JP2011188579A - 永久磁石同期機 - Google Patents

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Abstract

【課題】希土類磁石を用いた場合において、トルクを減少させることなく高速運転範囲を拡大できる永久磁石同期機の構造を提供する。
【解決手段】2n個(但し、n=自然数)の極を円周状に配置した回転子1と、空隙を介して回転子に対向して配置されて回転磁束を発生する固定子100とを備えた永久磁石同期電動機において、回転子は、その各極を構成する鉄心内に少なくとも1つ以上の希土類を主成分とする永久磁石2を埋設して界磁極を構成する回転子であり、永久磁石の厚みTpが前記回転子のコアの厚みTcに対し、Tp<Tc/3となるように構成すると共に、回転子の、互いに隣接し、かつ、異なる磁極の永久磁石間における鉄心部に、非磁性体で構成される複数のスリットを設けた。
【選択図】図3

Description

本発明は永久磁石同期機に関し、特に、ネオジウム磁石に代表される希土類磁石を利用した永久磁石同期機に関する。
永久磁石同期電動機を高速回転させる場合、回転数に比例してインダクタンスの電圧降下が大きくなるため、入力電圧不足とならない範囲で回転数の上限が制限される。高速回転域の拡大を目的として、以下の特許文献1(特に、その図4)に示されるように、回転子に埋設された永久磁石外側の外周鉄心部および永久磁石内側のバックヨーク部にスリットを設けることで、インダクタンスを低減する技術が既に知られている。
一方、ネオジウム磁石をはじめとする希土類磁石では残留磁束密度が1T以上となり、回転子にスリットを設けることで磁気飽和を招きやすい。また、希土類磁石は、フェライト磁石に対し保持力が数倍と大きいため、磁石を薄肉化することが可能となるが、磁石部分の磁気抵抗は依然大きく、永久磁石外側の外周鉄心部と比較すると、バックヨーク部分に流れる磁束は少ない。このため、以下の特許文献2に示すように、バックヨーク部分にはスリットを施さず、永久磁石外側の外周鉄心部のみにスリットを施すことで、磁束の流れを調整すると共に、インダクタンスを低減する技術が既に知られている。
特開2002-84690号公報 特開2004-336999号公報
しかし、上述した特許文献1に示される構成では、永久磁石の径方向長さが回転子鉄心の半径方向長さよりも大きく、磁気抵抗が極めて大きい。このような肉厚の永久磁石を用いた構成は、フェライト磁石の減磁耐力の向上策と考えられる。なお、当該構成においては、電機子磁束のほとんどが回転子の外周鉄心部を流れるので、外周鉄心部に設けたスリットはインダクタンス低減に寄与するものの、バックヨーク部分に設けたスリットの効果は小さい。一方で、バックヨーク部分にスリットを設けることで、磁性体で構成される磁路が減少するため、磁気飽和が起こり易くなる。これによって、永久磁石の発生磁束が減少し、トルクが減少するといった問題がある。なお、この問題に関し、上記特許文献1では触れられていないが、これは、フェライト磁石を用いた場合、永久磁石の残留磁束密度が0.5T程度であることから、バックヨーク部分に多少のスリットを設けても顕著な磁気飽和は発生しないためと考えられる。
上述したように、永久磁石同期電動機において高速回転域の拡大を図るためには、インダクタンスを低減する方法が有効であるが、しかし、ネオジウム磁石をはじめとする希土類磁石を用いた場合には、インダクタンス低減を目的として回転子にスリットを設けることで、磁気飽和が起こり易くなり、これによって永久磁石の発生磁束の低下、更には、トルクの低下を招いてしまうという課題があった。
そこで、本発明の目的は、上記従来技術における課題に鑑みて達成されたものであり、より具体的には、特に、ネオジウム磁石をはじめとする希土類磁石を用いた場合において、トルクを減少させることなく、その高速運転範囲を拡大することが出来る永久磁石同期機を提供することである。
本発明によれば、上述した目的を達成するため、2n個(但し、n=自然数)の極を円周状に配置した回転子と、空隙を介して前記回転子に対向して配置され、回転磁束を発生する固定子とを備えた永久磁石同期電動機であって、前記回転子は、その各極を構成する鉄心内に少なくとも1つ以上の希土類を主成分とする永久磁石を埋設して界磁極を構成する回転子であり、前記永久磁石の厚みTpが前記回転子のコアの厚みTcに対し、Tp<Tc/3となるように構成すると共に、前記回転子の、互いに隣接し、かつ、異なる磁極の永久磁石間における鉄心部に、非磁性体で構成される複数のスリットを設けた永久磁石同期電動機が提供される。
また、本発明では、前記に記載した永久磁石同期電動機において、前記スリットは、前記互いに隣接し、かつ、磁極の異なる永久磁石間を、直線又は円弧で結ぶ形状とし、かつ、前記スリットの直線部分の長さまたは円弧部分の長さが、前記永久磁石の径方向厚さの最大値よりも大きいことが好ましく、又は、前記希土類を主成分とする永久磁石は、ネオジウム磁石で構成することが好ましい。また、前記永久磁石の磁極中心付近に位置するスリットの幅を、前記永久磁石の磁極端部付近に位置するスリットの幅よりも大きくすることが好ましく、又は、前記永久磁石の磁極中心付近に位置する隣り合うスリットの間の距離を、前記永久磁石の磁極端部付近に位置する隣り合うスリットの間の距離よりも小さくすることが好ましい。更に、前記永久磁石の磁化方向に対して垂直な面のうち、前記スリットで結ばれる側に位置する面の周方向幅であって、磁極1極を構成する少なくとも1つ以上の前記永久磁石の周方向幅の合計値Wpmと、前記直線状または円弧状に伸びるスリットにおいてスリットの伸び方向に対して垂直となる方向の幅の磁極1極あたりの合計値Wslとの比が、0.11<Wsl/Wpm<0.31となるように構成ことが好ましい。
更に、本発明では、前記永久磁石同期電動機は、内転型の永久磁石同期電動機であっても、又は、外転型の永久磁石同期電動機であってもよく、そして、前記永久磁石同期電動機は、スライド駆動機構を介して電動機の回転運動をスライドの昇降運動に変換しつつプレス成形可能に形成されたプレス機械において、回転運動を行う前記電動機として、又は、射出成形機における動力発生部に使用することも可能である。
以上の本発明によれば、特に、ネオジウム磁石をはじめとする希土類磁石を用いた場合において、トルクを減少させることなく、その高速運転範囲を拡大することが可能な永久磁石同期機を提供するという、実用的にも優れた効果を発揮する。
本発明の基礎となる永久磁石同期電動機における磁束の永久磁石同期電動機における磁束の挙動・現象について説明する図である。 上記図1の永久磁石同期電動機における磁束Φと磁石厚みTpとの関係を示す図である。 本発明の実施例1になる永久磁石同期電動機の回転子の径方向断面図。 本発明の実施例1による永久磁石同期電動機の径方向断面における磁束線の模式図。 図1に示す永久磁石幅と回転子バックヨークに設けたスリット幅を説明するための回転子の径方向断面図。 本実施例によるスリット幅と無負荷誘導起電力、トルク、およびインダクタンスの関係図。 本発明の第1の実施例に係る他の永久磁石同期電動機の回転子の径方向断面図。 本発明の第2の実施例による永久磁石同期電動機の回転子の径方向断面図。 本発明の第3の実施例による他の永久磁石同期電動機の回転子の径方向断面図。 本発明の第4の実施例による自己始動型永久磁石同期電動機の回転子の径方向構成図。 本発明の第4の実施例によるスリット幅と無負荷誘導起電力、トルク、およびインダクタンスの関係図。 本発明の第5の実施例による永久磁石同期電動機の回転子の径方向断面図。 本発明の第5の実施例によるスリット幅を説明するためのスリット形状。 本発明の第6の実施例による永久磁石同期電動機の回転子1極分の径方向断面図。 本発明を外転型の永久磁石同期電動機に適用した場合の電動機の径方向の一部拡大断面図である。
以下、本発明の実施例について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。しかしながら、それに先立ち、まず、本発明の基礎となる永久磁石同期電動機における磁束の挙動・現象について、添付の図1を用いて説明する。
即ち、上述した特許文献1に開示される構成において、特に、肉厚の永久磁石に代え、薄肉化したネオジウム磁石をはじめとする希土類磁石を用いた場合には、電機子磁束のほとんどが回転子の鉄心の外周部を流れるので、外周鉄心部に設けたスリットはインダクタンス低減に寄与するものの、バックヨーク部分に設けたスリットの効果は小さくなることについて、以下に説明する。
まず、添付の図1に示すように、4極機において、磁極1極当りを透過する電機子磁束を考える。ここで、永久磁石が発生する磁束の透過方向を一般に「d軸」と呼び、これに対し、電気角で90°(4極機では機械角で45°)進み位置にある軸を「q軸」と呼ぶ。
なお、ここでは、説明の簡単のため、電機子磁束が図のa点からb点に透過する場合を考える。電機子磁束は、経路1及び経路2を経てb点に透過するが、永久磁石の厚みTpが大きくなる程、経路2を透過する磁束が減少する。このことを、以下にて説明する。
まず、経路1の磁気抵抗R1は、次式で表される。
Figure 2011188579
Figure 2011188579
ここで、μFe:鉄の比透磁率、μ0:真空の透磁率、lFe:回転子コアの軸長である。
同様に、経路2の磁気抵抗R2は、次式で表される。ただし、経路2では、コア部分に対して永久磁石部分の磁気抵抗が十分大きいことから、当該コア部分は無視する。また、永久磁石の比透磁率は1とした。
Figure 2011188579
a点からb点に至る起磁力消費をΔFとすると、経路1を透過する磁束Φ1、及び、経路2を透過する磁束Φ2は、それぞれ、次式で表される。
Figure 2011188579
Figure 2011188579
上記の[数4]及び[数5]から明らかなように、Φ1は磁石厚みTpに比例し、他方、Φ2はTpに反比例する。これらの[数4]と[数5]で表されるΦ1とΦ2が交差するときのTpの値は、次式にて表される。
Figure 2011188579
ここで、μFeは、磁気飽和が顕著になる程、減少するが、経路1のコアが磁気飽和状態にある、即ち、磁束密度が1.6T程度であると仮定しても、μFeは400〜800程度であり、依然大きく、上記[数6]の根号内の第2項は無視できる。したがって、[数6]は以下のように近似できる。
Figure 2011188579
したがって、Φ1とΦ2は、添付の図2のように示され、即ち、磁束Φ2はTp>Tc/3の範囲において僅少となることが分かる。
以上の結論として、下記のことが言える。
(i)フェライト磁石を用いた場合には、コアの厚みTcに対して、永久磁石の厚みTpがTc/3よりも大となる構成が多く、この場合には、電機子磁束のほとんどが回転子の外周鉄心部を透過する。そのため、バックヨークに設けたスリットの効果が小さい。
(ii)ネオジム磁石を用いた場合には、コアの厚みTcに対し、永久磁石の厚みTpを小さくできるため、電機子磁束のうちバックヨークを透過する成分が増加し、バックヨークに設けたスリットの効果が高くなる。
そこで、本発明では、上記の発明者による検討の結果に基づき、永久磁石として、ネオジウム磁石をはじめとする希土類磁石を用い、かつ、永久磁石の厚みTpがTc/3より小さく(Tp<Tc/3)、即ち、薄肉化して、バックヨークに設けたスリットの効果を高める。
図3は、本発明の第1の実施例による永久磁石同期電動機の回転子の径方向断面図である。また、図4は、本発明の第1の実施例による永久磁石同期電動機の径方向断面における磁束線の模式図を、図5は、上記図3に示す永久磁石幅と回転子バックヨークに設けたスリット幅を説明するための回転子の径方向断面図を、図6は、本実施例によるスリット幅Wsl/Wpmと無負荷誘導起電力E、トルクM、及び、q軸インダクタンスLの関係を示す。
この図3において、回転子1は積層鋼板によって構成されており、シャフト孔7に挿入される出力軸を介して外部に動力を伝達する。回転子1の内部には、磁石挿入孔3に埋設した永久磁石2が4極となるよう配置されており、かつ、コアの厚みTcに対し、永久磁石の厚みTpがTc/3より小さく(Tp<Tc/3)なっている。永久磁石2の外周鉄心部8には非磁性体で構成されるスリット4が設けられており、これにより、磁束の流れを調整すると共に、インダクタンスを低減する効果がある。これに加え、更に、永久磁石2の内周側バックヨーク9にも非磁性体で構成されるスリット6を設けることで、インダクタンスの更なる低減を図っている。
なお、上記のスリット6は、上記の図3に示すように、磁極間を結ぶ連続的な円弧となるようにしても良く、又は、丸穴や方形穴を連ねることで構成しても良い。また、スリット6にエポキシ等の樹脂を埋め込む構成としても良く、この場合にも、埋め込んだ樹脂は磁気的な特性に影響を与えることなく、むしろ、積層鋼板から構成される回転子の強度を向上することができる。
なお、永久磁石2は希土類を主成分とする焼結磁石であり、上記の図3では、1極当たり一枚の永久磁石で構成しているが、複数枚に分割した永久磁石を軸方向又は周方向に配置してもよい。また、焼結磁石の他に、ボンド磁石で形成することも可能である。また、永久磁石2は径方向の断面形状が長方形となっているが、磁極中央部に厚みをもたせたカマボコ状でもよい。また、1極当たり少なくとも2枚以上の永久磁石を、磁極中央部から磁極端部に向かってV字状に配置する構成でもよく、又は、「ハ」の字状に配置する構成でもよい。
ここで、希土類磁石を用いた永久磁石同期電動機の従来技術では、スリット6を設けることでインダクタンスは低減できるものの、しかしながら、それにより磁路が減少するため、永久磁石の発生磁束が低下し、その結果、トルクまでもが低下してしまうと考えられていた。これに対し、本発明では、コアの厚みTcに対して永久磁石の厚みTpがTc/3より小さく(Tp<Tc/3)なるように設定してスリット6を設けることで、トルクを低下させること無く、インダクタンスの低減が可能となる。
図4は、第1の実施例による永久磁石同期電動機の径方向断面における磁束線の模式図である。固定子100はティース部110を有し、内周側の空隙を介して、永久磁石2で構成される回転子1が回転可能に配置されている。永久磁石2が発生する磁束31は、実線で示すように、回転子を透過するときはd軸とほぼ並行になり、固定子のバックヨークを透過するときは円弧状の軌跡となる。他方、電機子磁束32は、点線で示すように、回転子を透過するときはq軸と並行となり、固定子のバックヨークを透過するときは円弧状の軌跡となる。そして、永久磁石同期電動機を駆動する場合、固定子バックヨーク部101とティース部102において、永久磁石磁束31と電機子磁束32とが重畳するため、当該部分の磁気飽和が顕著となる。このため、電機子電流の増加に伴い、本来は電流に比例するはずのトルク(磁石トルク)が増加し難くなるという問題がある。この問題の解決には、q軸インダクタンスを低減し、電機子磁束32を低減することで、固定子バックヨーク部101とティース部102における磁気飽和を緩和する方法が有効である。
すなわち、上記図3に示すように、コアの厚みTcに対する永久磁石の厚みTpをTc/3より小さく(Tp<Tc/3)なるようにすると共に、スリット6を設けることで、永久磁石磁束の低下をあまり伴うことなく、磁気飽和の緩和を達成することが可能となる。
なお、フェライト磁石を用いた永久磁石同期電動機においては、先述したように永久磁石の残留磁束密度が0.5T程度であることから、永久磁石磁束31と電機子磁束32とが重畳した場合でも、磁気飽和は発生し難い。従って、スリット6を設けても、永久磁石磁束の低下を招くだけとなり、結果としてトルクが低下してしまう。
以上のように、本発明によれば、トルクの低下を招くことなく、インダクタンスを低減でき、高速回転域を拡大できるほか、鉄損の低減が可能となり効率を向上できる。また、インダクタンスの低減により、電気的時定数(∝インダクタンス)が小さくなるので、過渡応答性が良くなる。また、電磁加振力を低減できるため、騒音・振動を低減することができる。また、電機子電流が増加した場合においても、電流とトルクがほぼ線形の関係となるので、制御応答性に優れ、特に、サーボ機械等への適用が容易となる。また、回転子の質量が減少するため、イナーシャが小さくなる。この結果、急加減速への対応が容易となるほか、機械的時定数(∝イナーシャ)が小さくなり、モータを加速させる際のエネルギー投入を抑制することが可能となる。
添付の図5及び図6には、本発明による効果を、より有効に得るための詳細な構成を示す。なお、この図5において、上記図3と同一構成要素には同一符号を付け、その説明の重複は避ける。
図5において、磁極1極当たり4本設けられたスリット6を、それぞれ、一本ずつ6a、6b、6c、6dと定義し、各スリットの伸び方向に対して垂直となる方向の幅を、それぞれ、Wsl1、Wsl2、Wsl3、Wsl4と定義している。また、永久磁石2の磁化方向に対して垂直な面のうち、スリット6で結ばれる側(内周又はバックヨーク側)に位置する面5の周方向幅を、Wpmと定義している。そして、磁極1極当たりにおいて、スリット6a〜6dの幅の合計値がWslで表されるとき、図5の構成に関しては、以下の式が成り立つ。
Figure 2011188579
ここで、Wsl1〜Wsl4の値は同一であってもよいし、異なっていてもよい。また、スリットの本数は4本以下であってもよいし、4本以上であってもよく、Wslは磁極1極当たりのスリット幅の合計値とする。
また、上記の図5において、Wpmは永久磁石2の一枚分の周方向幅と一致しているが、磁極1極を構成する永久磁石が複数枚の磁石からなるときは、各永久磁石における面5の周方向幅の合計値をWpmとする。
図6は、前述したWslとWpmとの比「Wsl/Wpm」を変化させた場合における、無負荷誘導起電力E0、出力トルクMp、およびq軸インダクタンスLqの変化を示したものである。ただし、Wsl/Wpm=0の場合はスリット6が全く設けられていない状態を表す。これから、0<Wsl/Wpm<0.2の範囲においては、Wsl/Wpmの増加に伴い、無負荷誘導起電力E0は低下するのに対し、出力トルクMpはほとんど低下しない。この結果から、スリット6を設けることで、永久磁石磁束は低下するものの、しかしながら、磁気飽和が緩和され、結果としてトルクの低下をカバーしている(補っている)ことがわかる。Wsl/Wpm=0.31で出力トルクMpはクニック点を迎えること、Wsl/Wpm>0.11でq軸インダクタンスLqの低減効果が得られることから、0.11<Wsl/Wpm<0.31となるように構成することで、本発明による効果をより有効に得ることができる。
図7は、上述した第1の実施例の変形例になる永久磁石同期電動機の回転子の径方向断面図である。この図7においても、上記図3と同一構成要素には同一符号を付け、その説明の重複は避ける。
この図7の構成が上記図3と異なる点は、永久磁石2を8極となるよう配置していることである。なお、この変形例では、鉄心の外周部8にはスリットは設けられていないが、しかしながら、上記と同様、当該スリットを鉄心の外周部8に設けてもよい。
以上のように、本発明は、4極機に限定されることなく、その他、6極機や8極機、並びに、それ以上(即ち、2n極(但し、n=自然数)の多極機に対しても適用することができ、上述した図7に示すような構成とすることで、トルクの低下を招くことなく、インダクタンスを低減でき、高速回転域を拡大できるほか、鉄損の低減が可能となり効率を向上できる。また、インダクタンスの低減により、電気的時定数が小さくなるので、過渡応答性が良くなる。また、電磁加振力を低減できるため、騒音・振動を低減することができる。また、電機子電流が増加した場合においても、電流とトルクがほぼ線形の関係となるので、制御応答性に優れ、サーボ機械等への適用が容易になる。また、回転子の質量が減少するため、イナーシャが小さくなる。この結果、急加減速への対応が容易となるほか、機械的時定数が小さくなり、モータを加速させる際のエネルギー投入を抑制することが可能となる。
さらに、上記図6にも示したように、特に、前述したWslとWpmとの比「Wsl/Wpm」を0.11<Wsl/Wpm<0.31となるように構成することで、本発明による効果をより有効に得ることが可能となる。
次に、図8は、本発明の第2の実施例になる永久磁石同期電動機の回転子の径方向断面図である。この図8においても、上記図3と同一の構成要素には同一符号を付け、説明の重複を避ける。
なお、この図8に示す構成が上記図1に示すそれと異なる点は、永久磁石2を6極となるよう配置していること、1極当たり4本設けたスリット6a〜6dのうち、磁極の中央付近に位置するスリット6b、6cの幅を、磁極の端部付近に位置するスリット6a、6dよりも大きくしたことである。なお、図示の例では、外周鉄心部8にはスリットを設けていないが、しかしながら、本発明はこれに限定されることなく、外周鉄心部8にもスリットを設けてもよい。なお、上述したように、磁極中央付近のスリット幅を大きくすることで、インダクタンスの低減効果をより大きくすることができる。また、この実施例2も、6極機に限られることなく、4極機や8極機、並びに、それ以上の多極機においても、同様な構成とすることで同様の効果を得ることができることは明らかであろう。
図9は、本発明の第3の実施例になる永久磁石同期電動機の回転子の径方向断面図である。この図7においても、上記図3と同一の構成要素には同一符号を付し、説明の重複は避ける。
この図9に示す実施例3の構成が上記図1に示すそれと異なる点は、1極当たりに、スリットを6本設けていること、スリット6a〜6fのうち、磁極の中央付近に位置する隣り合うスリット6e、6fの間の距離を、磁極の端部付近に位置する隣り合うスリット6a、6bの間の距離、又は、スリット6c、6dの間の距離よりも小さくしたことである。このような構成とすることで、インダクタンスの低減効果をより大きくすることができる。また、この実施例3も、4極機に限られることなく、6極機や8極機、ならびにそれ以上の多極機においても、同様の構成とすることで同様の効果を得ることができることは明らかであろう。
図10は、本発明の第4の実施例になる自己始動型永久磁石同期電動機の回転子の径方向断面図である。この図8においても、上記図3と同一の構成要素には同一符号を付け、説明の重複は避ける。
なお、この実施例4に示す構成が上記図1のそれと異なる点は、鉄心の外周部8に複数の始動用導体バー10が設けられていること、永久磁石2を2極となるよう配置していること、磁極1極が4枚の円弧状磁石で構成されていること、スリット6で結ばれる側に位置する面5が円弧状になっていること、そして、スリット6が直線状に7本設けられていることである。
なお、各極を構成する永久磁石2は、図示のように、例えば、4枚、又は、4枚以下あるいは4枚以上でもよく、その断面形状も、図示の円弧状に限られず、その他、台形状や方形状であっても構成可能である。また、配置方法は、必ずしも、円弧状に限るものではなく、その他、例えば、一文字状や「ハ」の字状、又は「V」字状であってもよい。
以上のように、本発明によれば、上述した自己始動型永久磁石同期電動機を、特に、インバータ駆動する場合においても、トルクの低下を招くことなく、インダクタンスを低減でき、高速回転域を拡大できるほか、鉄損の低減が可能となり、効率を向上できる。また、インダクタンスの低減により、電気的時定数が小さくなるので、過渡応答性が良くなる。また、電磁加振力を低減できるため、騒音・振動を低減することができる。また、電機子電流が増加した場合においても、電流とトルクがほぼ線形の関係となるので、制御応答性に優れ、サーボ機械等への適用が容易になる。また、回転子の質量が減少するため、イナーシャが小さくなる。その結果、急加減速への対応が容易となるほか、機械的時定数が小さくなり、モータを加速させる際のエネルギー投入を抑制することが可能となる。
さらに、自己始動型永久磁石同期電動機はインバータを介さず、系統直入れで駆動することも可能であり、そのような場合においては、電圧及び周波数が一定となる。そして、本発明によれば、インダクタンスを低減できるため、このような一定電圧下においては、印加電流を増加することができ、最大トルクを増加させることが可能となる。
ここで、上述した構成において、磁極1極当たりのスリット幅の合計値をWslとし、磁極1極当たりの永久磁石内周側の周方向幅の合計値をWpmとする。上記図8におけるWpmは、次式で表される。
Figure 2011188579
図11は、WslとWpmとの比「Wsl/Wpm」を変化させた場合における、無負荷誘導起電力E0、出力トルクMp、およびq軸インダクタンスLqの変化を表したものである。即ち、0<Wsl/Wpm<0.2の範囲において、Wsl/Wpmの増加に伴い無負荷誘導起電力E0は低下するのに対し、出力トルクMpはほとんど低下しない。この結果から、本実施例においても、スリット6を設けることで永久磁石磁束は低下するものの、磁気飽和が緩和され、結果としてトルクの低下をカバーして(補って)いることがわかる。また、Wsl/Wpm=0.31で出力トルクMpはクニック点を迎えること、Wsl/Wpm>0でq軸インダクタンスLqの低減効果が得られることから、実施例1と同様に、本実施例においても0.11<Wsl/Wpm<0.31となるように構成することで、本発明による効果をより有効に得ることができる。
また、本発明の上記実施例は、上述した4極や2極のものに限られず、その他、6極や8極、並びに、それ以上の多極で構成される自己始動型永久磁石同期電動機に対して適用しても、上記に示したような構成とすることで、上記と同様の効果を得ることができる。
図12は、本発明の第5の実施例になる永久磁石同期電動機の回転子の径方向断面図である。この図12においても、上記図3と同一構成要素には同一符号を付け、説明の重複は避ける。
この図12に示す構成が上記図3のそれと異なる点は、1極当たり4本設けたスリット6a〜6dにおいて、いずれのスリットにおいても、スリット幅が不均一な構成となっていることである。例えば、スリット6aは、図13に示すように、多数の異なるスリット幅Wsl1(1)、Wsl1(2)…、Wsl1(n)を有するため、スリット6aが磁極間に伸びる方向を微小長さに分割した上で、以下のような積分平均により、当該スリットの幅Wsl1を定義する。
Figure 2011188579
スリット6bの幅Wsl2、スリット6cの幅Wsl3、スリット6dの幅Wsl4に関しても、上記と同様に定義することで、スリット6a〜6dの幅の合計値Wslは上述した式、[数8]と同様に表すことができる。
図14は、本発明の第6の実施例になる永久磁石同期電動機の回転子の1極分の径方向断面図である。この図14においても、上記図3と同一構成要素には同一符号を付け、説明の重複は避ける。
この図12の構成が上記図3のそれと異なる点は、永久磁石2の外周鉄心部8の面積が小さく、かつ、そこには非磁性体で構成されるスリット4が設けられていないことである。このような構成においては、外周鉄心部8を透過する電機子磁束は減少し、バックヨーク部分を流れる磁束が増加するため、スリット6を設けることによるインダクタンスの低減効果が大きくなる。また、インダクタンスの低減により、電気的時定数が小さくなるので、過渡応答性が良くなる。また、電磁加振力を低減できるため、騒音・振動を低減することができる。したがって、高速回転域を拡大できるほか、鉄損の低減が可能となり効率を向上できる。また、電機子電流が増加した場合においても、電流とトルクがほぼ線形の関係となるので、制御応答性に優れ、サーボ機械等への適用が容易になる。また、回転子の質量が減少するため、イナーシャが小さくなる。この結果、急加減速への対応が容易となるほか、機械的時定数が小さくなり、モータを加速させる際のエネルギー投入を抑制することが可能となる。
さらに、上記の図6にも示したように、WslとWpmとの比「Wsl/Wpm」を0.11<Wsl/Wpm<0.31となるように構成することで、本発明による効果をより有効に得ることが可能となる。
なお、上述した実施例では、本発明を、電動機の外側に固定子を設け、その内側に配置した回転子が回転する、所謂、内転型の永久磁石同期電動機に適用した例について説明したが、しかしながら、本発明はこれに限定されず、例えば、内側に固定子を配置し、その外周に設けた回転子とする外転型の永久磁石同期電動機に適用することも可能である。添付の図15には、本発明を採用した外転型の永久磁石同期電動機の外周部分を拡大して示しており、この図15においても、上記図3と同一構成要素には同一符号を付け、説明の重複は避ける。
なお、この図15に示す外転型の永久磁石同期電動機においても、上記の実施例と同様に、回転子側の構造において、コアの厚みTcに対する永久磁石の厚みTpをTc/3より小さく(Tp<Tc/3)なるようにすると共に、スリット4、6を設けることで、永久磁石磁束の低下をあまり伴うことなく、磁気飽和の緩和を達成することが可能となり、上述と同様の効果が得られる。更には、WslとWpmとの比「Wsl/Wpm」を0.11<Wsl/Wpm<0.31となるように構成することで、本発明による効果をより有効に得ることができる。また、スリットの本数や形状、更には、その幅や永久磁石の幅に対する比などについても、上述したと同様に採用することによれば、やはり、同様の効果が得られることは、当業者であれば明らかであろう。
1…回転子,2…永久磁石,3…永久磁石挿入孔,4…永久磁石外側の外周鉄心部のスリット,5…永久磁石の磁化方向に対して垂直な面のうちバックヨークスリット6で結ばれる側に位置する面,6…バックヨークスリット,7…シャフト,8…永久磁石外側の外周鉄心部,9…バックヨーク,10…始動用導体バー,31…永久磁石の発生磁束,32…電機子磁束,100…固定子,101…固定子バックヨークの磁気飽和部分,102…固定子ティースの磁気飽和部分,110…固定子ティース,111…固定子コイル,112…固定子バックヨーク。

Claims (10)

  1. 2n個(但し、n=自然数)の極を円周状に配置した回転子と、
    空隙を介して前記回転子に対向して配置され、回転磁束を発生する固定子とを備えた永久磁石同期電動機であって、
    前記回転子は、その各極を構成する鉄心内に少なくとも1つ以上の希土類を主成分とする永久磁石を埋設して界磁極を構成する回転子であり、
    前記永久磁石の厚みTpが前記回転子のコアの厚みTcに対し、Tp<Tc/3となるように構成すると共に、
    前記回転子の、互いに隣接し、かつ、異なる磁極の永久磁石間における鉄心部に、非磁性体で構成される複数のスリットを設けたことを特徴とする永久磁石同期電動機。
  2. 前記請求項1に記載した永久磁石同期電動機において、
    前記スリットは、前記互いに隣接し、かつ、磁極の異なる永久磁石間を、直線又は円弧で結ぶ形状とし、かつ、前記スリットの直線部分の長さまたは円弧部分の長さが、前記永久磁石の径方向厚さの最大値よりも大きいことを特徴とする永久磁石同期電動機。
  3. 前記請求項1に記載した永久磁石同期電動機において、
    前記希土類を主成分とする永久磁石は、ネオジウム磁石で構成することを特徴とする永久磁石同期電動機。
  4. 前記請求項1に記載した永久磁石同期電動機において、
    前記永久磁石の磁極中心付近に位置するスリットの幅を、前記永久磁石の磁極端部付近に位置するスリットの幅よりも大きくすることを特徴とする永久磁石同期電動機。
  5. 前記請求項1に記載した永久磁石同期電動機において、
    前記永久磁石の磁極中心付近に位置する隣り合うスリットの間の距離を、前記永久磁石の磁極端部付近に位置する隣り合うスリットの間の距離よりも小さくすることを特徴とする永久磁石同期電動機。
  6. 前記請求項1に記載した永久磁石同期電動機において、
    前記永久磁石の磁化方向に対して垂直な面のうち、前記スリットで結ばれる側に位置する面の周方向幅であって、磁極1極を構成する少なくとも1つ以上の前記永久磁石の周方向幅の合計値Wpmと、前記直線状または円弧状に伸びるスリットにおいてスリットの伸び方向に対して垂直となる方向の幅の磁極1極あたりの合計値Wslとの比が、0.11<Wsl/Wpm<0.31となるように構成したことを特徴とする永久磁石同期電動機。
  7. 前記請求項1に記載した永久磁石同期電動機は、内転型の永久磁石同期電動機であることを特徴とする永久磁石同期電動機。
  8. 前記請求項1に記載した永久磁石同期電動機は、外転型の永久磁石同期電動機であることを特徴とする永久磁石同期電動機。
  9. 前記請求項1に記載した永久磁石同期電動機を、スライド駆動機構を介して電動機の回転運動をスライドの昇降運動に変換しつつプレス成形可能に形成されたプレス機械において、回転運動を行う前記電動機としたことを特徴とする永久磁石同期電動機。
  10. 前記請求項1に記載した永久磁石同期電動機を、射出成形機における動力発生部に使用することを特徴とする永久磁石同期電動機。
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