JP2011186048A - 眼鏡レンズの保持構造およびリムレス眼鏡 - Google Patents
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Abstract
【課題】縁面嵌挿保持タイプのリムレス眼鏡において、眼鏡レンズの保持が確実で、美観、軽量化、広い視界の確保等を実現する。
【解決手段】眼鏡レンズ21の縁部Poに突条31を有する切欠部30を形成し、その反転形状を有するレンズ保持部24Bを嵌挿し、レンズ21を保持する。突条31は、その高さが、突条間の溝部32Cの最小溝幅以下でかつその溝長さの半分以下の凸曲線からなり、その端縁における接線が突条側に傾斜している。前記切欠部30は、その溝幅が切欠部の溝長さの半分以下であり、突条間の溝部32Cの溝長さは、前方溝部32Aの溝長さより短く、かつ、後方溝部32Bの溝長さより長く、前記レンズ保持部24Bは、前方嵌合部33Aの前後幅が、前記突条間嵌合部33Cの前後幅と後方嵌合部33Bの前後幅の和以上である。
【選択図】 図2
【解決手段】眼鏡レンズ21の縁部Poに突条31を有する切欠部30を形成し、その反転形状を有するレンズ保持部24Bを嵌挿し、レンズ21を保持する。突条31は、その高さが、突条間の溝部32Cの最小溝幅以下でかつその溝長さの半分以下の凸曲線からなり、その端縁における接線が突条側に傾斜している。前記切欠部30は、その溝幅が切欠部の溝長さの半分以下であり、突条間の溝部32Cの溝長さは、前方溝部32Aの溝長さより短く、かつ、後方溝部32Bの溝長さより長く、前記レンズ保持部24Bは、前方嵌合部33Aの前後幅が、前記突条間嵌合部33Cの前後幅と後方嵌合部33Bの前後幅の和以上である。
【選択図】 図2
Description
本発明は、縁無しタイプの眼鏡レンズを保持する眼鏡レンズの保持構造およびリムレス眼鏡に関する。
近年、視野の広さや軽量性の利点、デザインのシンプルさ等から縁無しタイプの眼鏡(以下、リムレス眼鏡と呼ぶ)が注目されている。
リムレス眼鏡の一種として、例えば特許文献1に開示されているリムレス眼鏡が知られている。このリムレス眼鏡は、図10に示すようにプラスチック製の眼鏡レンズ1の耳側縁部Poに、その縁面1a、レンズ前面1b、および、レンズ後面1cに開放する切欠部2をレンズの内方に向かって形成し、この切欠部2に智3の先端部に形成されたレンズ保持部3Aが嵌め込まれた状態で接着剤で固定し、眼鏡レンズ1の耳側縁部Poを保持するようにしている。切欠部2は、眼鏡の正面から見てU字状の溝で、一定または溝の底に行くほど狭まる溝幅Wkを有し、内周壁の溝長さ方向(Wo方向)中間に断面形状が台形の突条4が溝断面方向全周にわたって一体に突設されている。このため、突条4も眼鏡の正面視においてU字状で、上側と下側の突条4の頂部が上下に対向している。
智3は、その基端にテンプル6が丁番7を介して折り畳み自在に連結され、先端側がレンズ方向に折れ曲がってその先端部にレンズ保持部3Aが形成されている。レンズ保持部3Aは、その上下幅Wtは溝幅Wkと略一致し、その上下面および先端面に突条4が嵌め込まれる断面台形状の溝条5が形成されている。
図10においては、レンズ保持部3Aは智3に形成されているが、左右のレンズを連結するブリッジにレンズ保持部3Aを形成することもできる。その場合には、1つのブリッジの両端部にそれぞれレンズ保持部3Aを形成すればよい。
以下、本明細書においては、レンズ保持部が形成された眼鏡フレームの部材(例えば、智やブリッジ)をレンズ保持部材と称する。また、図10に示したように、眼鏡レンズの縁部に、少なくとも縁面とレンズ前面に開放したレンズ前面側から後面側に向かう溝からなり、その内周壁の溝長さ方向の中間に溝断面方向にわたって突条または溝条が設けられた切欠部を形成し、この切欠部に、眼鏡フレームのレンズ保持部材に形成された前記突条または溝条に嵌合する溝条または突条を有するレンズ保持部を、レンズの縁面側から前記切欠部の突条または溝条に、前記レンズ保持部の溝条または突条が案内されながら挿入して嵌合し、このレンズ保持部によってレンズを保持するレンズ保持構造を縁面嵌挿保持構造と呼び、そのような保持構造を備えたリムレス眼鏡を縁面嵌挿保持タイプのリムレス眼鏡と呼ぶこととする。
眼鏡レンズ1に切欠部2を形成するには、図11に示す回転カッター10(例えば、エンドミル)が用いられる。回転カッター10は、円柱状のシャンク10Aと、このシャンク10Aの先端面に設けられた刃部10Bとからなる。また、刃部10Bは、切欠部2のうち突条4を加工形成する頸部12と、突条4より手前側の溝部2Aを加工形成する本体部11Aと、突条4より後方側の溝部2Bを加工形成する頭部11Bとで構成されている。本体部11Aと頭部11Bは、回転刃面が同一外径になる刃からなり、頸部12の回転刃面はこれらより細い外径になる刃からなっている。このような回転カッター10は、その回転軸を眼鏡レンズ1の正面方向に対して前面(凸面)のカーブに合わせて傾斜させた状態で、縁面1aからレンズ内方に向かって回転させながら移動させることにより、レンズ縁部に突条4を有する切欠部2を形成することができる。
リムレス眼鏡においては、美観、軽量化、広い視界の確保等の目的から眼鏡の正面から見てレンズ保持部3Aをより細くしたいという要望がある。例えば、上記した縁面嵌挿保持タイプのリムレス眼鏡においては、切欠部2の溝幅Wkとレンズ保持部3Aの上下幅Wtをより狭くしたいという要望がある。
しかしながら、切欠部2の溝幅Wkとレンズ保持部3Aの上下幅Wtを狭くした場合、レンズ保持部3Aの強度が低下し、また切欠部2を形成するための回転カッター10も細くなって強度が著しく低下するという問題があった。すなわち、切欠部2の上下溝幅Wkを狭くすると、突条4の頂面間間隔eが必然的に小さくなるため、回転カッター10の頸部12を細く形成する必要がある。このような回転カッター10は、基端側のシャンク10Aが加工装置のチャックによって片持ち保持された状態で眼鏡レンズ1の縁面1aを溝加工するため、頸部12の外径が細くなればなる程、頸部12に大きな曲げモーメントが加わり、頸部12が破損しやすくなってしまう。
また、レンズ保持部3Aはその上下幅Wtが狭くなるほど強度は低下する上に、溝条5の部分の上下幅も狭くなるとさらにレンズ保持部の強度が低下するおそれがある。
本発明は、上記した従来の問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、縁面嵌挿保持タイプのリムレス眼鏡において、眼鏡レンズの保持が確実で、美観、軽量化、広い視界の確保等を実現することができる眼鏡レンズの保持構造、これを用いたリムレス眼鏡およびリムレス眼鏡の眼鏡フレームを提供することにある。
上記目的を達成するために第1の発明に係る眼鏡レンズの保持構造は、眼鏡レンズの縁部に、少なくとも縁面とレンズ前面に開放しレンズ前面側から後面側に向かう断面U字状の溝からなり、その内周壁の溝長さ方向の中間に溝断面方向に沿って突条が設けられている切欠部を形成し、この切欠部に、眼鏡フレームのレンズ保持部材に形成された前記切欠部の略反転形状を含むレンズ保持部であって前記突条に嵌合する溝条を有するレンズ保持部を、前記突条に前記溝条が案内されながらレンズの縁面側から挿入して嵌合してレンズを保持するリムレス眼鏡のレンズ保持構造において、
前記切欠部は、前記突条よりレンズ前方側の前方溝部、レンズ後方側の後方溝部、および、突条間の溝部とからなっており、前記前方溝部は、その内周壁の上下面が平行で、その溝幅が前記切欠部の溝長さの半分以下であり、前記突条間溝部の溝長さは、前記前方溝部の溝長さより短く、かつ、前記後方溝部の溝長さより長く、前記突条の断面外形状は凸曲線からなり、前記レンズ保持部は、前記前方溝部に嵌合する部分を有する前方嵌合部と、前記後方溝部に嵌合する部分を有する後方嵌合部と、前記突条間溝部に嵌合する突条間嵌合部とを一体に備え、前記前方嵌合部の前後幅は、前記突条間嵌合部の前後幅と後方嵌合部の前後幅の和以上であることを特徴とするものである。
前記切欠部は、前記突条よりレンズ前方側の前方溝部、レンズ後方側の後方溝部、および、突条間の溝部とからなっており、前記前方溝部は、その内周壁の上下面が平行で、その溝幅が前記切欠部の溝長さの半分以下であり、前記突条間溝部の溝長さは、前記前方溝部の溝長さより短く、かつ、前記後方溝部の溝長さより長く、前記突条の断面外形状は凸曲線からなり、前記レンズ保持部は、前記前方溝部に嵌合する部分を有する前方嵌合部と、前記後方溝部に嵌合する部分を有する後方嵌合部と、前記突条間溝部に嵌合する突条間嵌合部とを一体に備え、前記前方嵌合部の前後幅は、前記突条間嵌合部の前後幅と後方嵌合部の前後幅の和以上であることを特徴とするものである。
第2の発明に係る眼鏡レンズの保持構造は、上記第1の発明において、前記突条の高さが、前記突条間溝部の最小溝幅の半分以上最小溝幅以下であるとともに前記突条間溝部の溝長さの半分以下であり、前記突条の断面形状の端縁における接線が突条先端側に傾斜していることを特徴とするものである。
第3の発明に係る眼鏡レンズの保持構造は、上記第1または第2の発明において、前記前方溝部の溝長さは、前記突条間溝部の溝長さと前記後方溝部の溝長さの和以上であることを特徴とするものである。
第4の発明に係るリムレズ眼鏡は、上記第1、第2、第3の発明のうちのいずれか1つに係る眼鏡レンズの保持構造を備えていることを特徴とするものである。
第1の発明においては、前方溝部は、その内周壁の上下面が平行で、その溝幅が切欠部の溝長さの半分以下であり、突条間溝部の溝長さは、前記前方溝部の溝長さより短く、かつ、後方溝部の溝長さより長く設定しているので、切欠部を切削加工するための回転カッターは、突条間溝部を切削する部分(頸部)より先の後方溝部を切削するための部分(頭部)の長さが短くなり、切欠部を加工する時に回転カッターの頸部に加わる曲げモーメントを小さくすることができる。したがって、前記前方溝部の溝幅が前記切欠部の溝長さの半分以下の切欠部を加工する場合であっても、強度が最も弱くなる頸部における回転カッターの破損を防止することができる。また、レンズ保持部も切欠部と略反転形状であるため、レンズ保持部の上下幅を狭くすることができる。
また、リムレス眼鏡においては、テンプルを両外側に開くときや装用時に、レンズ保持部材にはその基端側から略水平かつレンズ前方方向の外力が加わるが、レンズ保持部の前方嵌合部の前後幅は、前記突条間嵌合部の前後幅と後方嵌合部の前後幅の和以上であるので、そのような外力が加わっても、レンズ保持部が曲がったり、破損したりするのを防止することができる。
第2の発明においては、突条は、その高さが、突条間溝部の最小溝幅の半分以上最小溝幅以下であるとともに前記突条間溝部の溝長さの半分以下の凸曲線からなり、その端縁における接線が突条先端側に傾斜しているので、回転カッターの頸部の太さを溝深さ以上にすることができるとともに、頸部の外周を緩やかな曲面で、かつ、頸部とそれより手前の前方溝部を切削するための部分(本体部)との接続部分並びに頭部との接続部分の角度を鈍角にすることができるので、切欠部を加工する時に回転カッターの頸部やその両端に集中する応力を低減でき、回転カッターの破損を防止することができる。
第3の発明においては、前方溝部の溝長さは、突条間溝部の溝長さと後方溝部の溝長さの和以上に設定しているので、レンズ保持部の前方嵌合部の先端面と、前方溝部の底面との前後方向接触幅を大きくとることができ、前記したような外力がレンズ保持部材に加わった場合でもレンズ保持構造の強度を大きくできるとともに、突条に加わる力も低減でき突条の破損も防止することができる。
第4の発明においては、眼鏡レンズの保持が確実で、レンズ保持部の上下幅が細いリムレス眼鏡フレームを用いたリムレス眼鏡を提供することができる。
以下、本発明を図面に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1において、リムレス眼鏡20は、左右一対のプラスチック製の眼鏡レンズ21、22と、これらの眼鏡レンズ21、22の鼻側(内側)縁部Psを保持し連結するブリッジ23と、各眼鏡レンズ21、22の耳側(外側)縁部Poを保持する左右一対の智24、25と、前端が各智24、25の基端に丁番26(図2参照)を介してそれぞれ内側に折り畳み自在に連結された左右一対のテンプル27、28とを備えている。
図1において、リムレス眼鏡20は、左右一対のプラスチック製の眼鏡レンズ21、22と、これらの眼鏡レンズ21、22の鼻側(内側)縁部Psを保持し連結するブリッジ23と、各眼鏡レンズ21、22の耳側(外側)縁部Poを保持する左右一対の智24、25と、前端が各智24、25の基端に丁番26(図2参照)を介してそれぞれ内側に折り畳み自在に連結された左右一対のテンプル27、28とを備えている。
智24、25の先端部およびブリッジ23の両端部にはそれぞれレンズ21、22を保持するためのレンズ保持部が形成されており、レンズの耳側縁部Poおよび耳側縁部Psには、それぞれ前記レンズ保持部が挿入される切欠部が形成されている。なお、レンズ保持部は智24、25およびブリッジ23ともに同様な構造をしており、切欠部も耳側縁部Poおよび鼻側縁部Psともに同様の構造をしているので、以下、レンズ保持部材が智24、25で切欠部が耳側縁部Poにある場合について説明する。また、眼鏡レンズ21、22および智24、25は、左右対称な形状であるため、左側の眼鏡レンズ21と智24についてのみ説明し、右側の眼鏡レンズ22と智25についてはその説明を省略する。
図2〜図5において、眼鏡レンズ21は、厚さがレンズの内側から外側に向かって漸次増加するマイナスレンズからなり、耳側縁部Poには、レンズ保持部材である智24のレンズ保持部24Bが嵌め込まれる切欠部30が形成されている。
切欠部30は、眼鏡レンズ21の縁面21a、前面21bおよび後面21cに開放しており、耳側縁部Poの縁面21aからレンズ内方に向かって深さを有するように形成された、レンズ前面21b側から後面21c側に向かう断面U字状の溝からなっている。
また、切欠部30の内周壁には、溝長さ方向(前後方向)の中間に溝断面方向(前後方向に直行する方向)にわたって突条31が一体に突設されている。すなわち、突条31は、切欠部30の上壁30aから溝底壁30cを経て下壁30bにいたる全長にわたって形成されており、上壁30aおよび下壁30bに形成された突条はレンズ縁面21a側からレンズ内方に向かうように形成されている。そして、突条31はレンズ21の正面視においてU字状で、上壁30a側の突条31と下壁30b側の突条31の頂部が互いに対向している。また、突条31は、切欠部30の溝長さ方向の幅Woの中央より眼鏡レンズ21の後面21c側にずれて形成されることにより、切欠部30を突条31よりレンズ前方側の前方溝部32Aと、突条31よりレンズ後方側の後方溝部32Bおよび上下の突条31間の突条間溝部32Cの3つの部分に分けている。前方溝部32Aおよび後方溝部32Bは、上壁30aおよび下壁30bが平行になっている。
さらに、突条31は、その延設されている方向(以下、単に突条延設方向と呼ぶ)に垂直な断面形状が全域にわたって同一で、その断面外形状は緩やかに湾曲した凸曲線からなるように形成されている。この凸曲線は、曲率が一定もしくは緩やかに変化する曲線からなっており、円または楕円の一部であることが好ましい。本実施の形態においては、断面形状が半径rの円弧状の突条31を設けた例を示している。
レンズ保持部材である智24は、金属材料からなり、基端部24Aにテンプル27の前端が丁番26を介して折り畳み自在に連結され、先端側が内側に折り曲がった形状に形成されている。智24の先端部には、切欠部30に嵌め込まれることにより眼鏡レンズ21の耳側縁部Poを保持するレンズ保持部24Bを形成している。
レンズ保持部24Bは、切欠部30の反転形状を有するように形成されており、切欠部30のうち前記前方溝部32Aに嵌め込まれる部分を有する前方嵌合部33Aと、前記後方溝部32Bに嵌め込まれる部分を有する後方嵌合部33Bと、前記突条間溝部32Cに嵌め込まれる部分を有する突条間嵌合部33Cとで構成されている。前方および後方嵌合部33A、33Bは上面および下面が平行な板状に形成されている。突条間嵌合部33Cは、上面から先端面を経て下面まで、突条31が嵌り込む溝条34が形成されることにより、前後方向(溝条幅方向)の中央の板厚が最も薄く、前後に向かって徐々に厚くなっている。また、突条間嵌合部33Cは、レンズ保持部24Bの前後幅Wの中央より後方に形成されている。
溝条34は、突条31の反転形状をしており、その延設されている方向(以下、単に溝条延設方向と呼ぶ)に垂直な断面形状が全域にわたって同一で、その断面外形状は突条31と同一の緩やかに湾曲した凹曲線からなるように形成されている。この凹曲線は、曲率が一定もしくは緩やかに変化する曲線からなっており、円または楕円の一部であることが好ましい。本実施の形態においては、断面形状が半径rの円弧状の溝条34を設けた例を示している。
次に、上記眼鏡レンズの保持構造における各部の寸法関係について説明する。
図2および図4において、Woは切欠部30の溝長さ(前後幅)である。Wkは切欠部30の溝幅(上下幅)で、切欠部の全域において溝長さWoの半分以下に設定されている。
図2および図4において、Woは切欠部30の溝長さ(前後幅)である。Wkは切欠部30の溝幅(上下幅)で、切欠部の全域において溝長さWoの半分以下に設定されている。
S1 は切欠部30の前方溝部32Aの溝長さ、S2 は突条間溝部32Cの溝長さ(突条31の幅)、S3 は後方溝部32Bの溝長さで、切欠部の溝深さ方向全域において、突条間溝部溝長さS2 は前方溝部溝長さS1 より小さく、かつ、後方溝部溝長さS3 より大きく設定されている。なお、前方溝部長さ幅S1 は突条間溝部長さ幅S2 と後方溝部長さ幅S3 の和以上の大きさに設定されているとより好ましい。
rxは突条31の高さ、eは上下の突条31の間の最小溝幅(頂面間距離)で、突条高さrxは、突条間溝部長さS2 の半分以下の大きさであるとともに、突条間溝部最小溝幅eの半分以上で、かつ突条間溝部最小溝幅e以下に設定されている。
θは突条31の端縁における接線M(以下、単に突条接線と呼ぶ)の、前方溝部壁面に対する角度(以下、単に突条接線角度と呼ぶ)で、この突条接線Mは突条31の先端側に傾斜している(突条接線角度θが90度未満に設定されている)。突条接線角度θはより好ましくは30〜75度の範囲内であり、さらに好ましくは45〜60度の範囲内である。
なお、本実施の形態のように突条31の断面外形状が半径rの円弧の場合に上記した条件を満たすためには、突条高さrxをその円弧を含む円の半径rより短くするとよい。すなわち、その円弧を含む円の中心Oは、突条31の底面より外側に位置している。また、突条31の断面外形状を楕円形の一部とする場合には、その長軸を突条31の底面より外側に位置させると良く、より好ましくはさらにその長軸を前方溝部壁面と平行にするとよい。また、突条31の断面外形状を曲率が緩やかに変化する凸曲線にする場合には、突条31の端部かR先端に向かって曲率が徐々に小さくなるようにすると好ましい。
図2および図5において、Wtはレンズ保持部24Bの上下幅(板厚)、Wはレンズ保持部24Bの前後幅、W1 はレンズ保持部24Bのうち切欠部31内に嵌め込まれる部分の幅(以下、単にレンズ保持部の嵌合幅と呼ぶ)である。上下幅Wtは前方および後方溝部32A、32Bの溝幅Wkとほぼ等しく、嵌合幅W1 は切欠部30の溝長さWoと等しい。上下幅Wtは、レンズ保持部の長さ方向全域において嵌合幅W1 の半分以下に設定されている。
aは突条間嵌合部33Cの前後幅、bは後方嵌合部33Bの前後幅、cは前方嵌合部33Aの前後幅、b1 は後方嵌合部33Bのうち後方溝部32Bに嵌め込まれる部分の幅(以下単に後方嵌合部嵌合幅と呼ぶ)、c1 は前方嵌合部33Aのうち前方溝部32Aに嵌め込まれる部分の幅(以下単に前方嵌合部嵌合幅と呼ぶ)、bΔは後方嵌合部前後幅bと後方嵌合部嵌合幅b1 との寸法差、cΔは前方嵌合部前後幅cと前方嵌合部嵌合幅c1 との寸法差である。突条間嵌合部前後幅aは突条間溝部溝長さS2 とほぼ等しく、後方嵌合部嵌合幅b1 は後方溝部溝長さS3 と等しく、前方嵌合部嵌合幅c1 は前方溝部溝長さS1 と等しい。したがって、レンズ保持部24Bの全域において、突条間嵌合部前後幅aは前方嵌合部嵌合幅c1 より小さく、かつ、後方嵌合部嵌合幅b1 より大きく設定されているとともに、前方嵌合部前後幅cは突条間嵌合部前後幅aと後方嵌合部嵌合幅b1 の和以上の大きさに設定されている。より好ましくは前方嵌合部嵌合幅c1 は突条間嵌合部前後幅aと後方嵌合部嵌合幅b1 の和以上である。なお、寸法差cΔとbΔはそれぞれ零であってもよい。
dは溝条34の深さ、fは突条間嵌合部33cの最小上下幅(溝条34の底面間距離)である。溝条深さdは突条高さrxと略等く、突条間嵌合部最小上下幅fは突条間溝部最小溝幅eと略等しい。したがって、溝条深さdは、突条間嵌合部前後幅aの半分以下の大きさであるとともに、突条間嵌合部最小上下幅fの半分以上かつ突条間嵌合部最小上下幅f以下に設定されている。
θoは溝条34の端縁における接線M1 (以下、単に溝条接線と呼ぶ)の、前方嵌合部壁面に対する角度(以下、単に溝条接線角度と呼ぶ)で、突条接線角度θと略等しい。したがって、溝条接線M1 は溝条34の底側に傾斜している(溝条接線角度θoは90度未満に設定されている)。より好ましくは30〜75度の範囲内であり、さらに好ましくは45〜60度の範囲内である。
なお、本実施の形態のように溝条34の断面外形状が半径r1 の円弧の場合に上記した条件を満たすためには、溝条深さdをその円弧を含む円の半径r1 より短くするとよい。すなわち、その円弧を含む円の中心O1 は、溝条31の両端より外側に位置している。また、溝条34の断面外形状を楕円形の一部とする場合には、その長軸を溝条31の両端より外側に位置させるとよく、より好ましくはさらにその長軸を前方嵌合部の壁面と平行にするとよい。また、溝条34の断面外形状を曲率が緩やかに変化する凹曲線にする場合には、溝条34の端部から最底部に向かって曲率が徐々に小さくなるようにすると好ましい。
図6において、切欠部30を切削加工する回転カッター40は、加工装置のチャックに保持される円柱状のシャンク40Aと、シャンク40Aの先端面に突設された刃部40Bとを備えている。
刃部40Bは、切欠部30のうち突条間溝部32Cを加工形成する頸部50Cと、前方溝部32Aを加工形成する本体部50Aと、後方溝部32Bを加工形成する頭部50Bとで構成されている。本体部50Aと頭部50Bの回転刃面の外径gは同一の円柱状をしている。頸部50Cの回転刃面は、円弧状の溝(以下単に頸部溝と呼ぶ)が周方向に形成された鼓型を形成しており、頸部溝の深さ(以下単に頸部溝深さと呼ぶ)g1 は溝条深さdと同じで、頸部50Cの回転刃面の最小外径(以下単に頸部最小径と呼ぶ)g2 はレンズ保持部の突条間嵌合部最小上下幅fと同じである。本体部50Aの長さLoは、前方嵌合部前後幅cより長く、頭部50Bの長さL1 は、後方嵌合部幅bと等しいか僅かに長く、頸部50Cの長さL2 は、突条間嵌合部前後幅aと等しく設定されている。頸部溝深さg1 は、頸部長さL2 の半分以下の大きさであるとともに、頸部最小径g2 の半分以上かつ頸部最小径g2 以下に設定されている。
頸部溝の端縁における接線(以下、単に頸部溝接線と呼ぶ)の、本体部50A外周面に対する角度(以下、単に頸部溝接線角度と呼ぶ)は、溝条接線角度θoと略等しく、頸部溝接線は頸部溝の底側に傾斜している(頸部溝接線角度は90度未満に設定されている)。より好ましくは30〜75度の範囲内であり、さらに好ましくは45〜60度の範囲内である。
このような回転カッター40を、その軸線方向を眼鏡レンズ1の正面方向に対して前面(凸面)のカーブに合わせて傾斜させた状態で、眼鏡レンズ21の縁面21aに押し付けて回転させながらレンズ内方に向けて移動させると、所定形状の切欠部30を形成することができる。しかる後、切欠部30に、レンズ保持部24Bを、突条31に溝条34を案内させながらレンズ21の縁面21a側からレンズ内方に、挿入して突条31と溝条34を互いに嵌合させた状態で、接着剤によって固定すると、眼鏡レンズの保持構造が完成し、レンズ保持部34によって眼鏡レンズ21を安定した状態で保持することができる。
また、このような眼鏡レンズの保持構造によれば、切欠部30の溝加工時における回転カッター40の破損を軽減防止することができる。すなわち、回転カッター40の刃部40Bは、回転刃面の径が細くなる頸部50Cにおいて強度が弱いが、切欠部30の突条間溝部32Cの溝長さS2 を、前方溝部32Aの溝長さS1 より短く、かつ、後方溝部32Bの溝長さS3 より長く設定しているので、このような切欠部30を形成するための回転カッター40は、頸部50Cの長さより頭部50Bの長さを短くすることができ、切欠部30を加工する時に回転カッター40の頸部に加わる曲げモーメントを小さくすることができる。
また、切欠部30の突条31は、その高さrxが、突条間溝部32Cの最小溝幅eの半分以上最小溝幅e以下でかつ前記突条間溝部32Cの溝長さの半分以下の凸曲線からなり、その端縁における接線Mが突条先端側に傾斜しているので、このような切欠部30を形成するための回転カッター40は、頸部50Cの太さを頸部溝深さg1 以上にすることができるとともに、頸部50Cの外周を緩やかな曲面で、かつ、頸部50Cとその前後の部分(本体部50Aおよび頭部50B)との接続部分の角度を鈍角にすることができるので、切欠部30を加工する時に回転カッター40の頸部50Cやその両端に集中する応力を低減でき、回転カッターの破損を防止することができる。これにより、回転カッター40が破損することがなく切欠部30を確実に加工形成することができる。
また、リムレス眼鏡20においては、テンプル27を両外側に開くときや装用時に、レンズ保持部材24、23は略水平かつレンズ前方方向の外力が加わえられるが、レンズ保持部24Bの前方嵌合部33Aの前後幅が、突条間嵌合部33Cの前後幅と後方嵌合部33Bの前後幅の和以上に設定されているので、そのような外力が加わっても、レンズ保持部24Bが曲がったり、破損したりするのを防止することができる。さらに、前方溝部32Aの溝長さを突条間溝部32Cの溝長さと後方溝部32Bの溝長さの和以上に設定すると、レンズ保持部24Bの前方嵌合部33Aの先端面と、前方溝部32Aの底面との前後方向接触幅を大きくとることができ、前記したような外力がレンズ保持部材24に加わった場合でもレンズ保持構造の強度を大きくできるとともに、突条31に加わる力も低減でき、突条31の破損も防止することができる。また、テンプル27に上下方向の外力が加えれることにより、レンズ保持部24Bに加わるねじれに対しても、前方嵌合部33Aの上下面と前方溝部32Aの上下壁面との前後方向の接触幅を大きくすることができるので、レンズ保持構造の強度を大きくできる。
また、突条31はその高さを、前記突条間溝部32Cの溝長さS2 の半分以下であり、前記突条31の断面外形状は凸曲線からなり、その端縁における接線Mが突条先端側に傾斜するように設定しているので、応力の集中箇所が少なく、突条31および突条間嵌合部33Cの折損を防止することができる。突条31の断面外形状を円や楕円の一部とすると曲率を一定あるいは緩やかに変化させることができるのでより好ましい。なお、楕円の一部にする場合はその長軸が突条31の底面より外側になるように設定すると突条の高さを低く幅を広くすることができるので突条31の強度が高くなるとともに、端縁の接線角度Mを大きく取れるので、レンズ保持部24Bを前後方向に対して強固に保持できるという点で好ましい。より好ましくはさらに長軸を突条31の底面と平行にするとよい。
また、レンズ保持部24Bの前方嵌合部33Aは上下面が平行の平板形状をしているので、レンズの厚さに応じて切欠部の前後位置を変えた場合にも上記した寸法条件を満たすことができる。
図7〜図9は、本発明の他の実施の形態を示す眼鏡レンズの保持構造の断面図である。
これら実施の形態は、切欠部30を眼鏡レンズ21の縁面21aと表面21bにだけ開放する断面U字状の溝とした例を示している。
これら実施の形態は、切欠部30を眼鏡レンズ21の縁面21aと表面21bにだけ開放する断面U字状の溝とした例を示している。
図7に示したレンズ保持構造の例は、突条間溝部32Cの溝長さS2 を、前方溝部32Aの溝長さS1 より短くかつ後方溝部32Bの溝長さS3 より長くするともに、前方溝部32Aの溝長さS1 を、突条間溝部32Cの溝長さS2 と後方溝部32Bの溝長さS3 の和以上に設定している。また、レンズ保持部24は、前方嵌合部33Aの前後幅cが、突条間嵌合部33Cの前後幅aと後方嵌合部33Bの前後幅bの和以上に設定している。なお、突条間溝部32Cの溝長さS2 は突条間嵌合部33Cの前後幅aと等しく、後方溝部32Bの溝長さS3 は後方嵌合部33Bの前後幅bと等しいか僅かに大きく、前方嵌合部33Aの前後幅cは前方溝部32Aの溝長さS1 より大きい。その他の構成および寸法条件等は、上記した実施の形態と同様である。
図8に示したレンズ保持構造の例は、突条間溝部32Cの溝長さS2 を、前方溝部32Aの溝長さS1 より短くかつ後方溝部32Bの溝長さS3 より長くするともに、前方溝部32Aの溝長さS1 を、突条間溝部32Cの溝長さS2 と後方溝部32Bの溝長さS3 の和とほぼ等しく設定している。また、レンズ保持部24は、前方嵌合部33Aの前後幅cが、突条間嵌合部33Cの前後幅aと後方嵌合部33Bの前後幅bの和以上に設定している。なお、突条間溝部32Cの溝長さS2 は突条間嵌合部33Cの前後幅aと等しく、後方溝部32Bの溝長さS3 は後方嵌合部33Bの前後幅bと等しいか僅かに大きく、前方嵌合部33Aの前後幅cは前方溝部32Aの溝長さS1 より大きい。その他の構成および寸法条件等は、上記した実施の形態と同様である。
図9に示したレンズ保持構造の例は、突条間溝部32Cの溝長さS2 を、前方溝部32Aの溝長さS1 より短くかつ後方溝部32Bの溝長さS3 より長くするとともに、前方溝部32Aの溝長さS1 を、突条間溝部32Cの溝長さS2 と後方溝部32Bの溝長さS3 の和より小さく設定している。また、レンズ保持部24は、前方嵌合部33Aの前後幅cが、突条間嵌合部33Cの前後幅aと後方嵌合部33Bの前後幅bの和以上に設定している。なお、突条間溝部32Cの溝長さS2 は突条間嵌合部33Cの前後幅aと等しく、後方溝部32Bの溝長さS3 は後方嵌合部33Bの前後幅bと等しいか僅かに大きく、前方嵌合部33Aの前後幅cは前方溝部32Aの溝長さS1 より大きい。その他の構成および寸法条件等は、上記した実施の形態と同様である。
図7〜図9に示した実施の形態においても、図1に示した実施の形態と同様の効果を得ることができ、美観、軽量化に優れ、広い視野を確保することができるリムレス眼鏡、リムレス眼鏡フレームを提供することができる。なお、図7〜図9の例において、レンズ保持部24Bの後方嵌合部33Bは上下面平行な場合を示しているが、それに限らず、例えば断面半円形のような曲面にしてもよい。
また、上記した実施の形態においては、いずれも眼鏡レンズ1の耳側縁部Poを保持するレンズ保持部材24に適用した例を示したが、ブリッジ23にも適用することが可能である。ブリッジ23の場合は、左右の眼鏡レンズ21、22を保持するために、1つのブリッジ23に前記レンズ保持部24Bと同様なレンズ保持部を左右一対設ければよい。
また、上記した実施の形態においては、眼鏡レンズ21、22がマイナスレンズの場合で説明したが、これに限らず、プラスレンズや度のないレンズであってもよい。
図7に示した実施の形態にかかるレンズ保持構造において、突条31および溝条34の断面外形状を円弧にし、前方溝部溝幅Wk(=レンズ保持部上下幅Wt)を1.0mm、切欠部溝長さWoを2.5mm、前方溝部溝長さS1 を1.3mm、突条間溝部溝長さS2 (=突条間嵌合部前後幅a)を0.7mm、後方溝部溝長さS3 (=後方嵌合部前後幅b)を0.5mm、突条高さrx(=溝条深さd)を0.25mm、突条間溝部最小溝幅e(=突条間嵌合部最小上下幅f)を0.5mm、レンズ保持部前後幅Wを2.7mm、前方嵌合部前後幅cを1.5mmに設定した切欠部30とレンズ保持部(智およびブリッジ)24Bを作成し、切欠部内壁面上に透明な接着剤を塗布した状態で、レンズ保持部24Bを嵌挿し、レンズ保持構造を得た。切欠部30を切削加工する際に回転カッター40の破損は見られず、テンプルの開閉に対してもレンズ保持構造、レンズ保持部、切欠部いずれも良好な強度が得られた。
20…リムレス眼鏡、21、22…眼鏡レンズ、21a…縁面、21a…前面、21b…後面、23…ブリッジ、24…智、24B…レンズ保持部、27、28…テンプル、30…切欠部、31…突条、32A…前方溝部、32B…後方溝部、32C…突条間溝部、33A…前方嵌合部、33B…後方嵌合部、33C…突条間嵌合部、34…溝条、Po…耳側縁部、M…突条端縁接線。
Claims (4)
- 眼鏡レンズの縁部に、少なくとも縁面とレンズ前面に開放しレンズ前面側から後面側に向かう断面U字状の溝からなり、その内周壁の溝長さ方向の中間に溝断面方向に沿って突条が設けられている切欠部を形成し、この切欠部に、眼鏡フレームのレンズ保持部材に形成された前記切欠部の略反転形状を含むレンズ保持部であって前記突条に嵌合する溝条を有するレンズ保持部を、前記突条に前記溝条が案内されながらレンズの縁面側から挿入して嵌合してレンズを保持するリムレス眼鏡のレンズ保持構造において、
前記切欠部は、前記突条よりレンズ前方側の前方溝部、レンズ後方側の後方溝部、および、突条間の溝部とからなっており、前記前方溝部は、その内周壁の上下面が平行で、その溝幅が前記切欠部の溝長さの半分以下であり、前記突条間溝部の溝長さは、前記前方溝部の溝長さより短く、かつ、前記後方溝部の溝長さより長く、
前記突条の断面外形状は凸曲線からなり、
前記レンズ保持部は、前記前方溝部に嵌合する部分を有する前方嵌合部と、前記後方溝部に嵌合する部分を有する後方嵌合部と、前記突条間溝部に嵌合する突条間嵌合部とを一体に備え、
前記前方嵌合部の前後幅は、前記突条間嵌合部の前後幅と後方嵌合部の前後幅の和以上であることを特徴とする眼鏡レンズの保持構造。 - 請求項1記載の眼鏡レンズの保持構造において、
前記突条の高さは、前記突条間溝部の最小溝幅の半分以上最小溝幅以下であるとともに前記突条間溝部の溝長さの半分以下であり、
前記突条の断面形状の端縁における接線が突条先端側に傾斜していることを特徴とする眼鏡レンズの保持構造。 - 請求項1または2記載の眼鏡レンズの保持構造において、
前記前方溝部の溝長さは、前記突条間溝部の溝長さと前記後方溝部の溝長さの和以上であることを特徴とする眼鏡レンズの保持構造。 - 請求項1、2、3のうちのいずれか一項記載の眼鏡レンズの保持構造によりレンズが保持されているリムレス眼鏡。
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AT520704A1 (de) * | 2017-12-01 | 2019-06-15 | Silhouette Int Schmied Ag | Rahmenlose Brille |
-
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- 2010-03-05 JP JP2010049168A patent/JP2011186048A/ja active Pending
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