JP4795226B2 - 光クロスコネクト装置および光クロスコネクト制御方法 - Google Patents

光クロスコネクト装置および光クロスコネクト制御方法 Download PDF

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本発明は、複数の光信号の経路を切り替える光クロスコネクト装置および光クロスコネクト制御方法に関する。
一般に、光ネットワークシステムでは、複数の光信号の経路を切り替えるために光クロスコネクト装置が用いられる。光クロスコネクト装置は、複数の光信号入力部と光信号出力部との間に配置されるスイッチ部において、任意の入力線と出力線を一意に接続し、また要求に応じて接続組み合わせの変更を可能とする構成である(特許文献1)。
図9は、光クロスコネクト装置の構成例を示す。図において、光クロスコネクト装置のスイッチ部には、構成の簡易さ、コスト、信頼性の観点から信号光を電気信号に変換せず、そのまま切り替えを行う光スイッチモジュール10が用いられる。光スイッチモジュール10は、入力信号光1〜nを入力するn本(nは2以上の整数)の入力ポートと、出力信号光1〜nを出力するn本の出力ポートを有する。光スイッチモジュール10は、スイッチ制御回路(図示せず)の制御により各入力ポートと各出力ポートをそれぞれ接続する構成である。
図10は、波長多重光伝送システムに用いられる光クロスコネクト装置の構成例を示す。図において、m本(mは2以上の整数)の入力波長多重光信号S1〜Smは、波長分波器12−1〜12−mでそれぞれ波長λ1〜λn(nは2以上の整数)の光信号に分波して光スイッチモジュール10の各入力ポートに入力される。光スイッチモジュール10は、スイッチ制御回路(図示せず)の制御によりn×m本の光信号をクロスコネクトし、波長λ1〜λnごとにm組の各出力ポートに出力する。光スイッチモジュール10の出力ポートから出力される波長λ1〜λnごとにm組の光信号は、それぞれ対応する波長合波器13−1〜13−mで合波され、出力波長多重光信号S1〜Smとしてそれぞれ出力される。
ここで、波長合波器13で波長多重する場合には、各光信号の波長が互いに異なっている必要があるが、一般に各光ファイバ伝送路の波長多重光信号に用いられる波長は、ここではそれぞれλ1〜λnというように同じ場合が多い。そのため、各波長合波器13に対応する光スイッチモジュール10のn個の出力ポートには同じ波長の光信号がクロスコネクトされる場合もある。このような場合には、図11に示すように、各波長合波器13に対応する光スイッチモジュール10のn個の出力ポートの一部または全部に波長変換器14を備え、波長競合が起こった場合にはどちらかの波長を変換してから波長合波器13に入力し、波長多重する構成がある。なお、波長変換器14を入力ポート側に挿入する構成もある。
ここで、図9に示す光クロスコネクト装置では、光スイッチモジュール10の故障に備えて、図12に示すように予備系の光スイッチモジュール11が用いられる。図10または図11に示す光クロスコネクト装置の場合も同様である。入力光信号1〜nは、光分岐器21−1〜21−nで分岐して現用系の光スイッチモジュール10および予備系の光スイッチモジュール11の各入力ポートに入力される。光スイッチモジュール10,11で入力光信号がクロスコネクトされ、各出力ポートから出力される出力光信号1〜nはそれぞれ出力光切替器22−1〜22−nで一方が選択されて出力される。スイッチ制御回路は、現用系の光スイッチモジュール10に故障が発生した場合に予備系の光スイッチモジュール11に切り替えることにより、n本の光信号のクロスコネクトを継続することができる。
特開平06−292246号公報
ところで、図12に示す冗長構成において、例えば現用系の光スイッチモジュール10の入力ポート1と出力ポート2が接続され、同様に予備系の光スイッチモジュール11の入力ポート1と出力ポート2が接続され、出力光切替器22−1〜22−nの選択により現用系から予備系への切り替えが可能になっている。すなわち、現用系の光スイッチモジュール10の入力ポート1に障害が起きた場合、入力光信号1は予備系の光スイッチモジュール11の入力ポート1から出力ポート2、出力光切替器22−2を介して出力光信号2として出力可能である。ところが、この状態で予備系の光スイッチモジュール11の出力ポート2に障害が発生すると、入力光信号1は不通になってしまう。
同様に、現用系の光スイッチモジュール10の出力ポート2と、予備系の光スイッチモジュール11の入力ポート(n+1)が同時に故障した場合にも入力光信号1は不通になる。
また、図12に示す現用系および予備系を備えた従来のn×nの光クロスコネクト装置を例えば2n×2nに拡張する場合には、n×nの光スイッチモジュール10,11を2n×2nタイプに交換することになるが、交換時の現用系光信号の瞬断は避けられない。
本発明は、現用系と予備系に対応する光クロスコネクト装置において、故障に対する信頼性を高めることができる光クロスコネクト装置および光クロスコネクト制御方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、現用系および予備系を備えた光クロスコネクト装置において、現用系光信号の瞬断をせずに増設を容易にすることができる光クロスコネクト制御方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、入力ポート1〜2n(nは2以上の整数)および出力ポート1〜2nを有し、2n×2nの入出力ポート間で光信号のクロスコネクトを行う光スイッチモジュールと、入力光信号1〜nをそれぞれ2分岐し、各一方の入力光信号1〜nを光スイッチモジュールの入力ポート1〜nに接続し、各他方の入力光信号1〜nを光スイッチモジュールの入力ポート(n+1)〜2nに接続するn個の光分岐器と、光スイッチモジュールの出力ポート1〜nの出力光信号と、光スイッチモジュールの出力ポート(n+1)〜2nの出力光信号の各一方を選択し、出力光信号1〜nとして出力するn個の出力光切替器とを備え、光スイッチモジュールは、入力ポート1〜nおよび出力ポート1〜nを現用系とし、入力ポート(n+1)〜2nおよび出力ポート(n+1)〜2nを予備系とし、現用系の入力ポートi(iは1〜nの整数)と出力ポートj(jは1〜nの整数)との間の現用系パスを、入力ポートi、入力ポート(i+n)、出力ポートj、出力ポート(j+n)の少なくとも1つの故障、あるいは入力ポートiまたは入力ポート(i+n)と出力ポートjまたは出力ポート(j+n)の組み合わせの故障に応じて、入力ポート(i+n)と出力ポート(j+n)との間の予備系パス、入力ポートiと出力ポート(j+n)との間の予備系パス、入力ポート(i+n)と出力ポートjとの間の予備系パスのいずれかに切り替える構成であり、出力光切替器は、光スイッチモジュールにおける出力ポートjと出力ポート(j+n)の切り替えに応じて出力光信号jを切り替える構成である
第2の発明は、入力ポート1〜2nm(n,mは2以上の整数)および出力ポート1〜2nmを有し、2nm×2nmの入出力ポート間で光信号のクロスコネクトを行う光スイッチモジュールと、入力波長多重光信号S1〜Smをそれぞれ2分岐するm個の光分岐器と、m個の光分岐器で分岐された各一方の入力波長多重光信号S1〜Smをm組の波長λ1〜λnの光信号に分波し、各組ごとに光スイッチモジュールの入力ポート1〜nmに接続する第1のm個の波長分波器と、m個の光分岐器で分岐された各他方の入力波長多重光信号S1〜Smをm組の波長λ1〜λnの光信号に分波し、各組ごとに光スイッチモジュールの入力ポート(nm+1)〜2nmに接続する第2のm個の波長分波器と、光スイッチモジュールの出力ポート1〜nmから出力されるm組の波長λ1〜λnの出力光信号をそれぞれ合波する第1のm個の波長合波器と、光スイッチモジュールの出力ポート(nm+1)〜2nmから出力されるm組の波長λ1〜λnの出力光信号をそれぞれ合波する第2のm個の波長合波器と、第1のm個の波長合波器から出力される波長多重光信号と、第1のm個の波長合波器から出力される波長多重光信号をそれぞれ結合し、出力波長多重光信号S1〜Smとして出力するm個の光結合器と、m個の光分岐器と第2のm個の波長分波器との間、または第2のm個の波長合波器とm個の光結合器との間に、所定の波長の光信号を通過させ、他の波長の光信号を阻止する光波長選択阻止器とを備え、光スイッチモジュールは、入力ポート1〜nmおよび出力ポート1〜nmを現用系とし、入力ポート(nm+1)〜2nmおよび出力ポート(nm+1)〜2nmを予備系とし、現用系の入力ポートi(iは1〜nmの整数)と出力ポートj(jは1〜nmの整数)との間の現用系パスを、入力ポートi、入力ポート(i+nm)、出力ポートj、出力ポート(j+nm)の少なくとも1つの故障、あるいは入力ポートiまたは入力ポート(i+nm)と出力ポートjまたは出力ポート(j+nm)の組み合わせの故障に応じて、入力ポート(i+nm)と出力ポート(j+nm)との間の予備系パス、入力ポートiと出力ポート(j+nm)との間の予備系パス、入力ポート(i+nm)と出力ポートjとの間の予備系パスのいずれかに切り替える構成であり、光波長選択阻止器は、光スイッチモジュールの予備系の出力ポート(nm+1)〜2nmに出力される予備系パスを選択するときに、当該出力ポートに対応した波長の光信号を通過させて他の波長の光信号を阻止し、光スイッチモジュールの予備系の出力ポート(nm+1)〜2nmに出力される予備系パスを選択しないときには全波長の光信号を阻止する構成である。
また、第2の発明の光クロスコネクト装置において、光波長選択阻止器に代えて、光スイッチモジュールの予備系の出力ポート(nm+1)〜2nmに出力される予備系パスのうち、出力しない波長の光信号については、波長対応の出力ポートとは異なる出力ポートに接続し、波長合波器を光波長選択阻止器として機能させる構成としてもよい。
また、第2の発明の光クロスコネクト装置において、光スイッチモジュールの各出力ポートに波長変換器を備え、波長選択阻止器に代えて、波長変換器に、光スイッチモジュールの予備系の出力ポート(nm+1)〜2nmに出力される予備系パスのうち、出力しない波長の光信号を阻止する機能を含む構成としてもよい。
また、第1の発明の光クロスコネクト装置において、光スイッチモジュールの入出力ポートを現用系と予備系の2つの領域に分割し、それぞれの領域で現用系と予備系の入力ポートおよび出力ポートが、隣接しない所定の間隔が確保されるように規則性をもって配置される構成としてもよい。
また、第2の発明の光クロスコネクト装置において、光スイッチモジュールの入出力ポートを各波長多重光信号ごとに2m個の領域に分割し、その2m個の領域で各波長に対応する入力ポートおよび出力ポートが、同一波長間で少なくとも隣接しない所定の間隔が確保されるように規則性をもって配置される構成としてもよい。
第3の発明は、第1の発明の光クロスコネクト装置で現用系と予備系の切り替えを行う光クロスコネクト制御方法において、光スイッチモジュールは、入力ポート1〜nおよび出力ポート1〜nを現用系とし、入力ポート(n+1)〜2nおよび出力ポート(n+1)〜2nを予備系とし、現用系の入力ポートi(iは1〜nの整数)と出力ポートj(jは1〜nの整数)との間の現用系パスを、入力ポートi、入力ポート(i+n)、出力ポートj、出力ポート(j+n)の少なくとも1つの故障、あるいは入力ポートiまたは入力ポート(i+n)と出力ポートjまたは出力ポート(j+n)の組み合わせの故障に応じて、入力ポート(i+n)と出力ポート(j+n)との間の予備系パス、入力ポートiと出力ポート(j+n)との間の予備系パス、入力ポート(i+n)と出力ポートjとの間の予備系パスのいずれかに切り替え、出力光切替器は、光スイッチモジュールにおける出力ポートjと出力ポート(j+n)の切り替えに応じて出力光信号jを切り替える。
第4の発明は、第2の発明の光クロスコネクト装置で現用系と予備系の切り替えを行う光クロスコネクト制御方法において、光スイッチモジュールは、入力ポート1〜nmおよび出力ポート1〜nmを現用系とし、入力ポート(nm+1)〜2nmおよび出力ポート(nm+1)〜2nmを予備系とし、現用系の入力ポートi(iは1〜nmの整数)と出力ポートj(jは1〜nmの整数)との間の現用系パスを、入力ポートi、入力ポート(i+nm)、出力ポートj、出力ポート(j+nm)の少なくとも1つの故障、あるいは入力ポートiまたは入力ポート(i+nm)と出力ポートjまたは出力ポート(j+nm)の組み合わせの故障に応じて、入力ポート(i+nm)と出力ポート(j+nm)との間の予備系パス、入力ポートiと出力ポート(j+nm)との間の予備系パス、入力ポート(i+nm)と出力ポートjとの間の予備系パスのいずれかに切り替え、光波長選択阻止器は、光スイッチモジュールの予備系の出力ポート(nm+1)〜2nmに出力される予備系パスを選択するときに、当該出力ポートに対応した波長の光信号を通過させて他の波長の光信号を阻止し、光スイッチモジュールの予備系の出力ポート(nm+1)〜2nmに出力される予備系パスを選択しないときには全波長の光信号を阻止する。
また、第4の発明の光クロスコネクト制御方法において、光スイッチモジュールの予備系の出力ポート(nm+1)〜2nmに出力される予備系パスのうち、出力しない波長の光信号については、波長対応の出力ポートとは異なる出力ポートに接続し、波長合波器を光波長選択阻止器として機能させるとしてもよい。
第5の発明は、第1または第2の発明の現用系および予備系に対応する光クロスコネクト装置の増設を行う光クロスコネクト制御方法において、光スイッチモジュールを第1の光スイッチモジュールとし、同じ構成の第2の光スイッチモジュールを用い、第1の光スイッチモジュールの予備系の入力ポートおよび出力ポートに接続されていた光信号および光信号を、第2の光スイッチモジュールの現用系の入力ポートおよび出力ポートに接続替えを行い、第1の光スイッチモジュールの予備系の入力ポートおよび出力ポートに、増設する光信号を接続する。
第1および第3の発明は、n×nの光スイッチモジュールを2つ用いて現用系と予備系を構成する光クロスコネクト装置に対して、2n×2nの光スイッチモジュールを用い、現用系の入力ポートと出力ポート、予備系の入力ポートと出力ポートに分けて使用することにより、1つの現用系パスに対して3通りの予備系パスを形成することができる。これにより、故障に対する信頼性を高めることができる。
第2および第4の発明は、nm×nmの光スイッチモジュールを2つ用いて現用系と予備系を構成し、波長多重光信号に対応する光クロスコネクト装置に対して、2nm×2nmの光スイッチモジュールを用い、現用系の入力ポートと出力ポート、予備系の入力ポートと出力ポートに分けて使用することにより、1つの現用系パスに対して3通りの予備系パスを形成することができる。これにより、故障に対する信頼性を高めることができる。
第5の発明は、第1または第2の発明の現用系および予備系を備えた光クロスコネクト装置において、予備系の入力ポートおよび出力ポートを増設ポートとして利用することにより、現用系光信号の瞬断をせずに増設を容易にすることができる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の光クロスコネクト装置の第1の実施形態を示す。
図において、入力光信号1〜nは、光分岐器21−1〜21−nで分岐して2n×2nの光スイッチモジュール30の現用系の入力ポート1〜nと予備系の入力ポート(n+1)〜2nにそれぞれ入力される。2n×2nの光スイッチモジュール30は、スイッチ制御回路(図示せず)の制御により2n本の光信号をクロスコネクトして各出力ポートに出力する。光スイッチモジュール30の現用系の出力ポート1〜nと予備系の出力ポート(n+1)〜2nからそれぞれ出力される各出力光信号は、出力光切替器22−1〜22−nでその一方が選択されてそれぞれ出力される。なお、出力光切替器22−1〜22−nは、常時は予備系の出力ポート(n+1)〜2nからの光信号を遮断し、現用系から予備系への切替時に導通させる構成としてもよい。
本実施形態の特徴は、現用系および予備系を有するn×nの光クロスコネクト装置として、図12に示す従来の現用系および予備系を構成する光スイッチモジュール10,11に代えて1つの2n×2nの光スイッチモジュール30を用いたところにある。光スイッチモジュール30の現用系の入力ポート1〜nと予備系の入力ポート(n+1)〜2n、現用系の出力ポート1〜nと予備系の出力ポート(n+1)〜2nは、現用系の光スイッチモジュール10および予備系の光スイッチモジュール11の各入出力ポートに対応するが、2n×2nの光スイッチモジュール30では現用/予備間のパスをクロス横断的に設定できる。これにより、次のようなクロスコネクトが可能になる。
図12において、現用系の光スイッチモジュール10の入力ポート1と出力ポート2が接続され、同様に予備系の光スイッチモジュール11の入力ポート1と出力ポート2が接続されている例で説明する。このとき、現用系の光スイッチモジュール10の入力ポート1に障害が起きた場合、入力光信号1は予備系の光スイッチモジュール11の入力ポート1から出力ポート2、出力光切替器22−2を介して出力光信号2として出力される。このとき、予備系の光スイッチモジュール11の出力ポート2に障害が発生すると、入力光信号1は不通になってしまう。
一方、図1に示す本実施形態の構成では、光スイッチモジュール30の入力ポート1と出力ポート2の現用系経路が、入力ポート(n+1)と出力ポート(n+2)の予備系経路に迂回しているときに出力ポート(n+2)に障害が発生した場合に相当する。この場合には、入力ポート(n+1)と出力ポート2を接続し、出力光切替器22−2で出力ポート2側を選択するように切り替えることにより、出力ポート(n+2)の障害を回避することができる。
また、図12に示す現用系の光スイッチモジュール10の出力ポート2と、予備系の光スイッチモジュール11の入力ポート(n+1)が同時に故障した場合にも入力光信号1は不通になる。一方、図1に示す本実施形態の構成では、光スイッチモジュール30の出力ポート2と入力ポート(n+1)の同時故障に相当するが、この場合でも入力ポート1と出力ポート(n+2)を接続し、出力光切替器22−2で出力ポート(n+2)側を選択するように切り替えることにより、入力光信号1の不通を回避することができる。
このように、図12に示す従来の現用系および予備系の構成は完全な冗長構成であって、一方の光スイッチモジュールの経路を他方の光スイッチモジュールの経路に切り替えることにより故障を回避する構成のため、上記の2例のように両系にまたがる二重故障の場合には対応が不可能である。それに対して、本実施形態の構成では図1に示す点線の経路により迂回経路が可能となり、信頼性を高めることができる。
(第2の実施形態)
図2は、本発明の光クロスコネクト装置の第2の実施形態を示す。
本実施形態の特徴は、図10に示す波長多重光信号に対応する従来のnm×nmの光スイッチモジュール10を現用系および予備系に対応させる場合に、図12のように2つのnm×nmの光スイッチモジュール10,11を用いるのではなく、1つの2nm×2nmの光スイッチモジュール31で対応したところにある。その機能および効果は、図12の現用系および予備系を有するn×nの光クロスコネクト装置に対する図1の第1の実施形態と同様である。
図において、光カプラ21−1〜21−mで分岐された一方の入力波長多重光信号S1〜Smは、現用系の波長分波器12−1〜12−mでm組の波長λ1〜λnの光信号に分波し、2nm×2nmの光スイッチモジュール31の現用系の入力ポート1〜nmに組ごとに入力される。また、光カプラ21−1〜21−mで分岐された他方の入力波長多重光信号S1〜Smは、予備系の波長分波器12−(m+1)〜12−2mでm組の波長λ1〜λnの光信号に分波し、2nm×2nmの光スイッチモジュール31の予備系の入力ポート(nm+1)〜2nmに組ごとに入力される。
2nm×2nmの光スイッチモジュール31は、スイッチ制御回路(図示せず)の制御により2nm本の光信号をクロスコネクトして各出力ポートに出力する。2nm×2nmの光スイッチモジュール31の現用系の出力ポート1〜nmから出力されるm組の波長λ1〜λnの光信号は、それぞれ波長合波器13−1〜13−mで合波され、光結合器26−1〜26−mを介して出力波長多重光信号S1〜Smとしてそれぞれ出力される。また、2nm×2nmの光スイッチモジュール31の予備系の出力ポート(nm+)〜2nmから出力されるm組の波長λ1〜λnの光信号は、それぞれ波長合波器13−(m+1)〜13−2mで合波され、光波長選択阻止器23−1〜23−m、光結合器26−1〜26−mを介して出力波長多重光信号S1〜Smとしてそれぞれ出力される。
なお、現用系の波長合波器13−1〜13−mおよび予備系の波長合波器13−(m+1)〜13−2mには、2nm×2nmの光スイッチモジュール31でクロスコネクトされた光信号がそれぞれ入力される。通常、現用系のパスが正常な場合には、光波長選択阻止器23−1〜23−mで全波長の光信号を阻止し、光スイッチモジュール31の予備系の出力ポート(nm+)〜2nmから出力された光信号が合流することを阻止する。
ここで、例えば2nm×2nmの光スイッチモジュール31の現用系の入力ポートnmから出力ポートnにクロスコネクトされる入力波長多重光信号Smの波長λnの光信号に障害が発生した場合には、出力波長多重光信号S1から波長λnの光信号が欠落する。このとき、入力波長多重光信号Smの波長λnの光信号の予備系は、入力ポート2nmから出力ポートnm+nにクロスコネクトされており、対応する光波長選択阻止器23−1で波長λnの光信号を通過させ、他の波長の光信号の通過を阻止することにより、入力波長多重光信号Smの波長λnの光信号が復旧するとともに、現用系と予備系の同一波長間の干渉を回避することができる。このような光波長選択阻止器は、2nm×2nmの光スイッチモジュール31の入力側で、光カプラ21−1〜21−mと予備系の波長分波器12−(m+1)〜12−2mとの間にそれぞれ挿入してもよい。
また、第1の実施形態と同様に、例えば入力波長多重光信号Smの波長λnの光信号において、現用系の入力ポートnmから現用系の出力ポートnへのクロスコネクト障害に対して、上記の予備系の入力ポート2nmから予備系の出力ポート(nm+n)へのパスの他に、現用系の入力ポートnmから予備系の出力ポート(nm+n)へのパス、予備系の入力ポート2nmから現用系の出力ポートnへのパスなどにより障害復旧が可能になる。
(第3の実施形態)
図3は、本発明の光クロスコネクト装置の第3の実施形態を示す。
本実施形態は、図2に示す第2の実施形態と同じ機能を実現する他の形態を示す。図2の第2の実施形態における光波長選択阻止器23−1〜23−mに代わり、予備系の波長合波器13−(m+1)〜13−2mの接続ポートをシフトすることにより、実質的に光波長選択阻止器として機能させるものである。
図2の構成では、2nm×2nmの光スイッチモジュール31の予備系の出力ポート(nm+1)〜(nm+n)と、波長合波器13−(m+1)の波長λ1〜λnのポートが接続され、予備系の各出力ポートにそれぞれ対応する波長がクロスコネクトされる。他の出力ポートと他の波長合波器とにおいても同様である。
一方、図3の構成では、2nm×2nmの光スイッチモジュール31の予備系の出力ポート(nm+1)〜(nm+n)と、波長合波器13−(m+1)の波長λ1〜λnのポートが接続されるものの、予備系の出力ポート(nm+1)〜(nm+n)に、例えば波長λ1〜λnを1つ巡回させた光信号をクロスコネクトする。これにより、波長合波器13−(m+1)は波長多重光信号を出力せず、出力光合流器23−1からは現用系の波長合波器13−1から出力される出力波長多重光信号S1が出力される。
ここで、例えば2nm×2nmの光スイッチモジュール31の現用系の入力ポートnmから出力ポートnにクロスコネクトされる入力波長多重光信号Smの波長λnの光信号に障害が発生した場合には、出力波長多重光信号S1から波長λnの光信号が欠落する。このとき、入力波長多重光信号Smの波長λnの光信号の予備系は、入力ポート2nmから出力ポートnm+1にクロスコネクトされているところを、波長λnに対応する本来の出力ポートnm+nに切り替える。これにより、入力波長多重光信号Smの波長λnの光信号は、波長合波器13−(m+1)、光結合器26−1を介して出力波長多重光信号S1として出力される。なお、出力ポートnm+nにクロスコネクトされていた波長λ(n−1)は、交代して出力ポートnm+1にクロスコネクトすることにより、波長合波器13−(m+1)で遮断されたままとなる。
また、第2の実施形態と同様に、例えば入力波長多重光信号Smの波長λnの光信号において、現用系の入力ポートnmから現用系の出力ポートnへのクロスコネクト障害に対して、上記の予備系の入力ポート2nmから予備系の出力ポート(nm+n)へのパスの他に、現用系の入力ポートnmから予備系の出力ポート(nm+n)へのパス、予備系の入力ポート2nmから現用系の出力ポートnへのパスなどにより障害復旧が可能になる。
また、第2の実施形態は、2nm×2nmの光スイッチモジュール31でクロスコネクトされ、さらに予備系の出力ポートに出力されて合波した波長多重光信号から波長選択阻止器23で迂回させる波長のみを通過させる構成であったが、予備系の出力ポートに出力をオンオフする機能を付加してもよい。本機能は、通常(異常がない場合)、すべてのポートに対して出力を生じないように制御し、現用系に異常が生じた光信号(波長)に対してのみ、対応する波長の光信号の出力が生じるように制御する。
また、本機能としては、2nm×2nmの光スイッチモジュール31の予備系の各出力ポートに光スイッチまたは光可変減衰器を設置することにより対応可能である。また、2nm×2nmの光スイッチモジュール31の各出力ポートに波長変換器を備える構成であれば、波長変換器に同様の機能をもたせてもよい。また、光スイッチモジュールとして、後述する微小ミラーの角度制御により入出力ポート間の接続切り替えが可能な3次元MEMS光スイッチを用いる場合には、波長ごとの阻止または通過機能を付加的部品なしに実現できる。
(第4の実施形態)
図1に示す第1の実施形態の構成では、2n×2nの光スイッチモジュール30において、現用系と予備系の入力光信号1〜nが同時にクロスコネクトされる。また、図2〜図3に示す第2〜第3の実施形態の構成では、2nm×2nmの光スイッチモジュール31において、現用系と予備系の入力波長多重光信号S1〜Smの各波長の光信号が同時にクロスコネクトされる。この場合には、現用系と予備系に加えて、波長多重光信号の入出力方路数mに応じた同一波長の光信号がクロスコネクトされる。
ところで、光スイッチモジュール30,31として、3次元構成の光空間スイッチを用いた場合、近接するポート間でクロストークが多くなる。したがって、現用系と予備系の同じ光信号、あるいは波長多重系における同一波長の光信号は、光空間スイッチで近接しないポートに割り当てることにより、クロストークを低減することができる。以下、光スイッチモジュールを構成する光空間スイッチの3つの形態に分けて説明する。なお、ここでは現用系と予備系のみに対応する光スイッチモジュール30を例に説明するが、波長多重系の光スイッチモジュール31についても同様である。
図4は、光スイッチモジュール30の第1の構成例を示す。図4において、光スイッチモジュール30は、複数(2n本)の光ファイバを2次元に配置した入力光ファイバアレイ3aと出力光ファイバアレイ3bを対向させた構成である。入力光ファイバアレイ3aの各光ファイバの角度と出力光ファイバアレイ3bの各光ファイバの角度を機械的可変機構によって変化させ、接続すべき光ファイバ間で双方の角度を光結合損失が小さくなるように調整して光ビームを空間伝搬させる。
本構成では、入力光ファイバアレイ3aを現用系と予備系に2分割し、現用系のn本の入力ポートの位置と予備系のn本の入力ポートの位置をそれぞれ対応させ、現用系と予備系の各入力光信号が隣接しないように配置する。同様に、出力光ファイバアレイ3bを現用系と予備系に2分割し、現用系のn本の出力ポートの位置と予備系のn本の出力ポートの位置をそれぞれ対応させ、現用系と予備系の各出力光信号が隣接しないように配置する。
図5は、光スイッチモジュール30の第2の構成例を示す。図5において、光スイッチモジュール30は、複数(2n個)のコリメータを2次元に配置したコリメータアレイ1a,1bと、複数(2n個)のミラーを2次元に配置したMEMS(Micro Electric Mechanical System) ミラーアレイ2を組み合わせた構成である。なお、入力ポート群を形成するコリメータアレイ1aには、各コリメータに対応させて複数(2n本)の光ファイバを2次元に配置した入力光ファイバアレイが接続される。出力ポート群を形成するコリメータアレイ1bには、各コリメータに対応させて複数(2n本)の光ファイバを2次元に配置した出力光ファイバアレイが接続される。
MEMSミラーアレイ2の各ミラーはMEMS技術によりその角度が制御され、各ミラーの反射角度によって任意の入出力ポート間の接続(光パスの切り替え)が可能になっている。本構成では、コリメータアレイ1aに対応する入力光ファイバアレイを現用系と予備系に2分割し、現用系のn本の入力ポートの位置と予備系のn本の入力ポートの位置をそれぞれ対応させ、現用系と予備系の各入力光信号が隣接しないように配置する。同様に、コリメータアレイ1bに対応する出力光ファイバアレイを現用系と予備系に2分割し、現用系のn本の出力ポートの位置と予備系のn本の出力ポートの位置をそれぞれ対応させ、現用系と予備系の各出力光信号が隣接しないように配置する。
図6は、光スイッチモジュール30の第3の構成例を示す。図6において、光スイッチモジュール30は、複数(2n個)のコリメータを2次元に配置したコリメータアレイ1a,1bと、複数(2n個)のミラーを2次元に配置したMEMSミラーアレイ2a,2bを組み合わせた構成である。入力ポート群を形成するコリメータアレイ1aには、各コリメータに対応させて複数(2n本)の光ファイバを2次元に配置した入力光ファイバアレイが接続される。出力ポート群を形成するコリメータアレイ1bには、各コリメータに対応させて複数(2n本)の光ファイバを2次元に配置した出力光ファイバアレイが接続される。
MEMSミラーアレイ2a,2bの各ミラーはMEMS技術によりその角度が制御され、反射させる各ミラーの組み合わせによって任意の入出力ポート間の接続(光パスの切り替え)が可能になっている。本構成では、コリメータアレイ1aに対応する入力光ファイバアレイを現用系と予備系に2分割し、現用系のn本の入力ポートの位置と予備系のn本の入力ポートの位置をそれぞれ対応させ、現用系と予備系の各入力光信号が隣接しないように配置する。同様に、コリメータアレイ1bに対応する出力光ファイバアレイを現用系と予備系に2分割し、現用系のn本の出力ポートの位置と予備系のn本の出力ポートの位置をそれぞれ対応させ、現用系と予備系の各出力光信号が隣接しないように配置する。
(第5の実施形態)
図7および図8は、本発明の光クロスコネクト装置の第5の実施形態を示す。なお、本実施形態は、図1に示す2n×2nの光スイッチモジュール30を例に説明するが、図2〜3に示す2nm×2nmの光スイッチモジュール31にも同様に適用可能である。
図7において、2n×2nの光スイッチモジュール30a、光分岐器21−1〜21−n、出力光切替器22−1〜22−nは、第1の実施形態と同様であり、入力光信号1〜nと出力光信号1〜nとの間の現用系および予備系の切り替えを1つの2n×2nの光スイッチモジュール30aで実現している。
本実施形態では、2n×2nの光スイッチモジュール30aを用いて現用系と予備系を構成していたn×nの光クロスコネクト装置に対して、規模を2n×2nの光クロスコネクト装置に増設する場合に適用される。入力光信号1〜nは、光分岐器21−1〜21−nを介して2n×2nの光スイッチモジュール30aの入力ポート1〜nと入力ポート(n+1)〜2nに接続される。出力光信号1〜nは、2n×2nの光スイッチモジュール30aの出力ポート1〜nと出力ポート(n+1)〜2nからの出力光信号を出力光切替器22−1〜22−nで切り替えて取り出される。また、光分岐器21−1〜21−nと2n×2nの光スイッチモジュール30aの入力ポート(n+1)〜2nとの間は、光コネクタ24−1〜24−nを介して接続される。同様に出力光切替器22−1〜22−nと2n×2nの光スイッチモジュール30aの出力ポート(n+1)〜2nとの間は、光コネクタ25−1〜25−nを介して接続される。
ここで、入力光信号(n+1)および出力光信号(n+1)を増設する場合について説明する。2n×2nの光スイッチモジュール30aと同じ構成の2n×2nの光スイッチモジュール30bを追加する。関係する光コネクタ24−1および光コネクタ25−1は、それぞれ光コネクタ24−1a,24−1b、光コネクタ25−1a,25−1bが結合したものとする。
入力光信号(n+1)は、光分岐器21−(n+1)を介して光コネクタ24−(n+1)aおよび2n×2nの光スイッチモジュール30bの入力ポート(n+1)に接続する。2n×2nの光スイッチモジュール30bの入力ポート1〜nには、光コネクタ24−(n+1)b〜24−2nbが接続される。次に、光コネクタ24−1a,24−1bを切り離し、光コネクタ24−(n+1)aと光コネクタ24−1bを接続し、光コネクタ24−1aと光コネクタ24−(n+1)bを接続する。光コネクタ24−2〜24−nにおいても、それぞれ光コネクタ24−2a〜24−naと光コネクタ24−(n+2)b〜24−2nbとの接続に切り替える。
出力光信号(n+1)は、出力光切替器22−(n+1)を介して光コネクタ25−(n+1)aおよび2n×2nの光スイッチモジュール30bの出力ポート(n+1)に接続する。2n×2nの光スイッチモジュール30bの出力ポート1〜nには、光コネクタ25−(n+1)b〜25−2nbが接続される。次に、光コネクタ25−1a,25−1bを切り離し、光コネクタ25−(n+1)aと光コネクタ25−1bを接続し、光コネクタ25−1aと光コネクタ25−(n+1)bを接続する。光コネクタ25−2〜25−nにおいても、それぞれ光コネクタ25−2a〜25−naと光コネクタ25−(n+2)b〜25−2nbとの接続に切り替える。
以上の光コネクタの接続切り替えにより、図8に示すように、入力光信号1の予備系は、光コネクタ24−1a,24−(n+1)bを介して、2n×2nの光スイッチモジュール30bの入力ポート1に入力される。同様に、入力光信号2〜nの予備系は、2n×2nの光スイッチモジュール30bの入力ポート2〜nに入力される。増設する入力光信号(n+1)の現用系は、光分岐器21−(n+1)、光コネクタ24−(n+1)a、光コネクタ24−1bを介して、2n×2nの光スイッチモジュール30の入力ポートn+1に入力される。出力光信号1の予備系は、光コネクタ25−1a,25−(n+1)bを介して、2n×2nの光スイッチモジュール30bの出力ポート1から取り出される。同様に、出力光信号2〜nの予備系は、2n×2nの光スイッチモジュール30bの出力ポート2〜nから取り出される。増設する出力光信号(n+1)の現用系は、出力光切替器22−(n+1)、光コネクタ25−(n+1)a、光コネクタ25−1bを介して、2n×2nの光スイッチモジュール30aの出力ポートn+1から取り出される。
すなわち、入力光信号1〜nの現用系は2n×2nの光スイッチモジュール30aの入力ポート1〜n、予備系は2n×2nの光スイッチモジュール30bの入力ポート1〜nに接続される。増設する入力光信号(n+1)の現用系は、2n×2nの光スイッチモジュール30aの入力ポート(n+1)、予備系は2n×2nの光スイッチモジュール31の入力ポート(n+1)に接続される。出力光信号1〜nの現用系は2n×2nの光スイッチモジュール30aの出力ポート1〜n、予備系は2n×2nの光スイッチモジュール30bの出力ポート1〜nに接続される。増設する出力光信号(n+1)の現用系は、2n×2nの光スイッチモジュール30aの出力ポート(n+1)、予備系は2n×2nの光スイッチモジュール30bの出力ポート(n+1)に接続される。
ところで、図12に示す現用系および予備系を備えた従来のn×nの光クロスコネクト装置を2n×2nに拡張する場合には、n×nの光スイッチモジュール10,11を2n×2nタイプに交換することになるが、交換時の現用系光信号の瞬断は避けられない。これに対して、本実施形態の構成では、入力光信号1〜nおよび出力光信号1〜nの予備系側の光コネクタの接続替えにより増設に対応可能であるので、増設時にも現用系光信号の瞬断等を回避することができる。
本発明の光クロスコネクト装置の第1の実施形態を示す図。 本発明の光クロスコネクト装置の第2の実施形態を示す図。 本発明の光クロスコネクト装置の第3の実施形態を示す図。 光スイッチモジュール30の第1の構成例を示す図。 光スイッチモジュール30の第2の構成例を示す図。 光スイッチモジュール30の第3の構成例を示す図。 本発明の光クロスコネクト装置の第5の実施形態を示す図。 本発明の光クロスコネクト装置の第5の実施形態を示す図。 光クロスコネクト装置の構成例を示す図。 波長多重光伝送システムに用いられる光クロスコネクト装置の構成例を示す図。 波長多重光伝送システムに用いられる光クロスコネクト装置の構成例を示す図。 光クロスコネクト装置の冗長系の構成例を示す図。
符号の説明
10,11 n×nの光スイッチモジュール
12 波長分波器
13 波長合波器
21 光分岐器
22 出力光切替器
23 光波長選択阻止器
24,25 光コネクタ
26 光結合器
30 2n×2nの光スイッチモジュール
31 2nm×2nmの光スイッチモジュール

Claims (10)

  1. 入力ポート1〜2n(nは2以上の整数)および出力ポート1〜2nを有し、2n×2nの入出力ポート間で光信号のクロスコネクトを行う光スイッチモジュールと、
    入力光信号1〜nをそれぞれ2分岐し、各一方の入力光信号1〜nを前記光スイッチモジュールの入力ポート1〜nに接続し、各他方の入力光信号1〜nを前記光スイッチモジュールの入力ポート(n+1)〜2nに接続するn個の光分岐器と、
    前記光スイッチモジュールの出力ポート1〜nの出力光信号と、前記光スイッチモジュールの出力ポート(n+1)〜2nの出力光信号の各一方を選択し、出力光信号1〜nとして出力するn個の出力光切替器とを備え、
    前記光スイッチモジュールは、前記入力ポート1〜nおよび前記出力ポート1〜nを現用系とし、前記入力ポート(n+1)〜2nおよび前記出力ポート(n+1)〜2nを予備系とし、現用系の入力ポートi(iは1〜nの整数)と出力ポートj(jは1〜nの整数)との間の現用系パスを、入力ポートi、入力ポート(i+n)、出力ポートj、出力ポート(j+n)の少なくとも1つの故障、あるいは入力ポートiまたは入力ポート(i+n)と出力ポートjまたは出力ポート(j+n)の組み合わせの故障に応じて、入力ポート(i+n)と出力ポート(j+n)との間の予備系パス、入力ポートiと出力ポート(j+n)との間の予備系パス、入力ポート(i+n)と出力ポートjとの間の予備系パスのいずれかに切り替える構成であり、
    前記出力光切替器は、前記光スイッチモジュールにおける前記出力ポートjと前記出力ポート(j+n)の切り替えに応じて出力光信号jを切り替える構成である
    ことを特徴とする光クロスコネクト装置。
  2. 入力ポート1〜2nm(n,mは2以上の整数)および出力ポート1〜2nmを有し、2nm×2nmの入出力ポート間で光信号のクロスコネクトを行う光スイッチモジュールと、
    入力波長多重光信号S1〜Smをそれぞれ2分岐するm個の光分岐器と、
    前記m個の光分岐器で分岐された各一方の入力波長多重光信号S1〜Smをm組の波長λ1〜λnの光信号に分波し、各組ごとに前記光スイッチモジュールの入力ポート1〜nmに接続する第1のm個の波長分波器と、
    前記m個の光分岐器で分岐された各他方の入力波長多重光信号S1〜Smをm組の波長λ1〜λnの光信号に分波し、各組ごとに前記光スイッチモジュールの入力ポート(nm+1)〜2nmに接続する第2のm個の波長分波器と、
    前記光スイッチモジュールの出力ポート1〜nmから出力されるm組の波長λ1〜λnの出力光信号をそれぞれ合波する第1のm個の波長合波器と、
    前記光スイッチモジュールの出力ポート(nm+1)〜2nmから出力されるm組の波長λ1〜λnの出力光信号をそれぞれ合波する第2のm個の波長合波器と、
    前記第1のm個の波長合波器から出力される波長多重光信号と、前記第1のm個の波長合波器から出力される波長多重光信号をそれぞれ結合し、出力波長多重光信号S1〜Smとして出力するm個の光結合器と、
    前記m個の光分岐器と前記第2のm個の波長分波器との間、または前記第2のm個の波長合波器と前記m個の光結合器との間に、所定の波長の光信号を通過させ、他の波長の光信号を阻止する光波長選択阻止器とを備え、
    前記光スイッチモジュールは、前記入力ポート1〜nmおよび前記出力ポート1〜nmを現用系とし、前記入力ポート(nm+1)〜2nmおよび前記出力ポート(nm+1)〜2nmを予備系とし、現用系の入力ポートi(iは1〜nmの整数)と出力ポートj(jは1〜nmの整数)との間の現用系パスを、入力ポートi、入力ポート(i+nm)、出力ポートj、出力ポート(j+nm)の少なくとも1つの故障、あるいは入力ポートiまたは入力ポート(i+nm)と出力ポートjまたは出力ポート(j+nm)の組み合わせの故障に応じて、入力ポート(i+nm)と出力ポート(j+nm)との間の予備系パス、入力ポートiと出力ポート(j+nm)との間の予備系パス、入力ポート(i+nm)と出力ポートjとの間の予備系パスのいずれかに切り替える構成であり、
    前記光波長選択阻止器は、前記光スイッチモジュールの予備系の出力ポート(nm+1)〜2nmに出力される予備系パスを選択するときに、当該出力ポートに対応した波長の光信号を通過させて他の波長の光信号を阻止し、前記光スイッチモジュールの予備系の出力ポート(nm+1)〜2nmに出力される予備系パスを選択しないときには全波長の光信号を阻止する構成である
    ことを特徴とする光クロスコネクト装置。
  3. 請求項2に記載の光クロスコネクト装置において、
    前記光波長選択阻止器に代えて、前記光スイッチモジュールの予備系の出力ポート(nm+1)〜2nmに出力される予備系パスのうち、出力しない波長の光信号については、波長対応の出力ポートとは異なる出力ポートに接続し、前記波長合波器を光波長選択阻止器として機能させる構成である
    ことを特徴とする光クロスコネクト装置。
  4. 請求項2に記載の光クロスコネクト装置において、
    前記光スイッチモジュールの各出力ポートに波長変換器を備え、
    前記波長選択阻止器に代えて、前記波長変換器に、前記光スイッチモジュールの予備系の出力ポート(nm+1)〜2nmに出力される予備系パスのうち、出力しない波長の光信号を阻止する機能を含む構成である
    ことを特徴とする光クロスコネクト装置。
  5. 請求項1に記載の光クロスコネクト装置において、
    前記光スイッチモジュールの入出力ポートを現用系と予備系の2つの領域に分割し、それぞれの領域で現用系と予備系の入力ポートおよび出力ポートが、隣接しない所定の間隔が確保されるように規則性をもって配置される構成である
    ことを特徴とする光クロスコネクト装置。
  6. 請求項2〜4のいずれかに記載の光クロスコネクト装置において、
    前記光スイッチモジュールの入出力ポートを各波長多重光信号ごとに2m個の領域に分割し、その2m個の領域で各波長に対応する入力ポートおよび出力ポートが、同一波長間で少なくとも隣接しない所定の間隔が確保されるように規則性をもって配置される構成である
    ことを特徴とする光クロスコネクト装置。
  7. 請求項1に記載の光クロスコネクト装置で現用系と予備系の切り替えを行う光クロスコネクト制御方法において、
    前記光スイッチモジュールは、前記入力ポート1〜nおよび前記出力ポート1〜nを現用系とし、前記入力ポート(n+1)〜2nおよび前記出力ポート(n+1)〜2nを予備系とし、現用系の入力ポートi(iは1〜nの整数)と出力ポートj(jは1〜nの整数)との間の現用系パスを、入力ポートi、入力ポート(i+n)、出力ポートj、出力ポート(j+n)の少なくとも1つの故障、あるいは入力ポートiまたは入力ポート(i+n)と出力ポートjまたは出力ポート(j+n)の組み合わせの故障に応じて、入力ポート(i+n)と出力ポート(j+n)との間の予備系パス、入力ポートiと出力ポート(j+n)との間の予備系パス、入力ポート(i+n)と出力ポートjとの間の予備系パスのいずれかに切り替え、
    前記出力光切替器は、前記光スイッチモジュールにおける前記出力ポートjと前記出力ポート(j+n)の切り替えに応じて出力光信号jを切り替える
    ことを特徴とする光クロスコネクト制御方法。
  8. 請求項2に記載の光クロスコネクト装置で現用系と予備系の切り替えを行う光クロスコネクト制御方法において、
    前記光スイッチモジュールは、前記入力ポート1〜nmおよび前記出力ポート1〜nmを現用系とし、前記入力ポート(nm+1)〜2nmおよび前記出力ポート(nm+1)〜2nmを予備系とし、現用系の入力ポートi(iは1〜nmの整数)と出力ポートj(jは1〜nmの整数)との間の現用系パスを、入力ポートi、入力ポート(i+nm)、出力ポートj、出力ポート(j+nm)の少なくとも1つの故障、あるいは入力ポートiまたは入力ポート(i+nm)と出力ポートjまたは出力ポート(j+nm)の組み合わせの故障に応じて、入力ポート(i+nm)と出力ポート(j+nm)との間の予備系パス、入力ポートiと出力ポート(j+nm)との間の予備系パス、入力ポート(i+nm)と出力ポートjとの間の予備系パスのいずれかに切り替え
    前記光波長選択阻止器は、前記光スイッチモジュールの予備系の出力ポート(nm+1)〜2nmに出力される予備系パスを選択するときに、当該出力ポートに対応した波長の光信号を通過させて他の波長の光信号を阻止し、前記光スイッチモジュールの予備系の出力ポート(nm+1)〜2nmに出力される予備系パスを選択しないときには全波長の光信号を阻止する
    ことを特徴とする光クロスコネクト制御方法。
  9. 請求項8に記載の光クロスコネクト制御方法において、
    前記光スイッチモジュールの予備系の出力ポート(nm+1)〜2nmに出力される予備系パスのうち、出力しない波長の光信号については、波長対応の出力ポートとは異なる出力ポートに接続し、前記波長合波器を光波長選択阻止器として機能させる
    ことを特徴とする光クロスコネクト制御方法。
  10. 請求項1または請求項2に記載の現用系および予備系に対応する光クロスコネクト装置の増設を行う光クロスコネクト制御方法において、
    前記光スイッチモジュールを第1の光スイッチモジュールとし、同じ構成の第2の光スイッチモジュールを用い、
    前記第1の光スイッチモジュールの予備系の入力ポートおよび出力ポートに接続されていた光信号および光信号を、前記第2の光スイッチモジュールの現用系の入力ポートおよび出力ポートに接続替えを行い、
    前記第1の光スイッチモジュールの予備系の入力ポートおよび出力ポートに、増設する光信号を接続する
    ことを特徴とする光クロスコネクト制御方法。
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