JP2011182567A - インバータの保護方法及び保護装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】直流中間コンデンサの異常検出・保護機能の一部を、インバータにおける過電流保護用の回路によって実現し、回路構成部品の有効利用、部品数の減少による構成の簡略化、コストの低減を可能にする。
【解決手段】直列または並列に接続された複数の直流中間コンデンサを有し、かつ、回路に流れる過電流を検出して電源を遮断することにより回路を保護する保護機能を備えたインバータにおいて、直流中間コンデンサが短絡故障した際に、インバータを構成する上下アームの半導体スイッチング素子をオンさせて上下アームを強制的に短絡し、その際に流れる過電流を検出して前記保護機能を働かせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、直流中間コンデンサの短絡破壊からインバータを保護するためのインバータの保護方法及び保護装置に関するものである。
通常、インバータでは、特許文献1に記載されているように、過電流が流れた場合に半導体スイッチング素子をオフさせたり電源を遮断することにより、半導体スイッチング素子を含むインバータや負荷を保護する対策が採られている。この場合、過電流検出レベルとしては、通常動作時に過電流保護動作が働かないように、十分に余裕を持った値に設定されている。
一方、インバータの主回路に設けられる直流中間コンデンサとしては、所定の耐圧に対応させるために複数個が直列に接続され、また、所定の容量を確保するために複数個が並列に接続される場合がある。ここで、仮に直列または並列に接続された複数のコンデンサのうち1個が短絡故障したとしても、そのことによるインバータ主回路の電流変化量は小さいため、前述したような過電流保護動作が働かないことも多い。
このような場合には、1個のコンデンサが短絡故障している状態でインバータの運転が継続されることになり、その結果、他のコンデンサが過電流または過電圧状態となってこれらが順次破壊され、最悪の場合にはインバータが焼損する等の事態を招いてしまう。
上記の点にかんがみ、例えば特許文献2には、直列に接続された2個の直流中間コンデンサに電圧検出回路をそれぞれ接続し、これらの電圧検出回路により検出される各コンデンサの両端電圧を所定値と比較することにより、コンデンサの劣化による異常信号を出力して電力変換器の保護動作を行うことが記載されている。
特開2007−139316号公報(段落[0015],[0016]、図1等) 特開平7−255179号公報(段落[0009]〜[0023]、図1,図2等)
特許文献2に記載された従来技術では、各コンデンサの電圧検出値を比較回路により所定値と比較して異常信号を発生させているが、これらの回路はもっぱらコンデンサの異常検出を行うための専用回路として設けられており、前述したような過電流保護を行うための回路とは別個独立に形成されている。
このため、コンデンサの異常検出・保護機能の一部を、過電流保護を行うための回路によって実現することにより、回路構成部品を有効に利用することが望まれていた。
そこで、本発明の解決課題は、直流中間コンデンサの異常検出・保護機能の一部を、インバータにおける過電流保護を行うための回路によって実現することにより、回路構成部品を有効利用し、部品数の減少による構成の簡略化、コストの低減を可能にしたインバータの保護方法及び保護装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に係るインバータの保護方法は、直列または並列に接続された複数の直流中間コンデンサを有し、かつ、回路に流れる過電流を検出して電源を遮断することにより回路を保護する保護機能を備えたインバータにおいて、
前記直流中間コンデンサが短絡故障した際に、前記インバータを構成する上下アームの半導体スイッチング素子をオンさせて上下アームを強制的に短絡し、その際に流れる過電流を検出して前記保護機能を働かせるものである。
請求項2に係るインバータの保護装置は、直列または並列に接続された複数の直流中間コンデンサを有し、かつ、回路に流れる過電流を検出して電源を遮断することにより回路を保護する保護機能を備えたインバータにおいて、
前記直流中間コンデンサの電圧を検出する電圧検出手段と、
前記電圧検出手段の出力により前記直流中間コンデンサが短絡故障したことを判定し、異常検出信号を出力する判定手段と、
前記異常検出信号が出力された時に前記インバータを構成する上下アームの半導体スイッチング素子をオンさせて上下アームを強制的に短絡させ、その際に流れる過電流を検出して前記保護機能を働かせるための保護信号を生成する制御手段と、を備えたものである。
本発明によれば、直列または並列に接続された複数の直流中間コンデンサのうちの一部が短絡故障した際の異常検出・保護機能の一部を、インバータの過電流保護を行うための回路を利用して実現することにより、回路構成部品の有効利用、回路構成の簡略化、コストの低減が可能である。
本発明の実施形態を示す回路構成図である。 図1における判定部の構成図である。 本発明の実施形態の動作説明図である。
以下、図に沿って本発明の実施形態を説明する。
図1は、この実施形態をインバータの主回路と共に示した図である。図1において、101は直流電源、あるいは交流電源からダイオードブリッジ整流回路を介して得られる直流電源であり、その両端には、スイッチ102を介して直流中間回路10が接続されている。直流中間回路10は、直列、並列に接続された複数の直流中間コンデンサ11a,……,11n,12a,……,12nを備えており、この直流中間回路10にはIGBT等の半導体スイッチング素子S〜Sからなるインバータブリッジ104が接続されている。なお、コンデンサ11a,……,11n,12a,……,12nの容量はすべて等しいものとする。
また、インバータブリッジ104の出力端子には交流電動機等の負荷300が接続されている。ここで、インバータブリッジ104及び負荷300の相数は三相に限られず、単相であってもよい。
直流中間回路10の正負直流母線間の電圧は電圧検出器13により検出され、判定部20に入力されている。また、正負直流母線間に直列に接続された二つのコンデンサのうちの一方、例えばコンデンサ12nの両端電圧が電圧検出器14により検出され、判定部20に入力されている。直流電源101の電圧をEdcとすると、各コンデンサが健全な平常時における電圧検出器13の検出電圧はEdc、電圧検出器14の検出電圧はEdc/2である。
判定部20からは異常検出信号Cが出力されるようになっており、この異常検出信号Cは制御回路200に入力されている。更に、正負直流母線の一方、例えば負側直流母線には過電流検出回路103が接続されており、この検出回路103から出力される過電流検出信号Dも制御回路200に入力されている。
制御回路200は、通常運転時に、インバータブリッジ104内の半導体スイッチング素子S〜Sをオンオフさせるためのゲート信号を生成すると共に、判定部20からの異常検出信号Cが入力された際に、インバータブリッジ104内の上下アームの半導体スイッチング素子(例えばS,S)をオンさせて上下アームを強制的に短絡させるようなゲート信号を生成する機能を有する。
また、制御回路200は、前記過電流検出信号Dが入力された場合に保護信号aを出力し、入力側の前記スイッチ102をオフさせる機能も備えている。
次に、図2は図1における判定部20の内部構成を示している。なお、図2では、インバータ主回路の正側直流母線をP(+)、負側直流母線をN(−)として示してある。
図2に示す判定部20において、電圧検出器13による検出電圧は第1のゲイン乗算器15を介して第1の比較器17の非反転入力端子に入力されていると共に、第2のゲイン乗算器16を介して第2の比較器18の反転入力端子に入力されている。ここで、各ゲイン乗算器15,16のゲインは、例えば、それぞれ「0.8」,「0.2」に設定されている。
また、電圧検出器14による検出電圧は第1の比較器17の反転入力端子、及び、第2の比較器18の非反転入力端子にそれぞれ入力されている。なお、電圧検出器13による検出電圧をV、第1のゲイン乗算器15の出力電圧をV(=0.8V)、第2のゲイン乗算器16の出力電圧をV(=0.2V)、電圧検出器14による検出電圧をVとする。
第1の比較器17の出力信号A、及び第2の比較器18の出力信号Bは、NORゲート19を介し、異常検出信号Cとして図1の制御回路200に入力されている。
次に、この実施形態において、直流中間コンデンサが短絡故障した場合の動作を、図3を参照しつつ説明する。図3は、図2における各部の電圧と、第1,第2の比較器17,18の出力信号A,B、並びに、NORゲート19から出力される判定信号Cを示している。
例えば、図2における負側直流母線N(−)側のコンデンサ12nが短絡故障した場合、電圧Vは図3の実線で示すように低下していき、時刻tにおいて電圧Vが電圧Vを下回ると、出力信号Bはそれ以前の「High」レベルから「Low」レベルに変化する。この間、出力信号Aは「High」レベルであるため、時刻t以降、異常検出信号Cは図示するように「Low」レベルに変化する。
制御回路200では、この異常検出信号Cに基づいて、インバータブリッジ104の上下アームの半導体スイッチング素子(例えばS,S)をオンさせて上下アームを強制的に短絡させる。これにより、インバータブリッジ104に流れる過電流(短絡電流)が過電流検出回路103により検出され、過電流検出信号Dが制御回路200に入力される。
制御回路200は、過電流検出信号Dに基づいて保護信号aを出力し、スイッチ102を開放することにより電源供給を遮断する。このため、短絡故障したコンデンサ12nを含む直流中間回路10に電源電源が印加されなくなり、残りのコンデンサやインバータブリッジ104等を保護することができる。
また、図2における正側直流母線P(+)側のコンデンサ11nが短絡故障した場合、電圧Vは図3の破線で示すように上昇していき、時刻tにおいて電圧Vが電圧Vを上回ると、出力信号Aはそれ以前の「High」レベルから「Low」レベルに変化する。この間、出力信号Bは「High」レベルであるため、時刻t以降、異常検出信号Cは破線で示すように「Low」レベルに変化する。
以後の制御回路200における動作は、前述したコンデンサ12nの短絡故障時と同様であり、インバータブリッジ104の上下アームを強制的に短絡させ、過電流検出信号Dが入力された制御回路200が保護信号aによってスイッチ102を開放することにより、電源供給を遮断して回路を保護することができる。
以上述べたように本実施形態によれば、直流中間コンデンサが短絡故障した際の異常検出・保護機能の一部を、インバータブリッジ104の上下アーム短絡時に過電流保護を行うための過電流検出回路103や制御回路200を利用して実現することができる。このため、回路構成部品の有効利用が可能であり、部品数の減少による構成の簡略化、コストの低減を図ることができる。
10:直流中間回路
11a,11n,12a,12n:直流中間コンデンサ
13,14:電圧検出器
15,16:ゲイン乗算器
17,18:比較器
19:NORゲート
20:判定部
101:直流電源
102:スイッチ
103:過電流検出回路
104:インバータブリッジ
200:制御回路
300:負荷
〜S:半導体スイッチング素子

Claims (2)

  1. 直列または並列に接続された複数の直流中間コンデンサを有し、かつ、回路に流れる過電流を検出して電源を遮断することにより回路を保護する保護機能を備えたインバータにおいて、
    前記直流中間コンデンサが短絡故障した際に、前記インバータを構成する上下アームの半導体スイッチング素子をオンさせて上下アームを強制的に短絡し、その際に流れる過電流を検出して前記保護機能を働かせることを特徴とするインバータの保護方法。
  2. 直列または並列に接続された複数の直流中間コンデンサを有し、かつ、回路に流れる過電流を検出して電源を遮断することにより回路を保護する保護機能を備えたインバータにおいて、
    前記直流中間コンデンサの電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記電圧検出手段の出力により前記直流中間コンデンサが短絡故障したことを判定し、異常検出信号を出力する判定手段と、
    前記異常検出信号が出力された時に前記インバータを構成する上下アームの半導体スイッチング素子をオンさせて上下アームを強制的に短絡させ、その際に流れる過電流を検出して前記保護機能を働かせるための保護信号を生成する制御手段と、
    を備えたことを特徴とするインバータの保護装置。
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