JP2011175544A - プリンタドライバ及び情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷における省資源化を図り、環境対策やコスト削減に実質的に貢献できるようにする。
【解決手段】トナー消費量や印刷用紙枚数の削減等の省資源に貢献し、これにより環境対策やコスト削減を実現する印刷条件に対して、その印刷条件毎に重み付け(ポイント)を設定する。例えば、省資源となる両面印刷やN―Up印刷等に予めポイントを定めておく。印刷すべき文書データの印刷条件が設定され、その印刷条件に基づく印刷指示がユーザにより行われると、プリンタドライバは、設定された印刷条件の重み付けを合計し、基準ポイント設定部212で設定された基準ポイントに達しなければ印刷ジョブを生成しないようにする。これにより、省資源を実現できる印刷条件でない場合に印刷を行うことができなくなり、省資源化の実質的な効果が得られる。
【選択図】図7

Description

本発明は、省資源化を図ることで、環境にやさしくかつ印刷にかかるコストを削減するようにしたプリンタドライバ及び情報処理装置に関するものである。
近年、文書データを印刷する際に省資源化と、これによる環境対策や印刷コストの削減が求められている。この種の従来の印刷システムとしては、印刷済み用紙(裏紙)を使用するものや、プリンタ側の制御により片面印刷を禁止する等の設定が可能となっているものがある。
ところが、印刷済み用紙等を用いることで記録用紙の消費を物理的に制限したり、プリンタ側で制御して省資源化を図る印刷システムの場合、ユーザーが本来必要とする形式で印刷することができないという弊害が発生してしまう。
このような問題に対して、例えば、特許文献1では、画像形成装置が特定のモード下にあるとき、印刷条件として片面印刷や1−Up印刷が指定されている場合にのみ、省資源化を図るために両面印刷や2−Up以上で印刷することをユーザーに促すことで、省資源化とともに使い勝手の向上を図っている。
特開2005−24881号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、画像形成装置で特定の条件下のときに印刷条件の変更をユーザーに促すだけであり、環境対策やコスト削減対策に関するユーザーの意識を高めるためには有効であるが、実際に印刷条件を変更して印刷を行うか否かはユーザーが決定するため、実質的な効果はそれほど期待することができない。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、省資源化を図り、環境対策やコスト削減に実質的に貢献できるようにしたプリンタドライバ及び情報処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、情報処理装置を、印刷対象となる文書データに基づいて、外部のプリンタで前記文書データを印刷させるための印刷ジョブを生成し、前記外部のプリンタに送出する印刷制御手段として機能させるプリンタドライバであって、該印刷制御手段は、前記印刷ジョブによりプリンタに印刷を指示するときに設定可能な印刷条件のなかから省資源に貢献する印刷条件を予め設定し、該設定した印刷条件ごとに重み付けを行って所定の記憶手段に記憶させておき、印刷すべき文書データの印刷条件が設定され、該設定された印刷条件に基づく印刷指示が行われた際に、前記設定された印刷条件の重み付けを合計し、該合計した重み付けが予め定められた印刷を許可する基準に達しなければ、印刷ジョブを生成しないことを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記印刷制御手段が、前記印刷ジョブを生成しない場合、印刷を行うことができない旨の内容を示す警告ダイアログを所定の表示手段に表示させることを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第1の技術手段において、前記印刷制御手段が、前記印刷条件を設定するための印刷条件設定画面を所定の表示手段に表示させ、前記重み付けの対象となる印刷条件の表示形態を他の印刷条件の表示形態と異ならせることを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第1の技術手段において、前記印刷制御手段が、前記印刷条件を設定するための印刷条件設定画面を所定の表示手段に表示させ、前記印刷条件設定画面において、設定されている印刷条件に基づいて前記重み付けの合計値の状態を表示させることを特徴としたものである。
第5の技術手段は、第1の技術手段において、前記印刷制御手段が、前記情報処理装置の管理者権限を付与する識別情報が入力された際に、前記管理者権限の操作による入力であると判断し、前記管理者権限の操作による入力に従って前記記憶手段に前記重み付けを記憶させることを特徴としたものである。
第6の技術手段は、第1の技術手段において、前記印刷制御手段が、前記プリンタの管理者権限を示す識別情報が入力された際に、前記管理者権限の操作による入力であると判断し、前記管理者権限の操作による入力に従って前記前記印刷を許可する基準を前記記憶手段に記憶させることを特徴としたものである。
第7の技術手段は、第1の技術手段において、前記印刷制御手段が、前記プリンタの管理者権限を示す識別情報が入力された際に、前記管理者権限の操作による入力であると判断し、前記管理者権限の操作による入力に従って前記重み付けを付与する印刷条件を前記記憶手段に記憶させることを特徴としたものである。
第8の技術手段は、第1の技術手段において、前記印刷制御手段が、前記プリンタの管理者権限を示す識別情報が入力された際に、前記管理者権限の操作による入力であると判断し、前記管理者権限の操作による入力に従って、該情報処理装置を使用する使用者の識別情報に割り当てられた使用者権限ごとに、前記重み付けを付与する印刷条件、前記印刷条件ごとの重み付け、及び前記印刷を許可する基準を前記記憶手段に記憶させることを特徴としたものである。
第9の技術手段は、印刷対象となる文書データに基づいて、外部のプリンタで前記文書データを印刷させるための印刷ジョブを生成し、該生成した印刷ジョブを前記外部のプリンタに送出する印刷制御手段を有する情報処理装置であって、
ユーザー操作を受け付ける操作入力手段と、前記印刷ジョブにより前記プリンタに印刷を指示するときに設定可能な印刷条件のなかから省資源に貢献する印刷条件を予め設定し、該設定した印刷条件ごとに重み付けを行って記憶しておく記憶手段とを有し、前記印刷制御手段は、前記操作入力手段による操作に従って、印刷すべき文書データの印刷条件が設定され、該設定された印刷条件に基づく印刷指示が行われた際に、前記設定された印刷条件の重み付けを合計し、該合計した重み付けが予め定められた印刷を許可する基準に達しなければ、印刷ジョブを生成しないことを特徴としたものである。
本発明よれば、省資源化を図り、環境対策やコスト削減に実質的に貢献できるようにしたプリンタドライバ及び情報処理装置を提供することができる。
本発明によるプリンタドライバが動作する情報処理装置とそのソフトウェアの構成を示す図である。 図1に示すプリンタドライバの機能構成を説明するための図である。 図1の情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図1〜図3に示す情報処理装置とプリンタとの接続形態を説明する図である。 本発明の実施形態によるプリンタドライバが表示するユーザーインターフェース画面例を示す図である。 図5に示すユーザーインターフェース画面で印刷を実行したときに表示される警告ダイアログの一例を示す図である。 プリンタドライバにポイントを設定するための管理者用のインターフェース画面例を示す図である。 本発明による情報処理装置におけるプリンタドライバの処理例を説明するためのフローチャートである。
図1は、本発明によるプリンタドライバが動作する情報処理装置とそのソフトウェアの構成を示す図である。情報処理装置1は、例えばPC(Personal Computer)として構成されたもので、オペレーティングシステム(OS;Operating System)10と、外部のプリンタを制御する機能を実現するプリンタドライバ11と、各種のアプリケーションプログラム12とを有している。プリンタドライバ11及びアプリケーションプログラム12は、オペレーティングシステム10上で動作する。
図2は、図1に示すプリンタドライバの機能構成を説明するための図である。プリンタドライバ11は、その機能として制御部111、UI部112、及び記憶制御部113を有している。UI部112は、キーボードやマウスなどのユーザー操作による入力手段とのインターフェースを構成し、制御部111は、UI部112に入力するユーザー操作情報に従って、プリンタドライバ11の機能の制御やオペレーティングシステムからの情報取得を行う。また記憶制御部113は、制御部111による指示に従って、印刷の実行やプリンタドライバによる表示画面の表示に必要な各種情報を所定の記憶手段に対して記憶させる制御を行う。本発明の印刷制御手段は、制御部111と、制御部111と協働して機能するUI部112及び記憶制御部113とが該当する。
図3は、図1の情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。情報処理装置1は、情報処理装置1本体を統括的に制御する中央処理装置(CPU)21、各種のプログラムやデータ等を記憶するROM22、各種のデータを一時的に記憶し、ワークエリアとして用いられるRAM23、各種のプログラムやデータ等を記憶するハードディスク装置(HDD)24、ネットワークを通じてプリンタ31に接続されるネットワークインターフェース部27、表示装置30に接続されるディスプレイインターフェース部26、キーボード29やマウス28等のポインティングデバイスに接続される入力インターフェース部(入力I/F)25等を備えている。入力インターフェース部25、及びこれに接続されるマウス28やキーボード29が本発明の操作入力手段に相当する。
CPU21は、HDD24からOS11やアプリケーションプログラム等を読み出し、オペレーティングシステムを基にして、アプリケーションプログラムを実行したり、ディスプレイインターフェース部26を通じて、表示装置30を表示制御したり、入力インターフェース部25を通じて、キーボード29、マウス28等の入力装置からのデータや指示等を入力する。また、CPU21は、HDD24からOSの一部としてプリンタドライバ11を読み出して、このプリンタドライバ11を実行し、ネットワークインターフェース部27を通じて、プリンタ2を制御する。従って、CPU21は、オペレーティングシステム10やアプリケーションプログラム12等の機能を実現するものである。
図4は、図1〜図3に示す本発明に係る実施形態の情報処理装置とプリンタとの接続形態を説明する図である。情報処理装置1は、例えばローカルネットワークに接続されたPCとして実現される。このローカルネットワークには、プリンタが接続される。この例では、プリンタとして、MFP(Multifunction Peripheral)32を用いた構成を示している。
情報処理装置1で印刷が実行された場合、情報処理装置1のプリンタドライバ11は、印刷対象となる文書データをプリンタ(ここではMFP32)で印刷させるための印刷ジョブを生成する。印刷ジョブは、アプリケーションプログラム12等にて扱われた文書データを印刷データに変換した印刷データと、印刷指示を行うための印刷コマンドを含む。MFP32は、情報処理装置1から送信された印刷ジョブを受信し、印刷ジョブに含まれる印刷コマンドを解釈して処理を実行する。
MFP32は、印刷ジョブを入力すると、印刷設定条件(用紙方向、両面、集約、製本、ステープル、パンチ、拡大/縮小等)に含まれる印刷コマンドを解析し、その解析結果に従って印刷データによって示される文書を記録用紙等に印刷する。
あるいは、その解析結果に従って、MFP32のメモリや外部記憶装置等に印刷データを記憶保持する。そしてMFP32に設けられたタッチパネル方式の表示装置に印刷ジョブ名や印刷設定条件が表示され、ユーザー操作により印刷実行が指示されると、MFP32は、自身のメモリや外部記憶装置等から印刷データを読み出して、印刷設定条件に従って文書を記録用紙等に印刷する。
本発明に係る情報処理装置の実施形態では、印刷ジョブによりプリンタに印刷を指示するときに設定可能な印刷条件のなかから、トナー消費量や印刷用紙枚数の削減等の省資源に貢献し、これにより環境対策やコスト削減を実現する印刷条件に対して、その印刷条件毎に重み付けを設定する。重み付けは例えば印刷条件に応じたポイントとして設定される。そして、印刷すべき文書データの印刷条件が設定され、その印刷条件に基づく印刷指示がユーザーにより行われると、情報処理装置では、設定された印刷条件の重み付けを合計し、予め設定された印刷を許可する基準(基準ポイント)に達しなければ印刷ジョブを生成しないようにする。これにより、省資源による環境対策、コスト削減の意識がユーザーになくても、省資源を実現できる印刷条件でない場合には印刷を行うことができなくなり、省資源化の実質的な効果が得られる。
図5は、プリンタドライバにより表示されるユーザーインターフェース画面例を示す図である。プリンタドライバは、所定のユーザー操作に応じて、図5に示すような印刷設定を行うためのユーザーインターフェース画面を表示装置に表示させることができる。
印刷設定に係わるユーザーインターフェース画面100には、各種の印刷条件の設定項目が表示されている。ここで、省資源に貢献するポイント付与の対象となる印刷条件として、例えばN−Up印刷101がある。N−Up印刷は、複数頁の画像データを1枚の記録用紙に集約して印刷するものであり、2頁分の印刷データを1枚の記録用紙に印刷する2−Up、4頁分の印刷データを1枚の記録用紙に印刷する4−Up印刷などがあり、これらを実行することで記録用紙の枚数が削減され、省資源に貢献することになる。
従ってこのユーザーインターフェース画面100では、N−Up印刷としてたとえば2−Upや4−Upが設定され、省資源に貢献する印刷条件である場合には、N―Up印刷の文字列の色を変更し、ポイント化の対象となる印刷条件であることを明示する。また、N−Up印刷101の設定欄に矢印102を表示し、ポイント対象となる印刷条件であることを明示する。ここでは、ポイント化の対象となる印刷条件を他の印刷条件とは異なる形態で明示的に表示すればよく、色の変更や矢印表示に限定されるものではない。例えば設定欄の周囲に記号やマークを表示するものであってもよい。このようにポイント対象となる印刷条件の表示形態を他の印刷条件と異ならせることで、ポイント対象の印刷条件であることを印刷実行者が視覚的に認識することができ、印刷条件設定の操作性を向上させることができる。
なお、N−Up印刷の場合には、プリンタドライバにN―Upの印刷条件を設定したときに、プリンタに対してN−Upによって画像データを集約して印刷する指示を出すこともでき、また、プリンタドライバ側で複数の画像データを1枚の画像データとして集約し、その画像データをプリンタに送信して印刷指示を行うこともできる。いずれの場合にも、印刷すべき複数の画像データが1枚の記録用紙に印刷されることになり、省資源に貢献することから、ポイント対象の印刷条件となる。
また、ユーザーインターフェース画面100は、現時点でのポイント合計を可視化して表したポイント表示部103を有している。現時点の印刷条件の設定状態に応じたポイント合計を可視化して表示することで、印刷実行者の省資源に係る意識を高め、また、さらに必要な印刷条件設定の目安を確認することができる。
情報処理装置1では、第三者の不正な使用を防止するためにユーザー認証機能を備え、ユーザー認証機能が有効になっているときにはユーザーにログインを行わせるようにする。ログインは、例えばユーザー名およびパスワード等の識別情報を入力することによって実行させることができる。ユーザー認証によって情報処理装置1を使用するユーザーに予め割り当てられている使用権限が判別できる。使用権限としては、例えば、文書の閲覧権限や機能設定権限などを許可するレベルを段階的に定めることができる。例えば、会社の一般社員を“administrator”、一時使用者(来客等)を“Everyone”などとして使用権限の範囲をそれぞれ別に定めておくことができる。
ユーザーインターフェース画面100は、ログインユーザーの使用権限情報に応じて、そのポイントを付与する印刷条件やポイント数が予め設定されている。従ってユーザーインターフェース画面100は、ログインしたユーザーごとに生成され、表示される。印刷実行者となるユーザーは、ユーザーインターフェース画面100のOKボタン104を押す操作を行うことにより、印刷の実行を指示することができる。
図6は、図5に示すユーザーインターフェース画面で印刷を実行したときに表示される警告ダイアログの一例を示す図である。
図5に示すユーザーインターフェース画面100を用いてユーザーが印刷を実行する操作を行ったときに、そのユーザーのポイント合計が不足している場合、図6に示すような警告ダイアログ110が表示される。これによって印刷条件が省資源に貢献しないため印刷ができないことをユーザーに明示することができる。ポイントが不足しているか否かは、ユーザーが設定した印刷条件に対して予め割り当てられているポイントを合計し、この合計ポイントが予め定められた基準ポイントを超えているか否かによって判断される。
警告ダイアログ110では、例えば、「エコポイントが足りません。N−Up数を多くするか、両面印刷機能を設定して下さい」とのダイアログを表示して、ユーザーにポイントが付加される印刷条件を選択するように促す。
図7は、プリンタドライバにポイントを設定するための管理者用のインターフェース画面例を示す図である。予め管理者権限を付与された管理者は、所定のログイン操作を行うことで、管理者用に用意されたインターフェース画面200を表示させることができる。ここで管理者とは、プリンタの管理者として権限を付与されたユーザーとする。
インターフェース画面200では、対象ユーザーを設定するためのユーザー設定部201、ポイントの対象となる印刷条件を設定するための印刷条件設定部202〜206、各印刷条件に対応するポイント数を設定するためのポイント数設定部207〜211、及び印刷に必要なポイント数(基準ポイント)を設定するための基準ポイント設定部212が表示される。
管理者は、ユーザー設定部201に対して、情報処理装置の使用権限に相当する対象ユーザーを選択することで、選択された使用権限をもつユーザーに対して印刷条件設定部202〜206、ポイント数設定部207〜212、及び基準ポイント設定部212で設定した各設定値を適用することができる。図7の例では、対象ユーザーは「everyone」に設定されている。
印刷条件設定部202〜206には、管理者がそのユーザーに対して省資源に貢献し、これにより環境対策やコストダウンに寄与するとしてポイントを付与できる印刷条件が予め用意される。例えばこの例では、「両面印刷」、「2−Up印刷」、「4−Up印刷」、「トナーセーブ」、「白黒印刷」の印刷条件が用意され、管理者が適宜任意の印刷条件のチェックボックスをチェックすることで、ポイントを付与する印刷条件を設定することができる。そしてポイントを付与する印刷条件に対して付与するポイント数を、ポイント数設定部207〜212によって設定することができる。
また、基準ポイント設定部212には任意の基準ポイントを設定することができる。ユーザー設定部201に設定されたユーザーは、自身が設定した印刷条件により得られるポイントが基準ポイントに満たない場合には、印刷ジョブが生成されないため印刷を行うことができず、例えば図6の警告ダイアログ110によって条件変更が促される。
「標準に戻す」ボタン214は、設定された値を予め定められた初期値に戻すためのボタンである。また、OKボタン213は、インターフェース画面200で設定された値を所定の記憶手段(RAM23,HDD24等)に記憶させ、インターフェース画面200を終了させるボタンである。インターフェース画面200が終了すると、予め設定され所定の記憶手段に記憶されているポイント対象となる印刷条件情報、印刷条件ごとのポイント設定情報、及び基準ポイント情報を、インターフェース画面200で設定した新たな情報に置き換えて保存する。
上記のようにプリンタの管理者権限をもつユーザーがポイント対象となる印刷条件を設定することにより、印刷環境や印刷結果を考慮してより最適な設定を行うことができるようになる。例えば、プリンタにセットされている用紙が印刷済み用紙(裏紙)の場合、両面印刷をポイントの対象としない等の設定を行うことができる。また、上記のようにプリンタの管理者がポイント数を設定することにより、印刷環境や印刷結果を考慮して適宜最適なポイント数を定めることができ、効率的な印刷環境を構築することができる。この場合、省資源に貢献する印刷条件のポイントを高くする設定のみならず、例えば、コストの高いカラー印刷機能に対するポイントをマイナスにする、等の設定を行うことができるようにしてもよい。
また、上記のようにプリンタの管理者権限をもつユーザーが基準ポイントを設定することにより、印刷環境に合わせてより最適な設定を行うことができるようになり、プリンタの管理が容易となる。例えば、プリンタAはランニングコストが高いので基準ポイントを高くし、逆にプリンタBはランニングコストが安いので、基準ポイントを低くする等の設定が可能となる。
さらにプリンタの管理者権限をもつユーザーが情報処理装置の使用権限毎にポイントを付与する印刷条件とポイント数を設定することにより、情報処理装置の使用権限毎に異なる印刷環境を設定したり、必要な印刷結果に対応した細かな設定が可能となる。例えば、一般社員は、“Administrator”として印刷条件に対する重み付け(ポイント)を低くし、一時使用者(来客者等)は、“Everyone”として、印刷条件に対する重み付け(ポイント)を高くする等の設定を行うことができる。
図8は、本発明による情報処理装置におけるプリンタドライバの処理例を説明するためのフローチャートである。プリンタドライバに対して、例えばワープロソフトや表計算ソフトなどの一般的なアプリケーションから印刷命令があった場合、プリンタドライバが起動し(ステップS1)、プリンタドライバ11の制御部111が制御を開始する。
そしてプリンタドライバ11の制御部111は、まずOS(オペレーティングシステム)から使用権限情報を取得する(ステップS2)。使用権限情報は一般的にOSの機能として存在し、ログインされたユーザー毎に権限を割り当てられる。図7のユーザーインターフェース画面において、ユーザー設定部201にはOSに予め登録されている使用権限情報が表示される。そして管理者権限をもつ管理者が、ユーザー設定部201から任意の使用権限情報を設定すると、その使用権限情報に応じたポイント対象の印刷条件、ポイント数、基準ポイントを設定することができる。
プリンタドライバ11の制御部111は記憶制御部113を制御し、OSから取得したログインユーザーの使用権限情報に基づいて、そのユーザーのポイント対象となる印刷条件、印刷条件に応じたポイント数、基準ポイントの設定情報を所定の記憶手段から取得する(ステップS3)。
そして制御部111は、取得した上記の各情報を基にUI部112を制御して、ユーザーインターフェース画面の表示形態を変更する指示を行う(ステップS4)。UI部112はこれを受けて、変更したユーザーインターフェース画面を表示装置に表示させる制御を行う(ステップS5)。このときのインターフェース画面は、例えば図5に示すような印刷設定用の画面である。ここでは例えば、ログインユーザーの使用権限に応じて定められたポイントを付与する印刷条件の表示を変更する処理が行われる。
表示装置に表示されたユーザーインターフェース画面に対して、印刷実行者は所望の印刷条件設定を行うことができる(ステップS6)。このとき、印刷実行者が印刷設定を変更し、まだ設定を完了していない設定継続状態においては、その設定変更を認識した制御部111は、印刷条件ごとのポイント情報を元にその設定に応じたポイントを取得し、ポイントの合計値を算出する(ステップS7)。例えば、図7の例では、両面印刷、トナーセーブ、及び白黒印刷が同時に設定されていれば、そのときのポイント数は「8」となる。
そして制御部111は、計算したポイントの合計値と取得したそのユーザーの基準ポイントを比較する。ここでの処理例としては、基準ポイントに対するポイントの合計値の割合を算出し、その割合を比較結果とする(ステップS8)。そして算出した比較結果を所定の記憶手段に記憶する(ステップS9)。そして、比較結果が反映されるように、ユーザーインターフェース画面の表示を変更する(ステップS10)。例えば、図5のユーザーインターフェース画面100におけるポイント表示部103のように、現在の設定条件におけるポイントの合計値と、予め設定された基準ポイントとの割合をユーザーインターフェース画面100上に可視化して表示させることができる。
ステップS6で印刷実行者が設定を完了し、印刷を実行すると、制御部111は、記憶制御部113を制御してステップS9で記憶した比較結果の情報を記憶手段から読み出す(ステップS11)。そして、ポイントの合計値が基準ポイントよりも小さく、ポイントが不足している場合には(ステップS12−YES)、印刷ジョブの生成を行わず、ポイント不足の警告を表示する(ステップS15)。この警告は、例えば、図6に示す警告ダイアログ110のような形態で表示される。
一方、ステップS12でポイントの合計値が基準ポイントに達し、ポイント不足がない場合には(ステップS12−NO)、プリンタドライバ11の制御部111は印刷ジョブを生成し(ステップS13)、生成したプリンタジョブをプリンタ(例えばMFP)に送信する(ステップS14)。これにより、MFP32では、省資源を実現した印刷条件で印刷が行われる。
1…情報処理装置、2…プリンタ、10…オペレーティングシステム、11…プリンタドライバ、12…アプリケーションプログラム、21…CPU、22…ROM、23…RAM、24…HDD、25…入力インターフェース部、26…ディスプレイインターフェース部、27…ネットワークインターフェース部、28…マウス、29…キーボード、30…表示装置、31…プリンタ、32…MFP、100…ユーザーインターフェース画面、101…Up印刷、102…矢印、103…ポイント表示部、104…OKボタン、110…警告ダイアログ、111…制御部、112…UI部、113…記憶制御部、200…インターフェース画面、201…ユーザー設定部、202〜206…印刷条件設定部、207〜211…ポイント数設定部、212…基準ポイント設定部、213…OKボタン。

Claims (9)

  1. 情報処理装置を、
    印刷対象となる文書データに基づいて、外部のプリンタで前記文書データを印刷させるための印刷ジョブを生成し、該生成した印刷ジョブを前記外部のプリンタに送出する印刷制御手段として機能させるプリンタドライバであって、
    該印刷制御手段は、前記印刷ジョブによりプリンタに印刷を指示するときに設定可能な印刷条件のなかから省資源に貢献する印刷条件を予め設定し、該設定した印刷条件ごとに重み付けを行って所定の記憶手段に記憶させておき、印刷すべき文書データの印刷条件が設定され、該設定された印刷条件に基づく印刷指示が行われた際に、前記設定された印刷条件の重み付けを合計し、該合計した重み付けが予め定められた印刷を許可する基準に達しなければ、印刷ジョブを生成しないことを特徴とするプリンタドライバ。
  2. 前記印刷制御手段は、前記印刷ジョブを生成しない場合、印刷を行うことができない旨の内容を示す警告ダイアログを所定の表示手段に表示させることを特徴とする請求項1に記載のプリンタドライバ。
  3. 前記印刷制御手段は、前記印刷条件を設定するための印刷条件設定画面を所定の表示手段に表示させ、前記重み付けの対象となる印刷条件の表示形態を他の印刷条件の表示形態と異ならせることを特徴とする請求項1に記載のプリンタドライバ。
  4. 前記印刷制御手段は、前記印刷条件を設定するための印刷条件設定画面を所定の表示手段に表示させ、前記印刷条件設定画面において、設定されている印刷条件に基づいて前記重み付けの合計値の状態を表示させることを特徴とする請求項1に記載のプリンタドライバ。
  5. 前記印刷制御手段は、前記プリンタの管理者権限を示す識別情報が入力された際に、前記管理者権限の操作による入力であると判断し、前記管理者権限の操作による入力に従って前記記憶手段に前記重み付けを記憶させることを特徴とする請求項1に記載のプリンタドライバ。
  6. 前記印刷制御手段は、前記プリンタの管理者権限を示す識別情報が入力された際に、前記管理者権限の操作による入力であると判断し、前記管理者権限の操作による入力に従って前記前記印刷を許可する基準を前記記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項1に記載のプリンタドライバ。
  7. 前記印刷制御手段は、前記プリンタの管理者権限を示す識別情報が入力された際に、前記管理者権限の操作による入力であると判断し、前記管理者権限の操作による入力に従って前記重み付けを付与する印刷条件を前記記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項1に記載のプリンタドライバ。
  8. 前記印刷制御手段は、前記プリンタの管理者権限を付与する識別情報が入力された際に、前記管理者権限の操作による入力であると判断し、前記管理者権限の操作による入力に従って、該情報処理装置を使用する使用者の識別情報に割り当てられた使用者権限ごとに、前記重み付けを付与する印刷条件、前記印刷条件ごとの重み付け、及び前記印刷を許可する基準を前記記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項1に記載のプリンタドライバ。
  9. 印刷対象となる文書データに基づいて、外部のプリンタで前記文書データを印刷させるための印刷ジョブを生成し、該生成した印刷ジョブを前記外部のプリンタに送出する印刷制御手段を有する情報処理装置であって、
    ユーザ操作を受け付ける操作入力手段と、
    前記印刷ジョブにより前記プリンタに印刷を指示するときに設定可能な印刷条件のなかから省資源に貢献する印刷条件を予め設定し、該設定した印刷条件ごとに重み付けを行って記憶しておく記憶手段とを有し、
    前記印刷制御手段は、前記操作入力手段による操作に従って、印刷すべき文書データの印刷条件が設定され、該設定された印刷条件に基づく印刷指示が行われた際に、前記設定された印刷条件の重み付けを合計し、該合計した重み付けが予め定められた印刷を許可する基準に達しなければ、印刷ジョブを生成しないことを特徴とする情報処理装置。
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