JP2011176589A - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】原稿に含まれる複数の画像コードに基づいて、より複雑な処理の制御を行う。
【解決手段】原稿に含まれた第1の画像コードの解析結果がスキャン禁止を示す情報を含む場合、当該原稿に含まれた第2の画像コードを解析し、第2の画像コードの解析結果がスキャンの条件付き禁止を示す情報を含む場合、当該条件に従って前記原稿のスキャンを許可する画像処理装置。
【選択図】図7

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法及びプログラムに関する。
符号化して画像化した情報を紙などの媒体に印刷するための画像コードとして、QRコードが広く普及している。QRコードは非常に多くの装置によって検知可能であり、画像コードとしてQRコードのみ検知可能な装置も存在する。また、QRコードには、そのQRコードが印刷された原稿のコピーを許可又は禁止することを示す情報を含めることができる。しかしながら、QRコードはサイズが小さいため、QRコード部分を隠してその原稿のコピーを試みれば、コピーができてしまう。そこで、符号化された情報を原稿の全面にドットとして合成する技術が各ベンダーによって開発されている。例えば、低可視バーコード(LVBC:Low Visibility Barcodes)という技術がそうである。このLVBCには、コピー許可/禁止に加えて、条件付許可の情報を含めることができる。
LVBCとQRコードは、互いの欠点を補間する関係にある。すなわち、QRコードは標準化された規格のコードであり多くの装置で検知可能であるが、コピー禁止の情報を含むQRコードを隠すことでコピー禁止の原稿がコピーされてしまう。これに対し、LVBCを検知可能な装置は限られているが、LVBCを隠すことでコピー禁止の原稿がコピーされてしまうことはない。また、LVBCには、条件付許可という細かい情報を含めることができる。そこで、これら2つのコードを1枚の原稿に印刷することが考えられる。
ここで、LVBCが条件付許可でQRコードがコピー禁止を示している原稿を印刷する場合を考えてみる。このような場合、LVBC非対応の装置でこの原稿のコピーを試みるとコピーができてしまう。これでは、条件付許可にはならない。すなわち、1つの画像コードのみを用いると、その画像コードに含めることができない条件で処理をすることができない。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものである。その課題は、原稿に含まれる複数の画像コードに基づいて、より複雑な処理の制御を行う画像処理装置、画像処理方法及びプログラムを提供することである。
本発明に係る画像処理装置は、原稿に含まれた第1の画像コードを解析する手段と、前記第1の画像コードの解析結果がスキャン禁止を示す情報を含むか否かを判定する手段と、前記第1の画像コードの解析結果がスキャン禁止を示す情報を含む場合、前記原稿に含まれた第2の画像コードを解析する手段と、前記第2の画像コードの解析結果がスキャンの条件付き禁止を示す情報を含む場合、当該条件に従って前記原稿のスキャンを許可する手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、原稿に含まれる複数の画像コードに基づいて、より複雑な処理の制御を行う画像処理装置、画像処理方法及びプログラムを提供することができる。
第1の実施例におけるMFPのブロック図である。 第1の実施例におけるMFPの印刷時の動作概要を示すフローチャートである。 単位バーコードを説明するための補足図である。 グリッド回転角度の補正を説明する図である。 情報埋め込みの領域配置の一例を示す図である。 JBMIAで定義されている、QRコードで格納するデータのフォーマットを示した表である。 情報化制御部の動作を説明するフローチャートである。 情報埋め込みがなされた原稿の模式図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
図1は本実施例における画像処理装置の一例として、MFP3001の構成を示すブロック図である。
制御部1は、MFP3001の各構成の制御をおこなう。操作部5は、ユーザからの操作・入力を受け付け、制御信号を制御部1へ送信する。ユーザ認証部6は、MFP3001を使用するユーザのユーザ認証を管理する。読取部2は原稿のスキャンを行い、文書情報を生成する。第1の情報化部3は、文書情報に含まれるコード化された第1の埋め込み情報(例えば、QRコード)をデコードすることで埋め込み情報を得る。第2の情報化部4は、文書情報に含まれるコード化された第2の埋め込み情報(例えばLVBC)をデコードすることで埋め込み情報を得る。情報化制御部12は第1の情報化部3および第2の情報化部4から取得した処理結果に応じて、所定の判定処理を行い、原稿のスキャン処理等の制御を行う。メモリ7はスキャンにより得られた文書情報を記憶する。出力部8は、メモリ7から画像情報を読み出した後、画像情報を印刷、又は画像情報を外部装置へ送信する。ここで外部装置とは、MFP3001とネットワークを介して接続されているPC等を指す。表示部9は制御部1の制御により画面の表示を行う。データベース10はMFP3001の設定やログを記録する。エンコード部11は出力制御情報及び追跡情報を符号化する(この時、後述の通り、誤り訂正符号が加えられた上で符号化される)ことで埋め込み情報を生成し、埋め込み情報を画像化することでバーコードを生成する。
以下、図1及び図2を参照して、文書情報に埋め込む埋め込み情報を生成し印刷するまでにMFP3001の各ブロックにおいて行われる処理のフローを説明する。
まず、ユーザは、表示部9に表示された設定画面を見ながら、ユーザID/パスワードを操作部5に対して入力する。
入力された情報は、操作部5からユーザ認証部6に送られ、ユーザ認証部6は、入力されたパスワードが適切なパスワードであるか判定する。判定の結果、ユーザ認証部6は、パスワードが適切なパスワードである場合、その旨及びユーザIDを制御部1に通知する。
その後、制御部1は、文書情報に対するコード化された情報の埋め込みを行うか否かを設定するための画面を表示部9に対して表示する。例えば、制御部1は、[情報埋込する]のチェックボックスを表示部9に対して表示させる。
その後、ユーザがそのチェックボックスを操作部5を介して、情報埋め込み指示及び印刷指示を行うと、操作部5が当該指示に応じて制御信号を制御部1に送信する。なお、情報埋込の指示はMFP3001と接続されているPCのドライバやユーティリティ上からできるようにしてもよい。
また、ユーザから情報埋め込み指示を受けていない場合(例えば、チェックボックスにチェックがされていない場合)には、操作部5は情報を埋め込まずに印刷する指示を制御部1に送信する。
次いで、図2のS101に示されているように、制御部1は、チェックボックスがチェックされているか否か(すなわち、情報埋め込み指示を受けているか否か)を判定する。情報埋め込み指示を受けている場合、処理はS102に移行し、受けていない場合には、S107に移行する。
S102では、制御部1が情報埋め込みの動作を設定し、その旨と上記ユーザIDとをエンコード部11に通知する。そして、制御部1は、読取部2に対して印刷物(原稿)のスキャンを命じる。
S103では、読取部2が印刷物のスキャンにより文書情報を生成して、メモリ7と情報化部3に送信する。
S104では、エンコード部11は、コピー禁止情報と追跡情報(ユーザIDを含む)を符号化することで符号化結果(埋め込み情報)を得て、その埋め込み情報を画像化することで画像コード(例えば、バーコード、QRコード、LVBCなど)を生成する。ここでは、後述する第1の埋め込み情報と第2の埋め込み情報とをそれぞれ符号化して第1の画像コード(第1の情報埋め込み)と第2の画像コード(第2の情報埋め込み)とを生成する。そして、その生成された画像コードをメモリ7に送信する。その後、制御部1は、メモリ7が画像コードと文書情報を受取ったことを検知すると、S105に進む。
S105では、メモリ7において画像コード及び文書情報を合成することで画像情報を生成する。
なお、本実施形態ではS104にて2種類の画像コードを生成し、S105にてこれらの画像コードを文書情報と合成することとしているがこの方法に限定されない。例えば、3種類以上の画像コードを生成し、文書情報と合成することとしても良い。また、S103でスキャンされた文書情報には予め1つ又は複数の画像コードが含まれており、S104では1種類の画像コードを生成することとしても良い。
S106において、生成した画像情報をメモリ7から出力部8に送信して、出力部8に画像情報を印刷させる。
なお、S101にて情報埋め込み指示を受けていないと判断された場合には、S107において、制御部1は、情報埋め込みの動作を設定せずに、読取部2に対して印刷物のスキャンを命じる。
S108では、読取部2が印刷物のスキャンにより文書情報を生成して、メモリ7に送信する。
その後、制御部1は、メモリ7が文書情報を受取ったことを検知すると、S109に進む。制御部1は、文書情報を画像情報としてメモリ7から出力部8に送信して、出力部8に印刷させる。
図8は、図2の処理により情報埋め込みがなされた原稿の模式図である。
この原稿には2種類の情報埋め込みがなされている。本実施形態では、原稿900には、JBMIAで定義されているQRコードである第1の情報埋め込み901と、メーカーが独自で定義する画像コードである第2の情報埋め込み902とが埋め込まれている。
なお、第1の情報埋め込み901と第2の情報埋め込み902とを混同することがないように、それぞれの領域が一定のサイズの空白領域904(クワイエット・ゾーン)で仕切られているものとする。符号903はもともと原稿に含まれる文字を示す。
第1の情報埋め込み901つまりQRコードはメーカー非依存の規格であるため、メーカー独自のコードを入れる領域がないという特徴がある。
また第2の情報埋め込み902はメーカー独自で定義されているため、自由にコードを追加できるが、メーカー間の互換性がないという特徴がある。
なお、上記追跡情報には、例えば、印刷日時、印刷指示をしたユーザのユーザ名(即ち、ユーザID)、デバイス名といった情報等、印刷者を特定するために有用な情報が含まれる。
本明細書における追跡情報の定義は、印刷者を特定するために使いうる情報である。
以下に、埋め込まれた画像コード(情報埋め込み)の詳細について説明する。
第1の情報埋め込み901であるQRコードは、埋め込み方法が公知であるため、ここでの説明を割愛する。
次に第2の情報埋め込み902に関して、図3及び図5を用いて禁止情報及び追跡情報を符号化して、符号化結果を画像化する方法の一例を説明する。
図5は、単位バーコード1600を説明するための補足図である。単位バーコード1600は、1cm×1cm程度であり、高密度領域(1605〜1608)と低密度領域1609〜1612とからなる。この高密度領域には、禁止情報の符号化結果が含まれ、低密度領域には、追跡情報の符号化結果が含まれることになる。
なお、高密度領域では低密度領域に比べて誤り訂正符号が多量に使われる(禁止情報の方が追跡情報よりも重要な情報であるという思想がその中にはある)。なお、誤り訂正符号が多量に使われるにも関わらず、禁止情報の含まれる領域の方が小さいのは、禁止情報のデータサイズがより小さいからである。
なお、この単位バーコード1600は、文書情報全面に対して繰り返し合成されることになる。例えば、文書情報がA4サイズ(21cm×29.7cm)のシートに印刷されるにあたり、単位バーコードは、21×29個だけ文書情報に合成されることになる。これにより、同じ情報が609個、合成されることになる。
本明細書では、文書情報に合成される全ての単位バーコード(609個の単位バーコード)又は一部の単位バーコードをバーコード(又は画像コード)と称する。
図3は、図5に示す領域1605の中にどのようなドットが含まれているかの例を示す図である。この中には、情報ドット1401および、配列ドット1402が含まれている。
配列ドット1402は、点線で示されるリファレンスグリッド1403の上に定間隔で(即ち、リファレンスグリッド1403同士の交点の上に)存在する。
そして、情報ドットは、このリファレンスグリッド1403同士の交点からずれた位置に存在する。
このずれた方向(交点に対する前記ずれた位置のずれ方向)で、禁止情報の符号化結果が表現されることになる。
言い換えると、禁止情報が符号化されて得られた埋込情報(の一部である、禁止情報の符号化結果)を画像化すると、情報ドット1401および配列ドット1402を領域1606に含む単位バーコードができることになる。
他の領域1606〜1608についても、同じ情報を同じ方法で画像化することで得られた、同じドットが含まれる(冗長性を保つため)。
なお、領域1609〜1612については、埋め込み情報(の一部である、追跡情報の符号化結果)を画像化することで得られたドットが含まれることになるが、画像化の手法は、1605〜1608と同じである。
なお、(i)禁止情報及び/又は追跡情報を符号化して埋込情報とし、(ii)この埋込情報を画像化することで単位バーコードを作成し、(iii)単位バーコードを縦横に(例、609個)並べる処理の全てをもって、本明細書では、エンコードと称する。エンコードを行うのは、エンコード部11である。
さて、上記リファレンスグリッドであるが、図3では、点線で描かれているものの、実際には印刷されない線である。
この仮想的な線をどのように見つけ出すのかについて、図4を用いて説明する。これは、第1の情報化部3又は第2の情報化部4によって行われる処理である。以下、第1の情報化部3を例にその処理を説明する。
まず、第1の情報化部3は、任意のドット1501を選択する。そして、第1の情報化部3は、当該選択されたドットの周辺に存在する任意のドット1502を選択する。そして、第1の情報化部3は、これら選択したドットの位置を、両ドットの中心点を中心として90°回転する。
回転により得られた位置にドットが存在する場合には、上記選択された各ドットは、縦横共に等間隔に存在しているはずの配列ドットであると第1の情報化部3は判断する。
一方、存在しない場合には、選択された各ドットは、ランダムな位置に存在しているはずの情報ドットであると第1の情報化部3は判断する。 このようにして、第1の情報化部3は、二つの配列ドットを見つけ出し、あとは、配列ドットが縦横共に等間隔に存在しているという制約条件を利用して、他の全ての配列ドットを見つけ出すのである。
配列ドットを全て見つけ出した後は、第1の情報化部3は、これら配列ドット上にリファレンスグリッドを仮想的に引き、最後にリファレンスグリッド同士の交点からの、残りのドット(即ち、情報ドット)のずれ方向を求め、埋込情報を得るのである。
なお、本明細書においては、上方向にずれている場合に0、右上方向にずれている場合に1、右方向にずれている場合に2・・・という様に情報を得る。
次に条件付き禁止情報について説明する。
条件付き禁止情報とは、文書に対する単純な印刷(又はスキャン、コピーなど)の許可、禁止だけではなく、特定の利用者だけに文書の印刷を許可するための識別情報である。例えば原稿に対して認証を行うためのパスワードや、印刷を許可するユーザ名といった識別情報が該当する。
条件付き禁止情報はJBMIAでは規定されていないため、第1の情報埋め込み901つまりQRコードでは表現することができず、第2の情報埋め込み903を用いてのみ表現することが可能である。
以下に第2の情報埋め込み902を用いた条件付き禁止情報について説明する。
前記の高密度領域(1605〜1608)には禁止情報の符号化情報が含まれるが、禁止情報の他に条件付き禁止情報の一部を含めることが可能である。ただし、高密度領域はデータサイズを減らして誤り訂正符号を多量に用いるという性質から、上記の識別情報を含めることができず、低密度領域(1609〜1612)に含めることによって実現可能である。
条件付き禁止情報の実際の解析方法について説明する。
まず、複合機が原稿をスキャンすると、画像データが解析部に出力され、低密度領域(1609〜1612)の解析を開始する。解析結果が許可なら印刷を継続、禁止なら中止を行うが、条件付き禁止を検知した場合には引き続き高密度領域(1605〜1608)の解析を実施する。この解析結果からパスワード情報を抽出し、複合機のユーザインターフェイス上にパスワード入力画面を表示する。入力されたパスワードが一致した場合には、印刷を継続、一致しない場合には中止を行う。
このような方法を用いて単純な許可/禁止だけではなく、パスワードなどの複雑な条件による印刷の制限機能が様々なベンダーによって実現化されている。
一方、このようにベンダーが個別にバーコードを実現化することによって、ベンダー間の互換性がないという問題が指摘されるようになった。
具体的にはA社製の複合機で作成した画像コードつき原稿をB社製の複合機で解析することができない、ということが発生している。この問題の解決を図るためにJBMIAにおいて、共通のバーコードを用いた規格が策定されている。
この規格によれば、QRコード(Quick Responseコード,ISO/IEC18004にて標準化)を用いて印刷の制限を実現する。ただし、JBMIAの規格ではどの複合機ベンダーでも実現することが可能なように、制限の仕様が限定されている。
例えば、追跡情報の埋め込みに際しては、埋め込み可能なサイズが限定されており、さらに上記で述べたようなパスワードなどの複雑な条件による印刷の制限機能がなく、単純な許可/禁止だけが規格化されている。
本発明ではJBMIAの規格を逸脱することなく、複雑な条件による印刷の制限機能が実現できる方法を提案している。
以下にその方法を説明する。
図6はJBMIAで定義されている、QRコードで格納するデータのフォーマットを示した表である。図6において、フィールド5に格納されるベンダー情報1およびフィールド9に格納されるベンダー情報2は24ビットつまり3バイトの情報が格納さる。
ここにはIEEE OUI(Organization Unique Identifier)で規定されたベンダー固有の識別情報が格納される。
例えば、キヤノン(登録商標)株式会社の場合は、00-00-85(16進数)あるいは00-1E-8F(16進数)がベンダー固有の情報として割り当てられている。一方、図6の表では上記の述べたようなパスワードのような条件付き禁止情報を表現することができない。
そこで本実施例ではベンダー固有の識別情報を読み、特定のベンダーだと認識された場合には、さらに上記高密度領域(1605〜1608)に格納された情報の解析を試みる。そして解析の結果、条件付き禁止情報を抽出できた場合には、条件に従って出力制御を行う。
図7は情報化制御部12の動作を説明するフローチャートである。この処理は、読み取り部2が原稿の各ページを読み取ったときに開始する。この処理は、メモリ7等の記憶部に記憶された制御プログラムに基づいて、制御部1の制御により実行される。
ステップS801において第1の情報化部3は原稿中の第1の画像コード(QRコード)をデコードして第1の埋め込み情報を取得し、当該情報を解析する。ステップS802において情報化制御部12は、第1の埋め込み情報にスキャン禁止情報が含まれているかどうかを判定する。これは図6のフィールド3の値(動作レベル)がスキャン禁止を示す値になっているかどうかで判定を行う。フィールド3には、スキャン許可又は禁止を示すコードが含まれており、それ以上の拡張は規格上行っていない。ここでスキャン許可に相当する値が含まれている場合にはステップS807に進み、原稿における当該ページをスキャン許可として扱う。すなわち、当該ページの画像情報の出力部8による出力処理等は行わない。一方、スキャン禁止に相当する値が含まれている場合には、ステップS803に進む。
ステップS803にて、情報化制御部12は、第1の埋め込み情報に含まれているベンダーの識別情報(図6のフィールド9参照)が、条件つき禁止情報に対応できる機能を提供する規定のベンダーのものかどうかの判定を行う。すなわち、情報化制御部12は、第1の埋め込み情報に所定のベンダーを示す情報が含まれているか否かを判定する。例えば、限定はしないが、当該規定のベンダーの識別情報は、予めメモリ7やデータベース部10等の記憶部に記憶されている。ステップS803の判定は、第1の埋め込み情報に含まれているベンダーの識別情報とMFP3001の記憶部に記憶されている規定のベンダーの識別情報を比較することによって行われる。
なお、ステップS803の判定はこの方法に限定されない。変形例として、第1の埋め込み情報に、後述するステップS804の処理を行うか否かを示す情報が含まれているか否かを判定することとしてもよい。
ステップS803でベンダーの識別情報が、規定のベンダー以外と判定された場合(または、ステップS804の処理を行うことを示す情報が含まれていない場合)、ステップS808に移行し、当該ページをスキャン禁止として扱う。また、規定のベンダーであると判定された場合(または、ステップS804の処理を行うことを示す情報が含まれている場合)はステップS804に進む。ステップS804において、第2の情報化部4は、原稿中の第2の画像コード(例えば、LVBCコード)をデコードして第2の埋め込み情報を取得し、当該情報を解析する。すなわち、本実施形態によれば、ステップS803の第1の埋め込み情報に所定のベンダーを示す情報が含まれているかの判定結果により、原稿から読み取られた画像データに対するその後の処理が切り替わる。
なお、本実施例において、ステップS803でベンダーの識別情報が規定のベンダーであると判定された場合に、ステップS804の処理を行うこととしているが、この方法に限定されない。変形例として、ステップS802にてスキャン禁止と判断された場合、ステップS803の判定処理を行わずに、ステップS804を行うこととしてもよい。
ステップS805において、情報化制御部12が、第2の埋め込み情報にスキャンの条件付き禁止を示す情報が含まれていると判断した場合には、ステップS806に進み、当該ページを条件付き禁止として扱う。すなわち、当該ページの画像情報の出力部8による出力処理を規定の条件に従って許可する。例えばパスワードの入力画面を表示部9に表示し、情報化制御部12は、当該入力画面に入力された情報に基づいてスキャンの可否を決定する。また、条件つき禁止情報が見つからなかった場合には、ステップS808に移行し、原稿における当該ページをスキャン禁止として扱う。
このように、ベンダーの識別情報により制御を変えることによって、JBMIAで定義されたQRコードのフォーマット規格(図7)を守りつつ、別の埋め込み情報によって条件付き禁止情報を埋め込まれていることを検知が可能となる。すなわち、本実施形態によれば、複数の画像コードに基づいて、より複雑な処理の制御を行うことができる。その結果、例えば、標準規格の画像コードを用いつつ、複雑な条件による処理を実現可能となる。
さらに規定のベンダーを認識できない機器においては、QRコードに含まれたフィールド3の値(動作レベル)に従って当該ページを禁止として扱うことも可能である。その結果、情報漏洩を禁止することが可能となる。
[その他の実施例]
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (8)

  1. 原稿に含まれた第1の画像コードを解析する手段と、
    前記第1の画像コードの解析結果がスキャン禁止を示す情報を含むか否かを判定する手段と、
    前記第1の画像コードの解析結果がスキャン禁止を示す情報を含む場合、前記原稿に含まれた第2の画像コードを解析する手段と、
    前記第2の画像コードの解析結果がスキャンの条件付き禁止を示す情報を含む場合、当該条件に従って前記原稿のスキャンを許可する手段と
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第2の画像コードを解析する手段は、前記第1の画像コードの解析結果がスキャン禁止を示す情報を含み、かつ、前記第2の画像コードを解析することを示す情報を含む場合、前記第2の画像コードを解析すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第2の画像コードを解析する手段は、前記第1の画像コードの解析結果がスキャン禁止を示す情報を含み、かつ、所定のベンダーを示す情報を含む場合、前記第2の画像コードを解析すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 画像データに含まれる画像コードを解析する手段と、
    前記画像コードの解析結果が所定のベンダーを示す情報を含むか否かを判定する手段と、
    前記判定結果に応じて、前記画像データに対する処理を切り替える手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  5. 原稿に含まれた第1の画像コードを解析するステップと、
    前記第1の画像コードの解析結果がスキャン禁止を示す情報を含むか否かを判定するステップと、
    前記第1の画像コードの解析結果がスキャン禁止を示す情報を含む場合、前記原稿に含まれた第2の画像コードを解析するステップと、
    前記第2の画像コードの解析結果がスキャンの条件付き禁止を示す情報を含む場合、当該条件に従って前記原稿のスキャンを許可するステップと
    を備えたことを特徴とする画像処理方法。
  6. 画像データに含まれる画像コードを解析するステップと、
    前記画像コードの解析結果が所定のベンダーを示す情報を含むか否かを判定するステップと、
    前記判定結果に応じて、前記画像データに対する処理を切り替えるステップと
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  7. コンピュータに、
    原稿に含まれた第1の画像コードを解析するステップと、
    前記第1の画像コードの解析結果がスキャン禁止を示す情報を含むか否かを判定するステップと、
    前記第1の画像コードの解析結果がスキャン禁止を示す情報を含む場合、前記原稿に含まれた第2の画像コードを解析するステップと、
    前記第2の画像コードの解析結果がスキャンの条件付き禁止を示す情報を含む場合、当該条件に従って前記原稿のスキャンを許可するステップと
    を備えた画像処理方法を実行させるためのプログラム。
  8. コンピュータに、
    画像データに含まれる画像コードを解析するステップと、
    前記画像コードの解析結果が所定のベンダーを示す情報を含むか否かを判定するステップと、
    前記判定結果に応じて、前記画像データに対する処理を切り替えるステップと
    を備えた画像処理方法を実行させるためのプログラム。
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