JP2011192333A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】実現が容易な構成により、メモリマットのスタンバイ電流を規格値以下に抑える。
【解決手段】それぞれ複数のメモリセルMCの第1のノードに共通に接続される複数のドレイン線DLと、複数のメモリセルMCそれぞれの第2のノードに接続される複数のビット線BLと、ソース線SLと、複数のドレイン線DLをソース線SLに接続するトランジスタ13と、メモリセルMCへのアクセスに対応してソース線SLを接地電位VSSに接続するトランジスタ31とを備え、複数のメモリセルMCがすべて非活性である制御時、ドレイン線DLを接地電位VSSより高いドレイン電位VDRに制御し、かつ、トランジスタ13,31を非活性に制御することによって、ソース線SLをフローティングに制御する。
【選択図】図4

Description

本発明は半導体装置に関し、特に、スタンバイ電流が低減された半導体装置に関する。
PC−RAM(Phase Change Random Access Memory)やRe−RAM(Resistance Random Access Memory)などの半導体装置では、複数のメモリセルから特定のメモリセルを選択するための選択素子にダイオードを用いる場合がある。この場合、そのダイオードは記憶素子と直列に接続され、対応するワード線の選択時には順バイアスとなるよう、非選択時には逆バイアスとなるよう電圧が印加される。これにより、対応するワード線の選択時にのみ、対応するビット線から記憶素子に電流が流れ込むようになる。特許文献1には、このような構成を採用する相変化メモリ装置の例が開示されている。
特開2009−4000号公報
ダイオードを順バイアス又は逆バイアスとするための構成について、具体的に説明する。
メモリセルを選択するための選択素子にダイオードを用いる半導体装置では、ワード線ごとに、グルーバルMOSトランジスタ及びプリチャージ用MOSトランジスタという2つのトランジスタが設けられる。2つのトランジスタのゲートはともにワード線に接続される。グルーバルMOSトランジスタはワード線の選択時にオンとなり、非選択時にオフとなるように構成される。プリチャージ用MOSトランジスタはグルーバルMOSトランジスタとは逆に、ワード線の選択時にオフとなり、非選択時にオンとなるように構成される。
グルーバルMOSトランジスタのソースは接地電位VSSが供給されるグランド配線に接続され、ドレインはワード線方向に並ぶ各ダイオードのカソードに共通に接続される。以下では、グルーバルMOSトランジスタのドレインと各ダイオードのカソードとを結ぶ信号線を「ドレイン線」と称する。プリチャージ用MOSトランジスタのソースはドレイン電位VDRが供給される電源配線に接続され、ドレインは上記ドレイン線の一端に接続される。ドレイン電位VDRは、メモリセルへの書き込み時にはビット線の書き込み電位以上の値となり、メモリセルからの読み出し時にはビット線の読み出し電位以上の値となる電位である。
以上の構成により、あるワード線が選択されると、そのワード線に接続される各ダイオードのカソードには、対応するドレイン線及びグルーバルMOSトランジスタを介して、接地電位VSSが供給される。したがって、ビット線に書き込み電位又は読み出し電位が供給されると、これらの各ダイオードは順バイアス状態となる。一方、非選択のワード線に接続される各ダイオードのカソードには、対応するドレイン線及びプリチャージ用トランジスタを介して、ドレイン電位VDRが供給される。したがって、これらの各ダイオードは逆バイアス状態となる。
しかしながら、上記半導体装置には、メモリマットのスタンバイ電流を規格値以下に抑えることが難しいという問題がある。すなわち、上記半導体装置では、グローバルMOSトランジスタのオフリーク電流(サブスレッショルド電流)や、グランド配線やグローバルMOSトランジスタのソースの短絡(欠陥)などがスタンバイ電流増加の原因となり得るが、これらの電流値を抑制ないし防止することが困難であり、そのためにメモリマットのスタンバイ電流を規格値以下に抑えることが困難になっている。以下、詳しく説明する。
メモリマット内には、例えば2Gb品の場合で2×10個という、極めて多数のグローバルMOSトランジスタが含まれる。そのため、メモリマット全体でのスタンバイ電流を規格値以下に抑えるためには、個々のグローバルMOSトランジスタのオフリーク電流を極めて小さな値に抑える必要がある。しかし、これを実際に行うことには困難が伴う。
また、グランド配線やグローバルMOSトランジスタのソースの短絡は、それがたとえ一箇所だけであっても、メモリマットのスタンバイ電流が規格値を超える要因となり得る。しかし、上述したように、メモリマット内には極めて多数のグローバルMOSトランジスタが含まれ、また、グランド配線も多数に上ることから、ただの一箇所も短絡を生じないようにすることは、実際には難しい。
したがって、実現が容易な構成により、メモリマットのスタンバイ電流を規格値以下に抑えることのできる半導体装置が求められている。
本発明の一側面による半導体装置は、それぞれが、複数のメモリセルの第1のノードに共通に接続する複数の第1の信号線と、前記複数のメモリセルのそれぞれの第2のノードに接続する複数の第2の信号線と、第3の信号線と、前記複数の第1の信号線を前記第3の信号線に接続する第1のトランジスタと、前記メモリセルへのアクセスに対応して前記第3の信号線を第1の電位に接続する第2のトランジスタと、前記複数のメモリセルがすべて非活性である制御時、前記第1の信号線を前記第1の電位より高い第2の電位に制御し、かつ、前記第1及び第2のトランジスタを非活性に制御することによって、前記第3の信号線をフローティングに制御する制御回路と、を備えることを特徴とする。
本発明の他の一側面による半導体装置は、少なくとも1つのワード線及び少なくとも1つのビット線と、前記ワード線と前記ビット線の交点ごとに設けられ、それぞれ直列に接続した記憶素子及びダイオードを含む複数のメモリセルを有するメモリマットと、前記ワード線ごとに設けられ、対応する前記メモリセル内の前記ダイオードのカソードに接続する第1の信号線と、前記ワード線ごとに少なくとも1つ設けられ、制御端子が対応する前記ワード線に、一方の被制御端子が前記第1の信号線にそれぞれ接続される少なくとも1つの第1のトランジスタと、前記メモリマットが選択される場合に前記第1のトランジスタの他方の被制御端子に第1の電位を供給し、前記メモリマットが選択されない場合に前記第1のトランジスタの前記他方の被制御端子をフローティングに制御する制御回路と、を備えることを特徴とする。
本発明の他の一側面によるデータ処理システムは、データプロセッサと、前記データプロセッサに接続されたメモリとを備え、前記メモリは、それぞれ複数のメモリセルの第1のノードに共通に接続される複数の第1の信号線と、前記複数のメモリセルそれぞれの第2のノードに接続される複数の第2の信号線と、第3の信号線と、前記複数の第1の信号線を前記第3の信号線に接続する第1のトランジスタと、前記メモリセルへのアクセスに対応して前記第3の信号線を第1の電位に接続する第2のトランジスタと、制御回路と、を有し、前記制御回路は、前記複数のメモリセルがすべて非活性である制御時、前記第1の信号線を前記第1の電位より高い第2の電位に制御し、かつ、前記第1及び第2のトランジスタを非活性に制御することによって、前記第3の信号線をフローティングに制御することを特徴とする。
本発明によれば、第2のトランジスタ及び第3の信号線という実現が容易な構成により、メモリマットのスタンバイ電流を規格値以下に抑えることが可能になる。
本発明の実施形態による半導体装置の平面図である。 (a)(b)はそれぞれ、図1に示したA−A’線断面、B−B’線断面に対応する半導体装置の断面図である。 (a)(b)はそれぞれ、図1に示したC−C’線断面、D−D’線断面に対応する半導体装置の断面図である。 本発明の実施形態による半導体装置の等価回路を示す図である。 (a)〜(c)は、書き込み時の各線の電位の時間変化を示す図である。 (a)〜(c)は、読み出し時の各線の電位の時間変化を示す図である。 本発明の実施形態によるデータ処理システムを示す略ブロック図である。
本発明の課題を解決する技術思想(コンセプト)の代表的な一例は、以下に示される。但し、本願の請求内容はこの技術思想に限られず、本願の請求項に記載の内容であることは言うまでもない。すなわち、本発明は、それぞれが複数のメモリセルの第1のノードに共通に接続される複数の第1の信号線(ドレイン線)と、複数のメモリセルそれぞれの第2のノードに接続される複数の第2の信号線(ビット線)と、第3の信号線(ソース線)と、複数の第1の信号線を第3の信号線に接続する第1のトランジスタ(グローバルMOSトランジスタ)と、前記メモリセルへのアクセスに対応して前記第3の信号線を第1の電位に接続する第2のトランジスタ(マットアクティブMOSトランジスタ)と、制御回路と、を備える半導体装置であり、複数のメモリセルがすべて非活性である制御時、制御回路が、第1の信号線を第1の電位より高い第2の電位に制御し、かつ、第1及び第2のトランジスタを非活性に制御することによって、第3の信号線をフローティングに制御する。
上記構成により、第2のトランジスタ及び第3の信号線という実現が容易な構成により、メモリマットのスタンバイ電流を規格値以下に抑えることが可能になる。
また、本発明の課題を解決する技術思想(コンセプト)の他の一例は、少なくとも1つのワード線及び少なくとも1つのビット線と、ワード線とビット線の交点ごとに設けられ、それぞれ記憶素子及びダイオードを含む複数のメモリセルを有するメモリマットと、ワード線ごとに設けられ、対応するメモリセル内のダイオードのカソードに接続される第1の信号線(ドレイン線)と、ワード線ごとに少なくとも1つ設けられ、制御端子が対応するワード線に、一方の被制御端子が第1の信号線にそれぞれ接続される少なくとも1つの第1のトランジスタ(グローバルMOSトランジスタ)と、制御回路と、を備える半導体装置であり、メモリマットが選択される場合に、制御回路が、第1のトランジスタの他方の被制御端子に第1の電位を供給し、メモリマットが選択されない場合に前記第1のトランジスタの前記他方の被制御端子をフローティングとする。
上記構成によっても、第1のトランジスタの他方の被制御端子をフローティングとするのという実現が容易な構成により、メモリマットのスタンバイ電流を規格値以下に抑えることが可能になる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施形態による半導体装置1の平面図である。同図では、半導体装置1の構造を分かりやすく示すため、いくつかの構成要素を透過的に示すとともに、他のいくつかの構成要素を省略している。図2(a)(b)はそれぞれ、図1に示したA−A’線断面、B−B’線断面に対応する半導体装置1の断面図である。図3(a)(b)はそれぞれ、図1に示したC−C’線断面、D−D’線断面に対応する半導体装置1の断面図である。
半導体装置1は相変化記憶素子GSTを含む記憶素子11を有するPC−RAMであり、図2及び図3に示すように、P型(第1導電型)の半導体(シリコン)基板50の表面に設けられる。なお、本発明においてP型の半導体基板という場合、シリコン基板表面に設けたP型の拡散領域(Pwell)を含む。図1には、PCRAMのメモリマットのうち、Y方向(ビット線方向)の縁部付近を示している。
初めに、半導体装置1の回路構成について説明する。
図4は、半導体装置1の等価回路を示す図である。同図にはメモリマット1つ分の回路構成を示している。ただし、一部省略している部分がある。同図に示すように、半導体装置1は、メモリマット10と、サブワード線制御部20と、電源部25(電源回路)と、マットアクティブ制御部30と、ビット線制御部40とを備えている。
メモリマット10は、半導体装置1を構成する複数のメモリセルMCが行列に展開されたメモリセルアレイの最小分割単位であり、X方向(第1の方向)に延在する複数のサブワード線SWL(第4の信号線)と、Y方向(第2の方向)に延在する複数のビット線BL(第2の信号線)と、サブワード線SWL及びビット線BLの交点ごとに配置された複数のメモリセルMCとを備えている。なお、半導体装置1では、ワード線はメインワード線(不図示)とサブワード線SWLとに階層化される。本発明においてワード線という場合、メインワード線及びサブワード線SWLのいずれか一方又は両方、若しくは階層化されていないワード線を含む。
また、メモリマット10は他に、制御電極(ゲート)がサブワード線SWLに接続されたグローバルMOSトランジスタ13(第1のトランジスタ)と、それぞれトランジスタ13の一方の被制御電極(ドレイン)及び他方の被制御電極(ソース)に接続されたドレイン線DL(第1の信号線)及びソース線SL(第3の信号線)も備えている。このうちドレイン線DLは、サブワード線SWLに沿ってX方向(第1の方向)に延在する。言い換えれば、一本のドレイン線DL(第1の信号線)にそれぞれ接続するX方向(第1の方向)に展開される複数のメモリセルMCは、セグメントメモリセルアレイであり、Y方向(第2の方向)に複数のセグメントメモリセルアレイが展開されて、一つのメモリセルアレイを構成している。
メモリセルMCは、記憶素子11と選択素子12とを有している。記憶素子11は相変化材料を含んで構成される。具体的な相変化材料としては、2以上の相上状態を取り、かつ、相状態によって電気抵抗が異なる材料であれば特に限定されないが、いわゆるカルコゲナイド材料を選択することが好ましい。カルコゲナイド材料とは、相対的に高抵抗なアモルファス相と相対的に低抵抗な結晶相のいずれかの相状態を選択的に取り得る材料であり、ゲルマニウム(Ge)、アンチモン(Sb)、テルル(Te)、インジウム(In)、セレン(Se)のうちのいずれかを少なくとも1つ以上含む合金を指す。一例として、GaSb、InSb、InSe、SbTe、GeTe等の2元系合金、GeSbTe、InSbTe、GaSeTe、SnSbTe、InSbGe等の3元系合金、AgInSbTe、(GeSn)SbTe、GeSb(SeTe)、Te81Ge15Sb等の4元系合金が挙げられる。
選択素子12はダイオードによって構成される。したがって、選択素子12は、アノード側の電圧がカソード側の電圧より高い場合(順バイアス)にはアノード側からカソード側に電流が流れるが、カソード側の電圧がアノード側の電圧より高い場合(逆バイアス)には電流が流れないという性質を有する。選択素子12の具体的な構造及び構成材料については後述する。
記憶素子11と選択素子12は、ビット線BLとドレイン線DLの間に直列接続される。具体的には、記憶素子11の一端(メモリセルMCの第2のノード)がビット線BLに接続され、他端が選択素子12のアノードに接続される。そして、選択素子12のカソード(メモリセルMCの第1のノード)がドレイン線DLに接続される。
トランジスタ13はNチャンネル型のMOSトランジスタであり、サブワード線SWLごとに設けられる。トランジスタ13の第1の電極(ゲート電極)はサブワード線SWLに接続し、第2の被制御電極(ドレイン)がドレイン線DL(第1の信号線)に接続し、第3の被制御電極(ソース)がソース線SL(第3の信号線)に接続する。図4では、トランジスタ13がメモリセルMCごとに設けられているかのように描いているが、実際には、1つのサブワード線SWLに接続するトランジスタ13は、細長い1つのトランジスタである点に注意が必要である。この点はトランジスタ13の構造に関わるので、後にまとめて説明する。トランジスタ13は、対応するサブワード線SWLが活性化しているときにオンし、ドレイン線DLとソース線SLとを電気的に接続する。一方、対応するサブワード線SWLが活性化していないときにはオフとなり、ドレイン線DLとソース線SLとを電気的に切り離す。尚、「オン」とは電気的な導通を示し、「オフ」とは電気的な非導通を示す。以後の説明において同様である。更に、「オフリーク」は、電気的な非導通に含まれるリーク電流である。
サブワード線制御部20は、サブワード線SWLごとに、サブワード線ドライバ21とプリチャージ用MOSトランジスタ22(第3のトランジスタ)とを備えている。サブワード線制御部20はメモリマット10のX方向両側に設けられており、Y方向に並ぶ複数のサブワード線SWLと1本おきに交互に接続される。
サブワード線ドライバ21は、図示しないワード線制御回路の制御に応じて、対応するサブワード線SWLの活性化制御を行う。具体的には、ワード線制御回路により選択されるサブワード線SWLを活性化し、選択されないサブワード線SWLを非活性化する。活性化は、サブワード線SWLにワード線電圧VWL(約2.4V)を供給することにより行う。非活性化は、サブワード線SWLに接地電位VSS(=0.0V)を供給することにより行う。図示していないが、このためにサブワード線ドライバ21は、ワード線電圧VWLが供給される電源配線と接地電位VSSが供給されるグランド配線とに接続されている。
トランジスタ22は、制御電極(ゲート)がサブワード線SWLに接続されたPチャンネル型のMOSトランジスタである。トランジスタ22の一方の被制御電極(ドレイン)は、対応するドレイン線DLに接続される。一方、トランジスタ22の他方の被制御電極(ソース)は電源部25に接続されており、ドレイン線DLはトランジスタ22を介して電源部25からドレイン電位VDR(第2の電位)の供給を受ける。
Pチャンネル型であるトランジスタ22は、対応するサブワード線SWLが非活性化された場合にオンし、対応するドレイン線DLと電源部25とを電気的に接続する。これにより、選択されたワード線に対応するドレイン線DLには、電源部25からドレイン電位VDRが供給されることになる。一方、対応するサブワード線SWLが活性化された場合にはトランジスタ22はオフとなり、対応するドレイン線DLと電源部25とを電気的に切り離す。
電源部25は、ドレイン電位VDRを生成し、所定の電源配線(第2の電源配線)を介して、サブワード線制御部20に供給する回路である。具体的には、Pチャンネル型のMOSトランジスタ26とNチャンネル型のMOSトランジスタ27を有しており、これらのゲートにライトイネーブル信号/WEが供給される。トランジスタ26,27の各ドレインは互いに接続されており、ドレイン電位VDRはこの接続点から取り出される。トランジスタ26のソースには、メモリセルMCへの書き込みが実行される場合にビッド線BLに印加される書き込み電位VPP(約5.0V:第3の電位)が供給される。一方、トランジスタ26のソースには、メモリセルMCからの読み出しが実行される場合にビッド線BLに印加される読み出し電位VRead(約1.5V:第2の電位)が供給される。
「/WE」の「/」はライトイネーブル信号がローアクティブな信号であることを示している。つまり、ライトイネーブル信号/WEは、メモリマット10に対するアクセスが書き込みである場合にローレベルに活性化され、読み出しである場合にハイレベルに非活性化される。ライトイネーブル信号は、0vと書き込み電位VPPの電位の間で電位が遷移する。したがって、メモリマット10に対して書き込みアクセスがある場合、トランジスタ26がオン、トランジスタ27がオフとなって、ドレイン電位VDRは書き込み電位VPPに等しくなる。一方、メモリマット10に対して読み出しアクセスがある場合及び何もアクセスがない場合(例えば、半導体装置が外部からアクセスされないアイドル時(スタンバイ時))、トランジスタ26がオフ、トランジスタ27がオンとなって、ドレイン電位VDRは読み出し電位VReadに等しくなる。ライトイネーブル信号は、書き込み命令(書き込みモード)に関連する半導体装置の外部端子の名称であってもよい。尚、MOSトランジスタ27をPチャンネル型とし、Pチャンネル型のMOSトランジスタ27のゲート電極にライトイネーブル信号の反転信号を供給することも可能である。
マットアクティブ制御部30はメモリマット10のY方向両側に設けられており、それぞれマットアクティブMOSトランジスタ31(第2のトランジスタ)を有する。図4では、トランジスタ31が多数設けられているかのように描いているが、実際には、細長いトランジスタ31が3つずつ設けられる。この点はトランジスタ31の構造に関わるので、後にまとめて説明する。
トランジスタ31は、Nチャンネル型のMOSトランジスタである。トランジスタ31の一方の被制御電極(ドレイン)はソース線SLに接続され、他方の被制御電極(ソース)は、接地電位VSS(第1の電位)が供給されるグランド配線(第1の電源配線)に接続される。また、トランジスタ31の制御電極(ゲート)はマットアクト線ML(第6の信号線)に接続され、メモリマットドライバ32から選択信号MATACTが入力される。
選択信号MATACTは、複数のメモリマット10のうち所望のメモリマット10が選択されていることを示す信号である。メモリマットドライバ32は、図示しないワード線制御回路の制御に応じて選択信号MATACTを活性化し、マットアクト線MLに出力する。具体的には、ワード線制御回路によりメモリマット10が選択されている場合に選択信号MATACTを活性化し、選択されていない場合に選択信号MATACTを非活性化する。なお、メモリマット10が選択されている場合とは、ワード線制御回路によりメモリマット内のいずれかのサブワード線SWLが選択されている場合であり、言い換えれば、メモリマット10内のメモリセルMCに対するアクセス(書き込み又は読み出し)がある場合を意味する。
トランジスタ31は、選択信号MATACTが活性化している場合にオンし、ソース線SLとグランド配線とを電気的に接続する。したがってこの場合、ソース線SLの電位は接地電位VSSとなる。一方、選択信号MATACTが非活性である場合にはトランジスタ31はオフとなり、ソース線SLとグランド配線とが電気的に切り離される。選択信号MATACTが非活性であるということは、すべてのサブワード線SWLが選択されていないことを意味するので、この場合、メモリマット10内のすべてのトランジスタ13は必ずオフとなっている。したがって、ソース線SLはいずれの電源配線にも接続されず、電気的にフローティングとなる。
ビット線制御部40は、ビット線セレクタ41とセンスアンプ(SA)42とを備えている。ビット線制御部40は、メモリマット10のY方向両側の、マットアクティブ制御部30のさらに外側に設けられており、X方向に並ぶ複数のビット線BLと1本おきに交互に接続される。
センスアンプ42は、図示しない電源部から、上述した書き込み電位VPP及び読み出し電位VReadの供給を受けている。そして、メモリセルMCへの書き込みを実行する際には、書き込み電位VPPをビット線セレクタ41に供給する。一方、メモリセルMCからの読み出しを実行する際には、読み出し電位VReadをビット線セレクタ41に供給する。
ビット線セレクタ41は、ビット線BLごとに設けられた一群のスイッチ素子からなる。このスイッチ素子は、対応するビット線BLが選択された場合にオン、そうでない場合にオフとなるように構成される。したがって、選択されたビット線BLには、書き込み時には書き込み電位VPPが供給され、読み出し時には読み出し電位VReadが供給される。選択されていないビット線BLは、対応するスイッチ素子がオフとなることによってフローティングとなる。
表1は、各線の電位並びに各トランジスタの活性化状態を、メモリマット10の選択状態、サブワード線SWLの選択状態、及びアクセスの種類(書き込み又は読み出し)に対応付けてまとめたものである。
Figure 2011192333
表1に示すように、メモリマット10が選択されている場合、オンになるトランジスタは、トランジスタ31と、選択されたサブワード線SWLに対応するトランジスタ13と、選択されていないサブワード線SWLに対応するトランジスタ22であり、その他のトランジスタはオフとなる。したがって、ソース線SLと選択されたサブワード線SWLに対応するドレイン線DLとがともにグランド配線に接続され、これらに接地電位VSSが供給されることになる。これにより、選択されたサブワード線SWLに対応するメモリセルMCでは、ビット線BLに書き込み電位VPP又は読み出し電位VReadを供給したときに選択素子12が順バイアスとなるので、記憶素子11に対するアクセス(書き込み又は読み出し)を行うことが可能になる。
一方、選択されていないサブワード線SWLに対応するドレイン線DLは電源部25と接続され、書き込みの場合には書き込み電位VPPの、読み出しの場合には読み出し電位VReadの供給を受けることになる。これにより、選択されていないサブワード線SWLに対応するメモリセルMCでは、ビット線BLに書き込み電位VPP又は読み出し電位VReadを供給したときに選択素子12が逆バイアス又はゼロバイアスとなるので、記憶素子11に対するアクセス(書き込み又は読み出し)が行われない。
メモリマット10が選択されていない場合(メモリマット10内のメモリセルMCがすべて非活性である制御時)には、複数のドレイン線DLは、すべてドレイン電位VDR(ドレイン電位VDR=読み出し電位VRead)である。他方、トランジスタ31,13がともにオフとなるため、ソース線SLはフローティングとなる。したがって、トランジスタ13のオフリーク電流や、ソース線SLやトランジスタ13のソースの短絡などによるスタンバイ電流の増加が抑制され、メモリマットのスタンバイ電流を規格値以下に抑えることが可能になる。
メモリマット10が選択されていない場合のトランジスタ22はオンであり、したがって、ドレイン線DLには読み出し電位VReadが供給される。しかし一方で、このときのそれぞれのビット線BLはすべてフローティングとなっている且つ選択素子12が逆バイアス又はゼロバイアスであることから、複数のビット線BLからそれぞれ対応するドレイン線DLには電流は流れない。したがって、ドレイン線DLにスタンバイ電流が流れることはない。第1のケースとして、メモリマットのスタンバイ電流に占める複数のトランジスタ13のオフリーク電流が支配的な場合、メモリマットのスタンバイ電流は複数のトランジスタ13の総能力1と複数のトランジスタ31の総能力2との兼ね合いとなる。第2のケースにおいて、メモリマットのスタンバイ電流に占めるソース線SLの短絡(欠陥)やトランジスタ13のソースの短絡(第1の拡散領域53と第2の拡散領域54との間の短絡(欠陥))などが支配的な場合、メモリマットのスタンバイ電流は総能力1と総能力2との兼ね合いとなる。
第1のケースにおける総能力1と総能力2について詳述する。まず、一本のドレイン線DL(第1の信号線)にそれぞれ接続するX方向(第1の方向)に展開される複数のメモリセルMCは、セグメントメモリセルアレイであり、一つのセグメントメモリセルアレイに対して一つのトランジスタ22が対応する。一つのトランジスタ22は、一本のドレイン線DLに対してドレイン電位VDRを供給する。表1から理解できるように、一つのトランジスタ22は、非選択のセグメントメモリセルアレイへの書き込みを抑制するために、ビット線BLに供給される電位(書き込み時は書き込み電位VPP、読み出し時は読み出し電位VRead)と同じ電位を対応するドレイン線DLに対して供給する。よって、トランジスタ22に大きな電流を流す訳ではないので、その能力3は小さくても構わない。更に、書き込み対象の選択のセグメントメモリセルアレイに対応する一本のドレイン線DLを、選択されたサブワード線SWLに対応する複数のグルーバルMOSトランジスタ13によってVSSの電位へ遷移させるために、対応するトランジスタ22の電流供給能力は小さく設計されなければならない。トランジスタ22の電流供給能力を小さく設計することにより、選択のセグメントメモリセルアレイに対応する一本のドレイン線DLがVSSの電位へ遷移しても、ドレイン電位VDRは低下しない。これらの理由から、トランジスタ22の能力はグルーバルMOSトランジスタ13の能力よりも小さい。言い換えれば、一つのセグメントメモリセルアレイに対応する複数のグルーバルMOSトランジスタ13の総能力1は、対応するトランジスタ22の能力3よりも10倍以上大きいことが望ましい。更に、一つのセグメントメモリセルアレイに対応する複数のグルーバルMOSトランジスタ13の総能力1は、そのセグメントメモリセルアレイに含まれる複数のメモリセルMCに十分な書き込み電流を流すために、対応する少なくとも一つ以上の選択素子12の能力4よりも大きくなければならない。他方、複数のマットアクティブMOSトランジスタ31の総能力2は、複数のセグメントメモリセルアレイに対応する複数のグルーバルMOSトランジスタ13の能力1よりも小さい。この理由は、すべてのセグメントメモリセルアレイが、同一時刻において、書き込み(リセット、セット)または読み出しされることがないからである。10以上のセグメントメモリセルアレイである場合、複数のマットアクティブMOSトランジスタ31の総能力2は、1/10以下である。
第2のケースにおける総能力1と総能力2については、後述する半導体装置1の構造について説明する中で詳述する。
図5及び図6はそれぞれ、書き込み時及び読み出し時の各線の電位の時間変化を示す図である。以下、これらの図を参照しながら、各線の電位の遷移について説明する。
まず、書き込み時について説明する。図5(a)は、マットアクト線MLの電位及びドレイン電位VDRの他、ソース線SLの電位と、選択されていないサブワード線SWLに対応するドレイン線DL(以下、「非選択DL」という。)の電位も示している。また、図5(b)(c)はそれぞれ、マットアクト線MLの電位及びドレイン電位VDRの他、選択されたサブワード線SWL(以下、「選択WL」という。)の電位、選択WLに対応するドレイン線DL(以下、「選択DL」という。)の電位、及びビット線BLの電位も示している。
なお、図5には、同一サブワード線SWLに対応する2つのメモリセルMCに連続して書き込む場合を示している。図中に示した「選択BL1」「選択BL2」は、それぞれ1つ目のメモリセルMC及び2つ目のメモリセルMCに対応するビット線BLの電位を示している。以下では、選択されたビット線BLをまとめて「選択BL」という。また、図5(b)は、選択対象のメモリセルMCの記憶素子11をアモルファス相に相変化させる場合(Reset)を示し、図5(c)は、選択対象のメモリセルMCの記憶素子11を結晶相に相変化させる場合(Set)を示している。
図5(a)〜(c)に示すように、初期状態では、ソース線SLはフローティングであり、ドレイン線DLの電位は読み出し電位VReadとなっている。また、ビット線BLもフローティングとなっている。
書き込みを開始する際には、まず初めにライトイネーブル信号/WEを活性化し(不図示)、ドレイン電位VDRを書き込み電位VPPまで上昇させる。これに伴ってドレイン線DLの電位も書き込み電位VPPまで上昇する。
次に、マットアクト線MLと選択WLを活性化し、図5(a)に示すように、ソース線SLの電位を接地電位VSSまで低下させる。これに伴い、選択DLの電位も、図5(b)(c)に示すように接地電位VSSまで低下する。このとき、選択WLの電位はワード線電圧VWL(約2.4V)であるため、図4のトランジスタ22は表1に(カッコ)で記したとおり実際は弱くオンしている。しかし、後述するとおりトランジスタ13のサイズは非常に大きくすることができ、一方トランジスタ22のサイズは小さくしても問題ないため、選択DLの電位を実質的にVSSまで低下させることができる。非選択DLの電位は、図5(a)に示すように書き込み電位VPPを維持する。
次いで、選択BLの電位を、図5(b)(c)に示すように書き込み電位VPPまで上昇させ、所定時間の後、接地電位VSSまで下降させる。これはメモリセルMCへの書き込みを行うためであり、図5(b)(c)に示すように、Reset時には、Set時より長い時間をかけて選択BLの電位を徐々に下降させる。これにより選択BLの電位が低下した後の記憶素子11の相状態は、Reset時にはアモルファス相、Set時には結晶相となる。
書き込みが終了したら、マットアクト線MLと選択WLを非活性化させる。これに伴い、選択DLの電位が書き込み電位VPPまで上昇するとともに、ソース線SLがフローティング状態に戻る。その後、ライトイネーブル信号/WEを非活性化し(不図示)、ドレイン電位VDR及び各ドレイン線DLの電位を読み出し電位VReadに戻す。
このように、書き込み時において、ソース線SLの電位が接地電位VSSまで下がるのは、書き込みを実行している間だけである。書き込みが終了した後には、ソース線SLを再度フローティングに戻している。したがって、メモリマットのスタンバイ電流を規格値以下に抑えることが実現されている。
次に、読み出し時について説明する。図6(a)〜(c)は、書き込みではなくて読み出し時の電位変化を示している他は、図5(a)〜(c)に対応している。ただし、図6(b)は、アモルファス相を取る記憶素子11から記憶情報を読み出す場合を示し、図5(c)は、結晶相を取る記憶素子11から記憶情報を読み出す場合を示している。
初期状態は、書き込み時と同じである。すなわち、図6(a)〜(c)に示すように、ソース線SLはフローティングであり、ドレイン線DLの電位は読み出し電位VReadとなっている。また、ビット線BLもフローティングとなっている。
読み出しを開始する際には、マットアクト線MLと選択WLを活性化し、図6(a)に示すように、ソース線SLの電位を接地電位VSSまで低下させる。これに伴い、選択DLの電位も、図6(b)(c)に示すように接地電位VSSまで低下する。非選択DLの電位は、図6(a)に示すように読み出し電位VReadを維持する。
次いで、選択BLの電位を、図6(b)(c)に示すように読み出し電位VReadまで上昇させ、所定時間の後、接地電位VSSまで下降させる。
選択BLの電位を読み出し電位VReadまで上昇させると、選択BLには記憶素子11の抵抗値に応じた電流(読み出し電流)が流れる。記憶素子11が高抵抗状態(アモルファス相)である場合、読み出し電流は相対的に小さく、したがって、図6(b)に示すように選択BLの電位低下はほとんど観測されない。一方、記憶素子11が低抵抗状態(結晶相)である場合には、読み出し電流が相対的に大きくなるため、図6(c)に示すように選択BLの電位低下が観測される。
読み出しが終了したら、マットアクト線MLと選択WLを非活性化させる。これに伴い、選択DLの電位が読み出し電位VReadに戻るとともに、ソース線SLがフローティング状態に戻る。
このように、読み出し時においても、ソース線SLの電位が接地電位VSSまで下がるのは、読み出しを実行している間だけである。読み出しが終了した後には、ソース線SLを再度フローティングに戻している。したがって、メモリマットのスタンバイ電流を規格値以下に抑えることが実現されている。
次に、半導体装置1の構造について説明する。
半導体装置1は、図1に示すように、X方向に配線された複数のサブワード線SWLと、Y方向に配線された複数のビット線BLとを有する。サブワード線SWLはX方向に延伸する線状の導電体であり、例えばドープドポリシリコンなどの材料によって構成される。一方、ビット線BLはY方向に延伸する線状の導電体であり、例えば銅(Cu)などの金属材料によって構成される。
図示していないが、メモリマットのX方向の両端にはロウデコーダが設けられる。各サブワード線SWLは、図1に示すコンタクト導体61を介して上層に引き出され、上層の配線パターンにより、両端のロウデコーダに1本ずつ交互に接続される。また、メモリマットのY方向の両端にはカラムデコーダが設けられており、各ビット線BLは両端のカラムデコーダに1本ずつ交互に接続される。
また、半導体装置1はソース線SLも有する。ソース線SLは、図1に示すように、Y方向に延在するソース線SL1(第1の部分線)と、X方向に延在するソース線SL2(第2の部分線)とを含む。つまり、ソース線SLはメッシュ状に配置されている。
ソース線SL1は、複数のビット線BLのうち、隣接する2本のビット線BLを置き換えたもので、その構造はビット線BLと同一である。ビット線BLは、ソース線SL1も含めて等間隔に配置される。ソース線SL1への置き換えは、所定数のビット線BLごとに行われる。ソース線SL2は、ソース線SL1及びビット線BLの上方に設けられ、図1及び図3(b)に示すように、コンタクト導体62を介して各ソース線SL1と接続している。ソース線SL2を設けるのは、各ソース線SL1を相互に接続するためである。
サブワード線SWLは、図1などに示すように、2本おきにダミーワード線DWL(第5の信号線)とされ、ダミーワード線DWLも含めて等間隔に配置される。つまり、2本のサブワード線SWLと1本のダミーワード線DWLを単位構成として、この単位構成がY方向に繰り返し配置されている。サブワード線SWLとダミーワード線DWLとは同一の構造を有する。このようなダミーワード線DWLが設けられているのは、1メモリセルMCあたりの占有面積が6F(Fは最小加工寸法)となるレイアウトを採用するとともに、良好なプロセス条件を確保するためにはサブワード線SWLの配線密度を一定とすることが好ましいためである。
また、図1及び図3(b)に示すように、メモリマットのY方向の一端に位置する3本のサブワード線SWLは、選択信号MATACTを流すためのマットアクト線ML(第6の信号線)として用いられる。マットアクト線MLは、メモリマットのX方向の一端に設けられたコンタクト導体69(図1)を介して上層に引き出され、上層の配線パターンにより図4に示したメモリマットドライバ32に接続される。なお、図1には示していないが、マットアクト線MLはメモリマットのY方向の他端にも設けられる。このマットアクト線MLは、メモリマットのX方向の他端に設けられたコンタクト導体69を介して、図4に示したメモリマットドライバ32に接続される。
サブワード線SWL(ダミーワード線DWL及びマットアクト線MLを含む。)は、図2(a)(b)及び図3(b)に示すように半導体基板50に埋設されており、その上面(半導体基板50の表面側の面)に沿って、X方向に延伸するキャップ絶縁膜51(絶縁素子。第1及び第2のキャップ絶縁膜)が設けられる。言い換えれば、サブワード線SWLは、キャップ絶縁膜51の下面51cを覆うように形成される。キャップ絶縁膜51の構成材料としては、シリコン窒化物又はシリコン酸化物を用いることが好適である。キャップ絶縁膜51も、図2(a)などに示すように半導体基板50に埋設される。サブワード線SWLは、半導体基板50の表面を基準にそのボディがすべて埋設され、サブワード線SWLの全ての側面(上面、両側面、下面(底面))は半導体基板50の中に含まれる。キャップ絶縁膜51は、半導体基板50の表面を基準にボディの一部が埋設される。このボディの一部であるキャップ絶縁膜51の両側面及び下面は半導体基板50の中に含まれ、上面は半導体基板50の表面と同じ位置である。本実施の形態では、このような上面を除く両側面及び下面がキャップ絶縁膜51の中に含まれるキャップ絶縁膜51は、「半導体基板50に埋設されるキャップ絶縁膜51」として説明する。なお、上面は半導体基板50の表面側に近い側を示し、下面は半導体基板50の表面から遠い側を示し、側面は半導体基板50の表面に対して垂直な面を示す。以後の説明において同様である。
ダミーワード線DWLは、図1に示すように、メモリマットの縁部においてコンタクト導体63を介して上層に引き出され、上層でグランド配線に接続される。したがって、ダミーワード線DWLの電位は接地電位VSSとなっており、半導体装置1では、ダミーワード線DWLもキャップ絶縁膜として機能する。
半導体装置1では、図1及び図2(a)に示すように、ダミーワード線DWLと、その上面に沿って形成されたキャップ絶縁膜51とによって、活性領域Kが区画される。したがって、活性領域Kは、図1に示すように、メモリマットの端から端まで途切れることなく、X方向に延伸している。1つの活性領域K内には2本のサブワード線SWLが配置される。そして、これらに対応する2つのグローバルMOSトランジスタ13と、複数のメモリセルMC(記憶素子11及び選択素子12)とが、同じ活性領域K内に形成される。以下、活性領域K内の構造について詳しく説明する。
サブワード線SWLと半導体基板50の間には、図2(a)などに示すように、ゲート絶縁膜52が設けられる。ゲート絶縁膜52は、サブワード線SWLを形成するために半導体基板50に溝を設けた後、その内壁を酸化することにより形成される。
また、活性領域K内には、第1〜第3の拡散領域53〜55が設けられる。第1の拡散領域53は、キャップ絶縁膜51のビット線方向の第1の側面51a(記憶素子11から遠い側の側面)を覆うN+型不純物拡散領域であり、側面51aに接して設けられる。第2の拡散領域54は、キャップ絶縁膜51のビット線方向の第2の側面51b(側面51aの反対側に位置する側面)を覆うN+型不純物拡散領域であり、側面51bに接して設けられる。第3の拡散領域55は、第2の拡散領域54の上面を覆うP+型不純物拡散領域であり、第2の拡散領域54の上面に接して設けられる。
第1及び第2の拡散領域53,54は、半導体基板50の表面に、N型(第2導電型)の不純物を注入することにより形成される。また、第3の拡散領域55は、第2の拡散領域54の表面にさらに半導体基板50と同じ導電型(P型)の不純物を注入することにより形成される。
なお、N型不純物の注入は、第1及び第2の拡散領域53,54について同時に行うことが好適である。こうすることで、第2の拡散領域54のZ方向(基板50の表面に垂直な方向)長さと第3の拡散領域55のZ方向長さとの合計は、第1の拡散領域53のZ方向長さと略同一となる。逆に言えば、第2の拡散領域54のZ方向長さと第3の拡散領域55のZ方向長さとの合計を、第1の拡散領域53のZ方向長さと略同一とすることで、N型不純物の注入を、第1及び第2の拡散領域53,54について同時に行うことが可能になる。
第1〜第3の拡散領域53〜55は、図2(a)に示すように、半導体基板50の表面(以下、「基板表面」という。)と、基板表面から第1の深さDの位置との間に設けられる。一方、サブワード線SWLは、基板表面から第1の深さD(>D)の位置と、基板表面から第1の深さD(>D)の位置との間に設けられる。これにより、第1及び第2の拡散領域53,54の下面はサブワード線SWLの上面より高い位置に設けられ、第1及び第2の拡散領域53,54とサブワード線SWLとがゲート絶縁膜52を挟んで隣接しないようになる。
このようにしているのは、寄生トランジスタが生ずることを防止するためである。すなわち、例えば仮にサブワード線SWLと第2の拡散領域53とがゲート絶縁膜52を挟んで隣接しているとすると、サブワード線SWLを制御電極とし、第3の拡散領域55と半導体基板50とを被制御電極とするMOSトランジスタ(寄生トランジスタ)が形成される。この寄生トランジスタが形成されることは好ましくないので、上述したように、第1及び第2の拡散領域53,54の下面を、サブワード線SWLの上面より高い位置に設けることで、寄生トランジスタが形成されないようにしている。
第3の拡散領域55は、図3(a)に示すように、記憶素子11ごとに分離して設けられる。この分離は、第3の拡散領域55を形成した後、マスクパターンを用いてエッチングを行うことによって実現する。一方、第1及び第2の拡散領域53,54は、メモリマットの端から端まで途切れることなく、X方向に延伸している。尚、マスクパターンを用いてエッチングを行った後、少なくとも基板の表面に対して絶縁膜を形成しても良い。その絶縁膜は、互いに隣接するダイオードのアノード同士を独立化する第2の絶縁膜である。また、第2の絶縁は、コンタクト導体67またはメモリセルMCを形成する工程において形成される絶縁膜であっても良い。
第1の拡散領域53の上面には、図1に示すように、X方向に延伸するスリット状のコンタクト導体(スリットコン)64が形成される。スリットコン64は、図1及び図2(b)に示すように、コンタクト導体65を介してソース線SL1に接続している。
第2の拡散領域54は、図4に示したドレイン線DLを構成する。第2の拡散領域54は、メモリマットの両端に設けられたコンタクト導体66(図1)を介して上層に引き出され、上層の配線パターンにより図4に示したサブワード線制御部20に接続される。
第3の拡散領域55の上面には、記憶素子11が形成される。具体的には、図2(a)などに示すように、第3の拡散領域55の上面にコンタクト導体67が形成され、さらにその上面に下部電極UEが形成される。そして、下部電極UEの上面に、上述した相変化材料からなる相変化記憶素子GSTが形成され、相変化記憶素子GSTの上面には、ビット線方向(Y方向)に並ぶ記憶素子11に共通の上部電極TEが形成される。記憶素子11は、これら下部電極UE、相変化記憶素子GST、上部電極TEにより構成される。上部電極TEは、コンタクト導体68によってビット線BLと電気的に接続される。
なお、下部電極UEの材料としては、電気抵抗の比較的高い材料、例えばメタルシリサイド、メタル窒化物、メタルシリサイドの窒化物など用いることが好ましい。特に限定されるものではないが、W、TiN、TaN、WN、TiAlNなどの高融点金属及びその窒化物、或いは、TiSiN、WSiNなどの高融点金属シリサイドの窒化物、さらに、TiCNなどの材料を好ましく用いることができる。また、上部電極TEの材料としては、電気抵抗の比較的低い金属材料を用いることが好ましい。例えば、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)、タングステン(W)又はこれらの合金、あるいは、これらの窒化物、シリサイドなどを好ましく用いることができる。
ここまで活性領域K内の構造について説明した。次に、マットアクト線ML付近の構造について説明する。
図1及び図3(b)に示すように、各マットアクト線MLの両側には、メモリマット10の内側からビット線制御部40の側に沿って順に、第1の拡散領域53a,53b,53a,53bが設けられる。第1の拡散領域53a,53bの構造及び形成方法は、上述した第1の拡散領域53(N+型不純物拡散領域)と同一である。また、第1の拡散領域53a,53bの上面には、上述した第1の拡散領域53と同様、スリットコン64が設けられる。
第1の拡散領域53aは、図1及び図3(b)に示すように、コンタクト導体65を介してソース線SL1に接続される。一方、第1の拡散領域53bは、図1に示したコンタクト導体65を介して図3(b)が示す断面図の場所と異なる場所において上層(ソース線SL1と同一レイヤ)に引き出され、更に異なる場所においてその上層がグランド配線層(不図示)に接続される。したがって、第1の拡散領域53bの電位は接地電位VSSとなっている。
次に、ここまでに説明した半導体装置1の構造と、図4に示した選択素子12及びトランジスタ13,31との対応関係を説明する。
選択素子12は、図2(a)に示すように、第2の拡散領域54と第3の拡散領域55とによって形成されるPN接合によって実現される。P型である第3の拡散領域55が選択素子12のアノードとなり、N型である第2の拡散領域54が選択素子12のカソードを構成する。第2の拡散領域54は、上述したようにドレイン線DLでもあるので、選択素子12のカソードはドレイン線DLと接続している。
トランジスタ13(グルーパルMOSトランジスタ)は、図2(a)に示すように、半導体基板50、第1及び第2の拡散領域53,54、サブワード線SWL、及びゲート絶縁膜52によって実現される。具体的には、サブワード線SWLがゲート、第1の拡散領域53がソース、第2の拡散領域54がドレインを構成する。したがって、サブワード線SWLが活性化されると、第1の拡散領域53と第2の拡散領域54との間にチャネルが形成され、これらが導通する。第1の拡散領域53は、スリットコン64、コンタクト導体65を介してソース線SL1に接続されているので、ドレイン線DL(第2の拡散領域54)がソース線SL1と接続されることになる。サブワード線SWLが非活性化された場合には上記チャネルが消滅し、ドレイン線DLとソース線SL1とが切り離される。
トランジスタ31(マットアクティブMOSトランジスタ)は、図3(b)に示すように、半導体基板50、第1の拡散領域53a,53b、マットアクト線ML、及びゲート絶縁膜52によって実現される。具体的には、マットアクト線MLがゲート、第1の拡散領域53bがソース、第1の拡散領域53aがドレインを構成する。したがって、マットアクト線MLが活性化されると、第1の拡散領域53aと第1の拡散領域53bとの間にチャネルが形成され、これらが導通する。第1の拡散領域53bの電位は上述したように接地電位VSSであり、第1の拡散領域53aは、スリットコン64、コンタクト導体65を介してソース線SL1に接続されているので、ソース線SL1に接地電位VSSが供給されることになる。マットアクト線MLが非活性化された場合には上記チャネルが消滅し、ソース線SL1に対する接地電位VSSの供給ずストップする。このとき、すべてのサブワード線SWLも非活性化されているので、ソース線SL1はフローティングとなる。
トランジスタ31(マットアクティブMOSトランジスタ)は、トランジスタ13(グルーパルMOSトランジスタ)と同じ様に、溝に埋設されたトランジスタ構造を有していることが、本願の特徴の一つである。即ち、その溝の延在する方向、ゲート電極(マットアクト線ML)の延在する方向も同一である。前述の様に、メモリマット10は、選択素子12(アノードとカソード)及びトランジスタ13(グルーパルMOSトランジスタ)トランジスタ31を含めて、溝に埋設されたトランジスタ構造を採用することによって小さな面積を実現している。トランジスタ31がトランジスタ13と同一構造であることは、トランジスタ13の変動要素PVT(プロセスばらつき、電圧ばらつき、温度ばらつき)をトランジスタ31も有することを意味し、前述と後述の「複数のトランジスタ13の総能力1と複数のトランジスタ31の総能力2との兼ね合い」の関係を維持することに有用である。
以上説明したように、本実施形態による半導体装置1によれば、メモリマットの非活性時に、トランジスタ13のソースをフローティングとすることが可能になる。しかも、これはトランジスタ31及びソース線SLという実現容易な構成により、実現される。したがって、本実施形態による半導体装置1によれば、実現が容易な構成により、メモリマットのスタンバイ電流を規格値以下に抑えることが可能になっている。
前述の第2のケースにおける総能力1と総能力2について詳述する。メモリマットのスタンバイ電流に占めるソース線SLの短絡(欠陥)やトランジスタ13のソースの短絡(第1の拡散領域53と第2の拡散領域54との間の短絡(欠陥))などが支配的な場合、メモリマットのスタンバイ電流は複数のトランジスタ13の総能力1と複数のトランジスタ31の総能力2との兼ね合いとなる。まず、図2(a)に示すように、サブワード線SWLを形成するために半導体基板50に溝が設けられる。その溝にゲート絶縁膜52、サブワード線SW及びキャップ絶縁膜51を形成する製造工程において、例えばグルーバルMOSトランジスタ13に関連するキャップ絶縁膜51に欠陥が生じた場合を想定する。キャップ絶縁膜51に欠陥が生ずると、その両側の側壁である第1の拡散領域53(ソース線SL)と第2の拡散領域54(ドレイン線DL)とが、欠陥度合いに応じたインピーダンス値で短絡する。この欠陥を有するグルーバルMOSトランジスタ13に関連するセグメントメモリセルアレイ(それは、欠陥を有するグルーバルMOSトランジスタ13に関連する一つのドレイン線DLに接続する複数のメモリセルMCで定義される)は、不図示の冗長なメモリセルによって救済されるが、その欠陥に関連するDC的な電流はメモリマットのスタンバイ電流に加算される。よって、複数のマットアクティブMOSトランジスタ31の総能力2は、複数のセグメントメモリセルアレイに対応する複数のグルーバルMOSトランジスタ13の能力1よりも小さいことが好ましい。更に、この総能力1と総能力2の関係については、グルーバルMOSトランジスタ13と同じトランジスタ構造(溝に埋設されたトランジスタ構造)であるマットアクティブMOSトランジスタ31に欠陥が生じた場合においても有効である。
なお、本実施形態による半導体装置1に関してこれまで、トランジスタ31を4つずつ、メモリマット10のY方向両側に配置する例を示したが、トランジスタ31に求められる必要な駆動能力に応じて、何個ずつ配置しても良く、またはY方向片側のみの配置でもよい。
また、上記実施の形態では、ソース線SL1としては複数のビット線BLのうち隣接する2本のビット線BLを置き換えて用いたが、この構成にとらわれず、1本、または何本の隣接するビット線を置き換えてもよい。
図7は、本実施形態による半導体装置1を用いたデータ処理システム500の構成を示すブロック図である。
図に示すデータ処理システム500は、データプロセッサ520と、本実施形態による半導体装置(PC−RAM)1とが、システムバス510を介して相互に接続された構成を有している。データプロセッサ520としては、例えば、マイクロプロセッサ(MPU)、ディジタルシグナルプロセッサ(DSP)などを含まれるが、これらに限定されない。図7においては簡単のため、システムバス510を介してデータプロセッサ520とPC−RAM1とが接続されているが、システムバス510を介さずにローカルなバスによってこれらが接続されていても構わない。
また、図には、簡単のためシステムバス510が1組しか描かれていないが、必要に応じ、コネクタなどを介しシリアルないしパラレルに設けられていても構わない。また、図に示すメモリシステムデータ処理システムでは、ストレージデバイス540、I/Oデバイス550、ROM560がシステムバス510に接続されているが、これらは必ずしも必須の構成要素ではない。
ストレージデバイス540としては、ハードディスクドライブ、光学ディスクドライブ、フラッシュメモリなどが挙げられる。また、I/Oデバイス550としては、液晶ディスプレイなどのディスプレイデバイスや、キーボード、マウスなどの入力デバイスなどが挙げられる。
また、I/Oデバイス550は、入力デバイス及び出力デバイスのいずれか一方のみであっても構わない。
さらに、図に示す各構成要素は、簡単のため1つずつ描かれているが、これに限定されるものではなく、1又は2以上の構成要素が複数個設けられていても構わない。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
本発明の基本的技術思想は、例えば、上記実施形態で説明したPC−RAM以外にもRE−RAM(Resistance Random Access Memory)等に適用できる。その他の不揮発性記憶素子を用いるメモリにも適用できる。さらに、メモリマット、サブワード線制御部、電源部、マットアクティブ制御部、ビット線制御部の回路形式や、その他制御信号を生成する回路の回路形式は、上記実施形態で示したものに限られない。
また、本発明の基本的技術思想は、様々な半導体装置に適用することができる。例えば、それぞれ記憶機能を有するCPU(Central Processing Unit)、MCU(Micro Control Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、ASSP(Application Specific Standard Circuit)、メモリ(Memory)等の半導体装置全般に、本発明を適用することができる。このような本発明が適用された半導体装置の製品形態としては、例えば、SOC(システムオンチップ)、MCP(マルチチップパッケージ)やPOP(パッケージオンパッケージ)などが挙げられる。これらの任意の製品形態、パッケージ形態を有する半導体装置に対して本発明を適用することができる。
また、上記実施形態においては選択素子がMOSトランジスタを有する例を取り上げたが、本発明はMOSトランジスタに限られるものではなく、電界効果トランジスタ(Field Effect Transistor; FET)であればよい。つまり、MOS(Metal Oxide Semiconductor)以外にもMIS(Metal-Insulator Semiconductor)、TFT(Thin Film Transistor)等の様々なFETに本発明は適用できる。また、装置内の一部にバイポーラ型のトランジスタを使用してもよい。
また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素の多様な組み合わせないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
本発明による半導体装置は、次のように構成することも可能であるので、以下に付記する。
本発明の他の一側面による第1の半導体装置は、少なくとも1つのワード線及び少なくとも1つのビット線と、前記ワード線と前記ビット線の交点ごとに設けられ、それぞれ直列に接続した記憶素子及びダイオードを含む複数のメモリセルを有するメモリマットと、前記ワード線ごとに設けられ、対応する前記メモリセル内の前記ダイオードのカソードに接続する第1の信号線と、前記ワード線ごとに少なくとも1つ設けられ、制御端子が対応する前記ワード線に、一方の被制御端子が前記第1の信号線にそれぞれ接続される少なくとも1つの第1のトランジスタと、前記メモリマットが選択される場合に前記第1のトランジスタの他方の被制御端子に第1の電位を供給し、前記メモリマットが選択されない場合に前記第1のトランジスタの前記他方の被制御端子をフローティングに制御する制御回路と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の他の一側面による第2の半導体装置は、第1の半導体装置において、前記第1のトランジスタの前記他方の被制御端子に接続される第3の信号線と、前記第1の電位が供給される第1の電源配線と、前記第3の信号線と前記第1の電源配線との間に接続される少なくとも1つの第2のトランジスタとをさらに備え、前記制御回路は、前記第2のトランジスタを、前記メモリマットが選択される場合に電気的に導通とし、前記メモリマットが選択されない場合に電気的に非導通とすることを特徴とする。
また、本発明の他の一側面による第3の半導体装置は、第2の半導体装置において、前記第1の電位より高い第2の電位が供給される第2の電源配線と、前記制御回路は、前記ワード線ごとに設けられ、該ワード線に対応する前記第1の信号線と前記第2の電源配線との間に接続する少なくとも1つの第3のトランジスタとをさらに含み、前記制御回路は、前記第3のトランジスタを、対応する前記ワード線が選択される場合に電気的に非導通とし、対応する前記ワード線が選択されない場合に電気的に導通とすることを特徴とする。
また、本発明の他の一側面による第4の半導体装置は、第3の半導体装置において、前記制御回路は、前記第2の電源配線に前記第2の電位を供給する電源部と、をさらに含み、前記電源部は、前記複数のメモリセルのいずれかへの書き込みが実行される場合に、前記ビット線に印加される書き込み電位以上の電位を前記第2の電位として前記第2の電源配線に供給し、前記複数のメモリセルのいずれかからの読み出しが実行される場合に、前記ビット線に印加される読み出し電位以上前記書き込み電位未満の電位を前記第2の電位として前記第2の電源配線に供給することを特徴とする。
また、本発明の他の一側面による第5の半導体装置は、第1乃至第4の半導体装置のうちのいずれかにおいて、更に、第1導電型の半導体基板と、前記半導体基板に埋設され、第1の側面、前記第1の側面の反対側に位置する第2の側面、及び下面を有するキャップ絶縁膜と、前記キャップ絶縁膜の前記第1の側面を覆う第2導電型の第1の拡散領域と、前記キャップ絶縁膜の前記第2の側面を覆う前記第2導電型の第2の拡散領域と、前記第2の拡散領域の上面を覆う前記第1導電型の第3の拡散領域と、を備え、前記第1の拡散領域は前記第1のトランジスタの前記他方の被制御端子を構成し、前記第2の拡散領域は前記第1のトランジスタの前記一方の被制御端子を構成し、前記ワード線は、前記ワード線の上面が前記キャップ絶縁膜の前記下面に覆われるように形成されて前記第1のトランジスタの前記制御端子を構成し、前記第2及び第3の拡散領域は前記ダイオードを構成することを特徴とする。
また、本発明の他の一側面による第6の半導体装置は、第5の半導体装置において、前記第1のトランジスタの前記他方の被制御端子に接続される第3の信号線と、前記第1の電位が供給される第1の電源配線と、前記第3の信号線と前記第1の電源配線との間に接続される少なくとも複数の第2のトランジスタと、前記複数の第2のトランジスタの制御電極を一つの構造体で構成する第6の信号線と、をさらに備え、前記第6の信号線は前記ワード線と同一構造であり、前記第2のトランジスタと前記第1のトランジスタは同一構造であることを特徴とする。
また、本発明の他の一側面による第7の半導体装置は、第6の半導体装置において、前記第6の信号線と前記ワード線は、同一方向に延在することを特徴とする。
また、本発明の他の一側面による第8の半導体装置は、第2の半導体装置において、前記複数のメモリセルに関連する複数の前記第2のトランジスタの能力は、前記複数のメモリセルに関連する複数の前記第1のトランジスタの能力よりも小さいことを特徴とする。
また、本発明の他の一側面による第8の半導体装置は、第3の半導体装置において、前記複数のメモリセルに関連する複数の前記第2のトランジスタの能力は、前記複数のメモリセルに関連する複数の前記第1のトランジスタの能力よりも小さく、且つ前記複数のメモリセルに関連する複数の前記第3のトランジスタの能力は、前記複数のメモリセルに関連する複数の前記第1のトランジスタの能力よりも小さことを特徴とする。
また、本発明の他の一側面による第9の半導体装置は、第5の半導体装置において、前記ワード線の上面は、前記第1の拡散領域の下面及び前記第2の拡散領域の下面より低い位置にあることを特徴とする。
また、本発明の他の一側面による第10の半導体装置は、第5又は第9の半導体装置において、前記第2の拡散領域の垂直方向長さと前記第3の拡散領域の垂直方向長さとの合計は、前記第1の拡散領域の垂直方向長さと略同一であることを特徴とする。
また、本発明の他の一側面による第11の半導体装置は、第5、第9、第10の半導体装置のうちのいずれかにおいて、前記複数のメモリセルのうち、前記ビット線の延在方向に隣り合う第1のメモリセルと第2のメモリセルとは、前記第1の拡散領域を共有するとともに該第1の拡散領域を挟んで互いに対称な構造を有することを特徴とする。
また、本発明の他の一側面による第12の半導体装置は、第5、第9乃至第11の半導体装置のうちのいずれかにおいて、前記キャップ絶縁膜は、前記第2及び第3の拡散領域の互いに反対側に設けられた第1及び第2のキャップ絶縁膜を含み、前記ワード線は、前記第1のキャップ絶縁膜の下面を覆うように形成されて前記第1のトランジスタの前記制御端子を構成し、更に、前記第2のキャップ絶縁膜の前記下面を覆うダミーワード線を備え、前記ダミーワード線には前記第1の電位が供給されることを特徴とする。
また、データプロセッサと、このデータプロセッサに接続されたメモリとを備えるデータ処理システムを、本発明を用いて次のように構成することができる。すなわち、本発明によるデータ処理システムは、データプロセッサと、前記データプロセッサに接続されたメモリとを備え、前記メモリは、それぞれ複数のメモリセルの第1のノードに共通に接続される複数の第1の信号線と、前記複数のメモリセルそれぞれの第2のノードに接続される複数の第3の信号線と、第3の信号線と、前記複数の第1の信号線を前記第3の信号線に接続する第1のトランジスタと、前記メモリセルへのアクセスに対応して前記第3の信号線を第1の電位に接続する第2のトランジスタと、制御回路と、を有し、前記制御回路は、前記複数のメモリセルがすべて非活性である制御時、前記第1の信号線を前記第1の電位より高い第2の電位に制御し、かつ、前記第1及び第2のトランジスタを非活性に制御することによって、前記第3の信号線をフローティングに制御することを特徴とする。
1 半導体装置
10 メモリマット
11 記憶素子
12 選択素子
13 グルーバルMOSトランジスタ
20 サブワード線制御部
21 サブワード線ドライバ
22 プリチャージ用MOSトランジスタ
25 電源部
26,27 トランジスタ
30 マットアクティブ制御部
31 マットアクティブMOSトランジスタ
32 メモリマットドライバ
40 ビット線制御部
41 ビット線セレクタ
42 センスアンプ
50 半導体基板
51 キャップ絶縁膜
52 ゲート絶縁膜
53,53a,53b 第1の拡散領域
54 第2の拡散領域
55 第3の拡散領域
61〜63,65〜69 コンタクト導体
64 スリットコン
500 データ処理システム
510 システムバス
520 データプロセッサ
540 ストレージデバイス
550 I/Oデバイス
BL ビット線
DL ドレイン線
DWL ダミーワード線
GST 相変化記憶素子
K 活性領域
MATACT 選択信号
MC メモリセル
ML マットアクト線
SL,SL1,SL2 ソース線
SWL サブワード線
TE 上部電極
UE 下部電極
VDR ドレイン電位
VPP 書き込み電位
VRead 読み出し電位
VSS 接地電位
VWL ワード線電圧
/WE ライトイネーブル信号

Claims (22)

  1. それぞれが、複数のメモリセルの第1のノードに共通に接続する複数の第1の信号線と、
    前記複数のメモリセルのそれぞれの第2のノードに接続する複数の第2の信号線と、
    第3の信号線と、
    前記複数の第1の信号線を前記第3の信号線に接続する第1のトランジスタと、
    前記メモリセルへのアクセスに対応して前記第3の信号線を第1の電位に接続する第2のトランジスタと、
    前記複数のメモリセルがすべて非活性である制御時、前記第1の信号線を前記第1の電位より高い第2の電位に制御し、かつ、前記第1及び第2のトランジスタを非活性に制御することによって、前記第3の信号線をフローティングに制御する制御回路と、を備える ことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記メモリセルは、ダイオードと記憶素子とが直列に接続された構成を有し、
    前記第1のノードは前記ダイオードのカソード側に対応する前記メモリセルの端部であり、
    前記第2のノードは前記ダイオードのアノード側に対応する前記メモリセルの端部である、ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記制御回路は、更に、前記複数のメモリセルがすべて非活性である制御時、前記第2の信号線をフローティングに制御する、ことを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記第2の信号線に接続されたセンスアンプをさらに備え、
    前記第2のトランジスタは、前記複数のメモリセルと前記センスアンプとの間に配置される、ことを特徴とする請求項2又は3に記載の半導体装置。
  5. 前記複数の第1の信号線は、第1の方向に延在し、
    前記複数の第2の信号線は、前記第1の方向と直交する第2の方向に延在し、
    前記第3の信号線は、所定数の前記第2の信号線ごとに、該第2の信号線の間を前記第2の方向に延在する複数の第1の部分線を有する、ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の半導体装置。
  6. 前記第3の信号線は、前記第1の方向に延在する少なくとも1つの第2の部分線を有する、ことを特徴とする請求項5に記載の半導体装置。
  7. 更に、基板を備え、
    前記第1のトランジスタの制御電極及び前記第2のトランジスタの制御電極は、ともに前記基板に埋設される、ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  8. 更に、複数の前記第1のトランジスタと、
    前記複数の第1のトランジスタの制御電極を一つの構造体で構成する第4の信号線と、
    前記第2のトランジスタの制御電極を構成する第6の信号線と、備え、
    前記第4の信号線及び第6の信号線は、前記基板に埋設される、ことを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
  9. 更に、複数の前記第2のトランジスタと、を備え、
    前記第6の信号線は、前記複数の第2のトランジスタの制御電極を一つの構造体で構成する、ことを特徴とする請求項8に記載の半導体装置。
  10. 前記第4の信号線及び第6の信号線は、第1の方向に延在し、
    前記複数の第2の信号線は、前記第1の方向と直交する第2の方向に延在する、ことを特徴とする請求項9に記載の半導体装置。
  11. 更に、前記複数の第2の信号線にそれぞれ接続された複数のセンスアンプを備え、
    前記第2のトランジスタは、前記複数のメモリセルと前記複数のセンスアンプとの間に配置される、ことを特徴とする請求項7乃至10のいずれか一項に記載の半導体装置。
  12. 前記メモリセルは、ダイオードと記憶素子とが直列に接続された構成を有し、
    前記第1のノードは前記ダイオードのカソード側に対応する前記メモリセルの端部であり、
    前記第2のノードは前記ダイオードのアノード側に対応する前記メモリセルの端部である、ことを特徴とする請求項7乃至11のいずれか一項に記載の半導体装置。
  13. 更に、前記第1のトランジスタの制御電極を構成する第4の信号線を備え、
    前記メモリセルは、ダイオードと記憶素子とが直列に接続された構成を有し、
    前記ダイオードは、前記基板の表面と、前記基板の表面から第1の深さの位置との間に形成され、
    前記第4の信号線は、前記基板の表面から第2の深さの位置と、前記基板の表面から第3の深さの位置との間に形成され、
    前記第2の深さは前記第1の深さより深く、前記第3の深さは前記第2の深さより深い、ことを特徴とする請求項7乃至12のいずれか一項に記載の半導体装置。
  14. 前記複数の第2の信号線の延在方向に隣接する第1及び第2の前記ダイオードを備え、
    前記第1及び第2のダイオードは、前記基板表面に埋設された絶縁素子を介して互いに隣接し、
    前記絶縁素子の下側には、前記第4の信号線と同一構造の第5の信号線が配置される、ことを特徴とする請求項13に記載の半導体装置。
  15. 前記第2のトランジスタの電流駆動能力は、前記第1のトランジスタの電流駆動能力よりも小さい、ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  16. 前記制御回路は、前記複数の第1の信号線に電位を供給する電源回路と、
    前記複数の第1の信号線に前記電源回路の出力電位をそれぞれ供給する複数の第3のトランジスタと、を含み、
    一つの前記第1の信号線にそれぞれ接続する前記第1のトランジスタの電流駆動能力は、前記第3のトランジスタの電流駆動能力よりも大きい、ことを特徴とする請求項15に記載の半導体装置。
  17. 前記メモリセルは、ダイオードと記憶素子とが直列に接続された構成を有し、
    前記第1のノードは前記ダイオードのカソード側に対応する前記メモリセルの端部であり、
    前記第2のノードは前記ダイオードのアノード側に対応する前記メモリセルの端部である、ことを特徴とする請求項15又は16に記載の半導体装置。
  18. 前記制御回路は、前記複数の第1の信号線に電位を供給する電源回路と、
    前記複数の第1の信号線に前記電源回路の出力電位をそれぞれ供給する複数の第3のトランジスタと、を含み、
    前記電源回路は、前記複数のメモリセルがすべて非活性である制御時、前記複数の第3のトランジスタ介して、前記第2の電位を前記複数の第1の信号線に供給する、ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  19. 前記電源回路は、更に、前記メモリセルへの書き込みアクセスに対応して前記第2の電位を供給し、前記メモリセルへの読み出しアクセスに対応して前記第2の電位より高い第3の電位を供給する、ことを特徴とする請求項18に記載の半導体装置。
  20. 前記制御回路は、前記メモリセルへのアクセスに対応して、前記複数の第3のトランジスタのうち、
    前記アクセス対象のメモリセルに接続する前記第1の信号線に関連する前記第3のトランジスタを非活性とし、
    前記アクセス対象でないメモリセルに接続する前記第1の信号線に関連する前記第3のトランジスタを活性化する、ことを特徴とする請求項19に記載の半導体装置。
  21. 更に、前記複数の第1の信号線にそれぞれ関連し、前記複数の第1の信号線をそれぞれ前記第3の信号線に接続する複数の前記第1のトランジスタのゲート電極にそれぞれ接続する複数の第4の信号線を備え、
    前記複数の第3のトランジスタのゲート電極は、前記複数の第4の信号線にそれぞれ対応した信号が接続する、ことを特徴とする請求項20に記載の半導体装置。
  22. 前記メモリセルは、ダイオードと記憶素子とが直列に接続された構成を有し、
    前記第1のノードは前記ダイオードのカソード側に対応する前記メモリセルの端部であり、
    前記第2のノードは前記ダイオードのアノード側に対応する前記メモリセルの端部である、ことを特徴とする請求項18乃至21のいずれか一項に記載の半導体装置。
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