JP2011186260A - 画像形成装置 - Google Patents

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雅明 直井
Yoshihiro Ishibe
芳浩 石部
Ichiro Okumura
一郎 奥村
Makoto Yomo
誠 四方
Yasushi Murayama
泰 村山
Kosuke Fujimoto
幸輔 藤本
Isao Hayashi
功夫 林
Yoshihiro Shigemura
芳裕 茂村
Katsumasa Nishikawa
勝正 西川
Shinji Yamamoto
新治 山本
Koji Ito
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Abstract

【課題】位置補正量の発振を抑制することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】複数の感光体ドラム2と、第1画像位置情報が設けられた中間転写ベルト1と、感光体ドラム2に第2画像位置情報を記録する露光手段4と、中間転写ベルト1に設けられた第1画像位置情報53を読み取る第1読み取り手段5と、感光体ドラム2に記録された第2画像位置情報52を読み取る第2読み取り手段6と、第1画像位置情報53と第2画像位置情報52の位置ズレから転写位置で互いの位置が一致するような位置補正量の算出を行う位置補正量算出手段101と、算出された位置補正量に従って、感光体ドラム駆動モータ12の回転速度を制御する駆動制御手段102と、を有する画像形成装置において、露光位置が、算出された位置補正量に従って、感光体ドラム2の回転方向の露光間隔が一定になるように、露光位置を補正する露光位置補正手段103を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、カラープリンタ、カラー複写機等の複数の画像形成部を有する画像形成装置に関するものである。
従来、いわゆるタンデム型方式のカラー画像形成装置が提案されている。タンデム型方式のカラー画像形成装置は、複数の画像形成部を有し、中間転写ベルト上、あるいは搬送ベルト上に保持された記録材上に順次異なる色(ブラックBk、シアンC、マゼンタM、イエローY)の像を転写する。
タンデム型方式のカラー画像形成装置において、機械精度等の原因により、複数の感光体ドラムや中間転写ベルトの移動ムラや、各画像形成部の転写位置での感光体ドラム外周面と中間転写ベルトの移動量の関係等が各色毎にバラバラに発生する。その結果、画像を重ね合わせたときに一致せず、色ずれ(位置ずれ)を生じるという課題がある。
この課題を解決するため、特許文献1では、各色の画像形成部において原稿画像情報に対応した位置検出用マークの可視画像を形成し、前記各画像形成部にて形成され移動部材上に転写された位置検出用マークを検知する位置検出用マーク検知手段を設けている。そして、前記位置検出用マーク検知手段から出力された検出信号に基づいて転写画像の位置ズレを補正するように、前記各画像形成部を制御している。
すなわち、このようなサンプリング補正方式は、カラー画像形成装置の機内温度の変化や当該装置に外力が加わる。これにより、各画像形成ユニット自身の位置や大きさ、更には画像形成ユニット内の部品の位置や大きさが微妙に変化することに起因する位置検出用マークのずれを検出することで色ずれを検知する。そして、検出結果を後に形成される画像で補正する。
しかしながら、色ズレには、上記のような長時間で変動する成分の他に、感光体ドラムやベルトドライブロール等の主として回転体が変動要因となる、大きさや向きが短時間に変動する色ズレも含まれている。この短時間での色ズレ成分は、上記サンプリング補正方式では補正されない。すなわち、上記サンプリング補正方式は、過去に形成した画像の色ズレを検出して、次の画像形成で補正するものであるため、短時間での変動は補正できなかった。
また、特許文献2では、第一画像形成部において原稿画像情報に対応した位置検出用マークの可視画像を形成する。そして、第一の画像形成部から中間転写ベルト上に転写された位置検出用マークを検出して、その検出信号に基いて第二の画像形成部の書き込み操作タイミングを調整する。
すなわち、第一の画像形成部にて形成された画像に合わせて、第二の画像形成、第三の画像形成、第四の画像形成を行うので比較的短時間の変動も検出し補正が可能となっている。
しかしながら、第二の画像が第二の画像形成部に書き込まれてから第二の画像が中間転写ベルトに転写されるまでの短時間に発生した変動成分は検出も、補正もできない。このため、色ズレを完全に補正できなかった。
そこで、このような画像形成部に書き込まれてから中間転写ベルトに転写されるまでの短時間で発生する変動成分を検出し補正する方法が、提案されている(特許文献3)。特許文献3では、感光体ドラム側にも画像位置情報を設け、転写位置の近傍で中間転写ベルトと感光体ドラムのそれぞれの画像位置情報を検知する検出手段を設ける。そして、2つの検知情報からお互いのズレ量を算出し、転写位置に到達するまでに感光体ドラム側の画像位置情報が中間転写ベルト側の画像位置情報と一致するように位置補正を行う。これにより、転写時の位置ズレを無くすことができる。以上のような処理を各感光体ドラム毎に、連続する画像位置情報に対して連続して転写位置補正を行うことにより、短時間で発生する色ズレを防止できる。
特開昭64−6981号公報 特開平5−241457号公報 特開2004−145077号公報
しかしながら、上記特許文献3の技術では、位置補正量の発振が生じるという課題がある。ここで、位置補正量の発振について説明する。図13は従来の画像形成装置における感光体ドラムの周辺の構成図である。図13に示すような画像形成装置において、数万RPMで高速回転するポリゴンミラーを用いた露光手段4は、微小な振動でもレーザー光がずれてしまうため堅牢な支持部材にて装置筐体に固定するのが好ましい。よって、転写位置補正は、感光体ドラム2の回転速度を変化させて行う。このとき、レーザー光51によって記憶される第2画像位置情報52や潜像画像の感光体ドラム上の副走査方向の間隔が変化してしまう。つまり副走査方向のライン密度(間隔)が変化してしまう。
例えば、図13において、中間転写ベルト1の速度が早くなった時は、感光体ドラム2の回転速度を早くすることで位置ズレを無くすことができる。しかし、露光手段4は感光体ドラム2の回転速度に関係なく常に一定時間間隔で露光を行っている。このため、感光体ドラム2の回転速度が速くなると露光間隔は広がってしまう。よって、このときに記録される第2画像位置情報52のスケールの間隔は広がってしまう。
この後、中間転写ベルト1の速度変動が無くなり正常な速度になったとしても、この間隔が広がった第2画像位置情報52が第2読み取り手段6に到達した時、間隔が広がった分、感光体ドラム側のタイミングが遅くなる。よって、既に通過したベルト側に追いつくように感光体ドラム2の回転速度を早くする必要がある。この時に記録される第2画像位置情報52のスケールの間隔も広くなってしまう。この様に1回の速度変動による位置補正量はその後、露光から転写する周期毎に位置補正量に影響する。一般的な中間転写ベルト1の速度変動は駆動ローラ偏心やギアなど様々な周期的の速度変動である。よって速度変動が連続するため、その時の中間転写ベルト1の速度変動量と累積された露光間隔変動量の和が感光体ドラム2の回転速度補正量となる。
中間転写ベルト1の速度変動がランダムな場合には、位置補正量が“0”を中心に変動する。しかし、特定の周期で変動する場合には、時間と共に位置補正量が積算され、位置補正量の最大値が増大し、位置補正量の制御範囲を超えてしまう。具体的には、本実施形態の説明中で、比較例として説明する。
そこで本発明は、位置補正量の発振を抑制することができる画像形成装置を提供する。
上記課題を解決するために本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、複数の像担持体と、第1画像位置情報が設けられた中間転写体と、前記像担持体に第2画像位置情報を記録する露光手段と、前記中間転写体に設けられた前記第1画像位置情報を読み取る第1読み取り手段と、前記像担持体に記録された前記第2画像位置情報を読み取る第2読み取り手段と、前記第1画像位置情報と前記第2画像位置情報の位置ズレから転写位置でお互いの位置が一致するような位置補正量の算出を行う位置補正量算出手段と、前記位置補正量算出手段によって算出された位置補正量に従って、前記像担持体を駆動する像担持体駆動手段の回転速度を制御する像担持体駆動制御手段と、を有する画像形成装置において、前記露光手段によって露光される露光位置が、前記位置補正量算出手段によって算出された位置補正量に従って、前記像担持体の回転方向の露光間隔が一定になるように、前記露光位置を補正する露光位置補正手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、位置補正量の発振を抑制でき、色ズレを高精度に補正して高品質な画像記録を行うことができる。
本実施形態の画像形成装置における感光体ドラムの周辺の構成図である。 本実施形態に係る時間T1での露光密度を示す図である。 本実施形態に係る時間T2での露光密度を示す図である。 本実施形態に係る時間T3での露光密度を示す図である。 本実施形態に係る時間T4での露光密度を示す図である。 本実施形態に係る時間T5での露光密度を示す図である。 本実施形態に係る時間T6での露光密度を示す図である。 本実施形態に係る時間T7での露光密度を示す図である。 本実施形態に係る時間T8での露光密度を示す図である。 本実施形態における中間転写ベルトの速度変動の周期における感光体ドラムの速度を算出した図である。 本実施形態に係る画像形成装置の構成図である。 本実施形態に係る露光位置補正を決定するフローチャートである。 従来の画像形成装置における感光体ドラムの周辺の構成図である。 本実施形態に係る画像位置情報の一例を示す図である。 従来の時間T1での露光密度を示す図である。 従来の時間T2での露光密度を示す図である。 従来の時間T3での露光密度を示す図である。 従来の時間T4での露光密度を示す図である。 従来の時間T5での露光密度を示す図である。 従来の時間T6での露光密度を示す図である。 従来の時間T7での露光密度を示す図である。 従来の時間T8での露光密度を示す図である。 従来の中間転写ベルトの速度変動の周期における感光体ドラムの速度を算出した図である。
本発明に係る画像形成装置の実施形態について、図を用いて説明する。図11は4つ感光体ドラムで構成されるタンデム型方式のカラー画像形成装置の概要構成図である。図11に示すように、本実施形態の画像形成装置は、中間転写ベルト(中間転写体)1、感光体ドラム(像担持体)2、1次帯電器3、露光装置(露光手段)4、現像装置(現像手段)10、クリーナー11を有している。また、本実施形態の画像形成装置は、駆動ローラ15、従動ローラ16、2次転写ローラ17、給送ローラ18を有している。
中間転写ベルト1は等速で回転移動する。中間転写ベルト1は、駆動ローラ15、従動ローラ16、2次転写ローラ17に懸架されている。感光体ドラム2は、4つの色毎に設けられており、真円かつ偏心がなく、通常は等角速度で回転する。露光装置4は、レーザー光学系41、折り返しミラー42を有している。レーザー光学系41は、レーザー光51を生成するレーザー光学系と、レンズやポリゴンミラーなどで構成される。折り返しミラー42は、レーザー光51を反射して、感光体ドラム2へ走査する。
1次帯電器3により帯電された感光体ドラム上に、各感光体ドラム2に対応する露光装置4を用いて色毎に潜像画像(記録画像の潜像)を形成する。形成された潜像画像に、現像装置10を用いてトナーを付着させ、トナー画像を形成する。4つの感光体ドラム2に形成された4色のトナー画像は、順次、中間転写ベルト1に重ね合わさるように転写(1次転写)され、カラーのトナー画像が形成される。クリーナー11は中間転写ベルトにトナー画像を1次転写されずに残った感光体ドラム上のトナーを除去する。中間転写ベルト1に転写されたカラーのトナー画像は、2次転写ローラ17にて給送ローラ18により搬送されてくる記録媒体に転写(2次転写)される。
図1は本実施形態の画像形成装置における感光体ドラム2の周辺の構成図である。図1に示すように、本実施形態の画像形成装置は、第1読み取り部(第1読み取り手段)5、第2読み取り部(第2読み取り手段)6、感光体ドラム駆動モータ(像担持体駆動手段)12、駆動伝達機構13を有している。また、本実施形態の画像形成装置は、ミラー角度補正部(ミラー角度補正手段)43、位置補正量算出部(位置補正量算出手段)101、感光体ドラム駆動制御部(像担持体駆動制御手段)102、露光位置制御部(露光位置制御手段)103を有している。
露光装置4は、感光体ドラム2の表面にレーザー光を露光して、感光体ドラム2の回転方向に等周期で潜像として第2画像位置情報(スケール)52を記録する。露光装置4は、前記記録画像の潜像を形成するものと兼用されている。モータ12は、駆動伝達機構(ベルトまたはギア等)13を介して、感光体ドラム2を回転駆動を行う。
第1画像位置情報53は、中間転写ベルト1の搬送方向(回転方向)に中間転写ベルト1の端部周方向に等間隔で設けられた複数のスケールと周方向の原点を示す1つの原点マークで構成される。第2画像位置情報52は、感光体ドラム2の端部周方向に等周期で形成された複数のスケールで構成される。
図14(a)、図14(b)は第1画像位置情報53、第2画像位置情報52を示す図である。図14(a)に示すように、第1画像位置情報53は、中間転写ベルト1の端部に周方向に直線状のスケールを等間隔に並べた目盛りM1−1・・・M1−15・・・である。1つの目盛りM1−1は、中間転写ベルト1周の原点を示すように、長さが長くなっている。尚、原点を示す方法は目盛りの長さを変える方法の他に、周方向の幅を変えたり、隣接する目盛り間の距離を変えるなどの方法でも良い。また、図14(a)では、目盛りの間隔は画像の副走査方向の各ライン毎に設けるのではなく、4ライン毎に1つの目盛りの例を示している。図14(a)の例では32ラインの画像の先端が”M1−4”の目盛りに割り当てている。この割り当ては1番目の感光体ドラムの転写時に割り当てて、1番目の感光体ドラム転写時に割り当てた番号に従って、2番目以降の感光体ドラムの位置合わせ制御を行っても良いし、予め割り当てた後に各感光体ドラムの位置合わせ制御を行っても良い。
図14(b)に示すように、第2画像位置情報52は、感光体ドラム2の端部に周方向に露光して形成された直線状のスケール(目盛り)M2−1・・・M2−8である。画像の先端から4ライン毎に形成される。
図14(c)は画像の先端ラインであるライン番号1から4ライン毎に割り振られた各ラインに対する中間転写ベルト1側の目盛り番号と感光体ドラム2側の目盛り番号の関係を示す図である。図14(c)に示すように、画像の1ライン目は、中間転写ベルト1側の目盛り番号は”M1−4”であり、感光体ドラム2側の目盛り番号は”M2−1”となる。
図1に示すように、第1読み取り部5は、転写位置Aの近傍に設けられており、中間転写ベルト上の第1画像位置情報53を読み取ったタイミング(第1タイミング情報201)を検知する。第2読み取り部6は、転写位置Aの近傍に設けられており、感光体ドラム上の第2画像位置情報52を読み取ったタイミング(第2タイミング情報202)を検知する。
第1、第2読み取り部5、6では、各々の目盛りが通過したときの時間を記憶すると共に目盛り番号を算出する。中間転写ベルト1側の目盛り番号は原点から”M1−1”、”M1−2”、・・・のようにカウントして目盛り番号を得る。感光体ドラム2側の目盛り番号は、1つ目に検出した目盛りを”M2−1”、以降の目盛りを”M2−2”、”M2−3”、・・・のようにカウントして目盛り番号を得る。
位置補正量算出部101は、第1タイミング情報201と第2タイミング情報202から、転写位置Aにて第1画像位置情報53と第2画像位置情報52が一致するための位置補正量を算出する。
制御部(制御手段)103は、制御部(制御手段)102で生成された感光体ドラム速度変動情報(像担持体回転速度変動量)205に基づいて、露光位置補正量(露光位置補正情報206)を算出する。露光位置補正量とは、感光体ドラム2の回転方向に露光位置を移動する露光位置移動量をいう。ミラー角度補正部43は、露光位置補正情報206に従って感光体ドラム2の表面上を回転方向に露光位置が移動するように折り返しミラー42の反射角度を変える。
(転写位置補正)
ここで、本実施形態における中間転写ベルト1の速度変動に対する転写位置補正について図12を用いて説明する。
図12に示すように、まず、目盛り番号x=1として、初期化を行う(S1)。そして、第1読み取り部5と第2読み取り部6が、感光体ドラム2の目盛りmdx、中間転写ベルト1の目盛りmbxを共に検知すると(S2)、mbxの方がmdxより早く検知したか否かを判断する(S3)。
S3で、mbxの方がmdxより早く検知された場合には、第1タイミング情報202の方が第2タイミング情報より早くなっている。第1、第2タイミング情報201、202に基づいて、位置補正量算出部101が、mbx、mdxの通過時間差(ズレ量)と感光体ドラム2の外周の速度(以降、周速と記する)Vdからズレた距離+△Lを算出する(S4)。位置補正量算出部101は、ズレた距離+△Lを位置補正情報203として、制御部102に送る。
制御部102は、ズレた距離+△Lが次の目盛り検知のタイミングでキャンセルされるように、感光体ドラム2の周速の増加分(モータ12の加速度)+△Vdを算出する(S5)。この加速度に従って、感光体ドラム駆動モータ駆動信号204にて、モータ12の回転速度を次の目盛り検知までの間、加速していく(S7)。さらに、制御部102は、+△Vdを感光体ドラム速度変動情報205として、制御部103に送る。
制御部103は、+△Vdによって次の目盛り書き込みタイミングまでに変化する感光体ドラム2の露光位置移動量をキャンセルできるように、所定の変換テーブルを参照して、折り返しミラー42の角度の角度変動速度+△Vθを算出する(S6)。制御部103は、+△Vθを露光位置補正情報206として、ミラー角度補正部43に送る。ミラー角度補正部43が、+△Vθで折り返しミラー42の角度を変えることで、露光密度(副走査方向のライン密度(ライン間隔))が変わらなくなる(S7)。折り返しミラー42の角度を変える機構については、特許文献4(特開平4−245263号公報)に記載されている。そして、全目盛りが終了したか否かを判断する(S12)。
S3で、mbxの方がmdxより遅く検知された場合には、第1タイミング情報202の方が第2タイミング情報より遅くなっている。第1、第2タイミング情報201、202に基づいて、位置補正量算出部101が、mbx、mdxの通過時間差(ズレ量)と感光体ドラム2の外周の速度(以降、周速と記する)Vdからズレた距離−△Lを算出する(S8)。位置補正量算出部101は、ズレた距離−△Lを位置補正情報203として、制御部102に送る。
制御部102は、ズレた距離−△Lが次の目盛り検知のタイミングでキャンセルされるように、感光体ドラム2の周速の減速分(モータ12の加速度)−△Vdを算出する(S9)。この加速度に従って、感光体ドラム駆動モータ駆動信号204にて、モータ12の回転速度を次の目盛り検知までの間、減速していく(S11)。さらに、制御部102は、−△Vdを感光体ドラム速度変動情報205として、制御部103に送る。
制御部103は、−△Vdによって次の目盛り書き込みタイミングまでに変化する感光体ドラム2の露光位置移動量をキャンセルできるように、所定の変換テーブルを参照して、折り返しミラー42の角度の角度変動速度−△Vθを算出する(S10)。制御部103は、−△Vθを露光位置補正情報206として、ミラー角度補正部43に送る。ミラー角度補正部43が、−△Vθで折り返しミラー42の角度を変えることで、露光密度(副走査方向のライン密度(ライン間隔))が変わらなくなる(S11)。そして、全目盛りが終了したか否かを判断する(S12)。
S3で、mbxとmdxとが同時に検知された場合には、第1読み取り部5で検出される第1画像位置情報53の第1タイミング情報201と第2読み取り部6で検出される第2画像位置情報52の第2タイミング情報202のずれが無い。このため、上述の転写位置補正は行われない。そして、全目盛りが終了したか否かを判断する(S12)。
S12で、全目盛りが終了していない場合には、目盛り番号x=x+1に更新して(S13)、S2に戻る。S12で、全目盛りが終了した場合には、記録画像の潜像とともに形成された第2画像位置情報52(mdx)がすべて検知されたこととなり、転写位置補正の処理を終了する(S12)。
上記転写位置補正の処理の一例について、表1、図2〜図9を用いて時系列的に説明する。図2〜図9において、中間転写ベルト側の目盛り間隔は全てL(mm)一定とする。また、中間転写ベルト1の速度Vbと感光体ドラム2の周速Vdは同じ速度とする。感光体ドラム側の目盛りを形成する時の露光周期tは感光体ドラム2の周速Vdの時に目盛り間隔がL(mm)になる時間固定とする。例えばVd=300(mm/s)でL=3(mm)の場合、目盛りを形成するための露光周期t=L/Vd=10(msec)となる。mb1〜mb10は中間転写ベルト1の目盛り番号である。md1〜md12は感光体ドラム2に形成された目盛り番号である。点線の丸で示す転写部における同じ番号の2つの目盛りの通過時間差から位置ズレを算出し、t(sec)後にズレが無くなるように感光体ドラム2の周速Vdを補正する。表1は中間転写ベルト1の速度Vb、感光体ドラム2の周速Vd、中間転写ベルト1と感光体ドラム2の目盛りのズレ、感光体ドラム2の目盛り間隔、折り返しミラー42の角度を時系列にまとめたものである。
Figure 2011186260
(1)図2、時間T1:『初期状態』
時間T1では、中間転写ベルト1の速度変動が無く、2つの目盛りmb1とmd1が一致しているものとする。md4と時間T1に形成されるドラム目盛りmd5との間隔Ld5=L(mm)となる。初期状態において、折り返しミラー42は感光体ドラム2の所定の位置を露光する基準位置にあり、このときの角度を0°とする。
(2)図3、時間T2=時間T1+t:『+△Vbだけ速度変動(増速)』
時間T2では、時間T1からt(sec)の間、中間転写ベルト1の速度が変動し、△Vb(mm/s)だけ早かったものとする。この時、ベルト目盛りmb2は早く進み、md2と距離△L(mm)のズレが生じる。この時、感光体ドラム2の周速はVdのままなので、md5と時間T2に形成されるドラム目盛りmd6との間隔Ld6=L(mm)となる。t(sec)後にズレ量(△L(mm))が無くなるように、感光体ドラム2の周速Vdをt(sec)の間、△Vdだけ加速する。時間T2において、折り返しミラー42は基準位置(角度=0°)のままである。
(3)図4、時間T3=時間T2+t:『速度変動が無くなる:目盛りを合わせる』
時間T3では、中間転写ベルト1の速度は通常の速度Vbに戻っている。そして、時間T2で検出したズレ量を補正するため感光体ドラム2の周速は△Vdだけ加速されている。よって、転写位置Aから△L(mm)進んだ位置で、2つの目盛りmb3とmd3が一致し、ズレ量がなくなる。
また、感光体ドラム2の加速△Vdに合わせて、折り返しミラー42の角度を感光体ドラム2の回転方向に+△θ回転されている。このため、md6とmd7の間隔Ld7=L(mm)となり、従来のような露光間隔の広がりは生じない。
(4)図5、時間T4=時間T3+t:『−△Vbだけ速度変動(減速)』
T3において、2つの目盛りmb3とmd3のズレは無いため、T3からT4までの間に感光体ドラム2の周速が通常の周速Vdに戻される。時間T4では、時間T3からt(sec)の間、中間転写ベルト1の速度が変動し、△Vb(mm/s)だけ遅かったものとする。この時、ベルト目盛りmb4の進みは遅く、ドラム目盛りmd4と距離−△L(mm)のズレが生じる。この時、感光体ドラム2の周速はVdなので、md7とmd8との間隔Ld8=L(mm)となる。
(5)図6、時間T5=時間T4+t:『速度変動が無くなる:目盛りを合わせる』
T4におけるmb4とmd4ズレ量(−△L(mm))が無くなるように、T4からT5の間(t(sec)間)に感光体ドラム2の周速Vdをt(sec)の間、△Vdだけ減速する。時間T5では、中間転写ベルト1の速度は通常の速度Vbに戻っている。そして、時間T4で検出したズレ量を補正するため感光体ドラム2の周速は△Vdだけ減速されている。よって、転写位置Aにて2つの目盛りmb5とmd5が一致し、ズレ量が無くなる。
また、感光体ドラム2の減速に合わせて、折り返しミラー42の角度を感光体ドラム2の回転方向とは逆方向に△θ回転する(−△θ回転)。このため、md8とmd9の間隔Ld9=L(mm)となり、従来のような露光間隔の狭まりは生じない。
(6)図7、時間T6=時間T5+t:『速度変動なし』
T5において2つの目盛りmb5とmd5のズレは無いため、T5からT6の間に感光体ドラム2の周速を通常の周速Vdに戻す。時間T6では、中間転写ベルト1の速度は通常の速度Vbであり、感光体ドラム2の周速も通常のVdとなっている。このため、md9と形成されるドラム目盛りmd10との間隔Ld10=L(mm)となる。
(7)図8、時間T7=時間T6+t:『+△Vbだけ速度変動(増速)』
T6において、2つの目盛りmb6とmd6のズレは無いため、T7における感光体ドラム2の周速は通常の周速Vdのままである。時間T7では、時間T6からt(sec)の間、中間転写ベルト1の速度が変動し、△Vb(mm/s)だけ早かったものとする。この時、ベルト目盛りmb7は早く進み、ドラム目盛りmd7と距離△L(mm)のズレが生じる。すなわち、本実施形態では従来のようなドラム目盛り間隔の変化は無いため、2つの目盛りmb7とmd7のズレ量は中間転写ベルト1の速度変動△Vbによるズレ量△L(mm)のみである。
時間T7では、感光体ドラム2の周速はVdのままなので、md10とmd11との間隔Ld11=L(mm)となる。
(8)図9、時間T8=時間T7+t:『速度変動が無くなる:目盛りを合わせる』
T7における2つの目盛りmb7とmd7のズレ量△L(mm)が無くなるように、図3と同様に、T7からT8の間(t(sec)の間)に、感光体ドラム2の周速Vdを△Vdだけ加速する。時間T8では、中間転写ベルト1の速度は通常の速度Vbに戻っている。そして、時間T7で検出したズレ量を補正するため、感光体ドラム2の周速は△Vdだけ加速されている。よって、転写位置Aから△L(mm)進んだ位置で、2つの目盛りmb8とmd8が一致し、ズレ量が無くなる。また、感光体ドラム2の加速△Vdに合わせて、折り返しミラー42の角度を感光体ドラム2の回転方向に+△θ回転させる。このため、md11とmd12の間隔Ld12=L(mm)となり、従来のような露光間隔の広がりは生じない。
上述のごとく、5目盛り毎に中間転写ベルト1が△Vb(mm/s)だけ増速した場合において、感光体ドラム2の速度補正量に応じて露光密度が変化しないように折り返しミラー42の角度を回転させる。これにより、従来のように、感光体ドラム2の速度補正量が増大することは無い。同様に、5目盛り毎に中間転写ベルト1が−△Vb(mm/s)だけ減速した場合においても、感光体ドラム2の速度補正量が増大することは無い。
以上のように制御することにより、感光体ドラム2の露光密度が変わることなく、転写位置Aで第1画像位置情報53と第2画像位置情報52のズレを無くすことができる。
図10は本実施形態に係る中間転写ベルト1の速度変動の周期における感光体ドラム2の速度を算出した図である。横軸は中間転写ベルト上の位置(mm)、縦軸は速度(mm/s)である。感光体ドラム2の直径を直径84mm、中間転写ベルト1の搬送速度を300mm/s、露光部から転写位置Aまでの距離を132(mm)とした。速度変動の振幅はいずれも±0.15(mm/s)である。図10(a)では中間転写ベルト1の速度変動の周期は、露光部から転写位置Aまでの距離と同じ132(mm)である。図10(b)では、中間転写ベルト1の速度変動の周期は、露光部から転写位置Aまでの距離の1/2の66(mm)である。図10(c)では中間転写ベルト1の速度変動の周期は、露光部から転写位置Aまでの距離の4/5の105.6(mm)である。
速度変動の周期は、従来の画像形成装置においては、図10(a)と図10(b)では発振する条件となり、図10(c)は発振しない条件となっている。しかし、本実施形態の画像形成装置では、いずれの条件においても発振しない。
以上より、感光体ドラム2の速度補正量の発振を抑制でき、色ズレを高精度に補正して高品質な画像記録を行うことができる。
なお、転写位置Aにてズレ量を検出する構成にしたが、実際には転写位置Aにてズレ量が無くなるようにする必要がある。そのためには転写位置Aより1目盛り手前にてズレ量を検出する構成が好ましい。
(比較例)
ここで、比較例として、従来の画像形成装置における位置補正量の発振について説明する。図13は従来の画像形成装置における感光体ドラムの周辺の構成図である。図13に示すように、従来の画像形成装置は、本実施形態の画像形成装置の露光位置制御部103、ミラー角度補正部43を省略したものである。
従来の転写位置補正の処理の一例について、表2、図15〜図22を用いて時系列的に説明する。図15〜図22において、ベルト目盛り間隔L(mm)、中間転写ベルト1の速度Vb、感光体ドラム2の周速Vd、ベルト目盛り番号mb1〜mb10等の条件は、本実施形態と同様とする。表2は中間転写ベルト1の速度Vb、感光体ドラム2の周速Vd、中間転写ベルト1と感光体ドラム2の目盛りのズレ、感光体ドラム2の目盛り間隔を時系列にまとめたものである。
Figure 2011186260
(1)図15、時間T1:『初期状態』
時間T1では、本実施形態と同様である。すなわち、中間転写ベルト1の速度変動が無く、2つの目盛りmb1とmd1が一致しているものとする。md4と時間T1に形成されるドラム目盛りmd5との間隔Ld5=L(mm)で形成される。
(2)図16、時間T2=時間T1+t:『+△Vbだけ速度変動(増速)』
時間T2では、折り返しミラー42の角度を変える動作以外は、本実施形態と同様である。すなわち、時間T1からt(sec)の間、中間転写ベルト1の速度が変動し、△Vb(mm/s)だけ早かったものとする。この時、ベルト目盛りmb2は早く進み、md2と距離△L(mm)のズレが生じる。この時、感光体ドラム2の周速はVdのままなので、md5と時間T2に形成されるドラム目盛りmd6との間隔Ld6=L(mm)となる。
(3)図17、時間T3=時間T2+t:『速度変動が無くなる:目盛りを合わせる』
T3において、ズレ量(△L(mm))が無くなるように、T2からT3の間に、感光体ドラム2の周速Vdを△Vdだけ加速する。時間T3では、本実施形態と同様に、中間転写ベルト1の速度は通常の速度Vbに戻っている。よって、転写位置Aから△L(mm)進んだ位置で、2つの目盛りmb3とmd3が一致し、ズレ量がなくなる。
しかし、本比較例では、折り返しミラー42の角度を変える動作を行っていない。よって、感光体ドラム2の周速が△Vdだけ加速されていたため、md6と時間T3に形成されるドラム目盛りmd7との間隔Ld7=L+△L(mm)というように△L(mm)だけ間隔が広くなる。
(4)図18、時間T4=時間T3+t:『−△Vbだけ速度変動(減速)』
T3において2つの目盛りmb3とmd3のズレは無いため、T3からT4の間に、感光体ドラム2の周速を通常の周速Vdに戻す。時間T4では、折り返しミラー42の角度を変える動作以外は、本実施形態と同様である。すなわち、時間T3からt(sec)の間、中間転写ベルト1の速度が変動し、△Vb(mm/s)だけ遅かったものとする。この時、ベルト目盛りmb4の進みは遅く、ドラム目盛りmd4と距離−△L(mm)のズレが生じる。この時、感光体ドラム2の周速はVdなので、md7と形成されるドラム目盛りmd8との間隔Ld8=L(mm)となる。
(5)図19、時間T5=時間T4+t:『速度変動が無くなる:目盛りを合わせる』
T5においてズレ量(−△L(mm))が無くなるように、T4からT5の間に、感光体ドラム2の周速Vdをt(sec)の間、△Vdだけ減速する。時間T5では、本実施形態と同様に、中間転写ベルト1の速度は通常の速度Vbに戻っている。よって、転写位置Aにて2つの目盛りmb5とmd5が一致し、ズレ量が無くなる。
しかし、本比較例では、折り返しミラー42の角度を変える動作を行っていない。よって、感光体ドラム2の周速が△Vdだけ減速されていたため、md8と時間T5に形成されるドラム目盛りmd9の間隔Ld9=L−△L(mm)というように△L(mm)だけ間隔が狭くなる。
(6)図20、時間T6=時間T5+t:『速度変動なし』
T5において2つの目盛りmb5とmd5のズレは無いため、T5からT6の間に、感光体ドラム2の周速を通常の周速Vdに戻す。時間T6では、本実施形態と同様である。すなわち、中間転写ベルト1の速度は通常の速度Vbであり、感光体ドラム2の周速も通常のVdとなっている。このため、md9と形成されるドラム目盛りmd10との間隔Ld10=L(mm)となる。
(7)図21、時間T7=時間T6+t:『+△Vbだけ速度変動(増速)』
T6において2つの目盛りmb6とmd6のズレは無いため、T7における感光体ドラム2の周速は通常の周速Vdのままである。時間T7では、時間T6からt(sec)の間、中間転写ベルト1の速度が変動し、△Vb(mm/s)だけ早かったものとする。
本比較例では、折り返しミラー42の角度を変える動作を行っていないため、目盛り間隔Ld7=L+△L(mm)となっている。このため広がった間隔△L(mm)だけ遅れる。よって、2つの目盛りmb7、md7のズレ量は、中間転写ベルト1が早く進んだ△L(mm)と感光体ドラム2が遅くなった△L(mm)の和(2×△L(mm))となる。つまり、今回のズレ量△L(mm)と、5目盛り前に目盛りを露光した時のズレ量△(mm)が積算され、時間T2に比べてズレ量が大きくなる。時間T7では、感光体ドラム2の周速はVdのままなので、md10とmd11との間隔Ld11=L(mm)となる。
(8)図22、時間T8=時間T7+t:『速度変動が無くなる:目盛りを合わせる』
T7における2つの目盛りmb7とmd7のズレ量(2×△L(mm))が無くなるように、T7からT8の間に感光体ドラム2の周速Vdを△2×Vd(mm/s)だけ加速する。時間T8では、中間転写ベルト1の速度は通常の速度Vbに戻っている。よって、転写位置Aから△L(mm)進んだ位置で、2つの目盛りmb8とmd8が一致し、ズレ量が無くなる。
本比較例では、折り返しミラー42の角度を変える動作を行っていないため、目盛り間隔Ld12=L+2×△L(mm)というように2×△L(mm)だけ間隔が広くなる。
上述のごとく、5目盛り毎に中間転写ベルト1が△Vb(mm/s)だけ増速した場合、△Vb(mm/s)で生じる2つの目盛りのズレ量および露光間隔の広がりに累積される。そして、累積されたズレ量、広がりを補正するために、感光体ドラム2の速度補正量も比例して増大する。つまり、中間転写ベルト1の速度変動量△Vb(mm/s)に対する感光体ドラム2の速度補正量が△Vd(mm/s)とする。この場合、5目盛り毎に中間転写ベルトが△Vb(mm/s)を繰り返すと感光体ドラム2の周速は5目盛り毎に△Vd(mm/s)ずつ累積された速度で補正する必要がある。そして、速度補正量が増大するため、速度補正範囲を超えてしまう。
図23は比較例に係る中間転写ベルト1の速度変動の周期における感光体ドラム2の速度を算出した図である。横軸は中間転写ベルト上の位置(mm)、縦軸は速度(mm/s)である。速度変動の振幅はいずれも±0.15(mm/s)である。感光体ドラム2の直径を直径84mm、中間転写ベルト1の搬送速度を300mm/s、露光部から転写位置Aまでの距離を132(mm)としている。図23(a)では露光部から転写位置Aまでの距離と同じ132(mm)である。図23(b)では露光部から転写位置Aまでの距離の1/2の66(mm)である。図23(c)では露光部から転写位置Aまでの距離の4/5の105.6(mm)である。
図23(a)と図23(b)では感光体ドラム2の速度は発振し、その時の感光体ドラムの速度の最大値はそれぞれ以下のようになる。0(mm)〜132(mm)の間、±300.15(mm/s)。132(mm)〜264(mm)の間、±300.30(mm/s)。264(mm)〜396(mm)の間、±300.45(mm/s)。396(mm)〜528(mm)の間、±300.60(mm/s)。
このように、速度補正量の最大値が露光部から転写位置Aまでの距離である132(mm)毎に±0.15(mm/s)づつ増大する。しかし、図23(c)では発振しない。同様に中間転写ベルト1の速度変動周期を変えた結果、図23(a)と図23(b)の132(mm)毎に示した縦罫線の周期の1/n(n=1、2、3、・・・)の周期の速度変動であることが解った。
一般的には中間転写ベルト1の速度変動は周波数で表すことが多いため、判明した発振する条件式を周波数で表してみる。
まず、中間転写ベルトの速度変動周波数をf、露光から転写するまでの時間を1周期とする周波数をf0とすると発振する周波数の条件式は、f=f0×n(n=1、2、3、・・・)となる。つまり、露光した時と転写する時が共に中間転写ベルト1の速度変動が最大となるような周波数で発振する。
このようにズレ補正のために感光体ドラム2の速度補正を行うことにより感光体ドラム2の回転方向である副走査方向の露光密度が変わってしまい、特定の周波数の速度変動において速度補正量の発振が発生し、制御範囲を超えてしまう。
A…転写位置、1…中間転写ベルト(中間転写体)、2…感光体ドラム(像担持体)、3…1次帯電器、4…露光装置、5…第1読み取り部(第1読み取り手段)、6…第2読み取り部(第2読み取り手段)、10 …現像装置、101 …位置補正量算出部、102 …感光体ドラム駆動制御手段(像担持体駆動制御手段)、103 …露光位置補正手段、11 …クリーナー、12…感光体ドラム駆動モータ(像担持体駆動手段)、13 …駆動伝達機構、15 …駆動ローラ、16 …従動ローラ、17 …2次転写ローラ、18 …給送ローラ、201 …第1画像タイミング情報、202 …第2画像タイミング情報、203 …位置補正情報、204 …感光体ドラム駆動モータ駆動信号、205 …感光体ドラム速度変動情報、206 …露光位置補正情報、41 …レーザー光学系、42 …折り返しミラー、43 …ミラー角度補正手段(ミラー角度補正手段)、51 …レーザー光、52 …第2画像位置情報、53 …第1画像位置情報

Claims (3)

  1. 複数の像担持体と、
    第1画像位置情報が設けられた中間転写体と、
    前記像担持体に第2画像位置情報を記録する露光手段と、
    前記中間転写体に設けられた前記第1画像位置情報を読み取る第1読み取り手段と、
    前記像担持体に記録された前記第2画像位置情報を読み取る第2読み取り手段と、
    前記第1画像位置情報と前記第2画像位置情報の位置ズレから転写位置でお互いの位置が一致するような位置補正量の算出を行う位置補正量算出手段と、
    前記位置補正量算出手段によって算出された位置補正量に従って、前記像担持体を駆動する像担持体駆動手段の回転速度を制御する像担持体駆動制御手段と、
    を有する画像形成装置において、
    前記露光手段によって露光される露光位置が、前記位置補正量算出手段によって算出された位置補正量に従って、前記像担持体の回転方向の露光間隔が一定になるように、前記露光位置を補正する露光位置補正手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記露光位置補正手段は、
    前記位置補正量算出手段によって算出された位置補正量に従って前記像担持体駆動制御手段が生成した像担持体回転速度変動量に基づいて、前記像担持体の回転方向の露光間隔が一定になるように露光位置を制御するための露光位置補正情報を生成する露光位置制御手段と、
    前記露光位置補正情報に基づいて、レーザー光を反射して前記像担持体へ走査する折り返しミラーの反射角度を変えて露光位置を移動するミラー角度補正手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2画像位置情報を記録する露光手段は、前記像担持体に記録画像の潜像を形成する露光手段と兼用することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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