定された波長よりも短波長側光と長波長側光とに分離して前記第1出力ポートおよび第2出力ポートの一方と他方とからそれぞれ出力する多層膜フィルタから成る。このことから、光リング間接続用光ノード装置は、構成が複雑で高価な波長選択スイッチWSSを用いる場合に比較して、比較的構成が簡単で安価な多層膜フィルタから構成されるので、光リング間接続用光ノード装置が一層小型且つ安価となる。
また、請求項6に係る発明の光リング間接続用光ノード装置によれば、前記波長可変フィルタは、前記光信号を波長毎に分離する回折格子と、該回折格子により分離された各波長の光を互いに平行な光に整列させるレンズ装置と、楔形の反射面を有し、互いに平行な光に整列させられた各波長の光と直交する方向に移動可能に設けられた可動ミラーとを備え、該可動ミラーによって反射された光と該可動ミラーを通過した光とを前記第1出力ポートおよび第2出力ポートの一方と他方とからそれぞれ出力する可動型ミラー装置から成る。このことから、光リング間接続用光ノード装置は、構成が複雑で高価な波長選択スイッチWSSを用いる場合に比較して、比較的構成が簡単で安価な部品から構成されるので、光リング間接続用光ノード装置が一層小型且つ安価となる。
また、請求項7に係る発明の光リング間接続用光ノード装置によれば、前記第1環状光ファイバの一端から入力された光信号に含まれる波長から、該第1環状光ファイバの他端に出力するための光リング内パス用波長と、前記第2光リングに出力する光リング間パス用波長および前記光リングネットワーク外へ出力するドロップ波長とに振り分ける第1波長可変フィルタと、前記第2環状光ファイバの一端から入力された光信号に含まれる波長から、該第2環状光ファイバの他端に出力するための光リング内パス用波長と、前記第2光リングに出力する光リング間パス用波長および前記光リングネットワーク外へ出力するドロップ波長とに振り分ける第2波長可変フィルタと、前記第1波長可変フィルタにより振り分けられた前記光リング間パス用波長およびドロップ波長を各波長毎に分波する第1分波器と、前記第2波長可変フィルタにより振り分けられた前記光リング間パス用波長およびドロップ波長を各波長毎に分波する第2分波器と、前記第1波長可変フィルタにより振り分けられた前記光リング間パス用波長およびドロップ波長から前記第1分波器により分波された各波長と、前記第2波長可変フィルタにより振り分けられた前記光リング間パス用波長およびドロップ波長から前記第2分波器により分波された各波長との一方を選択し、選択された波長に含まれる前記ドロップ波長を前記光リングネットワーク外へ出力し、且つ該選択された波長に含まれる前記光リング間パス用波長を前記第2光リングの第1環状光ファイバおよび第2環状光ファイバの一端へ出力する選択用光スイッチ装置とを、含む。これにより、光リングネットワークの各光リングでは、各第1環状光ファイバおよび第2環状光ファイバが現用パスおよび予備パスとして同じ光信号を同時に伝送して専用プロテクション機能を備える。また、この光リング間接続用光ノード装置によれば、光と光との間の変換である光クロスコネクトである波長可変フィルタを用いるので、電気変換を行う電気クロスコネクトよりも電力消費が低く、小型且つ安価となる。
また、請求項8に係る発明の光リング間接続用光ノード装置によれば、前記光リングネットワーク外から入力されるアド波長を前記第2光リングへ出力するために、該アド波長を前記選択用光スイッチ装置により選択された光リング間パス用波長と合波し同時にパスを複製するカプラを、含むことから、そのカプラにアド波長を入力させることにより、光リングネットワーク外からの信号を光リングネットワーク内へそのアド波長を入力させることができる。
また、請求項9に係る発明の光リング間接続用光ノード装置によれば、前記第1環状光ファイバの一端から入力された光信号を分波する第1入力光分波器と、前記第2環状光ファイバの一端から入力された光信号を分波する第2入力光分波器と、前記第1入力光分波器により分波された各波長を、前記第1環状光ファイバの他端に出力する光リング内パス用波長と、前記第2光リングに出力する光リング間パス用波長および前記光リングネットワーク外へ出力するドロップ波長とに振り分ける第1振分用光スイッチ装置と、前記第2入力光分波器により分波された各波長を、前記第2環状光ファイバの他端に出力する光リング内パス用波長と、前記第2光リングに出力する光リング間パス用波長および前記光リングネットワーク外へ出力するドロップ波長とに振り分ける第2振分用光スイッチ装置とを、含む。これにより、構成が複雑で高価な波長選択スイッチWSSを用いることなく、単純な光素子から成る、第1入力光分波器、第2入力光分波器、第1振分用光スイッチ装置、第2振分用光スイッチ装置を用いて振り分けが可能となり、光リング間接続用光ノード装置が一層小型且つ安価となる。
また、請求項10に係る発明の光リング間接続用光ノード装置によれば、前記第1振分用光スイッチ装置により振り分けられた前記光リング間パス用波長およびドロップ波長と、前記第2振分用光スイッチ装置により振り分けられた前記光リング間パス用波長およびドロップ波長との一方を選択し、選択された波長に含まれる前記ドロップ波長を前記光リングネットワーク外へ出力し、且つ該選択された波長に含まれる前記光リング間パス用波長を前記第2光リングの第1環状光ファイバおよび第2環状光ファイバの一端へ出力する選択用光スイッチ装置とを、含む。このように、振り分け後の波長群のうち、第1環状光ファイバの一端から入力された光信号に由来するものか或いは第2環状光ファイバの一端から入力された光信号に由来するものかのいずれかを選択するかのためにも、第1振分用光スイッチ装置、第2振分用光スイッチ装置が用いられるので、選択用光スイッチ装置が簡単且つ安価に構成される。
また、請求項11に係る発明の光リング間接続用光ノード装置によれば、前記第1振分用光スイッチ装置は、前記第1入力光分波器により分波される波長数と同じ数の1×2スイッチから構成され、前記第2振分用光スイッチ装置は、前記第2入力光分波器により分波される波長数と同じ数の1×2スイッチから構成されていることから、第1振分用光スイッチ装置および第2振分用光スイッチ装置が簡単に且つ安価に構成される。
また、請求項12に係る発明の光リング間接続用光ノード装置によれば、前記選択用光スイッチ装置は、前記第1分波器および第2分波器によりそれぞれ分波される波長の最大数と同じ個数の2×2スイッチから構成されていることから、選択用光スイッチ装置が簡単に且つ安価に構成される。
また、請求項13に係る発明の光リング間接続用光ノード装置によれば、前記選択用光スイッチ装置は、前記第1入力光分波器および第2入力光分波器によりそれぞれ分波される波長の最大数と同じ個数の2×2スイッチから構成されていることから、選択用光スイッチ装置が簡単に且つ安価に構成される。
本発明の一実施例の光通信ネットワークを基本的に構成する一対の光リングと、それらを連接するノード装置とを説明するための概念図である。 図1のノード装置の構成の要部を説明する図である。 図2のノード装置に用いられる波長可変フィルタの機能を、波長多重信号である光信号を用いて説明する図である。 図2および図3の波長可変フィルタを、液晶スイッチ装置で構成した例を説明する図である。 図2および図3の波長可変フィルタを、多層膜フィルタで構成した例を説明する図である。 図2および図3の波長可変フィルタを、可動型ミラー装置で構成した例を説明する図である。 図2の分波器および合波器を構成するアレイ導波路格子の構造を説明する斜視図である。 図2の2×2光スイッチの構成を説明する図である。 本発明の他の実施例におけるノード装置の構成の要部を説明する図であって、図2に相当する図である。 波長選択スイッチWSSを用いて構成したノード装置の構成を説明する図であって、図2に相当する図である。 図10のノード装置に用いられている波長選択スイッチWSSの構成を説明する図である。 図2の本発明の実施例1のノード装置と図10の波長選択スイッチWSSを用いたノード装置とについて、それに用いられる光学部品の種類および個数を比較する図表である。
以下、本発明の一実施例を、概念的な図面を参照しつつ説明する。なお、各図は概念図であるから、必ずしも正確に描かれていない。
図1は、連接光リングから成る光通信ネットワークすなわち光リングネットワーク10の基本構成である、光リング間接続用光ノード装置(以下、ノード装置という)N1を介して連接された一対の第1光リングR1および第2光リングR2を説明する図である。実際にはそれら第1光リングR1および第2光リングR2には、複数のリング内ノード装置M1乃至Mnが設けられるとともに、図示しない他のノード装置を介して図示しない他の光リングが連接される。上記第1光リングR1は、一対の環状光ファイバFa およびFb から構成され、第2光リングR2は、一対の環状光ファイバFc およびFd から構成されている。ノード装置N1には、第1光リングR1側の接続ポートAおよびBと、第2光リングR2側の接続ポートCおよびDとが設けられており、その第1光リングR1側の接続ポートAには、環状光ファイバFa の一端(出力側端部)と環状光ファイバFb の他端(入力側端部)とが接続され、第1光リングR1側の接続ポートBには、環状光ファイバFa の他端(入力側端部)と環状光ファイバFb の一端(出力側端部)とが接続され、第2光リングR2側の接続ポートCには、環状光ファイバFc の一端(出力側端部)と環状光ファイバFd の他端(入力側端部)とが接続され、第2光リングR2側の接続ポートDには、環状光ファイバFc の他端(入力側端部)と環状光ファイバFd の一端(出力側端部)とが接続されている。
第1光リングR1では、一対の環状光ファイバFa およびFb が相互に反対の方向すなわち時計方向および反時計方向へ同じ光信号がそれぞれ伝送され、第2光リングR2では、一対の環状光ファイバFc およびFd が相互に反対方向すなわち時計方向および反時計方向へ同じ光信号がそれぞれ伝送されるようにそれぞれ設定されている。上記時計方向が現用方向であるとすれば上記反時計方向が予備方向となる。このため、環状光ファイバFa およびFb の一方の環状光ファイバの伝送、或いは環状光ファイバFc およびFd の一方の環状ファイバの伝送が不能となっても他方の環状光ファイバによって支障なく光信号の通信が可能とされている。これにより、専用プロテクション(dedicated protection)機能が備えられている。なお、図1は光リングネットワーク10の基本構成を示すものであり、連接状態などについて実際には種々の態様がある。
以下において、図1のノード装置N1に代表させてその構成を説明する。上記ノード装置N1は、たとえば図3に示す波長多重光である光信号について、第1光リングR1内および第2光リングR2内のリング内ルーティングと、第1光リングR1と第2光リングR2との間のリング間ルーティングとを実行可能に構成されている。光信号は、複数の波長光毎の信号を伝送するための複数の通信チャネルに対応する複数の波長(波長チャネル)λ1 〜λw を含む波長多重光である。その光信号では、たとえば連続的に連なる40波或いは80波の波長チャンネルを有している。
図2は、ノード装置N1の構成の一例を示している。図2に示すように、ノード装置N1は、第1光リングR1および第2光リングR2を構成する各2本の環状光ファイバFa 、Fb 、Fc 、Fd の一端と他端との間に設けられ、双方向において、リング内ルーティングおよびリング間ルーティングを行う。ノード装置N1は、図2の破線で分割される第1光リングR1側部分と第2光リングR2側部分とで構成され、それら第1光リングR1側部分と第2光リングR2側部分とは互いに同様に構成されている。ノード装置N1の第1光リングR1側部分および第2光リングR2側部分では、同様に光信号が処理されるので、以下においては、第1光リングR1側部分を中心に説明する。
ノード装置N1には、環状光ファイバFa 、Fb 、Fc 、Fd の一端からそれぞれ入力された光信号(波長多重光)を構成する複数の波長から、環状光ファイバFa 、Fb 、Fc 、Fd の他端へ出力するための1または複数の光リング内パス用波長λain 、λbin 、λcin 、λdin と、1または複数の光リング間パス用波長λaout、λbout、λcout、λdoutおよび前記光リングネットワーク外へ出力する1または複数のドロップ波長λad、λbd、λcd、λddとに振り分けるための、波長可変フィルタ20a 、20b 、20c 、20d が設けられている。この波長可変フィルタ20は、たとえば図3に示すように、入力された光信号から図示しない指令信号に従って任意の波長を振り分けることができる機能を備えたものであり、たとえば図3では、λ1 乃至λw の波長チャンネルを含む光信号が入力ポート22に供給されたとすると、波長λ1 、λ3 、λ4 、λ6 等が第1出力ポート24から出力され、波長λ2 、λ5 、λ7 等が第2出力ポート26から出力される。図4、図5、図6は、上記波長可変フィルタ20の構成例をそれぞれ示している。
図4に示された波長可変フィルタ20は、光信号を波長毎に分離する波長分波素子である回折格子34と、その回折格子34により分離された波長をそれぞれ集光させる集光装置である集光レンズ36により集光されるシリコン基板38上の複数の集光位置に局所的に配設され、電気信号に従ってその波長を反射し或いは透過させる複数個の液晶開閉素子を有する液晶光スイッチ40と、その液晶光スイッチ40を通過した波長を合波する波長合波素子としての回折格子44とを有する液晶スイッチ装置(LCOS)48から構成される。この液晶スイッチ装置48では、入力ポート22およびサーキュレータ30を介して供給された光信号がコリメータレンズ32により平行光とされ且つ回折格子34により分光された後、集光レンズ36により液晶光スイッチ40上に集光される。液晶光スイッチ40により反射された波長は、同じ経路でサーキュレータ30へ戻り、第1出力ポート24から出力される。一方、上記液晶光スイッチ40を透過した波長は、集光レンズ42により平行光とされた後回折格子44により合波され、次いで、コリメータレンズ46により第2出力ポート26へ集光されて出力される。
図5に示された波長可変フィルタ20は、ガラスなどの透明基板50とその基板50の一面に固着された誘電体多層膜52を備え、予め設定された波長よりも短波長側光と長波長側光とを一方を反射させ、他方を透過させることにより分離する多層膜フィルタ54から構成される。この多層膜フィルタ54では、入力された光信号に含まれる複数の波長を、予め設定された波長よりも短波長側光と長波長側光とに分離して第1出力ポートおよび第2出力ポートの一方と他方とからそれぞれ出力する。
図6に示された波長可変フィルタ20は、基台56上に傾斜角度変化可能に設けられて、光信号を波長毎に分離する回折格子58と、その回折格子58により分離された各波長の光を互いに平行な光に整列させるレンズ装置としてのコリメータレンズ60と、楔形の反射面を有し、互いに平行な光軸の光束に整列させられた各波長の光と直交する方向に移動可能に設けられた可動ミラー62とを備えた可動型ミラー装置64から構成される。この可動型ミラー装置64では、入力ポート22およびサーキュレータ66を介して供給された光信号がコリメータレンズ68により互いに平行な光軸の光束とされる。その平行な光軸の光束のうち可動ミラー62により反射された波長は、同じ経路でサーキュレータ66へ戻り、第1出力ポート24から出力される。一方、上記互いに平行な光軸の光束のうち可動ミラー62によって反射されない波長の光は、集光レンズ70により集光され、第2出力ポート26から出力される。
図2に戻って、波長可変フィルタ20a 、20b 、20c 、20d により振り分けられた光リング間パス用波長λaout、λbout、λcout、λdoutおよび前記光リングネットワーク外へ出力するドロップ波長λad、λbd、λcd、λddは、分波器74a 、74b 、74c 、74d によって、それぞれ波長毎に分波される。この分波器74a 、74b 、74c 、74d は、良く知られたアレイ導波路格子AWGからそれぞれ構成されており、振り分けられた入力光に含まれる波長毎に異なる出力端子から出力する。出力端子は前記入力信号に含まれる波長の最大数wと同じ数である。この分波器74a 、74b 、74c 、74d は、たとえば、シリコン製の基板の上においてたとえば石英系の材料でクラッドおよびコアを堆積して所定のパターンの導波路を形成する所謂石英系プレーナ光波回路(PLC)によりモノリシック構造で構成される。上記分波器74a 、74b 、74c 、74d は、可逆的性質を備えており、反対向きの光に対しては波長合波器として機能する。
上記分波器74a 、74b 、74c 、74d を構成するアレイ導波路格子AWGは、たとえば図7に示すように、相互に行路長差を有する複数本のアレイ導波路76と、入力ポート78をそれぞれ有する複数本の入力側導波路80と、その入力側導波路80とアレイ導波路76との間に設けられ、入力ポート78に入力された波長分割多重光を拡散により分配して複数本のアレイ導波路76の入力側端部にそれぞれ入力させる入力レンズ導波路82と、出力ポート84をそれぞれ有する複数本の出力側導波路86と、その出力側導波路86とアレイ導波路76との間に設けられ、複数本のアレイ導波路76の出力側端部から出力された波長分割多重光に含まれる複数の波長チャネル(たとえば100GHzずつ中心波長位置が相違する互いに異なる波長の複数の光信号)を複数本のアレイ導波路76の交互の光路差に基づく回折により波長毎に個別に分光するとともに出力側導波路86の端部に集光させることにより予め設定された出力側導波路86へそれぞれ分波し、別々の分波により1つの出力側導波路86の端部に集光された光を合波して出力させる出力レンズ導波路88とを備えている。
図2に戻って、ノード装置N1の第1光リングR1側部分において、波長可変フィルタ20a により振り分けられた光リング間パス用波長λaoutおよびドロップ波長λadから上記分波器74a により分波された各波長の光と、波長可変フィルタ20b により振り分けられた光リング間パス用波長λboutおよびドロップ波長λbdから上記分波器74b により分波された各波長の光との一方が、選択用光スイッチ装置90a により選択され、波長合波器92a により合波される。波長合波器92a は、たとえば前述のアレイ導波路格子AWGから構成される分波器74a 、74b 、74c 、74d と同様に構成されている。
上記選択用光スイッチ装置90a は、上記波長可変フィルタ20a により振り分けられた光リング間パス用波長λaoutおよびドロップ波長λadから上記分波器74a により分波された各波長の最大数(波長可変フィルタ20b により振り分けられた光リング間パス用波長λboutおよびドロップ波長λbdから上記分波器74b により分波された各波長の最大数と同じ)、すなわち光信号に含まれる波長数の最大数wと同じ個数のw個の2×2光スイッチS22a1乃至S22awから構成される。
上記の2×2光スイッチS22a は、たとえば図8に示すように、分波器74a により分波された各波長の光のうちのいずれかを受ける入力端子A、分波器74b により分波された各波長の光のうちのいずれかを受ける入力端子B、光リングネットワーク10外へドロップさせるために選択されるドロップ波長を出力する出力端子C、および、光リング間パスのために選択された波長の光を出力する出力端子Dと、それらを結ぶように空間的に構成されたマトリックス状の光路の交点において選択的に反射位置へ突き出し可能に配置された4つの可動ミラーMとを備え、上記入力端子Aおよび入力端子Bに供給された波長の光のいずれかを選択して、出力端子C或いは出力端子Dのいずれかから出力するように制御される。
アド波長合波器94a に入力されたアド波長λaaの信号は、上記波長合波器92a から出力された信号すなわち選択用光スイッチ装置90a により選択された波長の信号とカプラ96a において合波され、第2光リングR2のカプラ98b および100b を介して、第2光リングR2の環状光ファイバFc の他端(一端)および環状光ファイバFd の他端(一端)へ出力される。
ノード装置N1の第2光リングR2側部分では、第1光リングR1側部分と同様に、波長可変フィルタ20c により振り分けられた光リング間パス用波長λcoutおよびドロップ波長λcdから上記分波器74c により分波された各波長の光と、波長可変フィルタ20d により振り分けられた光リング間パス用波長λdoutおよびドロップ波長λddから上記分波器74d により分波された各波長の光との一方が、選択用光スイッチ装置90b により選択され、波長合波器92b により合波される。波長合波器92b は、たとえば前述のアレイ導波路格子AWGから構成されている。上記選択用光スイッチ装置90b は、上記波長可変フィルタ20c により振り分けられた光リング間パス用波長λcoutおよびドロップ波長λcdから上記分波器74c により分波される各波長の最大数(波長可変フィルタ20d により振り分けられた光リング間パス用波長λdoutおよびドロップ波長λddから上記分波器74d により分波された各波長の最大数と同じ)、すなわち、光信号に含まれる最大波長数wと同じ個数のw個の2×2光スイッチS22b1乃至S22bwから構成される。この2×2光スイッチS22b は、たとえば図8に示す2×2光スイッチS22a と同様に構成されている。
アド波長合波器94b に入力されたアド波長λbaの信号は、上記波長合波器92b から出力された信号すなわち選択用光スイッチ装置90b により選択された波長の信号とカプラ96b において合波され、第2光リングR2のカプラ98a および100a を介して、第1光リングR1の環状光ファイバFa の他端(一端)および環状光ファイバFb の他端(一端)へ出力される。上記カプラ96a および96b は良く知られた2×2光カプラから構成されており、上記カプラ98a 、98b 、100a 、および100b は良く知られた1×2光カプラから構成されている。
上述のように、本実施例のノード装置(光リング間接続用光ノード装置)N1によれば、第1光リングR1の環状光ファイバ(第1環状光ファイバ)Fa の一端および環状光ファイバ(第2環状光ファイバ)Fb の一端からそれぞれ入力された光信号に含まれる複数の波長のうちの一部をその環状光ファイバFa および環状光ファイバFb の他端へそれぞれ出力し、他の一部を、それから光リングネットワーク(光通信ネットワーク)10外へ出力(drop)させたλad、λbdを除き、且つ、それに光リングネットワーク10外から入力(add)されたλaaを加えて、ルーティングのために第2光リングR2へ出力する。これにより、光リングネットワーク10の各光リングRでは、各環状光ファイバFa および環状光ファイバFb が現用パスおよび予備パスとして同じ光信号を同時に逆方向へ伝送して専用プロテクション機能を備える。また、このノード装置N1によれば、光と光との間の変換である光クロスコネクトを用いるので、電気変換を行う電気クロスコネクトよりも電力消費が低く、小型且つ安価となる。
また、本実施例のノード装置N1によれば、環状光ファイバFa の一端からの光信号に含まれる複数の波長から、環状光ファイバFa の他端に出力する光リング内パス用波長λain と、第2光リングR2に出力する光リング間パス用波長λaoutおよび光リングネットワーク10外へ出力するドロップ波長λadとに振り分けるとともに、環状光ファイバFb の一端からの光信号に含まれる複数の波長から、環状光ファイバFb の他端に出力する光リング内パス用波長λbin と、第2光リングR2に出力する光リング間パス用波長λboutおよび光リングネットワーク10外へ出力するドロップ波長λbdとに振り分けることから、構成が複雑で高価な波長選択スイッチWSSを用いることなく、比較的単純な光素子を用いて振り分けが可能となり、ノード装置N1が一層小型且つ安価となる。
また、本実施例のノード装置N1によれば、光信号が入力される入力ポート22と、その光信号に含まれる波長のうち光リング内パス用波長λain およびλbin を環状光ファイバFaおよび環状光ファイバFb の他端へ出力する第1出力ポート24と、その光信号に含まれる波長のうち光リング間パス用波長を第2光リングR2の環状光ファイバ(第1環状光ファイバ)Fc および環状光ファイバ(第2環状光ファイバ)Fd の一端へ出力する第2出力ポート26とを有する一対の波長可変フィルタ20a および20b を、含むことから、構成が複雑で高価な波長選択スイッチWSSを用いることなく、単純な光素子から成る3端子の波長可変フィルタ20a および20b を用いて振り分けが可能となり、ノード装置N1が一層小型且つ安価となる。
また、本実施例のノード装置N1によれば、波長可変フィルタ20は、入力ポート22から入力された光信号を波長毎に分離する回折格子(波長分波素子)34と、その回折格子34により分離された波長をそれぞれ集光させる集光レンズ(集光装置)36と、その集光レンズ36により集光されるシリコン基板38上の集光位置に局所的に配設され、電気信号に従ってその波長を反射し或いは透過させる複数個の液晶開閉素子を有する液晶光スイッチ40と、その液晶光スイッチ40を通過した波長を合波する回折格子(波長合波素子)44とを有する液晶スイッチ装置48を含み、液晶光スイッチ40により反射された波長の光を回折格子34を介して第1出力ポート24から出力し、その液晶光スイッチ40を通過した波長の光を回折格子44を介して第2出力ポート26から出力するものである。このことから、本実施例のノード装置N1は、構成が複雑で高価な波長選択スイッチWSSを用いる場合に比較して、比較的構成が簡単で安価な部品から構成されるので、一層小型且つ安価となる。
また、本実施例のノード装置N1によれば、波長可変フィルタ20は、透明基板(基板)50とその基板50の一面に固着された誘電体多層膜(多層膜)52とを備え、光信号を透過および反射させることにより、その光信号に含まれる複数の波長を、予め設定された波長よりも短波長側光と長波長側光とに分離して第1出力ポート24および第2出力ポート26からそれぞれ出力する多層膜フィルタ54から成る。このことから、ノード装置N1は、構成が複雑で高価な波長選択スイッチWSSを用いる場合に比較して、比較的構成が簡単で安価な多層膜フィルタから構成されるので、ノード装置N1が一層小型且つ安価となる。
また、本実施例のノード装置N1によれば、波長可変フィルタ20は、入力ポート22から入力された光信号を波長毎に分離する回折格子58と、その回折格子58により分離された各波長の光を互いに平行な光に整列させるコリメータレンズ(レンズ装置)60と、楔形の反射面を有し、互いに平行な光に整列させられた各波長の光と直交する方向に移動可能に設けられた可動ミラー62とを備え、その可動ミラー62によって反射された光とその可動ミラー62を通過した光とを第1出力ポート24および第2出力ポート26からそれぞれ出力する可動型ミラー装置64から成る。このことから、ノード装置N1は、構成が複雑で高価な波長選択スイッチWSSを用いる場合に比較して、比較的構成が簡単で安価な部品から構成されるので、ノード装置N1が一層小型且つ安価となる。
また、本実施例のノード装置N1によれば、環状光ファイバFa の一端から入力された光信号に含まれる波長から、その環状光ファイバFa の他端に出力するための光リング内パス用波長λain と、第2光リングR2に出力する光リング間パス用波長λaoutおよび前記光リングネットワーク10外へ出力するドロップ波長λadとに振り分ける波長可変フィルタ(第1波長可変フィルタ)20a と、環状光ファイバFb の一端から入力された光信号に含まれる波長から、その第2環状光ファイバFb の他端に出力するための光リング内パス用波長λbin と、第2光リングR2に出力する光リング間パス用波長λboutおよび光リングネットワーク10外へ出力するドロップ波長λbdとに振り分ける波長可変フィルタ(第2波長可変フィルタ)20b と、波長可変フィルタ20a により振り分けられた光リング間パス用波長λaoutおよびドロップ波長λadを各波長毎に分波する分波器(第1分波器)74a と、波長可変フィルタ20b により振り分けられた光リング間パス用波長λboutおよびドロップ波長λbdを各波長毎に分波する分波器(第2分波器)74b と、第1波長可変フィルタ20a により振り分けられた光リング間パス用波長λaoutおよびドロップ波長λadから分波器74a により分波された各波長と、波長可変フィルタ20b により振り分けられた光リング間パス用波長λboutおよびドロップ波長λbdから分波器74b により分波された各波長との一方を選択し、選択された波長に含まれるドロップ波長λad又はλbdを光リングネットワーク10外へ出力し、且つその選択された波長に含まれる光リング間パス用波長λaout又はλboutを第2光リングR2の環状光ファイバFc および環状光ファイバFd の一端へ出力する選択用光スイッチ装置90a とを、含む。これにより、光リングネットワーク10の各光リングでは、各環状光ファイバFa および環状光ファイバFb が現用パスおよび予備パスとして同じ光信号を同時に伝送して専用プロテクション機能を備える。また、このノード装置N1によれば、光と光との間の変換である光クロスコネクトである波長可変フィルタを用いるので、電気変換を行う電気クロスコネクトよりも電力消費が低く、小型且つ安価となる。
また、本実施例のノード装置N1によれば、光リングネットワーク10外から入力されるアド波長λaaを第2光リングR2内へ供給するために、そのアド波長λaaを選択用光スイッチ装置90a により選択された光リング間パス用波長λaout又はλboutに合波し同時にパスを複製するカプラ96a を、含むことから、そのカプラ96a にアド波長λaaを入力させることにより、光リングネットワーク10外からのそのアド波長λaaを光リングネットワーク10内へ入力させることができる。
また、本実施例のノード装置N1によれば、選択用光スイッチ装置90a は、分波器74a および分波器74b により分波される波長の最大数w、すなわち光信号に含まれる波長数の最大値wと同じw個の2×2スイッチS22a1〜S22awから構成されていることから、選択用光スイッチ装置90a が簡単に且つ安価に構成される。選択用光スイッチ装置90b も、選択用光スイッチ装置90a と同様である。
因みに、図10は、ノード装置N1と同じ機能を有するように波長選択スイッチWSSを用いて構成されたノード装置N3を示している。このノード装置N3は、環状光ファイバFa 、Fb 、Fc 、Fd の一端からそれぞれ入力された光信号を分岐してそれぞれ4つの出力端子から出力する1×4の入力信号分岐カプラBKa 、BKb 、BKc 、BKd と、入力信号分岐カプラBKa およびBKb からの信号を受けてドロップ波長λadを選択して分波器Ba を介して光リングネットワーク10外へ出力するドロップ波長選択スイッチWSSd1と、入力信号分岐カプラBKc およびBKd からの信号を受けてドロップ波長λbdを選択して分波器Bb を介して光リングネットワーク10外へするドロップ波長選択スイッチWSSd2と、入力信号分岐カプラBKa 、BKc およびBKd からの信号を受けて環状光ファイバFa の他端に入力させるためのリング内パス波長λain とリング間パス波長λcoutまたはリング間パス波長λdoutとを選択する第1波長選択スイッチWSS1 と、入力信号分岐カプラBKb 、BKc およびBKd からの信号を受けて環状光ファイバFb の他端に入力させるためのリング内パス波長λbin とリング間パス波長λcoutまたはリング間パス波長λdoutとを選択する第2波長選択スイッチWSS2 と、入力信号分岐カプラBKa 、BKb およびBKc からの信号を受けて環状光ファイバFc の他端に入力させるためのリング内パス波長λcin とリング間パス波長λaoutまたはリング間パス波長λboutとを選択する第3波長選択スイッチWSS3 と、入力信号分岐カプラBKa 、BKb およびBKd からの信号を受けて環状光ファイバFd の他端に入力させるためのリング内パス波長λdin とリング間パス波長λaoutまたはリング間パス波長λboutとを選択する第4波長選択スイッチWSS4 と、入力されたアド波長λaaを合波してカプラKa を介して上記第1波長選択スイッチWSS1 および第2波長選択スイッチWSS2 へ光リングネットワーク10内へ入力させる合波器Ga と、入力されたアド波長λbaを合波してカプラKb を介して上記第3波長選択スイッチWSS3 および第4波長選択スイッチWSS4 へ光リングネットワーク10内へ入力させる合波器Gb とを、備えている。
上記ドロップ波長選択スイッチWSSd1、ドロップ波長選択スイッチWSSd2、第1波長選択スイッチWSS1 、第2波長選択スイッチWSS2 、第3波長選択スイッチWSS3 、および、第4波長選択スイッチWSS4 は、たとえば図11に示すように基本的に構成された波長選択スイッチWSSから構成されている。図11において、波長選択スイッチWSSは、多重化された光信号が入力される入力ポート140と、光信号を平行光とするコリメータレンズ142と、コリメータレンズ142により平行光とされた光が照射され、照射された光を構成する波長毎に分光する回折格子144と、その回折格子144からの回折光(平行光)を集光するコリメータレンズ146と、コリメータレンズ146により回折光が集光されるマイクロミラー装置148とを、備えている。マイクロミラー装置148は、分光が入射される位置にそれぞれ配設され且つマイクロアクチュエータによって角度位置がそれぞれ変化させられる複数個のマイクロミラー150が備えられている。波長選択スイッチWSSは、それらのマイクロミラー150の角度を微小に変化させることで、所望の波長の光の反射角度を、複数個の出力ポート152から択一的に出力させる。このように構成された波長選択スイッチWSSは、たとえば2km先のゴルフポールに光を当てることに例えられる機械的精度を以て三次元的に構成される必要があることから、高剛性フレームと高精度の微小寸法の光学部品と微小角度制御可能なアクチュエータなどを必要とするので、たとえば150万円程度という、極めて高価な光学装置である。
図12は、前述の実施例のノード装置N1と図10に示す波長選択スイッチWSSを用いて構成されたノード装置N3との間の構成部品の種類と個数の比較を示している。図12に示されるように、ノード装置N3が高価な波長選択スイッチWSSを少なくとも4個備えているのに対して、ノード装置N1は、その波長選択スイッチWSSに替わるものとして波長可変フィルタ20を4個備えている点で、主に相違している。このため、ノード装置N1は、大幅に安価且つ小型に製造されることができる。
次に、本発明の他の実施例のノード装置N2を説明する。なお、以下の実施例において前述の実施例と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図9において、実施例のノード装置N2は、前述の実施例のノード装置N1に代えて用いられるものであり、第1光リングR1および第2光リングR2を構成する各2本の環状光ファイバFa 、Fb 、Fc 、Fd の一端と他端との間に設けられ、双方向において、リング内ルーティングおよびリング間ルーティングを行う。ノード装置N2は、図9の破線で分割される第1光リングR1側部分と第2光リングR2側部分とで構成され、それら第1光リングR1側部分と第2光リングR2側部分とは互いに同様に構成されている。
このノード装置N2には、環状光ファイバFa 、Fb 、Fc 、Fd の一端からそれぞれ入力された光信号(波長多重光)を構成する複数の波長から、環状光ファイバFa 、Fb 、Fc 、Fd の他端へ出力するための1または複数の光リング内パス用波長λain 、λbin 、λcin 、λdin と、1または複数の光リング間パス用波長λaout、λbout、λcout、λdoutおよび前記光リングネットワーク外へ出力する1または複数のドロップ波長λad、λbd、λcd、λddとに振り分けるための、波長分波器110a 、110b 、110c 、110d および振分用光スイッチ装置112a 、112b 、112c 、112d が、設けられている。それら波長分波器110a 、110b 、110c 、110d および振分用光スイッチ装置112a 、112b 、112c 、112d は、前述のノード装置N1の波長可変フィルタ20a 、20b 、20c 、20d および分波器74a 、74b 、74c 、74d に替わるものである。本実施例の波長分波器110a 、110b 、110c 、110d は前述の実施例の分波器74a 、74b 、74c 、74d と同様に構成されたものである。
上記振分用光スイッチ装置112a は、たとえば、環状光ファイバFa の一端から入力された光信号(波長多重光)から波長分波器110a により分波された各波長を、光リング内パス用波長λain と、光リング間パス用波長λaoutおよびドロップ波長λadとに波長毎に振り分けるために、波長の最大数wと同じw個の1×2光スイッチS12a1乃至S12awから構成される。この1×2光スイッチS12a は、図8に示す2×2光スイッチS22a の入力ポートBおよびそれに関連する2個のミラーを除去したものと同等である。振分用光スイッチ装置112b 、112c 、112d は、上記振分用光スイッチ装置112a と同様に構成されており、w個の1×2光スイッチS12b1乃至S12bw、w個の1×2光スイッチS12c1乃至S12cw、w個の1×2光スイッチS12d1乃至S12dwからそれぞれ構成されている。
振分用光スイッチ装置112aにより光リング内パス用波長λain として振り分けられた所定の波長の信号は、1×2のカプラ116a1乃至116aw、および、前述の合波器92a と同様の合波器120a を介して環状光ファイバFa の他端へ出力されるが、この振分用光スイッチ装置112a により光リング間パス用波長λaoutおよびドロップ波長λadとして振り分けられた所定の波長の信号は、選択用光スイッチ装置90a へ供給される。また、振分用光スイッチ装置112b により光リング内パス用波長λbin として振り分けられた波長の信号は、1×2のカプラ118a1乃至118aw、および、前述の合波器92a と同様の合波器122a を介して環状光ファイバFb の他端へ出力されるが、この振分用光スイッチ装置112b により光リング間パス用波長λboutおよびドロップ波長λbdとして振り分けられた波長の信号は、選択用光スイッチ装置90a へ供給される。
ノード装置N2の第1光リングR1側部分において、選択用光スイッチ装置90a は、振分用光スイッチ装置112a により振り分けられた光リング間パス用波長λaoutおよびドロップ波長λadを構成する各波長の光と、振分用光スイッチ装置112b により振り分けられた光リング間パス用波長λboutおよびドロップ波長λbdを構成する各波長の光との一方を選択し、ドロップ波長λad又はλbdは光リングネットワーク10外へ出力する一方で、残りの光リング間パス用波長λaout又はλboutを、カプラ114a1乃至114awを通して、カプラ116b1乃至116bwおよび合波器120b を介して第2光リングR2の環状光ファイバFc の一端へ出力すると同時に、カプラ118b1乃至118bwおよび合波器122b を介して第2光リングR2の環状光ファイバFd の一端へ出力する。
アド波長合波器124a に入力されたアド波長λaaの信号は、カプラ126a を通り、合波器120a と環状光ファイバFa の他端との間のカプラ128a を介して環状光ファイバFa へ供給される光信号に合波されると同時に、合波器122a と環状光ファイバFb の他端との間のカプラ130a を介して環状光ファイバFb へ供給される光信号に合波される。
ノード装置N2の第2光リングR2側部分では、第1光リングR1側部分と同様に、振分用光スイッチ装置112c により光リング内パス用波長λcin として振り分けられた所定の波長の信号は、1×2のカプラ116b1乃至116bwおよび合波器120b を介して環状光ファイバFc の他端へ出力されるが、この振分用光スイッチ装置112c により光リング間パス用波長λcoutおよびドロップ波長λcdとして振り分けられた所定の波長の信号は、選択用光スイッチ装置90b へ供給される。また、振分用光スイッチ装置112d により光リング内パス用波長λdin として振り分けられた波長の信号は、1×2のカプラ118b1乃至118bwおよび合波器122b を介して環状光ファイバFd の他端へ出力されるが、この振分用光スイッチ装置112d により光リング間パス用波長λdoutおよびドロップ波長λddとして振り分けられた所定の波長の信号は、選択用光スイッチ装置90b へ供給される。
ノード装置N2の第1光リングR2側部分において、選択用光スイッチ装置90b は、振分用光スイッチ装置112c により振り分けられた光リング間パス用波長λcoutおよびドロップ波長λcdを構成する各波長の光と、振分用光スイッチ装置112d により振り分けられた光リング間パス用波長λdoutおよびドロップ波長λddを構成する各波長の光との一方を選択し、ドロップ波長λcd又はλddは光リングネットワーク10外へ出力する一方で、残りの光リング間パス用波長λcout又はλdoutを、カプラ114b1乃至114bwを通して、カプラ116a1乃至116awおよび合波器120a を介して第1リングR1の環状光ファイバFa の一端へ出力すると同時に、カプラ118a1乃至118awおよび合波器122a を介して第1リングR1の環状光ファイバFa の一端へ出力する。
アド波長合波器124b に入力されたアド波長λbaの信号は、カプラ126b を通り、合波器120b と環状光ファイバFc の他端との間のカプラ128b を介して環状光ファイバFc へ供給される光信号に合波されると同時に、合波器122b と環状光ファイバFd の他端との間のカプラ130b を介して環状光ファイバFd へ供給される光信号に合波される。
本実施例のノード装置N2によれば、環状光ファイバFa の一端から入力された光信号を分波する波長分波器(第1入力光分波器)110a と、環状光ファイバFb の一端から入力された光信号を分波する波長分波器(第2入力光分波器)110b と、その波長分波器110a により分波された各波長を、環状光ファイバFa の他端に出力する光リング内パス用波長λain と、第2光リングR2に出力する光リング間パス用波長λaoutおよび光リングネットワーク10外へ出力するドロップ波長λadとに振り分ける振分用光スイッチ装置(第1振分用光スイッチ装置)112a と、波長分波器110b により分波された各波長を、環状光ファイバFb の他端に出力する光リング内パス用波長λbin と、第2光リングR2に出力する光リング間パス用波長λboutおよび光リングネットワーク10外へ出力するドロップ波長λbdとに振り分ける振分用光スイッチ装置(第2振分用光スイッチ装置)112b とを、含む。このため、構成が複雑で高価な波長選択スイッチWSSを用いることなく、単純な光素子から成る、波長分波器110a 、波長分波器110b、振分用光スイッチ装置112a 、振分用光スイッチ装置112b を用いて振り分けが可能となり、ノード装置N2が一層小型且つ安価となる。
また、本実施例のノード装置N2によれば、振分用光スイッチ装置112a により振り分けられた光リング間パス用波長λaoutおよびドロップ波長λadと、振分用光スイッチ装置112b により振り分けられた光リング間パス用波長λboutおよびドロップ波長λbdとの一方を選択し、選択された波長に含まれるドロップ波長λad又はλbdを光リングネットワーク10外へ出力し、且つその選択された波長に含まれる光リング間パス用波長λaout又はλboutを第2光リングR2の環状光ファイバFa および環状光ファイバFb の一端へ出力する選択用光スイッチ装置90a とを、含む。このように、振り分け後の波長群のうち、環状光ファイバFa の一端から入力された光信号に由来するものか或いは環状光ファイバFb の一端から入力された光信号に由来するものかのいずれかを選択するかのためにも、振分用光スイッチ装置112a 、振分用光スイッチ装置112b が用いられるので、選択用光スイッチ装置90a が簡単且つ安価に構成される。
また、本実施例のノード装置N2によれば、振分用光スイッチ装置112a は、波長分波器(第1入力光分波器)110a により分波される波長数と同じ数の1×2スイッチS12a1〜S12awから構成され、振分用光スイッチ装置112b は、波長分波器(第2入力光分波器)110b により分波される波長数と同じ数の1×2スイッチS12b1〜S12bwから構成されていることから、振分用光スイッチ装置112a および振分用光スイッチ装置112b が簡単に且つ安価に構成される。
また、本実施例のノード装置N2によれば、選択用光スイッチ装置90a は、波長分波器112a および波長分波器112b により分波される波長の最大数w、すなわち光信号に含まれる波長数の最大値wと同じw個の2×2スイッチS22a1〜S22awから構成されていることから、選択用光スイッチ装置90a が簡単に且つ安価に構成される。選択用光スイッチ装置90b も、選択用光スイッチ装置90a と同様である。
以上、本発明の一実施例について図面を参照して詳細に説明したが、本発明は更に別の態様でも実施される。
たとえば、前述の第1光リングR1および第2光リングR2は、それぞれ一対の環状光ファイバFa 、Fb およびFc 、Fd からそれぞれ構成されていたが、4本ずつであってもよい。要するに少なくとも2本が備えられていればよいのである。
また、前述の実施例1および実施例2において、選択用光スイッチ装置90a を構成する2×2光スイッチS22a1乃至S22aw、および、選択用光スイッチ装置90b を構成する2×2光スイッチS22b1乃至S22bwは、たとえば一対の1×2光スイッチからそれぞれ構成されてもよい。
また、前述の実施例1のノード装置N1および実施例2のノード装置N2において、その光回路の部品又は部品群は同じ機能を有する他の部品とに置換されてもよい。
なお、前述したのはあくまでも例示であり、必要に応じて適宜変更され得る。その他、一々例示はしないが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得るものである。
10:光リングネットワーク(光通信ネットワーク)
20:波長可変フィルタ
20a :波長可変フィルタ(第1波長可変フィルタ)
20b :波長可変フィルタ(第2波長可変フィルタ)
20c :波長可変フィルタ
20d :波長可変フィルタ
22:入力ポート
24:第1出力ポート
26:第2出力ポート
34:回折格子(波長分波素子)
36:集光レンズ(集光装置)
38:シリコン基板
40:液晶光スイッチ
44:回折格子(波長合波素子)
48:液晶スイッチ装置
50:透明基板(基板)
52:誘電体多層膜(多層膜)
54:多層膜フィルタ
58:回折格子
60:コリメータレンズ(レンズ装置)
62:可動ミラー
64:可動型ミラー装置
74a :分波器(第1分波器)
74b :分波器(第2分波器)
74c :分波器(第1分波器)
74d :分波器(第2分波器)
90a :選択用光スイッチ装置
90b :選択用光スイッチ装置
96a :カプラ
96b :カプラ
110a :波長分波器(第1入力光分波器)
110b :波長分波器(第2入力光分波器)
110c :波長分波器(第1入力光分波器)
110d :波長分波器(第2入力光分波器)
112a :振分用光スイッチ装置(第1振分用光スイッチ装置)
112b :振分用光スイッチ装置(第2振分用光スイッチ装置)
112c :振分用光スイッチ装置(第1振分用光スイッチ装置)
112d :振分用光スイッチ装置(第2振分用光スイッチ装置)
N1、N2:ノード装置(光リング間接続用光ノード装置)
R1:第1光リング
R2:第2光リング
Fa :環状光ファイバ(第1環状光ファイバ)
Fb :環状光ファイバ(第2環状光ファイバ)
Fc :環状光ファイバ(第1環状光ファイバ)
Fd :環状光ファイバ(第2環状光ファイバ)
S12:1×2光スイッチ
S22:2×2光スイッチ

Claims (13)

  1. 複数の波長チャンネルを有する同一の光信号を相互に反対の方向に伝送するための第1環状光ファイバおよび第2環状光ファイバをそれぞれ有する複数の光リングを含む光リングネットワークにおいて、相互に連接する第1光リングと第2光リングとの間を接続する光リング間接続用光ノード装置であって、
    前記第1光リングの第1環状光ファイバおよび第2環状光ファイバの一端からそれぞれ入力された光信号に含まれる複数の波長のうちの一部を該第1環状光ファイバおよび第2環状光ファイバの他端へそれぞれ出力し、他の一部を、それから前記光リングネットワーク外へ出力(drop)させたものを除き、且つ、それに該光リングネットワーク外から入力(add)されたものを加えて、ルーティングのために前記第2光リングへ出力することを特徴とする光リング間接続用光ノード装置。
  2. 前記第1環状光ファイバの一端からの光信号に含まれる複数の波長から、前記第1環状光ファイバの他端に出力する光リング内パス用波長と、前記第2光リングに出力する光リング間パス用波長および前記光リングネットワーク外へ出力するドロップ波長とに振り分けるとともに、前記第2環状光ファイバの一端からの光信号に含まれる複数の波長から、前記第2環状光ファイバの他端に出力する光リング内パス用波長と、前記第2光リングに出力する光リング間パス用波長および前記光リングネットワーク外へ出力するドロップ波長とに振り分けることを特徴とする請求項1の光リング間接続用光ノード装置。
  3. 前記光信号が入力される入力ポートと、該光信号に含まれる波長のうち前記光リング内パス用波長を該第1環状光ファイバおよび第2環状光ファイバの他端へそれぞれ出力する第1出力ポートと、該光信号に含まれる波長のうち前記光リング間パス用波長を前記第2光リングの第1環状光ファイバおよび第2環状光ファイバの一端へそれぞれ出力する第2出力ポートとを有する一対の波長可変フィルタを、含むことを特徴とする請求項2の光リング間接続用光ノード装置。
  4. 前記波長可変フィルタは、前記光信号を波長毎に分離する波長分波素子と、該波長分波素子により分離された波長をそれぞれ集光させる集光装置と、該集光装置により集光されるシリコン基板上の複数の集光位置に局所的に配設され、電気信号に従って該波長を反射し或いは透過させる複数個の液晶開閉素子を有する液晶光スイッチと、該液晶光スイッチを通過した波長を合波する波長合波素子とを有する液晶スイッチ装置を含み、該液晶光スイッチにより反射された波長の光を前記波長分波素子を介して前記第1出力ポートおよび第2出力ポートの一方から出力し、該液晶光スイッチを通過した波長の光を前記波長合波素子を介して前記第1出力ポートおよび第2出力ポートの他方から出力することを特徴とする請求項3の光リング間接続用光ノード装置。
  5. 前記波長可変フィルタは、基板と該基板の一面に固着された多層膜を備え、前記光信号を透過および反射させることにより、該光信号に含まれる複数の波長を、予め設定された波長よりも短波長側光と長波長側光とに分離して前記第1出力ポートおよび第2出力ポートの一方と他方とからそれぞれ出力する多層膜フィルタから成ることを特徴とする請求項3の光リング間接続用光ノード装置。
  6. 前記波長可変フィルタは、前記光信号を波長毎に分離する回折格子と、該回折格子により分離された各波長の光を互いに平行な光に整列させるレンズ装置と、楔形の反射面を有し、互いに平行な光に整列させられた各波長の光と直交する方向に移動可能に設けられた可動ミラーとを備え、該可動ミラーによって反射された光と該可動ミラーを通過した光とを前記第1出力ポートおよび第2出力ポートの一方と他方とからそれぞれ出力する可動型ミラー装置から成ることを特徴とする請求項3の光リング間接続用光ノード装置。
  7. 前記第1環状光ファイバの一端から入力された光信号に含まれる波長から、該第1環状光ファイバの他端に出力するための光リング内パス用波長と、前記第2光リングに出力する光リング間パス用波長および前記光リングネットワーク外へ出力するドロップ波長とに振り分ける第1波長可変フィルタと、
    前記第2環状光ファイバの一端から入力された光信号に含まれる波長から、該第2環状光ファイバの他端に出力するための光リング内パス用波長と、前記第2光リングに出力する光リング間パス用波長および前記光リングネットワーク外へ出力するドロップ波長とに振り分ける第2波長可変フィルタと、
    前記第1波長可変フィルタにより振り分けられた前記光リング間パス用波長およびドロップ波長を各波長毎に分波する第1分波器と、
    前記第2波長可変フィルタにより振り分けられた前記光リング間パス用波長およびドロップ波長を各波長毎に分波する第2分波器と、
    前記第1波長可変フィルタにより振り分けられた前記光リング間パス用波長およびドロップ波長から前記第1分波器により分波された各波長と、前記第2波長可変フィルタにより振り分けられた前記光リング間パス用波長およびドロップ波長から前記第2分波器により分波された各波長との一方を選択し、選択された波長に含まれる前記ドロップ波長を前記光リングネットワーク外へ出力し、且つ該選択された波長に含まれる前記光リング間パス用波長を前記第2光リングの第1環状光ファイバおよび第2環状光ファイバの一端へ出力する選択用光スイッチ装置とを、含むことを特徴とする請求項2の光リング間接続用光ノード装置。
  8. 前記光リングネットワーク外から入力されるアド波長を前記第2光リングへ出力するために、該アド波長を前記選択用光スイッチ装置により選択された光リング間パス用波長と合波し同時にパスを複製するカプラを、含むことを特徴とする請求項7の光リング間接続用光ノード装置。
  9. 前記第1環状光ファイバの一端から入力された光信号を分波する第1入力光分波器と、
    前記第2環状光ファイバの一端から入力された光信号を分波する第2入力光分波器と、
    前記第1入力光分波器により分波された各波長を、前記第1環状光ファイバの他端に出力する光リング内パス用波長と、前記第2光リングに出力する光リング間パス用波長および前記光リングネットワーク外へ出力するドロップ波長とに振り分ける第1振分用光スイッチ装置と、
    前記第2入力光分波器により分波された各波長を、前記第2環状光ファイバの他端に出力する光リング内パス用波長と、前記第2光リングに出力する光リング間パス用波長および前記光リングネットワーク外へ出力するドロップ波長とに振り分ける第2振分用光スイッチ装置とを、含むことを特徴とする請求項2の光リング間接続用光ノード装置。
  10. 前記第1振分用光スイッチ装置により振り分けられた前記光リング間パス用波長およびドロップ波長と、前記第2振分用光スイッチ装置により振り分けられた前記光リング間パス用波長およびドロップ波長との一方を選択し、選択された波長に含まれる前記ドロップ波長を前記光リングネットワーク外へ出力し、且つ該選択された波長に含まれる前記光リング間パス用波長を前記第2光リングの第1環状光ファイバおよび第2環状光ファイバの一端へ出力する選択用光スイッチ装置とを、含むことを特徴とする請求項9の光リング間接続用光ノード装置。
  11. 前記第1振分用光スイッチ装置は、前記第1入力光分波器により分波される波長数と同じ数の1×2スイッチから構成され、
    前記第2振分用光スイッチ装置は、前記第2入力光分波器により分波される波長数と同じ数の1×2スイッチから構成されていることを特徴とする請求項9または10の光リング間接続用光ノード装置。
  12. 前記選択用光スイッチ装置は、前記第1分波器および第2分波器によりそれぞれ分波される波長の最大値と同じ個数の2×2スイッチから構成されていることを特徴とする請求項7の光リング間接続用光ノード装置。
  13. 前記選択用光スイッチ装置は、前記第1入力光分波器および第2入力光分波器によりそれぞれ分波される波長の最大値と同じ個数の2×2スイッチから構成されていることを特徴とする請求項10の光リング間接続用光ノード装置。
JP2010056473A 2010-03-12 2010-03-12 光リング間接続用光ノード装置 Pending JP2011193145A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010056473A JP2011193145A (ja) 2010-03-12 2010-03-12 光リング間接続用光ノード装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010056473A JP2011193145A (ja) 2010-03-12 2010-03-12 光リング間接続用光ノード装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011193145A true JP2011193145A (ja) 2011-09-29

Family

ID=44797638

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010056473A Pending JP2011193145A (ja) 2010-03-12 2010-03-12 光リング間接続用光ノード装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011193145A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113572666A (zh) * 2020-04-28 2021-10-29 中国移动通信集团浙江有限公司 光纤物理网改造的方法、装置、计算设备及光纤物理网

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06104845A (ja) * 1992-09-17 1994-04-15 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 波長多重光通信ネットワーク
JP2005253084A (ja) * 2004-03-03 2005-09-15 Fujitsu Ltd 光リング間でトラフィックを伝送するシステムと方法
JP2006005639A (ja) * 2004-06-17 2006-01-05 Nec Corp 波長多重伝送システム及び光送信装置並びに波長多重伝送方法
JP2008160401A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Kddi Corp ノード装置
JP2008203508A (ja) * 2007-02-20 2008-09-04 Sun Tec Kk 光可変フィルタ
WO2009022478A1 (ja) * 2007-08-11 2009-02-19 National University Corporation Nagoya University 光通信ネットワーク用ノード装置のルーティング方法および光通信ネットワーク用ノード装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06104845A (ja) * 1992-09-17 1994-04-15 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 波長多重光通信ネットワーク
JP2005253084A (ja) * 2004-03-03 2005-09-15 Fujitsu Ltd 光リング間でトラフィックを伝送するシステムと方法
JP2006005639A (ja) * 2004-06-17 2006-01-05 Nec Corp 波長多重伝送システム及び光送信装置並びに波長多重伝送方法
JP2008160401A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Kddi Corp ノード装置
JP2008203508A (ja) * 2007-02-20 2008-09-04 Sun Tec Kk 光可変フィルタ
WO2009022478A1 (ja) * 2007-08-11 2009-02-19 National University Corporation Nagoya University 光通信ネットワーク用ノード装置のルーティング方法および光通信ネットワーク用ノード装置

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
大野 高明,石井 紀代,長谷川 浩,佐藤 健一: "可変フィルタを用いた連接リング間接続ノード構成", 2010年電子情報通信学会総合大会講演論文集 通信(2), JPN6014001611, 2 March 2010 (2010-03-02), JP, pages 480, ISSN: 0002725608 *
石井 紀代,長谷川 浩,佐藤 健一: "多階層光パスを用いたOADMリング間接続ノードアーキテクチャ", 2007年電子情報通信学会総合大会講演論文集 通信(2), JPN6014001612, 7 March 2007 (2007-03-07), JP, pages 491, ISSN: 0002725609 *

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113572666A (zh) * 2020-04-28 2021-10-29 中国移动通信集团浙江有限公司 光纤物理网改造的方法、装置、计算设备及光纤物理网
CN113572666B (zh) * 2020-04-28 2022-11-08 中国移动通信集团浙江有限公司 光纤物理网改造的方法、装置、计算设备及光纤物理网

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3662754B2 (ja) 波長選択性追加ードロップ装置
US8111995B2 (en) Shared, colorless add/drop configuration for a ROADM network using M×N wavelength switches
AU2014235949B2 (en) Wavelength selective switch having integrated channel monitor
JP6021492B2 (ja) 光クロスコネクト装置
JP2008503921A (ja) 可変帯域チューナブルアド/ドロップマルチプレクサおよびモジュラー型光ノード構造
JP2001112034A (ja) クロス接続交換機及びその実現方法
JP2005283932A (ja) 波長分波ユニット
EP3139202A1 (en) Optical switch and wavelength division multiplexing optical system
JP4031998B2 (ja) 波長多重処理装置
US20050025426A1 (en) Planar lightwave wavelength blocker devices using micromachines
US9654851B2 (en) Optical cross-connect device
EP1116346B1 (en) Tuneable add/drop multiplexer
WO2020105526A1 (ja) 光通信ノード
KR100442663B1 (ko) 광 회선분배 시스템
JP5526389B2 (ja) 光パスネットワークの階層化光パスクロスコネクト装置
US6856719B2 (en) Optical switch system
JP2011193145A (ja) 光リング間接続用光ノード装置
JP4795226B2 (ja) 光クロスコネクト装置および光クロスコネクト制御方法
Lo et al. Reconfigurable OADM and OXC designed by a new optical switch
JP7053985B2 (ja) 光信号処理装置及び光クロスコネクト装置
JP5498045B2 (ja) 光合分波器
JP5276045B2 (ja) 波長選択スイッチ
WO2016002736A1 (ja) 光クロスコネクト装置
JP6387331B2 (ja) 波長選択切換装置
JP2004320527A (ja) 光波長分割多重伝送ネットワーク装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130312

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140121

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140715