JP2011176223A - ファンユニットの保持部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】ファンユニットの保持部材において、ファンユニットを保持および制振する性能を維持しつつ、ファンユニットを電子機器に取り付ける作業効率を高める技術を提供する。
【解決手段】取り付け孔を有するファンユニットに装着される、ファンユニットの保持部材であって、保持部材は、ファンユニットの隅を覆うように、4つの板部により角を形成している。また、保持部材は、ファンユニットの前面に対向する第1板部およびファンユニットの背面に対向する第2板部には、ファンユニットの取り付け孔に挿入されるボス部が形成されており、さらに、互いに向かい合う部分に切り欠きが形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】取り付け孔を有するファンユニットに装着される、ファンユニットの保持部材であって、保持部材は、ファンユニットの隅を覆うように、4つの板部により角を形成している。また、保持部材は、ファンユニットの前面に対向する第1板部およびファンユニットの背面に対向する第2板部には、ファンユニットの取り付け孔に挿入されるボス部が形成されており、さらに、互いに向かい合う部分に切り欠きが形成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、ファンユニットの保持部材に関する。
車載用のナビゲーション装置、オーディオ装置などの電子機器は、内部の熱源となる部品から発生する熱を電子機器の外部に排出するため、ファンユニットを備えている。このようなファンユニットは、ファンの動作に伴う振動などによって発生する騒音を低減させるため、保持部材(制振部材)を介して電子機器に取り付けられる(例えば、特許文献1)。
ファンユニットを電子機器に取り付けるための保持部材として、ファンユニットの筐体の4隅それぞれに覆い被せる形状の部材や、ファンユニットの筐体の全体に覆い被せる形状(前面および裏面の一部に開口を有する箱状)の部材、などが考えられる。
例えば、図4に示すように、ファンユニット1の隅に取り付ける保持部材5は、まず、ファンユニット1の4隅それぞれに取り付けられる。それから、その状態のまま、電子機器(不図示)の筐体に固定するための矩形状のブラケット8に嵌め込まれる。そして、ブラケット8は、電子機器の筐体の所定位置に取り付けられる。このようにして、ファンユニット1は、電子機器に取り付けられる。
しかしながら、上記のようなファンユニット1の隅に覆い被せる形状の保持部材5は、ファンユニット1から脱落し易い。そのため、ファンユニット1をブラケット8に的確に嵌め込む作業効率が低下する。
そこで、上記のような脱落の問題を解決するため、例えば、図4に示す保持部材5の内側のファンユニット1と接する面に、ファンユニット1の前面および背面の取り付け孔2に挿入するためのボスを形成することが考えられる。しかし、このような形状とすると、却って、ファンユニット1に保持部材5を装着するのが困難となる。また、金型を用いた射出成形が困難となる。
そこで、本発明は、ファンユニットを保持および制振する性能を維持しつつ、ファンユニットを電子機器に取り付ける作業効率を高める技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための本発明の一態様は、取り付け孔を有するファンユニットに装着される、ファンユニットの保持部材であって、前記ファンユニットの隅を覆うように、4つの板部により角を形成しており、前記ファンユニットの前面に対向する第1板部および前記ファンユニットの背面に対向する第2板部には、前記取り付け孔に挿入されるボス部が形成されており、さらに、互いに向かい合う部分に切り欠きが形成されている、ことを特徴とする。
ここで、上記の保持部材であって、前記第1板部および第2板部は、三角形の形状であってもよい。また、上記のいずれかの保持部材であって、前記ボス部は、半円柱の形状であってもよい。また、上記のいずれかの保持部材であって、前記ボス部は、上部がテーパ状に形成されていてもよい。また、上記のいずれかの保持部材であって、前記ファンユニットの側面に対向する第3板部および第4板部は、幅が前記ファンユニットの側面の幅よりも広くてもよい。また、上記のいずれかの保持部材は、弾性部材により一体形成されていてもよい。
本発明によれば、ファンユニットを保持および制振する性能を維持しつつ、ファンユニットを電子機器に取り付ける作業効率を高めることができる。
本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態の保持部材10の外観を示す斜視図である。図2は、保持部材10の側面の外観を示す図である。図3は、保持部材10をファンユニット1に取り付けた状態を示す斜視図である。
本実施形態では、ファンユニット1について、ファンが見える面を「前面」、前面の反対面を「背面」、前面および背面に直交する面を「側面」と呼ぶものとする。また、ファンユニット1には、前面から背面に貫通する取り付け孔2が、4隅に1つずつ形成されているものとする(図3および図4参照)。
図1〜3に示すように、保持部材10は、ファンユニット1の隅に覆い被せられる形状となっている。保持部材10は、振動を吸収できる素材で作られる。例えば、熱可塑性エラストマー、熱硬化性エラストマー、ゴムなどの弾性部材で作られる。また、後述するように、保持部材10は、例えば、金型を用いた射出成形により一体成形される。
保持部材10についてより詳細に説明する。保持部材10は、板部20a、板部30a、ボス部40a、板部20b、板部30b、ボス部40bを有する。板部20aおよび板部20b、板部30aおよび板部30b、ボス部40aおよびボス部40bは、それぞれ同一形状となっている。
板部20aおよび板部20bは、矩形状の平板である。板部20aおよび板部20bは、直角に連結されており、ファンユニット1の側面の角を覆う角を形成している。幅W1は、ファンユニット1の側面の幅(短い方の辺の長さ)とおおよそ対応する。幅W2は、ファンユニット1の側面の幅よりも長い。すなわち、保持部材10がファンユニット1の隅に取り付けられた際に、板部30aおよび板部30bがファンユニット1の前面および背面側に出っ張る。これにより、ファンユニット1がその前面側および背面側に配置される電子機器内の部品等と直接接触しにくくなる。
板部20aの一端(Y1側)には、三角形状の平板の板部30aが直角に連結されている。板部20aおよび板部30aは、ファンユニット1の前面もしくは背面と側面により形成される角を覆う角を形成している。また、板部20bの片側(Y2側)には、三角形状の板部30bが直角に連結されている。板部20bおよび板部30bは、ファンユニット1の前面もしくは背面と側面により形成される角を覆う角を形成している。
板部30aの内側(Y2側)の面には、内側方向(Y2)に垂直に延びるボス部40aが形成されている。また、板部30bの内側(Y1側)の面には、内側方向(Y1)に垂直に延びるボス部40bが形成されている。
ボス部40aおよびボス部40bは、保持部材10がファンユニット1の隅に覆い被せられた際に、ファンユニット1の前面および背面の取り付け孔2(図3および4参照)に挿入される。ボス部40aおよびボス部40bにより、保持部材10は位置決めされるとともに、ファンユニット1に固定される。ボス部40aおよびボス部40bは、略半円柱の形状であり、上部分が先細りのテーパ状に形成されている。
ここで、板部30aおよび板部30bは、保持部材10をY1もしくはY2方向から見た場合に、互いに重ならないように形成されている(図2参照)。すなわち、板部30aおよび板部30bは、互いに向かい合う部分に切り欠きが形成されている。このような形状により、金型を用いた射出成形による保持部材10の一体成形を簡単に行えるようになる。
具体的には、板部20a、板部30a、ボス部40aについては、射出成形装置においてY1からY2側へ抜くことのできる金型により射出成形すればよい。一方、板部20b、板部30b、ボス部40bについては、射出成形装置においてY2からY1側へ抜くことのできる金型により射出成形すればよい。
以上、本発明の一実施形態について説明した。本実施形態によれば、ファンユニットを保持および制振する性能を維持しつつ、ファンユニットを電子機器に取り付ける作業効率を高めることができる。
すなわち、本実施形態では、ファンユニットの隅に覆い被せる保持部材の内側の、ファンユニット1と接する面に、ファンユニットの取り付け孔に挿入されるボス部材を設けている。さらに、保持部材をファンユニットに取り付けた状態で前面もしくは背面から見た場合に、ボス部材が形成された2つの面は、相互に重ならないように切り取られた形状となっている。
上記のような形状により、保持部材をファンユニットにより取り付け易くなるとともに、保持部材がファンユニットから脱落しにくくなる。また、金型を用いた射出成形による保持部材の一体成形を簡単に行えるようになる。
なお、上記の本発明の実施形態は、本発明の要旨と範囲を例示することを意図し、限定するものではない。多くの代替物、修正および変形例が当業者にとって明らかである。
例えば、板部20aおよび板部20bの長さをより長くしてもよい。具体的には、板部20aおよび板部20bの長さ(W1もしくはW2と直交する方向)を、ファンユニット1の側面の長さL(長い方の辺の長さ)のおおよそ半分とすればよい。このようにすれば、ファンユニット1の側面が保持部材10によりほぼ覆われ、ファンユニット1が他の機器と直接接触しにくくなる。そして、ファンユニット1を保持および制振する性能がより向上する。
また、例えば、ボス部40aおよびボス部40bの位置および形状は、取り付け孔2の位置および形状に応じて、適宜変更されてもよい。
1:ファンユニット、2:取り付け孔、5:保持部材、8:ブラケット、10:保持部材、20a:板部、20b:板部、30a:板部、30b:板部、40a:ボス部、40b:ボス部
Claims (6)
- 取り付け孔を有するファンユニットに装着される、ファンユニットの保持部材であって、
前記ファンユニットの隅を覆うように、4つの板部により角を形成しており、
前記ファンユニットの前面に対向する第1板部および前記ファンユニットの背面に対向する第2板部には、
前記取り付け孔に挿入されるボス部が形成されており、さらに、互いに向かい合う部分に切り欠きが形成されている、
ことを特徴とする保持部材。 - 請求項1に記載の保持部材であって、
前記第1板部および第2板部は、三角形の形状である、
ことを特徴とする保持部材。 - 請求項1または2に記載の保持部材であって、
前記ボス部は、半円柱の形状である、
ことを特徴とする保持部材。 - 請求項1〜3いずれか一項に記載の保持部材であって、
前記ボス部は、上部がテーパ状に形成されている
ことを特徴とする保持部材。 - 請求項1〜4いずれか一項に記載の保持部材であって、
前記ファンユニットの側面に対向する第3板部および第4板部は、幅が前記ファンユニットの側面の幅よりも広い、
ことを特徴とする保持部材。 - 請求項1〜5いずれか一項に記載の保持部材であって、
弾性部材により一体形成されている、
ことを特徴とする保持部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010040577A JP2011176223A (ja) | 2010-02-25 | 2010-02-25 | ファンユニットの保持部材 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2013038487A1 (ja) * | 2011-09-13 | 2013-03-21 | トヨタ自動車株式会社 | 車載機器の保護構造 |
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2010
- 2010-02-25 JP JP2010040577A patent/JP2011176223A/ja active Pending
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WO2013038487A1 (ja) * | 2011-09-13 | 2013-03-21 | トヨタ自動車株式会社 | 車載機器の保護構造 |
CN103796877A (zh) * | 2011-09-13 | 2014-05-14 | 丰田自动车株式会社 | 车载设备的保护结构 |
JP5630585B2 (ja) * | 2011-09-13 | 2014-11-26 | トヨタ自動車株式会社 | インバータの保護構造 |
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CN103796877B (zh) * | 2011-09-13 | 2015-10-21 | 丰田自动车株式会社 | 车载设备的保护结构 |
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