JP2011188033A - 復号装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】誤り訂正能力をより一層向上することができる復号装置を提供する。
【解決手段】内符号復号器(11)で復号したデータ(Da)と、外符号復号器(14)で復号したデータ(Db)との比較結果、及び外符号復号器(14)における復号の際に得られた誤りパケット識別信号(Es)とに基づいて生成した誤り位置推定値(Ep)を用いて、外符号復号結果を再度復号し、又は内符号復号を再度行なう。
【選択図】図1

Description

本発明は、復号装置に関し、特に符号化されて伝送あるいは記録されたデジタル信号を受信あるいは再生をする際、当該デジタル信号に含まれる誤りデータの誤りを訂正する技術に関するものである。
近年、テレビジョン放送やラジオ放送のデジタル化が推進されており、日本においても地上デジタルテレビジョン放送をはじめ各種デジタル放送のサービスが開始されている。日本と欧米では、地上デジタル放送方式として圧縮符号化の国際標準規格であるMPEG2(Moving Picture Experts Group Phase 2)で規定されているトランスポートストリーム(以下、TSとも称す)に対して、誤り訂正符号化、インタリーブ、デジタル変調等の信号処理を行ってからOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)信号の形態で伝送している。
特に日本の地上デジタルテレビジョン放送は、ISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting for Terrestrial Television Broadcasting)方式によって実施されている。
このようにデジタル放送化が進む中、誤り訂正は重要な技術の一つであり、誤り訂正能力の向上は多くのシステムで要求されている。デジタル通信での誤り訂正方法としては、連接符号システムをしばしば用いている。連接符号は内符号と外符号で構成される2段階の符号化を行う方法であり、連接符号システムの典型的な例としては、内符号として畳み込み符号を用い、外符号としてブロック符号であるリードソロモン(以下、RSとも称す)符号を用い、さらに内符号と外符号の間にインタリーバを挿入した形式である。
上述の信号に対する受信機の誤り訂正装置は、内符号復号器(例えば、ビタビ復号器)、デインタリーバ、外符号復号器(例えば、RS復号器)という構成で実現される。
上述の連接符号システムでは、復号法を工夫することで誤り訂正能力の向上が可能であることが知られている。具体的な手法は、既知の誤り位置情報を用いたRS復号法と繰り返し復号法である。
前者既知の誤り位置情報を用いたRS復号法は、内符号復号器からバースト誤りが出力されると、デインタリーバによる規則的なデータ再配置によって、入力時に隣り合っていたデータが出力時に時間方向に連続するTSパケットに分散されることを利用して、TSパケット内の誤りデータの位置(配置)を既知の誤り位置情報(以下、イレージャとも称す)として扱い、外符号復号器で誤り訂正を行う際に上述のイレージャを使用することで、誤り訂正能力を向上させる手法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
一方、後者繰り返し復号法は、外符号復号器の復号結果を事前確率系列として再度内符号復号器でたたみ込み復号を実施する際に利用する構成で実現されており、たたみ込み符号の問題である復号時に生じるバースト誤りの訂正に有効であることが示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−215240号公報(要約、図1) 特開2009−200732号公報(要約、図15)
しかしながら、特許文献1および特許文献2ともにRS復号が誤り訂正可能なパケットがあって初めて性能改善として機能するものであり、それ以前のパケットに対しては有効な手法とはならない。
本発明は、上述のような問題点に鑑みてなされたものであり、誤り訂正能力をより一層向上させることができる復号装置を提供することを目的とする。
本発明に係る復号装置は、
復調されたデータを受けてたたみ込み復号を行なって第1の復号データを出力する内符号復号器と、
前記第1の復号号データの順序を規則的に再配置して第1の再配置復号データを出力する第1のデータ再配置回路と、
前記第1の再配置復号データに基づいてブロック復号を行なって第2の復号データを出力するとともに、前記第2の復号データで構成されるパケットに誤りがあるか否かを示す誤りパケット識別信号を生成する外符号復号器と、
前記第2の復号データおよび前記誤りパケット識別信号を前記第1のデータ再配置回路と逆の規則で再配置し、第2の再配置復号データ及び再配置誤りパケット識別信号を出力する第2のデータ再配置回路と、
前記第1の復号データを遅延させて、第1の遅延復号データを出力する遅延素子と、
前記第1の遅延復号データと、前記第2の再配置復号データと、前記再配置誤りパケット識別信号から誤り位置を検出し、誤り位置推定値データを出力する誤り位置検出器と、
前記誤り位置推定値データの順序を規則的に再配置して再配置誤り位置推定値データを出力する第3のデータ再配置回路とを備え、
前記第1のデータ再配置回路は、前記第2の再配置復号データの順序を規則的に再配置し、
前記外符号復号器は、
前記第2の再配置復号データを、前記第1のデータ再配置回路で再配置することで得られる再配置復号データに対して、前記再配置誤り位置推定値データに基づいてブロック復号を行なう
ことを特徴とする。
本発明によれば、再度外符号復号する際に一度目に外符号復号が誤り訂正可能なパケット以前のパケットに対してもイレージャを用いた外符号復号手法を使うことができる、誤り訂正能力をより一層向上することが可能である。
本発明の実施の形態1の復号装置の構成を示すブロック図である。 図1の外符号復号器の構成例を示すブロック図である。 図1の誤り位置検出器の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2の復号装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3の復号装置の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について、本発明を適用した復号装置について説明する。尚、以下の実施の形態では内符号復号器の復号アルゴリズムとしてビタビアルゴリズムを、外符号復号器の復号アルゴリズムとしてRS復号を適用した日本における地上デジタル放送の復号装置であるものとして説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る復号装置の構成を示すブロック図である。図示の復号装置は、復調したデータを復号するものであって、内符号復号器11と、データ切替えスイッチ12と、デインタリーバ13a、13bと、外符号復号器14と、インタリーバ15a、15bと、遅延素子16と、誤り位置検出器17とを有し、外符号復号器14の出力が復号したデータである。
次に、本実施の形態の復号装置の動作について説明する。
図示しない復調器では、外部から受信したOFDM変調信号から、キャリア、クロック等を再生すると共に、OFDM信号をフーリエ変換することで時間軸上の信号を周波数軸上の信号に変換し、差動復調および同期復調処理を行なう。次に、差動復調および同期復調した信号を周波数ならびに時間デインタリーバによって規則的にデータの再配置を行なった後に、デマッピング処理によってビットデータへと変換する。デマッピング後のビットデータは、伝送特性の異なる複数階層を同時に伝送する階層伝送をしているため、指定された階層情報(最大3系統;A階層、B階層、C階層)毎にビットデインタリーバによる規則的なデータ再配置、デパンクチュアードによる送信側で符号化率を可変にするために実施したデータ列のマスク部分にダミーデータ挿入を行い、階層毎のバッファでデータを蓄積する。1TSパケット分のデータが蓄積されるとその階層に対応する階層バッファからデータを後段へ出力させる。どの階層バッファも1TSパケット分のデータが蓄積されていない場合は、ヌルTSパケットを後段へ出力させる。
内符号復号器11は、上述の階層バッファからの出力に対して、送信側でたたみ込まれたデータにビタビアルゴリズムを用いて復号して復号データDaを出力する。ビタビアルゴリズムは、入力された復調データに含まれる尤度情報に基づいて状態遷移確率を逐次算出し、算出した状態遷移確率から最尤パスを選択することで復号できる。しかしながら、ビタビアルゴリズムは、その特性上、伝送路の状態によって誤り訂正時の誤訂正により生じるバースト誤りの発生確率が増大する傾向がある。
ビタビアルゴリズムで復号したデータは、階層毎に設けられたデータ再配置回路としてのデインタリーバ13aによってデータの順序が規則的に再配置され、再配置復号データDabとして出力される。尚、日本における地上デジタル放送に適用されているデインタリーブ13aは、段数が12段あり、各段数の遅延量は1TSパケット分であるため、入力データ列で隣接していたデータが出力データ列で時間方向に1TSパケットずれた隣接位置となるようにデータ順序を再配置する。つまり、内符号復号器11からの復号データDaにバースト誤りがある場合でも、デインタリーブ13aの出力データ列においては誤りデータが規則的に分散される。
外符号復号器14は、再配置復号データDabに基づいてブロック復号を行なって復号データDbを出力するとともに、復号データDbで構成されるパケットに誤りがあるか否かを示す誤りパケット識別信号Esを生成する。
外符号復号器14は、図2に示すように、復号部41と、イレージャ訂正復号部42と、誤りパケット識別信号生成部43と、誤り位置情報選択部44と、選択部45とを備える。
復号部41は、デインタリーブ13aから出力されたTSパケットに対して、送信側で付加された冗長データを用いてRS復号アルゴリズムによって誤り訂正処理を行ない、復号データをTSデータとして選択部45へ出力する。この際、誤り訂正ができれば、誤り位置情報(イレージャ)をイレージャ訂正復号部42に出力する。
イレージャ訂正復号部42は、復号部41から出力された誤り位置情報(イレージャ)から次のTSパケットの誤り位置を算出し、デインタリーブ13aから出力されたTSパケットに対して、送信側で付加された冗長データと当該算出した誤り位置情報を用いてRS復号アルゴリズムによって誤り訂正処理を行ない、復号データをTSデータとして選択部45へ出力する。
イレージャ訂正復号部42はまた、誤り位置情報選択部44から出力される誤り位置推定値を用いて上記と同様に、次のTSパケットの誤り位置を算出し、デインタリーブ13aから出力されたTSパケットに対して、送信側で付加された冗長データと当該算出した誤り位置情報を用いてRS復号アルゴリズムによって誤り訂正処理を行ない、復号データをTSデータとして選択部45へ出力する。
誤りパケット識別信号生成部43は、復号部41及びイレージャ訂正復号部42から出力される復号したTSデータに対してシンドロームを計算することでそのTSパケットに誤りがあるか否かを識別する信号(誤りパケット識別信号)Esを生成する。
生成された誤りパケット識別信号Esは、インタリーバ15aへ出力される。
誤りパケット識別信号生成部43はまた、復号部41から出力されるTSデータ及びイレージャ訂正復号部42から出力されるTSデータのうちのいずれが誤り訂正によって正しいTSデータに復号されたかを判定し、判定結果に基づく選択信号を出力する。
選択部45は、選択信号に基づいて復号部41から出力されるTSデータ及びイレージャ訂正復号部42から出力されるTSデータのいずれかを選択して、復号データDbとして出力する。
尚、誤りパケット識別信号生成部43は、送信側で付加された冗長データを用いて復号する復号部41に含まれるシンドローム生成部41aと同様な動作を行なうため、シンドローム生成部41aと共用するように構成しても良い。
誤り位置情報選択部44は、入力される誤り位置推定値Epbに基づいて、処理対象となっているTSパケット内で所定の数だけ誤り位置情報を選択する。例えば、入力される誤り位置推定値Epbで値の大きなものから所定の数分を選択して、選択した誤り位置推定値Epbに対応する誤り位置情報を算出しイレージャ訂正復号部42へ出力する。尚、上記「所定の数」は外部から指定しても良いし、あらかじめ設定しておいても良いし、伝送路の状態に応じて適応的に変化させても良い。
尚、前述の例はあくまでも一例を示したに過ぎず、本発明はこれに限られるものではない。
インタリーバ15a、15bは、それぞれ外符号復号器14からの出力である誤りパケット識別信号Es及び復号データDbを受け、共に同じ規則(デインタリーバ13aと逆の規則)でデータを再配置して、再配置誤りパケット識別信号Esb及び再配置復号データDbbを出力する。
遅延素子16は、内符号復号器11の復号データDaを遅延させて、インタリーバ15bで再配置を行なった復号データDbと同期する遅延復号データDadを出力する。
誤り位置検出器17は、遅延素子16から出力される遅延復号データDadと、インタリーバ15a及び15bから出力される再配置誤りパケット識別信号Esbおよび再配置復号データDbbから誤り位置を検出し、誤り位置推定値を算出し、算出した誤り位置推定値を示す誤り位置推定値データEpを出力する。
図3は、誤り位置検出器17の構成を示すブロック図の一例である。図示の誤り位置検出器17は、排他的論理和計算器51と、異データ検出器52と、状態判別器53と、遅延素子54とを備える。
排他的論理和計算器51は、入力される遅延復号データDadと再配置復号データDbbの排他的論理和を計算する。
遅延復号データDadと再配置復号データDbbが同じである場合には、排他的論理和計算器51からの出力信号が論理値「0」となり、異なる場合に論理値「1」となる。
異データ検出器52は、排他的論理和計算器51の出力に基づいて、入力データ(遅延復号データDadと再配置復号データDbb)が異なったデータであるか否かを検出し、検出結果を示す信号を出力する。尚、排他的論理和計算器51を例として挙げたが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、代替として比較器、差分器等同等の動作をするもので構成できれば良い。
状態判別器53は、異データ検出器52からの信号とインタリーバ15aから出力される再配置誤りパケット識別信号Esbとから現データが誤りデータである確率を表す指標を算出する。
例えば、状態判別器53は、誤りなしと推定する場合と、単発誤りと推定する場合と、連続誤りと推定する場合の3段階で現データが誤りデータである確率を示す指標を与えるように動作しても良い。代わりに、上記と同様に、誤りなしと推定する場合と、単発誤りと推定する場合のほかに、上記の連続誤りと推定する場合を、連続回数に応じて複数の段階に分類し、全部で4段階以上で、上記の指標を与えるように動作しても良い。誤りの連続回数に応じて複数の段階で分類する場合、例えば、複数の閾値を設定し、誤りの連続回数がそれぞれの閾値との比較結果に応じてどの段階に属するかを決める。
状態判別器53の動作としてより具体的な一例を示す。
異データ検出器52で「同じデータ」と判断し(異データ検出器52の出力信号が「0」)であり、誤りパケット識別信号Esbが「誤りなし」を示している場合、内符号復号器11の復号データDaには誤りがないことがわかるので誤りデータ指標は「0」とし、内部のバースト誤りカウンタ53aを初期化する。
異データ検出器52で「異なるデータ」と判断し(異データ検出器52の出力信号が「1」)であり、誤りパケット識別信号Esbが「誤りなし」を示している場合、内符号復号器11の復号データDaには誤りがあるが、外符号復号器14で誤りが訂正できたことがわかるので誤りデータ指標は「0」とし、バースト誤りカウンタ53aをカウントアップさせる。
異データ検出器52で「同じデータ」と判断したが(異データ検出器52の出力信号が「0」であるが)、誤りパケット識別信号Esbが「誤りあり」と示している場合、内符号復号器11の復号データDaには誤りがあるかもしれず、外符号復号器14でも誤りが訂正できないパケットのデータであることがわかる。ここで、バースト誤りカウンタ53aが現データより前のデータのみで状態判別する場合は、バースト誤りカウンタ53aがカウントされていればバースト誤りである確率が高いので誤りデータ指標は「0.7」とし、カウントされていなければ単発の誤りである確率が高いので「0.2」とする。バースト誤りカウンタ53aが2個設けられ(図3では、第2のバースト誤りカウンタ53bを点線のブロックで示す)現データより前後数データを使って状態判別する場合は、両方のバースト誤りカウンタ53a及び53bがカウントアップしているならばバースト誤りの途中である確率が非常に高いので誤りデータ指標は「1.0」とし、どちらか一方のバースト誤りカウンタ53a又は53bがカウントアップしているならばバースト誤りの端である確率が高いので誤りデータ指標は「0.5」とし、両方のバースト誤りカウンタ53a及び53bがカウントされていなければ単発誤りである確率が高いので誤りデータ指標は「0.2」とする。
尚、前述の例はあくまでも一例を示したに過ぎず、本発明はこれに限られるものではない。
遅延素子54は、インタリーバ15bから出力される再配置復号データDbbを状態判別器53から出力される誤り位置推定値データEpと同期させるために遅延させ、遅延復号データDcを出力する。
スイッチ12は、1回目の外符号復号時に内符号復号器11からの復号データDaを選択し、2回目以降に誤り位置検出器17からの出力である復号データDcを選択する。こうすることで、外符号復号器14で一度誤り訂正できたデータは再度誤り訂正処理をしないようにすることができ、繰り返しによる性能劣化を防ぐことができる。
デインタリーバ13aは、前述の動作と同様で入力データ(復号データDc)を規則的に再配置する。デインタリーバ13bは、誤り位置検出器17から出力される誤り位置推定値データEpの順序をデインタリーバ13aと同様の規則で再配置する。
外符号復号器14は、デインタリーバ13aで再配置した復号データDcbを、デインタリーバ13bで再配置した誤り位置推定値Epに基づいてRS復号を行なう。この復号は、外符号復号器14で一旦復号されたデータに対応するデータに対して行なわれるものであるので、「再度の復号」と言える。
このように、本実施の形態の復号装置によれば、内符号復号器11で復号したデータDa(を遅延したデータDad)と外符号復号器14で復号したデータDb(を再配置したデータDbb)とが一致するか否かの判定を行い、言い換えると両者の差分を取り、さらに外符号復号時に算出される誤りパケット識別信号Esをも用いることで、内符号復号器11で復号したデータDaの誤り位置を精度良く検出することができ、再度外符号復号する際に一度目に外符号復号が誤り訂正可能なパケット以前のパケットに対してもイレージャを用いた外符号復号手法を使うことができ、誤り訂正能力をより一層向上することが可能となる。
実施の形態2.
図4は、本発明の実施の形態2に係る復号装置の構成を示すブロック図である。図4において、図1に示した実施の形態1に係る復号装置と同様な構成要素は同じ符号を付与することで重複する説明を省略する。
本実施の形態における復号装置は、復調データを蓄積するメモリ(記憶素子)21と、復調データとメモリ21からのデータを切替えるスイッチ22とを備え、誤り位置検出器17の出力のひとつである誤り位置推定値データEpが入力されていたデインタリーバ13b(図1)を備えず、当該誤り位置推定値データEpを内符号復号器11に入力している点で実施の形態1と異なる。
メモリ21は、内符号復号器11でビタビアルゴリズムによるたたみ込み復号を再度実施するために復調データを蓄積する。スイッチ22は、1回目の内符号復号時に入力される復調データを選択し、2回目以降にメモリ21で蓄積した復調データを選択する。こうすることで、内符号復号器11は繰り返し誤り訂正処理を行なうことができる。
内符号復号器11は、1回目の復調データを用いて復号する動作が実施の形態1と同じであるが、2回目以降の内符号復号器11の動作は、入力された復調データに含まれる尤度情報に基づいて算出した状態遷移確率から最尤パスを選択していく過程で、誤り位置検出器17からの誤り位置推定値データEpに基づいて、現状態遷移方向の示すデータと異なる状態遷移方向の示すデータを選択するように算出された状態遷移確率に所定の値を加減算もしくは乗除算する。尚、上記所定の値は誤り位置推定値データEpに基づいて決定されることが望ましいが、外部から与えても良いし、あらかじめ設定しておいても良い。
このように、本実施の形態の復号装置によれば、誤り位置検出器17により、内符号復号器で復号したデータの誤り位置が精度良く検出でき、誤り位置検出器17からの誤り位置推定値Epが1回目の内符号復号器11の復号データDaの誤りを検出したデータ、即ち、誤りがあると推定したデータは、内符号復号で誤訂正したために生じたためであると判断し、その部分のデータに対して逆の復号結果となるように最尤パスを選択する際の指標の重み付けを変化させる、即ち、一度目で誤った遷移状態方向を示すデータを選択しにくいように重み付けることで、誤り訂正能力を向上することが可能となる。さらに、外符号復号が誤り訂正可能なパケット以前のパケットに対しても誤り位置検出が有効なため、誤り訂正能力をより一層向上することが可能となる。
実施の形態3.
図5は、本発明の実施の形態3に係る復号装置の構成を示すブロック図である。図5において、図1および図3に示した実施の形態1および実施の形態2に係る復号装置と同様な構成要素は同じ符号を付与することで重複する説明を省略する。
本実施の形態における復号装置は、復調データを蓄積するメモリ21と、復調データとメモリ21からのデータを切替えるスイッチ22とを備え、誤り位置検出器17の出力のひとつである誤り位置推定値Epを内符号復号器11にも入力している点が実施の形態1と異なる。一方、図4に示した実施の形態2と比較すると、データインタリーバ13bが付加されている点で異なる。
メモリ21およびスイッチ22の動作については実施の形態2に記載のものと同じである。また、内符号復号器11の2回目以降の動作も実施の形態2に記載のものと同じである。
このように、本実施の形態の復号装置によれば、誤り位置検出器17からの誤り位置推定値Epが1回目の内符号復号器11の復号データDaの誤りを検出したデータ、即ち、誤りがあると推定したデータは、内符号復号で誤訂正したために生じたためであると判断し、その部分のデータに対して逆の復号結果となるように最尤パスを選択する際の指標の重み付けを変化させることで、誤り訂正能力を向上することが可能となる。さらに、外符号復号が誤り訂正可能なパケット以前のパケットに対しても誤り位置検出が有効なため、誤り訂正能力をより一層向上することが可能となる。
加えて、再度外符号復号する際に一度目に外符号復号が誤り訂正可能なパケット以前のパケットに対してもイレージャを用いた外符号復号手法を使うことができるため、誤り訂正能力をさらに向上することが可能となる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
11 内符号復号器、 12 スイッチ、 13a、13b デインタリーバ、 14 外符号復号器、 15a、15b インタリーバ、 16 遅延素子、 17 誤り位置検出器、 21 メモリ、 22 スイッチ、 51 排他的論理和演算器、 52 異データ検出器、 53 状態判別器、 54 遅延素子。

Claims (12)

  1. 復調されたデータを受けてたたみ込み復号を行なって第1の復号データを出力する内符号復号器と、
    前記第1の復号号データの順序を規則的に再配置して第1の再配置復号データを出力する第1のデータ再配置回路と、
    前記第1の再配置復号データに基づいてブロック復号を行なって第2の復号データを出力するとともに、前記第2の復号データで構成されるパケットに誤りがあるか否かを示す誤りパケット識別信号を生成する外符号復号器と、
    前記第2の復号データおよび前記誤りパケット識別信号を前記第1のデータ再配置回路と逆の規則で再配置し、第2の再配置復号データ及び再配置誤りパケット識別信号を出力する第2のデータ再配置回路と、
    前記第1の復号データを遅延させて、第1の遅延復号データを出力する遅延素子と、
    前記第1の遅延復号データと、前記第2の再配置復号データと、前記再配置誤りパケット識別信号から誤り位置を検出し、誤り位置推定値データを出力する誤り位置検出器と、
    前記誤り位置推定値データの順序を規則的に再配置して再配置誤り位置推定値データを出力する第3のデータ再配置回路とを備え、
    前記第1のデータ再配置回路は、前記第2の再配置復号データの順序を規則的に再配置し、
    前記外符号復号器は、
    前記第2の再配置復号データを、前記第1のデータ再配置回路で再配置することで得られる再配置復号データに対して、前記再配置誤り位置推定値データに基づいてブロック復号を行なう
    ことを特徴とする復号装置。
  2. 復調されたデータを受けてたたみ込み復号を行なって第1の復号データを出力する内符号復号器と、
    前記第1の復号号データの順序を規則的に再配置して第1の再配置復号データを出力する第1のデータ再配置回路と、
    前記第1の再配置復号データに基づいてブロック復号を行なって第2の復号データを出力するとともに、前記第2の復号データで構成されるパケットに誤りがあるか否かを示す誤りパケット識別信号を生成する外符号復号器と、
    前記第2の復号データおよび前記誤りパケット識別信号を前記第1のデータ再配置回路と逆の規則で再配置し、第2の再配置復号データ及び再配置誤りパケット識別信号を出力する第2のデータ再配置回路と、
    前記第1の復号データを遅延させて、第1の遅延復号データを出力する遅延素子と、
    前記第1の遅延復号データと、前記第2の再配置復号データと、前記再配置誤りパケット識別信号から誤り位置を検出し、誤り位置推定値データを出力する誤り位置検出器と、
    前記復調されたデータを記憶保持する記憶素子とを備え、
    前記内符号復号器は、前記誤り位置推定値データに従って、前記記憶素子を介して入力される、前記復調されたデータに対してたたみ込み復号を行なって、再復号データを生成し、
    前記外符号復号器は、前記再復号データを前記第1の再配置回路で再配置することで得られるデータと、前記第2の再配置復号データを前記第1の再配置回路で再配置することで得られるデータの、いずれかを選択したデータに対して、ブロック復号を行なう
    ことを特徴とする復号装置。
  3. 前記第1の再配置回路は、前記再復号データと、前記第2の再配置復号データとから、いずれかを選択して、該選択したデータを再配置し、
    前記外符号復号器は、前記第1の再配置回路で再配置されたデータに対してブロック復号を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の復号装置。
  4. 前記復調されたデータを記憶保持する記憶素子をさらに備え、
    前記内符号復号器は、前記誤り位置推定値データに従って、前記記憶素子を介して入力される、前記復調されたデータに対してたたみ込み復号を行なって、再復号データを生成し、
    前記外符号復号器は、前記再復号データを前記第1の再配置回路で再配置することにより得られるデータと、前記第2の再配置復号データを前記第1の再配置回路で再配置することにより得られるデータとから、いずれかを選択したデータに対して、ブロック復号を行なう
    ことを特徴とする請求項1に記載の復号装置。
  5. 前記第1の再配置回路は、
    前記再復号データと、前記第2の再配置復号データとから、いずれかを選択して、該選択したデータを再配置し、
    前記外符号復号器は、前記第1の再配置回路で再配置されたデータに対してブロック復号を行う
    ことを特徴とする請求項4に記載の復号装置。
  6. 前記外符号復号器は、前記再配置誤り位置推定値データに基づいて所定の数だけ誤り位置情報を算出し選択する誤り位置情報選択部を有することを特徴とする請求項1、4又は5に記載の復号装置。
  7. 前記誤り位置検出器は、
    前記第1の遅延復号データと前記第2の再配置復号データが異なったデータであるか否かを検出して検出結果を示す信号を出力する異データ検出器と、
    前記異データ検出器からの前記検出結果を示す信号と、前記再配置誤りパケット識別信号とから現データが誤りデータである確率を示す指標を算出する状態判別器と、
    当該誤り位置検出器に入力される前記第2のデータ再配置回路で再配置したデータを前記状態判別器の信号と同期させるために遅延させる遅延素子と
    を備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の復号装置。
  8. 前記状態判別器は、現データが誤りなしの場合と、単発誤りの場合と、連続誤りの場合のいずれに属するかを示し、前記連続誤りの場合には、連続回数に応じてさらに分類された複数の段階のいずれに属するかを示す指標を、前記誤り位置推定値として出力する
    ことを特徴とする請求項7に記載の復号装置。
  9. 前記外符号復号器は、リードソロモン復号を実行する
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の復号装置。
  10. 前記外符号復号器は、前記再配置誤り位置推定値データに基づいて算出される誤り位置情報を用いたリードソロモン復号を実行する
    ことを特徴とすることを特徴とする請求項1、4乃至8のいずれかに記載の復号装置。
  11. 前記内符号復号器は、ビタビアルゴリズムに基づくたたみ込み復号を実行する
    を備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の復号装置。
  12. 前記内符号復号器は、
    入力された復調データに含まれる尤度情報に基づいて算出した状態遷移確率から最尤パスを選択していく過程で、前記誤り位置検出器からの誤り位置推定値に基づいて、
    現状態遷移方向の示すデータと異なる状態遷移方向の示すデータを選択するように当該算出した状態遷移確率に所定の値を加減算もしくは乗除算する
    ことを特徴とする請求項2乃至6のいずれかに記載の復号装置。
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