以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために、提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。以下では、撮像装置の一例としてデジタルカメラを例として用いて説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態のデジタルカメラは、交換レンズおよびカメラ本体のそれぞれにおいて、撮像画像へのカメラのぶれの影響を低減するぶれ補正機能(像ぶれ補正を行う機能)を備える。以下、本実施の形態のカメラの構成および動作を詳述する。
なお、以下の説明では、交換レンズ内の補正用レンズをシフトしてぶれを補正する機能を「OIS(Optical Image Stabilizer)機能」という。また、カメラ本体内の撮像素子をシフトしてぶれを補正する機能を「BIS(Body Image Stabilizer)機能」という。
1.構成
図1は、実施の形態1に係るデジタルカメラ1の構成を示すブロック図である。デジタルカメラ1は、カメラ本体100とそれに着脱可能な交換レンズ200とから構成される。
1−1.カメラ本体
カメラ本体100は、CCD(Charge Coupled Device)110と液晶モニタ120とカメラコントローラ140とボディマウント150と電源160とカードスロット170とを備える。
カメラコントローラ140は、レリーズ釦130からの指示に応じて、CCD110等の構成要素を制御することで、デジタルカメラ1全体の動作を制御する。カメラコントローラ140は、垂直同期信号をタイミング発生器(Timing Generator(TG))112に送信する。これと並行して、カメラコントローラ140は、露光同期信号を生成する。カメラコントローラ140は、生成した露光同期信号を、ボディマウント150およびレンズマウント250を介して、レンズコントローラ240に周期的に送信する。カメラコントローラ140は、制御動作または画像処理動作の際に、DRAM(Dynamic Random Access Memory)141をワークメモリとして使用する。
CCD110は、交換レンズ200を介して入射される被写体像を撮像して画像データを生成する。生成された画像データは、ADコンバータ(Analog−to−digital Converter(ADC))111でデジタル化される。デジタル化された画像データは、カメラコントローラ140により所定の画像処理が施される。所定の画像処理とは、例えば、ガンマ補正処理、ホワイトバランス補正処理、キズ補正処理、YC変換処理、電子ズーム処理、またはJPEG(Joint Photographic Experts Group)圧縮処理である。
CCD110は、タイミング発生器112により制御されるタイミングで動作する。CCD110の動作としては、静止画像の撮像動作、およびスルー画像の撮像動作等が挙げられる。スルー画像は、主に動画像であり、ユーザが静止画像の撮像のための構図を決めるために、液晶モニタ120に表示される。
液晶モニタ120は、カメラコントローラ140で画像処理された表示用画像データが示す画像を表示する。液晶モニタ120は、動画像も静止画像も選択的に表示可能である。
カードスロット170は、メモリカード171を装着可能であり、カメラコントローラ140からの制御に基づいてメモリカード171を制御する。デジタルカメラ1は、メモリカード171に対して画像データを格納したり、メモリカード171から画像データを読み出したりすることができる。
電源160は、デジタルカメラ1内の各要素に電力を供給する。
ボディマウント150は、交換レンズ200のレンズマウント250と機械的および電気的に接続可能である。カメラ本体100と交換レンズ200は、ボディマウント150とレンズマウント250に設置されたコネクタを介して、データを送受信可能である。ボディマウント150は、カメラコントローラ140から受信した露光同期信号を、レンズマウント250を介してレンズコントローラ240に送信する。ボディマウント150は、カメラコントローラ140から受信したその他の制御信号を、レンズマウント250を介してレンズコントローラ240に送信する。ボディマウント150は、レンズマウント250を介して、レンズコントローラ240から受信した信号をカメラコントローラ140に送信する。ボディマウント150は、電源160からの電力を、レンズマウント250を介して交換レンズ200全体に供給する。
カメラ本体100は、CCD110のシフトにより手ぶれを補正するBIS機能を実現する構成として、カメラ本体100のぶれを検出するジャイロセンサ184と、ジャイロセンサ184の検出結果に基づき、ぶれ補正処理を制御するBIS処理部183とを備える。カメラ本体100は、CCD110を移動させるCCD駆動部181と、CCD110の位置を検出する位置センサ182とをさらに備える。CCD駆動部181は、例えば、マグネットと平板コイルとで実現可能である。位置センサ182は、光学系の光軸に垂直な面内におけるCCD110の位置を検出するセンサである。位置センサ182は、例えば、マグネットとホール素子によって実現可能である。BIS処理部183は、ジャイロセンサ184からの信号および位置センサ182からの信号に基づき、CCD駆動部181を制御して、カメラ本体100のぶれを相殺するように、CCD110を光軸に垂直な面内でシフトさせる。ここで、カメラ本体100に備えられる撮像センサはCCDとしたが、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ等、別の撮像センサを用いてもよい。また、CCD駆動部181はステッピングモータ、または超音波モータ等そのほかのアクチュエータを用いても構わない。尚、アクチュエータにステッピングモータを用いた場合、オープン制御が可能となり、それに伴って、位置センサを不要とすることも可能である。
1−2.交換レンズ
交換レンズ200は、光学系とレンズコントローラ240とレンズマウント250とを備える。光学系はズームレンズ210、OISレンズ220、フォーカスレンズ230を含む。
ズームレンズ210は、光学系で形成される被写体像の倍率を変化させるためのレンズである。ズームレンズ210は、1枚または複数枚のレンズで構成される。ズームレンズ駆動部211は、使用者が操作可能なズームリング等を含み、使用者による操作をズームレンズ210に伝え、ズームレンズ210を光学系の光軸方向に沿って移動させる。
フォーカスレンズ230は、光学系において、CCD110上に形成される被写体像のフォーカス状態を変化させるためのレンズである。フォーカスレンズ230は、1枚または複数枚のレンズで構成される。
フォーカスレンズ駆動部233は、モータを含む。フォーカスレンズ駆動部233は、レンズコントローラ240の制御に基づいて、フォーカスレンズ230を光学系の光軸に沿って移動させる。フォーカスレンズ駆動部233は、DCモータ、ステッピングモータ、サーボモータ、または超音波モータなどで実現できる。
OISレンズ220は、OISレンズ220のシフトにより手ぶれを補正するOIS機能において、交換レンズ200の光学系で形成される被写体像のぶれを補正するためのレンズである。OISレンズ220は、デジタルカメラ1のぶれを相殺する方向に移動することにより、CCD110上の被写体像のぶれを小さくする。OISレンズ220は、1枚または複数枚のレンズで構成される。OIS駆動部221は、OIS処理部223からの制御を受けて、光学系の光軸に垂直な面内でOISレンズ220をシフトする。
OIS駆動部221は、例えば、マグネットと平板コイルとで実現可能である。位置センサ222は、光学系の光軸に垂直な面内におけるOISレンズ220の位置を検出するセンサである。位置センサ222は、例えば、マグネットとホール素子で実現可能である。OIS処理部223は、位置センサ222の出力およびジャイロセンサ224(ぶれ検出器)の出力に基づいて、OIS駆動部221を制御する。ここで、OIS駆動部221として、超音波モータ等そのほかのアクチュエータを用いても構わない。
ジャイロセンサ184またはジャイロセンサ224は、デジタルカメラ1の単位時間あたりの角度変化すなわち角速度に基づいて、ヨーイング方向およびピッチング方向のぶれ(振動)を検出する。ジャイロセンサ184またはジャイロセンサ224は、検出したぶれの量(角速度)を示す角速度信号をOIS処理部223またはBIS処理部183に出力する。ジャイロセンサ184またはジャイロセンサ224によって出力された角速度信号は、手ぶれまたはメカノイズ等に起因した幅広い周波数成分を含み得る。本実施の形態では、角速度検出手段としてジャイロセンサを使用するが、ジャイロセンサに代えて、デジタルカメラ1のぶれを検出できるものであれば、他のセンサを使用することもできる。
カメラコントローラ140およびレンズコントローラ240は、ハードワイヤードな電子回路で構成してもよいし、プログラムを用いたマイクロコンピュータなどで構成してもよい。
デジタルカメラ1は、フラッシュメモリ242に対して画像データを格納したり、フラッシュメモリ242から画像データを読み出したりすることができる。
レンズコントローラ240は、制御動作または画像処理動作の際に、DRAM241をワークメモリとして使用する。
1−3.OIS処理部
図2は、実施の形態1のデジタルカメラにおけるOIS処理部223の構成を示すブロック図である。図2を用いて、交換レンズ200におけるOIS処理部223の構成を説明する。OIS処理部223は、ADC(アナログ/デジタル変換)/LPF(ロー・パス・フィルタ、Low Pass Filter)305と、HPF(ハイ・パス・フィルタ、High Pass Filter)306と、位相補償部307と、積分器308と、LPF309と、加算器310と、PID制御部(Proportional−Integral−Differential Controller)311とを含む。
ADC/LPF305は、ジャイロセンサ224からの角速度信号を、アナログ形式からデジタル形式へ変換する。さらに、ADC/LPF305は、ノイズを排除してデジタルカメラ1のぶれのみを抽出するために、デジタル形式に変換された角速度信号の高周波成分を遮断する。撮影者の手ぶれの周波数が0Hzより大きく10Hz以下程度の低周波である。この点を考慮してLPFのカットオフ周波数が設定される。ノイズが問題とならない場合は、LPFの機能を省略することができる。
HPF306は、ドリフト成分を遮断するため、ADC/LPF305から受信した信号に含まれる所定の低周波成分を遮断する。位相補償部307は、HPF306から受信した信号に対して、OIS駆動部221またはレンズ−ボディ間通信(後述)などに起因する位相遅れを補正する。
積分器308は、位相補償部307から入力したぶれ(振動)の角速度を示す信号を積分して、ぶれ(振動)の角度を示す信号を生成する。以下、積分器308によって生成された信号を「ぶれ検出信号」という。
積分器308からのぶれ検出信号は、LPF309および加算器310に入力される。LPF309は、ぶれ検出信号の高域成分をカットして、低域成分(以下「第1のぶれ信号」という)を通過させる。第1のぶれ信号は、低周波領域のぶれに関するぶれ補正量を示す信号である。ここで、LPF309のカットオフ周波数は、手ぶれの周波数(0Hzより大きく10Hz以下)を考慮して、例えば1Hzに設定される。ここで、低周波成分ぶれ信号生成にLPFを用いたが、別のフィルタ、例えばLSF(ローシェルフフィルタ、Low−shelf Filter)等の高周波成分をカットするフィルタであれば、どのようなフィルタを用いてもよい。フィルタ構成はこの構成に限らず、例えば、HPF306と積分器308の順序を入れ替える等の別構成としても構わない。
加算器310は、積分器308から入力されたぶれ検出信号から、LPF309で抽出されたぶれ検出信号の低域成分を減算することで、ぶれ検出信号の高周波成分(以下「第2のぶれ信号」という)を抽出する。第2のぶれ信号は、高周波領域(1Hz以上10Hz以下)のぶれに関するぶれ補正量を示す信号である。第2のぶれ信号は、PID制御部311に入力される。一方、第1のぶれ信号は、カメラ本体100に送信される。
PID制御部311は、入力された第2のぶれ信号と、位置センサ222から受信したOISレンズ220の現在の位置情報との差分に基づき、PID制御を行なう。PID制御部311は、OIS駆動部221に対する駆動信号を生成し、OIS駆動部221に送る。OIS駆動部221は、駆動信号に基づいてOISレンズ220を駆動する。
1−4.BIS処理部
図3は、実施の形態1のデジタルカメラ1におけるBIS処理部183の構成を示すブロック図である。図3を用いて、カメラ本体100におけるBIS処理部183の構成を説明する。BIS処理部183は、ADC/LPF405と、HPF406と、位相補償部407と、積分器408と、セレクタ412と、PID制御部410とを含む。
ADC/LPF405、HPF406、位相補償部407、積分器408およびPID制御部410の基本的な機能は、OIS処理部223における対応する要素の機能と同じである。
BIS処理部183は、特に、カメラ本体100内に設けられたジャイロセンサ184の出力(積分器408の出力)と、交換レンズ200から受信した第1のぶれ信号とのうちのいずれか一方に基づき、ぶれ補正処理を行うように構成されている。このため、BIS処理部183は、カメラ本体100内に設けられたジャイロセンサ184の出力(積分器408の出力)と、交換レンズ200から受信した第1のぶれ信号とのうちのいずれか一方を選択して、PID制御部410に出力するセレクタ412を備えている。交換レンズ200がぶれ補正機能を備えていない場合等、カメラ本体100側でぶれ補正機能を実現する際には、セレクタ412はジャイロセンサ184の出力(積分器408の出力)を選択する。セレクタ412は、カメラコントローラ140により制御される。
PID制御部410は、位置センサ182からの出力と、積分器408からの出力または交換レンズ200からの第1のぶれ信号とに基づいて、CCD110をシフトさせるための駆動信号を生成して、CCD駆動部181へ出力する。CCD駆動部181は、駆動信号に基づいてCCD110を駆動する。
2.動作
2−1.ぶれ補正処理
以上のように構成されるデジタルカメラ1におけるぶれ補正処理について、説明する。なお、以下の説明では、2つあるジャイロセンサ224、184のうち、レンズ側に設けられたジャイロセンサ224からの信号に基づいて、OISレンズ220およびCCD110を駆動する例を説明する。すなわち、デジタルカメラ1は、レンズ側に設けられたジャイロセンサ224を使用する。このとき、BIS処理部183内のセレクタ412は、第1のぶれ信号を選択し、PID制御部410に出力するように制御されている。このとき、デジタルカメラ1は、使用するジャイロセンサ224を有している交換レンズ200をマスタとし、他方のカメラ本体100をスレーブとして作動する。
OIS処理部223は、ジャイロセンサ224から検出信号を受信し、受信した検出信号からぶれ検出信号を生成する。OIS処理部223は、ぶれ検出信号を、第2の信号と、第1のぶれ信号とに分離する。OIS処理部223は、第2のぶれ信号と位置センサ222からの位置情報とに基づき、OISレンズ220をシフトさせるための駆動信号を生成し、OIS駆動部221に出力する。OIS駆動部221は、OIS処理部223からの駆動信号にしたがい、ジャイロセンサ224で検出された高周波のぶれ(1Hz以上10Hz以下)をキャンセルするように、OISレンズ220を光軸に垂直な面上でシフトさせる。
OIS処理部223において生成された第1のぶれ信号は、レンズマウント250およびボディマウント150を介した交換レンズ―カメラ本体間の通信を用いて、カメラ本体100に送信される。このとき、カメラ本体100のBIS処理部183において、セレクタ412は、交換レンズ200からの第1のぶれ信号を選択するように制御されている。BIS処理部183は、交換レンズ200からの第1のぶれ信号と位置センサ182からの位置情報に基づき、CCD110を駆動するための駆動信号を生成し、CCD駆動部181へ送信する。CCD駆動部181は、BIS処理部183からの駆動信号にしたがい、ジャイロセンサ224で検出された低周波のぶれ(1Hz未満)をキャンセルするようにCCD110を光軸に垂直な面上でシフトさせる。ここで、交換レンズ−カメラ本体間の通信は、レンズマウント250およびボディマウント150を介して行っているが、光通信や無線を用いた通信で行っても構わない。
以上のように、本実施の形態のデジタルカメラ1は、検出されたぶれ信号における高周波成分(1Hz以上10Hz以下)に基づいて、交換レンズ200側のぶれ補正機能を作動させる。デジタルカメラ1は、検出されたぶれ信号における低周波成分(1Hz未満)に基づいて、カメラ本体100側のぶれ補正機能を作動させる。このように、本実施の形態では、ぶれ補正機能をカメラ本体100と交換レンズ200とで分担させることで、交換レンズ200側においては、ぶれ信号の高周波成分のみを補正すればよくなる。このため、交換レンズ200側において、OISレンズ220の補正範囲を有効活用することが可能になる。
2−2.周辺光量補正の基本原理
上述のように、本実施の形態のデジタルカメラ1は、交換レンズ200とカメラ本体100を備え、交換レンズ200側のOIS機能と、カメラ本体100のBIS機能とを連携動作することにより、像ぶれを補正する。デジタルカメラ1における周辺光量補正の基本原理について、以下に説明する。
図4は、実施の形態1のデジタルカメラ1における周辺光量落ちの原理説明図である。光学系はズームレンズ210、OISレンズ220、フォーカスレンズ230を含む。撮像素子はCCD110で構成される。OISレンズ220は、光軸に対して垂直方向にシフトさせることによって、手ぶれを補正する機能を有するが、ここではOISレンズ220がセンターに保持されている例を示す。L1およびL2は被写体像を捉えることができる光線範囲の境界を示す。L1およびL2で示す被写体像を捉える光線範囲は、CCD110側のL3およびL4で示す光線範囲に対応する。一方、CCD110側のL30およびL40は、CCD110に撮像される光線範囲の境界を示し、被写体側(ズームレンズ210の左側)のL10およびL20で示す光線範囲に対応する。図4中のAはCCD110の表面の延長線と光線範囲L3との交点を示す。図4中のBはCCD110の端点と光線範囲L30との交点を示す。これらの交点AおよびBに関する詳細は、図5を用いて説明する。
一般的な光学系では、撮像素子の周辺ほど撮像される光量が低下する。具体的には図4において、CCD110に沿って一点鎖線で示す光軸中心から上側垂直方向にL30からL3に掛けて、徐々に光量が低下する。CCD110に沿って一点鎖線で示す光軸中心から下側垂直方向にL40からL4に掛けて、徐々に光量が低下する。
図5は、実施の形態1のデジタルカメラ1における周辺光量落ち原理図である。図5の(b)は周辺光量落ちの特性グラフを示す。図5の(a)において、Cはズームレンズ210とOISレンズ220、フォーカスレンズ230を通したCCD110側の被写体像の光量分布を示し、DはCCD110の外形を示す。なお、CCD110側の被写体像の光量分布Cを有効像円と呼称し、この有効像円より外側では適正な光量が得られない、いわゆるケラレを生じる。一点鎖線と光量分布Cの外形とが交差する点Aは、先に説明した図4の交点Aに対応する。一点鎖線とCCD110の外形Dとが交差する点Bは、先に説明した図4の交点Bに対応する。
図5の(b)において、横軸は像高を示し、図5の(a)の一点鎖線に沿った座標に対応する。縦軸は周辺光量比を示す。図5の(a)の光量分布Cの中心を像高0として周辺光量比を1.0とし、図5の(a)の一点鎖線に沿う像高が大きくなるほど周辺光量が低下する特性を示す。ここでは、像高が1.0を、図5の(a)の一点鎖線とCCD110の外形Dとが交差する点Bとする。なお、交点Aより外側(像高が1.2を超える領域)は、ケラレが発生して正常な光量が得られない領域を示し、図5の(b)の特性グラフでは省略している。図5の(b)の周辺光量落ちの特性グラフでは、具体例として、像高が1.0のときの周辺光量比を0.5とし、像高が1.2のときの周辺光量比を0.35としている。像高が0を中心として、周辺光量落ちの特性グラフは、左右対称の形状となる。像高が0から左側の座標はマイナスとして−1.2から0の像高までの特性グラフを示す。
次に、図6A、図6B、図6Cを用いて周辺光量補正を行う具体例を示す。図6Aは、実施の形態1のデジタルカメラ1における周辺光量落ちの特性グラフである。図6Bは、実施の形態1のデジタルカメラ1における周辺光量補正ゲインの特性グラフである。図6Cは、実施の形態1のデジタルカメラ1における周辺光量補正後の特性グラフである。図6Aは、先に説明した図5の(b)の周辺光量落ちの特性グラフと同じだが、CCD110に投影される光量に限定してグラフ化しているために、横軸の像高が−1.0〜1.0に制限されている。図6Bは、図6Aの周辺光量落ちの特性に応じて、周辺光量補正を行う場合の、周辺光量補正ゲインの特性グラフを示す。図1におけるカメラコントローラ140内において、CCD110、ADC111を通じてカメラコントローラ140に入力された画像データを、像高および補正ゲインに応じてゲインアップを行うことによって、周辺光量を補正する。図6Cは、図6Aの周辺光量落ちの特性と図6Bの周辺光量補正ゲインの特性とを像高ごとに掛け合わせることによって、像高に係わらず周辺光量比を1.0に補正することが可能となる例を示す。図6Cにおいて、破線の周辺光量落ちの特性グラフ(図6Aの特性グラフと同じ)が、補正により実線の周辺光量補正後の特性グラフとなる。
2−3.手ぶれ補正システムにおける周辺光量補正の原理
ここでは、補正用レンズ(以下では、OISレンズと称す)によるシフト、または撮像素子(以下では、CCDと称す)によるシフトによって、CCD110に投影される被写体像は、CCD110の周辺ほど光量がさらに低減するなどして、撮影された画像の品位が低下する、という課題を解決するための具体的な実施の形態について、説明する。
2−3−1.OISレンズシフトによる周辺光量特性の原理
図7Aは、実施の形態1のデジタルカメラ1におけるOISレンズ220シフト時の周辺光量特性の原理説明図である。図7Bは、OISレンズ220シフトによる手ぶれ補正原理図である。図7Bにおいては、カメラ本体100にはCCD110、交換レンズ200にはOISレンズ220で構成されるデジタルカメラ1として、説明のポイントとなる要件のみを記載している。光軸L5に対して、デジタルカメラ1が、手ぶれによって、OISレンズ220を中心にθ分回転したと仮定すると、光軸L5がL50のように、OISレンズ220を中心にθ分回転する。この場合には、OISレンズ220を、手ぶれによるデジタルカメラ1の回転分θに応じて、X1だけシフトさせることによって、回転した光軸L50を、OISレンズ220の右側において、光軸L5に一致させるように補正を行う。これにより、デジタルカメラ1が手ぶれによって回転した場合でも、被写体像をぶれることなく、CCD110に結像させることができる。一例として、交換レンズ200の焦点距離fを150mm、デジタルカメラ1の手ぶれによる回転分θを0.3度とすると、CCD110上では、光軸L5がL50に回転することによって、約0.78mmだけ結像位置がずれることになる。そこで、OISレンズ220をシフトさせることによって、この結像位置のずれを補正することができる。この場合のOISレンズ220のシフト量については光学設計に依存するが、例えばシフト量X1を0.3mmとしたときに結像位置が0.78mmだけずれた分戻るようにすることで、手ぶれ補正機能を実現することができる。
図7Aにおいて、OISレンズ220は、光軸に対して垂直方向にシフトさせることによって、手ぶれを補正する機能を有する。OISレンズ220がセンターに保持されている場合において、L1およびL2は被写体像を捉えることができる光線範囲の境界を示す。L1およびL2で示す被写体像を捉える光線範囲は、CCD110側のL3およびL4で示す光線範囲に対応する。一方、CCD110側のL30およびL40は、CCD110に撮像される光線範囲の境界を示し、被写体側(ズームレンズ210の左側)のL10およびL20で示す光線範囲に対応する。ここで、図7Bを用いて説明したように、デジタルカメラ1が手ぶれによって、OISレンズ220を中心にθ分だけ回転した場合には、OISレンズ220を光軸に対して、垂直方向にX1だけシフトすることによって、手ぶれによる被写体像のCCD110への結像位置のずれを補正することができる。このときには、CCD110に投影される光線範囲である、L30およびL40に対応する被写体側(ズームレンズ210の左側)の光線範囲L10およびL20は、各々L100およびL200で示すように移動する。このように、OISレンズ220のシフトによる手ぶれ補正によって、被写体側の光線範囲が移動することによって、L20は、L200に移動して被写体を捉えることのできる光線範囲の境界L2に近づくことで、CCD110側に対応する光線L30の光量がやや低下する。一方、L10は、L100に移動して被写体を捉えることのできる光線範囲の境界L1から遠のくことで、CCD110側に対応する光線L40の光量がやや増加することになる。
2−3−2.CCDシフトによる周辺光量特性の原理
図8Aは、実施の形態1のデジタルカメラ1におけるCCDシフト時の周辺光量特性の原理説明図である。図8Bは、実施の形態1のデジタルカメラ1におけるCCDシフトによる手ぶれ補正原理図である。図8Bにおいては、カメラ本体100にはCCD110、交換レンズ200にはOISレンズ220で構成されるデジタルカメラ1として、説明のポイントとなる要件のみを記載している。光軸L5に対して、デジタルカメラ1が、手ぶれによって、OISレンズ220を中心にθ分回転したと仮定すると、光軸L5がL50のように、OISレンズ220を中心にθ分回転する。この場合には、CCD110を、手ぶれによるデジタルカメラ1の回転分θに応じて、X2だけシフトさせることによって、光軸L5によるCCD110上の交点座標を、光軸L50によるCCD110上の交点座標と一致させるように補正を行う。これにより、デジタルカメラ1が手ぶれによって回転した場合でも、被写体像をぶれることなく、CCD110に結像させることができる。一例として、交換レンズ200の焦点距離fを150mm、デジタルカメラ1の手ぶれによる回転分θを0.3度とすると、CCD110上では、光軸L5がL50に回転することによって、約0.78mmだけ結像位置がずれることになる。そこで、CCD110を約0.78mmシフトさせることによって、この結像位置のずれを補正することができる。
図8Aにおいて、CCD110は、光軸に対して垂直方向にシフトさせることによって、手ぶれを補正する機能を有する。しかし、ここではCCD110がセンターに保持されている場合において、L1およびL2は被写体像を捉えることができる光線範囲の境界を示し、L1およびL2で示す被写体像を捉える光線範囲は、CCD110側のL3およびL4で示す光線範囲に対応する。一方、CCD110側のL30およびL40は、CCD110に撮像される光線範囲の境界を示し、被写体側(ズームレンズ210の左側)のL10およびL20で示す光線範囲に対応する。ここで、図8Bを用いて説明したように、デジタルカメラ1が手ぶれによって、OISレンズ220を中心にθ分だけ回転した場合には、CCD110を光軸に対して垂直方向にX2だけシフトすることによって、手ぶれによる被写体像のCCD110への結像位置のずれを補正することができる。CCD110シフト前においては、CCD110に投影される光線範囲である、L30およびL40は、被写体側(ズームレンズ210の左側)の光線範囲L10およびL20に対応する。CCD110のX2分シフト後においては、CCD110に投影される光線範囲である、L300およびL400は、被写体側(ズームレンズ210の左側)の光線範囲L100およびL200に対応する。光線範囲L100およびL200は、先に説明したOISレンズ220のシフトによる手ぶれ補正時と同様の範囲となる。すなわち、デジタルカメラ1の手ぶれによる回転分をθとした場合に、被写体側の捉えるべき画角は互いに同じである。ここでも、被写体側(ズームレンズ210の左側)の光線範囲のうちL10は、L100に移動することで被写体を捉えることのできる、光線範囲の境界であるL1から遠のくために、L100の光線がCCD110側に投影される光量はやや増加する。一方、被写体側(ズームレンズ210の左側)の光線範囲のうちL20は、L200に移動することで被写体を捉えることのできる、光線範囲の境界であるL2に近づく。このため、L200の光線がCCD110側に投影される光量は、やや低下する。CCD110のX2分シフト後において、CCD110に投影される光線範囲の境界であるL300は、有効像円の外形に対応する光線L3に近づくために、CCD110に投影されるL300の光線による光量は、さらに低下する。すなわち、光線L200による交換レンズ200に入射する光量の低下に加えて、光線L200に対応する光線L300も光量の低下によって、さらに光量が低下することになる。一方、CCD110のX2分シフト後において、CCD110に投影される光線範囲の境界であるL400は、有効像円の外形に対応する光線L4から遠のく。このため、CCD110に投影されるL400の光線による光量はさらに増加する。すなわち、光線L100による交換レンズ200に入射する光量の増加に加えて、光線L100に対応する光線L400も光量の増加によって、さらに光量が増加することになる。
したがって、手ぶれ補正によるOISレンズまたはCCDのシフトによって、周辺光量が落ちる領域においては、OISレンズシフト時に比べて、CCDシフト時の方が、周辺光量がより大きく落ちることになる。一方、手ぶれ補正によるOISレンズまたはCCDのシフトによって、周辺光量が上がる領域においては、OISレンズシフト時に比べてCCDシフト時の方が、周辺光量がより大きく上がることになる。
2−3−3.OISレンズシフトによる周辺光量特性の補正方法
図9A、図9B、図9Cを用いて、OISレンズシフトによって生じた周辺光量特性の変化を補正する具体例を説明する。図9Aは、実施の形態1のデジタルカメラ1におけるOISレンズシフト後の周辺光量特性グラフである。図9Bは、実施の形態1のデジタルカメラ1におけるOISレンズシフト後の周辺光量補正ゲインの特性グラフである。図9Cは、実施の形態1のデジタルカメラ1におけるOISレンズシフト後の周辺光量補正後の特性グラフである。
図9Aにおいて、横軸は、CCD110上の中心の像高を0として、CCD110上の角の像高を−1.0から1.0で示す。縦軸は、像高に対応する周辺光量比を表している。破線のグラフは、OISレンズシフト前の周辺光量の特性を表したグラフである。実線のグラフは、OISレンズシフト後、すなわち光軸に対して垂直方向にX1だけシフトした状態における周辺光量の特性を表したグラフである。このグラフでは、先に説明したように、OISレンズシフトによって、像高が1.0ではOISレンズシフト前の周辺光量よりやや低下する様子を示しており、像高が−1.0ではOISレンズシフト前の周辺光量よりやや増加する様子を示している。
図9Bは、図9Aの周辺光量落ちの特性に応じて、周辺光量補正を行う場合の周辺光量補正ゲインの特性グラフを示す。ここでは、OISレンズシフト後の周辺光量補正を行う例を示しているので、図9Aの実線で示すグラフに対応している。カメラコントローラ140内において、CCD110、ADC111を通じてカメラコントローラ140に入力された画像データを、像高および補正ゲインに応じてゲインアップを行うことによって、周辺光量を補正する。図9Cは、図9Aの実線で示す周辺光量落ちの特性と図9Bの周辺光量補正ゲインの特性とを像高ごとに掛け合わせることによって、像高に係わらず周辺光量比を1.0に補正する周辺光量比を示す。図9Cにおいて、破線の周辺光量落ちの特性グラフ(図9Aの実線で示す特性グラフと同じ)が、補正により実線の周辺光量補正後の特性グラフとなる。
図9Bにおいて、像高が1.0でのゲインをG1として、像高が−1.0でのゲインをG2として定義する。後述するCCDシフトによる周辺光量特性の補正方法における説明の中で、ゲインG1およびゲインG2を用いる。
2−3−4.CCDシフトによる周辺光量特性の補正方法
図10A、図10B、図10Cを用いてCCDシフトによって生じる周辺光量特性の変化を補正する具体例を説明する。図10Aは、実施の形態1のデジタルカメラ1におけるCCDシフト後の周辺光量特性グラフである。図10Bは、実施の形態1のデジタルカメラ1におけるCCDシフト後の周辺光量補正ゲインの特性グラフである。図10Cは、実施の形態1のデジタルカメラ1におけるCCDシフト後の周辺光量補正後の特性グラフである。
図10Aにおいて、横軸は、CCD110上の中心の像高を0として、CCD110上の角の像高を−1.0から1.0で示す。縦軸は、像高に対応する周辺光量比を表している。破線のグラフは、CCDシフト前の周辺光量の特性を表したグラフである。実線のグラフは、CCDシフト後、すなわち光軸に対して垂直方向にX2だけシフトした状態における周辺光量の特性を表したグラフである。このグラフでは、先に説明したように、CCDシフトによって、像高が1.0ではCCDシフト前の周辺光量より低下する様子を示しており、像高が−1.0ではCCDシフト前の周辺光量よりやや増加する様子を示している。特に、図10Aと図9Aとを比較すると、像高が1.0では、CCDシフト前あるいはOISレンズシフト前の周辺光量に対して、CCDシフト後の方がOISレンズシフト後より大きく周辺光量が低下している様子を示している。図10Aと図9Aとを比較すると、像高が−1.0では、CCDシフト前あるいはOISレンズシフト前の周辺光量に対して、CCDシフト後の方がOISレンズシフト後より大きく周辺光量が増加している様子を示している。
図10Bは、図10Aの周辺光量落ちの特性に応じて、周辺光量補正を行う場合の周辺光量補正ゲインの特性グラフを示す。図10Bは、CCDシフト後の周辺光量補正を行う例を示しているので、図10Aの実線で示すグラフに対応している。カメラコントローラ140内において、CCD110、ADC111を通じてカメラコントローラ140に入力された画像データを、像高および補正ゲインに応じてゲインアップを行うことによって、周辺光量を補正する。図10Cにおいては、図10Aの実線で示す周辺光量落ちの特性と図10Bの周辺光量補正ゲインの特性とを像高ごとに掛け合わせることによって、像高に係わらず周辺光量比を1.0に補正する周辺光量比を示す。図10Cにおいて、破線の周辺光量落ちの特性グラフ(図10Aの実線で示す特性グラフと同じ)が、補正により実線の周辺光量補正後の特性グラフとなる。
図10Bにおいて、像高が1.0でのゲインをG3として、像高が−1.0でのゲインをG4として定義する。図9Bにおいて定義したゲインG1およびG2と、図10Bにおいて定義したゲインG3およびG4との大小関係を比較する。像高が1.0においては、G3>G1の関係になっている。像高が−1.0においては、G4<G2の関係になっている。すなわち、デジタルカメラ1の同じ手ぶれ回転分θに対して、像高が1.0では、OISレンズシフト後に比べて、CCDシフト後の方がより周辺光量の落ちが大きい。このために結果として、周辺光量補正ゲインを、OISレンズシフト時よりCCDシフト時の方が大きくなるように設定する。一方、デジタルカメラ1の同じ手ぶれ回転分θに対して、像高が−1.0では、OISレンズシフト後に比べて、CCDシフト後の方がより周辺光量の落ちが小さい。このために結果として、周辺光量補正ゲインを、OISレンズシフト時よりCCDシフト時の方が小さくなるように設定する。
3.まとめ
本実施の形態においては、CCDの一方の角の周辺光量の低下と、CCDの他方の角の周辺光量の低下を適正に補正して、撮影画像の品位の低下を防ぎ、良好な撮影画像を提供することができる具体例を示す。
手ぶれによる撮影中の撮影画像へのぶれの影響を低減するために、OISレンズ220およびCCD110をシフトすることによって、手ぶれ補正を行うデジタルカメラ1について述べた。ある手ぶれ量に対して、OISレンズ220をシフトすることによって、CCD110上の周辺光量が、手ぶれ補正を行わない場合と比較して、落ちる。しかし、同じ手ぶれ量に対して、CCD110をシフトすることによる方が、CCD110上の周辺光量が、より大きく落ちる。そこで、この場合には、CCDシフトすることによって生じる周辺光量補正を、OISレンズシフトすることによって生じる周辺光量補正より大きくすることで、撮影画像中の手ぶれおよび周辺光量落ちによる画像の品位低下を解消することができる。
一方、ある手ぶれ量に対してOISレンズ220をシフトすることによって、CCD110上の周辺光量が手ぶれ補正を行わない場合と比較して、上がる場合がある。しかし、同じ手ぶれ量に対して、CCD110をシフトすることによる方が、CCD110上の周辺光量がより大きく上がる。そこで、この場合には、CCDシフトすることによって生じる周辺光量補正を、OISレンズシフトすることによって生じる周辺光量補正より小さくすることで、撮影画像中の手ぶれおよび周辺光量落ちによる画像の品位低下を解消することができる。
特に、これらを双方組合せることによって、撮影画像中の周辺光量落ちの左右の落差を低減することができ、より品位の高い画像を提供することができる。
すなわち、デジタルカメラ1は、ある手ぶれ量に対して、OISレンズシフトによる補正から、CCDシフトによる補正に切り替える場合、または、CCDシフトによる補正から、OISレンズシフトによる補正に切り替える場合に、周辺光量の補正量を変更することにより、撮影画像中の手ぶれおよび周辺光量落ちによる画像の品位低下を解消することができる。
以上のように、本実施の形態のデジタルカメラ1に相当する撮像装置は、複数のレンズ210、220、230を含む光学系と、光学系により形成された被写体像を撮像するCCD110に相当する撮像素子と、撮像素子で撮像された画像の周辺光量を補正する周辺光量補正部と、を有する。また、撮像装置のぶれを検出するジャイロセンサ184、224に相当するぶれ検出部と、ぶれ検出部の出力信号に基づいて、レンズ210、220、230または撮像素子の少なくとも一方を光軸に垂直な面で移動させて、ぶれを補正するCCD110またはOISレンズ220に相当する駆動制御部とを有する。また、周辺光量補正部は、ぶれの所定の周波成分を抽出して、ぶれの所定の周波成分に応じて周辺光量の補正量を変化させる。
これにより、撮像装置において撮像素子に投影される光量が撮像素子の周辺で低下することによる撮影画像の品位低下を防ぎ、良好な撮影画像を提供することができる。特に、動画撮影時における撮影画像の品位低下を防ぎ、良好な動画撮影画像を提供することができる。
また、周辺光量補正部は、ぶれ検出部の出力信号からぶれの所定の周波成分を抽出して、ぶれの所定の周波成分に応じて周辺光量の補正量を変化させてもよい。これにより、撮像装置において撮像素子に投影される光量が撮像素子の周辺で低下することによる撮影画像の品位低下を防ぎ、良好な撮影画像を提供することができる。
また、周辺光量補正部は、駆動制御部においてレンズまたは撮像素子の少なくとも一方を移動させる駆動制御信号からぶれの所定の周波成分を抽出して、ぶれの所定の周波成分に応じて周辺光量の補正量を変化させてもよい。これにより、撮像装置において撮像素子に投影される光量が撮像素子の周辺で低下することによる撮影画像の品位低下を防ぎ、良好な撮影画像を提供することができる。
また、撮像装置は、光学系を含む交換レンズ200と、撮像素子と周辺光量補正部とを含むカメラ本体100と、を有してもよい。また、交換レンズ200とカメラ本体100とは着脱可能であってもよい。
また、光学系はぶれを補正するためのOISレンズ220に相当する補正レンズを含んでもよい。
(実施の形態2)
1.構成
ぶれ補正を実現するデジタルカメラの別の例を説明する。本実施の形態のデジタルカメラの構成および基本動作は、実施の形態1と同じである。本実施の形態のデジタルカメラでは、新たに、動画撮影時における周辺光量の補正性能を向上させるための各種動作を、カメラコントローラ140とレンズコントローラ240に追加している。
2.動作
2−1.ぶれ補正処理
本実施の形態においては、実施の形態1で説明したぶれ補正処理の基本原理は同じであるので、原理の詳細な説明は省略する。本実施の形態においては、説明を分かりやすくするために、CCD110をシフトさせてぶれ補正を行う処理に加えて、周辺光量の補正を行う処理の詳細な動作の説明を行う。一方、OISレンズ220をシフトさせてぶれ補正を行う処理に加えて、周辺光量の補正を行う処理においても、CCD110をシフトさせてぶれ補正を行う処理に加えて周辺光量の補正を行う処理と、同様の効果がある。また、CCD110をシフトさせてぶれ補正を行う処理とOISレンズ220をシフトさせてぶれ補正を行う処理の双方を動作させて、周辺光量の補正を行う処理においても、同様に効果がある。
本実施の形態においては、カメラコントローラ140とレンズコントローラ240に、周辺光量の補正性能を向上させるための新たな処理を追加している。2−3節以降にて新たな処理の詳細な説明を行う。
2−2.手ぶれ補正動作中の周辺光量特性の補正方法(参考例)
参考例における手ぶれ補正動作中の周辺光量特性の補正方法について図11A、図11B、図12A、図12B、図12C、図13A、図13B、図13Cを用いて説明する。
図11Aは、実施の形態2のぶれ補正処理における、ぶれ検出信号および手ぶれ制御信号の波形図である。横軸はフレーム番号k(ただし、k=0,1,2,3・・・)を示し、縦軸は手ぶれ角度と補正角度を示す。フレーム番号kは例えば1/30[秒]毎にインクリメントされるものとする。手ぶれ角度はカメラ本体100内に設けられたジャイロセンサ184の出力(積分器408の出力)に基づいて演算される。補正角度はカメラ本体100内に設けられた位置センサ182の出力に基づいて演算される。図11Aでは、フレーム番号kが0から16(約567ms)までの手ぶれ角度と補正角度の例を表している。なお、厳密には、手ぶれ角度と補正角度とは、残留誤差や応答遅れなどにより、互いに特性が異なり、誤差が存在するが、その誤差は小さいため、ほぼ同じ特性であるものとして重ねてグラフ化されている。
図12Aは、参考例のぶれ補正処理における、露光期間Tk毎に更新される周辺光量補正前の周辺光量比の時間的変化を表す波形図である。横軸はフレーム番号k(ただし、k=0,1,2,3・・・)を示し、縦軸は周辺光量比を示す。フレーム番号kは例えば1/30[秒]毎にインクリメントされるものとする。図12Aの破線で示すグラフは、手ぶれ補正動作中における周辺光量補正前の周辺光量比のリアルタイムの推移を表し、実線で示す階段状のグラフは、手ぶれ補正動作中における周辺光量補正前の周辺光量比の推移を表す。なお、図12Aにおける周辺光量比は、CCD110上の像高1.0に対応する周辺光量比を表している。
図13Aは、CCD110上の中心の像高を0として、CCD110上の角の像高を−1.0および1.0とし、像高に対応する周辺光量補正前の周辺光量比を表している。先に説明した図11Aと図12Aは、網掛けしている領域のフレーム番号k=2における露光期間T2の周辺光量補正前の周辺光量比を表している。図13Aにおいて、破線のグラフは、図11Aにおける時間t2時点の周辺光量補正前の周辺光量の特性を表したグラフである。図13Aにおいて、一点鎖線のグラフは図11Aにおける時間t3時点の周辺光量補正前の周辺光量の特性を表したグラフである。図13Aにおいて、実線のグラフは、図11Aにおける周辺光量補正前の周辺光量の特性を表したグラフである。
図11Bは、実施の形態2のぶれ補正処理における、周辺光量補正前の周辺光量比の時間的変化を表す波形図である。図11Bは、手ぶれ補正動作中における、CCD110上の像高1.0に対応する、周辺光量補正前の周辺光量比のリアルタイムの推移を表している。
図12Bは、参考例のぶれ補正処理における、露光期間Tk毎に更新される周辺光量補正ゲインの時間的変化を表す波形図である。横軸はフレーム番号k(ただし、k=0,1,2,3・・・)を示し、縦軸は周辺光量補正ゲインを示す。図12Bの破線で示すグラフは手ぶれ補正動作中における周辺光量補正ゲインのリアルタイムの推移を表し、実線で示す階段状のグラフは、手ぶれ補正動作中における、露光開始タイミングtk時点の周辺光量補正ゲインの推移を表す。なお、図12Bにおける周辺光量補正ゲインは、CCD110上の像高1.0に対応する、周辺光量補正ゲインを表している。また、図12Bの破線で示すリアルタイムの周辺光量補正ゲインは、もとの周辺光量比を1.0にするために、必要な補正ゲインを表している。
図13Bは、CCD110上の中心の像高を0として、CCD110上の角の像高を−1.0および1.0で示し、像高に対応する周辺光量補正ゲインを表している。像高1.0のときの周辺光量比の補正だけに着目して説明すると、図12Bにおいて、網掛けしている領域のフレーム番号k=2における、露光期間T2の開始タイミングt2時点の周辺光量補正ゲイン(約3.3倍)は、図13Bにおける像高1.0のときの周辺光量補正ゲインに対応している。
図12Cは、参考例のぶれ補正処理における、露光期間Tk毎に更新される周辺光量補正後の周辺光量比の時間的変化を表す波形図である。横軸はフレーム番号k(ただし、k=0,1,2,3・・・)を示し、縦軸は周辺光量補正後の周辺光量比を示す。図12Cの実線で示す階段状のグラフは、手ぶれ補正動作中における、露光開始タイミングtk時点の周辺光量補正ゲインの推移を表す。なお、図12Cにおける周辺光量補正後の周辺光量比は、CCD110上の像高1.0に対応する周辺光量比を表している。参考例においては、露光期間と関連しない所定のタイミングだけで検知した手ぶれ角度または手ぶれ補正角度を用いて、周辺光量補正を行っていたため、周辺光量比の本来の狙い(周辺光量比=1.0)からの誤差が大きくなっている。
図13Cは、参考例のデジタルカメラにおける、露光期間T2の周辺光量補正後の周辺光量比の特性グラフである。図13Cは、CCD110上の中心の像高を0として、CCD110上の角の像高を−1.0および1.0で示し、像高に対応する、周辺光量補正後の周辺光量の特性を表したグラフである。図13Cの破線で示すグラフは周辺光量補正前の周辺光量補正を表し、図13Aの実線で示すグラフに対応する。図13Cの点線で示すグラフは周辺光量補正後の周辺光量の特性を表したグラフである。図13Cの点線で示すグラフは、図13Cの破線で示すグラフ(図13Aの実線で示すグラフと同じ)と図13Bの破線で示すグラフの像高毎の縦軸の数値を互いに掛け合わせたグラフとなる。参考例においては、露光期間と関連しない所定のタイミングだけで検知した、手ぶれ角度または手ぶれ補正角度を用いて、周辺光量補正を行っているため、周辺光量補正後の周辺光量比の各フレーム間の相対誤差も大きくなっている。
この結果から、所定のタイミング(ここの例ではt2時点)で検知した、手ぶれ角度または手ぶれ補正角度を用いて、周辺光量補正を行った場合には、図13Cに示すように周辺光量補正後の周辺光量比が本来の狙い(周辺光量比=1.0)からの誤差が大きくなってしまうことがわかる。また、図12Cに示すように、像高1.0での周辺光量補正後の周辺光量比の時間的な変化に着目すると、露光期間Tk(ただし、k=0,1,2,3・・・)毎に周辺光量補正後の周辺光量比の時間的な変化も大きくなってしまうことがわかる。
したがって、参考例におけるぶれ補正処理の周辺光量補正では、露光期間と関連しない所定のタイミングだけで検知した、手ぶれ角度または手ぶれ補正角度を用いて、周辺光量補正を行った場合に、周辺光量補正後の周辺光量比が本来の狙い(周辺光量比=1.0)からの誤差が大きくなってしまう。さらに、動画撮影時においては、露光期間毎に周辺光量補正後の周辺光量比が本来の狙い(周辺光量比=1.0)からの誤差が大きくなってしまうことで、各フレーム間においても、周辺光量補正後の周辺光量比の誤差が大きくなってしまう。このため、動画像の周辺がちらつきとなって現れることになり、顕著な動画像の品位低下となってしまう。
2−3.周辺光量特性の補正原理説明(本実施の形態:CCDシフトの例1)
本実施の形態における、手ぶれ補正動作中の周辺光量特性の補正方法について、図11A、図11B、図14A、図14B、図14C、図15A、図15B、図15Cを用いて説明する。なお、本実施の形態においては、実施の形態1で説明した周辺光量特性および周辺光量補正における原理は同じであるので、本実施の形態では原理の詳細な説明を省略する。
図11Aは、ぶれ検出信号および手ぶれ制御信号の波形図である。横軸はフレーム番号k(ただし、k=0,1,2,3・・・)を示し、縦軸は手ぶれ角度と補正角度を示す。フレーム番号kは例えば1/30[秒]毎にインクリメントされるものとする。手ぶれ角度はカメラ本体100内に設けられたジャイロセンサ184の出力(積分器408の出力)に基づいて演算される。補正角度はカメラ本体100内に設けられた位置センサ182の出力に基づいて演算される。図11Aでは、フレーム番号kが0から16(約567ms)までの手ぶれ角度と補正角度の例を表している。なお、厳密には、手ぶれ角度と補正角度とは、残留誤差や応答遅れなどにより、互いに特性が異なり、誤差が存在するが、その誤差は小さいため、ほぼ同じ特性であるものとして、重ねてグラフ化されている。
図14Aは、実施の形態2のぶれ補正処理における、露光期間Tk毎に更新される周辺光量補正前の周辺光量比の時間的変化を表す波形図である。横軸はフレーム番号k(ただし、k=0,1,2,3・・・)を示し、縦軸は周辺光量比を示す。フレーム番号kは例えば1/30[秒]毎にインクリメントされるものとする。図14Aの破線で示すグラフは、手ぶれ補正動作中における周辺光量補正前の周辺光量比のリアルタイムの推移を表し、実線で示す階段状のグラフは手ぶれ補正動作中における露光期間Tkの間で平均化された周辺光量補正前の周辺光量比の推移を表す。なお、図14Aにおける周辺光量比は、CCD110上の像高1.0に対応する周辺光量比を表している。
図15Aは、実施の形態2のデジタルカメラにおける、露光期間T2のCCDシフト中の周辺光量比の特性グラフである。図15Aは、CCD110上の中心の像高を0として、CCD110上の角の像高を−1.0および1.0とし、像高に対応する周辺光量補正前の周辺光量比を表している。先に説明した図11Aと図14Aは、網掛けしている領域のフレーム番号k=2における、露光期間T2の周辺光量補正前の周辺光量比を表している。図15Aにおいて、破線のグラフは、図11Aにおける、時間t2時点の周辺光量補正前の周辺光量の特性を表したグラフである。図15Aにおいて、一点鎖線のグラフは、図11Aにおける、時間t3時点の周辺光量補正前の周辺光量の特性を表したグラフである。図15Aにおいて、実線のグラフは、図11Aにおける、露光期間T2で周辺光量を平均化したときの、周辺光量補正前の周辺光量の特性を表したグラフである。
図11Bは、周辺光量補正前の周辺光量比の時間的変化を表す波形図であり、手ぶれ補正動作中における、CCD110上の像高1.0に対応する、周辺光量補正前の周辺光量比のリアルタイムの推移を表している。
図14Bは、実施の形態2のぶれ補正処理における、露光期間Tk毎に更新される周辺光量補正ゲインの時間的変化を表す波形図である。横軸はフレーム番号k(ただし、k=0,1,2,3・・・)を示し、縦軸は周辺光量補正ゲインを示す。図14Bの破線で示すグラフは、手ぶれ補正動作中における、周辺光量補正ゲインのリアルタイムの推移を表す。また、実線で示す階段状のグラフは、手ぶれ補正動作中において、露光期間Tk内に検知した手ぶれ角度または手ぶれ補正角度の平均値を用いて求めた、周辺光量補正ゲインの推移を表す。ここで、露光された画像は露光期間Tkの間で平均化されることに着目して、周辺光量補正ゲインも同じく、露光期間Tkの間で検知した、手ぶれ角度または手ぶれ補正角度を平均化することが、ポイントである。すなわち、検知した手ぶれ角度または手ぶれ補正角度の情報に含まれる、低周波成分を抽出することになる。平均化を行う前の手ぶれ角度は、一般に0Hzより大きく30Hz以下の周波数成分を含む。検知した手ぶれ角度を平均化することによって、0Hzより大きく15Hz以下の周波数成分(ぶれの低周波成分)を抽出し、この成分を用いて、周辺光量補正ゲインが求められる。
なお、図14Bにおける周辺光量補正ゲインは、CCD110上の像高1.0に対応する周辺光量補正ゲインを表している。また、図14Bの破線で示すリアルタイムの周辺光量補正ゲインは、もとの周辺光量比を1.0にするために必要な補正ゲインを表している。
図15Bは、実施の形態2のデジタルカメラにおける、露光期間T2の周辺光量補正ゲインの特性グラフである。図15Bは、CCD110上の中心の像高を0として、CCD110上の角の像高を−1.0および1.0で示し、像高に対応する周辺光量補正ゲインを表している。像高1.0のときの周辺光量比の補正だけに着目して説明すると、図14Bにおいて網掛けしている領域のフレーム番号k=2における露光期間T2内に検知した手ぶれ角度または手ぶれ補正角度の平均値を用いて求めた周辺光量補正ゲイン(約2.5倍)は、図15Bにおける像高1.0のときの周辺光量補正ゲインに対応している。
図14Cは、実施の形態2のぶれ補正処理における、露光期間Tk毎に更新される周辺光量補正後の周辺光量比の時間的変化を表す波形図である。横軸はフレーム番号k(ただし、k=0,1,2,3・・・)を示し、縦軸は周辺光量補正後の周辺光量比を示す。図14Cの実線で示すグラフは、手ぶれ補正動作中における露光期間Tk内に検知した、手ぶれ角度または手ぶれ補正角度の平均値を用いて求めた周辺光量補正ゲインの推移を表す。なお、図14Cにおける周辺光量補正後の周辺光量比は、CCD110上の像高1.0に対応する周辺光量比を表している。本実施の形態においては、検知した手ぶれ角度または手ぶれ補正角度について、露光期間内で平均した値を用いて、周辺光量補正ゲインを求めることによって、周辺光量補正を行うようにしているため、周辺光量比の本来の狙い(周辺光量比=1.0)通りの特性になっている。
図15Cは、実施の形態2のデジタルカメラにおける、露光期間T2の周辺光量補正後の周辺光量比の特性グラフである。図15Cは、CCD110上の中心の像高を0として、CCD110上の角の像高を−1.0および1.0で示し、像高に対応する周辺光量補正後の周辺光量の特性を表したグラフである。図15Cの破線で示すグラフは周辺光量補正前の周辺光量補正を表し、図15Aの実線で示すグラフに対応する。図15Cの実線で示すグラフは周辺光量補正後の周辺光量の特性を表したグラフである。図15Cの実線で示すグラフは、図15Cの破線で示すグラフ(図15Aの実線で示すグラフと同じ)と図15Bの実線で示すグラフの像高毎の縦軸の数値を、互いに掛け合わせたグラフとなる。本実施の形態においては、検知した手ぶれ角度または手ぶれ補正角度を用いて周辺光量補正ゲインを求める場合に、検知した手ぶれ角度または手ぶれ補正角度について露光期間内で平均した値を用いて、周辺光量補正ゲインを求めることによって、周辺光量補正を行うようにしている。このため、露光期間に撮像される画像に対して正確な周辺光量補正を行うことができるので、周辺光量比が本来の狙い(周辺光量比=1.0)通りの特性になる。
この結果から、検知した手ぶれ角度または手ぶれ補正角度について、露光期間内で平均した値を用いて、周辺光量補正ゲインを求めることによって、周辺光量補正を行うようにしている本実施の形態においては、図15Cに示すように、周辺光量補正後の周辺光量比が本来の狙い(周辺光量比=1.0)通りの特性を得られることがわかる。また、図14Cに示すように、像高1.0での周辺光量補正後の周辺光量比の時間的な変化に着目すると、露光期間Tk(ただし、k=0,1,2,3・・・)毎に周辺光量補正後の周辺光量比の時間的な変化もないことがわかる。
したがって、本実施の形態における撮像装置においては、露光期間に撮像される画像に対して正確な周辺光量補正を行うことができるので、周辺光量比が狙い通りの特性をもった画像を提供することができる。さらに、動画撮影時においては、個々の露光期間毎に正確な周辺光量補正を行うことができるので、各フレーム間においても周辺光量補正後の周辺光量比の誤差が小さい。このため、参考例における問題であった動画像の周辺がちらつきとなって現れることはなく、画像の品位を向上させることができる。
2−4.周辺光量特性の補正動作フロー説明(本実施の形態:CCDシフトの例1)
次に、図面を用いて、本実施の形態のデジタルカメラ1における、ぶれ補正動作中の周辺光量補正の動作フローを説明する。デジタルカメラは、一般的に、静止画を撮影する機能に加えて、動画を撮影する機能を備えている。ここでは、本実施の形態の特長である、動画撮影時におけるぶれ補正動作中の周辺光量補正の動作フローを説明する。なお、デジタルカメラにおいて動画撮影を開始するには、種々の方法が採用されているが、本実施の形態においては、レリーズ釦を押す(ONする)ことで動画撮影が開始される。静止画撮影モードと動画撮影モードとは、モードダイヤル(図示せず)またはメニュー(図示せず)などを操作することによって、切り換えることができる。
図16は、本実施の形態のデジタルカメラ1における、ぶれ補正処理における、周辺光量補正処理を示すフローチャート(CCDシフト処理の場合)である。実線枠内の処理は、カメラコントローラ140の処理を表す。破線枠内の処理は、レンズコントローラ240の処理を表す。動画撮影モードが選択されると、フレームレートを設定するなどの動画撮影処理の待機状態になる(ステップS21)。ステップS22で、レリーズ釦がONされたと判定された場合に、次の処理に進み、動画撮影処理が開始される。レリーズ釦が押されない状態では、ステップS22の処理を繰り返し、動画撮影処理の待機状態を繰り返す。動画撮影処理が開始されると、露光期間Tkを設定する(ステップS23)。例えば、フレームレートを30[fps]、かつ露光期間を1/30[秒]と設定する場合には、Tk=1/30[秒]に設定される。この設定条件をもとにして、CCD110への露光が開始される。露光期間Tkにおけるぶれ補正動作中のCCD110の位置を検知して、その平均値Qkを演算する(ステップS24)。周辺光量補正を行うために、CCD110上の像高に対応した周辺光量比に関する情報を、レンズコントローラ240からカメラコントローラ140に通知する(ステップS25)。設計中心では、周辺光量比は、CCD110上の中心から同心円状に徐々に低下する数値、となるのが一般的である。この通知された周辺光量比の逆数が周辺光量補正ゲインとなる。この周辺光量補正ゲインは、CCD110面上の水平および垂直座標毎に数値が定義されたテーブルとなる。カメラコントローラ140では露光期間Tkの画像Dkを取得して(ステップS26)、先に演算したCCD110の位置の平均値Qkに基づいて、周辺光量補正ゲインのテーブル中心位置のシフト量Ikを演算する(ステップS27)。カメラコントローラ140では、レンズコントローラ240から通知された周辺光量特性を用いて、演算した周辺光量補正ゲインのテーブルと、ぶれ補正動作に伴って移動したCCD110のシフト量Ikとに基づいて、画像Dkを補正して記録する(ステップS28)。レリーズ釦がOFFされるなどして、露光を終了させるかどうかを判定する(ステップS29)。露光を終了させなければステップS23の処理に戻り、次のフレームの動画撮影における露光が継続される。一方、ステップS29の処理において、レリーズ釦がOFFされ露光を終了させた場合には、動画撮影を終了させる。ここでも、露光された画像は露光期間Tkの間で平均化されることに着目して、周辺光量補正ゲインも同じく、露光期間Tkの間で検知した手ぶれ角度または手ぶれ補正角度を平均化することがポイントである。すなわち、検知した手ぶれ角度または手ぶれ補正角度の情報に含まれる、低周波成分を抽出することになる。平均化を行う前の手ぶれ角度は、一般に0Hzより大きく30Hz以下の周波数成分を含む。検知した手ぶれ角度を平均化することによって、0Hzより大きく15Hz以下の周波数成分(ぶれの低周波成分)を抽出し、この成分を用いて、周辺光量補正ゲインが求められる。
以上で説明したように、本実施の形態における撮像装置においては、露光期間に撮像される画像に対して、正確な周辺光量補正を行うことができる。したがって、周辺光量比が狙い通りの特性をもった画像を提供することができる。さらに、動画撮影時においては、個々の露光期間毎に正確な周辺光量補正を行うことができる。したがって、各フレーム間においても周辺光量補正後の周辺光量比の誤差が小さい。このため、参考例における問題であった、動画像の周辺がちらつきとなって現れることはなく、画像の品位を向上させることができる。
2−5.周辺光量特性の補正原理の説明(本実施の形態:CCDシフトの例2)
本実施の形態における手ぶれ補正動作中の周辺光量特性の補正方法において、フレーム周期に比べて露光期間Tkが短い場合について、図17A、図17B、図17Cを用いて説明する。ここでは、フレーム周期1/30[秒](すなわちフレームレート30[fps])、露光期間1/60[秒]とした例で説明する。
図17Aは、実施の形態2のぶれ補正処理における、フレーム番号k毎に更新される周辺光量補正前の周辺光量比の時間的変化を表す波形図である。横軸はフレーム番号k(ただし、k=0,1,2,3・・・)を示し、縦軸は周辺光量比を示す。フレーム番号kは、例えば1/30[秒]毎にインクリメントされるものとする。図17Aの破線で示すグラフは、手ぶれ補正動作中における周辺光量補正前の周辺光量比のリアルタイムの推移を表す。図17Aの実線で示す階段状のグラフは、手ぶれ補正動作中における、露光期間Tkの間で平均化された、周辺光量補正前の周辺光量比の推移を表す。図14Aでは露光期間Tkとフレーム周期は等しいものとして説明した。しかし、図17Aでは、フレーム周期(ここでは1/30[秒])に比べて露光期間Tk(ここでは1/60[秒])が短いという点が、図14Aと異なる。なお、図17Aにおける周辺光量比は、CCD110上の像高1.0に対応する周辺光量比を表している。
図17Bは、実施の形態2のぶれ補正処理における、フレーム番号k毎に更新される周辺光量補正ゲインの時間的変化を表す波形図である。横軸はフレーム番号k(ただし、k=0,1,2,3・・・)を示し、縦軸は周辺光量補正ゲインを示す。図17Bの破線で示すグラフは、手ぶれ補正動作中における、周辺光量補正ゲインのリアルタイムの推移を表す。図17Bの実線で示す階段状のグラフは、手ぶれ補正動作中において、露光期間Tk内に検知した手ぶれ角度または手ぶれ補正角度の平均値を用いて求めた、周辺光量補正ゲインの推移を表す。図14Bでは、露光期間Tkとフレーム周期は等しいものとして説明した。しかし、図17Bでは、フレーム周期(ここでは1/30[秒])に比べて、露光期間Tk(ここでは1/60[秒])が短いという点が、図14Bと異なる。ここでも、露光された画像は露光期間Tkの間で平均化されることに着目して、周辺光量補正ゲインも同じく、露光期間Tkの間で検知した手ぶれ角度または手ぶれ補正角度を平均化することが、ポイントである。すなわち、検知した手ぶれ角度または手ぶれ補正角度の情報に含まれる低周波成分を抽出することになる。平均化を行う前の手ぶれ角度は、一般に0Hzより大きく30Hz以下の周波数成分を含む。検知した手ぶれ角度を平均化することによって、0Hzより大きく15Hz以下の周波数成分(ぶれの低周波成分)を抽出し、この成分を用いて、周辺光量補正ゲインが求められる。
図17Bにおける周辺光量補正ゲインは、CCD110上の像高1.0に対応する周辺光量補正ゲインを表している。図17Bの破線で示すリアルタイムの周辺光量補正ゲインは、もとの周辺光量比を1.0にするために必要な補正ゲインを表している。
図17Cは、実施の形態2のぶれ補正処理における、フレーム番号k毎に更新される周辺光量補正後の周辺光量比の時間的変化を表す波形図である。横軸はフレーム番号k(ただし、k=0,1,2,3・・・)を示し、縦軸は周辺光量補正後の周辺光量比を示す。図17Cの実線で示すグラフは、手ぶれ補正動作中における、露光期間Tk内に検知した、手ぶれ角度または手ぶれ補正角度の平均値を用いて求めた、周辺光量補正ゲインの推移を表す。図14Cでは、露光期間Tkとフレーム周期は等しいものとして説明した。しかし、図17Cでは、フレーム周期(ここでは1/30[秒])に比べて露光期間Tk(ここでは1/60[秒])が短いという点が、図14Cと異なる。なお、図17Cにおける周辺光量補正後の周辺光量比は、CCD110上の像高1.0に対応する周辺光量比を表している。本実施の形態においては、検知した手ぶれ角度または手ぶれ補正角度について、露光期間内で平均した値を用いて、周辺光量補正ゲインを求めることによって、周辺光量補正を行うようにしているため、周辺光量比の本来の狙い(周辺光量比=1.0)通りの特性になっている。
この結果から、本実施の形態においては、周辺光量補正後の周辺光量比が、本来の狙い(周辺光量比=1.0)通りの特性を得られることがわかる。図17Cに示すように、像高1.0での周辺光量補正後の、周辺光量比の時間的な変化に着目すると、フレーム番号k(ただし、k=0,1,2,3・・・)毎に、周辺光量補正後の周辺光量比の時間的な変化もないことがわかる。
したがって、本実施の形態における撮像装置においては、露光期間に撮像される画像に対して、正確な周辺光量補正を行うことができる。したがって、周辺光量比が、狙い通りの特性をもった画像を提供することができる。さらに、動画撮影時においては、個々の露光期間毎に正確な周辺光量補正を行うことができる。したがって、各フレーム間においても周辺光量補正後の周辺光量比の誤差が小さい。このため、参考例における問題であった動画像の周辺がちらつきとなって現れることはなく、画像の品位を向上させることができる。
2−6.周辺光量特性の補正の動作フローの説明(本実施の形態:OISレンズシフトの例)
図面を用いて、本実施の形態のデジタルカメラ1における、OISレンズシフトによるぶれ補正動作中の、周辺光量補正の動作フローを説明する。デジタルカメラは一般的に、静止画を撮影する機能に加えて、動画を撮影する機能を備えている。ここでは、本実施の形態の特長である、動画撮影時における、ぶれ補正動作中の周辺光量補正の、動作フローを説明する。なお、デジタルカメラにおいて、動画撮影を開始する方法には、種々の方法が採用されているが、本実施の形態においては、レリーズ釦を押す(ONする)ことで、動画撮影が開始されるものとする。また、静止画撮影モードと動画撮影モードとを、モードダイヤル(図示せず)又はメニュー(図示せず)などを操作することによって、切り換えることができる。
図18は、実施の形態2のデジタルカメラ1のぶれ補正処理における、OISレンズシフトによる周辺光量補正処理を示すフローチャートである。実線枠内の処理は、カメラコントローラ140の処理を表す。破線枠内の処理は、レンズコントローラ240の処理を表す。動画撮影モードが選択されると、フレームレートを設定するなどの動画撮影処理の待機状態になる(ステップS31)。ステップS32で、レリーズ釦がONされたと判定された場合に、次の処理に進み、動画撮影処理が開始される。レリーズ釦が押されない状態では、ステップS32の処理を繰り返し、動画撮影処理の待機状態を繰り返す。動画撮影処理が開始されると、露光期間Tkを設定する(ステップS33)。例えば、フレームレートを30[fps]、かつ露光期間を1/30[秒]と設定する場合には、Tk=1/30[秒]に設定される。この設定条件をもとにして、CCD110への露光が開始される。露光期間Tkにおけるぶれ補正動作中のOISレンズ220の位置を検知して、その平均値Pkを演算する(ステップS34)。OISレンズ220の位置の平均値Pkと周辺光量補正を行うために、CCD110上の像高に対応した周辺光量比に関する情報を、レンズコントローラ240からカメラコントローラ140に通知する(ステップS35)。設計中心では、周辺光量比は、CCD110上の中心から、同心円状に徐々に低下する数値となるのが一般的である。この通知された周辺光量比の逆数が周辺光量補正ゲインとなる。この周辺光量補正ゲインは、CCD110面上の水平および垂直座標毎に、数値が定義されたテーブルとなる。カメラコントローラ140では、露光期間Tkの画像Dkを取得して(ステップS36)、先に通知されたOISレンズ220の位置の平均値Pkに基づいて、周辺光量補正ゲインのテーブル中心位置のシフト量Hkを演算する(ステップS37)。カメラコントローラ140では、レンズコントローラ240から通知された周辺光量特性を用いて演算した周辺光量補正ゲインのテーブルと、ぶれ補正動作に伴って移動したOISレンズ220のシフト量Hkとに基づいて画像Dkを補正して記録する(ステップS38)。ステップS39の処理において、レリーズ釦がOFFされるなどして露光を終了させるかどうかを判定する。露光を終了させなければステップS33の処理に戻り、次のフレームの動画撮影における露光が継続される。一方、ステップS39の処理において、レリーズ釦がOFFされ、露光を終了させた場合には、動画撮影を終了させる。ここでも、露光された画像は露光期間Tkの間で平均化されることに着目して、周辺光量補正ゲインも同じく、露光期間Tkの間で検知した手ぶれ角度または手ぶれ補正角度を平均化することがポイントである。すなわち、検知した手ぶれ角度または手ぶれ補正角度の情報に含まれる、低周波成分を抽出することになる。平均化を行う前の手ぶれ角度は、一般に0Hzより大きく30Hz以下の周波数成分を含む。検知した手ぶれ角度を平均化することによって、0Hzより大きく15Hz以下の周波数成分(ぶれの低周波成分)を抽出し、この成分を用いて、周辺光量補正ゲインが求められる。
ここでは、レンズコントローラ240からカメラコントローラ140に、OISレンズ220の位置の平均値Pkを通知する例を示した。しかし、OISレンズ220の位置の情報については、カメラコントローラ140において、平均値Pkを算出するようにしてもよい。また、平均値Pkについては、OISレンズ220の位置に限定される訳ではなく、OISレンズ220の制御に用いるぶれ検知情報、あるいはそれに基づく情報であってもよい。
以上で説明したように、本実施の形態における撮像装置においては、露光期間に撮像される画像に対して、正確な周辺光量補正を行うことができる。したがって、周辺光量比が狙い通りの特性をもった画像を提供することができる。さらに、動画撮影時においては、個々の露光期間毎に正確な周辺光量補正を行うことができる。したがって、各フレーム間においても、周辺光量補正後の周辺光量比の誤差が小さい。このため、参考例における問題であった、動画像の周辺がちらつきとなって現れることはなく、画像の品位を向上させることができる。
なお、本実施の形態においては、CCDシフトの例と、OISレンズシフトの例を個別に説明した。実施の形態1において説明したCCDシフトとOISレンズシフトを同時に動作させた状態においても、実施の形態2において説明した周辺光量補正についてCCDシフトの例とOISレンズシフトの例とを組み合わせることによっても、露光期間に撮像される画像に対して正確な周辺光量補正を行うことができる。また、動画撮影時においては、実施の形態1において説明したCCDシフトとOISレンズシフトを同時に動作させた状態においても、実施の形態2において説明した周辺光量補正についてCCDシフトの例とOISレンズシフトの例とを組み合わせることによっても、個々の露光期間毎に正確な周辺光量補正を行うことができる。
したがって、本実施の形態においては、CCDシフトとOISレンズシフトを同時に動作させた状態においても、周辺光量比が狙い通りの特性をもった画像を提供することができる。さらに、動画撮影時においても、参考例における問題であった、動画像の周辺がちらつきとなって現れることはなく、画像の品位を向上させることができる。
3.まとめ
以上で説明したように、本実施の形態におけるデジタルカメラ1は、補正用レンズまたは撮像素子をシフトすることによって、撮影中のぶれの影響を低減する撮像装置において、撮像素子に投影される光量が撮像素子の周辺で低下することによる撮影画像の品位低下を防ぎ、良好な撮影画像を提供することができる。特に、本実施の形態におけるデジタルカメラ1は、撮像素子に投影される光量が撮像素子の周辺で低下することによる撮影画像の品位低下について、動画撮影時における撮影画像の品位低下も防ぐことができ、良好な動画撮影画像を提供することも可能である。
本実施の形態においては、周辺光量補正ゲインを求めるために、検知された手ぶれ角度または手ぶれ補正角度の情報を平均化する例を示した。しかし、これに限らず、周辺光量補正ゲインを平均化するなどして、結果として周辺光量補正に係わる信号のいずれかで平均化すればよい。また、平均化という処理に限定されることなく、周辺光量補正に係わる信号を平滑化すればよい。
また、本実施の形態のデジタルカメラ1に相当する撮像装置において、周辺光量補正部は、CCD110に相当する撮像素子上の像高に応じた複数の補正データを持ってもよい。
(実施の形態3)
図19Aは、実施の形態3のぶれ補正処理における、6フレームの露光期間毎に更新される周辺光量補正前の周辺光量比の時間的変化を表す波形図である。横軸はフレーム番号k(ただし、k=0,1,2,3・・・)を示し、縦軸は周辺光量比を示す。フレーム番号kは例えば1/30[秒]毎にインクリメントされるものとする。図19Aの破線で示すグラフは、手ぶれ補正動作中における、周辺光量補正前の周辺光量比のリアルタイムの推移を表し、実線で示す階段状のグラフは、手ぶれ補正動作中における、6フレームの露光期間の間で平均化された、周辺光量補正前の周辺光量比の推移を表す。なお、図19Aにおける周辺光量比は、CCD110上の像高1.0に対応する周辺光量比を表している。
図19Bは、実施の形態3のぶれ補正処理における、6フレームの露光期間毎に更新される周辺光量補正ゲインの時間的変化を表す波形図である。横軸はフレーム番号k(ただし、k=0,1,2,3・・・)を示し、縦軸は周辺光量補正ゲインを示す。図19Bの破線で示すグラフは、手ぶれ補正動作中における、周辺光量補正ゲインのリアルタイムの推移を表す。また、実線で示す階段状のグラフは、手ぶれ補正動作中において、6フレームの露光期間内に検知した、手ぶれ角度または手ぶれ補正角度の平均値を用いて求めた、周辺光量補正ゲインの推移を表す。ここで、露光された画像は6フレームの露光期間で平均化されることに着目して、周辺光量補正ゲインも同じく、6フレームの露光期間で検知した、手ぶれ角度または手ぶれ補正角度を平均化する、ことがポイントである。すなわち、検知した手ぶれ角度または手ぶれ補正角度の情報に含まれる低周波成分を抽出することになる。平均化を行う前の手ぶれ角度は、この場合、5Hzの周波数成分を含む。検知した手ぶれ角度を平均化することによって、5Hzの周波数成分(ぶれの低周波成分)を抽出し、この成分を用いて、周辺光量補正ゲインが求められる。
なお、図19Bにおける周辺光量補正ゲインは、CCD110上の像高1.0に対応する周辺光量補正ゲインを表している。また、図19Bの破線で示すリアルタイムの周辺光量補正ゲインは、もとの周辺光量比を1.0にするために必要な補正ゲインを表している。
以上のように、本実施の形態によれば、複数の露光期間Tkにまたがる平均処理を実施してもよい。
(他の実施の形態)
上記実施の形態の思想は、以上で説明された実施の形態に限定されない。種々の実施の形態が考えられてもよい。以下、上記実施の形態の思想を適用できる他の実施の形態について説明する。
実施の形態1乃至3において、交換レンズとカメラ本体とを用いた例で説明したが、レンズ一体型のカメラであってもよい。
以上、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、詳細な説明および添付の図面を開示した。よって、詳細な説明および添付の図面に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須でない構成要素が含まれることがある。したがって、それらの必須でない構成要素が、詳細な説明および添付の図面に記載されているからといって、それらの必須でない構成要素が必須であると直ちに認定されるべきではない。
上記実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものである。よって、上記実施の形態は、特許請求の範囲またはその均等の範囲において、種々の変更、置換、付加および/または省略等が行なわれてもよい。