JP2011188033A - 復号装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内符号復号器(11)で復号したデータ(Da)と、外符号復号器(14)で復号したデータ(Db)との比較結果、及び外符号復号器(14)における復号の際に得られた誤りパケット識別信号(Es)とに基づいて生成した誤り位置推定値(Ep)を用いて、外符号復号結果を再度復号し、又は内符号復号を再度行なう。
【選択図】図1
Description
復調されたデータを受けてたたみ込み復号を行なって第1の復号データを出力する内符号復号器と、
前記第1の復号号データの順序を規則的に再配置して第1の再配置復号データを出力する第1のデータ再配置回路と、
前記第1の再配置復号データに基づいてブロック復号を行なって第2の復号データを出力するとともに、前記第2の復号データで構成されるパケットに誤りがあるか否かを示す誤りパケット識別信号を生成する外符号復号器と、
前記第2の復号データおよび前記誤りパケット識別信号を前記第1のデータ再配置回路と逆の規則で再配置し、第2の再配置復号データ及び再配置誤りパケット識別信号を出力する第2のデータ再配置回路と、
前記第1の復号データを遅延させて、第1の遅延復号データを出力する遅延素子と、
前記第1の遅延復号データと、前記第2の再配置復号データと、前記再配置誤りパケット識別信号から誤り位置を検出し、誤り位置推定値データを出力する誤り位置検出器と、
前記誤り位置推定値データの順序を規則的に再配置して再配置誤り位置推定値データを出力する第3のデータ再配置回路とを備え、
前記第1のデータ再配置回路は、前記第2の再配置復号データの順序を規則的に再配置し、
前記外符号復号器は、
前記第2の再配置復号データを、前記第1のデータ再配置回路で再配置することで得られる再配置復号データに対して、前記再配置誤り位置推定値データに基づいてブロック復号を行なう
ことを特徴とする。
図1は、本発明の実施の形態1に係る復号装置の構成を示すブロック図である。図示の復号装置は、復調したデータを復号するものであって、内符号復号器11と、データ切替えスイッチ12と、デインタリーバ13a、13bと、外符号復号器14と、インタリーバ15a、15bと、遅延素子16と、誤り位置検出器17とを有し、外符号復号器14の出力が復号したデータである。
図示しない復調器では、外部から受信したOFDM変調信号から、キャリア、クロック等を再生すると共に、OFDM信号をフーリエ変換することで時間軸上の信号を周波数軸上の信号に変換し、差動復調および同期復調処理を行なう。次に、差動復調および同期復調した信号を周波数ならびに時間デインタリーバによって規則的にデータの再配置を行なった後に、デマッピング処理によってビットデータへと変換する。デマッピング後のビットデータは、伝送特性の異なる複数階層を同時に伝送する階層伝送をしているため、指定された階層情報(最大3系統;A階層、B階層、C階層)毎にビットデインタリーバによる規則的なデータ再配置、デパンクチュアードによる送信側で符号化率を可変にするために実施したデータ列のマスク部分にダミーデータ挿入を行い、階層毎のバッファでデータを蓄積する。1TSパケット分のデータが蓄積されるとその階層に対応する階層バッファからデータを後段へ出力させる。どの階層バッファも1TSパケット分のデータが蓄積されていない場合は、ヌルTSパケットを後段へ出力させる。
イレージャ訂正復号部42はまた、誤り位置情報選択部44から出力される誤り位置推定値を用いて上記と同様に、次のTSパケットの誤り位置を算出し、デインタリーブ13aから出力されたTSパケットに対して、送信側で付加された冗長データと当該算出した誤り位置情報を用いてRS復号アルゴリズムによって誤り訂正処理を行ない、復号データをTSデータとして選択部45へ出力する。
生成された誤りパケット識別信号Esは、インタリーバ15aへ出力される。
誤りパケット識別信号生成部43はまた、復号部41から出力されるTSデータ及びイレージャ訂正復号部42から出力されるTSデータのうちのいずれが誤り訂正によって正しいTSデータに復号されたかを判定し、判定結果に基づく選択信号を出力する。
選択部45は、選択信号に基づいて復号部41から出力されるTSデータ及びイレージャ訂正復号部42から出力されるTSデータのいずれかを選択して、復号データDbとして出力する。
尚、誤りパケット識別信号生成部43は、送信側で付加された冗長データを用いて復号する復号部41に含まれるシンドローム生成部41aと同様な動作を行なうため、シンドローム生成部41aと共用するように構成しても良い。
遅延復号データDadと再配置復号データDbbが同じである場合には、排他的論理和計算器51からの出力信号が論理値「0」となり、異なる場合に論理値「1」となる。
異データ検出器52は、排他的論理和計算器51の出力に基づいて、入力データ(遅延復号データDadと再配置復号データDbb)が異なったデータであるか否かを検出し、検出結果を示す信号を出力する。尚、排他的論理和計算器51を例として挙げたが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、代替として比較器、差分器等同等の動作をするもので構成できれば良い。
異データ検出器52で「同じデータ」と判断し(異データ検出器52の出力信号が「0」)であり、誤りパケット識別信号Esbが「誤りなし」を示している場合、内符号復号器11の復号データDaには誤りがないことがわかるので誤りデータ指標は「0」とし、内部のバースト誤りカウンタ53aを初期化する。
外符号復号器14は、デインタリーバ13aで再配置した復号データDcbを、デインタリーバ13bで再配置した誤り位置推定値Epに基づいてRS復号を行なう。この復号は、外符号復号器14で一旦復号されたデータに対応するデータに対して行なわれるものであるので、「再度の復号」と言える。
図4は、本発明の実施の形態2に係る復号装置の構成を示すブロック図である。図4において、図1に示した実施の形態1に係る復号装置と同様な構成要素は同じ符号を付与することで重複する説明を省略する。
図5は、本発明の実施の形態3に係る復号装置の構成を示すブロック図である。図5において、図1および図3に示した実施の形態1および実施の形態2に係る復号装置と同様な構成要素は同じ符号を付与することで重複する説明を省略する。
Claims (12)
- 復調されたデータを受けてたたみ込み復号を行なって第1の復号データを出力する内符号復号器と、
前記第1の復号号データの順序を規則的に再配置して第1の再配置復号データを出力する第1のデータ再配置回路と、
前記第1の再配置復号データに基づいてブロック復号を行なって第2の復号データを出力するとともに、前記第2の復号データで構成されるパケットに誤りがあるか否かを示す誤りパケット識別信号を生成する外符号復号器と、
前記第2の復号データおよび前記誤りパケット識別信号を前記第1のデータ再配置回路と逆の規則で再配置し、第2の再配置復号データ及び再配置誤りパケット識別信号を出力する第2のデータ再配置回路と、
前記第1の復号データを遅延させて、第1の遅延復号データを出力する遅延素子と、
前記第1の遅延復号データと、前記第2の再配置復号データと、前記再配置誤りパケット識別信号から誤り位置を検出し、誤り位置推定値データを出力する誤り位置検出器と、
前記誤り位置推定値データの順序を規則的に再配置して再配置誤り位置推定値データを出力する第3のデータ再配置回路とを備え、
前記第1のデータ再配置回路は、前記第2の再配置復号データの順序を規則的に再配置し、
前記外符号復号器は、
前記第2の再配置復号データを、前記第1のデータ再配置回路で再配置することで得られる再配置復号データに対して、前記再配置誤り位置推定値データに基づいてブロック復号を行なう
ことを特徴とする復号装置。 - 復調されたデータを受けてたたみ込み復号を行なって第1の復号データを出力する内符号復号器と、
前記第1の復号号データの順序を規則的に再配置して第1の再配置復号データを出力する第1のデータ再配置回路と、
前記第1の再配置復号データに基づいてブロック復号を行なって第2の復号データを出力するとともに、前記第2の復号データで構成されるパケットに誤りがあるか否かを示す誤りパケット識別信号を生成する外符号復号器と、
前記第2の復号データおよび前記誤りパケット識別信号を前記第1のデータ再配置回路と逆の規則で再配置し、第2の再配置復号データ及び再配置誤りパケット識別信号を出力する第2のデータ再配置回路と、
前記第1の復号データを遅延させて、第1の遅延復号データを出力する遅延素子と、
前記第1の遅延復号データと、前記第2の再配置復号データと、前記再配置誤りパケット識別信号から誤り位置を検出し、誤り位置推定値データを出力する誤り位置検出器と、
前記復調されたデータを記憶保持する記憶素子とを備え、
前記内符号復号器は、前記誤り位置推定値データに従って、前記記憶素子を介して入力される、前記復調されたデータに対してたたみ込み復号を行なって、再復号データを生成し、
前記外符号復号器は、前記再復号データを前記第1の再配置回路で再配置することで得られるデータと、前記第2の再配置復号データを前記第1の再配置回路で再配置することで得られるデータの、いずれかを選択したデータに対して、ブロック復号を行なう
ことを特徴とする復号装置。 - 前記第1の再配置回路は、前記再復号データと、前記第2の再配置復号データとから、いずれかを選択して、該選択したデータを再配置し、
前記外符号復号器は、前記第1の再配置回路で再配置されたデータに対してブロック復号を行う
ことを特徴とする請求項2に記載の復号装置。 - 前記復調されたデータを記憶保持する記憶素子をさらに備え、
前記内符号復号器は、前記誤り位置推定値データに従って、前記記憶素子を介して入力される、前記復調されたデータに対してたたみ込み復号を行なって、再復号データを生成し、
前記外符号復号器は、前記再復号データを前記第1の再配置回路で再配置することにより得られるデータと、前記第2の再配置復号データを前記第1の再配置回路で再配置することにより得られるデータとから、いずれかを選択したデータに対して、ブロック復号を行なう
ことを特徴とする請求項1に記載の復号装置。 - 前記第1の再配置回路は、
前記再復号データと、前記第2の再配置復号データとから、いずれかを選択して、該選択したデータを再配置し、
前記外符号復号器は、前記第1の再配置回路で再配置されたデータに対してブロック復号を行う
ことを特徴とする請求項4に記載の復号装置。 - 前記外符号復号器は、前記再配置誤り位置推定値データに基づいて所定の数だけ誤り位置情報を算出し選択する誤り位置情報選択部を有することを特徴とする請求項1、4又は5に記載の復号装置。
- 前記誤り位置検出器は、
前記第1の遅延復号データと前記第2の再配置復号データが異なったデータであるか否かを検出して検出結果を示す信号を出力する異データ検出器と、
前記異データ検出器からの前記検出結果を示す信号と、前記再配置誤りパケット識別信号とから現データが誤りデータである確率を示す指標を算出する状態判別器と、
当該誤り位置検出器に入力される前記第2のデータ再配置回路で再配置したデータを前記状態判別器の信号と同期させるために遅延させる遅延素子と
を備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の復号装置。 - 前記状態判別器は、現データが誤りなしの場合と、単発誤りの場合と、連続誤りの場合のいずれに属するかを示し、前記連続誤りの場合には、連続回数に応じてさらに分類された複数の段階のいずれに属するかを示す指標を、前記誤り位置推定値として出力する
ことを特徴とする請求項7に記載の復号装置。 - 前記外符号復号器は、リードソロモン復号を実行する
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の復号装置。 - 前記外符号復号器は、前記再配置誤り位置推定値データに基づいて算出される誤り位置情報を用いたリードソロモン復号を実行する
ことを特徴とすることを特徴とする請求項1、4乃至8のいずれかに記載の復号装置。 - 前記内符号復号器は、ビタビアルゴリズムに基づくたたみ込み復号を実行する
を備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の復号装置。 - 前記内符号復号器は、
入力された復調データに含まれる尤度情報に基づいて算出した状態遷移確率から最尤パスを選択していく過程で、前記誤り位置検出器からの誤り位置推定値に基づいて、
現状態遷移方向の示すデータと異なる状態遷移方向の示すデータを選択するように当該算出した状態遷移確率に所定の値を加減算もしくは乗除算する
ことを特徴とする請求項2乃至6のいずれかに記載の復号装置。
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朝比奈 努 外4名: "地上デジタル放送受信性能改善に関する一検討", 映像情報メディア学会年次大会講演予稿集, JPN6014002106, 1 August 2007 (2007-08-01), ISSN: 0002729595 * |
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