JP2011185123A - 圧縮機ユニット、空気調和機及び給湯機 - Google Patents

圧縮機ユニット、空気調和機及び給湯機 Download PDF

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進吾 深津
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武和 帯谷
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Abstract

【課題】圧縮機本体の運転時に、アキュムレータの入口管の取り合い部に対する振動を低減可能な圧縮機ユニット、空気調和機及び給湯機を提供する。
【解決手段】圧縮機ユニット100は、架台上に複数の支持部17、18、19において支持される圧縮機本体1と、圧縮機本体1の側面に固定され且つ第1配管53から流入した冷媒を第2配管を介して圧縮機本体1内へ供給するアキュムレータ50とを備えた圧縮機ユニットであって、第1配管53の取り合い部53aは、平面視において、複数の支持部17、18、19における支持中心Oを通過し且つ支持中心Oとアキュムレータ50の上部中心C4とを通過する直線Xに垂直な直線Yと、上部中心C4を通過し且つ支持中心Oと上部中心C4とを通過する直線に垂直な直線L1との間で、且つ、平面視において、支持中心Oを中心として、支持中心Oと上部中心C4との間の距離R1を半径とする円Cの内側に配置されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、空調機や給湯機・冷凍・冷蔵庫用の圧縮機として適用される圧縮機ユニットに関する。
従来の圧縮機ユニットは、密閉容器内に電動機部及び圧縮機構部を有する圧縮機本体と、圧縮機本体の外側部に配置されたアキュムレータとを備えている(例えば、特許文献1参照)。このような圧縮機ユニットでは、一般的に、運転時の振動が問題となる。特に、アキュムレータ本体に設けられた冷媒の入口管に対して伝播する振動は、入口管が圧縮機本体から遠いほど大きくなる。
特開2001−317479号公報
ところで、特許文献1では、アキュムレータ本体の上端部に設けられた入口管は、アキュムレータ本体の上部中心から軸方向に沿って上方に延在するように配置されている。このような配置によって、入口管の取り合い部(アキュムレータ本体と反対側の端部)が比較的に高い位置に配置されるような場合や、圧縮機本体から比較的に遠い位置に配置されるような場合がある。このような場合、圧縮機本体の運転時において、圧縮機本体が傾く方向の振動や、圧縮機本体の軸方向の振動が、入口管に対して伝播し易くなるという問題があった。
本発明の目的は、圧縮機本体の運転時に、アキュムレータの入口管の取り合い部に対する振動を低減可能な圧縮機ユニット、空気調和機及び給湯機を提供することである。
第1の発明に係る圧縮機ユニットは、架台上に複数の支持部において支持される圧縮機本体と、圧縮機本体の側面に固定され且つ第1配管から流入した冷媒を第2配管を介して圧縮機本体内へ供給するアキュムレータとを備えた圧縮機ユニットであって、第1配管の取り合い部は、平面視において、複数の支持部における支持中心を通過し且つ支持中心とアキュムレータの上部中心とを通過する直線に垂直な直線と、上部中心を通過し且つ支持中心と上部中心とを通過する直線に垂直な直線との間で、且つ、平面視において、支持中心を中心として、支持中心と上部中心との間の距離を半径とする円の内側に配置されている。
この圧縮機ユニットでは、平面視において、第1配管の取り合い部をアキュムレータの上部中心と略同じ位置に配置した従来例に比べて、第1配管の取り合い部を支持中心に近づけることができる。したがって、圧縮機本体の運転時に、第1配管の取り合い部に対して圧縮機本体の軸まわりに作用する力を、従来例と比べて小さくできる。この結果、第1配管の取り合い部に伝播される圧縮機本体の軸方向の振動を、従来の取り合い部と比べて低減できる。
なお、本発明において、「取り合い部」とは、第1配管のアキュムレータ本体と反対側の端部を示す。
第2の発明に係る圧縮機ユニットは、第1の発明に係る圧縮機ユニットにおいて、第1配管の接合部は、平面視において、支持中心を中心として、支持中心と上部中心との間の距離を半径とする円の内側、且つ、平面視において、アキュムレータの外端部または外端部より内側に配置されている。
この圧縮機ユニットでは、第1配管の接合部を、平面視において、支持中心と上部中心との間の距離を半径とする円の内側、且つ、アキュムレータの外端部または外端部より内側の位置に配置することで、接合部をそれ以外の位置に配置する場合と比べて、第1配管の取り合い部を支持中心に近づけても、取り合い部と接合部との間の配管長を短くできる。したがって、第1配管の配管長が長くなることによるアキュムレータの性能低下を防止できる。
なお、本発明において、「接合部」とは、第1配管のアキュムレータ本体側の端部を示す。
第3の発明に係る圧縮機ユニットは、架台上に複数の支持部において支持される圧縮機本体と、圧縮機本体の側面に固定され且つ第1配管から流入した冷媒を第2配管を介して圧縮機本体内へ供給するアキュムレータとを備えた圧縮機ユニットであって、第1配管の取り合い部は、側面視において、複数の支持部における支持中心を中心として、支持中心と、アキュムレータの軸方向に沿ってアキュムレータの上部中心から30mmだけ離れた点との間の距離を半径とする円の内側に配置されている。
この圧縮機ユニットでは、従来と比べて、第1配管の取り合い部を低い位置に配置できる。この結果、圧縮機本体の運転時に第1配管の取り合い部に対して伝播される振動(圧縮機本体が傾く方向の振動)を、従来に比べて低減できる。
第4の発明に係る圧縮機ユニットは、第3の発明に係る圧縮機ユニットにおいて、第1配管の接合部は、側面視において、支持中心を通過し且つ圧縮機本体の軸方向に垂直な直線と、上部中心を通過し且つアキュムレータの軸方向に垂直な直線との間に配置されている。
この圧縮機ユニットでは、側面視において第1配管の接合部を、アキュムレータの上部中心と略同じ高さにある従来の接合部よりも低い位置に配置することで、取り合い部を低い位置に配置しても第1配管の配管長を短くできる。したがって、第1配管の配管長が長くなることによるアキュムレータの性能低下を防止できる。
第5の発明に係る圧縮機ユニットは、第1〜第4の発明のいずれかに係る圧縮機ユニットにおいて、冷媒はCO冷媒である。
この圧縮機ユニットでは、他の冷媒と比べて高圧のCO冷媒を用いた場合、圧縮機本体が傾く方向の振動や、圧縮機本体の軸方向の振動が、顕著に現れるため、このような振動が第1配管の取り合い部に対して伝播することを抑制できる点で特に有効である。
第6の発明に係る空気調和機は、第1〜第5の発明のいずれかに係る圧縮機ユニットを備える。
この空気調和機では、第1〜第5の発明に係る圧縮機ユニットと同様の効果を得ることができる。
第7の発明に係る給湯機は、第1〜第5の発明のいずれかに係る圧縮機ユニットを備える。
この給湯機では、第1〜第5の発明に係る圧縮機ユニットと同様の効果を得ることができる。
第1の発明では、平面視において、第1配管の取り合い部をアキュムレータの上部中心と略同じ位置に配置した従来例に比べて、第1配管の取り合い部を支持中心に近づけることができる。したがって、圧縮機本体の運転時に、第1配管の取り合い部に対して圧縮機本体の軸まわりに作用する力を、従来例と比べて小さくできる。この結果、第1配管の取り合い部に伝播される圧縮機本体の軸方向の振動を、従来の取り合い部と比べて低減できる。
また、第2の発明では、第1配管の接合部を、平面視において、支持中心と上部中心との間の距離を半径とする円の内側、且つ、アキュムレータの外端部または外端部より内側の位置に配置することで、接合部をそれ以外の位置に配置する場合と比べて、第1配管の取り合い部を支持中心に近づけても、取り合い部と接合部との間の配管長を短くできる。したがって、第1配管の配管長が長くなることによるアキュムレータの性能低下を防止できる。
また、第3の発明では、従来と比べて、第1配管の取り合い部を低い位置に配置できる。この結果、圧縮機本体の運転時に第1配管の取り合い部に対して伝播される振動(圧縮機本体が傾く方向の振動)を、従来に比べて低減できる。
また、第4の発明では、側面視において第1配管の接合部を、アキュムレータの上部中心と略同じ高さにある従来の接合部よりも低い位置に配置することで、取り合い部を低い位置に配置しても第1配管の配管長を短くできる。したがって、第1配管の配管長が長くなることによるアキュムレータの性能低下を防止できる。
また、第5の発明では、他の冷媒と比べて高圧のCO冷媒を用いた場合、圧縮機本体が傾く方向の振動や、圧縮機本体の軸方向の振動が、顕著に現れるため、このような振動が第1配管の取り合い部に対して伝播することを抑制できる点で特に有効である。
また、第6の発明では、第1〜第5の発明と同様の効果を得ることができる。
また、第7の発明では、第1〜第5の発明と同様の効果を得ることができる。
本発明の第1実施形態に係る圧縮機ユニットの正面視図である。 図1に示したロータリ圧縮機の内部を示した透視図である。 本発明の入口管の取り合い部に作用する力の説明図である。 本発明の入口管の取り合い部に作用する力の説明図である。 本発明の第2実施形態に係る圧縮機ユニットの取り合い部に作用する力の説明図である。 本発明の第2実施形態に係る圧縮機ユニットの取り合い部に作用する力の説明図である。
以下、図面に基づいて、本発明に係る圧縮機ユニット及び空気調和機の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る圧縮機ユニット100の正面視図である。図2は、図1に示した圧縮機本体1の内部を示した透視図である。図1に示すように、圧縮機ユニット100は、圧縮機本体1と、この圧縮機本体1の側面に固定されたアキュムレータ50とを有している。また、本発明の圧縮機ユニット100は、室内熱交換器や室外熱交換器等と共に冷媒回路を構成し、空気調和機の一部品として用いられる。また、本発明の圧縮機ユニット100は、水熱交換器と共に冷媒回路を構成し、水熱交換器において貯湯タンク内の水が加熱される給湯機の一部品として用いられる。
<圧縮機本体>
図1に示すように、圧縮機本体1は、CO冷媒(以下では適宜、冷媒と略記する)を利用した1シリンダ型ロータリ式であって、密閉ケーシング10と、密閉ケーシング10内に配置された駆動機構20、圧縮機構30及び油溜部40とを備えている。
<密閉ケーシング>
密閉ケーシング10は、密閉空間を形成するためのパイプ11、トップ12及びボトム13で構成されている。パイプ11の側面には、インレットチューブ55を密閉ケーシング10の内部に導入するための吸入穴11aが形成されている。この吸入穴11aの内周面には、インレットチューブ55を保持するために円筒形状に形成された継手管14が接合されている。パイプ11の下端には、圧縮機本体1を架台上に固定するための支持脚17、18、19(支持部)が設けられている。
トップ12は、パイプ11の上端の開口を塞ぐ部材として設けられている。このトップ12には、圧縮機構30によって圧縮された高温高圧の冷媒を密閉ケーシング10の外部に吐出するための吐出管15が設けられている。このトップ12には、駆動機構20に接続されるターミナル端子16が設けられている。ボトム13は、パイプ11の下端の開口を塞ぐ部材として設けられると共に、その内部には油溜部40が設けられている。
<駆動機構>
駆動機構20は、その下方に配置される圧縮機構30を駆動するために設けられている。この駆動機構20は、回転子21と、回転子21の径方向外側にエアギャップを介して配置された固定子22と、回転子21と共に回転するシャフト23と、シャフト23に設けられた偏心部24とを有している。偏心部24は、シリンダ33のシリンダ室R1の内部に配置され、ピストン34が装着されている。このような構成により、シャフト23の回転に伴ってピストン34がシリンダ室R1で回転し、冷媒の圧縮が行われる。
<圧縮機構>
圧縮機構30は、駆動機構20のシャフト23の回転軸に沿って上から下に向かって、フロントマフラ31と、フロントヘッド32と、シリンダ33及びピストン34と、リアヘッド35とを有している。
フロントマフラ31は、フロントヘッド32に設けられた吐出ポート(図示せず)から吐出された冷媒を消音して1次空間S1に吐出するために、フロントヘッド32に取り付けられている。フロントヘッド32は、シリンダ室R1の上端の開口を塞ぐように、シリンダ33の上面に接合されている。また、フロントヘッド32には、シリンダ室R1で圧縮された冷媒を、フロントマフラ31によって形成されたマフラ空間S2に吐出するための吐出ポート(図示せず)が設けられている。
シリンダ33は、その中央部分に設けられたシリンダ室R1を有している。このシリンダ室R1には、シャフト23の回転に伴って偏心回転運動するピストン34が配置されている。また、このシリンダ室R1は、上記した吐出ポートを介してマフラ空間S2に連通している。このような構成によれば、ピストン34によるシリンダ室R1の内周面に沿った偏心回転運動によって、アキュムレータ50から吸入された冷媒を圧縮し、圧縮した冷媒を、シリンダ室R1からマフラ空間S2に導入可能である。
<油溜部>
椀状に形成された油溜部40は、ボトム13の内部に設けられている。そして、この油溜部40には、圧縮機構30の各摺動部へ供給するための潤滑油が貯留されている。
<アキュムレータ>
アキュムレータ50は、椀状の上部筐体51及び下部筐体52から成るアキュムレータ本体を有している。アキュムレータ本体は、下部筐体52の外周面に巻き回された取り付けバンド60と、ブラケット70とを介して、密閉ケーシング10のパイプ11の側面に固定されている。また、上部筐体51及び下部筐体52には、略L字状に屈曲する入口管53(第1配管)及び吸入管54(第2配管)がそれぞれ設けられている。
入口管53は、室外機内部の冷媒回路を構成する他の部品と接続されており、取り合い部53aと接合部53bを有している。なお、この取り合い部53aは、入口管53の上部筐体51(アキュムレータ本体)と反対側の端部を意味している。一方、接合部53bは、入口管53の上部筐体51(アキュムレータ本体)側の端部を意味している。
吸入管54の先端は、略筒形状のインレットチューブ55に接続されている。このインレットチューブ55は、継手管14を介して、圧縮機構30のシリンダ33に接続されている。このような構成により、入口管53からアキュムレータ本体の内部に流入した冷媒を、吸入管54を介して、シリンダ33のシリンダ室R1に供給可能である。
<入口管の取り合い部に作用する力>
図3及び図4は、本発明の入口管53の取り合い部53aに作用する力の説明図である。図3(a)は、図1に示した圧縮機ユニット100の上面視(平面視)図を、図3(b)は、従来の圧縮機ユニット500の上面視(平面視)図をそれぞれ示している。なお、図3では、図面を簡素化するために、ターミナル端子の図示を省略する。図4(a)は、図1に示した圧縮機ユニット100の側面視図を、図4(b)は、圧縮機ユニット500の側面視図をそれぞれ示している。
なお、説明の便宜上、図3及び図4では、XYZ三次元座標系を定義し、図3を参照して、取り合い部53aに対してZ軸まわりに作用する力について、図4を参照して、取り合い部53aに対してY軸まわりに作用する力について説明する。なお、図3及び図4では、各支持脚17、18、19における支持中心をXYZ三次元座標系の原点Oとして定義する。なお、「各支持脚17、18、19における支持中心」とは、支持脚17、18、19にそれぞれ形成した開口部17a、18a、19aの中心C1、C2、C3を結ぶ線によって形成される多角形の重心を意味している。
これを前提として、図3及び図4では、本発明の圧縮機ユニット100において、各中心C1、C2、C3を結んだ線で正三角形(図3(a)に示す二点鎖線で囲まれた部分)が形成されると仮定し、この正三角形の重心をXYZ三次元座標系の原点Oと定義する。また、本発明の比較例である従来の圧縮機ユニット500においても同様に、支持脚517、518、519に形成した各開口部517a、518a、519aの中心C51、C52、C53を結ぶ線で形成される正三角形(図3(b)に示す二点鎖線で囲まれた部分)の重心をXYZ三次元座標系の原点Oと定義する。
なお、図3及び図4では、原点Oを含む水平面をXY平面と定義し、本発明の圧縮機ユニット100において、図3(a)に示すように、平面視において原点Oとアキュムレータ50の上部中心C4とを通過する直線をX軸と定義し、原点Oを通過し且つX軸に垂直な直線をY軸と定義する。なお、「アキュムレータ50の上部中心C4」とは、上部筐体51の外端部の中心を意味している。また、図3(b)に示す従来の圧縮機ユニット500においても同様にX軸及びY軸を定義する。また、図3及び図4では、原点Oを含む垂直面をXZ平面と定義し、本発明の圧縮機ユニット100において、図4(a)に示すように、原点Oを通過し且つパイプ11の軸方向に延びる直線をZ軸と定義する。また、図4(b)に示す従来の圧縮機ユニット500においても同様にZ軸を定義する。
<取り合い部に対してZ軸まわりに作用する力>
以下では、図3を参照して、本発明と比較例とで、取り合い部に対してZ軸まわりに作用する力の大小関係について説明する。なお、図3(a)に示す直線L1は、平面視において、アキュムレータ50の上部中心C4を通過し且つX軸に垂直な直線を示している。同様に、図3(b)に示す直線L2は、平面視において、アキュムレータ550の上部中心C54を通過し且つX軸に垂直な直線を示している。
図3(a)に示すように、平面視において、入口管53の取り合い部53aは、Y軸と直線L1との間に配置されると共に、支持中心Oを中心として、この支持中心Oと上部中心C4との間の距離R1を半径とする半円C(図3(a)の破線部分)の内側に配置されている。したがって、入口管53の取り合い部53aに形成した開口部の中心C5からZ軸までの距離、つまり、取り合い部53aからZ軸までの距離は、半円Cの半径R1よりも小さい値D1と決定できる。
上述した距離D1を利用すれば、図3(a)に示す取り合い部53aに対してZ軸まわりに作用する力FD1は、以下の式(1)を用いて求めることができる。
D1=D1×θ・・・・(1)
なお、式(1)中の符号θは単位長さ当たりの片振幅を示している。
これに対して、従来例を示す図3(b)では、平面視において、入口管553の取り合い部553aに形成した開口部の中心C55は、支持中心Oを中心として、この支持中心Oと上部中心C54との間の距離R1を半径とする半円C’(図3(b)の破線部分)の円周上に配置されている。したがって、中心C55からZ軸までの距離、つまり、従来の取り合い部553aからZ軸までの距離は、半円C’の半径R1と等しい値に決定できる。なお、この例では、説明を簡単にするために、図3(a)、(b)にそれぞれ示した半円C、C’の各半径は、共に等しい値R1であると仮定する。
この距離R1を利用すれば、図3(b)に示す取り合い部553aに対してZ軸まわりに作用する力FR1は、以下の式(2)を用いて求めることができる。
R1=R1×θ・・・・(2)
なお、式(2)中の符号θは単位長さ当たりの片振幅を示している。
以上の式(1)、(2)を用いて求めた各力FD1、FR1の大小は、取り合い部53aからZ軸までの距離D1が、従来の取り合い部553aからZ軸までの距離R1よりも小さいことから、すなわち、取り合い部53aは従来の取り合い部553aよりもZ軸に近いことから、以下の不等式(3)で表すことができる。
D1<FR1・・・・(3)
この不等式(3)に示すように、本発明の取り合い部53aに対してZ軸まわりに作用する力FD1は、本発明の比較例である従来の取り合い部553aに対してZ軸まわりに作用する力FR1と比べて小さくなる。
<取り合い部に対してY軸まわりに作用する力>
以下では、図4を参照して、本発明と比較例とで、取り合い部に対してY軸まわりに作用する力の大小関係について説明する。なお、図4(a)に示す直線L3は、側面視において、アキュムレータ50の上部中心C4を通過し且つアキュムレータ50の軸に垂直な直線を示し、この直線L3は、図4(b)に示すように、従来のアキュムレータ550の上部中心C54を通過している。つまり、この例では、説明を簡単にするために、上部中心C4からX軸までの距離(上部中心C4の高さ)と、従来の上部中心C54からX軸までの距離(上部中心C54の高さ)とは、共に等しい値であると仮定する。
図4(a)に示す直線L4は、側面視において、アキュムレータ50の軸A1に沿って上部中心C4から30mmだけ離れた点P1を通過し且つアキュムレータ50の軸A1に垂直な直線を示し、この直線L4は、図4(b)に示すように、従来のアキュムレータ550の軸A2に沿って上部中心C54から30mmだけ離れた点P2を通過している。
図4(a)に示すように、入口管53の取り合い部53aは、支持中心Oと点P1との間の距離R2を半径とする円弧A(図4(a)の破線部分)の内側に配置されている。したがって、取り合い部53aに形成した開口部の中心C5からY軸までの距離、つまり、取り合い部53aからY軸までの距離は、円弧Aの半径R2よりも小さい値D2と決定できる。
上述した距離D2を利用すれば、入口管53の取り合い部53aに対してY軸まわりに作用する力FD2は、以下の式(4)を用いて求めることができる。
D2=D2×θ・・・・(4)
なお、式(4)中の符号θは単位長さ当たりの片振幅を示している。
これに対して、従来例を示す図4(b)では、取り合い部553aに形成した開口部の中心C55は、支持中心Oと点P2との間の距離R2を半径とする円弧A’(図4(b)の破線部分)の外側に配置されている。したがって、中心C55からY軸までの距離、つまり、従来の取り合い部553aからY軸までの距離は、円弧A’の半径R2よりも大きい値D3に決定できる。なお、この例では、説明を簡単にするために、図4(a)、(b)にそれぞれ示した円弧A、A’の各半径は、共に等しい値R2であると仮定する。
この距離D3を利用すれば、取り合い部553aに対してY軸まわりに作用する力FD3は、以下の式(5)を用いて求めることができる。
D3=D3×θ・・・・(5)
なお、式(5)中の符号θは単位長さ当たりの片振幅を示している。
以上の式(4)、(5)を用いて求めた各力FD2、FD3の大小関係は、取り合い部53aからY軸までの距離D2が、従来の取り合い部553aからY軸までの距離D3よりも小さいことから、つまり、取り合い部53aは従来の取り合い部553aよりもY軸に近いことから、以下の不等式(6)で表すことができる。
D2<FD3・・・・(6)
この不等式(6)に示すように、本発明の取り合い部53aに対してY軸まわりに作用する力FD2は、本発明の比較例である従来の取り合い部553aに対してZ軸まわりに作用する力FD3と比べて小さくなる。
[本実施形態の圧縮機ユニット100の特徴]
本実施形態の圧縮機ユニット100には、以下のような特徴がある。
本実施形態の圧縮機ユニット100では、上述した不等式(3)に示すように、本発明の取り合い部53aに対してZ軸まわりに作用する力FD1は、本発明の比較例である従来の取り合い部553aに対してZ軸まわりに作用する力FR1と比べて小さくなるという結果を得ることができる。したがって、取り合い部53aに対して作用する圧縮機本体1の軸方向の振動を、従来の取り合い部553aに対して作用するロータリ圧縮機501の軸方向の振動に比べて小さくできる。
また、本実施形態の圧縮機ユニット100では、図3(a)に示すように、平面視において接合部53bを、半円Cの内側、且つ、アキュムレータ50の外端部(図3(a)に示す太線で囲まれた円部分)に配置することで、接合部553bを平面視においてアキュムレータ550の上部中心C54と同じ位置に配置した比較例(図3(b)参照)と比べて、取り合い部53aと接合部53bとをつなぐ配管長を短くできる。したがって、入口管53が長くなることによるアキュムレータ50の性能低下を防止できる。
また、本実施形態の圧縮機ユニット100では、上述した不等式(6)に示すように、本発明の取り合い部53aに対してY軸まわりに作用する力FD2は、本発明の比較例である従来の取り合い部553aに対してZ軸まわりに作用する力FD3と比べて小さくなるという結果を得ることができる。したがって、取り合い部53aに対して作用する圧縮機本体1が傾く方向の振動を、従来の取り合い部553aに対して作用するロータリ圧縮機501が傾く方向の振動に比べて小さくできる。
また、本実施形態の圧縮機ユニット100では、図4(a)に示すように側面視において、入口管53の接合部53bをX軸と直線L3との間に配置することで、つまり、接合部53bを、アキュムレータ550の上部中心C54と略同じ高さにある接合部553b(図4(b)参照)よりも低い位置に配置することで、取り合い部53aを低い位置に配置しても入口管53の配管長を短くできる。したがって、入口管53の配管長が長くなることによるアキュムレータ50の性能低下を防止できる。
また、本実施形態の圧縮機ユニット100では、他の冷媒と比べて高圧のCO冷媒を用いた場合、圧縮機本体1本体が傾く方向の振動や、圧縮機本体1本体の軸方向の振動が、顕著に現れるため、このような振動が入口管53の取り合い部53aに対して伝播することを抑制できる点で特に有効である。
(第2実施形態)
図5及び図6は、本発明の第2実施形態に係る圧縮機ユニット101の取り合い部153aに作用する力の説明図である。この実施形態では、第1実施形態で説明した要素と同一の要素について同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。なお、図5及び図6では説明の便宜上、図3及び図4と同様にXYZ三次元座標系を定義し、図5を参照して、取り合い部153aに対してZ軸まわりに作用する力について、図6を参照して、取り合い部153aに対してY軸まわりに作用する力について説明する。
<取り合い部に対してZ軸まわりに作用する力>
図5(a)は、本発明の第2実施形態に係る圧縮機ユニット101の上面視(平面視)図を、図5(b)は、本発明の比較例として従来の圧縮機ユニット500の上面視(平面視)図をそれぞれ示している。以下では、図5を参照して、本発明と比較例とで、取り合い部に対してZ軸まわりに作用する力の大小関係について説明する。なお、図5では、図面を簡素化するために、ターミナル端子の図示を省略する。
この実施形態では、図5(a)に示すように、上部筐体151に設けた入口管153の取り合い部153a及び接合部153bが、半円C(図5(a)の破線部分)の内側、且つ、アキュムレータ150の外端部(図5(a)に示す太線で囲まれた円部分)より内側に配置されている点で、先に述べた第1実施形態と相違する。
このように配置された取り合い部153aからZ軸までの距離、つまり、取り合い部153aに形成した開口部の中心C15からZ軸までの距離は、半円Cの半径R1よりも小さい値D4と決定できる。この距離D4を利用すれば、図5(a)に示す取り合い部153aに対してZ軸まわりに作用する力FD4は、以下の式(7)を用いて求めることができる。
D4=D4×θ・・・・(7)
なお、式(7)中の符号θは単位長さ当たりの片振幅を示している。
これに対して、従来例を示す図5(b)では、取り合い部553aに形成した開口部の中心C55は、支持中心Oを中心として、この支持中心Oと上部中心C54との間の距離R1を半径とする半円C’(図5(b)の破線部分)の円周上に配置されている。したがって、中心C55からZ軸までの距離、つまり、従来の取り合い部553aからZ軸までの距離は、半円C’の半径R1に等しい値として求めることができる。なお、この例では、説明を簡単にするために、図5(a)、(b)にそれぞれ示した半円C、C’の各半径は、共に等しい値R1であると仮定する。
この距離R1を利用すれば、図5(b)に示す取り合い部553aに対してZ軸まわりに作用する力FR1は、以下の式(8)を用いて求めることができる。
R1=R1×θ・・・・(8)
なお、式(8)中の符号θは単位長さ当たりの片振幅を示している。
以上の式(7)、(8)を用いて求めた各力FD4、FR1の大小関係は、取り合い部153aからZ軸までの距離D4が、従来の取り合い部553aからZ軸までの距離R1よりも小さいことから、つまり、取り合い部153aは従来の取り合い部553aよりもZ軸に近いことから、以下の不等式(9)で表すことができる。
D4<FR1・・・・(9)
この不等式(9)に示すように、本発明の取り合い部153aに対してZ軸まわりに作用する力FD4は、本発明の比較例である従来の取り合い部553aに対してZ軸まわりに作用する力FR1と比べて小さくなる。
<取り合い部に対してY軸まわりに作用する力>
図6(a)は、図1に示した圧縮機ユニット101の側面視図を、図6(b)は、本発明の比較例として従来の圧縮機ユニット500の側面視図をそれぞれ示している。以下では、図6を参照して、本発明と比較例とで、取り合い部に対してY軸まわりに作用する力の大小関係について説明する。
図6(a)では、図5(a)と同様に、各支持脚17、18、19における支持中心OをXYZ三次元座標系の原点として定義し、原点Oを通過し且つパイプ11の軸方向をZ軸と定義し、原点Oを通過し且つパイプ11の軸方向に垂直な方向をX軸と定義し、原点Oを通過し且つ紙面に対して垂直な方向をY軸と定義する。
図6(b)においても同様に、各支持脚517、518、519における支持中心OをXYZ三次元座標系の原点として定義し、原点Oを通過し且つパイプ511の軸方向をZ軸と定義し、原点Oを通過し且つパイプ511の軸に垂直な直線をX軸と定義し、原点Oを通過し且つ紙面に垂直な直線をY軸と定義する。
図6(a)に示す直線L3は、アキュムレータ150の上部中心C4を通過し且つアキュムレータ150の軸に垂直な直線を示し、この直線L3は、図6(b)に示すように、従来のアキュムレータ550の上部中心C54を通過している。つまり、この例では、説明を簡単にするために、上部中心C4からX軸までの距離(上部中心C4の高さ)と、従来の上部中心C54からX軸までの距離(上部中心C54の高さ)とは、共に等しい値であると仮定する。
図6(a)に示す直線L4は、アキュムレータ150の軸A1に沿って上部中心C4から30mmだけ離れた点P1を通過し且つアキュムレータ150の軸A1に垂直な直線を示し、この直線L4は、図6(b)に示すように、従来のアキュムレータ550の軸A2に沿って上部中心C54から30mmだけ離れた点P2を通過している。
図6(a)に示すように、取り合い部153aに形成した開口部の中心C15は、支持中心Oと点P1との間の距離R2を半径とする円弧A(図6(a)の破線部分)の内側に配置されている。したがって、中心C15からY軸までの距離、つまり、取り合い部153aからY軸までの距離は、円弧Aの半径R2よりも小さい値D5と決定できる。
上述した距離D5を利用すれば、入口管153の取り合い部153aに対してY軸まわりに作用する力FD5は、以下の式(10)を用いて求めることができる。
D5=D5×θ・・・・(10)
なお、式(10)中の符号θは単位長さ当たりの片振幅を示している。
これに対して、従来例を示す図6(b)では、入口管553の取り合い部553aに形成した開口部の中心C55は、支持中心Oと点P2との間の距離R2を半径とする円弧A’(図6(b)の破線部分)の外側に配置されている。したがって、中心C55からY軸までの距離、つまり、従来の取り合い部553aからY軸までの距離は、円弧A’の半径R2よりも大きい値D3に決定できる。なお、この例では、説明を簡単にするために、図6(a)、(b)にそれぞれ示した円弧A、A’の各半径は、共に等しい値R2であると仮定する。
この距離D3を利用すれば、取り合い部553aに対してY軸まわりに作用する力FD3は、以下の式(11)を用いて求めることができる。なお、式(11)中の符号θは単位長さ当たりの片振幅を示している。
D3=D3×θ・・・・(11)
以上の式(10)、(11)を用いて求めた各力FD5、FD3の大小関係は、取り合い部153aからY軸までの距離D5が、従来の取り合い部553aからY軸までの距離D3よりも小さいことから、つまり、取り合い部53aは従来の取り合い部553aよりもY軸に近いことから、以下の不等式(12)で表すことができる。
D5<FD3・・・・(12)
この不等式(12)に示すように、本発明の取り合い部153aに対してY軸まわりに作用する力FD5は、本発明の比較例である従来の取り合い部553aに対してZ軸まわりに作用する力FD3と比べて小さくなる。
[本実施形態の圧縮機ユニット101の特徴]
本実施形態の圧縮機ユニット101には、以下のような特徴がある。
本実施形態の圧縮機ユニット101では、上述した不等式(9)に示すように、本発明の取り合い部153aに対してZ軸まわりに作用する力FD4は、本発明の比較例である従来の取り合い部553aに対してZ軸まわりに作用する力FR1と比べて小さくなるという結果を得ることができる。したがって、取り合い部153aに対して作用する圧縮機本体1の軸方向の振動を、従来の取り合い部553aに対して作用するロータリ圧縮機501の軸方向の振動に比べて小さくできる。
また、本実施形態の圧縮機ユニット101では、図5(a)に示すように、平面視において接合部153bを、半円C(図5(a)の破線部分)の内側、且つ、アキュムレータ50の外端部(図5(a)に示す太線で囲まれた円部分)より内側に配置することで、接合部553bを平面視においてアキュムレータ550の上部中心C54と同じ位置に配置した比較例(図5(b)参照)と比べて、取り合い部153aと接合部153bとをつなぐ配管長を短くできる。したがって、入口管153が長くなることによるアキュムレータ150の性能低下を防止できる。
また、本実施形態の圧縮機ユニット101では、上述した不等式(12)に示すように、本発明の取り合い部153aに対してY軸まわりに作用する力FD5は、本発明の比較例である従来の取り合い部553aに対してZ軸まわりに作用する力FD3と比べて小さくなるという結果を得ることができる。したがって、取り合い部153aに対して作用する圧縮機本体1が傾く方向の振動を、従来の取り合い部553aに対して作用するロータリ圧縮機501が傾く方向の振動に比べて小さくできる。
また、本実施形態の圧縮機ユニット101では、図6(a)に示すように、側面視において入口管153の接合部153bをX軸と直線L3との間に配置することで、つまり、接合部153bをアキュムレータ550の上部中心C54と略同じ高さにある従来の接合部553b(図3(b)参照)よりも低い位置に配置することで、取り合い部153aを低い位置に配置しても入口管153の配管長を短くできる。したがって、入口管153の配管長が長くなることによるアキュムレータ150の性能低下を防止できる。
また、本実施形態の圧縮機ユニット101では、他の冷媒と比べて高圧のCO冷媒を用いた場合、圧縮機本体1本体が傾く方向の振動や、圧縮機本体1本体の軸方向の振動が、顕著に現れるため、このような振動が入口管153の取り合い部153aに対して伝播することを抑制できる点で特に有効である。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
なお、上述した第1実施形態では、図3(a)に示すように、取り合い部53aの全体を、Y軸と直線L1との間に配置すると共に、半円Cの内側に設ける例について述べたが、本発明はこれに限らず、取り合い部53aに形成した開口部の中心C5を、Y軸と直線L1との間に配置すると共に、半円Cの内側に設けるように構成してもよい。
なお、上述した第1実施形態では、図4(a)に示すように、取り合い部53aの全体を、円弧Aの内側に設ける例について述べたが、本発明はこれに限らず、取り合い部53aに形成した開口部の中心C5を、円弧Aの内側に設けるように構成してもよい。
なお、上述した第2実施形態では、図5(a)に示すように、取り合い部153aの全体を、半円Cの内側、且つ、アキュムレータ150の外端部より内側に設ける例について述べたが、本発明はこれに限らず、取り合い部153aに形成した開口部の中心C15を、半円Cの内側、且つ、アキュムレータ150の外端部より内側に設けるように構成してもよい。
なお、上述した第2実施形態では、図6(a)に示すように、取り合い部153aの全体を、円弧Aの内側に設ける例について述べたが、本発明はこれに限らず、取り合い部153aに形成した開口部の中心C15を、円弧Aの内側に設けるように構成してもよい。
なお、上述した第1及び第2実施形態では、「各支持脚17、18、19における支持中心」とは、開口部17a、18a、19aの中心C1、C2、C3を結ぶ線で形成された正三角形の重心を意味する例について述べた。本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、圧縮機本体のパイプに3つ以上の支持脚が設けられるような場合であれば、「各支持脚における支持中心」は、開口部の各中心を結ぶ線で形成される正方形や正六角形等の各種多角形の重心を意味するものであってもよい。
なお、上述した第1及び第2実施形態では、本発明を、複数の支持脚17、18、19(支持部)で支持する圧縮機本体1に適用する例について述べたが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、1つの支持脚で圧縮機本体が支持され、その1つの支持脚が複数の支持部を有する圧縮機本体にも適用可能である。
なお、上述した第1及び第2実施形態では、本発明を1シリンダ型のCO冷媒用圧縮機本体1に適用する例について述べたが、2シリンダ以上の圧縮機に適用するものであってもよい。さらに、本発明は、ロータリ圧縮機以外のスクロール圧縮機等にも適用可能である。
なお、上述した第1及び第2実施形態では、CO冷媒を利用する圧縮機について説明したが、本発明はこれに限らず、CO冷媒以外の冷媒を利用する圧縮機にも適用可能である。
本発明を利用すれば、圧縮機本体の運転時に、アキュムレータの入口管の取り合い部に対する振動を低減可能な圧縮機ユニット、空気調和機及び給湯機を得ることができる。
1 圧縮機本体
17、18、19 支持脚(支持部)
50、150 アキュムレータ
53、153 入口管(第1配管)
53a、153a 取り合い部
53b、153b 接合部
54 吸入管(第2配管)
100、101 圧縮機ユニット

Claims (7)

  1. 架台上に複数の支持部において支持される圧縮機本体と、前記圧縮機本体の側面に固定され且つ第1配管から流入した冷媒を第2配管を介して前記圧縮機本体内へ供給するアキュムレータとを備えた圧縮機ユニットであって、
    前記第1配管の取り合い部は、
    平面視において、前記複数の支持部における支持中心を通過し且つ前記支持中心と前記アキュムレータの上部中心とを通過する直線に垂直な直線と、前記上部中心を通過し且つ前記支持中心と前記上部中心とを通過する直線に垂直な直線との間で、且つ、
    平面視において、前記支持中心を中心として、前記支持中心と前記上部中心との間の距離を半径とする円の内側に配置されていることを特徴とする圧縮機ユニット。
  2. 前記第1配管の接合部は、
    平面視において、前記支持中心を中心として、前記支持中心と前記上部中心との間の距離を半径とする円の内側、且つ、
    平面視において、前記アキュムレータの外端部または前記外端部より内側に配置されていることを特徴とする請求項1記載の圧縮機ユニット。
  3. 架台上に複数の支持部において支持される圧縮機本体と、前記圧縮機本体の側面に固定され且つ第1配管から流入した冷媒を第2配管を介して前記圧縮機本体内へ供給するアキュムレータとを備えた圧縮機ユニットであって、
    前記第1配管の取り合い部は、
    側面視において、前記複数の支持部における支持中心を中心として、前記支持中心と、前記アキュムレータの軸方向に沿って前記アキュムレータの上部中心から30mmだけ離れた点との間の距離を半径とする円の内側に配置されていることを特徴とする圧縮機ユニット。
  4. 前記第1配管の接合部は、
    側面視において、前記支持中心を通過し且つ前記圧縮機本体の軸方向に垂直な直線と、前記上部中心を通過し且つ前記アキュムレータの軸方向に垂直な直線との間に配置されていることを特徴とする請求項3記載の圧縮機ユニット。
  5. 冷媒としてCOを用いたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の圧縮機ユニット。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の圧縮機ユニットを備えた空気調和機。
  7. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の圧縮機ユニットを備えた給湯機。
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