JP2011177733A - パイプ端部矯正装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来のパイプ端部矯正装置は、様々な肉厚のパイプに対応できるようにするために複数のギア等によって構成された駆動機構を用いているので、構成が複雑となり、メンテナンスに必要な手間が増大している。
【解決手段】本発明によるパイプ端部矯正装置は、外周側ポンチ40の中心軸を第1軸61としたときに、第1円環部110の内周面及びハウジング部21の外周面は第1軸61からずらされた第2軸62を中心軸として設けられ、ハウジング部21の内周面、基部22、及びシャフト部23は第2軸62からずらされた第3軸63を中心軸として設けられ、周方向に沿うハウジング部21の第1円環部110に対する相対的な角度位置が調節されて第1軸61に対する第3軸63のずれ量が調節されることで、矯正用空隙50の幅50aが調節されるように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、パイプ端部を矯正するパイプ端部矯正装置に関するものである。
パイプを製造する造管ラインにおいては、パイプを所定長さに切断するパイプ切断装置が用いられている。このパイプ切断装置としては、パイプと同調してライン方向に移動するディスクカッタによりパイプを徐々に切断する構成や、ブレード状のバイトにより瞬間的にパイプを切断する構成(プレスカットオフ:PC)が知られている。高周波溶接造管等の比較的高速の造管ラインでは、切断時間が限られるため、一般的にプレスカットオフが導入されている。しかしながら、PCによる切断ではパイプ端部に内ダレが発生してしまう。この内ダレはパイプとして使用する上で大きな支障を来すものであるため、パイプ製造時にパイプ端部を矯正して、内ダレを解消することが求められている。
従来用いられていたパイプ端部矯正装置の構成としては、例えば下記の特許文献1等に記載された構成を挙げることができる。すなわち、従来のパイプ端部矯正装置では、円環状のガイド部材の内周側に押圧ローラが配置されており、押圧ローラは、複数のギア等によって構成された駆動機構によって、押圧ローラをガイド部材の内周面に対して近づく方向及び離れる方向に変位可能とされている。被矯正対象であるパイプ端部がガイド部材と押圧ローラとの間の空隙に挿入された状態で、押圧ローラがガイド部材の内周面に近づく方向に変位されることで、ガイド部材と押圧ローラとの間にパイプ端部が挟まれる。この状態で、押圧ローラがパイプの周方向に沿って変位されることで、ガイド部材と押圧ローラとによってパイプ端部が矯正される。すなわち、従来のパイプ端部矯正装置では、駆動機構により押圧ローラが変位可能とされることで、様々な肉厚のパイプに対応できるようにされている。
特開昭63−299821号公報
上記のような従来のパイプ端部矯正装置では、押圧ローラを変位可能とするために複数のギア等によって構成された駆動機構を用いているので、構成が複雑となり、メンテナンスに必要な手間が増大している。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、より簡単な構成で様々な肉厚のパイプに対応でき、メンテナンスに必要な手間を低減できるパイプ端部矯正装置を提供することである。
本発明に係るパイプ端部矯正装置は、径方向に沿って延在された壁部、前記壁部から軸方向に沿って突出された第1円環部、前記第1円環部から径方向に沿って突出されたフランジ部、及び前記第1円環部よりも大径に形成されるとともに前記フランジ部から軸方向に沿って突出された第2円環部を有するケース体と、前記第1円環部の内側に配置された円環状のハウジング部、前記ハウジング部の内側に第1ベアリングを介して取付けられた基部、及び前記基部から軸方向に沿って突出されたシャフト部を有するポンチシャフト体と、前記シャフト部の外周に取付けられた内周側ポンチと、前記第2円環部の内周に第2ベアリングを介して取付けられるとともに、前記内周側ポンチと対向されるように配置され、矯正対象であるパイプ端部が挿入される矯正用空隙を前記内周側ポンチとの間に形成する外周側ポンチとを備え、前記外周側ポンチの中心軸を第1軸としたときに、前記第1円環部の内周面及び前記ハウジング部の外周面は前記第1軸からずらされた第2軸を中心軸として設けられ、前記ハウジング部の内周面、前記基部、及び前記シャフト部は前記第2軸からずらされた第3軸を中心軸として設けられ、周方向に沿う前記ハウジング部の前記第1円環部に対する相対的な角度位置が調節されて前記第1軸に対する前記第3軸のずれ量が調節されることで、前記矯正用空隙の幅が調節されるように構成されている。
また、前記壁部は、軸方向に沿う前記第1円環部の一端に対して着脱可能に設けられており、軸方向に沿う前記第1円環部の他端側では、前記第1円環部の内周面から位置決突出片が径方向に沿って突出されており、前記ポンチシャフト体が前記ケース体に組み付けられる際に、前記壁部と前記位置決突出片とによって前記ハウジング部が挟まれる。
また、前記ケース体及び前記ハウジング部のいずれか一方に設けられ、周方向に互いに間隔を置いて配置されるとともに径方向に沿って延在された複数のキー溝と、前記ケース体及び前記ハウジング部の他方に設けられ、径方向に沿って延在されるとともに前記他方から軸方向に沿って突出されたキーとをさらに備える。
本発明のパイプ端部矯正装置によれば、外周側ポンチの中心軸を第1軸としたときに、第1円環部の内周面及びハウジング部の外周面は第1軸からずらされた第2軸を中心軸として設けられ、ハウジング部の内周面、基部、及びシャフト部は第2軸からずらされた第3軸を中心軸として設けられ、周方向に沿うハウジング部の第1円環部に対する相対的な角度位置が調節されて第1軸に対する第3軸のずれ量が調節されることで、矯正用空隙の幅が調節されるように構成されているので、複雑な機構を用いずに様々な肉厚のパイプに対応できる。これによって、より簡単な構成で様々な肉厚のパイプに対応でき、メンテナンスに必要な手間を低減できる。
本発明の実施の形態1によるパイプ端部矯正装置4を示す平面図である。 図1のパイプ端部矯正装置を示す側面図である。 図2のパイプ端部矯正装置を示す正面図である。 図2の矯正ヘッドの断面図である。 図4のアーバーヘッドに接続されるスリーブを示す説明図である。 図4の偏心ホルダの断面図である。 図6の偏心ホルダを示す背面図である。 図4のハウジング部の断面図である。 図8のハウジング部を示す正面図である。 本発明の実施の形態2によるパイプ端部矯正装置の矯正ヘッドの断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1によるパイプ端部矯正装置4を示す平面図である。図において、パイプ1は、複数の搬送コンベア2によってライン方向3に沿って搬送される。パイプ1の搬送経路には、一対のパイプ端部矯正装置4が配置されている。パイプ端部矯正装置4は、ライン方向3の両側に対称に配置されており、内ダレが発生しているパイプ1のパイプ端部1aを矯正するものである。
次に、図2は図1のパイプ端部矯正装置4を示す側面図であり、図3は図2のパイプ端部矯正装置4を示す正面図である。図2に示すように、パイプ端部矯正装置4には、チャッキング機構5、矯正ヘッド6、及び駆動装置7が設けられている。チャッキング機構5は、パイプ端部が矯正ヘッド6と同軸となるようにパイプ1をチャッキングするものである(図3参照)。矯正ヘッド6はパイプ端部1aを矯正するものであり、駆動装置7は矯正ヘッド6に駆動力を付与するものである。
次に、図4〜図8を用いて、図2の矯正ヘッド6の構成について説明する。図4は、図2の矯正ヘッド6の断面図である。図5は、図4のアーバーヘッド13に接続されるスリーブ8を示す説明図である。図6は、図4の偏心ホルダ11の断面図であり、図7は、図6の偏心ホルダ11を示す背面図である。図8は、図4のハウジング部の断面図であり、図9は、図8のハウジング部を示す正面図である。
図4において、矯正ヘッド6には、ケース体10、ポンチシャフト体20、内周側ポンチ30、及び外周側ポンチ40が設けられている。
ケース体10は、矯正ヘッド6の外形を形成するものであり、アーバーヘッド13、偏心ホルダ11、及びリングホルダ12によって構成されている。
アーバーヘッド13は、円錐台形状(円錐の頂部を切り欠いた形状)の外形を有する部材であり、径方向10bに沿って延在されている。すなわち、この実施の形態では、アーバーヘッド13によって壁部が構成されている。このアーバーヘッド13には、図5に示すように、ケース体10に駆動装置7を連結するためのスリーブ8が接続される。すなわち、駆動装置7の駆動力は、スリーブ8を介してケース体10のアーバーヘッド13に伝えられる。
偏心ホルダ11には、小径部110、フランジ部111、及び大径部112が設けられている。小径部110は、円筒形状に形成された部分であり、アーバーヘッド13からケース体10の軸方向10aに沿って突出されている。アーバーヘッド13は、第1締結部材13aによって小径部110の一端110aに着脱可能に取付けられている。フランジ部111は、小径部110からケース体10の径方向10bに沿って突出された部分である。大径部112は、小径部110よりも大きな円筒形状に形成されており、フランジ部111から軸方向10aに沿って突出されている。
リングホルダ12は、軸方向10aに沿って延在された円筒部材であり、例えばボルト等の第2締結部材12aによって大径部112の外周側に着脱可能に取付けられている。この実施の形態では、小径部110によって第1円環部が構成され、大径部112及びリングホルダ12によって第2円環部が構成されている。
図6及び図7に示すように、小径部110には、位置決突出片14及びキー15が設けられている。位置決突出片14は、軸方向10aに沿う小径部110の他端110b側に配置されており、小径部110の内周面から径方向10bに沿って突出されている。この位置決突出片14は、小径部110の周方向に沿って円環状に形成されている(図7参照)。キー15は、軸方向10aに沿って延在された長手状の部材であり、小径部110の内周面から径方向10bに沿って突出されている。このキー15は、第3締結部材15aによって小径部110に着脱可能に取付けられている。
図4に示すように、ケース体10の内側には、ポンチシャフト体20が配置されている。ポンチシャフト体20は、ハウジング部21、基部22、及びシャフト部23を有している。図8及び図9に示すように、ハウジング部21は、小径部110の内側に配置された円筒部材である。このハウジング部21の外周面には、周方向に互いに間隔を置いて軸方向10aに沿って延在された複数のキー溝24が設けられている。図4に戻り、基部22は、ハウジング部21の内側に一対の第1ベアリング25を介して取付けられた円柱部材である。シャフト部23は、基部22よりも小径の円柱部材であり、基部22から軸方向10aに沿って突出されている。基部22及びシャフト部23は、ハウジング部21の内周面の中心軸を中心に、ハウジング部21に対して相対的に回転可能に設けられている。
図4に示すように、ポンチシャフト体20がケース体10に組み付けられる際には、いずれかのキー溝24にキー15が挿入され、周方向に沿うハウジング部21のケース体10に対する相対的な回転が規制される。すなわち、周方向に沿うハウジング部21の小径部110に対する相対的な角度位置が決められる。また、ポンチシャフト体20がケース体10に組み付けられる際には、位置決突出片14とアーバーヘッド13とによってハウジング部21が挟まれる。これにより、ハウジング部21の軸方向10aに沿う移動、すなわちキー溝24とキー15との間の相対的な移動が規制されている。
図4に示すように、内周側ポンチ30は、円環状のローラ部材であり、シャフト部23の外周に取付けられている。すなわち、内周側ポンチ30は、基部22及びシャフト部23とともに、ハウジング部21の内周面の中心軸を中心にハウジング部21に対して相対的に回転可能に設けられている。
外周側ポンチ40は、内周側ポンチ30の外径よりも大きな内径を有する円環状のローラ部材であり、リングホルダ12の内周に第2ベアリング41を介して取付けられている。すなわち、外周側ポンチ40は、リングホルダ12の内周面の中心軸を中心に、リングホルダ12に対して相対的に回転可能に設けられている。
この外周側ポンチ40は、内周側ポンチ30と対向して配置されており、外周側ポンチ40と内周側ポンチ30との間には、矯正対象であるパイプ端部1a(図1参照)が挿入される矯正用空隙50が形成されている。矯正用空隙50は、外周側ポンチ40の内周面と内周側ポンチ30の外周面とが最も接近した箇所の空隙である。
ここで、外周側ポンチ40の中心軸を第1軸61とする。第1軸61は、矯正対象であるパイプ端部1a(図1参照)の中心軸と同軸のものであり、矯正ヘッド6全体の回転軸でもある。図4、図6、及び図7に示されるように、小径部110の内周面は、第1軸61からずらされた第2軸62を中心軸として設けられている。すなわち、小径部110の内側に形成される空間は、ケース体10全体に対して偏心されている。小径部110の内周面の中心軸が第2軸62とされることで、小径部110の内側に嵌め込まれるハウジング部21の外周面の中心軸も第2軸62とされる。
また、図4、図8、及び図9に示されるように、ハウジング部21の内周面は、第2軸62からずらされた第3軸63を中心軸として設けられている。ハウジング部21の内周面の中心軸が第3軸63とされることで、ハウジング部21の内周面に取付けられる基部22及びシャフト部23の中心軸も第3軸63とされる。これら第1〜第3軸61〜63間のずれは、後に説明するように矯正用空隙50の幅50aの調節に利用される。
次に、パイプ端部矯正装置4によるパイプ端部矯正動作について説明する。図1に示される搬送コンベア2によって、パイプ端部矯正装置4に対応する位置までパイプ1が搬送されると、駆動装置7に接続された状態の矯正ヘッド6がパイプ端部1aに近づく方向に変位される。このとき、駆動装置7の駆動力は、図4に示されるケース体10を介して外周側ポンチ40に伝えられるとともに、ケース体10及びポンチシャフト体20を介して内周側ポンチ30に伝えられる。すなわち、外周側ポンチ40及び内周側ポンチ30は、第1軸61(矯正ヘッド6全体の中心軸、パイプ端部1aの中心軸)を中心に回転駆動されている。
矯正ヘッド6がパイプ端部1aに十分に近づき、外周側ポンチ40と内周側ポンチ30との間の矯正用空隙50にパイプ端部1aが挿入されると、外周側ポンチ40と内周側ポンチ30との間にパイプ端部1aが挟まれた状態で外周側ポンチ40及び内周側ポンチ30がパイプ端部1aの周方向に沿って変位される。これにより、パイプ端部1aが矯正される。
このとき、パイプ端部1aの内周面と内周側ポンチ30との間に発生した摩擦力は、内周側ポンチ30をシャフト部23に対して相対的に回転させる。すなわち、内周側ポンチ30は、パイプ端部1aの内周面上を転動されながら、パイプ端部1aの周方向に沿って変位される。また、パイプ端部1aの外周面と外周側ポンチ40と間に発生する摩擦力は、外周側ポンチ40をリングホルダ12に対して相対的に回転させる。これら各ポンチ30,40の相対的な回転は、各ポンチ30,40とパイプ端部1aの内周面及び外周面との間の擦れを低減させるものである。
次に、矯正用空隙50の幅50aの調節方法について説明する。
まず、アーバーヘッド13が小径部110の一端110aから取り外されるとともに、内周側ポンチ30及び第1ベアリング25がシャフト部23から取り外される。
その次に、小径部110の他端110bから一端110aに向かう方向に沿ってシャフト部23がハンマ等によって叩かれて、キー15がキー溝24から抜け出るまで、ポンチシャフト体20が小径部110から押し出される。
その次に、ハウジング部21が適宜回されて、周方向に沿うハウジング部21の小径部110に対する相対的な角度位置が調節されることで、外周側ポンチ40の中心軸である第1軸61と内周側ポンチ30の中心軸である第3軸63とのずれ量が調節される。
ここで、矯正用空隙50は、外周側ポンチ40の内周面と内周側ポンチ30の外周面とが最も接近した箇所の空隙であり、その矯正用空隙50の幅50aは第1軸61と第3軸63とのずれ量に起因する。すなわち、上述のように第1軸61と第3軸63とのずれ量が調節されることで、矯正用空隙50の幅50aが調節される。
このようなパイプ端部矯正装置では、外周側ポンチ40の中心軸を第1軸61としたときに、小径部110の内周面及びハウジング部21の外周面は第1軸61からずらされた第2軸62を中心軸として設けられ、ハウジング部21の内周面、基部22、及びシャフト部23は第2軸62からずらされた第3軸63を中心軸として設けられ、周方向に沿うハウジング部21の小径部110に対する相対的な角度位置が調節されて第1軸61に対する第3軸63のずれ量が調節されることで、矯正用空隙50の幅50aが調節されるように構成されているので、複雑な機構を用いずに様々な肉厚のパイプ1に対応できる。これによって、より簡単な構成で様々な肉厚のパイプ1に対応でき、メンテナンスに必要な手間を低減できる。
また、ポンチシャフト体20がケース体10に組み付けられる際に、位置決突出片14とアーバーヘッド13とによってハウジング部21が挟まれるので、ハウジング部21の軸方向10aに沿う移動をより確実に規制でき、周方向に沿うハウジング部21の小径部110に対する相対的な角度位置をより確実に固定できる。
実施の形態2.
図10は、本発明の実施の形態2によるパイプ端部矯正装置4の矯正ヘッド6の断面図である。なお、実施の形態1と同一又は同等部分については同一の符号を用いて説明する。実施の形態1の構成では、キー溝24はハウジング部21の外周面上で軸方向10aに沿って延在されるように設けられていたが、この実施の形態2では、キー溝24は、位置決突出片14に対向するハウジング部21の端面上で周方向に互いに間隔を置いて径方向10bに沿って延在されるように設けられている。換言すると、キー溝24は、ポンチシャフト体20がケース体10に組み付けられる際に小径部110の他端110b側に位置するハウジング部21の端面に設けられている。
また、実施の形態1の構成では、キー15は小径部110の内周面から径方向10bに沿って突出されていたが、この実施の形態2では、キー15は、位置決突出片14の端面から軸方向10aに沿って突出されるとともに径方向10bに沿って延在されている。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
このようなパイプ端部矯正装置4では、キー15及びキー溝24が径方向10bに沿って延在されているので、ポンチシャフト体20を大きく移動させなくてもキー15をキー溝24から抜くことができる。すなわち、実施の形態1の構成では、キー15及びキー溝24が軸方向10aに沿って延在されていたので、ポンチシャフト体20を大きく移動させなければキー15をキー溝24から抜くことができなかったが、この実施の形態2の構成では、小さな移動量でキー15をキー溝24から抜くことができ、矯正用空隙50の幅調節作業に要する時間を短縮できる。
なお、実施の形態1,2では、キー15がケース体10(小径部110及び位置決突出片14)に設けられ、キー溝24がハウジング部21に設けられると説明したが、キー溝がケース体に設けられ、キーがハウジング部に設けられてもよい。
1a パイプ端部
4 パイプ端部矯正装置
10 ケース体
10a 軸方向
10b 径方向
12 リングホルダ(第2円環部)
13 アーバーヘッド(壁部)
14 位置決突出片
15 キー
20 ポンチシャフト体
21 ハウジング部
22 基部
23 シャフト部
24 キー溝
25 第1ベアリング
30 内周側ポンチ
40 外周側ポンチ
41 第2ベアリング
50 矯正用空隙
50a 幅
61〜63 第1〜第3軸
110 小径部(第1円環部)
111 フランジ部
112 大径部(第2円環部)

Claims (3)

  1. 径方向(10b)に沿って延在された壁部(13)、前記壁部(13)から軸方向(10a)に沿って突出された第1円環部(110)、前記第1円環部(110)から径方向(10b)に沿って突出されたフランジ部(111)、及び前記第1円環部(110)よりも大径に形成されるとともに前記フランジ部(111)から軸方向(10a)に沿って突出された第2円環部(112,12)を有するケース体(10)と、
    前記第1円環部(110)の内側に配置された円環状のハウジング部(21)、前記ハウジング部(21)の内側に第1ベアリング(25)を介して取付けられた基部(22)、及び前記基部(22)から軸方向(10a)に沿って突出されたシャフト部(23)を有するポンチシャフト体(20)と、
    前記シャフト部(23)の外周に取付けられた内周側ポンチ(30)と、
    前記第2円環部(112,12)の内周に第2ベアリング(41)を介して取付けられるとともに、前記内周側ポンチ(30)と対向されるように配置され、矯正対象であるパイプ端部(1a)が挿入される矯正用空隙(50)を前記内周側ポンチ(30)との間に形成する外周側ポンチ(40)と
    を備え、
    前記外周側ポンチ(40)の中心軸を第1軸(61)としたときに、前記第1円環部(110)の内周面及び前記ハウジング部(21)の外周面は前記第1軸(110)からずらされた第2軸(62)を中心軸として設けられ、前記ハウジング部(21)の内周面、前記基部(22)、及び前記シャフト部(23)は前記第2軸(62)からずらされた第3軸(63)を中心軸として設けられ、
    周方向に沿う前記ハウジング部(21)の前記第1円環部(110)に対する相対的な角度位置が調節されて前記第1軸(61)に対する前記第3軸(63)のずれ量が調節されることで、前記矯正用空隙(50)の幅(50a)が調節されるように構成されていることを特徴とするパイプ端部矯正装置。
  2. 前記壁部(13)は、軸方向(10a)に沿う前記第1円環部(110)の一端(110a)に対して着脱可能に設けられており、
    軸方向(10a)に沿う前記第1円環部(110)の他端(110b)側では、前記第1円環部(110)の内周面から位置決突出片(14)が径方向(10b)に沿って突出されており、
    前記ポンチシャフト体(20)が前記ケース体(10)に組み付けられる際に、前記壁部(13)と前記位置決突出片(14)とによって前記ハウジング部(21)が挟まれることを特徴とする請求項1記載のパイプ端部矯正装置。
  3. 前記ケース体(10)及び前記ハウジング部(21)のいずれか一方に設けられ、周方向に互いに間隔を置いて配置されるとともに径方向(10b)に沿って延在された複数のキー溝(24)と、
    前記ケース体(10)及び前記ハウジング部(21)の他方に設けられ、径方向(10b)に沿って延在されるとともに前記他方から軸方向(10a)に沿って突出されたキー(15)と
    をさらに備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパイプ端部矯正装置。
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