JP2011192460A - 固体酸化物形燃料電池の発電セルユニットとその製造方法 - Google Patents

固体酸化物形燃料電池の発電セルユニットとその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】発電セルユニットの強度を向上させて製造段階や発電中の割れを防止するとともに、固体電解質層の厚さ寸法を従来よりも薄くして発電性能を向上させることが可能な固体酸化物形燃料電池の発電セルユニットを提供する。
【解決手段】本発明に係る固体酸化物形燃料電池の発電セルユニット10は、固体電解質層12の一方の面にNiまたはNiのサーメットからなる燃料極層13が形成され、他方の面に空気極層14が形成された発電セル14と、水素ガスを透過可能であり、発電セルの燃料極層13に接合一体化された多孔質燒結金属板からなる燃料極集電体11あるいは多孔質焼結金属板を骨格として燃料極が形成された燃料極内包集電体25とを有してなることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、反応ガスによって発電反応を行なうための固体酸化物形燃料電池の発電セルユニットとその製造方法に関するものである。
周知のように、固体酸化物形燃料電池には、反応ガスによって発電反応を行なうための発電セルが搭載されている。
図5および図6は、従来の一般的な固体酸化物形燃料電池を示すものであり、図中符号1が発電セルである。
この発電セル1は、支持体となる固体電解質層2の一方の面に燃料極層3が、他方の面に空気極層4が一体に形成されている。
ここで、固体電解質層2は、高い酸素イオン伝導性を有するランタンガレート系(LaGaO3系)材料が用いられているとともに、約200μmの厚さ寸法に形成されている。
また、燃料極層3は、Ni、Co等の金属あるいはNi−YSZ、Ni−SDC、Ni−GDC、Ni−ScSZ、Co−YSZ等のサーメットで構成され、空気極層4は、LaMnO3、LaCoO3等で構成されている。
ちなみに、燃料極層3および空気極層4は、それぞれ固体電解質層2の表面に20〜30μmの厚さ寸法で形成されている。
さらに、燃料極層3の表面には、Ni基合金等の多孔質焼結金属板からなる燃料極集電体5が配設され、他方空気極層4の表面には、Ag基合金等の多孔質焼結金属板からなる空気極集電体6が配設されている。
そして、発電セル1およびその両側に配設された燃料極集電体5、空気極集電体6が、セパレータ7によって挟み込まれることにより単セルが構成されるとともに、当該単セルが複数積層されることにより、燃料電池スタックが構成されている。
ここで、セパレータ7は、発電セル1間を電気的に接続するとともに、発電セル1に対して水素リッチな燃料ガス(H2、CO等)および酸化剤ガス(空気)を供給する機能を有するもので、ステンレス等の金属によって形成されている。そして、このセパレータ7の内部には、その外部から導入された上記燃料ガスを燃料極集電体5との対向面のほぼ中央部から吐出させる燃料ガス流路8と、空気極集電体6との対向面のほぼ中央部から空気を吐出させる空気流路9が形成されている。
以上の構成からなる固体酸化物形燃料電池においては、燃料ガス流路8に供給した上記燃料ガスをセパレータ7の中央部から燃料極集電体5に流出させるとともに、空気流路9に供給した空気を、当該セパレータ7の中央部から空気極集電体6に流出させる。すると、上記燃料ガスおよび空気は、各々スポンジ状の燃料極集電体5または空気極集電体6内を拡散移動して外周方向へと流れ、さらに多孔質の燃料極層3または空気極層4から固体電解質層2の界面に到達する。
そして、空気極層4内の気孔を通って固体電解質層2の界面近傍に到達した空気は、当該空気極層4において電子を受け取って酸化物イオン(O2-)にイオン化され、燃料極層3の方向に向かって固体電解質層2内を透過拡散移動する。次いで、燃料極層3との界面近傍に到達した酸化物イオンは、上記燃料ガスと反応して反応生成物(H2O、CO2等)を生じ、燃料極層3に電子を放出する。そして、この電子を、積層方向両端部のセパレータ8間を通じて外部に起電力として取り出すことができる。
ところで、発電セル1の固体電解質層2は、高い酸素イオン伝導性を有するランタンガレート系電解質を用いていることから、700℃程度の中温域の温度雰囲気下において、高い発電性能を発揮することができる。そして、上記固体電解質層2の厚さを薄くして、酸素イオンの透過拡散性を向上させることにより、発電性能を向上させることができることが知られている。
ところが、この上記ランタンガレート系電解質は、機械的強度が十分に高くないことから、固体電解質層2の厚さを薄くすると、固体電解質層2を支持体としている発電セル1自体の強度が低下してしまう。この結果、発電中に、発電セル1に割れが生じて、発電することができなくなる可能性があった。
このため、固体電解質層2をランタンガレート系の材料で構成した発電セル1を備えた固体酸化物形燃料電池が安定的な発電を行うためには、例えば発電セル1の直径がφ170mmの場合、当該固体電解質層2を少なくとも約160μm以上の厚さ寸法にする必要があり、当該寸法以下に固体電解質層2を薄くすることにより発電性能の向上させることが困難であった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、発電セルユニットとしての強度を向上させて、発電中の発電セルの割れを防止するとともに、固体電解質層の厚さ寸法を従来よりも薄くして発電性能を向上させることが可能な固体酸化物形燃料電池の発電セルユニットとその製造方法を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明に係る固体酸化物形燃料電池の発電セルユニットは、固体電解質層の一方の面にNiまたはNiのサーメットからなる燃料極層が形成され、他方の面に空気極層が形成された発電セルと、水素ガスを透過可能であり、上記発電セルに接合一体化された多孔質燒結金属板からなる燃料極集電体あるいは多孔質焼結金属板を骨格として燃料極が形成された燃料極内包集電体とを有してなることを特徴とするものである。
そして、請求項2に記載の本発明に係る固体酸化物形燃料電池の発電セルユニットの製造方法は、請求項1に記載の固体酸化物形燃料電池の発電セルユニットの製造方法であって、真空中あるいは不活性または還元性雰囲気下において、上記燃料極集電体あるいは燃料極内包集電体と燃料極層とを重ね合わせて、積層方向に荷重を付加するとともに、上記燃料極集電体あるいは燃料極内包集電体および燃料極層を加熱することによって、上記燃料極集電体あるいは燃料極内包集電体と燃料極層とを接合・一体化することを特徴とするものである。
また、請求項3記載の本発明に係る固体酸化物形燃料電池の発電セルユニットの製造方法は、請求項1に記載の固体酸化物形燃料電池の発電セルユニットの製造方法であって、燃料極層を還元性雰囲気下に、空気極層を酸化性雰囲気下に調整し、上記燃料極集電体あるいは燃料極内包集電体と燃料極層とを重ね合わせて、積層方向に荷重を付加するとともに、上記燃料極集電体あるいは燃料極内包集電体および燃料極層を加熱することによって、上記燃料極集電体あるいは燃料極内包集電体と燃料極層とを接合・一体化することを特徴とするものである。
さらに、請求項4に記載の本発明に係る固体酸化物形燃料電池の発電セルユニットの製造方法には、請求項2または請求項3のいずれかに記載の固体酸化物形燃料電池の発電セルユニットの製造方法であって、上記積層方向に0.1kg/cm2〜2kg/cm2の荷重を付加することを特徴とするものである。
そして、請求項5に記載の本発明に係る固体酸化物形燃料電池の発電セルユニットの製造方法によれば、請求項2〜請求項4のいずれかに記載の固体酸化物形燃料電池の発電セルユニットの製造方法であって、上記燃料極集電体と燃料極層とを500℃〜1000℃に加熱することを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明においては、NiまたはNiのサーメットによって構成された燃料極層に、多孔質焼結金属板によって形成された燃料極集電体あるいは多孔質焼結金属板を骨格として燃料極が形成された燃料極内包集電体を拡散接合して一体化させることにより、発電セルが上記燃料極集電体あるいは燃料極内包集電体に支持されるために、発電セルユニットとしての強度を大幅に向上させることが可能となる。この結果、製造段階および発電時に、発電セルが割れにくくなるとともに、固体電解質層の厚さ寸法を従来よりも薄くして発電性能を向上させることが可能になる。
なお、上記燃料極内包集電体を上記燃料極層に接合する際、集電体が内包している燃料極と上記燃料極層とが同一種類の材料であるために、上記多孔質焼結板のみによって形成された燃料極集電体に比べて、より一層強固に接合することが可能となり、この接合により上記集電体が燃料極層の表面側の内部に埋め込まれた構造となる。
また、この燃料極集電体および燃料極内包集電体は、燃料ガスが透過可能な多孔質焼結金属板あるいは当該多孔質焼結金属板を骨格とした燃料極によって構成されているために、燃料ガスが上記燃料極集電体を拡散移動して透過する。このため、燃料ガスを確実に上記燃料極層の燃料極集電体との対向面全体に到達させることが可能となり、従来と同様に上記燃料極集電体としての機能を円滑に果たすことができる。
ところで、請求項1に記載の上記発電セルユニットを製造する際、上記燃料極集電体と燃料極層を接合・一体化するために、双方ともに高温に加熱する必要がある。ところが、上記燃料極層、燃料極集電体および燃料極内包集電体は、300℃以上の高温雰囲気下において、外部雰囲気の空気中の酸素に触れると、酸化して酸化皮膜を形成するために、電気抵抗が増加して、固体酸化物形燃料電池全体としてのセル電圧が低下してしまうという問題点があった。
それに対し、請求項2に記載の本発明に係る固体酸化物形燃料電池の発電セルユニットの製造方法においては、真空中あるいは不活性または還元性雰囲気下において、上記燃料極集電体と燃料極層とを重ね合わせて、積層方向に荷重を付加するとともに、上記燃料極集電体および燃料極層を加熱することによって、上記燃料極集電体と燃料極層とを接合・一体化させているために、300℃以上の高温雰囲気下においても、上記燃料極層、燃料極集電体および燃料極内包集電体の酸化を抑制することが可能となる。この結果、セル電圧の低下を防止することが可能である。
ここで、上記燃料極層を還元性雰囲気に保持するために、発電セルユニットに還元性ガスを供給すると、発電セルユニットの周囲が還元性雰囲気となり、空気極層も還元性雰囲気となる。この空気極層には、LaMnO3が多く利用されおり、当該LaMnO3は、非常に還元性の高い雰囲気において、構造が不安定となり、La23およびMnOに分解されるという問題点があった。なお、LaMnO3と同様に、空気極層として利用することが可能なLaCoO3等も、非常に還元性の高い雰囲気において、分解されることが知られている。
これに対して、請求項3に記載の固体酸化物形燃料電池の発電セルユニットの製造方法においては、燃料極層を還元性雰囲気下に、空気極層を酸化性雰囲気下に調整し、上記燃料極集電体と燃料極層とを重ね合わせて、積層方向に荷重を付加するとともに、上記燃料極集電体および燃料極層を加熱することによって、上記燃料極集電体と燃料極層とを接合・一体化させているために、燃料極層に還元性ガスを供給しても、空気極層の分解を抑制することが可能である。
なお、上記燃料極集電体と燃料極層とに荷重を付加する際に、荷重が小さすぎると上記燃料極集電体と燃料極層とが接合しない可能性があり、荷重が大きすぎると発電セルが破損する可能性があるため、請求項4に記載のように、上記積層方向に0.1kg/cm2〜2kg/cm2の範囲に荷重を付加することが好ましい。
また、上記燃料極集電体と燃料極層とを加熱する際に、上記燃料極集電体と燃料極層の金属同士が拡散接合する温度以下であると上記燃料極集電体と燃料極層とが接合しない可能性があり、加熱温度が高すぎると発電セルユニットが劣化する可能性があるため、請求項5に記載のように、上記燃料極集電体と燃料極層を500℃〜1000℃の範囲に加熱することが好ましい。
本発明に係る発電セルユニットの一実施形態を示す縦断面図である。 本発明に係る発電セルユニットの燃料極集電体と燃料極層との接合部を示すもので、(a)がSEM写真図であり、(b)がNi分布を示すEPMA面分析図であり、(c)がO分布を示すEPMA面分析図である。 図1の製造方法を示す説明図である。 本発明の実施例1における実験結果を示すグラフである。 従来の固体酸化物形燃料電池を示す斜視図である。 従来の固体酸化物形燃料電池の要部を示す縦断面図である。
図1は、本発明に係る燃料電池の発電セルユニットの一実施形態を示すものであり、図中符号10が発電セルユニットである。
この発電セルユニット10は、発電セル15と燃料極集電体11によって構成されている。
そして、当該発電セル15は、固体電解質層12の一方の面に燃料極層13が、他方の面に空気極層14が形成されて構成されており、この燃料極層13に燃料極集電体11が接合・一体化されている。
ここで、固体電解質層12は、ランタンガレート系(LaGaO3系)材料によって構成されるとともに、φ120mm、170μmの厚さ寸法に形成されている。
また、燃料極層13は、Ni−YSZのサーメットによって構成されるとともに、φ120mm、20μmの厚さ寸法に形成されている。
さらに、空気極層14は、LaMnO3によって構成されるとともに、φ120mm、20μmの厚さ寸法に形成されている。
そして、発電セル15の支持体となる燃料極集電体11は、水素ガスを透過可能なNiの多孔質焼結金属板によって構成されるとともに、φ120mmに形成されており、且つ厚さ寸法が、0.74mmと固体電解質層12の厚さ寸法より大きく形成されている。これにより、当該燃料極集電体11は、固体電解質層12より機械的強度が大きく構成されている。
次に上記発電セルユニットの製造方法の一実施形態について説明する。
まず、図3に示すように、加熱炉内に、表面にNiをコーティングしたステンレス製のセパレータ16を配置する。そして、当該セパレータ16の表面に0.74mmの厚さ寸法に形成された燃料極集電体11aを配置する。なお、上記セパレータ16には、外部から導入された水素ガス(還元性ガス)を燃料極集電体11aとの対向面の略中央部に供給する燃料ガス流路22が形成されている。また、この燃料極集電体11aは、発電セルユニットを製造する際、省いても構わないものである。
そして、燃料極集電体11aの表面にセラミックス板17を配置し、その表面に0.74mmの厚さ寸法に形成された燃料極集電体11bを配置した後に、発電セル15を配置する。さらに、当該発電セル15の表面に0.98mmの厚さ寸法に形成された空気極集電体24を配置する。
次いで、この空気極集電体24の表面にAgメッキを施したステンレス製のセパレータ18を配置する。なお、このセパレータ18には、外部から導入された空気(酸化剤ガス)を空気極集電体24との対向面の略中央部に供給する空気ガス流路23が形成されている。
次いで、そのセパレータ18の表面にセラミックス板19を配置した後に、加熱ヒータ20を配置し、当該加熱ヒータ20の表面に錘21を配置する。また、セパレータ16の下部にも同様にセラミック板19および加熱ヒータ20を配置する。なお、錘21として、重さ49kgの錘が使用されている。
これにより、燃料極集電体11および燃料極層13には、単位面積あたり0.4kg/cm2の荷重が付加されている。
そして、セパレータ16の燃料ガス通路22から燃料極層13に水素ガスを供給して燃料極層13を還元性雰囲気に、セパレータ18の空気ガス通路23から空気極層14に空気を供給して空気極層14を酸化性雰囲気に保持して、900℃の加熱温度で燃料極集電体11と燃料極層13とを1.5時間焼成する。これにより、燃料極集電体11と燃料極層13のNi同士が拡散接合して一体化し、発電セルユニット10が製造される。
なお、この際、燃料極集電体11a,11b同士の間にセラミック板17を配置することにより、セパレータ16側に配された燃料極集電体11aと発電セル15側に配された燃料極集電体11bが拡散接合によって一体化することを防止している。また、燃料電池スタックを組み立てる際、セパレータ16側に配された燃料極集電体11aと発電セル15側に配された燃料極集電体11bを重ね合わせることにより厚さ寸法0.98mmの燃料極集電体11が構成される。
以上の構成からなる固体酸化物形燃料電池の発電セルユニット10によれば、Niのサーメットによって構成された燃料極層13に、Niの多孔質焼結金属板によって構成された燃料極集電体11を拡散接合して一体化させることにより、発電セル15が燃料極集電体11に支持されるために、発電セルユニット10としての強度を大幅に向上させることができる。この結果、発電時に、発電セル15が割れにくくなるとともに、固体電解質層12の厚さ寸法を従来よりも薄くして発電性能を向上させることが可能となる。
また、この燃料極集電体11は、水素ガスが透過可能なNiの多孔質焼結金属板によって構成されているために、水素ガスが燃料極集電体11を拡散移動して透過する。このため、水素ガスを確実に燃料極層13の燃料極集電体11との対向面全体に到達させることが可能となり、従来と同様に燃料極集電体11としての機能を円滑に果たすことができる。
一方、以上の構成からなる固体酸化物形燃料電池の発電セルユニットの製造方法によれば、燃料極層13に水素ガスを供給して還元性雰囲気下に調整して、燃料極集電体11と燃料極層13とを接合・一体化させているために、300℃以上の高温雰囲気下においても、燃料極層13および燃料極集電体11の酸化を抑制することが可能となる。この結果、セル電圧の低下を防止することが可能である。
また、燃料極層13に水素ガスを供給しても、空気極層14に空気を供給して酸化性雰囲気下に調整しているために、燃料極層13に水素ガスを供給しても、空気極層14の還元による分解を抑制することが可能である。
さらに、燃料極集電体11と燃料極層13とに0.4kg/cm2の荷重を付加しているために、発電セルユニット10が破損することなく、確実に燃料極集電体11と燃料極層13とを接合・一体化することが可能となる。
また、燃料極集電体11と燃料極層13とを900℃の加熱温度で加熱しているために。発電セルユニット10が劣化することなく、確実に燃料極集電体11と燃料極層13とを接合・一体化することが可能となる。
なお、本発明に係る発電セルユニットの一実施形態においては、燃料極層13と燃料極集電体11とを接合・一体化させたが、燃料極層13と燃料極内包集電体25とを接合・一体化させても、同様の効果を得ることが可能である、
(実施例1)
実施例1においては、上述と同一方法によって、本発明に係る発電セルユニット10を製作した。そして、この発電セルユニット10を、使用最大荷重100Nのロードセルを用いるとともに支点間距離を80mmの一定にして中心部を破壊する3点曲げ試験を行い、発電セルユニット10の空気極層14側に荷重を付加した場合と、燃料極集電体11側に荷重を付加した場合のセル強度を測定した。
この際、比較例として、燃料極集電体11を接合していない従来の発電セル1に対して同条件の試験を行い、空気極層4側に荷重を付加した場合と、燃料極層3側に荷重を付加した場合のセル強度を測定した。
図4は、その結果を示すものであり、X軸の伸び(mm)が途切れた部分におけるY軸の荷重(N)が、発電セルユニットのセル強度を示している。
そして、破線Iが従来の発電セル1の空気極層4側に荷重を付加した場合のセル強度を示すものであり、破線IIが燃料極層3側に荷重を付加した荷重を付加した場合のセル強度を示すものである。また、破線IIIが本発明に係る発電セルユニット10の空気極層15側に荷重を付加した場合のセル強度を示すものであり、実線IVが燃料極集電体側11に荷重を付加した場合のセル強度を示すものである。
そして、図4のグラフの破線I、II、IIIおよび実線IVから各セル強度を抽出すると、従来の発電セル1の空気極層4側に荷重を付加した場合のセル強度が11Nであり、燃料極層3側に荷重を付加した場合のセル強度が10Nであった。また、本実施例の発電セルユニット10の空気極層14側に荷重を付加した場合のセル強度が11.5Nであり、燃料極集電体11側に荷重を付加した場合のセル強度が13.5Nであった。
この結果、燃料極層13を接合していない従来の発電セル1より、燃料極集電体11を接合して支持体とした本実施例の発電セルユニット10の方が、セル強度が強くなっていることが実証された。
(実施例2)
実施例2においては、実施例1と同一方法によって、本発明に係る発電セルユニット10を製作した。そして、この発電セルユニット10を使用した固体酸化物形燃料電池を用いて発電試験を行ない、そのセル電圧を測定した。なお、この時、発電セルユニット10に一分間に供給する単位面積あたりの水素ガス量を5cc/min・cm2とし、燃料利用率を75%とした。さらに、発電セルユニット10を4枚使用して4回発電試験を行ない、当該発電試験により割れが生じた発電セルユニット10の枚数を確認した。この際、発電セルユニット10に一分間に供給する単位面積あたりの水素ガス量を9cc/min・cm2とし、燃料利用率を80%とした。
また、比較例1として、燃料極集電体を接合していない従来の発電セル1を、比較例2として燃料極集電体11および燃料極層13を1050℃の加熱温度とした他は実施例1と同一方法にして製作した発電セルユニットを、比較例3として燃料極集電体11および燃料極層13を450℃の加熱温度とした他は実施例1と同一方法にして製作した発電セルユニットを、比較例4として荷重を0.05kg/cm2とした他は実施例1と同一方法にして製作した発電セルユニットを、比較例5として加重を2.5kg/cm2とした他は実施例1と同一方法にして製作した発電セルユニットを準備し、同様にセル電圧および、発電セルユニットが割れた枚数を確認した。
下記の表1は、その結果を示したものである。
上記表1の比較例1に示すように、従来の発電セル1で発電試験を行なった場合、本実施例の発電セルユニット10と比べると、セル電圧は大きく変らないものの、機械的強度が弱く発電試験により割れた発電セルユニットの枚数が多くなっていた。
一方、比較例2に示すように、発電セルユニットを製造する際の加熱温度を1000℃以上にした発電セルユニットで発電試験を行なった場合、本実施例の発電セルユニット10と比べると、発電試験により割れが生じた発電セルユニットの枚数は変らないものの、発電セルユニットが劣化しセル電圧が低下していた。
そして、比較例3に示すように、発電セルユニットを製造する際の加熱温度が500℃に満たない場合、Ni同士が拡散接合する温度に到達せず燃料極集電体11と燃料極層13とが接合しなかった。
他方、比較例4に示すように、発電セルユニットを製造する際の荷重が0.1kg/cm2に満たない場合、荷重が小さく燃料極集電体と燃料極層とが接合しなかった。
そして、比較例5に示すように、発電セルユニットを製造する際の荷重を2.0kg/cm2以上にした場合、燃料極集電体11および燃料極層13を接合・一体化できるものの、荷重が大きく発電セルユニットが割れてしまった。
この結果、燃料極集電体11を接合していない従来の発電セル1に比べて、燃料極集電体11を接合し支持体とした本実施例の発電セルユニット10の方が、機械的強度が向上していることが実証された。
また、荷重を0.1〜2.0kg/cm2の範囲に付加し、燃料極集電体11および燃料極層13を500℃〜1000℃の範囲に加熱することにより、確実に発電セルユニット10を製造することが可能であることが実証された。
さらに、従来の発電セル1においても、燃料電池スタックの上部に錘を配置するために、発電させて発熱反応を生じさせることにより、燃料極集電体5と燃料極層3を加熱して接合・一体化させることが可能だと考えられるが、上記錘の重さが軽く燃料極集電体11と燃料極層13とに付加される荷重が、単位面積あたり0.04kg/cm2と非常に小さいことから、比較例3からも確認できるように、燃料極集電体11と燃料極層とが接合しないことが実証された。
(実施例3)
実施例3においては、上述と同一方法によって、本発明に係る発電セルユニット10を製作した。そして、この発電セルユニット10の燃料極集電体11と燃料極層13との接合部の接合状態をSEM装置およびEPMA装置を用いて確認した。
図2は、燃料極集電体11と燃料極層13との接合部を示すものであり、(a)はSEM写真図、(b)はニッケル分布を示すEPMA面分析図、(c)は酸素分布のEPMA面分析図である。
そして、図2(a)、(b)の写真図および分析図から判るように、燃料極集電体11のニッケルと燃料極層13のニッケルとが接合していることから、燃料極集電体11と燃料極層13とが接合・一体化していることが確認できる。この際、図2(c)の分析図から判るように、発電セルユニット10の外周に僅かに酸化ニッケルによる酸化皮膜が形成されている。これは、燃料極集電体11と燃料極層13とを接合する際に、発電セルユニット10の中心部には、水素ガスのみが供給されているため酸化ニッケルが形成されることがないものの、外周部には、燃料極層13へ供給された水素ガスの他に、空気極層へと供給された空気が存在しているために、水蒸気が発生して酸化性雰囲気となり、僅かながら酸化ニッケルが形成されたと考えられる。
この結果、燃料極層13を還元性雰囲気下に調整して、燃料極集電体11と燃料極層13とを接合することにより燃料極層13の酸化を抑制することが可能であることが実証された。
10 発電セルユニット
11 燃料極集電体
12 固体電解質層
13 燃料極層
14 空気極層
15 発電セル
25 燃料極内包集電体

Claims (5)

  1. 固体電解質層の一方の面にNiまたはNiのサーメットからなる燃料極層が形成され、他方の面に空気極層が形成された発電セルと、水素ガスを透過可能であり、上記発電セルに接合一体化された多孔質燒結金属板からなる燃料極集電体あるいは多孔質焼結金属板を骨格として燃料極が形成された燃料極内包集電体とを有してなることを特徴とする固体酸化物形燃料電池の発電セルユニット。
  2. 請求項1に記載の固体酸化物形燃料電池の発電セルユニットの製造方法であって、
    真空中あるいは不活性または還元性雰囲気下において、上記燃料極集電体あるいは燃料極内包集電体と燃料極層とを重ね合わせて、積層方向に荷重を付加するとともに、上記燃料極集電体あるいは燃料極内包集電体および燃料極層を加熱することによって、上記燃料極集電体あるいは燃料極内包集電体と燃料極層とを接合・一体化することを特徴とする固体酸化物形燃料電池の発電セルユニットの製造方法。
  3. 請求項1に記載の固体酸化物形燃料電池の発電ユニットの製造方法であって、
    燃料極層を還元性雰囲気下に、空気極層を酸化性雰囲気下に調整し、上記燃料極集電体あるいは燃料極内包集電体と燃料極層とを重ね合わせて、積層方向に荷重を付加するとともに、上記燃料極集電体あるいは燃料極内包集電体および燃料極層を加熱することによって、上記燃料極集電体あるいは燃料極内包集電体と燃料極層とを接合・一体化することを特徴とする固体酸化物形燃料電池の発電セルユニットの製造方法。
  4. 上記積層方向に0.1kg/cm2〜2kg/cm2の荷重を付加することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の固体酸化物形燃料電池の発電セルユニットの製造方法。
  5. 上記燃料極集電体と燃料極層を500℃〜1000℃に加熱することを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載の固体酸化物形燃料電池の発電セルユニットの製造方法。
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