JP2011183736A - 乾燥装置および乾燥方法、これらを用いた画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像が形成された記録媒体22を搬送媒体76に載せ搬送する搬送手段と、搬送手段16によって搬送される画像が形成された記録媒体22の画像形成面に乾燥風を吹き付ける送風手段80と、乾燥風を加熱する乾燥風加熱手段と、記録媒体22の剛性によって、記録媒体22の剛性が低い場合は、乾燥風の風量を下げるように、乾燥風の風量を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする乾燥装置および乾燥方法、これらを用いた画像形成装置および画像形成方法である。
【選択図】図1
Description
まず、本発明に係る乾燥装置が適用されるインクジェット記録装置の全体構成を説明する。
給紙部10は、記録媒体22を描画部14に供給する機構である。給紙部10には、給紙トレイ50が設けられ、この給紙トレイ50から記録媒体22が一枚ずつ処理液付与部12に給紙される。
処理液付与部12は、記録媒体22の記録面に処理液を付与する機構である。処理液は、描画部14で付与されるインク中の色材(顔料)を凝集または析出させる色材凝集剤を含んでおり、この処理液とインクとが接触することによって、インクは色材と溶媒との分離が促進される。なお、処理液のより詳細な説明については後述する。
図1に示すように、描画部14は、描画ドラム70と、この描画ドラム70の外周面に対向する位置に近接配置されたインクジェットヘッド72M,72K,72C,72Yで構成される。インクジェットヘッド72M,72K,72C,72Yはそれぞれ、マゼンダ(M)、黒(K)、シアン(C)、イエロー(Y)の4色のインクに対応しており、描画ドラム70の回転方向に上流側から順に配置される。
乾燥部16は、色材凝集作用により分離された溶媒に含まれる水分を乾燥させる工程であり、乾燥ドラム76と、この乾燥ドラム76の外周面に対向する位置に配置された第1のIRヒータ78、温風噴出しノズル80、および、第2のIRヒータ82で構成される。第1のIRヒータ78は、温風噴出しノズル80に対して、乾燥ドラム76の回転方向(図1において反時計回り方向)の上流側に設けられ、第2のIRヒータ82は温風噴出しノズル80の下流側に設けられる。また、乾燥ドラム76の外周面は加熱手段(図示せず)により加熱され、記録媒体22を乾燥ドラム76で搬送する際に、乾燥ドラム76と接触することで乾燥が行われる。
ΔQcon(ΔT)=ΔQcon(Tcon;60)
=Qcon(T)−Qcon(type)
=Qcon(T)−Qcon(60)・・・式(2)(type=60℃)
次に、図5に乾燥風が与える熱量を示す。図5に示す乾燥風が与える熱量Qair(75;w)は、実験により求めることができる。乾燥風の温度を75℃とし、温風噴出しノズルは上記で記載したような、8個/1列で4列、計32個の温風噴出しノズルを設置した場合で行った。各温風噴出しノズルの風量は2[m3/min]であるので、最大64[m3/min]の風量を吹き付ける場合で実験を行った。
式(3)と、図4および図5の数値から求めたΔTconを図5に示す。図5より、例えば、乾燥ドラム76の温度を60[℃]、風量64[m3/min]と同じ熱量(乾燥量)を風量0[m3/min]で実現させるためには、温度をtype(今回の例では60[℃])から22[℃]上昇させた82[℃]で行う必要があることが確認できる。
定着部18は、定着ドラム84、ハロゲンヒータ86、定着ローラ88、及びインラインセンサ90で構成される。定着ドラム84は、処理液ドラム54と同様に、その外周面に爪形状の保持手段(グリッパー)85を備え、この保持手段85によって記録媒体22の先端を保持できるようになっている。
図1に示すように、定着部18に続いて排出部20が設けられている。排出部20は、排出トレイ92を備えており、この排出トレイ92と定着部18の定着ドラム84との間に、これらに対接するように渡し胴94、搬送ベルト96、張架ローラ98が設けられている。記録媒体22は、渡し胴94により搬送ベルト96に送られ、排出トレイ92に排出される。
次に、第1の中間搬送部24の構造について説明する。なお、第2の中間搬送部26、第3の中間搬送部28は、第1の中間搬送部24と同様の構成であり、その説明を省略する。
図6は、インクジェット記録装置1のシステム構成を示す要部ブロック図である。インクジェット記録装置1は、通信インターフェース120、システムコントローラ122、プリント制御部124、処理液付与制御部126、第1中間搬送制御部128、ヘッドドライバ130、第2中間搬送制御部132、乾燥制御部134、第3中間搬送制御部136、定着制御部138、インラインセンサ90、エンコーダ91、モータドライバ142、メモリ144、ヒータドライバ146、画像バッファメモリ148等を備えている。
本発明の実施に用いられるインクは、溶媒不溶性材料として、色材(着色剤)である顔料や熱可塑性樹脂微粒子などを含有する水性顔料インクが用いられる。
」、「メタクリル」の双方又はいずれかをさす。
処理液は、既述のインク組成物中の成分を凝集させる凝集剤を少なくとも含み、必要に応じて、さらに他の成分を用いて構成することができる。インク組成物と共に処理液を用いることで、インクジェット記録を高速化でき、高速記録しても濃度、解像度の高い描画性(例えば細線や微細部分の再現性)に優れた画像が得られる。また、処理液やインク組成物の処方を改善することにより、形成された画像自体の強度を高めることができ、高圧送風などによる画像の耐久性を補強することができる。
本発明のインクジェット記録方法は、記録媒体に上に画像を記録するものである。
次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
<搬送性>
○・・・良好
△・・・一部、搬送不良あり
×・・・搬送不良
<乾燥性>
○・・・良好
△・・・一部、乾燥不良あり
×・・・乾燥不良
本実施例においては、評価が「○」を許容範囲内、「△」以下を許容範囲外とした。
Claims (10)
- 画像が形成された記録媒体を搬送媒体に載せ搬送する搬送手段と、
前記搬送手段によって搬送される前記画像が形成された前記記録媒体の画像形成面に乾燥風を吹き付ける送風手段と、
前記乾燥風を加熱する乾燥風加熱手段と、
前記記録媒体の剛性によって、前記記録媒体の剛性が低い場合は、前記乾燥風の風量を下げるように、前記乾燥風の風量を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする乾燥装置。 - 前記搬送媒体を加熱する第1の加熱手段と、を備え、
前記制御手段は、前記乾燥風の風量により、前記搬送媒体の温度を制御することを特徴とする請求項1に記載の乾燥装置。 - 前記制御手段により前記乾燥風の風量を下げたために減少する熱量ΔQairを、前記搬送媒体の温度上昇ΔTにより得られる熱量ΔQconを与えることで補うことを特徴とする請求項2に記載の乾燥装置。
- 前記制御手段は、前記記録媒体の剛性が3mN・m以下であるとき、前記乾燥風の吹き付けを停止することを特徴とする請求項1から3いずれか1項に記載の乾燥装置。
- 前記記録媒体を非接触で加熱する第2の加熱手段を備えることを特徴とする請求項1から4いずれか1項に記載の乾燥装置。
- 前記記録媒体の表面にインクを打滴し、画像を形成する画像形成手段と、
前記請求項1から5いずれか1項に記載の乾燥装置と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 画像が形成された記録媒体を搬送媒体に載せ搬送する搬送工程と、
前記記録媒体に吹き付ける乾燥風を加熱する乾燥風加熱工程と、
前記画像が形成された前記記録媒体の画像形成面に前記乾燥風を吹き付ける送風工程と、
前記記録媒体の剛性によって、前記記録媒体の剛性が低い場合は、前記送風工程の前記乾燥風の風量を下げるように、前記乾燥風の風量を制御する制御工程と、を備えることを特徴とする乾燥方法。 - 前記搬送媒体を加熱する第1の加熱工程と、を有し、
前記制御工程は、前記乾燥風の風量により、前記搬送体の温度を制御することを特徴とする請求項7に記載の乾燥方法。 - 前記制御工程は、前記記録媒体の剛性が3mN・m以下であるとき、前記乾燥風の吹き付けを停止することを特徴とする請求項7または8に記載の乾燥方法。
- 記録媒体の表面にインクを打滴し、画像を形成する画像形成工程と、
前記画像が形成された前記記録媒体を搬送媒体に載せ搬送する搬送工程と、
前記記録媒体に吹き付ける乾燥風を加熱する乾燥風加熱工程と、
前記画像が形成された前記記録媒体の画像形成面に前記乾燥風を吹き付ける送風工程と、
前記記録媒体の剛性によって、前記記録媒体の剛性が低い場合は、前記送風工程の前記乾燥風の風量を下げるように、前記乾燥風の風量を制御する制御工程と、を備えることを特徴とする画像形成方法。
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