JP2011188591A - 回転角センサのオフセット調整方法 - Google Patents

回転角センサのオフセット調整方法 Download PDF

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【課題】回転角センサの取り付け位置のズレにより適正に対処する。
【解決手段】工場内などの予め定められた走行環境において、モータのトルク脈動の電気角による一周期に相当する所定角Δθerefの範囲内で複数の仮オフセット量Δθetmpを順次設定し、回転角センサからの回転角θmに対応する電気角θeに仮オフセット量Δθetmpを加えた角度を補正用マップに適用して補正用トルクを設定すると共に所定の低車速Vsetで走行するためのモータのトルク指令と補正用トルクとの和による実行用トルク指令でモータを制御し(S110)、こうした車両の定速走行中の回転角センサの仮オフセット量Δθetmpとモータの回転数変動幅Δωとの複数の組み合わせを記憶し(S120)、記憶した複数の組み合わせに基づいてモータの回転数変動幅Δωが最小となる仮オフセット量Δθetmpを調整用オフセット角Δθeとして設定する(S150)。
【選択図】図2

Description

本発明は、回転角センサのオフセット調整方法に関し、詳しくは、バッテリと電力のやりとりが可能で回転軸が車軸に連結されてなる三相交流電動機と、三相交流電動機の回転軸に取り付けられ回転軸の回転角を検出する回転角センサとを備える車両における、回転角センサの取り付け位置のズレによるオフセットを調整するオフセット調整方法に関する。
従来、この種のセンサのオフセット調整に関する技術としては、ハイブリッド自動車や電気自動車に直流電源と共に搭載されるモータジェネレータのロータの回転位置を検出する回転位置センサに関し、モータジェネレータの駆動用インバータを制御するPWM信号を生成するためにモータ電流を三相二相変換する際や電圧操作量を二相三相変換する際に、回転位置センサの検出値を補正して用いるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この技術では、モータジェネレータの出力トルクとトルクリプルの割合が最小になる電流位相角との関係を予め求めてマップに保持しておき、このマップからモータジェネレータのトルク指令値に対応する電流位相角を抽出し、抽出した電流位相角を回転位置センサの検出値に加えた値を回転位置の補正値として用いることにより、モータジェネレータのトルクリプルを低減している。
特開2005−237054号公報
しかしながら、上述の技術では、モータジェネレータの回転軸への回転位置センサの取り付けが基準位置からズレて行なわれている場合、回転位置センサの検出値には取り付け位置のズレによる誤差が含まれるため、マップから抽出した電流位相角で回転位置センサの検出値を補正しても、モータジェネレータのトルクリプルを十分に低減することができない。このため、回転位置センサを工場などでモータジェネレータに取り付ける際に、センサの取り付け位置のズレを機械や治具を用いて調整することも考えられるが、専用の設備や工程が必要となってしまう。
本発明の回転角センサのオフセット調整方法は、回転角センサの取り付け位置のズレにより適正に対処することを主目的とする。
本発明の回転角センサのオフセット調整方法は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の回転角センサのオフセット調整方法は、
バッテリと電力のやりとりが可能で回転軸が車軸に連結されてなる三相交流電動機と、前記三相交流電動機の回転軸に取り付けられ前記回転軸の回転角を検出する回転角センサとを備え、前記三相交流電動機の電気角と前記三相交流電動機の回転に伴うトルク脈動を抑制するためのトルクとの関係として予め定められた補正用マップを用いて得られる補正用トルクを前記三相交流電動機に要求される要求トルクに加えたトルクが出力されて走行するよう前記三相交流電動機を駆動制御する車両における、前記回転角センサの取り付け位置のズレによるオフセットを調整するオフセット調整方法であって、
予め定められた走行環境において、前記トルク脈動の電気角による一周期の範囲内で変更される複数の異なるオフセット角を順次設定し、前記回転角センサにより検出された回転角に対応する電気角に前記設定したオフセット角を加えた角度を前記補正用マップに適用して得られる前記補正用トルクと予め定められた低車速で定速走行するのに必要な前記要求トルクとの和のトルクが出力されて走行するよう前記オフセット角を設定する毎に前記三相交流電動機を駆動制御する定速走行制御を実行し、
前記定速走行制御が実行されたときの前記設定された複数の異なるオフセット角の各々と前記三相交流電動機の回転数の変動幅との複数の組み合わせを記憶し、前記記憶した複数の組み合わせに基づいて前記三相交流電動機の回転数の変動幅が最小となる前記オフセット角を前記回転角センサの取り付け位置のズレによるオフセットを調整するための調整用オフセット角として設定する、
ことを要旨とする。
この本発明の回転角センサのオフセット調整方法では、予め定められた走行環境において、トルク脈動の電気角による一周期の範囲内で変更される複数の異なるオフセット角を順次設定し、回転角センサにより検出された回転角に対応する電気角に設定したオフセット角を加えた角度を補正用マップに適用して得られる補正用トルクと予め定められた低車速で定速走行するのに必要な要求トルクとの和のトルクが出力されて走行するようオフセット角を設定する毎に三相交流電動機を駆動制御する定速走行制御を実行する。そして、定速走行制御が実行されたときの設定された複数の異なるオフセット角の各々と三相交流電動機の回転数の変動幅との複数の組み合わせを記憶し、記憶した複数の組み合わせに基づいて三相交流電動機の回転数の変動幅が最小となるオフセット角を回転角センサの取り付け位置のズレによるオフセットを調整するための調整用オフセット角として設定する。これにより、車両の出荷前などに機械や治具を用いて回転角センサの取り付け位置を調整することなく、回転角センサのオフセットを調整することができる。この結果、回転角センサの取り付け位置のズレにより適正に対処することができる。
本発明の一実施例としての回転角センサのオフセット調整方法を適用する電気自動車20の構成の概略を示す構成図である。 実施例の電子制御ユニット40により実行される調整用オフセット角設定ルーチンの一例を示すフローチャートである。 回転角センサ23の仮オフセット量Δθetmpとモータ22の回転数変動幅Δωとの関係の一例を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての回転角センサのオフセット調整方法を適用する電気自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例の電気自動車20は、図示するように、例えば永久磁石が回転子に埋め込まれた同期発電電動機などの三相交流電動機として構成され、車両の駆動軸として機能する回転軸23が駆動輪30a,30bに接続された車軸31にデファレンシャルギヤ32を介して連結されてなるモータ22と、モータ22を駆動するためのインバータ24と、例えば二次電池として構成されてインバータ24を介してモータ22と電力をやりとりするバッテリ26と、モータ22の回転軸23に取り付けられて回転軸23の回転角を検出する例えばレゾルバにより構成された回転角センサ25からの回転角θmなどモータ22やインバータ24の状態を検出する種々のセンサからの信号,バッテリ26の状態を検出する種々のセンサからの信号,イグニッションスイッチ50からのイグニッション信号,シフトレバーのポジションを検出するシフトポジションセンサ52からのシフトポジション,アクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ54からのアクセル開度,ブレーキペダルの踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ56からのブレーキポジション,車速センサ58からの車速などを入力すると共にインバータ24の図示しないスイッチング素子をスイッチング制御することによりモータ22を駆動制御して車両全体を制御する電子制御ユニット40と、を備える。なお、電子制御ユニット40は、CPU42やROM44,RAM46を有するマイクロプロセッサとして構成されており、回転角センサ25からの回転角θmの所定時間(回転角θmの一周期など)内における変化量に基づいてモータ22の回転数Nmも演算している。
実施例の電気自動車20は、基本的には、電子制御ユニット40によって実行される以下に説明する駆動制御によって走行する。電子制御ユニット40では、まず、アクセルペダルポジションセンサ54からのアクセル開度と車速センサ58からの車速とに応じて走行のために駆動軸としての回転軸23即ちモータ22に要求される要求トルクを設定し、バッテリ26を充放電することができる最大電力としての入出力制限の範囲内で要求トルクを制限してモータ22のトルク指令を設定すると共に、回転角センサ25からの回転軸23の回転角θmをモータ22の回転子の極数を用いて換算したモータ22の電気角θeとトルク指令とに基づいてモータ22の回転に伴って生じるリラクタンストルクなどによるトルク脈動を抑制するための補正用トルクを設定し、設定したトルク指令と補正用トルクとの和のトルクを実行用トルク指令に設定し、モータ22が設定した実行用トルク指令で駆動されるようインバータ24のスイッチング素子をスイッチング制御する。実施例の電気自動車20は、こうした制御により、モータ22の回転に伴うトルク脈動を抑制しながらバッテリ26の入出力制限の範囲内でアクセル開度に応じた要求トルクを駆動軸としての回転軸23に出力して走行する。
モータ22のトルク指令を補正する補正用トルクは、実施例では、トルク指令値毎にモータ22の電気角θeと補正用トルクとの関係を予め実験により求めて補正用マップとしてROM44に記憶しておき、モータ22のトルク指令と電気角θeとが与えられると記憶したマップから対応する補正用トルクを導出して設定するものとした。実施例では、三相交流電動機として構成されたモータ22のトルク脈動は、電気角θeの回転周期の6n(nは正の整数)分の1倍の周期で生じ、補正用マップの補正用トルクは、車両の工場からの出荷前にトルクメータなどを用いて実験により計測されたモータ22のトルク脈動によるトルクを打ち消すように定められ、回転角センサ25がモータ22の回転軸23の基準となる取り付け位置であるゼロ度位置に取り付けられている前提で電気角θeの回転周期に亘って定められるものとした。したがって、回転角センサ25がモータ22の回転軸23のゼロ度位置からズレて取り付けられている場合、回転角センサ25からの回転角θmにはゼロ度位置からのズレが誤差として含まれ、この回転角θmに対応する電気角θeを補正用マップに与えて導出される補正用トルクは、回転角センサ25のゼロ度位置からのズレに応じて位相がズレたトルクとして設定される。
次に、回転角センサ25の回転軸23への取り付け位置のズレによるオフセットを調整する際の動作について説明する。図2は、電子制御ユニット40により実行される調整用オフセット角設定ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、車両の出荷前に例えば工場内の平坦な試験環境などの予め定められた走行環境で実行される。オフセット量設定ルーチンが実行されると、電子制御ユニット40のCPU42は、まず、回転角センサ23からの回転角θmに対応する電気角θeを補正するための仮オフセット量Δθetmpに初期値としての値0を設定し(ステップS100)、この予め定められた走行環境で所定の低車速Vset(例えば、時速0.3kmや時速0.5kmなど)で定速走行するためのトルクとして予め実験により求められたトルクを駆動軸としての回転軸23に要求される要求トルクに設定し、設定した仮オフセット量Δθetmpを用いて要求トルクで車両が所定時間(例えば、1秒や2秒など)走行するようモータ22を駆動する(ステップS110)。モータ22の駆動は、要求トルクとしてのトルク指令と補正用トルクとの和のトルクがモータ22から出力されるようインバータ24のスイッチング素子をスイッチング制御することにより行なわれる。また、補正用トルクは、回転角センサ25からの回転角θmに対応する電気角θeと仮オフセット量Δθetmpとの和の角度を補正用マップに与えることにより導出され設定されたものが用いられる。続いて、こうした所定時間に亘る車両の定速走行中のモータ22の回転数Nmの最大値と最小値との差としての回転数変動幅Δωを仮オフセット量Δθetmpと共にRAM46の所定領域に記憶する(ステップS120)。モータ22の回転数Nmは、回転角センサ23からの回転角θmの所定時間内における変化量に基づいて演算されたものを用いることができる。次に、現在の仮オフセット量Δθetmpを所定量θe1(例えば、数度など)を加えて仮オフセット量Δθetmpを更新して設定し(ステップS130)、設定した仮オフセット量Δθetmpがモータ22のトルク脈動の周期に相当する電気角としての所定角Δθeref以上であるか否かを判定する(ステップS140)。仮オフセット量Δθetmpが所定角Δθeref未満のときには、ステップS110の処理に戻り、車両を所定の低車速Vsetで定速走行させたときの仮オフセット量Δθetmpとモータ22の回転数変動幅Δωとの組み合わせをRAM44の所定領域に記憶して仮オフセット量Δθetmpを更新する処理を繰り返し実行し(ステップS110〜S130)、仮オフセット量Δθetmpが所定角Δθeref以上に至ったときには、RAM44の所定領域に記憶された仮オフセット量Δθetmpとモータ22の回転数変動幅Δωとの組み合わせに基づいて回転数変動幅Δωが最小となる仮オフセット量Δθetmpを調整用オフセット角Δθeに設定し(ステップS150)、調整用オフセット角設定ルーチンを終了する。
図3に、回転角センサ25の仮オフセット量Δθetmpとモータ22の回転数変動幅Δωとの関係の一例を示す。図示するように、仮オフセット量Δθetmpをモータ22のトルク脈動の電気角による一周期に相当する所定角Δθerefの範囲内で変化させ、仮オフセット量Δθetmpと共に記憶した回転数変動幅Δωを曲線で補完すると、回転数変動幅Δωが最小となる仮オフセット量Δθetmpを導出することができる。実施例では、こうして導出した仮オフセット量Δθetmpを調整用オフセット角Δθeとして設定し、車両の駆動制御に用いるものとした。即ち、回転角センサ25からの回転角θmにより得られる電気角θeに調整用オフセット角Δθeを加えたものを補正用マップに与えて導出される補正用トルクをモータ22のトルク指令に加えて実行用トルク指令を設定してモータ22を駆動するものとした。こうしてモータ22の回転数変動幅Δωが最小となる仮オフセット量Δθetmpを調整用オフセット角Δθeに設定するのは、回転数変動幅Δωが最小となる仮オフセット量Δθetmpは、回転角センサ25のゼロ度位置からのズレに相当する角度であり、モータ22のトルク脈動を効果的に抑制することができる角度であることに基づく。
以上説明した実施例の回転角センサのオフセット調整方法を適用する電気自動車20によれば、工場内などの予め定められた走行環境において、モータ22のトルク脈動の電気角による一周期に相当する所定角Δθerefの範囲内で複数の仮オフセット量Δθetmpを順次設定し、回転角センサ25からの回転角θmに対応する電気角θeに仮オフセット量Δθetmpを加えた角度を補正用マップに適用して補正用トルクを設定すると共に所定の低車速Vsetで走行するためのモータ22のトルク指令と補正用トルクとの和による実行用トルク指令でモータ22を制御し、こうした車両の定速走行中の回転角センサ25の仮オフセット量Δθetmpとモータ22の回転数変動幅Δωとの複数の組み合わせを記憶し、記憶した複数の組み合わせに基づいてモータ22の回転数変動幅Δωが最小となる仮オフセット量Δθetmpを調整用オフセット角Δθeとして設定するから、工場などで回転角センサ25のゼロ度位置からのズレを調整するための設備や工程を必要とすることなく、且つ、車両の実際の走行状態においてゼロ度位置からのズレを調整する回転角センサ25のオフセット角を設定するから、回転角センサ25の取り付け位置のズレをより簡易かつ適正に調整することができる。この結果、回転角センサ25の取り付け位置のズレにより適正に対処することができる。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、モータ22が「三相交流電動機」に相当し、モータ22の回転軸23の回転角θmを検出する回転角センサ25が「回転角センサ」に相当し、工場内などの予め定められた走行環境において、モータ22のトルク脈動の電気角による一周期に相当する所定角Δθerefの範囲内で複数の仮オフセット量Δθetmpを順次設定し、回転角センサ25からの回転角θmに対応する電気角θeに仮オフセット量Δθetmpを加えた角度を補正用マップに適用して補正用トルクを設定すると共に所定の低車速Vsetで走行するためのモータ22のトルク指令と補正用トルクとの和による実行用トルク指令でモータ22を制御する図2の調整用オフセット角設定ルーチンのステップS100〜S140の電子制御ユニット40による一連の処理が「予め定められた走行環境において、トルク脈動の電気角による一周期の範囲内で変更される複数の異なるオフセット角を順次設定し、回転角センサにより検出された回転角に対応する電気角に設定したオフセット角を加えた角度を補正用マップに適用して得られる補正用トルクと予め定められた低車速で定速走行するのに必要な要求トルクとの和のトルクが出力されて走行するようオフセット角を設定する毎に三相交流電動機を駆動制御する定速走行制御を実行」することに相当し、車両の定速走行中の回転角センサ25の仮オフセット量Δθetmpとモータ22の回転数変動幅Δωとの複数の組み合わせを記憶し、記憶した複数の組み合わせに基づいてモータ22の回転数変動幅Δωが最小となる仮オフセット量Δθetmpを調整用オフセット角Δθeとして設定する図2の調整用オフセット角設定ルーチンのステップS150の電子制御ユニット40による処理が「定速走行制御が実行されたときの設定された複数の異なるオフセット角の各々と三相交流電動機の回転数の変動幅との複数の組み合わせを記憶し、記憶した複数の組み合わせに基づいて三相交流電動機の回転数の変動幅が最小となるオフセット角を回転角センサの取り付け位置のズレによるオフセットを調整するための調整用オフセット角として設定する」ことに相当する。なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、車両の製造産業などに利用可能である。
20 電気自動車、22 モータ、23 回転軸、24 インバータ、25 回転角センサ、26 バッテリ、30a,30b 駆動輪、31 車軸、32 デファレンシャルギヤ、40 電子制御ユニット、42 CPU、44 ROM、46 RAM、50 イグニッションスイッチ、52 シフトポジションセンサ、54 アクセルペダルポジションセンサ、56 ブレーキペダルポジションセンサ、58 車速センサ。

Claims (1)

  1. バッテリと電力のやりとりが可能で回転軸が車軸に連結されてなる三相交流電動機と、前記三相交流電動機の回転軸に取り付けられ前記回転軸の回転角を検出する回転角センサとを備え、前記三相交流電動機の電気角と前記三相交流電動機の回転に伴うトルク脈動を抑制するためのトルクとの関係として予め定められた補正用マップを用いて得られる補正用トルクを前記三相交流電動機に要求される要求トルクに加えたトルクが出力されて走行するよう前記三相交流電動機を駆動制御する車両における、前記回転角センサの取り付け位置のズレによるオフセットを調整するオフセット調整方法であって、
    予め定められた走行環境において、前記トルク脈動の電気角による一周期の範囲内で変更される複数の異なるオフセット角を順次設定し、前記回転角センサにより検出された回転角に対応する電気角に前記設定したオフセット角を加えた角度を前記補正用マップに適用して得られる前記補正用トルクと予め定められた低車速で定速走行するのに必要な前記要求トルクとの和のトルクが出力されて走行するよう前記オフセット角を設定する毎に前記三相交流電動機を駆動制御する定速走行制御を実行し、
    前記定速走行制御が実行されたときの前記設定された複数の異なるオフセット角の各々と前記三相交流電動機の回転数の変動幅との複数の組み合わせを記憶し、前記記憶した複数の組み合わせに基づいて前記三相交流電動機の回転数の変動幅が最小となる前記オフセット角を前記回転角センサの取り付け位置のズレによるオフセットを調整するための調整用オフセット角として設定する、
    回転角センサのオフセット調整方法。
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