JP2011179308A - ユニット建物、及びユニット建物の構造計算方法 - Google Patents

ユニット建物、及びユニット建物の構造計算方法 Download PDF

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Abstract

【課題】従来よりも最適板厚設計のなされた梁を有するユニット建物を提供する。
【解決手段】2階2Fの桁側の床梁20を、その上に位置する1階1Fの天井梁16に対して相対的に厚く設定する。また、上記2階2Fの桁側の床梁20以外の梁は、該床梁20よりも相対的に板厚が薄く、全て同一厚さとされている。これにより、天井梁16及び床梁20の両方の板厚を厚くした場合に比較して材料使用量が抑えられると共に、撓みに対して厳しいとされる2階2Fの桁側の床梁20の撓み(2階2Fの床の撓み)を効果的に抑えられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の建物ユニットを用いて構築されるユニット建物、及びその構造計算方法に関する。
複数の建物ユニットを用いて構築される2階以上の従来一般のユニット建物においては、天井梁、床梁、及び天井梁の端部と床梁の端部を連結する柱からなる桁ラーメン(2つの鉛直構面)と妻ラーメン(2つの鉛直構面)については、天井梁に用いられる鋼材と、床梁に用いられる鋼材とは、同一の鋼材が用いられている。
特許3924184
一般の建物では、2階の床梁には床材、家具、居住者等を含んだ大きな荷重が作用するのに対し、1階の天井梁には天井材、及び照明器具程度の小さな荷重しか作用しない。
このような2階建のユニット建物において、例えば、1階の天井梁の板厚と2階の床梁の板厚とを同一とした場合、以下の問題がある。
2階の床梁の撓みを抑えることを優先して2階の床梁の板厚を先に決定し、2階の床梁の板厚に合わせて1階の天井梁を同じ板厚にすると、2階の床梁に比較して小さな荷重しか作用しない1階の天井梁は、必要以上の剛性(過剰品質)となる。即ち、天井梁及び床梁のどちらかだけの板厚を増加すれば良いケースでも、床梁及び天井梁共に板厚が増加するため、建物の材料使用量や重量が必要以上に増加することとなる。
さらに、板厚増加に伴う剛性や耐力の上がり幅が大きく、かえって構造安全性を損なう懸念がある。例えば、特定の通りだけ剛性が高くなり、平面的な剛性の偏在が生じて捩れ易い建物となる場合が考えられる。さらに、剛性が高すぎる部分のラーメン架構に荷重が集中する場合がある。
一方、1階の天井梁の剛性を優先して1階の天井梁の板厚を先に決定し、1階の天井梁の板厚に合わせて2階の床梁を同じ板厚にすると、2階の床梁の剛性が不足するので補強部材等による対策が必要となる。
さらに、高層ユニット建物では、下階の建物ユニットの梁に板厚の厚いものを選んでいるが、上下階を有するユニット建物における梁の撓みを考慮して梁の板厚を変化させているものは無かった。
即ち、従来のユニット建物では、梁に対してユニット建物全体としての最適板厚設計がなされていなかった。
本発明は上記事実を考慮し、従来よりも最適板厚設計がなされた梁を有するユニット建物、及びその構造計算方法の提供を目的とする。
請求項1に記載の発明は、複数の建物ユニットを連結することで構築されるユニット建物であって、下階の建物ユニットと前記下階の建物ユニットの上部に載置される上階の建物ユニットからなる上下一対のペアユニットを少なくとも1つ備え、前記ペアユニットは、前記下階の建物ユニットの下階鉛直構面を構成している天井梁の板厚と、前記天井梁と隣接して平行に配置されて前記上階の建物ユニットの上階鉛直構面を構成している床梁の板厚とが異なる架構面を少なくとも1つ備えている。
次に、請求項1に記載のユニット建物の作用を説明する。
請求項1に記載のユニット建物は、下階の建物ユニットと下階の建物ユニットの上側に配置される上階の建物ユニットからなる上下一対のペアユニットを少なくとも1つ備え、複数の建物ユニットを連結することで2階以上に構築されている。
また、この建物ユニットは、下階の建物ユニットの下階鉛直構面を構成している天井梁の板厚と、天井梁と隣接して平行に配置されて上階の建物ユニットの上階鉛直構面を構成している床梁の板厚とが異なる架構面を少なくとも1つ備えたペアユニットを、少なくとも1つ含んで構築されている。
即ち、この上記ペアユニットは、下階の建物ユニットの下階鉛直構面を構成している天井梁の板厚と、天井梁と隣接して平行に配置されて上階の建物ユニットの上階鉛直構面を構成している床梁の板厚とが同一に設定されている従来のペアユニットと比較して、天井梁及び床梁の何れか一方の板厚が相対的に厚くなっていることとなり、天井梁及び床梁の両方の板厚を厚くして材料使用量が増大させる場合に比較して材料使用量が抑えられ、かつ梁の撓みを効果的に抑えられるユニット建物とすることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のユニット建物において、前記上階鉛直構面の床梁の板厚が、前記下階鉛直構面の天井梁の板厚よりも厚く設定されている。
次に、請求項2に記載のユニット建物の作用を説明する。
上階の床梁は、例えば、床材、家具、居住者等を含んだ大きな荷重が作用するので撓み易い。
請求項2に記載のユニット建物では、上階鉛直構面の床梁の板厚が下階鉛直構面の天井梁の板厚よりも厚く設定されているので、上階の撓む部位、即ち、上階の床梁の撓みが効果的に抑えられる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のユニット建物において、前記下階鉛直構面の天井梁の板厚が、前記上階鉛直構面の床梁の板厚よりも厚く設定されている。
次に、請求項3に記載のユニット建物の作用を説明する。
上階の床梁は、例えば、床材、家具、居住者等を含んだ大きな荷重が作用するので撓み易い。
請求項3に記載のユニット建物では、下階鉛直構面の天井梁の板厚が上階鉛直構面の床梁の板厚よりも厚く設定されているので、板厚の厚く設定された下階の天井梁が、上階の床梁を効果的にアシストすることができ、上階の床梁の撓みを抑えることが出来る。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の建物ユニットにおいて、下階は、柱の連結されない端部を各々有する前記床梁及び前記天井梁を含んだ複数の前記建物ユニットを、前記柱の連結されない端部同士が互いに隣接するように複数個配置することにより、前記柱の配置されない柱レス部分が少なくとも一部に形成されており、前記柱の連結されない端部を有する前記天井梁の上側に位置する前記上階の前記床梁の板厚が、前記柱の連結されない端部を有する前記天井梁の板厚よりも厚く設定されている。
次に、請求項4に記載のユニット建物の作用を説明する。
請求項4に記載の建物ユニットでは、柱レス部分を下階に設けたことで、下階において柱の無い広い室内空間を確保することができる。
両端部を柱に接合した天井梁に比較して、一方の端部のみが柱で支持された天井梁は、上側に位置する床梁をアシストする、即ち、補強する効果が低い。
請求項4に記載の建物ユニットでは、柱の連結されない端部を有する下階の天井梁の上側に位置する上階の床梁の板厚を該下階の天井梁の板厚よりも厚く設定しているので、床梁自身を撓み難くすることができ、下側に位置する天井梁の補強効果が低くとも床梁の撓みを抑えることが出来る。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の建物ユニットにおいて、上階は、柱の連結されない端部を各々有する前記床梁及び前記天井梁を含んだ複数の前記建物ユニットを、前記柱の連結されない端部同士が互いに隣接するように複数個配置することにより、前記柱の配置されない柱レス部分が少なくとも一部に形成されている。
次に、請求項5に記載のユニット建物の作用を説明する。
請求項5に記載の建物ユニットでは、柱レス部分を有する上階を設けたことで、上階において柱の無い広い室内空間を確保することができる。
また、請求項4のような柱レス部分を備えた下階の上に、柱レス部分を有する上階を設けた場合、上階の床梁が最も撓み易くなる。なお、下階の天井梁も上階の床梁の撓みの影響を受けて撓むが、居住者や物が直接載る部分では無いため、床の撓みに比較して問題の度合いは小さい。
請求項5に記載の建物ユニットでは、最も撓み易く問題となり易い上階の床梁の板厚が厚く設定されているので、上階及び下階共に柱レス部分を有する場合であっても、上階の床梁の撓みを抑えることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項2に記載のユニット建物において、前記ペアユニットは、前記下階の建物ユニットの建物外側面側の柱の位置が、前記上階の建物ユニットの建物外側面側の柱の位置よりも建物内方側へオフセットされているオーバーハング構造とされ、前記上階鉛直構面の床梁の板厚が前記下階鉛直構面の天井梁の板厚よりも厚く設定されている。
次に、請求項6に記載のユニット建物の作用を説明する。
ペアユニットがオーバーハング構造とされている場合、上階の床梁が下階の柱よりも建物外側へ延びるため、鉛直荷重時及び水平荷重時の応力、撓みが厳しいのは上記建物外側面と交差する方向の上階の床梁となる。
請求項6に記載のユニット建物では、オーバーハング構造とされたペアユニットにおいて、上階の床梁の板厚を厚く設定しているので、オーバーハング構造部分の床梁の撓みを抑えることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1に記載のユニット建物において、前記ペアユニットは、前記上階の建物ユニットの建物外側面側の柱の位置が、前記下階の建物ユニットの建物外側面側の柱の位置よりも建物内方側へオフセットされているセットバック構造とされ、前記下階鉛直構面の天井梁の板厚が前記上階鉛直構面の床梁の板厚よりも厚く設定されている。
次に、請求項7に記載のユニット建物の作用を説明する。
ペアユニットがセットバック構造とされている場合、上階の上記建物外側面が、下階の天井梁の長手方向中間部分に位置するため、鉛直荷重時及び水平荷重時の応力、撓みが厳しいのは下階の天井梁となる。
請求項7に記載のユニット建物では、セットバック構造とされたペアユニットにおいて、下階の天井梁の板厚を厚く設定しているので、セットバック構造部分の天井梁の撓みを抑えることができ、該天井梁によって上階の床梁を十分にアシスト可能となる。
例えば、下階の天井梁が撓むと、この天井梁の上側に位置して結合される上階の床梁も該天井梁の撓みの影響を受けることになり、例えば、上階の建物ユニットが傾斜する等の問題を発生するが、請求項7に記載のユニット建物ではこのような問題を回避することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1、2,4の何れか1項に記載のユニット建物において、前記ペアユニットを構成する前記下階の前記建物ユニット及び上階の前記建物ユニットは、少なくとも桁面と平行な建物ユニット中心線を挟んで一方側の床梁と他方側の床梁とでは板厚が異なっている。
次に、請求項8に記載のユニット建物の作用を説明する。
建物ユニット内にて、家具等の荷重が何れかの床梁に対して偏って作用する場合、荷重が大きく作用する方の床梁が撓み易くなる。また、桁側の床梁は、妻側の床梁よりも長いため、妻側の床梁よりも撓み易い。
請求項8に記載のユニット建物では、少なくとも桁面と平行な建物ユニット中心線を挟んで一方側の床梁と他方側の床梁とで板厚を異ならせているので、撓みに対して厳しい方の床梁の板厚を厚くすることで、該床梁の撓みを抑えることができる。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜7の何れか1項に記載のユニット建物において、前記ペアユニットでは、桁側の前記架構面において前記天井梁の板厚と前記床梁の板厚とが異なっている。
次に、請求項9に記載のユニット建物の作用を説明する。
桁側の梁は妻側の梁よりも長く撓み易いため、桁側の架構面において天井梁の板厚と床梁の板厚とを異ならせることで、長い桁側の床梁の撓みを抑えることが出来る。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜請求項9の何れか1項に記載のユニット建物の構造計算方法であって、前記床梁及び前記天井梁を初期の板厚に設定して応力解析を行う第1の工程と、前記応力解析の結果、応力または変位が予め設定した目標値に対して未達となった前記床梁及び前記天井梁の板厚を前記初期の板厚よりも増加する第2の工程と、を有する。
請求項10に記載のユニット建物の構造計算方法は、第1の工程において、ユニット建物の全ての床梁及び天井梁を、予め用意しておいた初期の板厚に設定して応力解析を行う。
第2の工程では、応力解析の結果、応力または変位が予め設定した目標値に対して未達となった床梁及び天井梁の板厚を、初期の板厚よりも増加する。
これにより、同じ板厚に設定することで問題となる撓み易い床梁及び天井梁の何れかの板厚が増加し、床梁の撓み難くいユニット建物を設計することが出来る。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載のユニット建物の構造計算方法において、前記第2の工程は、鉛直荷重負荷時及び水平荷重負荷時の双方で、前記応力及び前記変位が前記目標値に到達するまで前記板厚を増加させる。
請求項11に記載のユニット建物の構造計算方法では、第2の工程において、鉛直荷重負荷時及び水平荷重負荷時の双方で、応力及び変位が目標値に到達するまで板厚を増加させるため、より撓み難くい床梁を有するユニット建物を設計することが出来る。
以上説明したように請求項1に記載のユニット建物によれば、最適板厚設計がなされた梁を有するので、材料使用量を抑えつつ、梁の撓みを抑えることができる、という優れた効果を有する。
請求項2に記載のユニット建物によれば、上階の床梁の撓みが効果的に抑えられる。
請求項3に記載のユニット建物によれば、下階鉛直構面の天井梁によって上階鉛直構面の床梁を効果的にアシストすることで、上階の床梁の撓みが抑えられる。
請求項4に記載のユニット建物によれば、下階において柱の無い広い室内空間を確保することができる。
請求項5に記載のユニット建物によれば、上階において柱の無い広い室内空間を確保することができる。
請求項6に記載のユニット建物によれば、オーバーハング構造部分の床梁の撓みを抑えることができる。
請求項7に記載のユニット建物によれば、セットバック構造部分の天井梁の撓みを抑えることで、該天井梁によって上階の床梁を十分にアシスト可能となり、上階の建物ユニットが傾斜する等の問題を回避することができる。
請求項8に記載のユニット建物によれば、撓みに対して厳しい方の床梁の板厚のみを厚くすることで、材料使用量を抑えつつ、床梁の撓みを抑えることができる。
請求項9に記載のユニット建物によれば、長い桁側の床梁の撓みを抑えることが出来る。
請求項10に記載のユニット建物の構造計算方法によれば、床梁の撓み難くいユニット建物を設計することが出来る。
請求項11に記載のユニット建物の構造計算方法によれば、床梁のより撓み難くいユニット建物を設計することが出来る。
建物ユニットを複数連結して構成された第1の実施形態に係るユニット建物の斜視図である。 1階の天井梁と2階の床梁との接合部分を示す断面図である。 ペアユニットの模式図である。 第2の実施形態に係るセットバック構造とされたペアユニットの模式図である。 第3の実施形態に係るオーバーハング構造とされたペアユニットの模式図である。 第4の実施形態に係るユニット建物の斜視図である。 第4の実施形態に係るユニット建物の模式図である。 1階の天井梁と2階の床梁との接合部分を示す断面図である。 ドッキングプレートの斜視図である。 第5の実施形態に係るユニット建物の模式図である。 第6の実施形態に係るユニット建物の模式的な縦断面図である。 天井梁と床梁の板厚のバリエーションを示す図表である。 水平剛性と梁板厚(鋼材量)との関係を示すグラフである。
[第1の実施形態]
以下、図1〜図3を用いて、本発明の第1の実施形態に係るユニット建物10について説明する。
図1には、複数個(本実施形態では8個)の同一形状の建物ユニット12からなる2階建てのユニット建物10が示されている。
なお、説明の便宜上、建物ユニット12の各部材に名称付けをしておく。建物ユニット12は、4本の柱14と、互いに平行に配置された長短二組の天井梁16、18と、これらの天井梁16,18に対して上下に平行に配置された長短二組の床梁20,22とを備えており、梁の端部を天井と床の仕口に溶接することによりラーメン構造として構成されている。
本実施形態では、天井梁16,18、及び床梁20,22に、断面コ字形状のチャンネル鋼(溝形鋼)が用いられている。
建物ユニット12は、矩形枠状に組まれた天井フレーム24と床フレーム26とを備えており、これらの間に4本の柱14が立設される構成となっている。天井フレーム24は四隅に天井仕口部(柱)28を備えており、この天井仕口部28に長さが異なる天井梁16,18の長手方向の端部が溶接されている。
同様に、床フレーム26は四隅に床仕口部(柱)30を備えており、この床仕口部30に長さが異なる床梁20,22の長手方向の端部が溶接されている。
そして、上下に対向して配置された天井仕口部28と床仕口部30との間に、柱14の上下端部が溶接により剛接合されて及びボルトにより仮固定されて建物ユニット12が構成される。
本実施形態のユニット建物10では、図2に示すように、桁側の2階2Fの床梁20が1階1Fの天井梁16よりも板厚が厚く設定されている。さらに、2階2Fの桁側の床梁20以外の他の梁は、全て同じ厚さ(2階2Fの桁側の床梁20の厚さよりも薄い)に設定されている。
ここで、1階の建物ユニット12とその上に載置される2階2Fの建物ユニット12とで、本発明のペアユニットが構成される。
本実施形態において、1階(下階)1Fの建物ユニット12における天井梁16、床梁20、及び4本の柱14で形成される矩形枠部分(所謂ラーメン)が、本発明の下階鉛直構面に相当し、2階(上階)2Fの建物ユニット12における天井梁16、床梁20、及び4本の柱14で形成される矩形枠部分が、本発明の上階鉛直構面に相当する。また、本発明の架構面とは、上記下階鉛直構面と、その上に位置する上階鉛直構面とを合わせた構面のことである。
したがって、本実施形態のユニット建物10では、建物中央側に本発明の架構面を4面有することとなる。
また、本実施形態のユニット建物10では、梁長手方向中間部分の複数箇所にて、図2に示すような平板状のドッキングプレート42が天井梁16と床梁20との間に挟み込まれるかたちで固定される。これにより、2階2Fの床梁20からの荷重を、ドッキングプレート42を介して1階の天井梁16で支持することができる。なお、平板状のドッキングプレート42は、天井梁18と床梁22との間の複数箇所に固定されている。
(作用)
次に、本実施形態のユニット建物10の作用を説明する。
図3は、本実施形態の1階1Fの建物ユニット12とその上に載置される2階2Fの建物ユニット12とで構成されるペアユニットを模式的に示したものである。
本実施形態では、2階2Fの床梁20が1階1Fの天井梁16に対して相対的に厚くなっており、天井梁16及び床梁20の両方の板厚を厚くした場合に比較して材料使用量が抑えられると共に2階2Fの床梁20の撓み(2階2Fの床の撓み)を効果的に抑えられる。
1階1Fの天井梁16には天井材(図示せず)、及び照明器具44程度の小さな荷重しか作用しないのに対し、2階2Fの床梁20には床材(図示せず)、家具46、居住者(図示せず)等を含んだ大きな荷重が作用するので、本実施形態の様に大きな荷重が作用する方の梁の板厚を厚くすることが効果的で好ましい。
さらに、本実施形態では、2階2Fの床梁20と1階1Fの天井梁16とを、梁長手方向中間部分にてドッキングプレート42で接合しているので、天井梁16が床梁20の補強となり、ドッキングプレート42で接合しない場合に比較して、床梁20の撓みを更に抑えることが出来ている。
なお、本実施形態では、2階2Fの床梁20の板厚を、1階1Fの天井梁16の板厚よりも厚く設定して2階2Fの床梁20の撓みを抑える構成としたが、2階2Fの床梁20と1階1Fの天井梁16とを梁中間部分で接合して一体化している場合には、1階1Fの天井梁16の板厚を2階2Fの床梁20の板厚よりも厚く設定しても良い。
1階1Fの天井梁16の板厚を2階2Fの床梁20の板厚よりも厚く設定した場合、2階2Fの床梁20を1階1Fの天井梁16が下側から支持補強するので、この構成においても材料使用量が抑えられると共に2階2Fの床梁20の撓み(2階2Fの床の撓み)を抑えることができる。
以下に、ユニット建物10の設計を行う際の構造計算方法の一例(本発明のユニット建物の構造計算方法の要部)を以下に説明する。なお、構造計算はコンピュータを用いて行うことができる。
先ず、第1のステップにおいて、全ての梁を、初期の板厚に設定してユニット建物の応力解析を行う。初期の板厚は、予め用意しておいた値を入力しても良く、構造計算する際に任意の値を入力しても良い。また、応力解析を行う際の荷重としては、例えば、(1)鉛直荷重時のみ、(2)鉛直荷重+水平荷重時、の双方を用いる。ここでは、梁は全て同種の断面形状(例えば、C字断面形状)とし、外形寸法も同一とする。
第2のステップでは、第1のステップでの応力解析の結果、応力または変位が予め設定した目標値に対して未達となった梁が、目標値に達するように初期の板厚よりも板厚を増加して再度応力解析を行い、応力または変位が予め設定した目標値に達したか否かを判断する。
ここで、応力または変位が予め設定した目標値に対して未達となっていた梁について、応力または変位が予め設定した目標値に達したならば次のステップへ移り、目標に未達であれば、さらに板厚を増加して再度応力計算を行う。即ち、全ての梁において、応力または変位が予め設定した目標値に達するまで、板厚の増加、及び応力計算を繰り返す。なお、応力または変位が予め設定した目標値に対した梁は、その板厚を該梁に対応させて記憶する。
なお、ここでの板厚の増加は、例えば0.1mmとすることができるが、増加する板厚はこれに限るものではない。
また、目標値に対して未達となっていた梁の板厚を増加した後、他の梁が目標値を大きく上回る場合、場合によっては、該目標値を大きく上回る梁の板厚を減少させても良い。
ところで、計算で得られた板厚が、実際に用いられている梁の板厚と異なる場合が想定される。このような場合には、予め用意(使用)されている実際の板厚(例えば、3.2mm、4.5mm、6.0mm等)の中から、計算で得られた板厚以上、かつ計算で得られた板厚に最も近い板厚を選択することが合理的で好ましい。
また、例えば、板厚が3種類となった場合、板厚の薄い方の梁を、一段上の板厚にすることで、板厚を2種類に減らすこともできる(例えば、板厚3.2mmの梁を板厚4.5mmの梁に変更することで、板厚4.5mmの梁と板厚6.0mmの梁の2種類の梁とする。また、例えば、板厚4.5mmの梁を板厚6.0mmの梁に変更することで、板厚3.2mmの梁と板厚6.0mmの梁の2種類の梁とする。)。これにより、梁に用いる鋼材の種類を減らすこともできる。
[第2の実施形態]
以下、図4を用いて、本発明の第2の実施形態に係るユニット建物10について説明する。なお、第1の実施形態と同一構成に関しては同一符合を付し、その説明は省略する。
図4には、本実施形態のユニット建物10のペアユニットが模式的に記載されており、2階2Fの建物ユニット12は、1階1Fの建物ユニット12に比較してユニットサイズ(桁方向の寸法)が短くなっている。このため、2階2Fの建物ユニットの建物外側(図4の紙面右側)の柱14の位置は、1階1Fの建物ユニット12の建物外側の柱14の位置よりも建物内側へオフセットして配置されており、本ペアユニットは所謂セットバック構造となっている。
このようなセットバック構造とされたペアユニットでは、2階2Fの建物外側の柱14(建物外側面)が、1階1Fの天井梁16の長手方向中間部分に位置するため、1階1Fの天井梁16は、鉛直荷重時及び水平荷重時の応力、撓みが厳しくなる。
本実施形態のユニット建物10では、セットバック構造とされたペアユニットにおいて、1階1Fの天井梁16の板厚を厚く設定しているので、セットバック構造部分の天井梁16の撓みを効果的に抑えることができ、該天井梁16によって2階2Fの床梁20を十分にアシストすることができる。したがって、1階1Fの天井梁16が撓んで、2階2Fの建物ユニット12が傾斜する等の問題を回避することができる。
[第3の実施形態]
以下、図5を用いて、本発明の第3の実施形態に係るユニット建物10について説明する。なお、前述した実施形態と同一構成に関しては同一符合を付し、その説明は省略する。
図5には、本実施形態のユニット建物10のペアユニットが模式的に記載されており、1階1Fの建物ユニット12は、2階2Fの建物ユニット12に比較してユニットサイズ(桁方向の寸法)が短くなっている。このため、1階1Fの建物ユニットの建物外側(図5の紙面右側)の柱14の位置は、2階2Fの建物ユニット12の建物外側の柱14の位置よりも建物内側へオフセットして配置されており、本ペアユニットは所謂オーバーハング構造となっている。
2階2Fの床梁20が1階1Fの建物外側の柱14よりも建物外側へ延びているオーバーハング構造においては、2階2Fの床梁20は、鉛直荷重時及び水平荷重時の応力、撓みが厳しくなる。
本実施形態のユニット建物10では、オーバーハング構造とされたペアユニットにおいて、2階2Fの床梁20の板厚を厚く設定しているので、オーバーハング構造部分の床梁20の撓みを効果的に抑えることができる。
[第4の実施形態]
以下、図6〜9を用いて、本発明の第4の実施形態に係るユニット建物10について説明する。なお、前述した実施形態と同一構成に関しては同一符合を付し、その説明は省略する。
図6,7に示すように、本実施形態のユニット建物10は、1階1Fにおいて、建物中央部分の柱14が除去され、複数の建物ユニット12の室内空間が連続して広い室内空間が確保されている。なお、建物中央部分の柱14の無い部分が、柱レス部分Aである。
なお、図7において、符合43は、隣接する一方の天井梁16と他方の天井梁16とを連結している補強梁である。
本実施形態のユニット建物10では、柱14の連結されない端部を有する1階1Fの天井梁16の上側に位置する2階2Fの床梁の板厚を1階1Fの天井梁16の板厚よりも厚く設定しており、2階2Fの床梁20自身が撓み難くなっているため、下側に位置する天井梁16の、2階2Fの床梁20に対する補強効果が低くとも問題は無い。
また、本実施形態のユニット建物10では、1階1F、及び2階2Fの建物ユニット12が中通りの妻側でドッキングプレート32によって連結されている。
より具体的には、図8,9に示すように、1階の妻側の天井梁18同士と、2階2Fの妻側の床梁22同士を連結すると共に、1階の妻側の天井梁18と2階2Fの妻側の床梁22とを連結している。
図9に示すように、ドッキングプレート32は、鋼板34の両面に適宜間隔でブラケット36が固着されており、図8に示すように、天井梁18及び床梁22がブラケット36にボルト38及びナット40で締結されることにより、ドッキングプレート32が天井梁18、及び床梁22に固定されている。これにより、床梁22からの荷重をドッキングプレート32を介して1階の天井梁18で支持することができる。
[第5の実施形態]
以下、図10を用いて、本発明の第5の実施形態に係るユニット建物10について説明する。なお、前述した実施形態と同一構成に関しては同一符合を付し、その説明は省略する。
図10に示すように、本実施形態のユニット建物10では、1階1Fの一方側(図面左側)及び2階2Fの一方側(図面左側)に、柱14の無い柱レス部分Aが設けられている。
このような架構の場合、鉛直荷重時に最も撓み易いのは、2階2Fの床梁20であり、材料使用量を抑えつつ効率的に2階2Fの床梁20の撓みを抑えるには、(1)2階2Fの床梁20の板厚を1階1Fの天井梁16よりも厚く設定する(撓む部位の剛性を上げる)、(2)1階1Fの天井梁16の板厚を2階2Fの床梁20よりも厚く設定する(撓む部位に接合している部材の剛性を上げる)、の何れかである。
[第6の実施形態]
以下、図11を用いて、本発明の第6の実施形態に係るユニット建物10について説明する。なお、前述した実施形態と同一構成に関しては同一符合を付し、その説明は省略する。
上記実施形態では、建物ユニット12の2つの床梁20を同一厚さに設定したが、例えば、図11の図面左側のペアユニットの様に、建物外側(矢印L方向側)の床梁20の板厚を厚く、建物内側の床梁20の板厚を薄く設定しても良い。例えば、図面左側の2階2Fの床の建物外側に重量のある家具等を配置した場合に、建物外側の床梁20の撓みを抑えることができる。
また、図11の図面右側のペアユニットの様に、建物外側(矢印R方向側)の床梁20の板厚を薄く、建物内側の床梁20の板厚を厚く設定しても良い。例えば、2階2Fの床の建物内側に重量のある家具等を配置した場合に、建物内側の床梁20の撓みを抑えることができる。
[その他の実施形態]
床梁と天井梁との板厚の関係は、上記実施形態で説明したものに限定されるものでは無く、種々のバリエーションがある。図12に、上記実施形態で説明した以外のバリエーション(上記実施形態も含まれる)の一例を参考までに示す。
なお、図13に示すように、天井梁と床梁を独立して板厚アップさせる本発明の手法の方が、天井梁と床梁を同時に板厚アップさせる従来手法よりも建物の水平剛性の増加が細かくなり、水平剛性必要値に対してより最適な板厚設定が可能となる。
上記実施形態では、1階1Fの天井梁16と2階2Fの床梁20とを梁長手方向中間部分にてドッキングプレート32(または42)で連結していたが、ドッキングプレート32(または42)は必要に応じて用いれば良く、床梁20の撓みが小さくて実使用上で問題が無ければ1階1Fの天井梁16と2階2Fの床梁20とを梁長手方向中間部分で連結しなくても良い。
上記実施形態では、妻側の短い天井梁18及び床梁22については板厚を異ならせていなかったが、桁側の長い天井梁16及び床梁20と同様に板厚を異ならせても良い。
上記実施形態のユニット建物10は2階建であったが、本発明はこれに限らず、ユニット建物10は、3階以上であっても良い。
上記実施形態では、天井梁16,18、及び床梁20,22に断面コ字形状のチャンネル鋼(溝形鋼)を用いたが、本発明はこれに限らず、他の断面形状の鋼材を用いても良く、また、材質は鋼以外であっても良い。
10 ユニット建物
12 建物ユニット
14 柱
16 天井梁
18 天井梁
20 床梁
22 床梁

Claims (11)

  1. 複数の建物ユニットを連結することで構築されるユニット建物であって、
    下階の建物ユニットと前記下階の建物ユニットの上部に載置される上階の建物ユニットからなる上下一対のペアユニットを少なくとも1つ備え、
    前記ペアユニットは、前記下階の建物ユニットの下階鉛直構面を構成している天井梁の板厚と、前記天井梁と隣接して平行に配置されて前記上階の建物ユニットの上階鉛直構面を構成している床梁の板厚とが異なる架構面を少なくとも1つ備えているユニット建物。
  2. 前記上階鉛直構面の床梁の板厚が、前記下階鉛直構面の天井梁の板厚よりも厚く設定されている、請求項1に記載のユニット建物。
  3. 前記下階鉛直構面の天井梁の板厚が、前記上階鉛直構面の床梁の板厚よりも厚く設定されている、請求項1に記載のユニット建物。
  4. 下階は、柱の連結されない端部を各々有する前記床梁及び前記天井梁を含んだ複数の前記建物ユニットを、前記柱の連結されない端部同士が互いに隣接するように複数個配置することにより、前記柱の配置されない柱レス部分が少なくとも一部に形成されており、
    前記柱の連結されない端部を有する前記天井梁の上側に位置する前記上階の前記床梁の板厚が、前記柱の連結されない端部を有する前記天井梁の板厚よりも厚く設定されている、請求項2に記載の建物ユニット。
  5. 上階は、柱の連結されない端部を各々有する前記床梁及び前記天井梁を含んだ複数の前記建物ユニットを、前記柱の連結されない端部同士が互いに隣接するように複数個配置することにより、前記柱の配置されない柱レス部分が少なくとも一部に形成されている、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の建物ユニット。
  6. 前記ペアユニットは、前記下階の建物ユニットの建物外側面側の柱の位置が、前記上階の建物ユニットの建物外側面側の柱の位置よりも建物内方側へオフセットされているオーバーハング構造とされ、前記上階鉛直構面の床梁の板厚が前記下階鉛直構面の天井梁の板厚よりも厚く設定されている、請求項2に記載のユニット建物。
  7. 前記ペアユニットは、前記上階の建物ユニットの建物外側面側の柱の位置が、前記下階の建物ユニットの建物外側面側の柱の位置よりも建物内方側へオフセットされているセットバック構造とされ、前記下階鉛直構面の天井梁の板厚が前記上階鉛直構面の床梁の板厚よりも厚く設定されている、請求項1に記載のユニット建物。
  8. 前記ペアユニットを構成する前記下階の前記建物ユニット及び上階の前記建物ユニットは、少なくとも桁面と平行な建物ユニット中心線を挟んで一方側の床梁と他方側の床梁とでは板厚が異なっている、請求項1、2,4の何れか1項に記載のユニット建物。
  9. 前記ペアユニットでは、桁側の前記架構面において前記天井梁の板厚と前記床梁の板厚とが異なっている、請求項1〜7の何れか1項に記載のユニット建物。
  10. 請求項1〜請求項9の何れか1項に記載のユニット建物の構造計算方法であって、
    前記床梁及び前記天井梁を初期の板厚に設定して応力解析を行う第1の工程と、
    前記応力解析の結果、応力または変位が予め設定した目標値に対して未達となった前記床梁及び前記天井梁の板厚を前記初期の板厚よりも増加する第2の工程と、
    を有するユニット建物の構造計算方法。
  11. 前記第2の工程は、鉛直荷重負荷時及び水平荷重負荷時の双方で、前記応力及び前記変位が前記目標値に到達するまで前記板厚を増加させる、請求項10に記載のユニット建物の構造計算方法。
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