JP2011176244A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体装置の耐圧を向上させる。また、半導体装置のオン電圧を低減させる。
【解決手段】半導体基板100のおもて面には、p型半導体領域4を貫通し、ドリフト領域1まで達するトレンチ6およびダミートレンチ16が設けられている。トレンチ6は、エミッタ領域5および固定電位領域2と接する。トレンチ6の内部には、ゲート絶縁膜7を介してゲート電極8が設けられている。ダミートレンチ16は、浮遊電位領域3のみに接する。ダミートレンチ16の内部には、ダミーゲート絶縁膜17を介してダミーゲート電極18が設けられている。ダミーゲート電極18は、抵抗21を介して、浮遊電位領域3に接続されている。抵抗21は、ダミーゲート電極18にかかる電圧が、ゲート電極8にかかる周期時に変化する電圧の1周期内において閾値電圧以下となる大きさの電気抵抗を有する。
【選択図】図1

Description

この発明は、半導体装置に関し、特にトレンチゲート構造の半導体装置に関する。
絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT:Insulated Gate Bipolar Transistor)は、表面構造にトレンチゲート構造を採用することにより、従来の半導体装置に比べて低損失化を実現している。
図20は、従来のトレンチゲート構造の半導体装置を模式的に示す断面図である。n型のドリフト領域101となる半導体基板100のおもて面の表面層には、p型半導体領域104が設けられている。p型半導体領域104の表面層には、n型のエミッタ領域105が選択的に設けられている。また、エミッタ領域105およびp型半導体領域104を貫通し、ドリフト領域101まで達するトレンチ106が設けられている。トレンチ106の内部には、ゲート絶縁膜107を介してゲート電極108が設けられている。
p型半導体領域104は、トレンチ106によって、エミッタ領域105が設けられた領域(以下、固定電位領域とする)102と、エミッタ領域105が設けられていない領域(以下、浮遊電位領域とする)103に分離されている。つまり、p型半導体領域104は、トレンチ106によって、固定電位領域102と浮遊電位領域103とが交互に繰り返された構成となっている。固定電位領域102は、チャネル形成領域である。浮遊電位領域103は、他の領域と電気的に絶縁されている。
エミッタ電極110は、エミッタ領域105および固定電位領域102と接する。また、エミッタ電極110は、層間絶縁膜109によって、ゲート電極108および浮遊電位領域103と電気的に絶縁されている。
半導体基板100の裏面の表面層には、n型のフィールドストップ領域111が設けられている。フィールドストップ領域111の表面層には、p型のコレクタ領域112が設けられている。コレクタ領域112の表面には、コレクタ電極113が設けられている。
このような半導体装置では、半導体装置のオン時、コレクタ領域112から注入された正電荷が浮遊電位領域103に蓄積される。これにより、半導体装置のオン電圧は低減する。
図21は、従来のトレンチゲート構造の半導体装置の別の一例を模式的に示す断面図である。図21に示す半導体装置には、浮遊電位領域103を貫通し、ドリフト領域101まで達するトレンチ(以下、ダミートレンチとする)116が設けられている。ダミートレンチ116の内部には、絶縁膜(以下、ダミーゲート絶縁膜とする)117を介して電極(以下、ダミーゲート電極とする)118が設けられている。ダミーゲート電極118は、電気的に浮遊している。その他の構成は、図20に示す半導体装置と同様である。
このような半導体装置では、ダミートレンチ116によって浮遊電位領域103が複数の領域に分離される。これにより、ダミートレンチ116が設けられていない半導体装置(図20参照)に比べて、トレンチ106近傍の電界集中が緩和される。このため、半導体装置の耐圧は向上する。また、浮遊電位領域103に蓄積された正電荷が排出されにくくなるため、導通損失が低減する。これにより、半導体装置のオン電圧はさらに低減する。
上述したようなダミートレンチを有する半導体装置として、次のような装置が提案されている。高抵抗の第1導電型ベース層と、この第1導電型ベース層の表面に形成された第2導電型ベース層と、平面パターンが閉じた帯状パターンを有し、かつ前記第2導電型ベース層の表面から前記第1導電型ベース層に達する深さの溝(以下、トレンチ溝とする)内に、ゲート絶縁膜を介して埋め込み形成されたゲート電極と、前記平面パターンが閉じた帯状パターンの部分の溝で囲まれた領域の前記第2導電型ベース層の表面に、該溝に接して選択的に形成された第1導電型エミッタ層と、この第1導電型エミッタ層および前記溝で囲まれた領域の前記第2導電型ベース層に設けられた第1主電極と、前記第2導電型ベース層と反対側の前記第1導電型ベース層の表面に形成された第2導電型エミッタ層と、この第2導電型エミッタ層に設けられた第2主電極とを有している。この半導体装置では、複数のトレンチ溝を形成している。さらに、これらトレンチ溝のうち、素子端部のトレンチ溝の平面パターンは梯子パターン、他のトレンチ溝の平面パターンはストライプパターンである。平面パターンがストライプパターンのトレンチ溝に接する部分のp型ベース層の表面には、n型エミッタ層は形成されていない。また、この部分のp型ベース層は、層間絶縁膜によりカソード電極と絶縁されている(例えば、下記特許文献1参照。)。
また、別の装置として、次のような装置が提案されている。半導体層と、該半導体層の第1主表面に対して垂直方向に前記半導体層の内部に形成された一対のゲート電極と、前記ゲート電極間に配置されるベース層と、該ベース層内に配置されるエミッタ領域と、前記半導体層の前記第1主表面に対向する第2主表面に配置され、前記ベース層と同一導電型のコレクタ領域と、前記ベース層を配置しない前記半導体層に配置され、前記ベース層と同一導電型のダミー領域と、前記ダミー領域内に前記第1主表面に対して垂直方向に形成されたダミートレンチと、前記ゲート電極と前記ベース層との界面に形成されたゲート絶縁膜とを備えている。ここで、前記ダミー領域は前記エミッタ領域と短絡されている(例えば、下記特許文献2参照。)。
また、別の装置として、次のような装置が提案されている。第2導電型のコレクタ層から離間した位置で、メインセルとダミーセルとを区画するように間隔をおいて第1導電型の第1ベース層内に配設された複数のトレンチを含む。メインセル内に第2導電型の第2ベース層と第1導電型のエミッタ層とが配設され、ダミーセル内に第2導電型のバッファ層が配設される。メインセルに隣接するトレンチ内にゲート絶縁膜を介してゲート電極が配設される。バッファ層とエミッタ電極との間にバッファ抵抗または整流素子が挿入されている。また、複数のダミーセルを区画するようにダミー用のトレンチが形成されている。ダミー用のトレンチには、絶縁膜に包まれた状態でダミー電極が埋め込まれている。ダミー電極はエミッタ電極に電気的に接続されている(例えば、下記特許文献3参照。)。
また、別の装置として、次のような装置が提案されている。n型ベース層のp型エミッタ層、コレクタ電極2は反対側の表面にp型ベース層が形成され、p型ベース層の表面にn型ソース層が形成されている。n型ソース層とp型ベース層はエミッタ電極に接続され、n型ソース層の表面からp型ベース層を貫通してn型ベース層の途中の深さまで第1トレンチ及び第2トレンチが形成され、第1トレンチ内にゲート絶縁膜を介してゲート電極が形成され、第2トレンチ内に絶縁膜を介して埋込電極が形成されている。埋込電極とエミッタ端子との間に、エミッタ端子を正電位側とし、埋込電極を負電位側として直流電源を挿入した構成となっている。埋込電極に電圧を印加することに代えて、高濃度にドープしたポリシリコンゲートにより、埋込電極にビルトイン電圧を生じさせる構成としてもよい(例えば、下記特許文献4参照。)。
また、別の装置として、次のような装置が提案されている。第1導電型の第1半導体層と、前記第1半導体層と隣接する第2導電型の第2半導体層と、前記第2半導体層と隣接する前記第1導電型の第3半導体層と、前記第3半導体層を貫き、前記第2半導体層に達する複数の絶縁ゲートと、前記絶縁ゲートに接する第2導電型の第4半導体層と、前記第3半導体層及び前記第4半導体層に電気的に接続する第1主電極と、前記第1半導体層に電気的に接続する第2主電極とを備え、第3半導体層が抵抗またはダイオードを介して前記第1主電極に電気的に接続されている(例えば、下記特許文献5参照。)。
特開平10−163483号公報 特開2005−294649号公報 特開2007−013224号公報 特開2003−188382号公報 特開2004−039838号公報
しかしながら、本発明者らが鋭意研究を重ねた結果、次のような問題が生じることが新たに判明した。図19は、従来のダミートレンチを有する半導体装置の電流−電圧特性を示す特性図である。ダミーゲート電極118(図21参照)に蓄積される電荷量と、半導体装置の耐圧変動との関係を示すシミュレーション結果である。ダミーゲート電極118に−1×10-14〜−1×10-12Cの負電荷が蓄積された場合、ダミーゲート電極118に電荷が蓄積されていない(0C)場合と比べて、半導体装置の耐圧は高くなっている。これに対して、ダミーゲート電極118に+1×10-14および+1×10-13Cの正電荷が蓄積された場合、半導体装置の耐圧は、ダミーゲート電極118に電荷が蓄積されていない場合と比べて大きく低下している。このように、ダミーゲート電極118にわずかでも正電荷が蓄積されると、半導体装置の耐圧は大きく低下してしまう。これは、ダミーゲート電極118に電荷が蓄積された場合、ダミーゲート電極118が電気的に浮遊していることで、その電荷がダミーゲート電極118から解放されにくいからである。
ダミーゲート電極に電荷が蓄積されることを防止する方法として、上述した各特許文献に示す技術のように、ダミーゲート電極をゲート電極やエミッタ電極に接続した構成の半導体装置が公知である。しかしながら、ダミーゲート電極をゲート電極に接続した場合、ダミーゲート電極の電位Vdは、ゲート電極のエミッタに対する電位Vgと等しくなる(Vd=Vg)。このとき、半導体装置の実効的なゲート容量の総電荷量は、ゲート電極の容量Cgの電荷量(CgVg)と、ダミーゲート電極の容量Cdの電荷量(CdVd)の和となる。このため、半導体装置の実効的なゲート容量は、ダミーゲート電極が電気的に浮遊している場合と比べて、ダミーゲート電極の容量Cdだけ大きくなってしまう(CgVg+CdVd=(Cg+Cd)Vg)。これにより、半導体装置の動作速度が遅くなるという問題が生じてしまう。
また、ダミーゲート電極をエミッタ電極に接続した場合、ダミーゲート電極はエミッタ電極と等電位となる。このため、ダミーゲート電極にも、半導体装置中の正電荷が引き寄せられるので、スイッチング時の正電荷の移動がより早くなってしまう。これにより、半導体装置のスイッチング動作が、半導体装置に流れる電流を強制的に遮断したり、半導体装置に印加された電圧を急激に変化させたりするなどのハードスイッチング動作となってしまう。したがって、半導体装置自体や半導体装置が設置される回路に負荷がかかりすぎてしまうという問題が生じてしまう。
このように、ダミーゲート電極をゲート電極やエミッタ電極に接続した場合、ダミーゲート電極に蓄積された電荷を解放することができるが、新たに別の問題が生じてしまう。このため、従来の半導体装置(図21参照)は、ダミーゲート電極を設けることによって得ることができる、耐圧が向上するという効果と、オン電圧を低減するという効果を十分に発揮できていない。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、耐圧を向上することができる半導体装置を提供することを目的とする。また、この発明は、オン電圧を低減することができる半導体装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる半導体装置は、第1導電型の第1半導体領域と、前記第1半導体領域の表面に設けられた第2導電型の第2半導体領域と、前記第2半導体領域の表面に、選択的に設けられた第1導電型の第3半導体領域と、前記第3半導体領域に接し、前記第2半導体領域を貫通し、前記第1半導体領域に達するように設けられた第1トレンチと、前記第2半導体領域のうち、前記第1トレンチによって前記第3半導体領域と分離された第4半導体領域と、前記第1トレンチの内部に、第1絶縁膜を介して設けられた第1電極と、前記第3半導体領域に接する第2電極と、前記第4半導体領域を貫通し、前記第1半導体領域に達するように設けられた第2トレンチと、前記第2トレンチの内部に、第2絶縁膜を介して設けられた第3電極と、を備え、前記第3電極は、抵抗を介して前記第4半導体領域に接続され、前記抵抗は、前記第3電極にかかる電圧が、前記第1電極にかかる周期時に変化する電圧の1周期内において閾値電圧以下となる大きさの電気抵抗を有することを特徴とする。
また、請求項2の発明にかかる半導体装置は、請求項1に記載の発明において、前記第3電極は、前記抵抗を介して、前記第1トレンチと前記第2トレンチに挟まれた前記第4半導体領域に接続されていることを特徴とする。
また、請求項3の発明にかかる半導体装置は、第1導電型の第1半導体領域と、前記第1半導体領域の表面に設けられた第2導電型の第2半導体領域と、前記第2半導体領域の表面に、選択的に設けられた第1導電型の第3半導体領域と、前記第3半導体領域に接し、前記第2半導体領域を貫通し、前記第1半導体領域に達するように設けられた第1トレンチと、前記第2半導体領域のうち、前記第1トレンチによって前記第3半導体領域と分離された第4半導体領域と、前記第1トレンチの内部に、第1絶縁膜を介して設けられた第1電極と、前記第3半導体領域に接する第2電極と、前記第4半導体領域を貫通し、前記第1半導体領域に達するように設けられた第2トレンチと、前記第2トレンチの内部に、第2絶縁膜を介して設けられた第3電極と、を備え、前記第3電極は、抵抗を介して前記第1電極に接続され、前記抵抗は、前記第3電極にかかる電圧が、前記第1電極にかかる周期時に変化する電圧の1周期内において閾値電圧以下となる大きさの電気抵抗を有することを特徴とする。
また、請求項4の発明にかかる半導体装置は、第1導電型の第1半導体領域と、前記第1半導体領域の表面に設けられた第2導電型の第2半導体領域と、前記第2半導体領域の表面に、選択的に設けられた第1導電型の第3半導体領域と、前記第3半導体領域に接し、前記第2半導体領域を貫通し、前記第1半導体領域に達するように設けられた第1トレンチと、前記第2半導体領域のうち、前記第1トレンチによって前記第3半導体領域と分離された第4半導体領域と、前記第1トレンチの内部に、第1絶縁膜を介して設けられた第1電極と、前記第3半導体領域に接する第2電極と、前記第4半導体領域を貫通し、前記第1半導体領域に達するように設けられた第2トレンチと、前記第2トレンチの内部に、第2絶縁膜を介して設けられた第3電極と、を備え、前記第3電極は、抵抗を介して前記第2電極に接続され、前記抵抗は、前記第3電極にかかる電圧が、前記第1電極にかかる周期時に変化する電圧の1周期内において閾値電圧以下となる大きさの電気抵抗を有することを特徴とする。
また、請求項5の発明にかかる半導体装置は、第1導電型の第1半導体領域と、前記第1半導体領域の表面に設けられた第2導電型の第2半導体領域と、前記第2半導体領域の表面に、選択的に設けられた第1導電型の第3半導体領域と、前記第3半導体領域に接し、前記第2半導体領域を貫通し、前記第1半導体領域に達するように設けられた第1トレンチと、前記第2半導体領域のうち、前記第1トレンチによって前記第3半導体領域と分離された第4半導体領域と、前記第1トレンチの内部に、第1絶縁膜を介して設けられた第1電極と、前記第3半導体領域に接する第2電極と、前記第4半導体領域を貫通し、前記第1半導体領域に達するように設けられた第2トレンチと、前記第2トレンチの内部に、第2絶縁膜を介して設けられた第3電極と、を備え、前記第3電極は、ダイオードの第2導電型領域に接続され、かつ当該ダイオードを介して前記第4半導体領域に接続されていることを特徴とする。
また、請求項6の発明にかかる半導体装置は、請求項5に記載の発明において、前記第3電極は、前記ダイオードを介して、前記第1トレンチと前記第2トレンチに挟まれた前記第4半導体領域に接続されていることを特徴とする。
また、請求項7の発明にかかる半導体装置は、第1導電型の第1半導体領域と、前記第1半導体領域の表面に設けられた第2導電型の第2半導体領域と、前記第2半導体領域の表面に、選択的に設けられた第1導電型の第3半導体領域と、前記第3半導体領域に接し、前記第2半導体領域を貫通し、前記第1半導体領域に達するように設けられた第1トレンチと、前記第2半導体領域のうち、前記第1トレンチによって前記第3半導体領域と分離された第4半導体領域と、前記第1トレンチの内部に、第1絶縁膜を介して設けられた第1電極と、前記第3半導体領域に接する第2電極と、前記第4半導体領域を貫通し、前記第1半導体領域に達するように設けられた第2トレンチと、前記第2トレンチの内部に、第2絶縁膜を介して設けられた第3電極と、を備え、前記第3電極は、ダイオードの第2導電型領域に接続され、かつ当該ダイオードを介して前記第1電極に接続されていることを特徴とする。
また、請求項8の発明にかかる半導体装置は、第1導電型の第1半導体領域と、前記第1半導体領域の表面に設けられた第2導電型の第2半導体領域と、前記第2半導体領域の表面に、選択的に設けられた第1導電型の第3半導体領域と、前記第3半導体領域に接し、前記第2半導体領域を貫通し、前記第1半導体領域に達するように設けられた第1トレンチと、前記第2半導体領域のうち、前記第1トレンチによって前記第3半導体領域と分離された第4半導体領域と、前記第1トレンチの内部に、第1絶縁膜を介して設けられた第1電極と、前記第3半導体領域に接する第2電極と、前記第4半導体領域を貫通し、前記第1半導体領域に達するように設けられた第2トレンチと、前記第2トレンチの内部に、第2絶縁膜を介して設けられた第3電極と、を備え、前記第3電極は、ダイオードの第2導電型領域に接続され、かつ当該ダイオードを介して前記第2電極に接続されていることを特徴とする。
また、請求項9の発明にかかる半導体装置は、請求項1〜8のいずれか一つに記載の発明において、前記第1トレンチと前記第2トレンチは、同じ幅で同じ深さであることを特徴とする。
また、請求項10の発明にかかる半導体装置は、請求項1〜9のいずれか一つに記載の発明において、前記第1トレンチが前記第1絶縁膜を介して前記第1電極で埋められた構造と、前記第2トレンチが前記第2絶縁膜を介して前記第2電極で埋められた構造とは、同一の構造を有することを特徴とする。
また、請求項11の発明にかかる半導体装置は、請求項1〜10のいずれか一つに記載の発明において、前記第4の半導体領域は、前記第2トレンチにより、同じ幅を有する複数の領域に分離されることを特徴とする。
上述した発明によれば、第3電極を、抵抗またはダイオードを介して、第4半導体領域、第1電極または第2電極に接続する。このため、第3電極の電位が、第4半導体領域、第1電極または第2電極の電位より高くなったときに、第3電極に蓄積された電荷を、第3電極から第4半導体領域、第1電極または第2電極へ放電することができる。これにより、第3電極に電荷が蓄積されることを防止することができる。
上述した請求項1〜4の発明によれば、第3電極を、抵抗を介して第4半導体領域、第1電極または第2電極に接続する。抵抗は、第3電極にかかる電圧が、前記第1電極にかかる周期時に変化する電圧の1周期内において閾値電圧以下となる大きさの電気抵抗を有する。このため、半導体装置がターンオンするまでの間に、第3電極にかかる電圧は閾値電圧を超えない。これにより、第3電極によって生じる寄生容量を、半導体装置のゲート動作に悪影響が及ばない程度に小さい容量とすることができ、第3電極を電気的に浮遊しているような状態にすることができる。
また、上述した請求項5〜8の発明によれば、第3電極を、ダイオードの第2導電型領域に接続し、かつダイオードを介して第4半導体領域、第1電極または第2電極に接続する。このため、第3電極に接続された他の領域から第3電極へはほとんど電流が流れないが、第3電極からダイオードを介して他の領域へは電流を流すことができる。これにより、第3電極を電気的に浮遊しているような状態とすることができる。
本発明にかかる半導体装置によれば、耐圧を向上することができるという効果を奏する。また、オン電圧を低減することができるという効果を奏する。
実施の形態1にかかる半導体装置を示す断面図である。 実施の形態2にかかる半導体装置を示す断面図である。 実施の形態3にかかる半導体装置を示す断面図である。 実施の形態4にかかる半導体装置を示す平面図である。 実施の形態5にかかる半導体装置を示す平面図である。 実施の形態6にかかる半導体装置を示す断面図である。 実施の形態7にかかる半導体装置を示す断面図である。 実施の形態8にかかる半導体装置を示す断面図である。 実施の形態9にかかる半導体装置を示す断面図である。 実施の形態10にかかる半導体装置を示す断面図である。 実施の形態11にかかる半導体装置を示す断面図である。 実施の形態12にかかる半導体装置を示す断面図である。 実施の形態13にかかる半導体装置を示す断面図である。 実施の形態14にかかる半導体装置を示す断面図である。 実施の形態15にかかる半導体装置を示す断面図である。 実施の形態16にかかる半導体装置を示す断面図である。 実施の形態17にかかる半導体装置を示す平面図である。 実施の形態18にかかる半導体装置を示す平面図である。 従来のダミートレンチを有する半導体装置の電流−電圧特性を示す特性図である。 従来のトレンチゲート構造の半導体装置を模式的に示す断面図である。 従来のトレンチゲート構造の半導体装置の別の一例を模式的に示す断面図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる半導体装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。本明細書および添付図面においては、nまたはpを冠記した層や領域では、それぞれ電子または正孔が多数キャリアであることを意味する。また、nやpに付す+および−は、それぞれそれが付されていない層や領域よりも高不純物濃度および低不純物濃度であることを意味する。なお、各実施の形態の説明およびすべての添付図面において、同様の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかる半導体装置を示す断面図である。図1に示す半導体装置では、n型(第1導電型)のドリフト領域1となる半導体基板100のおもて面の表面層に、p型半導体領域4が設けられている。p型半導体領域4は、均一な深さを有する。p型半導体領域4の表面には、n型のエミッタ領域5が選択的に設けられている。ドリフト領域1は、第1半導体領域に相当する。p型半導体領域4は、第2半導体領域に相当する。エミッタ領域5は、第3半導体領域に相当する。
半導体基板100のおもて面には、エミッタ領域5およびp型半導体領域4を貫通し、ドリフト領域1まで達するトレンチ6が設けられている。トレンチ6の内部には、ゲート絶縁膜7を介してゲート電極8が設けられている。p型半導体領域4は、トレンチ6によって、エミッタ領域5が設けられた領域(固定電位領域)2と、エミッタ領域5が設けられていない領域(浮遊電位領域)3に分離されている。つまり、トレンチ6の一方の側面に固定電位領域2が接し、他方の側面に浮遊電位領域3が接している。固定電位領域2は、チャネル形成領域である。トレンチ6は、第1トレンチに相当する。ゲート絶縁膜7は、第1絶縁膜に相当する。ゲート電極8は、第1電極に相当する。浮遊電位領域3は、第4半導体領域に相当する。
また、半導体基板100のおもて面には、浮遊電位領域3を貫通し、ドリフト領域1まで達するトレンチ(以下、ダミートレンチとする)16が設けられている。ダミートレンチ16は、例えばトレンチ6と同じ大きさ、もしくはトレンチ6と同一の構成、またはその両方を満たすように形成されている。ダミートレンチ16は、第2トレンチに相当する。
ダミートレンチ16によって、浮遊電位領域3は例えば同じ幅を有する複数の領域に分離されている。つまり、浮遊電位領域3は、トレンチ6とダミートレンチ16に挟まれた第5半導体領域31と、ダミートレンチ16間に挟まれた第6半導体領域32とで構成されている。具体的には、浮遊電位領域3が例えば3つの領域に分離されている場合、p型半導体領域4は、固定電位領域2、トレンチ6、第5半導体領域31、ダミートレンチ16、第6半導体領域32、ダミートレンチ16、第5半導体領域31およびトレンチ6がこの順で繰り返し設けられた構成となる。
ダミートレンチ16の内部には、絶縁膜(以下、ダミーゲート絶縁膜とする)17を介して電極(以下、ダミーゲート電極とする)18が設けられている。ダミーゲート絶縁膜17は、第2絶縁膜に相当する。ダミーゲート電極18は、第3電極に相当する。
ダミーゲート電極18は、抵抗21を介して浮遊電位領域3に接続されている。つまり、ダミーゲート電極18は、抵抗21を介して、第5半導体領域31または第6半導体領域32に接続されている。例えば、ダミーゲート電極18は、第5半導体領域31と隣り合う場合には、抵抗21を介して第5半導体領域31と接続されてもよし、第6半導体領域32と隣り合う場合には、抵抗21を介して第6半導体領域32と接続されてもよい。
抵抗21は、ダミーゲート電極18にかかる電圧が、ゲート電極8にかかる周期時に変化する電圧の1周期内において閾値電圧以下となる大きさの電気抵抗を有する。つまり、抵抗21は、半導体装置のターンオン時にダミーゲート電極18にかかる電圧が閾値を超えない程度に大きな電気抵抗を有する。
エミッタ電極10は、半導体装置のおもて面において、エミッタ領域5および固定電位領域2と接する。また、エミッタ電極10は、層間絶縁膜9によって、ゲート電極8、ダミーゲート電極18および浮遊電位領域3(第5半導体領域31、第6半導体領域32)と電気的に絶縁されている。エミッタ電極10は、第2電極に相当する。
半導体装置の裏面には、半導体基板100の表面に、n型のフィールドストップ領域11が設けられている。フィールドストップ領域11の表面には、p型のコレクタ領域12が設けられている。コレクタ領域12の表面には、コレクタ電極13が設けられている。
以上、説明したように、実施の形態1によれば、ダミーゲート電極18を、上述した大きさの電気抵抗を有する抵抗21を介して浮遊電位領域3に接続する。このため、半導体装置がターンオンするまでの間に、ダミーゲート電極18にかかる電圧は閾値電圧を超えない。これにより、ダミーゲート電極18によって生じる寄生容量を、半導体装置のゲート動作に悪影響が及ばない程度に小さい容量とすることができ、ダミーゲート電極18を電気的に浮遊しているような状態にすることができる。したがって、半導体装置のオン電圧を低減することができる。また、抵抗21が上述した大きさの電気抵抗を有することで、ゲート電極8にかかる周期時に、ダミーゲート電極18の電位が浮遊電位領域3の電位より高くなる期間を生じさせることができる。このため、ダミーゲート電極18の電位が浮遊電位領域3の電位よりも高くなったときに、ダミーゲート電極18から浮遊電位領域3へ正電荷を放電することができる。これにより、ダミーゲート電極18に正電荷が蓄積されることを防止することができる。したがって、半導体装置の耐圧を向上することができる。
(実施の形態2)
図2は、実施の形態2にかかる半導体装置を示す断面図である。実施の形態1に示す半導体装置において、複数のダミーゲート電極18を、それぞれに接続された抵抗21を介して第5半導体領域31のみに接続した構成としてもよい。
実施の形態2では、複数のダミーゲート電極18に、それぞれ抵抗21が接続されている。また、各抵抗21のダミーゲート電極18が接続されていない側の端部は、第5半導体領域31に接続されている。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
以上、説明したように、実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態3)
図3は、実施の形態3にかかる半導体装置を示す断面図である。実施の形態1に示す半導体装置において、複数のダミーゲート電極18を、1つの抵抗21を介して第5半導体領域31のみに接続した構成としてもよい。
実施の形態3では、複数のダミーゲート電極18は、1つの抵抗21に並列に接続されている。また、抵抗21のダミーゲート電極18が接続されていない側の端部は、第5半導体領域31に接続されている。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
以上、説明したように、実施の形態3によれば、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態4)
図4は、実施の形態4にかかる半導体装置を示す断面図である。実施の形態1に示す半導体装置において、ダミーゲート電極18を浮遊電位領域3に電気的に接続した構成に代えて、ダミーゲート電極18をゲート電極8に電気的に接続した構成としてもよい。
実施の形態4では、複数のダミーゲート電極18は、1つの抵抗21に並列に接続されている。また、抵抗21のダミーゲート電極18が接続されていない側の端部は、ゲート電極8に接続されている。つまり、複数のダミーゲート電極18は、抵抗21を介してゲート電極8に接続されている。複数のゲート電極8は、金属配線(以下、ゲート配線とする)41に並列に接続されている。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
抵抗21は、実施の形態1と同様の大きさの電気抵抗を有する。また、抵抗21は、200μsの間に、ダミーゲート電極18の電位がエミッタ電位に対して高くなり過ぎない程度に大きな電気抵抗を有するのが望ましい。その理由は、IGBTの動作周波数は通常5kHz以上であるため、動作周波数を5kHzとした場合のターンオン時間は200μsとなるからである。このような抵抗21を設けることにより、半導体装置がターンオンするまでの間に、ダミーゲート電極18の電位Vdが、ゲート電極8の電位Vgより高い電位となることはない(Vd<Vg)。このため、半導体装置の実効的なゲート容量の総電荷量は、ダミーゲート電極18とゲート電極8とを直接接続した場合と比べて、小さくなる(CgVg+CdVd=(Cg+CdVd/Vg)Vg)。これにより、半導体装置の実効的なゲート容量を小さくすることができる。
以上、説明したように、実施の形態4によれば、上述したように抵抗21を設けることで、半導体装置がターンオンするまでの間に、ダミーゲート電極18にかかる電圧は閾値電圧を超えない。また、ゲート電極8にかかる周期時に、ダミーゲート電極18の電位がゲート電極8の電位よりも高くなったとき、ダミーゲート電極18から抵抗21を介してゲート電極8、またはゲート電極8に接続された外部回路へと正電荷を放電することができる。これにより、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。また、ダミーゲート電極18とゲート電極8が直接接続されている場合と比べて、半導体装置の実効的なゲート容量を小さくすることができる。したがって、半導体装置の動作速度を早くすることができる。
(実施の形態5)
図5は、実施の形態5にかかる半導体装置を示す断面図である。実施の形態4に示す半導体装置において、複数のダミーゲート電極18を、抵抗21を介してゲート配線41に接続した構成としてもよい。
実施の形態5では、複数のダミーゲート電極18は、金属配線(以下、ダミーゲート配線とする)42に並列に接続されている。ダミーゲート配線42は、抵抗21を介してゲート配線41に接続されている。その他の構成は、実施の形態4と同様である。
以上、説明したように、実施の形態5によれば、実施の形態4と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態6)
図6は、実施の形態6にかかる半導体装置を示す断面図である。実施の形態4に示す半導体装置において、複数のダミーゲート電極18を、それぞれに接続された抵抗21を介してゲート配線41に接続した構成としてもよい。
実施の形態6では、複数のダミーゲート電極18に、それぞれ抵抗21が接続されている。また、各抵抗21のダミーゲート電極18が接続されていない側の端部は、ゲート配線41に接続されている。その他の構成は、実施の形態4と同様である。
以上、説明したように、実施の形態6によれば、実施の形態4と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態7)
図7は、実施の形態7にかかる半導体装置を示す断面図である。実施の形態1に示す半導体装置において、ダミーゲート電極18を浮遊電位領域3に電気的に接続した構成に代えて、ダミーゲート電極18をエミッタ電極10に電気的に接続した構成としてもよい。
実施の形態7では、複数のダミーゲート電極18に、それぞれ抵抗21が接続されている。また、各抵抗21のダミーゲート電極18が接続されていない側の端部は、エミッタ電極10に接続されている。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
以上、説明したように、実施の形態7によれば、上述したように抵抗21を設けることで、半導体装置がターンオンするまでの間に、ダミーゲート電極18にかかる電圧は閾値電圧を超えない。また、ゲート電極8にかかる周期時に、ダミーゲート電極18の電位がエミッタ電極10の電位よりも高くなったとき、ダミーゲート電極18から抵抗21を介してエミッタ電極10、またはエミッタ電極10に接続された外部回路へと正電荷を放電することができる。これにより、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。また、上述したように抵抗21を設けることで、ダミーゲート電極18とエミッタ電極10との間に電位差が生じる。このため、順バイアス時には、ダミーゲート電極18の電位をエミッタ電極10の電位より高い電位とすることができ、ダミーゲート電極18が正電荷を引き寄せる力を小さくすることができる。これにより、半導体装置のスイッチング動作を緩やかにすることができ、半導体装置自体や半導体装置が設置される回路に負荷がかかることを防止することができる。一方、逆バイアス時には、ダミーゲート電極18の電位をエミッタ電極10の電位より低い電位とすることができる。これにより、半導体装置の耐圧が低減することを防止することができる。
(実施の形態8)
図8は、実施の形態8にかかる半導体装置を示す断面図である。実施の形態7に示す半導体装置において、複数のダミーゲート電極18を、1つの抵抗21を介してエミッタ電極10に接続した構成としてもよい。
実施の形態8では、複数のダミーゲート電極18は、ダミーゲート配線42に並列に接続されている。ダミーゲート配線42は、抵抗21を介してエミッタ電極10と接続されている。その他の構成は、実施の形態7と同様である。
以上、説明したように、実施の形態8によれば、実施の形態7と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態9)
図9は、実施の形態9にかかる半導体装置を示す断面図である。実施の形態1に示す半導体装置において、抵抗21に代えて、ダイオード22を接続した構成としてもよい。
実施の形態9では、ダミーゲート電極18は、ダイオード22のアノードに接続されている。さらに、ダミーゲート電極18は、ダイオード22を介して浮遊電位領域3に接続されている。つまり、浮遊電位領域3は、ダイオード22のカソードに接続されている。また、ダミーゲート電極18は、ダイオード22を介して、第5半導体領域31に接続されていてもよいし、第6半導体領域32に接続されていてもよい。ダイオード22のアノードは、第2導電型領域に相当する。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
以上、説明したように、実施の形態9によれば、ダミーゲート電極18を、ダイオード22のアノードに接続し、かつダイオード22を介して浮遊電位領域3に接続する。このため、ダミーゲート電極18から第5半導体領域31へは電流が流れ、第5半導体領域31からダミーゲート電極18へはほとんど電流が流れないようにすることができる。つまり、ダミーゲート電極18に蓄積された正電荷は浮遊電位領域3に移動し、浮遊電位領域3からダミーゲート電極18へは正電荷はほとんど移動しない。これにより、ダミーゲート電極18を電気的に浮遊した状態にすることができる。また、ダミーゲート電極18に蓄積された電荷をダミーゲート電極18から第5半導体領域31へ放電することができる。これにより、ダミーゲート電極18に正電荷が帯電することを防止することができる。したがって、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態10)
図10は、実施の形態10にかかる半導体装置を示す断面図である。実施の形態9に示す半導体装置において、複数のダミーゲート電極18を、それぞれに接続されたダイオード22を介して第5半導体領域31のみに接続した構成としてもよい。
実施の形態10では、複数のダミーゲート電極18は、それぞれダイオード22のアノードに接続されている。また、各ダイオード22のカソードは、第5半導体領域31に接続されている。その他の構成は、実施の形態9と同様である。
以上、説明したように、実施の形態10によれば、実施の形態9と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態11)
図11は、実施の形態11にかかる半導体装置を示す断面図である。実施の形態9に示す半導体装置において、複数のダミーゲート電極18を、1つのダイオード22を介して第5半導体領域31のみに接続した構成としてもよい。
実施の形態11では、複数のダミーゲート電極18は、1つのダイオード22のアノードに並列に接続されている。また、ダイオード22のカソードは、第5半導体領域31に接続されている。その他の構成は、実施の形態9と同様である。
以上、説明したように、実施の形態11によれば、実施の形態9と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態12)
図12は、実施の形態12にかかる半導体装置を示す断面図である。実施の形態9に示す半導体装置において、ダミーゲート電極18を浮遊電位領域3に電気的に接続した構成に代えて、ダミーゲート電極18をゲート電極8に電気的に接続した構成としてもよい。
実施の形態12では、複数のダミーゲート電極18は、1つのダイオード22のアノードに並列に接続されている。ダイオード22のカソードは、ゲート電極8に接続されている。つまり、複数のダミーゲート電極18は、ダイオード22を介してゲート電極8に接続されている。複数のゲート電極8は、ゲート配線41に並列に接続されている。その他の構成は、実施の形態9と同様である。
以上、説明したように、実施の形態12によれば、上述したようにダイオード22を設けることで、ダミーゲート電極18に蓄積した電荷を、ゲート電極8、またはゲート電極8に接続された外部回路へと移動させることができる。また、ゲート電極8からダミーゲート電極18へはほとんど電流が流れない。これにより、実施の形態9と同様の効果を得ることができる。また、ゲート電極8の電位がエミッタ電位に対して高くなったとしても、ゲート電極8からダミーゲート電極18へはほとんど電流が流れないため、半導体装置の実効的なゲート容量をゲート電極8の容量のみとすることができる。これにより、ダミーゲート電極18とゲート電極8とを直接接続した場合と比べて、半導体装置の実効的なゲート容量を小さくすることができる。したがって、半導体装置の動作速度を早くすることができる。
(実施の形態13)
図13は、実施の形態13にかかる半導体装置を示す断面図である。実施の形態12に示す半導体装置において、複数のダミーゲート電極18を、ダイオード22を介してゲート配線41に接続した構成としてもよい。
実施の形態13では、複数のダミーゲート電極18は、ダミーゲート配線42に並列に接続されている。ダミーゲート配線42は、ダイオード22のアノードに接続されている。ダイオード22のカソードは、ゲート配線41に接続されている。その他の構成は、実施の形態4と同様である。
以上、説明したように、実施の形態13によれば、実施の形態12と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態14)
図14は、実施の形態14にかかる半導体装置を示す断面図である。実施の形態12に示す半導体装置において、複数のダミーゲート電極18を、それぞれに接続されたダイオード22を介してゲート配線41に接続した構成としてもよい。
実施の形態14では、複数のダミーゲート電極18は、それぞれダイオード22のアノードに接続されている。また、各ダイオード22のカソードは、ゲート配線41に接続されている。その他の構成は、実施の形態12と同様である。
以上、説明したように、実施の形態14によれば、実施の形態12と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態15)
図15は、実施の形態15にかかる半導体装置を示す断面図である。実施の形態9に示す半導体装置において、ダミーゲート電極18を浮遊電位領域3に電気的に接続した構成に代えて、ダミーゲート電極18をエミッタ電極10に電気的に接続した構成としてもよい。
実施の形態15では、複数のダミーゲート電極18は、それぞれダイオード22のアノードに接続されている。また、各ダイオード22のカソードは、エミッタ電極10に接続されている。その他の構成は、実施の形態9と同様である。
以上、説明したように、実施の形態15によれば、ダイオード22が接続されていることにより、ダミーゲート電極18に蓄積された正電荷を、ダイオード22を介してエミッタ電極10、またはエミッタ電極10に接続された外部回路へ移動させることができる。また、エミッタ電極10からダミーゲート電極18へはほとんど電流が流れない。これにより、実施の形態9と同様の効果を得ることができる。また、ダミーゲート電極18とエミッタ電極10との間にはダイオード22が接続されていることで電位差が生じ、ダミーゲート電極18の電位をエミッタ電極10の電位より高い電位とすることができる。これにより、ダミーゲート電極18が正電荷を引き寄せる引力を小さくすることができ、半導体装置のスイッチング動作を緩やかにすることができる。したがって、半導体装置自体や半導体装置が設置される回路に負荷がかかることを防止することができる。
(実施の形態16)
図16は、実施の形態16にかかる半導体装置を示す断面図である。実施の形態15に示す半導体装置において、複数のダミーゲート電極18を、1つのダイオード22を介してエミッタ電極10に接続した構成としてもよい。
実施の形態16では、複数のダミーゲート電極18は、ダミーゲート配線42に並列に接続されている。ダミーゲート配線42には、ダイオード22のアノードが接続されている。ダイオード22のカソードは、エミッタ電極10に接続されている。その他の構成は、実施の形態15と同様である。
以上、説明したように、実施の形態16によれば、実施の形態15と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態17)
図17は、実施の形態17にかかる半導体装置を示す平面図である。図17に示す半導体装置では、半導体基板100の活性領域の上に、エミッタ電極と接続されている例えばパッド(以下、エミッタ電極パッドとする)51が設けられている。また、活性領域を囲むように耐圧構造部52が設けられている。活性領域の断面構造は、例えば実施の形態1〜実施の形態16に示す半導体装置(図1〜図16参照)の構造と同様である。
耐圧構造部52の外側の半導体基板100上には、半導体装置のダミーゲート電極と接続されている例えばパッド(以下、ダミーゲート電極パッドとする)57が設けられている。ダミーゲート電極パッド57には、半導体装置の全てのダミーゲート電極が例えば並列に接続されている。また、ダミーゲート電極パッド57は、半導体装置のその他の接続部であるゲート電極パッド53、電流センスエミッタパッド54、温度センサーダイオードカソード55および温度センサーダイオードアノード56などと同様に配置されている。ダミーゲート電極パッド57から引き出された配線は、半導体装置の外部に設けられた図示省略する抵抗(図4〜図8の抵抗21)を介して、エミッタ電極パッド51またはゲート電極パッド53に接続されている。また、ダミーゲート電極パッド57から引き出された配線は、半導体装置の外部に設けられたダイオードを介して(図12〜図16のダイオード22)、エミッタ電極パッド51またはゲート電極パッド53に接続されてもよい。
ゲート電極パッド53には、半導体装置のゲート電極が接続されている。電流センスエミッタパッド54には、エミッタ領域の一部を分離して、その分離した一部のn型エミッタ領域が接続され、半導体装置内に流れる電流の一部を分流して検出できるようになっている。温度センサーダイオードカソード55および温度センサーダイオードアノード56には、半導体装置の温度を測定するためのダイオードのカソードおよびアノードがそれぞれ接続されており、例えばこのダイオードに一定電流を流して順方向電圧を測定することにより、半導体装置の温度変化を算出する。電流や温度を検出する機構は、半導体装置内に必ずしも設ける必要はない。
以上、説明したように、実施の形態17によれば、実施の形態1〜実施の形態16と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態18)
図18は、実施の形態18にかかる半導体装置を示す平面図である。実施の形態17に示す半導体装置において、半導体装置内に抵抗(図1〜図8の抵抗21)として機能する領域(以下、抵抗領域とする)を設けた構成としてもよい。
図18に示す半導体装置では、耐圧構造部52の外側の半導体基板100上に、抵抗領域58が設けられている。抵抗領域58には、半導体装置の全てのダミーゲート電極(図1〜図8参照)が例えば並列に接続されている。また、抵抗領域58には、浮遊電位領域(図1〜図8参照)、エミッタ電極パッド51から引き出された配線またはゲート電極パッド53から引き出された配線が接続されている。つまり、ダミーゲート電極は、抵抗領域58を介して、浮遊電位領域、エミッタ電極パッド51またはゲート電極パッド53に接続されている。抵抗領域58は、活性領域に設けられたセルごとに設けてもよいし、複数のセルに対して1つ設けてもよい。抵抗領域58は、例えば不純物を含まないポリシリコンを堆積することで形成されてもよい。また、抵抗領域58に代えて、耐圧構造部52の外側の半導体基板100上にダイオード(図9〜図16のダイオード22)を設けた構成としてもよい。その他の構成は、実施の形態17と同様である。
以上、説明したように、実施の形態18によれば、実施の形態17と同様の効果を得ることができる。
以上において本発明では、n型とp型をすべて逆転した構成としてもよい。
以上のように、本発明にかかる半導体装置は、電気的に浮遊したトレンチゲートを有するパワー半導体装置に有用である。
1 ドリフト領域
2 固定電位領域
3 浮遊電位領域
4 p型半導体領域
5 エミッタ領域
6 トレンチ
7 ゲート絶縁膜
8 ゲート電極
9 層間絶縁膜
10 エミッタ電極
11 フィールドストップ領域
12 コレクタ領域
13 コレクタ電極
16 ダミートレンチ
17 ダミーゲート絶縁膜
18 ダミーゲート電極
21 抵抗
100 半導体基板

Claims (11)

  1. 第1導電型の第1半導体領域と、
    前記第1半導体領域の表面に設けられた第2導電型の第2半導体領域と、
    前記第2半導体領域の表面に、選択的に設けられた第1導電型の第3半導体領域と、
    前記第3半導体領域に接し、前記第2半導体領域を貫通し、前記第1半導体領域に達するように設けられた第1トレンチと、
    前記第2半導体領域のうち、前記第1トレンチによって前記第3半導体領域と分離された第4半導体領域と、
    前記第1トレンチの内部に、第1絶縁膜を介して設けられた第1電極と、
    前記第3半導体領域に接する第2電極と、
    前記第4半導体領域を貫通し、前記第1半導体領域に達するように設けられた第2トレンチと、
    前記第2トレンチの内部に、第2絶縁膜を介して設けられた第3電極と、を備え、
    前記第3電極は、抵抗を介して前記第4半導体領域に接続され、
    前記抵抗は、前記第3電極にかかる電圧が、前記第1電極にかかる周期時に変化する電圧の1周期内において閾値電圧以下となる大きさの電気抵抗を有することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第3電極は、前記抵抗を介して、前記第1トレンチと前記第2トレンチに挟まれた前記第4半導体領域に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 第1導電型の第1半導体領域と、
    前記第1半導体領域の表面に設けられた第2導電型の第2半導体領域と、
    前記第2半導体領域の表面に、選択的に設けられた第1導電型の第3半導体領域と、
    前記第3半導体領域に接し、前記第2半導体領域を貫通し、前記第1半導体領域に達するように設けられた第1トレンチと、
    前記第2半導体領域のうち、前記第1トレンチによって前記第3半導体領域と分離された第4半導体領域と、
    前記第1トレンチの内部に、第1絶縁膜を介して設けられた第1電極と、
    前記第3半導体領域に接する第2電極と、
    前記第4半導体領域を貫通し、前記第1半導体領域に達するように設けられた第2トレンチと、
    前記第2トレンチの内部に、第2絶縁膜を介して設けられた第3電極と、を備え、
    前記第3電極は、抵抗を介して前記第1電極に接続され、
    前記抵抗は、前記第3電極にかかる電圧が、前記第1電極にかかる周期時に変化する電圧の1周期内において閾値電圧以下となる大きさの電気抵抗を有することを特徴とする半導体装置。
  4. 第1導電型の第1半導体領域と、
    前記第1半導体領域の表面に設けられた第2導電型の第2半導体領域と、
    前記第2半導体領域の表面に、選択的に設けられた第1導電型の第3半導体領域と、
    前記第3半導体領域に接し、前記第2半導体領域を貫通し、前記第1半導体領域に達するように設けられた第1トレンチと、
    前記第2半導体領域のうち、前記第1トレンチによって前記第3半導体領域と分離された第4半導体領域と、
    前記第1トレンチの内部に、第1絶縁膜を介して設けられた第1電極と、
    前記第3半導体領域に接する第2電極と、
    前記第4半導体領域を貫通し、前記第1半導体領域に達するように設けられた第2トレンチと、
    前記第2トレンチの内部に、第2絶縁膜を介して設けられた第3電極と、を備え、
    前記第3電極は、抵抗を介して前記第2電極に接続され、
    前記抵抗は、前記第3電極にかかる電圧が、前記第1電極にかかる周期時に変化する電圧の1周期内において閾値電圧以下となる大きさの電気抵抗を有することを特徴とする半導体装置。
  5. 第1導電型の第1半導体領域と、
    前記第1半導体領域の表面に設けられた第2導電型の第2半導体領域と、
    前記第2半導体領域の表面に、選択的に設けられた第1導電型の第3半導体領域と、
    前記第3半導体領域に接し、前記第2半導体領域を貫通し、前記第1半導体領域に達するように設けられた第1トレンチと、
    前記第2半導体領域のうち、前記第1トレンチによって前記第3半導体領域と分離された第4半導体領域と、
    前記第1トレンチの内部に、第1絶縁膜を介して設けられた第1電極と、
    前記第3半導体領域に接する第2電極と、
    前記第4半導体領域を貫通し、前記第1半導体領域に達するように設けられた第2トレンチと、
    前記第2トレンチの内部に、第2絶縁膜を介して設けられた第3電極と、を備え、
    前記第3電極は、ダイオードの第2導電型領域に接続され、かつ当該ダイオードを介して前記第4半導体領域に接続されていることを特徴とする半導体装置。
  6. 前記第3電極は、前記ダイオードを介して、前記第1トレンチと前記第2トレンチに挟まれた前記第4半導体領域に接続されていることを特徴とする請求項5に記載の半導体装置。
  7. 第1導電型の第1半導体領域と、
    前記第1半導体領域の表面に設けられた第2導電型の第2半導体領域と、
    前記第2半導体領域の表面に、選択的に設けられた第1導電型の第3半導体領域と、
    前記第3半導体領域に接し、前記第2半導体領域を貫通し、前記第1半導体領域に達するように設けられた第1トレンチと、
    前記第2半導体領域のうち、前記第1トレンチによって前記第3半導体領域と分離された第4半導体領域と、
    前記第1トレンチの内部に、第1絶縁膜を介して設けられた第1電極と、
    前記第3半導体領域に接する第2電極と、
    前記第4半導体領域を貫通し、前記第1半導体領域に達するように設けられた第2トレンチと、
    前記第2トレンチの内部に、第2絶縁膜を介して設けられた第3電極と、を備え、
    前記第3電極は、ダイオードの第2導電型領域に接続され、かつ当該ダイオードを介して前記第1電極に接続されていることを特徴とする半導体装置。
  8. 第1導電型の第1半導体領域と、
    前記第1半導体領域の表面に設けられた第2導電型の第2半導体領域と、
    前記第2半導体領域の表面に、選択的に設けられた第1導電型の第3半導体領域と、
    前記第3半導体領域に接し、前記第2半導体領域を貫通し、前記第1半導体領域に達するように設けられた第1トレンチと、
    前記第2半導体領域のうち、前記第1トレンチによって前記第3半導体領域と分離された第4半導体領域と、
    前記第1トレンチの内部に、第1絶縁膜を介して設けられた第1電極と、
    前記第3半導体領域に接する第2電極と、
    前記第4半導体領域を貫通し、前記第1半導体領域に達するように設けられた第2トレンチと、
    前記第2トレンチの内部に、第2絶縁膜を介して設けられた第3電極と、を備え、
    前記第3電極は、ダイオードの第2導電型領域に接続され、かつ当該ダイオードを介して前記第2電極に接続されていることを特徴とする半導体装置。
  9. 前記第1トレンチと前記第2トレンチは、同じ幅で同じ深さであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の半導体装置。
  10. 前記第1トレンチが前記第1絶縁膜を介して前記第1電極で埋められた構造と、前記第2トレンチが前記第2絶縁膜を介して前記第2電極で埋められた構造とは、同一の構造を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の半導体装置。
  11. 前記第4の半導体領域は、前記第2トレンチにより、同じ幅を有する複数の領域に分離されることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載の半導体装置。
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