JP5634002B2 - 相変化型不揮発性メモリ及び半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、相変化型不揮発性メモリ(PRAM:Phase change Random Access Memory)(以下、PRAMという。)及び半導体装置に関する。
パーソナルコンピュータやサーバなどには、階層的に構築された種々の記憶装置が用いられる。下層の記憶装置は安価で且つ大容量であることが求められ、上層の記憶装置には高速アクセスが求められる。最も下層の記憶装置としては、一般的にハードディスクドライブや磁気テープなどの磁気ストレージが用いられる。磁気ストレージは不揮発性であり、しかも、半導体メモリなどに比べて極めて大容量のデータを安価に保存することが可能である。しかしながら、アクセススピードが遅く、しかも、多くの場合ランダムアクセス性を有していない。このため、磁気ストレージには、プログラムや長期的に保存すべきデータなどが格納され、必要に応じてより上層の記憶装置に転送される。
メインメモリは、磁気ストレージよりも上層の記憶装置である。一般的に、メインメモリにはDRAM(Dynamic Random Access Memory)が用いられる。DRAMは、磁気ストレージに比べて高速アクセスが可能であり、しかも、ランダムアクセス性を有している。また、SRAM(Static Random Access Memory)などの高速半導体メモリよりも、ビット単価が安いという特徴を有している。
最も上層の記憶装置は、MPU(Micro Processing Unit)に内蔵された内蔵キャッシュメモリである。内蔵キャッシュメモリは、MPUのコアと内部バスを介して接続されることから、極めて高速なアクセスが可能である。しかしながら、確保できる記録容量は極めて少ない。なお、内蔵キャッシュとメインメモリとの間の階層を構成する記憶装置として、2次キャッシュや3次キャッシュなどが使用されることもある。
DRAMがメインメモリとして選択される理由は、アクセス速度とビット単価のバランスが非常に良いからである。しかも、半導体メモリの中では大容量であり、近年においては1ギガビットを超える容量を持つチップも開発されている。しかしながら、DRAMは、揮発性メモリであり、電源を切ると記憶データが失われてしまう。このため、プログラムや長期的に保存すべきデータの格納には適していない。また、電源投入中も、データを保持するためには定期的にリフレッシュ動作を行う必要があるため、消費電力の低減に限界があるとともに、コントローラによる複雑な制御が必要であるという課題を抱えている。
大容量の不揮発性半導体メモリとしては、フラッシュメモリが知られている。しかしながら、フラッシュメモリは、データの書き込みやデータの消去に大電流が必要であり、しかも、書き込み時間や消去時間が非常に長いというデメリットを有している。したがって、メインメモリとしてのDRAMを代替することは不適切である。その他、MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)や、FRAM(Ferroelectric Random Access Memory)等の不揮発性メモリが提案されているが、DRAMと同等の記憶容量を得ることは困難である。
一方、DRAMに代わる半導体メモリとして、相変化材料を用いて記録を行うPRAMが提案されている(例えば、特許文献1〜3を参照)。PRAMは、記録層に含まれる相変化材料の相状態によってデータを記憶する。すなわち、相変化材料は、結晶相における電気抵抗とアモルファス相における電気抵抗が大きく異なっていることから、これを利用して、データを記録することができる。
相状態の変化は、相変化材料に書き込み電流を流し、これにより相変化材料を加熱することによって行われる。データの読み出しは、相変化材料に読み出し電流を流し、その抵抗値を測定することによって行われる。読み出し電流は、相変化を生じさせないよう、書き込み電流よりも十分小さな値に設定される。このように、相変化材料の相状態は、高熱を印加しない限り変化しないことから、電源を切ってもデータが失われることはない。
ところで、書き込み電流による相変化材料の加熱を効率よく行うためには、できる限り記録層に対する発熱領域(加熱スポット)を縮小し、これによって電流パスを集中させることが有効である。
具体的に、PRAMでは、ヒータプラグに電流を流し、このヒータプラグと記録層との接触界面に起こる発熱を利用して、相変化材料を結晶状態から非結晶状態又はその逆の状態へと相変化させている。また、この相変化材料を結晶状態から非結晶状態へと相変化させるために必要な電流のことを「Ireset」と呼ぶ。
従来のPRAMでは、図33に示すように、ヒータプラグ201が層間絶縁層202を貫通する孔部203に埋め込まれ、この層間絶縁層202上に形成された記録層204を孔部203に対応した径で加熱する。この場合、ヒータプラグ201と記録層204との接触直径φ’は、孔部203をリソグラフィ技術により形成する際のプロセス限界(約100〜160nm)に制限される。したがって、Iresetは、ヒータプラグ201と記録層204との接触面積(π×(φ’/2))に依存するため、この孔部203のプロセス限界を超えて小さくすることはできない。
そこで、PRAMでは、図34に示すように、上述した孔部203の側面にサイドウォール205を設けて、ヒータプラグ201と記録層204との接触直径φ’を更に小さくすることが提案されている。しかしながら、この場合も、ヒータプラグ201と記録層204との接触直径φ’を小さくするには限界がある。すなわち、サイドウォール205を厚くした場合には、マイクロローディング効果がより顕著となるために、サイドウォール205を形成する際のエッチバックが困難となる。この場合、抜け不良などの生産性の悪化が生じるため、現状でのφ’のプロセス限界は約30nmが限界とされている。
PRAMの更なる大容量化を図るためには、上述したヒータプラグ201と記録層204との接触直径φ’を小さくし、Iresetを下げる必要がある。しかしながら、従来のPRAMでは、ヒータプラグ201と記録層204との接触直径φ’が、上述した孔部203やサイドウォール205のプロセス限界に依存するために、このプロセス限界を超えてIresetを小さくすることができない。また、上述したヒータプラグ201は、一般に熱伝導率が高い金属からなるため、ヒータプラグ201のヒートシンク効果が大きくなると、より大きなIresetが必要となる。したがって、より小さなIresetで相変化材料の加熱(相変化)を行うためには、できる限り記録層204に対する発熱領域(加熱スポット)を縮小化し、これによって電流パスを集中させる必要がある。
特開2006−165560号公報 特開2007−73779号公報 特開2003−163280号公報
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、上述したプロセス限界を超えてIresetの低減を図ることができる相変化型不揮発性メモリを提供することを目的とする。
また、本発明は、不純物拡散層に流れる電流の実効値を自由に制御することができる半導体装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決することを目的とした本発明の要旨は以下のとおりである。
(1)下部電極と、
前記下部電極上に形成された層間絶縁層と、
前記層間絶縁層を貫通する孔部に埋め込まれた不純物拡散層と、
前記層間絶縁層上に形成された相変化記録層と、
前記相変化記録層上に形成された上部電極と、
前記不純物拡散層に電界を印加する電界印加手段とを備え、
前記電界印加手段が前記不純物拡散層に電界を印加し、前記不純物拡散層の少なくとも一部を空乏層化させることによって、前記孔部に埋め込まれた不純物拡散層の実効的な径を前記孔部の径よりも小さくし、この状態で前記下部電極と前記上部電極との間に電流を流すことによって、前記相変化記録層に相変化を生じさせる加熱スポットの実効的な径を前記孔部の径よりも小さくし、
前記電界印加手段は、前記不純物拡散層が埋め込まれた孔部の側面に配置されたサイドゲート電極と、このサイドゲート電極と前記不純物拡散層との間に配置されたサイドゲート絶縁膜とを有し、前記サイドゲート電極は、前記孔部の少なくとも一部の側面又は全周に亘って設けられていることを特徴とする相変化型不揮発性メモリ。
)前記サイドゲート電極は、前記孔部の深さ方向に延在して設けられていること特徴とする前記()に記載の相変化型不揮発性メモリ。
)前記層間絶縁層と前記相変化記録層との間に層間絶縁膜が設けられ、この層間絶縁膜の前記不純物拡散層が埋め込まれた孔部の直上には、前記相変化記録層の一部が埋め込まれた孔部が設けられ、且つ、この孔部の径が前記不純物拡散層が埋め込まれた孔部の径よりも小さいことを特徴とする前記(1)〜()の何れか一項に記載の相変化型不揮発性メモリ。
)前記不純物拡散層が埋め込まれた孔部には、前記相変化記録層の一部が埋め込まれていることを特徴とする前記(1)〜()の何れか一項に記載の相変化型不揮発性メモリ。
)前記不純物拡散層が埋め込まれた孔部の側面にサイドウォール膜が設けられていることを特徴とする前記(1)〜()の何れか一項に記載の相変化型不揮発性メモリ。
)下部電極と、
前記下部電極上に形成された層間絶縁膜と、
前記層間絶縁膜を貫通する孔部に埋め込まれた不純物拡散層と、
前記層間絶縁膜上に形成された上部電極と、
前記不純物拡散層に電界を印加する電界印加手段とを備え、
前記電界印加手段が前記不純物拡散層に電界を印加し、前記不純物拡散層の少なくとも一部又は全てを空乏層化させることによって、前記下部電極と前記上部電極との間に電流を流したときに、前記不純物拡散層に流れる電流の実効値を変化させ、前記電界印加手段は、前記不純物拡散層が埋め込まれた孔部の側面に配置されたサイドゲート電極と、このサイドゲート電極と前記不純物拡散層との間に配置されたサイドゲート絶縁膜とを有し、前記サイドゲート電極は、前記孔部の少なくとも一部の側面又は全周に亘って設けられていることを特徴とする半導体装置。
)前記不純物拡散層と前記上部電極との間に挟み込まれた抵抗変化層を備え、
前記下部電極と前記上部電極との間で前記抵抗変化層の抵抗値が変化するまで電流を流すことによって、当該電流を流した後も前記抵抗変化層の変化した抵抗値が保持されることを特徴とする前項()に記載の半導体装置。
)前記不純物拡散層と前記上部電極との間に挟み込まれた絶縁薄膜を備え、
前記不純物拡散層と前記上部電極との間が前記絶縁薄膜により絶縁された状態から、前記下部電極と前記上部電極との間で前記絶縁薄膜を破壊する電流を流すことによって、前記不純物拡散層と前記上部電極の間が導通状態となることを特徴とする前項()に記載の半導体装置。
以上のように、本発明に係る相変化型不揮発性メモリでは、電界印加手段が不純物拡散層に電界を印加し、不純物拡散層の少なくとも一部を空乏層化させることによって、孔部に埋め込まれた不純物拡散層の実効的な径を孔部の径よりも小さくし、この状態で下部電極と上部電極との間に電流を流すことによって、相変化記録層に相変化を生じさせる加熱スポットの実効的な径を孔部の径よりも小さくすることが可能である。
したがって、この相変化型不揮発性メモリによれば、上述したプロセス限界に依存せずに相変化記録層15に対する加熱スポットを縮小し、これによって電流パスを集中させることで、Iresetの低減を図ることが可能である。また、不純物拡散層は、従来の熱伝導率が高い金属からなるヒートプラグよりも熱伝導率の低い材料からなるため、ヒートシンク効果を小さくして、より小さなIresetで相変化記録層に対する加熱(相変化)を効率良く行うことが可能である。したがって、本発明では、相変化型不揮発性メモリの高集積化(大容量化)と共に、省電力化を図ることが可能である。
また、本発明に係る半導体装置では、電界印加手段が不純物拡散層に電界を印加し、不純物拡散層の少なくとも一部又は全てを空乏層化させることによって、下部電極と上部電極との間に電流を流したときに、孔部に埋め込まれた不純物拡散層の実効的な径を変化させながら、この不純物拡散層に流れる電流の実効値を自由に制御することが可能である。なお、この半導体装置では、不純物拡散層の全てを空乏層化させることによって、不純物拡散層に流れる電流を遮断することも可能である。
さらに、本発明に係る半導体装置では、不純物拡散層と上部電極との間に挟み込まれた抵抗変化層を備え、下部電極と上部電極との間で抵抗変化層の抵抗値が変化するまで電流を流すことによって、当該電流を流した後も抵抗変化層の変化した抵抗値が保持される構成としてもよい。この場合、抵抗変化型の不揮発性メモリ(RRAM:Resistance Random Access Memory)を構成することが可能である。
さらに、本発明に係る半導体装置では、不純物拡散層と上部電極との間に挟み込まれた絶縁薄膜を備え、不純物拡散層と上部電極との間が絶縁薄膜により絶縁された状態から、下部電極と上部電極との間で絶縁薄膜を破壊する電流を流すことによって、不純物拡散層と上部電極の間が導通状態となる構成としてもよい。この場合、1回のみ書き込み可能なOTP(One Time Programmable)型の不揮発性メモリを構成することが可能である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。また、以下の説明において例示される材料、寸法等は一例であって、本発明はそれらに必ずしも限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
(PRAM及びその製造方法)
図1は、n行×m列のマトリクス構造を有するPRAMのメモリセルアレイ回路図である。
このPRAMは、図1に示すように、n本のワード線W1〜Wnと、m本のビット線B1〜Bmと、これらワード線W1〜Wnとビット線B1〜Bmの各交点に配置されたメモリセルMC(1,1)〜MC(n,m)とを備えている。ワード線W1〜Wnは、ロウデコーダ101に接続され、ビット線B1〜Bmは、カラムデコーダ102に接続されている。各メモリセルMCは、それぞれ対応するビット線B1〜Bmとグランド109との間に直列に接続されたトランジスタ103及び不揮発性メモリ素子10によって構成されている。トランジスタ103の制御端子(ゲート電極)は、それぞれ対応するワード線W1〜Wnに接続されている。
図2は、上記メモリセルMCを構成するトランジスタの一例を示す断面図である。図2には、それぞれ対応するビット線B1〜Bmを共有する2つのメモリセルMC(i,j),MC(i+1,j)が示されている。
このトランジスタ103は、図2に示すように、素子分離領域104によって区画された一つの活性領域105に、3つの拡散領域106が形成され、それぞれの活性領域105に2つ設けられている。これら2つのトランジスタ103は、MIS型FET(Metal Insulator Semiconductor−Field effect transistor)からなる。そして、2つのトランジスタ103のゲートは、それぞれワード線Wi,Wi+1に接続されている。一方、2つのトランジスタ103のソースは共通であり、層間絶縁膜107に設けられたコンタクトプラグ108を介してグランド配線109に接続されている。また、2つのトランジスタ103のドレインは、それぞれのコンタクトプラグ110を介して、それぞれ対応する不揮発性メモリ素子10(図2において図示せず。)に接続されている。
図3は、上記メモリセルMCを構成する不揮発性メモリ素子10の一例を示す断面図である。
この不揮発性メモリ素子10は、図3(a)に示すように、下部電極11と、下部電極11上に形成された層間絶縁層12と、層間絶縁層12を貫通する孔部13に埋め込まれた不純物拡散層14と、層間絶縁層12上に形成された相変化記録層15と、相変化記録層15上に形成された上部電極16とを備えている。
また、不揮発性メモリ素子10には、上記コンタクトプラグ110が形成された面上を覆う層間絶縁層17と、上記コンタクトプラグ110の直上に層間絶縁層17を貫通する孔部18とが設けられている。そして、下部電極11は、この孔部18に埋め込み形成されると共に、上記コンタクトプラグ110と接触している。
下部電極11の材料としては、例えば、タングステン(W)や、WSi等のメタルシリサイド、TiN等のメタル窒化物、メタルシリサイドの窒化物など用いることができる。また、特に限定されるものではないが、TiAlN、TiSiN、TiCN等の材料も用いることができる。また、層間絶縁層12,17の材料としては、シリコン酸化膜などを用いることができる。
不純物拡散層14は、ヒータプラグとして機能するものであり、データの書き込み時において、発熱体の一部となる。不純物拡散層14の材料としては、不純物を添加したN型又はP型半導体を用いることができる。具体的には、N型半導体として、エピタキシャル成長法で形成したシリコン層に不純物のリンを導入したものなどを挙げることができる。一方、P型半導体として、エピタキシャル成長法で形成したシリコン層に不純物のホウ素(ボロン)を導入したものなどを挙げることができる。これらの材料は、上述した下部電極11よりも熱伝導率が比較的低いため、ヒートシンク効果を小さくすることができる。また、半導体の不純物濃度を変えることによって、容易に電気抵抗値を制御することが可能である。
不揮発性メモリ素子10には、上記層間絶縁層12が形成された面上を覆う層間絶縁層19と、上記不純物拡散層14の直上に層間絶縁膜19を貫通する孔部20とが設けられている。そして、相変化記録層15の一部は、この孔部20に埋め込み形成されると共に、上記不純物拡散層14と接触している。
相変化記録層15は、相変化材料からなり、このような相変化記録層15を形成する相変化材料としては、2以上の相状態を取り、且つ、相状態によって電気抵抗が異なる材料であれば特に制限されるものではなく、例えば、カルコゲナイド材料を用いることができる。カルコゲナイド材料とは、ゲルマニウム(Ge)、アンチモン(Sb)、テルル(Te)、インジウム(In)、セレン(Se)等の元素を少なくとも一つ以上含む合金を指す。一例として、GaSb、InSb、InSe、SbTe、GeTe等の2元系元素、GeSbTe、InSbTe、GaSeTe(GST)、SnSbTe、InSbGe等の3元系元素、AgInSbTe、(GeSn)SbTe、GeSb(SeTe)、Te81Ge15Sb等の4元系元素が挙げられる。
カルコゲナイド材料を含む相変化材料は、アモルファス相(非晶質相)及び結晶相の何れかの相状態をとることができ、アモルファス相では相対的に高抵抗状態、結晶相では相対的に低抵抗状態となる。
図4は、カルコゲナイド材料を含む相変化材料の相状態を制御する方法を説明するためのグラフである。
カルコゲナイド材料を含む相変化材料をアモルファス状態とするためには、図4の曲線aに示すように、融点Tm以上の温度に一旦加熱した後、冷却すればよい。一方、カルコゲナイド材料を含む相変化材料を結晶状態とするためには、図4の曲線bに示すように、結晶化温度Tx以上、融点Tm未満の温度に一旦加熱した後、冷却すればよい。加熱は、通電によって行うことができる。加熱時の温度は通電量、すなわち、単位時間当たりの電流量や通電時間によって制御することができる。
上部電極16は、下部電極11と対をなす電極である。上部電極16の材料としては、通電により生じた熱が逃げにくいよう、熱伝導性の比較的低い材料を用いることが好ましい。具体的には、メタル窒化物や、TiAlN、TiSiN、TiCN等の材料を用いることができる。また、不揮発性メモリ素子10には、上記上部電極16が形成された面上を覆う層間絶縁層21と、上部電極16の直上に層間絶縁膜21を貫通する孔部22とが設けられている。そして、上記上部電極16は、この孔部22に埋め込まれたコンタクトプラグ23を介してビット線Bjに接続されている。
ところで、この不揮発性メモリ素子10は、不純物拡散層14に電界を印加するための電界印加手段として、不純物拡散層14が埋め込まれた孔部13の側面に配置されたサイドゲート電極24と、このサイドゲート電極24と不純物拡散層14との間に配置されたサイドゲート絶縁膜25とを備えている。
サイドゲート電極24は、孔部13の全周に亘って設けられると共に、孔部13の深さ方向に延在して設けられている。また、サイドゲート電極24は、メモリセルアレイ内において、孔部13に埋め込まれた不純物拡散層(ヒータプラグ)14を除く層間絶縁膜17上を一様に覆うように形成された電極(ベタ電極)24aと連続して設けられている。サイドゲート電極24の材料としては、タングステン(W)、チタン(Ti)、窒化チタン(TiN)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、リン(P)などの不純物を添加したポリシリコンなどを用いることができる。
また、不揮発性メモリ素子10の端部には、層間絶縁膜21を貫通する孔部26と、この孔部26に埋め込まれたコンタクトプラグ27とが設けられている。そして、このコンタクトプラグ27は、不揮発性メモリ素子10の端部においてベタ電極24aと接続されている。また、コンタクトプラグ27上には、サイドゲート制御端子28が設けられている。
サイドゲート絶縁膜25は、サイドゲート電極24と不純物拡散層14との間を絶縁するためのものであり、例えばシリコン窒化膜などを用いて形成されている。また、サイドゲート絶縁膜25は、サイドゲート電極24と不純物拡散層14との間、及び、サイドゲート電極24と層間絶縁膜17との間に挟み込まれた状態で設けられている。
この不揮発性メモリ素子10において、不純物拡散層(ヒータプラグ)14がN型半導体からなる場合には、図3(b)に示すように、サイドゲート制御端子28からサイドゲート電極24に負電圧を印加すると、サイドゲート絶縁膜25を介して電界が不純物拡散層14に印加されることによって、不純物拡散層14の一部が空乏層化する。具体的には、孔部13の側面から孔部13の内側に向かって空乏層14aが伸びることによって、この孔部13に埋め込まれた不純物拡散層14の実効的な径φが孔部13の径よりも小さくなる。そして、この状態で下部電極11と上部電極16との間に電流Iresetを流すことによって、相変化記録層15に相変化を生じさせる加熱スポットの実効的な径を孔部13の径よりも小さくすることができる。すなわち、上記サイドゲート電極24には、不純物拡散層14中に適切な大きさの空乏層14aが形成されるように電圧を印加すればよく、この不純物拡散層14の実効的な径φを制御することによって、相変化記録層15に相変化を生じさせる加熱スポットの実効的な径を自由に設定することが可能である。なお、不純物拡散層(ヒータプラグ)14がP型半導体からなる場合には、サイドゲート制御端子28からサイドゲート電極24に正電圧を印加することによって、不純物拡散層14を空乏層化し、この不純物拡散層14の実効的な径φを制御することが可能である。
したがって、この不揮発性メモリ素子10によれば、上述したプロセス限界に依存せずに相変化記録層15に対する加熱スポットを縮小し、これによって電流パスを集中させることで、Iresetの低減を図ることが可能である。また、不純物拡散層14は、従来の熱伝導率が高い金属からなるヒートプラグよりも熱伝導率の低い材料からなるため、ヒートシンク効果を小さくして、より小さなIresetで相変化記録層15に対する加熱(相変化)を効率良く行うことが可能である。したがって、この不揮発性メモリ素子10によれば、PRAMの高集積化(大容量化)と共に、省電力化を図ることが可能である。
以上のような構成を有するPRAMは、ロウデコーダ101によってワード線W1〜Wnの何れか一つを活性化し、この状態でビット線B1〜Bmの少なくとも1本に電流を流すことによって、データの書き込み及び読み出しを行うことができる。すなわち、それぞれ対応するワード線W1〜Wnが活性化しているメモリセルMCでは、トランジスタ103がオンするため、それぞれ対応するビット線B1〜Bmは、不揮発性メモリ素子10を介してグランド109に接続された状態となる。したがって、この状態で所定のカラムデコーダ102により選択したビット線B1〜Bmに書き込み電流を流せば、不揮発性メモリ素子10に含まれる相変化記録層15を相変化させることができる。
具体的には、所定量の電流を流すことによって、相変化記録層15を構成する相変化材料を図4の曲線aに示したように、融点Tm以上の温度に加熱した後、電流を急速に遮断することによって急冷すれば、アモルファス相となる。一方、上記所定量よりも少ない電流を流すことによって、相変化記録層15を構成する相変化材料を図4の曲線bに示したように、結晶化温度Tx以上、融点Tm未満の温度に加熱した後、電流を徐々に減少させて徐冷すれば、結晶成長が促進するため結晶相となる。
データの読み出しを行う場合も、ロウデコーダ101によってワード線W1〜Wnの何れか一つを活性化し、この状態で、ビット線B1〜Bmの少なくとも1本に上記相変化記録層15の相状態が変化を起こさない程度の大きさの読み出し電流を流せばよい。相変化記録層15がアモルファス相となっているメモリセルMCについては抵抗値が高くなり、相変化記録層15が結晶相となっているメモリセルMCについては抵抗値が低くなることから、流れる電流の大きさをセンスアンプ(図示せず。)によって検出すれば、相変化記録層15の相伏態を把握することができる。
相変化記録層15の相状態は、記憶させる論理値に対応させることができる。例えば、アモルファス相の状態を「0」、結晶相の状態を「1」と定義すれば、1つのメモリセルMCによって1ビットのデータを保持することが可能となる。また、アモルファス相から結晶相に相変化させる際、相変化記録層15を結晶化温度Tx以上、融点Tm未満の温度に保持する時間を調節することによって、結晶化割合を多段階又はリニアに制御することも可能である。このような方法により、アモルファス相と結晶相との混合割合を多段階に制御すれば、相変化記録層15の抵抗値を段階的に変化させることができるので、1つのメモリセルMCに2ビット以上のデータを記憶させることが可能となる。さらに、アモルファス相と結晶相との混合割合をリニアに制御すれば、アナログ値を記憶させることも可能となる。
図5は、PRAMにおいて、各メモリセルMCを規則的に配置して形成したメモリセルアレイの構成を示す平面図であり、図6(a)は、図5中に示すメモリセルアレイの中央部Xにおける不揮発性メモリ素子部の断面図、図6(b)は、その端部Yにおける不揮発性メモリ素子部の断面図である。
上記PRAMでは、図5及び図6(a),(b)に示すように、各不揮発性メモリ素子10のサイドゲート電極24が共通のベタ電極を形成しており、このベタ電極の端部がコンタクトプラグ27を介して共通のサイドゲート制御端子28と接続されている。したがって、このPRAMでは、上述したデータの書き込み及び読み出しを行う際に、共通のサイドゲート制御端子28から各不揮発性メモリ素子10のサイドゲート電極24へと電圧が印加されることになる。
次に、上記不揮発性メモリ素子10を有したPRAMの製造方法について説明する。
なお、以下の各製造工程を示す図7〜図24において、(a)は、図5中に示すメモリセルアレイの中央部おける断面図、(b)は、図5中に示すメモリセルアレイの端部における断面図を示すものとする。
上記不揮発性メモリ素子10を有したPRAMを製造する際は、先ず、図7に示すように、上記PRAMの各メモリセルMCを構成する2つのトランジスタ103が複数形成された半導体基板を用意する。なお、トランジスタ103は通常の半導体製造プロセスを用いてMIS型FETを形成したものであり、その製造方法については説明を省略するものとする。そして、この半導体基板の面上を覆う上記層間絶縁層17を形成する。また、リソグラフィ技術を用いて上記コンタクトプラグ110の直上に層間絶縁層17を貫通する上記孔部18を形成した後、この孔部18に上記下部電極11を埋め込み形成する。
次に、図8に示すように、この層間絶縁層17の面上を覆う絶縁膜51と、この絶縁膜51が形成された面上を覆う導電膜52とを順次積層して形成する。このうち、絶縁膜51は、導電膜52と下部電極11とが直接接触するのを防止し、後の工程で導電膜52の一部を除去する際の加工を容易にするためのものである。なお、本例では、絶縁膜51として、厚み約20nmのシリコン酸化膜を形成し、導電膜52として、膜厚約10nmのタングステン膜を形成した。
次に、図9に示すように、導電膜52上に上記層間絶縁層12を形成した後、リソグラフィ技術を用いて上記下部電極11の直上に層間絶縁層12を貫通する上記孔部13を形成する。なお、本例では、層間絶縁層12として、厚み約100nmのシリコン酸化膜を形成した。また、上記孔部13の直径を約190nmとした。
次に、図10に示すように、層間絶縁層12の面上を覆う導電膜53を形成することによって、この導電膜53が孔部13の内面を覆う状態となる。導電膜53は、最終的に上記サイドゲート電極24となるものであり、上記導電膜52と同じ材料を用いることができる。なお、本例では、導電膜53として、膜厚約10nmのタングステン膜を形成した。
次に、図11に示すように、導電膜53をエッチバックし、層間絶縁層12の面上及び孔部13の底面に堆積した導電膜52,53及び絶縁膜51を除去する。これにより、上記サイドゲート電極24が形成される。
次に、図12に示すように、この面上を覆う絶縁膜54を形成することによって、この絶縁膜54が孔部13の内面を覆う状態となる。絶縁膜54は、最終的に上記サイドゲート絶縁膜25となるものである。なお、本例では、絶縁膜54として、膜厚約10nmのシリコン窒化膜を形成した。
次に、図13に示すように、絶縁膜54をエッチバックし、層間絶縁層12の面上及び孔部13の底面に堆積した絶縁膜54を除去する。これにより、上記サイドゲート絶縁膜25が形成される。
次に、図14に示すように、この面上を覆う不純物拡散層14を形成することによって、この不純物拡散層14が孔部13内に埋め込まれた状態となる。なお、本例では、不純物拡散層14として、厚み約150nmのリンを添加したN型半導体膜をエピタキシャル成長法を用いて形成した。一方、不純物拡散層14をP型半導体で形成する場合には、不純物としてリンの代わりにホウ素(ボロン)を添加すればよい。
次に、図15に示すように、この不純物拡散層14が形成された面を化学的機械研磨(CMP:Chemical Mechanical Polishing)により研磨しながら平坦化を行う。これにより、不純物拡散層14が孔部13にのみ埋め込まれた状態となる。
次に、図16に示すように、この平坦化された面上を覆う上記層間絶縁膜19を形成する。なお、本例では、層間絶縁膜19として、厚み約20nmのシリコン酸化膜を成膜した。
次に、図17に示すように、不純物拡散層14の直上に層間絶縁膜19を貫通する上記孔部20を形成する。なお、本例では、上記孔部20の直径を約100nmとした。
次に、図18に示すように、この上に上記相変化記録層15と上記上部電極16とを順次積層した後に、相変化記録層15及び上部電極16のパターニングを行い、メモリセルアレイの端部において相変化記録層15及び上部電極16を除去する。なお、本例では、上記相変化記録層15として、厚み約100nmのGeTeSb(GST)膜を形成し、上記上部電極16として、厚み約50nmの窒化チタン(TiN)膜を形成した。
次に、図19に示すように、この上部電極16が形成された面上を覆う層間絶縁層21を形成する。なお、本例では、層間絶縁層21として、厚み約200nmのシリコン酸化膜を成膜した。
次に、図20に示すように、この層間絶縁層21が形成された面を化学的機械研磨(CMP:Chemical Mechanical Polishing)により研磨しながら平坦化を行う。
次に、図21に示すように、上部電極16の直上に層間絶縁膜21を貫通する上記孔部22と、メモリセルアレイの端部に層間絶縁膜21を貫通する上記孔部26とを形成する。
次に、図22に示すように、層間絶縁膜21の面上を覆う導電膜55を形成することによって、この導電膜55が孔部22,26内に埋め込まれた状態となる。なお、本例では、導電膜55としてタングステン膜を形成し、先に形成された孔部22,26の内部に充填されるのに十分な膜厚となるよう成膜を行った。
次に、図23に示すように、この導電膜55が形成された面を化学的機械研磨(CMP:Chemical Mechanical Polishing)により研磨しながら平坦化を行う。これにより、孔部22に埋め込まれたコンタクトプラグ23と、孔部26に埋め込まれたコンタクトプラグ27とが形成される。
次に、図24に示すように、この平坦化された面上を覆う導電膜56を形成する。この導電膜56は、最終的に上記ビット線Bj及び上記サイドゲート制御端子28となるものである。なお、本例では、導電膜56として、厚み約50nmの窒化チタン膜を成膜し、この上に更に厚み約250nmの銅入りアルミニウム(AlCu)膜を積層して形成した。
その後、導電膜56を上記ビット線Bj及び上記サイドゲート制御端子28に対応したパターニングすることによって、上述した図6に示すような不揮発性メモリ素子10を製造することができる。また、PRAMのメモリセルアレイ以外の領域、すなわちセンスアンプやデコーダ、その他記憶データの入出力制御回路等については、通常の半導体製造プロセスを用いて、MIS型FET等を形成し、所望の動作を起こすような回路を形成すればよい。そして、これらの回路と上記メモリセルアレイと組合せることによって、PRAMが完成する。
なお、本発明は、上記実施形態のものに必ずしも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。なお、以下の説明では、上記不揮発性メモリ素子10と同等の部位については、説明を省略すると共に、図面において同じ符号を付すものとする。
例えば、図25は、メモリセルアレイの別の構成を示す平面図である。また、図26(a)は、図25中に示すメモリセルアレイの中央部Xにおける不揮発性メモリ素子部の断面図、図6(b)は、その端部Yにおける不揮発性メモリ素子部の断面図である。また、図27(a)は、図25中に示す不揮発性メモリ素子部のワード線が非選択のときの状態を示す断面図、図27(b)は、ワード線が選択されたときの状態を示す断面図である。
このメモリセルアレイは、図25及び図26(a),(b)に示すように、各不揮発性メモリ素子10のサイドゲート電極24がそれぞれ対応するワード線W1〜Wnとしても機能するように形成されており、各不揮発性メモリ素子10のサイドゲート電極24の間はワード線W1〜Wn毎に絶縁されている。そして、各ワード線W1〜Wnの端部には、コンタクトプラグ27を介してサイドゲート制御端子28が接続されている。また、このPRAMは、各不揮発性メモリ素子10の下部電極11が共通のベタ電極(GND)を形成しており、上記実施形態のグランド配線109に相当する。また、この下部電極11は、図示を省略する半導体基板上に形成した層間絶縁膜を介して設けられている。それ以外は上記不揮発性メモリ素子10と同様の構成である。
以上のような構造を有するPRAMでは、図27(a)に示すように、非選択のワード線に接続されている不揮発性メモリ素子10においては、サイドゲート電極24、すなわち非選択ワード線に電圧VSGが印加される。このとき、サイドゲート電極24に印加される電圧VSGは、不純物拡散層14を完全に空乏層化させる電圧VSG1とする(VSG=VSG1)。これにより、不純物拡散層14に流れる電流を遮断する。なお、印加する電圧VSGの正負については、上記実施形態において説明したように、不純物拡散層14の導電型に応じて設定すればよい。
一方、選択されたワード線に接続されている不揮発性メモリ素子10に対しては、図27(b)に示すように、サイドゲート電極24、すなわち選択ワード線に印加される電圧VSG2を、上記電圧VSG1よりも小さくする(VSG=|VSG2|<|VSG1|)。これにより、不純物拡散層14の一部を空乏層化し(空乏層14a)、この不純物拡散層14の実効的な径を小さくすると共に電流を流すことが可能となる。
このPRAMでは、上述したように、ワード線W1〜Wnを介して不揮発性メモリ素子10のサイドゲート電極24に印加される電圧を制御することができる。これにより、相変化記録層15に対する発熱領域(加熱スポット)を縮小し、これによって電流パスを集中させることができるだけでなく、不揮発性メモリ素子自体が電流を完全に遮断するスイッチング機能も有している。したがって、上記実施形態に示す不揮発性メモリ素子10の下層に設けられたトランジスタ103が不要な構成とすることができる。このため、メモリセルの集積度を容易に上げることが可能である。
なお、上記サイドゲート電極24は、上述した孔部13の深さ方向に延在して設けられた構成に必ずしも限定されるものではない。例えば、図28(a),(b)に示すサイドゲート電極24は、孔部13の側面においてはその厚みに応じた分だけ配置されている。すなわち、本発明では、少なくとも不純物拡散層14(ヒータプラグ)と相変化記録層15との界面において不純物拡散層14の実効的な径が小さくなればよく、上記サイドゲート電極24が孔部13の深さ方向に延在した構成に必ずしも限定されるものではない。なお、図28(b)は、図28(a)中に示すZ−Z’部における断面図である。また、上記サイドゲート電極24は、上述した孔部13の全周に亘って設けられた構成に限らず、例えば図29に示すように、孔部13の側面の一部にのみ設けられた構成とすることもできる。
また、上述したサイドゲート電極24が孔部13の深さ方向に延在する場合でも、隣接するメモリセルMCのサイドゲート電極24の間は、孔部13の深さ方向に延在するサイドゲート電極14の上部において接続された構成とすることができる。この構成とする場合は、層間絶縁層12、サイドゲート電極24となる導電膜、及びサイドゲート絶縁膜25の3層からなる積層膜をこの順に形成した後に、この積層膜を貫通するように孔部13を形成し、その後にサイドゲート電極24となる導電膜を再び成膜し、孔部13の側面にサイドゲート電極24が残るようにエッチバックを行えばよい。その後にサイドゲート絶縁膜25を再び成膜して、孔部13の側面にのみ残すようにエッチバックを行ってから、不純物拡散層14の埋め込みを行えばよい。
また、上記相変化記録層15は、上述した孔部20に一部が埋め込まれた構成に限らず、例えば図30に示すように、層間絶縁層19と面一となる不純物拡散層14と接触した構成としてもよい。また、上記相変化記録層15は、例えば図31に示すように、層間絶縁層12の孔部13に一部が埋め込まれて、この孔部13の内部で不純物拡散層14と接触する構成としてもよい。
また、上記不揮発性メモリ素子10では、図32(a),(b)に示すように、孔部13を通常通りにフォトリソグラフィ技術を用いて開口した後に、孔部13の寸法を物理的に縮小してから不純物拡散層14を形成することも可能である。具体的に、図32(a)に示すように、上記サイドゲート電極24となる導電膜53の膜厚を上記サイドゲート電極24aとなる導電膜52よりも厚く形成することによって、不純物拡散層14の直径寸法を縮小化することができる。また、図32(b)に示すように、上述した図9に示す製造工程で孔部13を形成した後に、シリコン窒化膜等からなるサイドウォールSWを形成し、引き続き図10以降に示す工程を経ることによって、不純物拡散層14の直径寸法を縮小化することができる。孔部13の開口寸法は、フォトレジスト膜の露光時における解像度以下にするのは困難であることから、上述した図32(a)、(b)のような方法を用いることによって、メモリセルに適した寸法まで縮小化した不純物拡散層(ヒータプラグ)14を容易に得ることが可能である。
(半導体装置)
本発明を適用した半導体装置は、下部電極上に形成された層間絶縁膜と、層間絶縁膜を貫通する孔部に埋め込まれた不純物拡散層と、層間絶縁膜上に形成された上部電極と、不純物拡散層に電界を印加する電界印加手段とを備え、電界印加手段が不純物拡散層に電界を印加し、不純物拡散層の少なくとも一部又は全てを空乏層化させることによって、下部電極と前記上部電極との間に電流を流したときに、不純物拡散層に流れる電流の実効値を変化させることを特徴とする。
この半導体装置では、電界印加手段が不純物拡散層に電界を印加し、不純物拡散層の少なくとも一部又は全てを空乏層化させることによって、下部電極と上部電極との間に電流を流したときに、孔部に埋め込まれた不純物拡散層の実効的な径を変化させながら、この不純物拡散層に流れる電流の実効値(換言すると、不純物拡散層内に形成される電流経路の断面積)を自由に制御することが可能である。なお、この半導体装置では、不純物拡散層の全てを空乏層化させることによって、不純物拡散層に流れる電流を遮断することも可能である。
この半導体装置は、上述した相変化型不揮発性メモリに適用したものに限らず、幅広く適用することができる。例えば、上記相変化型不揮発性メモリ10の相変化記録層15の代わりに、上記不純物拡散層14と上記上部電極16との間に抵抗変化層を配置することによって、抵抗変化型の不揮発性メモリ(RRAM:Resistance Random Access Memory)を構成することが可能である。
具体的に、抵抗変化層には、上記下部電極11と上記上部電極16との間で電流を流すことによって抵抗が変化し、電流を流した後もその変化した抵抗値が保持される材料が用いられる。このような材料の具体例としては、Pr0.7Ca0.3MnO3(PCMO)や、Nbを添加したSrTiO(Nb:STO)等のペロブスカイト型金属酸化物、又はTiOやNiO等の2元系金属酸化物などを挙げることができる。
この構成の場合、上記下部電極11と上記上部電極16との間で抵抗変化層の抵抗値が変化するまで電流を流すことによって、電流を流した後も抵抗変化層の変化した抵抗値が保持されることから、この抵抗変化層の抵抗変化を利用してデータを記憶することが可能である。
そして、このRRAMの場合も、上記PRAMの場合と同様に、サイドゲート電極24に印加される電圧を制御しながら、サイドゲート絶縁膜25を介して不純物拡散層14に電界を印加することで、孔部13に埋め込まれた不純物拡散層14の実効的な径を変化させながら、この不純物拡散層14に流れる電流の実効値を自由に制御することが可能である。
したがって、この場合も、不純物拡散層14の実効的な径φを制御することによって、抵抗変化層に抵抗変化を生じさせる実効的な径を自由に設定することが可能である。これにより、RRAMの高集積化(大容量化)と共に、省電力化を図ることが可能である。特に、本発明では、上述した図25及び図26に示したように、半導体基板に設けたトランジスタを使用せずに各メモリセルにスイッチング機能を持たせることも可能であることから、上述したRRAMに適用した場合にも集積度を容易にあげることが可能である。
また、本発明では、上記相変化型不揮発性メモリ10の相変化記録層15の代わりに、上記不純物拡散層14と上記上部電極16との間に絶縁薄膜を配置することによって、1回のみ書き込み可能なOTP(One Time Programmable)型の不揮発性メモリを構成することが可能である。
具体的に、OTP型の不揮発性メモリでは、上記不純物拡散層14と上記上部電極16との間が絶縁薄膜により絶縁された状態から、上記下部電極11と上記上部電極16との間で絶縁薄膜を破壊する電流を流すことによって、上記不純物拡散層14と上記上部電極16の間が導通状態となる。そして、この絶縁薄膜の破壊(ブレークダウンという。)によりデータを1回のみ書き込むことが可能となっている。また、この絶縁薄膜には、適切な膜厚に制御されたシリコン酸化膜等を用いることができる。
そして、このOTP型の不揮発性メモリの場合も、上記PRAMの場合と同様に、サイドゲート電極24に印加される電圧を制御しながら、サイドゲート絶縁膜25を介して不純物拡散層14に電界を印加することで、孔部13に埋め込まれた不純物拡散層14の実効的な径を変化させながら、この不純物拡散層14に流れる電流の実効値を自由に制御することが可能である。
したがって、この場合も、不純物拡散層14の実効的な径φを制御することによって、絶縁薄膜の破壊を生じさせる実効的な径を自由に設定することが可能である。これにより、OTP型不揮発性メモリの高集積化(大容量化)と共に、省電力化を図ることが可能である。特に、本発明では、上述した図25及び図26に示したように、半導体基板に設けたトランジスタを使用せずに各メモリセルにスイッチング機能を持たせることも可能であることから、上述したOTP型の不揮発性メモリに適用した場合にも集積度を容易にあげることが可能である。
図1は、n行×m列のマトリクス構造を有するPRAMの一例を示す回路図である。 図2は、図1に示すメモリセルを構成するトランジスタの一例を示す断面図である。 図3は、図1に示すメモリセルを構成する不揮発性メモリ素子の一例を示し、(a)は不純物拡散層に電界を印加する前の状態を示す断面図、(b)は不純物拡散層に電界を印加した状態を示す断面図である。 図4は、カルコゲナイド材料を含む相変化材料の相状態を制御する方法を説明するためのグラフである。 図5は、メモリセルアレイの構成を示す平面図である。 図6(a)は、図5中に示すメモリセルアレイの中央部Xにおける不揮発性メモリ素子部の断面図、図6(b)は、その端部Yにおける不揮発性メモリ素子部の断面図である。 図7は、PRAMの製造工程を順に示す図であり、(a)は中央部Xにおける断面図、(b)は端部Yにおける断面図である。 図8は、PRAMの製造工程を順に示す図であり、(a)は中央部Xにおける断面図、(b)は端部Yにおける断面図である。 図9は、PRAMの製造工程を順に示す図であり、(a)は中央部Xにおける断面図、(b)は端部Yにおける断面図である。 図10は、PRAMの製造工程を順に示す図であり、(a)は中央部Xにおける断面図、(b)は端部Yにおける断面図である。 図11は、PRAMの製造工程を順に示す図であり、(a)は中央部Xにおける断面図、(b)は端部Yにおける断面図である。 図12は、PRAMの製造工程を順に示す図であり、(a)は中央部Xにおける断面図、(b)は端部Yにおける断面図である。 図13は、PRAMの製造工程を順に示す図であり、(a)は中央部Xにおける断面図、(b)は端部Yにおける断面図である。 図14は、PRAMの製造工程を順に示す図であり、(a)は中央部Xにおける断面図、(b)は端部Yにおける断面図である。 図15は、PRAMの製造工程を順に示す図であり、(a)は中央部Xにおける断面図、(b)は端部Yにおける断面図である。 図16は、PRAMの製造工程を順に示す図であり、(a)は中央部Xにおける断面図、(b)は端部Yにおける断面図である。 図17は、PRAMの製造工程を順に示す図であり、(a)は中央部Xにおける断面図、(b)は端部Yにおける断面図である。 図18は、PRAMの製造工程を順に示す図であり、(a)は中央部Xにおける断面図、(b)は端部Yにおける断面図である。 図19は、PRAMの製造工程を順に示す図であり、(a)は中央部Xにおける断面図、(b)は端部Yにおける断面図である。 図20は、PRAMの製造工程を順に示す図であり、(a)は中央部Xにおける断面図、(b)は端部Yにおける断面図である。 図21は、PRAMの製造工程を順に示す図であり、(a)は中央部Xにおける断面図、(b)は端部Yにおける断面図である。 図22は、PRAMの製造工程を順に示す図であり、(a)は中央部Xにおける断面図、(b)は端部Yにおける断面図である。 図23は、PRAMの製造工程を順に示す図であり、(a)は中央部Xにおける断面図、(b)は端部Yにおける断面図である。 図24は、PRAMの製造工程を順に示す図であり、(a)は中央部Xにおける断面図、(b)は端部Yにおける断面図である。 図25は、メモリセルアレイの別の構成を示す平面図である。 図26(a)は、図25中に示すメモリセルアレイの中央部Xにおける不揮発性メモリ素子部の断面図、図26(b)は、その端部Yにおける不揮発性メモリ素子部の断面図である。 図27(a)は、図25中に示す不揮発性メモリ素子部において、ワード線が非選択のとき、図27(b)は、ワード線が選択されたときの状態を示す断面図である。 図28は、不揮発性メモリ素子の変形例を示し、(a)はその平面図、(b)はその断面図である。 図29は、不揮発性メモリ素子の変形例を示す平面図である。 図30は、不揮発性メモリ素子の変形例を示す断面図である。 図31は、不揮発性メモリ素子の変形例を示す断面図である。 図32は、不揮発性メモリ素子の変形例を示す断面図である。 図33は、従来のPRAMの構成を示す断面図である。 図34は、従来のPRAMの別の構成を示す断面図である。
符号の説明
10…不揮発性メモリ素子 11…下部電極 12…層間絶縁層 13…孔部 14…不純物拡散層 14a…空乏層 15…相変化記録層 16…上部電極 24…サイドゲート電極 25…サイドゲート絶縁膜 103…トランジスタ 109…グランド W1〜Wn…ワード線 B1〜Bm…ビット線 MC…メモリセル

Claims (8)

  1. 下部電極と、
    前記下部電極上に形成された層間絶縁層と、
    前記層間絶縁層を貫通する孔部に埋め込まれた不純物拡散層と、
    前記層間絶縁層上に形成された相変化記録層と、
    前記相変化記録層上に形成された上部電極と、
    前記不純物拡散層に電界を印加する電界印加手段とを備え、
    前記電界印加手段が前記不純物拡散層に電界を印加し、前記不純物拡散層の少なくとも一部を空乏層化させることによって、前記孔部に埋め込まれた不純物拡散層の実効的な径を前記孔部の径よりも小さくし、この状態で前記下部電極と前記上部電極との間に電流を流すことによって、前記相変化記録層に相変化を生じさせる加熱スポットの実効的な径を前記孔部の径よりも小さくし、
    前記電界印加手段は、前記不純物拡散層が埋め込まれた孔部の側面に配置されたサイドゲート電極と、このサイドゲート電極と前記不純物拡散層との間に配置されたサイドゲート絶縁膜とを有し、
    前記サイドゲート電極は、前記孔部の少なくとも一部の側面又は全周に亘って設けられていることを特徴とする相変化型不揮発性メモリ。
  2. 前記サイドゲート電極は、前記孔部の深さ方向に延在して設けられていること特徴とする請求項に記載の相変化型不揮発性メモリ。
  3. 前記層間絶縁層と前記相変化記録層との間に層間絶縁膜が設けられ、この層間絶縁膜の前記不純物拡散層が埋め込まれた孔部の直上には、前記相変化記録層の一部が埋め込まれた孔部が設けられ、且つ、この孔部の径が前記不純物拡散層が埋め込まれた孔部の径よりも小さいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の相変化型不揮発性メモリ。
  4. 前記不純物拡散層が埋め込まれた孔部には、前記相変化記録層の一部が埋め込まれていることを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の相変化型不揮発性メモリ。
  5. 前記不純物拡散層が埋め込まれた孔部の側面にサイドウォール膜が設けられていることを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の相変化型不揮発性メモリ。
  6. 下部電極と、
    前記下部電極上に形成された層間絶縁膜と、
    前記層間絶縁膜を貫通する孔部に埋め込まれた不純物拡散層と、
    前記層間絶縁膜上に形成された上部電極と、
    前記不純物拡散層に電界を印加する電界印加手段とを備え、
    前記電界印加手段が前記不純物拡散層に電界を印加し、前記不純物拡散層の少なくとも一部又は全てを空乏層化させることによって、前記下部電極と前記上部電極との間に電流を流したときに、前記不純物拡散層に流れる電流の実効値を変化させ、
    前記電界印加手段は、前記不純物拡散層が埋め込まれた孔部の側面に配置されたサイドゲート電極と、このサイドゲート電極と前記不純物拡散層との間に配置されたサイドゲート絶縁膜とを有し、
    前記サイドゲート電極は、前記孔部の少なくとも一部の側面又は全周に亘って設けられていることを特徴とする半導体装置。
  7. 前記不純物拡散層と前記上部電極との間に挟み込まれた抵抗変化層を備え、
    前記下部電極と前記上部電極との間で前記抵抗変化層の抵抗値が変化するまで電流を流すことによって、当該電流を流した後も前記抵抗変化層の変化した抵抗値が保持されることを特徴とする請求項に記載の半導体装置。
  8. 前記不純物拡散層と前記上部電極との間に挟み込まれた絶縁薄膜を備え、
    前記不純物拡散層と前記上部電極との間が前記絶縁薄膜により絶縁された状態から、前記下部電極と前記上部電極との間で前記絶縁薄膜を破壊する電流を流すことによって、前記不純物拡散層と前記上部電極の間が導通状態となることを特徴とする請求項に記載の半導体装置。
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