JP2011193083A - 撮像装置、画像補正プログラム、画像補正方法 - Google Patents

撮像装置、画像補正プログラム、画像補正方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011193083A
JP2011193083A JP2010055566A JP2010055566A JP2011193083A JP 2011193083 A JP2011193083 A JP 2011193083A JP 2010055566 A JP2010055566 A JP 2010055566A JP 2010055566 A JP2010055566 A JP 2010055566A JP 2011193083 A JP2011193083 A JP 2011193083A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
imaged
image
imaging
unit
axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010055566A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Ono
利行 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Digital Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Solutions Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Solutions Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2010055566A priority Critical patent/JP2011193083A/ja
Publication of JP2011193083A publication Critical patent/JP2011193083A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】撮像装置内の機器の取り付け誤差を減少させるパラメータを得ることができる撮像装置を提供する。
【解決手段】被撮像体を撮像した画像であって撮像素子が所定位置にセットされて撮像された画像から、被撮像体が撮像された位置の座標値を取得し、また、被撮像体を撮像した画像であって撮像素子が所定位置から移動された位置にセットされて撮像された画像から、被撮像体が撮像された位置の座標値を取得する座標確認部26と、それぞれの座標値と撮像素子の移動距離とを用いて、機器の取り付け誤差を補正する数式の定数を算出する補正量算出部27とを有する撮像装置を提供する。
【選択図】図3

Description

本発明は、撮像装置に用いられる手ぶれ補正の技術に関する。
撮像装置に備えられる手ぶれ補正機構には、ブレを打ち消す方向に補正レンズを移動させるレンズシフト方式や、ブレを打ち消す方向にCCDイメージセンサ(Charge Coupled Device Image Sensor、以下CCDと称す)を移動させるイメージセンサシフト方式などがある。
イメージセンサシフト方式を採用した手ぶれ補正機構は、CCDを固定した台板と、この台板と摺接する台板との2つの台板を、それぞれアクチュエータを用いてブレを打ち消す方向に移動させることで、CCDを移動させる。
また、関連する技術として、以下の技術が開示されている。
特開2007−286318号公報 特開2007−93953号公報 特開2006−98533号公報
撮像装置筐体のヨー軸およびピッチ軸と、上記台板それぞれの移動方向とが合致しており、また台板の縦移動方向、横移動方向とが直角であることが望ましい。しかし、撮像装置の製造過程においては取り付け精度上の限界もあり、撮像装置筐体のヨー軸、ピッチ軸に対して台板それぞれの移動方向が必ずしも合致しておらず、また台板の縦移動方向、横移動方向とが直角でない場合がある。この水平性、直角性が未調整である場合、横軸移動の成分が縦軸に影響し、また縦軸移動の成分が横軸に影響し、これらの影響がブレを補正するときの誤差として現れている。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、手ぶれ補正の性能向上を図る技術を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明の一態様に係る撮像装置は、被撮像体を撮像した画像であって撮像素子が所定位置にセットされて撮像された画像から、被撮像体が撮像された位置の座標値を取得する第1座標取得部と、被撮像体を撮像した画像であって撮像素子が所定位置から移動された位置にセットされて撮像された画像から、被撮像体が撮像された位置の座標値を取得する第2座標取得部と、第1座標取得部によって取得された座標値と、第2座標取得部によって取得された座標値と、撮像素子の移動距離とを用いて、機器の取り付け誤差を補正する数式の定数を算出する算出部と、を有する。
また、上述した課題を解決するため、本発明の一態様に係る画像補正プログラムは、被撮像体を撮像した画像であって撮像素子が所定位置にセットされて撮像された画像から、前記被撮像体が撮像された位置の座標値を取得し、被撮像体を撮像した画像であって撮像素子が所定位置から移動された位置にセットされて撮像された画像から、被撮像体が撮像された位置の座標値を取得し、取得された座標値それぞれと、撮像素子の移動距離とを用いて、機器の取り付け誤差を補正する数式の定数を算出する処理を、コンピュータに実行させる。
上述した課題を解決するため、本発明の一態様に係る画像補正方法は、コンピュータが、被撮像体を撮像した画像であって撮像素子が所定位置にセットされて撮像された画像から、前記被撮像体が撮像された位置の座標値を取得し、被撮像体を撮像した画像であって前記撮像素子が所定位置から移動された位置にセットされて撮像された画像から、被撮像体が撮像された位置の座標値を取得し、取得された座標値それぞれと、撮像素子の移動距離とを用いて、機器の取り付け誤差を補正する数式の定数を算出する。
撮像装置内の機器の取り付け誤差を減少させるパラメータを得ることができ、このパラメータに基づき補正することで、ブレ補正の精度を向上させることができる。
本実施の形態に係る撮像装置の一例および取り付け誤差検査時の配置の一例を示す図である。 本実施の形態に係る手ぶれ補正機構のハードウェア構成の一例を示す模式図である。 本実施の形態に係る制御部の構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態に係るY軸方向のズレを説明する図である。 本実施の形態に係るX軸方向のズレを説明する図である。 本実施の形態に係る制御部の動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
まず、図1に、本実施の形態に係る撮像装置および取り付け誤差検査環境の一例を示す。撮像装置100は、図示しないレンズ、シャッターボタン、電源ユニット等以外に、手ぶれ補正機構1を有する。また、検査用のシートである十字チャート200は、十字の縦線と横線とが90度を成している。
撮像装置100は、十字チャート200と平行に対面するように配置され、かつ十字チャート200の縦線、横線と撮像装置100筐体のピッチ軸成分、ヨー軸成分とがそれぞれ平行となるように配置される。以降の説明では、撮像装置100筐体のヨー軸成分をX軸成分またはX軸方向とし、またピッチ軸成分をY軸成分またはY軸方向として説明する。
図2に、手ぶれ補正機構1のハードウェア構成の一例を示す。手ぶれ補正機構1は、制御部2、ブレ検出部3、X軸アクチュエータ11、Y軸アクチュエータ12、X軸台板13、Y軸台板14、CCD15を有する。
制御部2は、ブレ検出部3で検出されたブレを打ち消す方向にX軸アクチュエータ11、Y軸アクチュエータ12をそれぞれ駆動させるマイコン(コンピュータ)であり、CPU、メモリ(揮発性の記憶装置および不揮発性の記憶装置)を有している。また、制御部2は、USB(Universal Serial Bus)インターフェイスを有しており、USBインターフェイスを介して接続されたパーソナルコンピュータからの検査開始指示に基づきX軸アクチュエータ11、Y軸アクチュエータ12の駆動を制御する。また、制御部2は露光制御も行う。制御部2については、後にまた詳説する。
ブレ検出部3は、撮像時の手ぶれ、風等によって生ずる振動(ブレ)を検出するジャイロスコープであり、検出した角度や角速度の値を制御部2へ出力する。
X軸アクチュエータ11は、制御部2からの駆動パルスによってX軸台板13を横方向に所望距離移動させるアクチュエータであり、Y軸アクチュエータ12は、制御部2からの駆動パルスによってY軸台板14を縦方向に所望距離移動させるアクチュエータである。
X軸台板13は、X軸アクチュエータ11と嵌合し、またY軸台板14と摺接している板状物であり、X軸アクチュエータ11の制御によって横方向に移動する。また、X軸台板13には、その台上にY軸アクチュエータ12が据え付けられており、X軸台板13の移動に伴い、Y軸アクチュエータ12、Y軸台板14も横方向に移動する。
Y軸台板14は、Y軸アクチュエータ12と嵌合している板状物であり、Y軸アクチュエータ12の制御によって縦方向に移動する。またY軸台板14には、その台上にCCD15が据え付けられている。
CCD15はY軸台板14上に固定して据え付けられた固体撮像素子であり、X軸台板13の横方向の移動によって横方向に移動し、またY軸台板14の縦方向の移動によって縦方向に移動する。
本来、X軸台板13とY軸台板14の移動方向は90度を成していることが望ましく、またX軸台板13の横移動成分は撮像装置100筐体のX軸成分と平行であり、且つY軸台板14の縦移動成分は撮像装置100筐体のY軸成分と平行であることが望ましい。しかし、各機器の取り付け(組み立て)の精度には限界があり、取り付け誤差が生じ得る。本実施の形態の撮像装置100は、図1で示すような配置で、十字チャート200および撮像装置100の筐体自体は固定した状態でX軸台板13とY軸台板14をそれぞれ移動させ、十字チャート200を撮像することで補正値を算出し、また算出された補正値に基づき、通常の使用時には取り付け誤差を補正する。
次に、制御部2の構成について、図3の機能ブロック図を参照しつつ説明する。制御部2は、フィルタ部21、積分処理部22、補正部23、アクチュエータ制御部24、アクチュエータ移動指示部25、座標確認部26、補正量算出部27、記憶部28を有する。これら各機能ブロックは、制御部2のCPU、メモリ等のハードウェア資源が、予め導入されているプログラムと協働することで実現される。
また撮像装置100は、取り付け誤差調整モード(以下、調整モード)、通常使用モードの2つのモードを有しており、これらモード毎に動作する機能ブロックが異なる。図3に関して、この2つのモードそれぞれに分けて説明する。
まず、調整モードについて説明する。本実施の形態の調整モードは、十字チャート200を撮像し、通常使用する際の補正時に用いられる定数を算出するモードである。また調整モードは、撮像装置100の出荷前段階に撮像装置個体の設定をするときに行われるモードである。このときに用いられる機能ブロックは、アクチュエータ移動指示部25、アクチュエータ制御部24、座標確認部26、補正量算出部27、記憶部28である。
アクチュエータ移動指示部25は、USBインターフェイスを介して接続されたパーソナルコンピュータから検査開始指示を受け、アクチュエータ制御部24に対してX軸アクチュエータ11、Y軸アクチュエータ12をどの程度移動させるかを指示する。本実施の形態では、X軸台板13およびY軸台板14が移動できる限界位置(CCD15のブレ補正限界位置)、および中心位置に移動するように指示する。尚、アクチュエータ移動指示部25は、X軸台板13を移動させる場合はCCD15が縦方向に移動しないように、すなわちY軸台板14が移動しないように指示し、またY軸台板14を移動させる場合はCCD15が横方向に移動しないように、すなわちX軸台板13が移動しないように指示する。
アクチュエータ制御部24は、アクチュエータ移動指示部25からの指示に応じてX軸台板13、Y軸台板14が移動するように、X軸アクチュエータ11、Y軸アクチュエータ12の駆動を制御する。
座標確認部26は、アクチュエータ制御部24の制御によって所定位置にX軸台板13、Y軸台板14が移動した後に、十字チャート200を撮像し、得られた画像上で十字チャート200の特徴点(被撮像体)の座標値を取得する。本実施の形態では、縦線の上端、横線の左端を特徴点として、その座標値を取得する。取得した座標値は一時的にメモリに保持される。これら縦線上端、横線左端の座標値は、十字チャート200が撮像された画像に対しエッジ検出処理を行うことで得られる。
補正量算出部27は、座標確認部26によって得られる座標値、およびX軸台板13、Y軸台板14の移動した距離から、比例式(後述)の比例定数を算出する。記憶部28は、補正量算出部27で得られた比例定数をメモリに記憶する。
図4、図5に撮像装置100によって撮像された十字チャート200の画像の一例を示すとともに、座標確認部26、補正量算出部27の処理について、さらに説明する。図4(A)はX軸台板13がX軸のマイナス方向の限界位置まで移動したときに撮像された画像、図4(B)はX軸台板13が中心位置に移動したときに撮像された画像、図4(C)は、X軸台板13がX軸のプラス方向の限界位置まで移動したときに撮像された画像である。図4(A)から図4(C)の一連の画像を得るまで、Y軸台板14は移動しない。
機器の取り付け誤差が無い場合、図4(A)から図4(C)までの十字チャート200の横線は、Y軸方向上同じ位置になるはず(横線がY軸方向にズレないはず)であるが、取り付け誤差が有る場合、図4の例のように、マイナス方向限界位置での画像、中心位置での画像、プラス方向限界位置での画像とではY軸方向上にズレが生じる。座標確認部26は、各撮像画像上の横線左端エッジの座標値(y軸方向の値)をそれぞれ取得し、補正量算出部27は、X軸台板13の移動距離と、各座標値を比例式Y=a×X+Y’のX、Yに代入して比例定数aを算出する。記憶部28は、算出された比例定数aの値を記憶する。
例えば、基準位置を中心位置(図4(B))とした場合(すなわち、X軸台板13の移動距離=0、y軸方向の座標値=0)、図4(C)を撮像したときのX軸台板13の移動距離がAミリメートル、y軸方向の座標値がBピクセルであったとする。補正量算出部27は、これらの値をX、Yに代入し、
0=a×0+Y’
B=a×A+Y’
の2つの式から比例定数aを算出する。
図5(A)はY軸台板14がY軸のプラス方向の限界位置まで移動したときに撮像された画像、図5(B)はY軸台板14が中心位置に移動したときに撮像された画像、図5(C)は、Y軸台板14がY軸のマイナス方向の限界位置まで移動したときに撮像された画像である。図5(A)から図5(C)の一連の画像を得るまで、X軸台板13は移動しない。座標確認部26は、各撮像画像上の縦線上端エッジの座標値(x軸方向の値)をそれぞれ取得し、補正量算出部27は、Y軸台板14の移動距離と、各座標値を比例式X=bY+X’のX、Yに代入して比例定数bを算出する。記憶部28は、算出された定数bの値を記憶する。
例えば、基準位置を中心位置(図5(B))とした場合(Y軸台板14の移動距離=0、x軸方向の座標値=0)、図5(C)を撮像したときのY軸台板14の移動距離がCミリメートル、x軸方向の座標値がDピクセルであったとする。補正量算出部26は、これらの値をX、Yに代入し、
0=b×0+Y’
D=b×C+Y’
の2つの式から比例定数bを算出する。
本実施の形態の補正量算出部27は、マイナス方向限界位置と中心位置、中心位置とプラス方向限界位置、マイナス方向限界位置とプラス方向限界位置の3つのセットを用いて比例定数を3つ算出することができる。このことから、補正量算出部27はこれら3つの比例定数の平均値を算出し、記憶部28は算出された平均値を記憶してもよい。
図3の機能ブロックの説明に戻り、次に通常使用モードで用いられる機能ブロックについて説明する。尚、通常使用モードとは、一般の使用者が対象物を撮像するときのモードである。
通常使用モードである場合、フィルタ部21、積分処理部22、補正部23、アクチュエータ制御部24、記憶部28の機能が用いられる。
フィルタ部21は、ブレ検出部3から得られる信号に対しローパスフィルタ処理を行う。積分処理部22は、フィルタ部21から出力される信号を積分処理し、X軸アクチュエータ11、Y軸アクチュエータ12の補正前の位置情報(指令量)を出力する。これらフィルタ部21、積分処理部22の各処理は従来同様である。
補正部23は、記憶部28に記憶されている比例定数a、bを取得し、積分処理部22から出力された位置情報を比例定数a、bを用いて、撮像装置100の取り付け精度に依拠した誤差を補正する。アクチュエータ制御部24は、補正部23で生成された補正後の位置情報に応じてX軸アクチュエータ11、Y軸アクチュエータ12の駆動を制御する。
次に、制御部2の動作を図6のフローチャートを参照しつつ説明する。
制御部2は、撮像装置100の電源が起動したときに(S1)、現在のモードが調整モードであるか否かを判定する(S2)。制御部2は、例えばUSBインターフェイスを介して所定の信号がパーソナルコンピュータから送信されているかを判断し、所定の信号が検出された場合に調整モードであると判定する。
ここで、現在のモードが調整モードである場合(S2、Yes)、アクチュエータ移動指示部25は、中心位置にX軸台板13、Y軸台板14が移動するようにアクチュエータ制御部24に指示する。指示を受けたアクチュエータ制御部24は、X軸台板13、Y軸台板14がそれぞれ中心位置となるように、X軸アクチュエータ11、Y軸アクチュエータ12の駆動を制御する。座標確認部26は、十字チャート200を撮像し、撮像画像から縦線の上端、横線の左端の座標値を取得する(S3)。ここでは、横線左端の座標値を「X0」、縦線上端の座標値を「Y0」と表記する。
次に、アクチュエータ移動指示部25による指示およびアクチュエータ制御部24の制御に基づき、X軸台板13はマイナス方向の限界位置まで移動する(S4)。座標確認部26は、十字チャート200を撮像し、撮像画像の横線左端の座標値を取得する(S5)。この取得された座標値を「Y−」と表記する。
次に、アクチュエータ移動指示部25による指示およびアクチュエータ制御部24の制御に基づき、X軸台板13はプラス方向の限界位置まで移動する(S6)。座標確認部26は、十字チャート200を撮像し、撮像画像の横線左端の座標値を取得する(S7)。この取得された座標値を「Y+」と表記する。
補正量算出部27は、X軸台板13の移動した距離と、「Y−」、「Y0」、「Y+」のそれぞれの値から比例定数aを算出する(S8)。
Y軸方向に関しても、ステップS4からステップS8の処理と同様に、Y軸台板14の移動、座標確認部26による座標値取得の処理がなされ、補正量算出部27によって比例定数bが算出される(S9)。
記憶部8は、比例定数a、bを記憶し(S10)、処理はモードの判定処理へ戻る(S10からS2へ)。
一方、ステップS2で現在のモードが調整モードでない場合、すなわち通常使用モードである場合(S2、No)、補正部23は、ステップS10で記憶部28に記憶された定数a、bをロードする(S101)。
次に、フィルタ部21はブレ検出部3によって得られた信号を取得し、この値(ジャイロセンサ値)のローパスフィルタ処理を行う(S102、S103)。
積分処理部22は、ローパスフィルタ処理が行われた値に対して積分処理を行う(S104)。この積分処理によって、補正前のX軸台板13、Y軸台板14の位置(指令量)が得られる。X軸アクチュエータ11の指令量をX’、Y軸アクチュエータ12の指令量をY’とする。
補正部23は、以下の式を用いて補正を行う(S105)。
X=b×Y’+X’
Y=a×X’+Y’
算出されたX、Yの値がアクチュエータ制御部24に出力され、アクチュエータ制御部24は、入力したX、Yの移動量となるようにX軸アクチュエータ11、Y軸アクチュエータ12の駆動を制御する。
上述の手法以外にも、Xの位置に応じたY軸側のオフセット量をメモリ上に記憶し(データテーブル化し)オフセット演算をする方法でもよい。
また、本実施の形態では、十字が描かれたチャートを用い、十字チャートの縦線の上端、横線の左端を被撮像体として、この被撮像体の座標値を取得したが、図柄等を限定するものではない。チャート上何も描かれていない箇所と比べて際立っている(例えばエッジ検出処理で検出できる)印が描かれているチャートであればよい。さらに被撮像体に関して言及すると、チャート上に描かれている図柄である必要もなく、少なくとも撮像装置と相対的に不動(撮像装置が不動であれば不動であり、撮像装置が移動していれば、その移動方向と同一方向に移動する)であり、撮像したときに認識できる(例えばエッジ検出処理でエッジが検出できる)物体あれば、如何なる物体であっても被撮像体となり得る。
本実施の形態で説明した撮像装置によって、各機器を取り付ける(組み立てる)際に生ずる取り付け誤差を減少させることができ、もってブレ補正の性能を向上させることができる。また、本実施の形態で説明した撮像装置によって、取り付け精度を向上させるためにかけるコストを減少することができる。
尚、第1座標取得部、第2座標取得部は、本実施の形態の座標確認部26に対応し、算出部は、本実施の形態の補正量算出部27に対応する。また、移動量算出部は、本実施の形態のフィルタ部21、積分処理部22に対応し、撮像素子制御部は、本実施の形態のアクチュエータ制御部24、X軸アクチュエータ11、Y軸アクチュエータ12、X軸台板13、Y軸台板14に対応する。
本実施の形態において、画像補正プログラムは上述した制御部2(マイコン)の内部に予めインストールされているものとして記載したが、本発明における画像補正プログラムは記憶媒体に記憶されたものも含まれる。ここで記憶媒体とは、磁気テープ、磁気ディスク(ハードディスクドライブ等)、光ディスク(CD−ROM、DVDディスク等)、光磁気ディスク(MO等)、フラッシュメモリ等、ブレ制御部に対し脱着可能な媒体や、さらにネットワークを介することで伝送可能な媒体等、上述した制御部2におけるコンピュータで読み取りや実行が可能な全ての媒体をいう。
また、外部のパーソナルコンピュータが上述の画像補正プログラムを有し、上述の各処理を実行することで定数を算出し、一方、撮像装置はパーソナルコンピュータによって算出された定数、または算出された定数に基づいたデータを記憶し、ブレの補正を行ってもよい。
本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他の様々な形で実施することができる。そのため、前述の実施の形態は、あらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、何ら拘束されない。更に、特許請求の範囲の均等範囲に属する全ての変形、様々な改良、代替および改質は、全て本発明の範囲内のものである。
1 手ぶれ補正機構、2 制御部、3 ブレ検出部、11 X軸アクチュエータ、12 Y軸アクチュエータ、13 X軸台板、14 Y軸台板、15 CCD、21 フィルタ部、22 積分処理部、23 補正部、24 アクチュエータ制御部、25 アクチュエータ移動指示部、26 座標確認部、27 補正量算出部、28 記憶部、100 撮像装置、200 十字チャート。

Claims (5)

  1. 被撮像体を撮像した画像であって撮像素子が所定位置にセットされて撮像された画像から、前記被撮像体が撮像された位置の座標値を取得する第1座標取得部と、
    前記被撮像体を撮像した画像であって前記撮像素子が前記所定位置から移動された位置にセットされて撮像された画像から、前記被撮像体が撮像された位置の座標値を取得する第2座標取得部と、
    前記第1座標取得部によって取得された座標値と、前記第2座標取得部によって取得された座標値と、前記撮像素子の移動距離とを用いて、機器の取り付け誤差を補正する数式の定数を算出する算出部と、
    を有する撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、さらに、
    ブレによって生じる前記撮像装置の移動量を算出する移動量算出部と、
    前記算出部によって算出された定数に基づき、前記移動量算出部によって算出された移動量を補正する補正部と、
    前記補正部によって補正された移動量に応じて前記撮像素子を移動させる撮像素子制御部と、
    を有する撮像装置。
  3. 被撮像体を撮像した画像であって撮像素子が所定位置にセットされて撮像された画像から、前記被撮像体が撮像された位置の座標値を取得し、
    前記被撮像体を撮像した画像であって前記撮像素子が前記所定位置から移動された位置にセットされて撮像された画像から、前記被撮像体が撮像された位置の座標値を取得し、
    取得された座標値それぞれと、前記撮像素子の移動距離とを用いて、機器の取り付け誤差を補正する数式の定数を算出する
    処理を、コンピュータに実行させる画像補正プログラム。
  4. 請求項3に記載の画像補正プログラムにおいて、さらに、
    ブレによって生じる前記撮像装置の移動量を算出し、
    前記定数に基づき、前記算出された移動量を補正し、
    補正された移動量に応じて前記撮像素子を移動させる
    処理を、コンピュータに実行させる画像補正プログラム。
  5. コンピュータが、
    被撮像体を撮像した画像であって撮像素子が所定位置にセットされて撮像された画像から、前記被撮像体が撮像された位置の座標値を取得し、
    前記被撮像体を撮像した画像であって前記撮像素子が前記所定位置から移動された位置にセットされて撮像された画像から、前記被撮像体が撮像された位置の座標値を取得し、
    取得された座標値それぞれと、前記撮像素子の移動距離とを用いて、機器の取り付け誤差を補正する数式の定数を算出する
    画像補正方法。
JP2010055566A 2010-03-12 2010-03-12 撮像装置、画像補正プログラム、画像補正方法 Pending JP2011193083A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010055566A JP2011193083A (ja) 2010-03-12 2010-03-12 撮像装置、画像補正プログラム、画像補正方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010055566A JP2011193083A (ja) 2010-03-12 2010-03-12 撮像装置、画像補正プログラム、画像補正方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011193083A true JP2011193083A (ja) 2011-09-29

Family

ID=44797590

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010055566A Pending JP2011193083A (ja) 2010-03-12 2010-03-12 撮像装置、画像補正プログラム、画像補正方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011193083A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015532446A (ja) * 2012-09-26 2015-11-09 愛佩儀光電技術(深▲せん▼)有限公司 光学防震カメラモジュールの自動調節方法及びシステム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06347854A (ja) * 1993-06-07 1994-12-22 Nikon Corp 駆動装置
JP2001251552A (ja) * 2000-03-08 2001-09-14 Ricoh Co Ltd ぶれ防止機能付き撮像装置
JP2008191282A (ja) * 2007-02-02 2008-08-21 Nidec Copal Corp 手ぶれ補正装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06347854A (ja) * 1993-06-07 1994-12-22 Nikon Corp 駆動装置
JP2001251552A (ja) * 2000-03-08 2001-09-14 Ricoh Co Ltd ぶれ防止機能付き撮像装置
JP2008191282A (ja) * 2007-02-02 2008-08-21 Nidec Copal Corp 手ぶれ補正装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015532446A (ja) * 2012-09-26 2015-11-09 愛佩儀光電技術(深▲せん▼)有限公司 光学防震カメラモジュールの自動調節方法及びシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6209002B2 (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP6682336B2 (ja) カメラシステム、及びカメラ本体
JP6395506B2 (ja) 画像処理装置および方法、プログラム、並びに撮像装置
US9769384B2 (en) Imaging apparatus capable of detecting position of movable image pickup device at first resolving power and at second resolving power higher than first resolving power and, at which second resolving power, deviation amount is less than or equal to pixel shift amount
US9986164B2 (en) Camera shaking correction device and imaging apparatus with offset correction
CN113825980B (zh) 机器人手眼标定方法、装置、计算设备以及介质
CN105704364A (zh) 照相机系统及其抖动校正方法
JP2011172226A (ja) 動き情報を用いて点像分布関数を得るための方法、システム、およびコンピュータプログラム
TWI757387B (zh) 用來將構成為對於相機之像震進行修正的致動器之驅動量加以校正所用方法
JP6500238B2 (ja) 撮像装置、撮像方法及び撮像プログラム
KR20160140193A (ko) 영상 보정 회로 및 그 보정 방법
CN111711756A (zh) 一种图像防抖方法、电子设备及存储介质
JP2019145958A (ja) 撮像装置およびその制御方法ならびにプログラム
CN113596322B (zh) 图像处理方法、装置、电子设备及存储介质
JP2009180990A (ja) カメラおよび交換レンズ
JP4983151B2 (ja) カメラ
JP2014016451A (ja) 撮像装置、手振れ補正量算出方法、手振れ補正量算出プログラム
US20130027546A1 (en) Image measurement apparatus, image measurement method, program and recording medium
JP6917536B2 (ja) 撮像装置
JP2017044876A (ja) 撮像装置及び像ブレ補正方法
JP2011193083A (ja) 撮像装置、画像補正プログラム、画像補正方法
JP2012013778A (ja) 撮像装置
JP5919485B2 (ja) 撮像装置、検出装置
JP6005370B2 (ja) 位置制御装置、手振れ補正装置、撮像装置
JP2012237884A (ja) ブレ補正装置及び光学機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120321

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130122

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130611