JP2011181136A - 光ディスク装置及び光ディスクへの記録方法 - Google Patents

光ディスク装置及び光ディスクへの記録方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光ディスクに記録されている映像コンテンツの高画質化を図る光ディスク装置及び光ディスクへの記録方法を提供する。
【解決手段】光ディスク装置1は、装着された光ディスクがハイブリッドディスク3である場合、ROM層に記録されている映像コンテンツを読み取り、高画質化が可能であるか否かを判定する。光ディスク装置1は、映像コンテンツの高画質化が可能であると判定した場合、その映像コンテンツに対して高画質化処理を施し、高画質化した映像コンテンツをハイブリッドディスク3のRE層に記録する。
【選択図】図2

Description

本発明は、光ディスクに対して情報の記録及び読み取りを行う光ディスク装置及び光ディスクへの記録方法に関する。
大容量のデータを記憶することができる高密度の光ディスクとしてブルーレイディスクが実用化されている。ブルーレイディスクには、例えば、BD−R(Blu-ray Disc Recordable)、BD−RE(Blu-ray Disc Rewritable)、BD−ROM(Blu-ray Disc Read Only Memory)があり、それぞれ物理規格が異なる。BD−Rは1回のみ記録又は追記が可能な光ディスクであり、BD−REは何度も書き換え可能な光ディスクであり、BD−ROMは読み出し専用の光ディスクである。一方、特許文献1には、2つの書き換え可能層(L0、L1)及び1つの読み取り専用層(L2)を有する光ディスク及びその光ディスクに対して情報の記録及び読み取りを行う光ディスク装置が提案されている。
映画、映像ソフト等の映像コンテンツの記録媒体としてDVD−ROMが広く普及しているが、DVD−ROMの再生装置として、DVD−ROMに記録されている映像コンテンツに対して例えば輪郭補正、ノイズ除去等の高画質化処理を施してディスプレイに表示する装置が知られている。
特開2009−193633号公報
しかしながら、上述した高画質化機能を搭載していない再生装置では映像コンテンツに対する高画質化処理が施すことができない。よって光ディスクに記録されている映像コンテンツが低画質である場合、ユーザは高画質な映像コンテンツを視聴することができない。また、特許文献1には、光ディスクから読み出した映像コンテンツを高画質化し、その高画質化した映像コンテンツをその光ディスクに記録することについては記載されていない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、読み取り専用の記録層及び書き換え可能な記録層を有するブルーレイディスクを利用して、映像コンテンツが予め記録されている記録層から読み取った映像コンテンツを高画質化して当該ブルーレイディスクの他の記録層に記録することができる光ディスク装置及びその光ディスクへの記録方法を提供することにある。
本発明に係る光ディスク装置は、読み取り専用層及び書き換え可能層を有する光ディスクに対して画像の記録又は読み取りを行う光ディスク装置において、前記読み取り専用層から読み取られた画像の画質を補正する補正手段と、該補正手段により画質が補正された画像を前記書き換え可能層に記録する記録手段とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、光ディスク装置は、読み取り専用層及び書き換え可能層を有する光ディスクの読み取り専用層に記録された画像を補正する補正手段を備え、補正手段が補正した画像を同一の光ディスクの書き換え可能層に記録する。これにより、補正前の画像及び補正後の画像が共に記録された光ディスクが得られるため、補正機能として高画質化機能を備えていない光ディスク装置を用いて当該光ディスクを再生した場合であっても、高画質な画像を再生することができる。
本発明に係る光ディスク装置は、前記補正手段が、前記読み取り専用層から読み取られた画像に含まれるノイズを低減し又は該画像の解像度を補正することを特徴とする。
本発明にあっては、読み取り専用層から読み取られた画像の画質を上げることができる。
本発明に係る光ディスク装置は、前記補正手段により画質が補正された画像を暗号化する暗号化手段を更に備え、前記記録手段は、該暗号化手段が暗号化した画像を前記書き換え可能層に記録することを特徴とする。
本発明にあっては、光ディスク装置は、光ディスクの読み取り専用層から読み取った画像を読み取り層が有する暗号化キーで暗号化して書き換え可能層に記録する手段を更に備える。したがって、書き換え可能層に対して、読み取り専用層に記録された映像コンテンツとは無関係な映像コンテンツを記録した場合、書き換え可能層から映像コンテンツを再生できず、不正なコピーを防止できる。
本発明に係る光ディスク装置は、読み取り専用層及び書き換え可能層を有する光ディスクに対して画像の記録又は読み取りを行う光ディスク装置において、前記読み取り専用層から読み取られた原画像が補正された補正画像が前記書き換え可能層に記録されているか否かを判定する判定手段と、該判定手段が前記書き換え可能層に前記補正画像が記録されていると判定した場合、該書き換え可能層から該補正画像を読み取り、補正画像が記録されていないと判定した場合、前記読み取り専用層から前記原画像を読み取る手段とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、書き換え可能層に高画質の画像が記録されている場合には、書き換え可能層から読み取った画像を再生し、書き換え可能層に高画質の画像が記録されていない場合には、読み取り専用層から読み取った原画像を再生する。
本発明に係る光ディスク装置は、読み取り専用層並びに第1及び第2書き換え可能層を有する光ディスクに対して画像の記録又は読み取りを行う光ディスク装置において、前記読み取り専用層から読み取られた第1画像の画質を補正する補正手段と、該補正手段により画質が補正された第1画像の画質及び前記第1書き換え可能層に記録されている第2画像の画質を比較する比較手段と、該比較手段が比較した結果、前記画質が補正された第1画像の画質が該第2画像の画質よりも高い場合、該画質が補正された第1画像を前記第2書き換え可能層に記録する手段とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、書き換え可能層を2層有する光ディスクに対して、補正画像および当該補正画像よりもさらに補正された高画質な画像を各層に記録した光ディスクを得ることができる。
本発明に係る光ディスク装置は、外部からの指示を受け付ける受け付け手段と、該受け付け手段が受け付けた指示にしたがって、前記補正手段により画質が補正された第1画像、又は前記第2画像を再生する手段とを更に備えることを特徴とする。
本発明にあっては、外部からの指示にしたがい、再生する画像を決定できる。
本発明に係る光ディスクへの記録方法は、画像が記録された読み取り専用層及び書き換え可能層を有する光ディスクへの記録方法において、前記読み取り専用層から読み取られた画像の画質を補正する補正ステップと、該補正ステップにて画質が補正された画像を前記書き換え可能層に記録するステップとを含むことを特徴とする。
本発明にあっては、読み取り専用層に記録されている画像の画質を補正すると判定した場合には、当該画像の画質を補正して、書き換え可能層に記録する。これにより、補正前の画像及び補正後の画像が共に記録された光ディスクが得られるため、補正機能として高画質化機能を備えていない光ディスク装置を用いて当該光ディスクを再生した場合であっても、高画質な画像を再生することができる。
本発明は、読み取り専用層と書き換え可能層を有するブルーレイディスク(以下、「ハイブリッドディスク」という。)を利用して、当該ハイブリッドディスクの読み取り専用層に記録されている映像コンテンツを読み取り、読み取った映像コンテンツを補正し、補正された映像コンテンツを当該ハイブリッドディスクの書き換え可能層に記録する。
本発明によれば、補正前のオリジナルの映像コンテンツ及び補正後の映像コンテンツを記録した1枚のハイブリッドディスクが得られ、このハイブリッドディスクを用いれば、補正機能としての高画質機能を搭載していない再生装置であっても高画質化された映像コンテンツを視聴することができる。
実施の形態1に係る光ディスク装置の外観を示す説明図である。 実施の形態1に係る光ディスク装置の構成例を示すブロック図である。 光ピックアップ部の構成例を示すブロック図である。 実施の形態1で用いられるハイブリッドディスクを模式的に示す断面図である。 実施の形態1に係る光ディスク装置によるハイブリッドディスクに対する記録処理の流れを示すフローチャートである。 高画質化機能を有しない光ディスク装置の構成例を示すブロック図である。 光ディスク装置による再生処理の流れを示すフローチャートである。 選択画面の例を示す説明図である。 実施の形態2に係る光ディスク装置によるハイブリッドディスクに対する記録処理及び再生処理の流れを示すフローチャートである。 選択画面の例を示す説明図である。
実施の形態1
以下、図面を参照して実施の形態1を具体的に説明する。
図1は、実施の形態1に係る光ディスク装置1の外観を示す説明図である。
図1に示す例では、光ディスク装置1が映像表示装置8に接続されている。光ディスク装置1は、ハイブリッドディスク3に対して映像コンテンツを記録及び再生できる装置である。ここで、映像コンテンツとは、画像のみからなるコンテンツ、又は画像及び音声からなるコンテンツのことである。光ディスク装置1に接続されている映像表示装置8は、光ディスク装置1から画像信号及び音声信号を受け取り、ディスプレイに画像を表示し、スピーカから音声を出力する。尚、光ディスク装置1は、パーソナルコンピュータ、ゲーム機器等に接続された装置又はそれらに内蔵された装置であってもよい。
ユーザ操作部7は、光ディスク装置1を操作するための操作部であり、例えば、光ディスク装置1の前面に設けられた操作部又は遠隔操作のためのリモートコントローラである。ユーザ操作部7には使用者によって押圧される各種の操作ボタンが設けられている。ユーザ操作部7は、使用者により押圧された操作ボタンに対応する操作信号を光ディスク装置1に出力する。ユーザは、ユーザ操作部7を使用して、例えば、光ディスク装置1に対して映像コンテンツの再生、停止等の所望の動作を指示する。
図2は、実施の形態1に係る光ディスク装置1の構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、光ディスク装置1は、システム制御部11、映像コンテンツ高画質化部12、映像コンテンツ表示部13、記憶部14及び光ディスクドライブ装置15を備える。また、光ディスク装置1は、ディスプレイ80及びスピーカ81を含む映像表示装置8、及びユーザ操作部7との間で信号の送受信を行う。
まず、光ディスクドライブ装置15の構成例について説明する。
光ディスクドライブ装置15は、ドライブ制御部150、信号記録/信号読み取り部151、ディスク判別部152、光ピックアップ部153及びインタフェース部154を備える。信号記録/信号読み取り部151は、信号記録部60及び信号読み取り部61から構成される。ハイブリッドディスク3は、光ディスクドライブ装置15に装着される。
ドライブ制御部150は、インタフェース部154を介してシステム制御部11から受け付けたコマンドに基づいて、光ディスクドライブ装置15内の各部を制御することにより、ハイブリッドディスク3に対するデータの記録処理及び読み取り処理を制御する。すなわち、ドライブ制御部150は、図示しないRAM(Random Access Memory)を作業領域として用い、図示しないROM(Read Only Memory)に記録されている各種情報に従って、光ディスクドライブ装置15内の各部の動作を直接的に制御する。また、ドライブ制御部150は、光ディスクドライブ装置15内の各部の作動状態及びハイブリッドディスク3に関する情報を示す制御信号を、インタフェース部154を介してシステム制御部11へ出力する。
信号記録/信号読み取り部151内の信号記録部60は、ドライブ制御部150から記録対象のデータおよび記録位置の情報を受け取り、ハイブリッドディスク3の書き換え可能層の記録位置にデータが記録されるように光ピックアップ部153を制御する。
信号記録/信号読み取り部151内の信号読み取り部61は、ドライブ制御部150から読み取り位置の情報を受け取り、その読み取り位置からデータを読み取るように光ピックアップ部153を制御する。そして、信号読み取り部61は、検知した反射光に基づき読み取ったデータをドライブ制御部150に出力する。
ディスク判別部152は、システム制御部11からディスクの種別判定の指示を受け取とると、ハイブリッドディスク3からディスクの種別情報を読み出すように光ピックアップ部153を制御する。ディスク種別の判別方法については後述する。
光ピックアップ部153は、信号記録部60からの制御に基づいてレーザ光をハイブリッドディスク3の記録位置に向けて照射することによりデータを記録する。また、光ピックアップ部153は、信号読み取り部61からの制御に基づいてレーザ光をハイブリッドディスク3の読み取り位置に向けて照射し、反射光を信号読み取り部61に検知させる。同様に、光ピックアップ部153は、ディスク判別部152からの制御に基づいてレーザ光をハイブリッドディスク3の読み取り位置に向けて照射し、反射光をディスク判別部152に検知させる。
インタフェース部154は、ドライブ制御部150との間でコマンドを介して、データをやりとりするためのインタフェースであり、例えば、ATAPI(AT Attachment Packet Interface)を使用することができる。ATAPIでは、光ディスクに割り当てられたファイル名を指定することでデータの記録及び再生が行える仕様となっている。
光ディスクドライブ装置15にハイブリッドディスク3が装着されると、光ディスクドライブ装置15は、ユーザの操作に従ってハイブリッドディスク3に対するデータの記録処理又は読み取り処理を実行する。
図3は、光ピックアップ部153の構成例を示すブロック図である。
光ピックアップ部153は、光ピックアップ4、アナログ信号処理回路5、光ピックアップ制御部6及びスピンドルモータ2を備える。
光ピックアップ4は、光ビームを出力する光ビーム出力部46と、光ビームをハイブリッドディスク3に集光させるための対物レンズ41aと、ハイブリッドディスク3に対して接離する方向へ対物レンズ41aを移動させる対物レンズアクチュエータ41bとを備える。なお、光ピックアップ4は、ハイブリッドディスク3の径方向に移動できるよう、図示しない案内軌条に支持されており、図示しない光ピックアップ駆動モータにて、径方向に駆動するように構成されている。
光ビーム出力部46は、例えば、GaN(窒化ガリウム)のIn(インジウム)混晶を用いてなるレーザダイオード(LD: Laser Diode)であり、波長405nmのレーザ光を出力する。対物レンズ41aは、モールド成形された非球面単レンズであり、NA0.85の高NAを有している。対物レンズアクチュエータ41bは、例えばマグネット方式の2軸アクチュエータであり、対物レンズ41aを支持する弾性体と、対物レンズ41aを駆動するための磁石及びコイルとを有しており、コイルへの通電によって、対物レンズ41aがハイブリッドディスク3に対して接離するフォーカシング方向、又はトラッキング方向へ移動するように構成されている。
また、光ピックアップ4は、対物レンズ41aの光軸上、光ビーム出力部46と対物レンズ41aとの間に、光ビーム出力部46側から順に配された回折格子45、偏光ビームスプリッタ44、球面収差補正機構43、及び1/4波長板42を備える。回折格子45は、対物レンズ41aに入射する光ビームを最適化するための光学素子である。偏光ビームスプリッタ44は、光ビーム出力部46から出力された光ビームを透過すると共に、ハイブリッドディスク3から反射された光ビームを反射することによって分離する。球面収差補正機構43は、対物レンズ41aの位置によって変化する球面収差、つまりハイブリッドディスク3における集光位置の深さによって変化する球面収差を補正するための補正機構であり、コリメータレンズ43aと、コリメータレンズ43aの周縁部に設けられた枠部43bと、コリメータレンズ43aが対物レンズ41aの光軸方向へ移動可能になるように枠部43bを支持する支持軸43cと、コリメータレンズ43aを前記光軸方向へ移動させるコリメータレンズ駆動モータ43dとを備える。1/4波長板42は、直線偏光の光ビームを円偏光に変換し、またハイブリッドディスク3から反射された円偏光の光ビームを直線偏光に変換するための素子であり、該変換によって、偏光ビームスプリッタ44による光ビームの分離を可能にする。
更に、光ピックアップ4は、偏光ビームスプリッタ44によって分離された光ビームを受光するための受光光学系47と、光ビーム受光部48とを備え、ハイブリッドディスク3に対する合焦制御及びトラッキング制御に必要な信号を得ることができるように構成されている。合焦制御手法としては非点収差法、スポットサイズ検出法、フーコー法等があり、トラッキング制御手法としては、プッシュプル法、差動プッシュプル法、アドバンスドプッシュプル法、新アドバンスドプッシュプル法等がある。
光ビーム受光部48は、対物レンズ41a及び各層の距離に応じて電圧レベルが変化するフォーカスエラー信号(焦点誤差信号)を生成するためのFES(Focus Error Signal)用4分割フォトダイオード(PD:Photo Diode)(図示せず)と、光ビームの集光位置と、トラックとの距離に応じて電圧レベルが変化するトラッキングエラー信号を生成するためのTES(Tracking Error Signal)用4分割フォトダイオード(図示せず)とを備え、各フォトダイオードは適宜位置に並置されている。FES用4分割フォトダイオードは、非点収差が与えられた反射光を4分割された各領域で受光し、該反射光の強度に応じた信号をアナログ信号処理回路5へ出力する。同様にTES用4分割フォトダイオードは、4分割された各領域で受光した反射光の強度に応じた信号をアナログ信号処理回路5へ出力する。
アナログ信号処理回路5は、FES用4分割フォトダイオードから出力された信号に基づいて、フォーカスエラー信号を生成し、生成されたフォーカスエラー信号を光ピックアップ制御部6へ出力するアナログ信号処理機能を有する。また、アナログ信号処理回路5は、FES用4分割フォトダイオードから出力された信号に基づいて、フォーカストータル信号を生成し、生成されたフォーカストータル信号を光ピックアップ制御部6へ出力する。更に、アナログ信号処理回路5は、TES用4分割フォトダイオードから出力された信号に基づいて、トラッキングエラー信号を生成し、生成したトラッキングエラー信号を光ピックアップ制御部6へ出力する。
光ピックアップ制御部6は、アナログ信号処理回路5から出力されたフォーカスエラー信号、フォーカストータル信号及びトラッキングエラー信号に基づいて、対物レンズアクチュエータ41b、光ビーム出力部46、及びコリメータレンズ駆動モータ43dの動作、並びにスピンドルモータ2の回転を制御するように構成されている。該制御方法は公知の技術であるため説明を省略する。
図4は、実施の形態1で用いられるハイブリッドディスク3を模式的に示す断面図である。
ハイブリッドディスク3は、読み取り専用層(以下、「ROM層」という。)及び書き換え可能層(以下、「RE層」という。)を含む多層光ディスクである。ROM層は、1回だけデータを書込むことができる記録層であり、RE層は複数回にわたってデータを書込むこができる記録層である。RE層は多層化することが可能であり、図5では、一例として、1層のROM層3c及び2層のRE層3a、3bの計3層の記録層を含むハイブリッドディスク3を示す。RE層を2層設けることによって、1層のRE層を大容量の映像コンテンツを記録する映像コンテンツ専用の書き換え可能な記録層として使用することができる。
ハイブリッドディスク3は、厚さ1.1mmのポリカーボネート基板上に、相変化型の第1のRE層3a、第2のRE層3bが順に積層成膜され、更に表面側(図5中、下方側)にはROM層3cが成膜され、各層は厚さ約0.1mmのカバー層で覆われている。第1及び第2のRE層3a、3bの反射率は、約5〜12%であり、ROM層3cの反射率は約1〜3%である。ROM層は、BD規格の光ビームを用いた場合の反射率がBD規格とは1桁以上低い点を除けば、ROM規格フォーマットに準拠しており、ROMと同様の再生制御ができるように構成されている。このように構成されたハイブリッドディスク3は、最表面側にROM層3cを有し、ROM層3cよりも深層に第2のRE層3b、最深層に第1のRE層3aを有している。また、ROM層3cの反射率は約1〜3%と極めて小さい。
光ディスクドライブ装置15は、ROM層3cにアクセスすることができるため、ROM層3cに記録されたデータを利用することで、光ディスク装置1に新機能を組み込むことが可能になる。
図2に戻って説明すると、光ディスク装置1は、バックエンド部として、システム制御部11、画像補正部としての機能を有する映像コンテンツ高画質化部12、映像コンテンツ表示部13及び記憶部14を備える。
システム制御部11は、揮発性メモリ(図示せず)を作業領域として用い、不揮発性メモリ(図示せず)に記録されているコンピュータプログラムと各種情報、及びユーザ操作部7を介して受け付けた操作指示にしたがって、バックエンド部の動作を直接的に制御する。また、システム制御部11は、光ディスクドライブ装置15の各部の動作を制御するための制御信号を、インタフェース部154を介して、光ディスクドライブ装置15のドライブ制御部150へ出力する。ドライブ制御部150は、受け取った制御信号にしたがって光ディスクドライブ装置15の各部の動作を制御する。即ち、システム制御部11は、光ディスクドライブ装置15の各部の動作を間接的に制御する。具体的には、以下の通りである。
システム制御部11は、光ディスクドライブ装置15を制御して、光ディスクドライブ装置15にハイブリッドディスク3が挿入されたことを検出すると、挿入されたハイブリッドディスク3のROM層3cから映像コンテンツを読み取って、記憶部14に一時的に格納する。尚、記憶部14は、ハイブリッドディスク3から読み取った高画質化前の映像コンテンツ及び高画質化された映像コンテンツを一時的に格納することができるメモリである。
次いで、システム制御部11は、ハイブリッドディスク3のROM層3cから読み取った映像コンテンツの高画質化が可能か否かを判定する。高画質化が可能か否かの判定方法については後述する。システム制御部11は、高画質化が不可と判定した場合には、記憶部14に格納されている映像コンテンツを映像コンテンツ表示部13に出力し、映像コンテンツ表示部13は、受け取った映像コンテンツをディスプレイ80及びスピーカ81に出力する。尚、映像コンテンツ表示部13は、受け取った映像コンテンツのうちの画像データをディスプレイ80で表示可能なデータ形式に変換しディスプレイ80へ出力し、映像コンテンツのうちの音声データをスピーカ81で出力可能なデータ形式に変換しスピーカ81へ出力する。
これに対して、システム制御部11は、ROM層3cから読み取った映像コンテンツの高画質化が可能と判定した場合には、記憶部14に格納されている映像コンテンツを映像コンテンツ高画質化部12に出力する。映像コンテンツ高画質化部12は、システム制御部11の指示にしたがって、受け取った映像コンテンツに対して後述する高画質化処理を施し、高画質化された映像コンテンツを再び記憶部14に格納した後、映像コンテンツ表示部13に出力する。映像コンテンツ表示部13は、システム制御部11から受け取った高画質化された映像コンテンツをディスプレイ80及びスピーカ81に出力する。これと併行して、システム制御部11は、記憶部14から高画質化された映像コンテンツを読み出し、インタフェース部154を介して、光ディスクドライブ装置15に出力し、光ディスクドライブ装置15は、高画質化された映像コンテンツをハイブリッドディスク3のRE層3a又は3bに記録する。これにより、ROM層3cに高画質化前の映像コンテンツが記録され、RE層3a又は3bに高画質化された映像コンテンツが記録されたハイブリッドディスク3が得られる。
次に、実施の形態1に係る光ディスク装置1によるハイブリッドディスク3に対する記録処理について説明する。
ハイブリッドディスク3のROM層3cには、オリジナルの映像コンテンツが記録されているとする。映像コンテンツの高画質化機能を有するハイブリッドディスク対応の光ディスク装置1にハイブリッドディスク3を装着すると、光ディスク装置1は、ハイブリッドディスク3のROM層3cに記録されている映像コンテンツを認識して、その映像コンテンツの高画質化処理と再生処理を行う。その処理と併行して、光ディスク装置1は、高画質化した映像コンテンツをハイブリッドディスク3のRE層3a又は3bに記録する。尚、ROM層3cに記録されている映像コンテンツの高画質化処理及びRE層3a又は3bへの記録処理は、再生処理とは別個に行ってもよい。すなわち、映像表示装置8により映像鑑賞を行っていない時に光ディスク装置1に高画質化処理及び記録処理を行わせてもよい。
(記録処理)
図5は、実施の形態1に係る光ディスク装置1によるハイブリッドディスク3に対する記録処理の流れを示すフローチャートである。
システム制御部11は、光ディスクが光ディスクドライブ装置15に装着されたか否かを検出する(S60)。システム制御部11は、光ディスクが光ディスクドライブ装置15に装着されている場合(S60:YES)、ステップS61の処理に進み、装着されていない場合(S60:NO)、装着されるまで待機する。
システム制御部11は、ディスク判別部152を用いて、装着された光ディスクの種別、すなわち、装着された光ディスクがハイブリッドディスク3であるか否かを判定する(S61)。具体的には、システム制御部11は、光ディスク製造の最終工程で光ディスクの最内周部に設けられたBCA(Burst Cutting Area:バーストカッティング領域)に含まれるブックタイプフィールドを参照することによって、装着されている光ディスクがハイブリッドディスク3であるか否かを判定する。ブックタイプフィールドには、光ディスクの種類を示すブックタイプ(メディア識別コードともいう)が記録されているため、システム制御部11は、このブックタイプフィールドに記録されている情報を参照することによって、装着された光ディスクの種類を判別できる。
システム制御部11は、装着された光ディスクがハイブリッドディスク3である場合(S61:YES)、ROM層3cに記録されている映像コンテンツを読み取り(S62)、記憶部14に一旦格納する。これに対して、システム制御部11は、装着された光ディスクがハイブリッドディスク3でない場合(S61:NO)、その光ディスク固有の処理を実行する(S67)。
システム制御部11は、ステップS62にてROM層3cから読み取った映像コンテンツの高画質化が可能であるか否かを判定する(S63)。映像コンテンツの高画質化が可能であるか否かの判定は、ROM層3cに記録されている映像コンテンツの画像圧縮方式を参照して行う。例えば、映像コンテンツの場合、映像コンテンツに付随している管理情報を参照すれば画像圧縮方式又はビットレートがわかり、それにより、映像コンテンツが高画質か否か、すなわち、映像コンテンツの高画質化が可能か否かを判定できる。例えば、映像コンテンツに付随している管理情報が示す画像圧縮方式がMPEG−2以下の画像圧縮方式ならば高画質化すると判定し、MPEG−4の画像圧縮方式ならば高画質化しないと判定する。高画質化処理の種類としては、例えば、「デジタルノイズリダクション」、「ゴーストリデューサ」、「3次元Y/C分離」等がある。「デジタルノイズリダクション」とはデジタル映像特有の輪郭のザラツキをカットする処理であり、「ゴーストリデューサ」とは電波障害による多重映りを低減させる処理であり、「3次元Y/C分離」とは細い縞模様とか細い格子模様を表示した時に発生するカラーノイズを抑える処理である。また、高画質化処理の種類としては、超解像技術に関わる処理もある。超解像技術とは、テレビなどに関わるデジタルでの画像処理技術の1つで、入力信号の解像度を高めて出力信号を作る技術のことである。通常は、入力信号の解像度が表示画面の解像度に満たない場合に、それを補うための解像度の補正技術を指す。例えば、標準解像度のビデオソフトをフルHDの大画面テレビに映す場合、超解像技術を備えた映像機器は足りない画素を補完することにより表示画面の解像度を高める。これにより、ユーザは、よりリアルな映像を大画面テレビで楽しむことができる。
尚、高画質化処理の内容は上記の処理に限るものではなく、他の処理であってもよい。
システム制御部11は、映像コンテンツの高画質化が可能であると判定した場合(S63:YES)、記憶部14から映像コンテンツを読み出し、映像コンテンツ高画質化部12を用いてその映像コンテンツに対して高画質化処理を施し(S64)、高画質化された映像コンテンツを暗号化し(S65)、暗号化された映像コンテンツをRE層3a又は3bに記録する(S66)。これに対して、システム制御部11は、映像コンテンツの高画質化が不可と判定した場合(S63:NO)、記録処理を終了する。
尚、ステップS65及びS66にて、システム制御部11は、ROM層3cの情報のみから取得可能な暗号化キーで映像コンテンツを暗号化し、暗号化された映像コンテンツをRE層3a又は3bに記録する。ここで、暗号化キーは、ROM層3cに記録されている映像コンテンツからしか取得することができず、かつROM層3cに記録された映像コンテンツを再生できるように正規にライセンスされた光ディスク装置1だけが取得することができる方式でROM層3cに記録されている。そして、RE層3a又は3bに記録された高画質の映像コンテンツを復号するためには、必ず、上記暗号化キーをROM層3cから取得する必要がある。したがって、例えば、RE層3a又は3bに、ROM層3cの映像コンテンツとは無関係な映像コンテンツを複製した場合、RE層3a又は3bの映像コンテンツを再生できない仕組みがとられている。
図6は、高画質化機能を有しない光ディスク装置の構成例を示すブロック図である。
図6に示す光ディスク装置9は、高画質化機能を備えていない点で図2に示す光ディスク装置1と異なるが、他の構成は略同一であるため、説明は省略する。映像コンテンツ高画質化部12を備えていない光ディスク装置9においては、映像コンテンツの再生は以下のように行われる。
システム制御部11は、RE層3a又は3bに高画質化処理された映像コンテンツが記録されているか否かを判定する。すなわち、システム制御部11は、ハイブリッドディスク3のRE層3a又は3bに記録されている画質モード情報を参照して、映像コンテンツが高画質である否かを判定する。画質モード情報は、映像コンテンツが高画質化処理されてRE層3a又は3bに記録されるときに映像コンテンツに付随して記録される。つまり、高画質化された映像コンテンツに付随して記録される画質モード情報は、当該映像コンテンツが高画質であることを示す。RE層3a又は3bに記録されている映像コンテンツが高画質であると判定した場合には、システム制御部11は、RE層3a又は3bから高画質の映像コンテンツを取得し、映像コンテンツ表示部13に出力する。これに対して、RE層3a又は3bに記録されている映像コンテンツが高画質でない場合、システム制御部11は、ROM層3cからオリジナルの映像コンテンツを取得し、映像コンテンツ表示部13に出力する。
(再生処理)
光ディスク装置9によるハイブリッドディスク3に対する再生処理を図面により説明する。
図7は、光ディスク装置9による再生処理の流れを示すフローチャートである。
システム制御部11は、光ディスクが光ディスクドライブ装置15に装着されたか否かを検出する(S70)。システム制御部11は、光ディスクが光ディスクドライブ装置15に装着されている場合(S70:YES)、ステップS71の処理に進み、装着されていない場合(S70:NO)、装着されるまで待機する。
システム制御部11は、装着された光ディスクがハイブリッドディスク3であるか否かを判定する(S71)。判定の方法は、図5で示したステップS61での判定方法と同じであるため説明は省略する。
システム制御部11は、装着された光ディスクがハイブリッドディスク3である場合(S71:YES)、システム制御部11は、RE層3a又は3bに記録されている映像コンテンツの画質モード情報を参照し(S72)、RE層3a又は3bに高画質の映像コンテンツが記録されているか否かを判定する(S73)。一方、システム制御部11は、光ディスクがハイブリッドディスク3でない場合(S71:NO)、その光ディスク固有の処理を実行する(S78)。
システム制御部11は、画質モード情報を参照し、RE層3a又は3bに高画質の映像コンテンツが記録されていると判定した場合(S73:YES)、RE層3a又は3bに記録されている高画質の映像コンテンツを読み取り(S74)、読み取った高画質の映像コンテンツを再生し(S75)、再生処理を終了する。これに対して、システム制御部11は、RE層3a又は3bに高画質の映像コンテンツが記録されていないと判定した場合(S73:NO)、ROM層3cに記録されているオリジナルの映像コンテンツを読み取り(S76)、読み取ったオリジナルの映像コンテンツを再生し(S77)、再生処理を終了する。
尚、上記の例では、光ディスク装置9は、RE層3a又は3bに高画質の映像コンテンツが記録されていると判定した場合には、その高画質の映像コンテンツを常に再生する方式をとっているが、オリジナルの映像コンテンツと高画質の映像コンテンツのどちらを再生するかをユーザが選択できる仕組みにしてもよい。例えば、再生に関して通常モードとユーザ選択モードを設け、ユーザ操作部7を介して通常モードがユーザにより選択された場合、光ディスク装置9はRE層3a又は3bに記録されている高画質の映像コンテンツを再生する。ユーザ操作部7を介してユーザ選択モードがユーザにより選択された場合、光ディスク装置9は、ユーザが選択した方の映像コンテンツを再生する。ユーザによっては画質が多少劣っていてもオリジナルの映像コンテンツを視聴するのを望む場合もあるからである。
通常モードとユーザ選択モードの選択は、映像表示装置8に表示する選択画面を介してユーザが行うことができる。図8は、選択画面の例を示す説明図である。図8Aは、モード選択画面の例を示す説明図であり、図8Bは、モード選択画面でユーザ選択モードが選択された場合に表示される選択画面の例を示す説明図である。いずれの画面も画像表示装置8のディスプレイ80に表示される。図8Aに示すモード選択画面において、ユーザ操作部7を介して通常モード8aがユーザにより選択された場合、光ディスク装置9は高画質の映像コンテンツを再生する一方、ユーザ操作部7を介してユーザ選択モード8bがユーザにより選択されると、光ディスク装置9は図8Bに示す選択画面に切り替える。ここで、ユーザ操作部7を介してオリジナル映像コンテンツ8cがユーザにより選択された場合、光ディスク装置9はオリジナルの映像コンテンツを再生し、ユーザ操作部7を介して高画質映像コンテンツ8dがユーザにより選択された場合、光ディスク装置9は高画質の映像コンテンツを再生する。
以上説明したように、ハイブリッドディスク3のROM層3cに記録された映像コンテンツを高画質化する機能を備える光ディスク装置1を用いて、ROM層3cに記録された映像コンテンツの高画質化を行い、高画質化された映像コンテンツを同一のハイブリッドディスク3のRE層3a又は3bに記録する。RE層3a又は3bには高画質化された映像コンテンツが記録されているため、別途、映像コンテンツの高画質化機能を有していない光ディスク装置を用いて当該ハイブリッドディスク3の再生を行った場合でも、RE層3a又は3bに記録されている高画質な映像コンテンツが再生されるため、ユーザは高画質な映像コンテンツを視聴することができる。また、RE層は多層化でき、さらに連続的な記録層として扱うことができるため、RE層の記憶容量を十分に確保することができ、そのため、高画質化によって映像コンテンツのデータ量が増えてもRE層の記憶容量が足りなくなる虞は低い。
実施の形態2
図9は、実施の形態2に係る光ディスク装置1によるハイブリッドディスク3に対する記録処理及び再生処理の流れを示すフローチャートである。
本実施形態は、高画質化機能を有するA機種(図2参照)で高画質化された映像コンテンツをRE層3aに記録しているハイブリッドディスク3を、A機種とは異なる機種であって高画質化機能を有するB機種(図2参照)で再生する場合を示したものである。A機種とB機種は共に光ディスク装置であるが、高画質化機能の性能が異なるとする。
B機種の映像コンテンツ高画質化部12によるオリジナルの映像コンテンツの高画質化処理により得られる画質を第1の画質とし、A機種がRE層3aに記録した高画質の映像コンテンツの画質を第2の画質とする。例えば、B機種は、第1の画質と第2の画質とを比較し、画質が良い方の映像コンテンツを再生するとする。第1の画質は、B機種の映像コンテンツ高画質化部12の高画質化機能の性能を示す画質モード情報から得られ、第2の画質は、高画質の映像コンテンツに付随して記録されている画質モード情報から得られる。本実施形態では、第1の画質と第2の画質とを比較した結果、第1の画質が第2の画質よりも良い場合、すなわち、B機種の高画質化機能の性能がA機種のものより高い場合、B機種のシステム制御部11は、RE層3aから映像コンテンツを読み取るのでなく、ROM層3cからオリジナルの映像コンテンツを読み出して、それに対して高画質化処理を施して再生し、更に、高画質化された映像コンテンツを暗号化してRE層3bに記録する。これにより、ROM層3cには低画質のオリジナルコンテンツが記録され、RE層3aには高画質の映像コンテンツが記録され、RE層3bには、RE層3aに記録されている映像コンテンツよりも高画質の映像コンテンツが記録されたハイブリッドディスク3が得られる。すなわち、3段階の画質レベルを有する映像コンテンツが記録された1枚のハイブリッドディスク3が得られる。
一方、第2の画質が第1の画質よりも良い場合、B機種のシステム制御部11は、実施の形態1と同様に、RE層3aから高画質の映像コンテンツを読み取り、それを再生する。
以下に上記処理の流れを図9により説明する。
システム制御部11は、光ディスクが光ディスクドライブ装置15に装着されたか否かを検出する(S80)。システム制御部11は、光ディスクが光ディスクドライブ装置15に装着されている場合(S80:YES)、ステップS81の処理に進み、装着されていない場合(S80:NO)、装着されるまで待機する。
システム制御部11は、ディスク判別部152を用いて、装着された光ディスクの種別、すなわち、装着された光ディスクがハイブリッドディスク3であるか否かを判定する(S81)。判定の方法は、図5で示したステップS61での判定方法と同じであるため説明は省略する。
システム制御部11は、装着された光ディスクがハイブリッドディスク3である場合(S81:YES)、ROM層3cに記録されているオリジナルの映像コンテンツを映像コンテンツ高画質化部12によって高画質化処理した場合の画質(第1の画質)と、RE層3aに記録されている高画質の映像コンテンツの画質(第2の画質)とを比較し(S82)、第1の画質が第2の画質よりも良いか否かを判定する(S83)。比較した結果、第1の画質が第2の画質よりも良いと判定した場合(S83:YES)、ROM層3cに記録されている映像コンテンツを読み取り(S84)、記憶部14に一旦格納する。
システム制御部11は、ROM層3cから読み取られ記憶部14に格納されている映像コンテンツに対して高画質化処理を施し(S85)、更に、高画質化された映像コンテンツを再生する(S86)。高画質化処理の内容は実施の形態1と同様である。
システム制御部11は、高画質化された映像コンテンツを暗号化し(S87)、暗号化された映像コンテンツをRE層3bに記録し(S88)、処理を終了する。
これに対して、システム制御部11は、ステップS83にて第1の画質が第2の画質よりも悪いと判定した場合(S83:NO)、RE層3aに記録されている映像コンテンツを読み取り(S89)、読み取った映像コンテンツを再生し(S90)、処理を終了する。また、ステップS81にて、装着された光ディスクがハイブリッドディスク3でないと判定した場合(S81:NO)、その光ディスク固有の処理を実行する(S91)。
上記の例では、B機種の光ディスクは、第1の画質と第2の画質とを比較し、画質が良い方の映像コンテンツを再生する方式(以下、「自動選択モード」という。)をとるが、RE層3aに記録した高画質の映像コンテンツを強制的に再生する方式(以下、「強制再生モード」という。)又はユーザにより選択された映像コンテンツを再生する方式(以下、「ユーザ選択モード」という。)をとってもよい。すなわち、自動選択モード、強制再生モード又はユーザ選択モードのいずれかのモードをユーザが選択できる仕組みにしてもよい。
上記の各モードの選択は、映像表示装置8のディスプレイ80に表示する選択画面を介してユーザが行うことができる。図10は、選択画面の例を示す説明図である。図10Aは、モード選択画面の例を示す説明図であり、図10Bは、モード選択画面でユーザ選択モードが選択された場合に表示される選択画面の例を示す説明図である。
図10Aに示すモード選択画面において自動選択モード8eが選択された場合は画質が良い方の映像コンテンツが再生され、強制再生モード8fが選択された場合はRE層3aに記録されている映像コンテンツが再生され、ユーザ選択モード8gが選択された場合はユーザが選択した映像コンテンツが再生される。
図10Bに示す選択画面には「高画質映像コンテンツ(レベル1)」8hと「高画質映像コンテンツ(レベル2)」8iの表示があるが、「レベル」とは画質の良さの指標であり、「レベル1」の高画質映像コンテンツは「レベル2」の高画質映像コンテンツよりも画質が良いことを意味する。したがって、ユーザは、視聴する映像コンテンツの高画質の程度を選択することができる。
尚、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 光ディスク装置
3 ハイブリッドディスク
7 ユーザ操作部
8 映像表示装置
11 システム制御部
12 映像コンテンツ高画質化部
13 映像コンテンツ表示部
14 記憶部
15 光ディスクドライブ装置

Claims (7)

  1. 読み取り専用層及び書き換え可能層を有する光ディスクに対して画像の記録又は読み取りを行う光ディスク装置において、
    前記読み取り専用層から読み取られた画像の画質を補正する補正手段と、
    該補正手段により画質が補正された画像を前記書き換え可能層に記録する記録手段と
    を備えることを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記補正手段は、前記読み取り専用層から読み取られた画像に含まれるノイズを低減し又は該画像の解像度を補正することを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 前記補正手段により画質が補正された画像を暗号化する暗号化手段を更に備え、
    前記記録手段は、該暗号化手段が暗号化した画像を前記書き換え可能層に記録することを特徴とする請求項1又は2に記載の光ディスク装置。
  4. 読み取り専用層及び書き換え可能層を有する光ディスクに対して画像の記録又は読み取りを行う光ディスク装置において、
    前記読み取り専用層から読み取られた原画像が補正された補正画像が前記書き換え可能層に記録されているか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段が前記書き換え可能層に前記補正画像が記録されていると判定した場合、該書き換え可能層から該補正画像を読み取り、補正画像が記録されていないと判定した場合、前記読み取り専用層から前記原画像を読み取る手段と
    を備えることを特徴とする光ディスク装置。
  5. 読み取り専用層並びに第1及び第2書き換え可能層を有する光ディスクに対して画像の記録又は読み取りを行う光ディスク装置において、
    前記読み取り専用層から読み取られた第1画像の画質を補正する補正手段と、
    該補正手段により画質が補正された第1画像の画質及び前記第1書き換え可能層に記録されている第2画像の画質を比較する比較手段と、
    該比較手段が比較した結果、前記画質が補正された第1画像の画質が該第2画像の画質よりも高い場合、該画質が補正された第1画像を前記第2書き換え可能層に記録する手段と
    を備えることを特徴とする光ディスク装置。
  6. 外部からの指示を受け付ける受け付け手段と、
    該受け付け手段が受け付けた指示にしたがって、前記補正手段により画質が補正された第1画像、又は前記第2画像を再生する手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項5記載の光ディスク装置。
  7. 画像が記録された読み取り専用層及び書き換え可能層を有する光ディスクへの記録方法において、
    前記読み取り専用層から読み取られた画像の画質を補正する補正ステップと、
    該補正ステップにて画質が補正された画像を前記書き換え可能層に記録するステップと
    を含むことを特徴とする光ディスクへの記録方法。
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