JP2011179349A - 車両用エンジンのブローバイガス還流装置 - Google Patents

車両用エンジンのブローバイガス還流装置 Download PDF

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Abstract

【課題】車両用エンジンのブローバイガス還流装置において、排気マニホルドから発せられる熱気を流量調節弁に吹きかけて、寒冷時における流量調節弁の凍結を防止することにある。
【解決手段】シリンダヘッドカバー(12)の前端部(12F)よりも車両前方に延びる先端部(32)が備えられたカバー(24)をエアクリーナケース(23)に連結し、カバー(24)の先端部(32)にシリンダヘッドカバー(12)の上面(33)よりも下方へ延びる縦壁部(34)を形成し、カバー(24)の縦壁部(34)とシリンダヘッドカバー(12)との間に排気マニホルド(15)で加熱された空気をカバー(24)の内側の空間(35)に導入する隙間(36)を形成し、排気マニホルド(15)で加熱された空気を隙間(36)から流量調整弁(30)に送る熱気案内通路(37)をカバー(24)の内側に形成している。
【選択図】図1

Description

この発明は、車両用エンジンのブローバイガス還流装置に係り、特にエンジンのブローバイガスを吸気系に還流する車両用エンジンのブローバイガス還流装置に関する。
車両に搭載されるエンジンにおいては、シリンダブロック内にブローバイガスが発生し、このブローバイガスがオイルミストや未燃焼ガスを含むため、大気開放することができず、このため、吸気系にそのブローバイガスを戻して燃焼処理を行う必要がある。このブローバイガスは、その流量がシリンダヘッドに取り付けた流量調節弁(PCV弁)によって調節されるが、水分を含むために、低温雰囲気下では凍結して経路を凍結させるおそれがある。
特開2000−8827号公報 特開2002−97920号公報
特許文献1に係るエンジンのPCV通路構造は、エンジンの後部で吸気マニホルドとシリンダヘッドカバーとの間に中空のスティフナを設け、このスティフナの中空部分にPCV通路を形成し、また、吸気マニホルドとスティフナとの間に流量調節弁(PCV弁)を設けたものである。
特許文献2に係る内燃機関におけるブローバイガス抽出装置は、シリンダヘッドカバーにブローバイガス抽出ポートを形成し、このブローバイガス抽出ポートにスロットルボディのブローバイガス導入ポートを直接に接続し、エンジンの後部で流量調節弁(PCV弁)を配置したものである。
ところで、従来、ブローバイガス還流装置においては、寒冷時に、エンジンルーム内の外気温の低下によって、流量調節弁自体やブローバイガス還流装置(又は流量調節弁)の内部で液化した水分が、凍結してしまうおそれがあり、改善が望まれていた。
そこで、この発明の目的は、排気マニホルドから発せられる熱気を流量調節弁に吹きかけて、寒冷時における流量調節弁の凍結を防止する車両用エンジンのブローバイガス還流装置を提供することにある。
この発明は、クランク軸を車両幅方向に向けたエンジンの前部に排気マニホルドを取り付け、前記エンジンの後部に吸気マニホルドを取り付け、この吸気マニホルドの上方にエアクリーナケースを配置し、前記エンジンの上部に配置されるシリンダヘッドカバーにブローバイガス出口を設け、このブローバイガス出口に流量調節弁を取り付けた車両用エンジンのブローバイガス還流装置において、前記シリンダヘッドカバーの前端部よりも車両前方に延びる先端部が備えられたカバーを前記エアクリーナケースに連結し、このカバーの先端部に前記シリンダヘッドカバーの上面よりも下方へ延びる縦壁部を形成し、前記カバーの縦壁部と前記シリンダヘッドカバーとの間に前記排気マニホルドで加熱された空気を前記カバーの内側の空間に導入する隙間を形成し、前記排気マニホルドで加熱された空気を前記隙間から前記流量調整弁に送る熱気案内通路を前記カバーの内側に形成したことを特徴とする。
この発明の車両用エンジンのブローバイガス還流装置は、排気マニホルドから発せられる熱気を利用し、この熱気を流量調節弁に吹きかけて寒冷時における流量調節弁の凍結を防止できる。
図1は車両前部の平面図である。(実施例) 図2はエンジンの正面図である。(実施例) 図3は図1の矢印III−IIIによるエンジンの断面図である。(実施例)
この発明は、寒冷時における流量調節弁の凍結を防止する目的を、エアクリーナに連結したカバーを用いて排気マニホルドから発せられる熱気を導き、この熱気を流量調節弁に吹きかけて実現するものである。
図1〜図3は、この発明の実施例を示すものである。
図1において、1は車両、2R右前輪、2Lは左前輪、3はダッシュパネル、4は車両ボディ、5はエンジンルームである。
車両1には、エンジンルーム5内で、エンジン6が搭載されている。
このエンジン6は、図1〜図3に示すように、例えば、3気筒用からなり、クランク軸7を車両幅方向(車両左右方向)に向けて配設された横置きエンジンであり、シリンダブロック8とこのシリンダブロック8の上部に配置されたシリンダヘッド9とからなるエンジン本体10を備えるとともに、シリンダブロック8の下部に配置されたオイルパン11と、シリンダヘッド9の上部に配置されたシリンダヘッドカバー12とを備えている。
エンジン6の前部には、排気装置13が取り付けられる。この排気装置13は、シリンダヘッド9の前部に取り付けられて下方に湾曲して延びる3本の排気分岐管14を有する排気マニホルド15と、この排気マニホルド15の下端に連結して下方に向かうように配置された触媒コンバータ16と、この触媒コンバータ16の下端に連結した排気管17とを備える。
また、エンジン6の後部には、吸気装置18が取り付けられる。この吸気装置18は、シリンダヘッド9の後部に取り付けられて下方に湾曲して延びる3本の吸気分岐管19を有する吸気マニホルド20と、この吸気マニホルド20に一体的に形成されたサージタンク21とを備える。
吸気マニホルド20の上方には、エアクリーナ22のエアクリーナケース23が配置されるとともに、このエアクリーナケース23の上部に連結したカバー24が配置されている。エアクリーナケース22は、図3に示すように、ケース側壁部25とケース底壁部26とケース上壁部27とを備える。
エンジン6には、ブローバイガス還流装置28が設けられる。
このブローバイガス還流装置28において、シリンダヘッドカバー12の後端部12Bには、図3に示すように、内部で発生したブローバイガスを排出するブローバイガス出口29が設けられるとともに、このブローバイガス出口29にはブローバイガスの排出流量を調節する流量調節弁(PCV弁)30が取り付けられる。
この流量調節弁30には、ブローバイガスを吸気装置18のサージタンク21に導くように、サージタンク21内に連通したガス還流管31が接続している。
前記カバー24は、図2、図3に示すように、シリンダヘッドカバー12の前端部12Fよりも車両前方に延びる先端部32を備えて、エアクリーナケース23の上部に連結されている。このカバー24の先端部32には、シリンダヘッドカバー9の上面33よりも下方へ延びる縦壁部34がシリンダヘッドカバー12の前端部12Fに倣って形成されている。
そして、このカバー24の縦壁部34とシリンダヘッドカバー12の前端部12Fとの間には、排気マニホルド15で加熱された下方からの空気をカバー24の内側の空間35に導入する隙間36を形成する。
また、カバー24の内側には、排気マニホルド15で加熱された空気(図1〜図3の白抜きの矢印Pで示す熱気)を隙間36から流量調整弁28に送る熱気案内通路37を形成する。
この熱気案内通路37は、カバー24の内側の空間33内、つまり、エアクリーナ23のケース底壁部26とシリンダヘッドカバー12の上面33との間で、例えば、エアクリーナ23のケース底壁部26に付設した通路形成部38によって形成され、その先端の通路開口39が下方の流量調整弁30に向かって形成されている。なお、熱気案内通路37をエアクリーナ23のケース底壁部26に付設した複数のリブで構成すれば、表面積を増大させて受熱量を増加させ、エアクリーナ23の加熱を図ることができ、また、エアクリーナ23の面剛性を向上できる。
このように、先端部32がシリンダヘッドカバー12の前端部12Fよりも車両前方に延びるカバー24をエアクリーナケース23に連結し、カバー24の先端部32にシリンダベッドカバー12の上面33よりも下方に延びる縦壁部34を形成し、縦壁部34とシリンダヘッドカバー12の前端部12Fとの間に排気マニホルド15で加熱された空気をカバー24の内側の空間35に導入する隙間36を形成することで、排気マニホルド15で加熱されて車両上方に立ち上る空気(図1〜図3の白抜きの矢印Pで示す熱気)を排気マニホルド15の上方に形成される隙間36に送り込むことができる。
また、この隙間36に流れ込んだこの加熱された空気がカバー24の内側に形成する熱気案内通路37を流れるため、この熱気案内通路37によって排気マニホルド15で加熱された空気を流量調節弁30まで案内することができる。
これにより、熱気案内通路37を介して排気マニホルド15や排気管17で加熱された下方からの空気を流量調節弁30に吹きかけることができ、寒冷時における流量調節弁30やブローバイ還流装置28内部の凍結を防止できる。
カバー24の先端部32の縦壁部34を車両前方に突設することにより、このカバー24にエンジンカバーとしての機能を持たせることが可能となる。
また、図1に示すように、熱気案内通路37は、車両平面視にて、隙間36から流量調節弁30まで一直線に形成されている。
このように、車両平面視において、熱気案内通路37をカバー24の縦壁部34とシリンダヘッドカバー12との間に形成される隙間36から流量調節弁30までを一直線状に形成することで、燃料案内通路37を流れる空気の空気抵抗を低減することができ、空気をスムーズに流量調節弁30に向かって流すことができる。
これにより、排気マニホルド15で加熱された空気を流量調節弁30に確実に吹きかけることができ、寒冷時における流量調節弁30の凍結を防止できる。
この発明に係る車両用エンジンのブローバイガス還流装置を、各種エンジンに適用可能である。
1 車両
5 エンジンルーム
6 エンジン
7 クランク軸
8 シリンダブロック
9 シリンダヘッド
10 エンジン本体
12 シリンダヘッドカバー
12F シリンダヘッドカバーの前端部
12B シリンダヘッドカバーの後端部
15 排気マニホルド
20 吸気マニホルド
22 エアクリーナ
23 エアクリーナケース
24 カバー
28 ブローバイガス還流装置
29 ブローバイガス出口
30 流量調節弁(PCV弁)
31 ガス還流管
32 カバーの先端部
33 シリンダヘッドカバーの上面
34 カバーの縦壁部
35 空間
36 隙間
37 熱気案内通路

Claims (2)

  1. クランク軸を車両幅方向に向けたエンジンの前部に排気マニホルドを取り付け、前記エンジンの後部に吸気マニホルドを取り付け、この吸気マニホルドの上方にエアクリーナケースを配置し、前記エンジンの上部に配置されるシリンダヘッドカバーにブローバイガス出口を設け、このブローバイガス出口に流量調節弁を取り付けた車両用エンジンのブローバイガス還流装置において、前記シリンダヘッドカバーの前端部よりも車両前方に延びる先端部が備えられたカバーを前記エアクリーナケースに連結し、このカバーの先端部に前記シリンダヘッドカバーの上面よりも下方へ延びる縦壁部を形成し、前記カバーの縦壁部と前記シリンダヘッドカバーとの間に前記排気マニホルドで加熱された空気を前記カバーの内側の空間に導入する隙間を形成し、前記排気マニホルドで加熱された空気を前記隙間から前記流量調整弁に送る熱気案内通路を前記カバーの内側に形成したことを特徴とする車両用エンジンのブローバイガス還流装置。
  2. 前記熱気案内通路は、車両平面視にて、前記隙間から前記流量調節弁まで一直線状に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の車両用エンジンのブローバイガス還流装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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