JP2011192723A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】下部電極がビット線の上に跨って形成されている場合においても、強誘電体膜の分極量が低下せず、安定した強誘電体キャパシタ特性を確保した半導体装置を実現できるようにする。
【解決手段】半導体装置は、基板100の上に形成されたトランジスタ200と、基板100の上に形成されトランジスタ200を覆う第1の層間絶縁膜102と、第1の層間絶縁膜102に埋め込まれたビット線111と、第1の層間絶縁膜102の上に形成され、ビット線111を覆う絶縁性の第1の下部水素バリア膜131と、第1の下部水素バリア膜131の上に形成された強誘電体キャパシタ250とを備えている。強誘電体キャパシタ250は、下部電極251を有し、下部電極251は、ビット線111と重なり合う位置に形成され且つ上面が平坦である。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体装置及びその製造方法に関し、特にキャパシタオーバービットライン(COB)構造の強誘電体材料を用いた半導体記憶装置及びその製造方法に関する。
FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)は、強誘電体材料のヒステリシス特性をデータ保存に応用した不揮発性メモリである。このため、FeRAMは、ダイナミックアクセスラム(DRAM)及びスタティックラム(SRAM)と異なり電源を切ってもメモリの記憶を保持できる不揮発性メモリである。不揮発性メモリとしては、フラッシュメモリがよく知られている。しかし、フラッシュメモリは、ランダムアクセスメモリではないためデータ消去をブロック単位で行わなければならない。また、データ保存のメカニズム上、書き込み時間が長いといった欠点がある。一方、FeRAMはランダムアクセスメモリであり、書き込み時間はフラッシュメモリの1/100以下にできる。このため、FeRAMは主にICカード用途に使用されている。
FeRAMは強誘電体材料によってキャパシタを形成する必要があるため、トランジスタと同じようなゲート構造で形成できるフラッシュメモリに比べると、単位面積当たりのメモリ容量が小さい。このため、できるだけメモリセルを小さく形成する工夫が必要である。一方、FeRAMはDRAMのキャパシタを強誘電体キャパシタに置き換えた構造となっているため、FeRAMの製造にはDRAMの製造方法を応用できる。
FeRAMのメモリセルは、強誘電体キャパシタ、選択トランジスタ、ビット線、ワード線及びプレート線等により構成されている。通常、ワード線は選択トランジスタのゲートにより形成される。一方、ビット線はワード線に対して垂直方向にキャパシタを接続する。メモリセルの構造として、ビット線よりも上にデータ保存装置であるキャパシタを形成したCOB(Capacitor over bit line)構造と、ビット線よりも下にキャパシタを形成したCUB(Capacitor under bit line)構造とが知られている。
CUB構造の場合、キャパシタの上にあるビット線と選択トランジスタの活性化領域を接続するコンタクトプラグを隣接するキャパシタ間に形成する必要がある。そのため、コンタクトプラグが占有する面積分だけセル面積が大きくなる。一方、COB構造の場合、キャパシタの下でビット線を引き回すため、隣接するキャパシタ間にコンタクトプラグを形成する必要がない。このため、平面上の集積度はCUB構造よりもCOB構造の方が優れている。しかし、COB構造はキャパシタの下にビット線を形成するため、キャパシタよりも下側の層間絶縁膜を厚くする必要がある。このため、基板表面に垂直な方向の集積度はCOBよりもCUBの方が高い。
層間絶縁膜を厚くすると、上部配線とトランジスタの活性化領域とを接続するコンタクトプラグを深く形成する必要がある。深いコンタクトプラグを形成する際には、コンタクトホールの深さのばらつが増加するため、コンタクトホールの開口不良が生じやすくなる。また、深いコンタクトホールの底面に密着層及び導電体を堆積する場合には、いわゆる埋め込み不良が生じやすくなる。
そこで、近年、DRAMの技術分野においては、ビット線をドライエッチングによりラインパターンに加工するのではなく、層間絶縁膜に形成した溝にビット線を埋め込む方法が提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開平10−200066号公報
しかしながら、従来のビット線を埋め込む方法では、ビット線と強誘電体キャパシタの下部電極とのショートを防ぐために、ビット線の上に絶縁膜を埋め込む必要がある。また、ビット線を形成する前にビット線と選択トランジスタとを接続するコンタクトプラグ及びキャパシタと選択トランジスタとを接続するコンタクトプラグを同時に形成する。このため、ビット線の上に絶縁膜を埋め込んだ後、強誘電体キャパシタと選択トランジスタとを接続するコンタクトプラグを露出させる必要がある。
ビット線の上に埋め込む絶縁膜の膜厚を十分に厚くすることができれば、化学的機械的研磨(CMP)法を用いて、ビット線の上に埋め込まれた絶縁膜を平坦化することができる。しかし、ビット線の上に埋め込む絶縁膜は、窒化シリコン等の硬度が高い材料を用いることが一般的である。この場合には、絶縁膜の膜厚を200nm以上に厚くすると、CMP法を用いた研磨の際にストレスが加わり、絶縁膜が割れてしまう。このため、ビット線の上に十分な厚さの絶縁膜を形成することは困難であり、ビット線の上に凹部が生じてしまう。
ビット線の上に凹部が生じると、下部電極にも凹部が生じ、膜厚が均一な強誘電体膜を形成することができない。強誘電体膜に膜厚が厚い部分が生じると、強誘電体キャパシタの分極量が低下する。これにより、メモリセルのデータを読み出す際に発生する電位差がセンスアンプの検出感度以下となり、メモリ不良が発生する。
本願は、前記の問題を解決し、下部電極がビット線の上に跨って形成されている場合においても、強誘電体膜の分極量が低下せず、安定した強誘電体キャパシタ特性を確保した半導体装置を実現できるようにすることを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明は半導体装置を、ビット線が第1の層間絶縁膜に埋め込まれ、下部電極の上面が平坦である構成とする。
具体的に、本発明に係る半導体装置は、基板と、基板の上に形成されたゲート電極と、基板におけるゲート電極の両側方にそれぞれ形成された第1の不純物拡散層及び第2の不純物拡散層とを有するトランジスタと、基板の上に形成されトランジスタを覆う第1の層間絶縁膜と、第1の層間絶縁膜に選択的に形成された溝部に埋め込まれたビット線と、ビット線と第1の不純物拡散層とを接続する第1のコンタクトプラグと、第1の層間絶縁膜の上に形成され、ビット線を覆う絶縁性の第1の下部水素バリア膜と、第1の下部水素バリア膜の上に形成された強誘電体キャパシタと、強誘電体キャパシタと第2の不純物拡散層とを接続する第2のコンタクトプラグとを備え、強誘電体キャパシタは、ビット線と重なり合う位置に形成され且つ上面が平坦な下部電極を有する。
本発明の半導体装置は、下部電極のビット線と重なり合う位置に形成された部分に凹部が生じず、下部電極の上面は段差なく平坦である。このため、下部電極の上に形成された強誘電体膜の膜厚が部分的に厚くなることがない。従って、強誘電体膜の膜厚が部分的に厚くなることによる分極量の低下は生じない。従って、メモリ不良の発生を低減することができる。
本発明の半導体装置は、下部電極と第2のコンタクトプラグとの間に、下部電極及び第2のコンタクトプラグと接して形成された導電性の第2の下部水素バリア膜をさらに有し、第2の下部水素バリア膜は、第1の下部水素バリア膜に選択的に形成された開口部に埋め込まれていてもよい。
本発明の半導体装置において、ビット線の上面と第1の層間絶縁膜の上面とは、基板の主面からの高さが等しいことが好ましい。
本発明の半導体装置において、第1の層間絶縁膜は、基板の上に順次形成された第1の層と第2の層とを有し、第1のコンタクトプラグは、第1の層を貫通し、ビット線は、第2の層に選択的に形成された溝部に埋め込まれていてもよい。
この場合において、ビット線の上面と第2の層の上面とは、基板の主面からの高さが等しいことが好ましい。
本発明の半導体装置において、ビット線の上面と第1の下部水素バリア膜の下面とは直接に接し、第1の下部水素バリア膜の上面と下部電極の下面とは直接に接していてもよい。このような構成とすることにより、半導体基板と配線との間隔を短くすることができる。このため、不純物拡散層と配線とを接続するコンタクトの形成が容易となる。
本発明の半導体装置は、端部が第1の下部水素バリア膜と接する上部水素バリア膜をさらに備え、強誘電体キャパシタは、第1の下部水素バリア膜と上部水素バリア膜とにより囲まれた領域に形成されていてもよい。
本発明の半導体装置において、強誘電体キャパシタは複数であり、第1の下部水素バリア膜及び上部水素バリア膜は、複数の強誘電体キャパシタを囲んでいる構成としてもよい。
本発明に係る半導体装置は、上部水素バリア膜を覆う第2の層間絶縁膜と、第2の層間絶縁膜の上に形成された配線と、配線と第1の不純物拡散層又は第2の不純物拡散層とを接続する第3のコンタクトプラグとをさらに備えていてもよい。
本発明に係る半導体装置の製造方法は、半導体基板の上にゲート電極と、第1の不純物拡散層及び第2の不純物拡散層とを有するトランジスタを形成する工程(a)と、トランジスタを覆う第1の層間絶縁膜を形成する工程(b)と、第1の層間絶縁膜の上部に、第1の不純物拡散層と接続され、上面の位置が第1の層間絶縁膜の上面の位置と揃ったビット線を形成する工程(c)と、第1の層間絶縁膜の上にビット線を覆うように絶縁性の第1の下部水素バリア膜を形成する工程(d)と、第1の下部水素バリア膜の上に、第2の不純物拡散層と接続された強誘電体キャパシタを形成する工程(e)とを備え、工程(c)は、第1の層間絶縁膜の上部に溝部を形成する工程(c1)と、第1の層間絶縁膜の上に溝部を埋めるように第1の導電体を形成する工程(c2)と、第1の導電体における溝部の外側に形成された部分を除去する工程(c3)とを含み、工程(e)は、第1の下部水素バリア膜の上におけるビット線と重なり合う位置に下部電極を形成する工程(e1)を含む。
本発明の半導体装置の製造方法は、ビット線を形成する工程が、第1の層間絶縁膜の上部に溝部を形成する工程と、第1の層間絶縁膜の上に溝部を埋めるように第1の導電体を形成する工程と、第1の導電体における溝部の外側に形成された部分を除去する工程とを含む。このため、ビット線の上に凹凸が生じない。従って、下部電極の上面が平坦となり、強誘電体膜の膜厚が部分的に厚くなることがない。従って、分極量の低下によるメモリ不良の発生を低減することができる。
本発明の半導体装置の製造方法において、工程(c)は、工程(c2)よりも前に、第1の層間絶縁膜に第1の不純物拡散層を露出する第1のコンタクトホールを形成する工程(c4)を含み、工程(c2)では、溝部と共に第1のコンタクトホールを埋めるように第1の導電体を形成することによりビット線と第1の不純物拡散層とを接続する第1のコンタクトプラグを形成してもよい。
本発明の半導体装置の製造方法において、第1の層間絶縁膜は、第1の層と第2の層とを有し、工程(b)は、半導体基板の上に第1の層を形成する工程(b1)と、第1の層に第1の不純物拡散層と接続された第1のコンタクトプラグを形成する工程(b2)と、工程(b2)よりも後に、第1の層の上に第2の層を形成する工程(b3)とを含み、工程(c1)では、溝部を第2の層に第1のコンタクトプラグを露出するように形成してもよい。
本発明の半導体装置の製造方法において、工程(c)は、工程(c2)よりも前に、第1の層間絶縁膜に第2の不純物拡散層を露出する第2のコンタクトホールを形成する工程(c5)を含み、工程(c2)では、溝部と共に第2のコンタクトホールを埋めるように第1の導電体を形成することにより第2の不純物拡散層と接続された第2のコンタクトプラグを形成し、工程(e)は、工程(e1)よりも前に、第1の下部水素バリア膜に第2のコンタクトプラグを露出する開口部を形成する工程(e2)と、開口部に、水素バリア性を有する第3の導電体を埋め込むことにより導電性の第2の下部水素バリア膜を形成する工程(e3)とを含み、工程(e1)では、下部電極を第2の水素バリア膜と接するように形成してもよい。
本発明に係る半導体装置及びその製造方法によれば、下部電極がビット線の上に跨って形成されている場合においても、強誘電体膜の分極量が低下せず、安定した強誘電体キャパシタ特性を確保した半導体装置を実現できる。
一実施形態に係る半導体装置を示す平面図である。 図1のII−II線における断面図である。 一実施形態に係る半導体装置の製造方法の一工程を示す断面図である。 一実施形態に係る半導体装置の製造方法の一工程を示す断面図である。 一実施形態に係る半導体装置の製造方法の一工程を示す断面図である。 一実施形態に係る半導体装置の製造方法の一工程を示す断面図である。 一実施形態に係る半導体装置の製造方法の一工程を示す断面図である。 一実施形態に係る半導体装置の製造方法の一工程を示す断面図である。 一実施形態に係る半導体装置の一変形例を示す断面図である。 一変形例の半導体装置の製造方法の一工程を示す断面図である。 一変形例の半導体装置の製造方法の一工程を示す断面図である。 一変形例の半導体装置の製造方法の一工程を示す断面図である。 一実施形態に係る半導体装置の一変形例を示す断面図である。 一変形例の半導体装置の製造方法の一工程を示す断面図である。 一変形例の半導体装置の製造方法の一工程を示す断面図である。 一変形例の半導体装置の製造方法の一工程を示す断面図である。
図1及び2は、一実施形態に係る半導体装置であり、図1は平面構成を示し、図2は図1のII−II線における断面構成を示している。但し、図1において、下部電極よりも上側の構成部材は図示を省略している。
図1及び2に示すように、シリコン基板等の半導体基板100における素子分離領域101により分離された領域にトランジスタ200が形成されている。素子分離領域101は、半導体基板100に形成された凹部に酸化シリコン(SiO2)等の絶縁体が埋め込まれたシャロートレンチアイソレーション(STI)等とすればよい。トランジスタ200は、半導体基板100の上にゲート絶縁膜(図示せず)を介して形成されたゲート電極201と、半導体基板100におけるゲート電極201の両側方にそれぞれ形成された不純物拡散層202とを有している。
半導体基板100の上には、トランジスタ200を覆うように第1の層間絶縁膜102が形成されている。第1の層間絶縁膜102には、不純物拡散層202の一方(第1の不純物拡散層202A)と接続された第1のコンタクトプラグ121及び不純物拡散層202の他方(第2の不純物拡散層202B)と接続された第2のコンタクトプラグ122が形成されている。第1の層間絶縁膜102の上部にはゲート電極201と交差する方向に延び且つ第1のコンタクトプラグ121を介して第1の不純物拡散層202Aと接続されたビット線111が形成されている。ビット線111は、第1の層間絶縁膜102の上部に形成された溝部に埋め込まれたタングステン等の導電体からなる。ビット線111の上面は、第1の層間絶縁膜102の上面と高さが実質的に等しく、ビット線111の部分が凸部又は凹部とならないように形成されている。
第1の層間絶縁膜102の上には、ビット線111を覆うように窒化シリコン等からなる絶縁性の第1の下部水素バリア膜131が形成されている。第1の下部水素バリア膜131の上には、第2のコンタクトプラグ122を介して第2の不純物拡散層202Bと接続された強誘電体キャパシタ250が形成されている。強誘電体キャパシタは、下部電極251と、下部電極251の上に形成された強誘電体膜252と、強誘電体膜252の上に形成された上部電極253とを有している。下部電極251は、例えば窒化チタン(TiN)又は窒化アルミニウムチタン(TiAlN)、酸化イリジウム(IrO2)、イリジウム(Ir)及び白金(Pt)が順次積層された積層膜とすればよい。下部電極251は、その一部が第1の水素バリア膜を介してビット線111の一部と重なり合うように形成されている。
第1の下部水素バリア膜131の上には、下部電極251により生じた段差を埋め且つ下部電極251の上面を露出するように第2の層間絶縁膜104が形成されている。第2の層間絶縁膜104の上には下部電極251の上面と接して強誘電体膜252が形成されている。強誘電体膜252の上には強誘電体膜252の上面と接して上部電極253が形成されている。図2では、強誘電体膜252及び上部電極253が複数の下部電極251の上に跨って形成されている例を示しているが、強誘電体膜252及び上部電極253は強誘電体キャパシタ250ごとに独立して形成されていてもよい。
第2の層間絶縁膜104の上には強誘電体キャパシタ250を覆うように第3の層間絶縁膜105が形成されている。第3の層間絶縁膜105の上には、上部水素バリア膜135が形成されている。上部水素バリア膜135は、端部が第1の下部水素バリア膜131と接している。このため、強誘電体キャパシタ250は、第1の下部水素バリア膜131と上部水素バリア膜135とに囲まれている。なお、図2では、第1の下部水素バリア膜131と上部水素バリア膜135とが複数の強誘電体キャパシタ250を一括に囲んでいる。しかし、第1の下部水素バリア膜131と上部水素バリア膜135とにより、強誘電体キャパシタ250を個別に囲む構成としてもよい。
半導体基板100上の全面に上部水素バリア膜135を覆うように第4の層間絶縁膜107が形成されている。第4の層間絶縁膜107の上には、配線141が形成されている。配線141は、第3のコンタクトプラグ123を介して不純物拡散層202等と接続されている。
次に、本実施形態の半導体装置の製造方法を説明する。まず、図3に示すように、Si基板等の半導体基板100における素子分離領域101により分離された領域に、ゲート電極201及び不純物拡散層202を有するトランジスタ200を形成する。コンタクト抵抗を低減するために、ゲート電極201及び不純物拡散層203の上部には、シリサイド層(図示せず)が形成されていることが好ましい。続いて、半導体基板100上の全面に第1の層間絶縁膜102を形成する。第1の層間絶縁膜102は、ホウ素及びリン含有シリケートガラス(BPSG)等の酸化シリコン膜とすればよい。第1の層間絶縁膜102は、CMP法等を用いて平坦化する。続いて、フォトリソグラフィ及びドライエッチングを用いて、第1の層間絶縁膜102に第1の不純物拡散層202Aを露出する第1のコンタクトホール102aを形成する。さらに、底面に第1のコンタクトホール102aを露出する溝部102bを形成する。第1のコンタクトホール102aと溝部102bとは逆の順序で形成してもよい。溝部102bは、ビット線として使用する導電体の抵抗値及び回路設計において設定されたビット線の抵抗値等に応じて幅と深さとを設定すればよい。一例として80nm〜100nm程度の深さとすればよい。
次に、図4に示すように、第1のコンタクトホール102a及び溝部102bに密着層(図示せず)及び導電体161を埋め込む。密着層は、Ti又はTiNとすればよく、膜厚は10nm〜20nm程度とすればよい。密着層の形成には、物理気相堆積(PVD)法又は化学気相堆積(CVD)法等を用いればよい。導電体161は、タングステン又はタングステンシリサイドとすればよい。
次に、図5に示すように、密着層及び第1の導電体における不要な部分をCMP法等により除去し、第1の層間絶縁膜102を露出させる。これにより、ビット線111及びビット線111と不純物拡散層202とを接続する第1のコンタクトプラグ121が形成される。また、ビット線111の上面と第1の層間絶縁膜102の上面とは、高さが等しくなり、ビット線111の部分に凸部又は凹部が生じない。
次に、図6に示すように、第1の層間絶縁膜102の上にビット線111を覆うように第1の下部水素バリア膜131を形成する。続いて、フォトリソグラフィ及びドライエッチングを用いて、第1の下部水素バリア膜131及び第1の層間絶縁膜102を貫通し、第2の不純物拡散層202Bを露出する第2のコンタクトホールを形成する。この後、第2のコンタクトホールに密着層及び導電体を埋め込み第2のコンタクトプラグ122を形成する。第1の下部水素バリア膜131は、窒化シリコン等の水素バリア性を有する絶縁膜とすればよい。第2のコンタクトプラグ122は、第1のコンタクトプラグ121と同じ材料及び方法により形成すればよい。
次に、図7に示すように、第1の下部水素バリア膜131の上に、強誘電体キャパシタ250を形成する。まず、第1の下部水素バリア膜131の上に、TiN膜又はTiAlN膜、IrO2膜、Ir膜及びPt膜をPVD法等により順次形成した後、フォトリソグラフィ及びドライエッチングを用いてパターニングを行い下部電極251を形成する。続いて、下部電極251を埋めるように酸化シリコン膜を形成した後、形成した酸化シリコン膜を下部電極251の上面が露出するまでCMP法により研磨し、第2の層間絶縁膜104を形成する。この後、下部電極251の上に強誘電体膜252をスピンコート法等により形成し、必要に応じて熱処理を行う。続いて、上部電極253を形成した後、フォトリソグラフィ及びドライエッチングを用いて上部電極253及び強誘電体膜252をパターニングする。
下部電極251の一部は、ビット線111の一部と重なり合う位置に形成されている。しかし、ビット線111の上面と第1の層間絶縁膜102の上面とはほぼ段差なく平坦に形成されている。従って、下部電極251における第1の下部水素バリア膜131を挟んでビット線111と相対する部分に凹部又は凸部が生じることはない。このため、下部電極251をビット線111の上に形成しているにもかかわらず、上面が平坦な下部電極251を形成することができる。
次に、図8に示すように、第2の層間絶縁膜104の上に、強誘電体キャパシタ250を覆うように第3の層間絶縁膜105を形成する。続いて、強誘電体キャパシタ250が形成された領域を除いて、第3の層間絶縁膜105、第2の層間絶縁膜04及び第1の下部水素バリア膜131を選択的に除去する。この後、端部が第1の下部水素バリア膜131と接するように、第3の層間絶縁膜105の上に上部水素バリア膜135形成する。次に、上部水素バリア膜135の上に第4の層間絶縁膜107を形成する。続いて、第4の層間絶縁膜107及び第1の層間絶縁膜102を貫通し不純物拡散層202と接続された第3のコンタクトプラグ123を形成する。第3のコンタクトプラグ123は、第1のコンタクトプラグ121及び第2のコンタクトプラグ122と同様の材料及び方法により形成すればよい。さらに、第4の層間絶縁膜107の上に第3のコンタクトプラグ123と接続された配線141を形成する。
以下に、本実施形態の製造方法によって、メモリ不良が低減できる理由を説明する。従来は、ビット線と不純物拡散層とを接続する第1のコンタクトプラグと、強誘電体キャパシタと不純物拡散層とを接続する第2のコンタクトプラグとを同時に形成している。この場合には、下部水素バリア膜を形成した後、下部水素バリア膜及び第1の層間絶縁膜を貫通する第1のコンタクトプラグ及び第2のコンタクトプラグを形成する。この後、下部水素バリア膜の上に膜厚が50nm程度の保護膜を形成して、第2のコンタクトプラグを保護する。次に、第1のコンタクトプラグの上部にビット線を埋め込むための深さが200nm程度の溝を形成する。この後、保護膜の上に、溝を埋めるようにタングステンシリサイド膜及び不純物を導入した厚さが50nm程度のポリシリコン膜を形成する。続いて、溝の外においてタングステンシリサイド膜及びポリシリコン膜をCMP法により除去して、溝の内部にビット線を形成する。この際に、ビット線の上面を下部水素バリア膜の上面よりも100nm程度低くなるようにし、絶縁膜を埋め込むための空間をビット線の上に確保する。次に、ビット線の上を覆うように厚さが50nm程度の絶縁膜を形成する。この後、溝の外部において絶縁膜を除去し、保護膜を除去すると、ビット線は絶縁膜に覆われ、第2のコンタクトプラグは露出する。この際に、ビット線の上に50nm程度の段差が生じてしまう。段差の上に、下部電極を形成すると下部電極に深さが50nm程度の凹部が生じる。下部電極の上に強誘電体膜をスピンコート法により形成すると、強誘電体膜の表面は平坦となるため、ビット線の上において、強誘電体膜の膜厚が局所的に50nm程度厚くなってしまう。一般的な厚さが100nm程度の強誘電体膜を形成する場合には、局所的に強誘電体膜の膜厚が1.5倍となる。強誘電体特性を示す指標である分極量と耐圧とは強誘電体膜の膜厚に影響され、強誘電体膜の膜厚が厚くなると分極量は減少し、耐圧は上昇する。このため、1つの強誘電体キャパシタの内部に、強誘電体特性が異なる領域が生じる。その結果、個々の強誘電体キャパシタにおいて強誘電体特性がばらつき、メモリの歩留りに悪影響が生じる。
強誘電体キャパシタの容量Cは、電極面積をS、電極間距離(強誘電体膜厚と等しい)をd、強誘電体の誘電率をεとした場合、C=εS/dと表すことができる。従って、ビット線の線幅が0.3μm、下部電極の大きさが1μm×1μmであるとき、ビット線の上における容量をC1、それ以外の領域における容量をC2、ビット線の上における下部電極の面積をS1、それ以外の領域における下部電極の面積をS2、ビット線の上における強誘電体膜の膜厚d1を0.15μm、それ以外の領域における強誘電体膜の膜厚d2を0.10μm、強誘電体膜の誘電率をεとすると強誘電体キャパシタ合成容量Cは次の式により表すことができる。
C=C1+C2=ε(S1/d1+S2/d2)=0.9ε/d2
一方、ビット線の上に凹部が生じていない場合の強誘電体キャパシタ容量C´はC´=εS/d2=ε/d2となる。従って、ビット線の上に凹部が存在する場合には、ビット線の上に凹部がない場合と比べて分極量が10%低下する。このように、分極量が低下するとメモリセルのデータ読み出し時に発生する電位差がセンスアンプの検出感度以下になり、メモリ不良が発生する。しかし、本実施形態の製造方法によれば、ビット線の上に凹部は生じない。このため、平坦な強誘電体膜を形成することができ、メモリ不良の発生を抑えることができる。
また、本実施形態の製造方法によれば、ビット線111と下部電極251との間隔を小さくすることができる。このため、COB構造であるにもかかわらず、不純物拡散層202から配線141までの距離を小さくすることができ、第3のコンタクトプラグ123を形成するための第3のコンタクトホールのアスペクト比を小さく保つことが可能となる。これにより、第3のコンタクトホールの開口不良を発生しにくくできる。また、コンタクトホールの底面に密着層が形成されない不具合及びコンタクトホールの底面に導電体を十分に堆積させることができない不具合等の発生を抑えることができる。
例えば、第1のコンタクトプラグを形成した後、第1のコンタクトプラグの上に導電体を堆積し、パターニングすることによりビット線を形成する場合には、ビット線の上を覆う層間絶縁膜を形成する必要がある。ビット線の膜厚が100nmの場合には、ビット線を覆う層間絶縁膜の膜厚は280nm程度必要となる。ビット線を覆う層間絶縁膜の膜厚を薄くするとビット線の上に段差が生じてしまうからである。このため、ビット線を覆う層間絶縁膜を一旦650nm程度の厚さに堆積した後、CMP法により270nm程度研磨することが必要となる。
一方、本実施形態の製造方法は、ビット線を層間絶縁膜に埋め込んでいるため、ビット線を覆う層間絶縁膜は必要ない。従って、層間絶縁膜の上にビット線を形成する場合と比べて半導体基板から配線までの距離を280nm程度薄くすることができる。例えば、層間絶縁膜の上にビット線を形成した場合の第3のコンタクトプラグの高さが1600nmであり、第3のコンタクトプラグの径が250nmである場合には、アスペクト比は6.4となる。一方、本実施形態の半導体装置の場合には、第3のコンタクトプラグの高さは1320nmとなるため、アスペクト比は5.28まで低減することができる。これにより第3のコンタクトホールを形成する際のエッチングレートの低下及びコンタクトホール内における密着層のカバレッジの悪化を抑制することができる。また、ドライエッチングにおけるオーバーエッチ量を低減することができるので、不純物拡散領域のシリサイド層がエッチングされることによるコンタクトオープン不良の発生を抑制する効果も得られる。また、第2のコンタクトプラグとビット線とを埋め込みにより同時に形成するため、製造工程数を削減できる。
本実施形態においては、第1の層間絶縁膜102を1層としているが、図9に示すように第1の層間絶縁膜102を第1の層102Aと第2の層102Bとが順次積層された積層構造としてもよい。この場合には、図10に示すように、半導体基板100の上にトランジスタ200を覆うように第1の層102Aを形成する。この後、102Aに不純物拡散層202の一方と接続された第1のコンタクトプラグ121を形成する。
次に、図11に示すように、第1のコンタクトプラグ121を覆うように第1の層102Aの上に第2の層102Bを形成する。この後、第2の層102Bに第1のコンタクトプラグ121を露出する溝部102bを形成する。
次に、図12に示すように、溝部102bに密着層及び導電体を埋め込み、密着層及び導電体の不要部分を除去することにより第2の層102Bに埋め込まれたビット線111を形成する。この後、先に述べた方法と同様にして、強誘電体キャパシタを形成すればよい。
また、第2のコンタクトプラグ122と下部電極251とが直接接続された構成について説明したが、図13に示すように、第2のコンタクトプラグ122と下部電極251との間に、導電性の第2の下部水素バリア膜132を形成してもよい。この場合には、図14に示すように、第1の層間絶縁膜102に第1のコンタクトホール及び溝部と、第2のコンタクトホールとを形成する。続いて、第1のコンタクトホール、溝部及び第2のコンタクトホールを埋めるように第1の層間絶縁膜102の上に密着層及び導電体を形成し、密着層及び導電体の不要部分を除去することにより、第1のコンタクトプラグ121、ビット線111及び第2のコンタクトプラグ122を形成する。
次に、図15に示すように、絶縁性の第1の下部水素バリア膜131を形成した後、第1の下部水素バリア膜131に、第2のコンタクトプラグ122を露出する開口部131aを形成する。
次に、図16に示すように、開口部131aを埋めるように第1の下部水素バリア膜131の上にTiN膜を形成し、TiN膜の不要部分をCMP法により除去して開口部に埋め込まれた導電性の第2の下部水素バリア膜132を形成する。この後、先に述べた方法と同様にして、強誘電体キャパシタを形成すればよい。第2の下部水素バリア膜132は、水素バリア性を有する導電性の材料により形成すればよく、TiNに代えてTiAlN等としてもよい。なお、第1の層間絶縁膜を2層にした場合に、第2の下部水素バリア膜を設けることも可能である。
本発明に係る半導体装置及びその製造方法は、下部電極がビット線の上に跨って形成されている場合においても、強誘電体膜の分極量が低下せず、安定した強誘電体キャパシタ特性を確保した半導体装置を実現でき、特にキャパシタオーバービットライン(COB))構造を有する半導体記憶装置及びその製造方法等として有用である。
100 半導体基板
101 素子分離領域
102 第1の層間絶縁膜
102A 第1の層
102B 第2の層
102a 第1のコンタクトホール
102b 溝部
104 第2の層間絶縁膜
105 第3の層間絶縁膜
107 第4の層間絶縁膜
111 ビット線
121 第1のコンタクトプラグ
122 第2のコンタクトプラグ
123 第3のコンタクトプラグ
131 第1の下部水素バリア膜
131a 開口部
132 第2の下部水素バリア膜
135 上部水素バリア膜
141 配線
161 導電体
200 トランジスタ
201 ゲート電極
202 不純物拡散層
202A 第1の不純物拡散層
202B 第2の不純物拡散層
203 不純物拡散層
250 強誘電体キャパシタ
251 下部電極
252 強誘電体膜
253 上部電極

Claims (13)

  1. 基板と、
    前記基板の上に形成されたゲート電極と、前記基板における前記ゲート電極の両側方にそれぞれ形成された第1の不純物拡散層及び第2の不純物拡散層とを有するトランジスタと、
    前記基板の上に形成され前記トランジスタを覆う第1の層間絶縁膜と、
    前記第1の層間絶縁膜に選択的に形成された溝部に埋め込まれたビット線と、
    前記ビット線と前記第1の不純物拡散層とを接続する第1のコンタクトプラグと、
    前記第1の層間絶縁膜の上に形成され、前記ビット線を覆う絶縁性の第1の下部水素バリア膜と、
    前記第1の下部水素バリア膜の上に形成された強誘電体キャパシタと、
    前記強誘電体キャパシタと前記第2の不純物拡散層とを接続する第2のコンタクトプラグとを備え、
    前記強誘電体キャパシタは、前記ビット線と重なり合う位置に形成され且つ上面が平坦な下部電極を有することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記下部電極と前記第2のコンタクトプラグとの間に、前記下部電極及び前記第2のコンタクトプラグと接して形成された導電性の第2の下部水素バリア膜をさらに有し、
    前記第2の下部水素バリア膜は、前記第1の下部水素バリア膜に選択的に形成された開口部に埋め込まれていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記ビット線の上面と前記第1の層間絶縁膜の上面とは、前記基板の主面からの高さが等しいことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 前記第1の層間絶縁膜は、前記基板の上に順次形成された第1の層と第2の層とを有し、
    前記第1のコンタクトプラグは、前記第1の層を貫通し、
    前記ビット線は、前記第2の層に選択的に形成された溝部に埋め込まれていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  5. 前記ビット線の上面と前記第2の層の上面とは、前記基板の主面からの高さが等しいことを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記ビット線の上面と前記第1の下部水素バリア膜の下面とは直接に接し、
    前記第1の下部水素バリア膜の上面と前記下部電極の下面とは直接に接していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の半導体装置。
  7. 端部が前記第1の下部水素バリア膜と接する上部水素バリア膜をさらに備え、
    前記強誘電体キャパシタは、前記第1の下部水素バリア膜と前記上部水素バリア膜とにより囲まれた領域に形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の半導体装置。
  8. 前記強誘電体キャパシタは複数であり、
    前記第1の下部水素バリア膜及び上部水素バリア膜は、前記複数の強誘電体キャパシタを囲んでいることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
  9. 前記上部水素バリア膜を覆う第2の層間絶縁膜と、
    前記第2の層間絶縁膜の上に形成された配線と、
    前記配線と前記第1の不純物拡散層又は前記第2の不純物拡散層とを接続する第3のコンタクトプラグとをさらに備えていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の半導体装置。
  10. 半導体基板の上にゲート電極と、第1の不純物拡散層及び第2の不純物拡散層とを有するトランジスタを形成する工程(a)と、
    前記トランジスタを覆う第1の層間絶縁膜を形成する工程(b)と、
    前記第1の層間絶縁膜の上部に、前記第1の不純物拡散層と接続され、上面の位置が前記第1の層間絶縁膜の上面の位置と揃ったビット線を形成する工程(c)と、
    前記第1の層間絶縁膜の上に前記ビット線を覆うように絶縁性の第1の下部水素バリア膜を形成する工程(d)と、
    前記第1の下部水素バリア膜の上に、前記第2の不純物拡散層と接続された前記強誘電体キャパシタを形成する工程(e)とを備え、
    前記工程(c)は、前記第1の層間絶縁膜の上部に溝部を形成する工程(c1)と、前記第1の層間絶縁膜の上に前記溝部を埋めるように第1の導電体を形成する工程(c2)と、前記第1の導電体における前記溝部の外側に形成された部分を除去する工程(c3)とを含み、
    前記工程(e)は、前記第1の下部水素バリア膜の上における前記ビット線と重なり合う位置に下部電極を形成する工程(e1)を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 前記工程(c)は、前記工程(c2)よりも前に、前記第1の層間絶縁膜に前記第1の不純物拡散層を露出する第1のコンタクトホールを形成する工程(c4)を含み、
    前記工程(c2)では、前記溝部と共に前記第1のコンタクトホールを埋めるように前記第1の導電体を形成することにより前記ビット線と前記第1の不純物拡散層とを接続する第1のコンタクトプラグを形成することを特徴とする請求項10に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記第1の層間絶縁膜は、第1の層と第2の層とを有し、
    前記工程(b)は、
    前記半導体基板の上に前記第1の層を形成する工程(b1)と、
    前記第1の層に前記第1の不純物拡散層と接続された第1のコンタクトプラグを形成する工程(b2)と、
    前記工程(b2)よりも後に、前記第1の層の上に第2の層を形成する工程(b3)とを含み、
    前記工程(c1)では、前記溝部を前記第2の層に前記第1のコンタクトプラグを露出するように形成することを特徴とする請求項10に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 前記工程(c)は、前記工程(c2)よりも前に、前記第1の層間絶縁膜に前記第2の不純物拡散層を露出する第2のコンタクトホールを形成する工程(c5)を含み、
    前記工程(c2)では、前記溝部と共に前記第2のコンタクトホールを埋めるように前記第1の導電体を形成することにより前記第2の不純物拡散層と接続された第2のコンタクトプラグを形成し、
    前記工程(e)は、
    前記工程(e1)よりも前に、前記第1の下部水素バリア膜に前記第2のコンタクトプラグを露出する開口部を形成する工程(e2)と、
    前記開口部に、水素バリア性を有する第3の導電体を埋め込むことにより導電性の第2の下部水素バリア膜を形成する工程(e3)とを含み、
    前記工程(e1)では、前記下部電極を前記第2の水素バリア膜と接するように形成することを特徴とする請求項10に記載の半導体装置の製造方法。
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