JP2011175065A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2011175065A JP2010038437A JP2010038437A JP2011175065A JP 2011175065 A JP2011175065 A JP 2011175065A JP 2010038437 A JP2010038437 A JP 2010038437A JP 2010038437 A JP2010038437 A JP 2010038437A JP 2011175065 A JP2011175065 A JP 2011175065A
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雅巳 圓子
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Abstract

【課題】定着部材の表面性を回復する表面回復処理による画像形成効率の低下を起こすことなく、十分な表面回復処理を行い、光沢むらの発生を防止することにより、高画質の画像を長期間に亘り安定して形成する画像形成装置を提供する。
【解決手段】定着処理された又は定着処理が予定されている記録材の枚数をカントし、カウント値に対応した表面回復処理の処理量を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、トナー画像を加熱加圧定着して記録材に定着する定着装置を備えた画像形成装置に関する。
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれらの機能を有する複合機等の電子写真式の画像形成装置に用いられている定着装置としては定着部材に加熱ローラ(定着ローラともいう)を用いた加熱ローラ方式(熱定着ローラ方式ともいう)のものが低速機から高速機まで、モノクロ機からカラー機に至るまで、幅広く採用されている。加熱ローラ方式の定着装置とは、所定の温度に維持された定着ローラと、弾性層を有してその定着ローラに当接する加圧部材である加圧ローラとによって形成された定着ニップ部により、未定着のトナー像を形成された記録材を挟持搬送しつつ加熱加圧するものである。
また、近年、定着部材として無端状の定着ベルトを加熱ローラと定着ローラとに張架し、定着ベルトを介して定着ローラを押圧する加圧部材である加圧ローラを設け、加熱された定着ベルトと加圧ローラとの間のニップ部で記録材を加熱・加圧して定着するベルト定着装置が提案され、用いられてきている。
しかしながら、定着装置に記録材を通紙することにより、上記定着部材の表面に通紙による傷や、紙粉、オフセットトナー等の汚れが生じ、徐々に荒れてくるという問題がある。前記傷の大きな原因として、記録材の裁断時に生じる両端部のバリがある。特に同一サイズの記録材が連続して通紙されると、定着部材の記録材の両端部、即ちバリが通過する位置は荒らされて傷がついた状態となる。このような定着部材の表面の汚れや荒れは、画像の光沢むらを発生させる。
特許文献1では、表面に研磨粒子を有するリフレッシュローラで摺擦することにより定着ローラの表面性を回復させる技術が開示されている。特許文献1では、画像形成回数に応じてリフレッシュと呼ばれる表面回復処理を自動的に実施するのみでは、表面性回復が十分でないことに鑑み、ユーザの設定により表面回復処理を行うことが提案されている。
特開2008−20790号公報
特許文献1は、自動で表面回復処理を行う場合は、表面回復処理を実施する画像形成回数が予め設定されており、設定された画像形成回数に達したときに、自動的に表面回復処理が実施される。ユーザの設定に対応する表面回復処理を行う場合は、ユーザが設定した画像形成回数に達したときに、表面回復処理が実施される。そして、自動とユーザ設定とを組み合わせる場合には、予め設定された所定回数と、ユーザが設定した画像形成回数とを比較し、多い方の画像形成回数に達したときに表面回復処理を行っている。特許文献1によれば、自動で表面回復処理を行う場合と、ユーザの設定に応じて表面回復処理を行う場合とのいずれの場合でも、画像形成回数が所定数に達した段階で表面回復処理を行うために画像形成動作を中断する必要がある。その結果、画像形成の効率が低下すると言う新たな問題が発生する。
本発明は、このような問題を解決し、画像形成効率を低下させることなく、定着部材の表面性を回復させる表面回復工程を実行し、光沢むらが防止された高画質の画像を安定して形成することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的は下記の構成により達成される。
1.トナー像を記録材に加熱定着する定着部材、前記定着部材に当接しトナー像を担持した記録材が挟み込まれる定着ニップ部を形成する加圧部材及び前記定着部材の表面を摺擦することにより前記定着部材の表面性を回復させる表面回復処理を実行する表面回復手段を有する定着装置と、
定着された画像の枚数の第1情報と、定着が予定されている画像の枚数の第2情報とを発生する枚数情報発生部と、
制御部と有し、
前記制御部は、前記第1情報と前記第2情報とに基づいて、前記表面回復処理の可否を決定することを特徴とする画像形成装置。
2.前記制御部は、前記第1情報に基づいて、前記表面回復処理の処理量を決定することを特徴とする前記1に記載の画像形成装置。
3.前記表面回復手段は、先行する画像形成工程と次の画像形成工程との間で前記表面回復処理を行うことを特徴とする前記1又は前記2に記載の画像形成装置。
4.記録材のサイズの情報を発生するサイズ情報発生部を有し、前記制御部は、前記枚数情報発生部の出力を前記サイズ情報発生部の出力に基づいて補正することを特徴とする前記1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
5.前記処理量の制御は、前記表面回復処理の処理時間の制御を含むことを特徴とする前記1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
6.前記処理量の制御は、前記定着部材と前記表面回復手段との間の移動速度差の制御を含むことを特徴とする前記1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
7.前記処理量の制御は、前記定着部材と前記表面回復手段との接触圧の制御を含むことを特徴とする前記1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
本発明においては、定着された画像の枚数の第1情報と、定着が予定されている画像の枚数の第2情報とにより、表面回復処理の可否を決めている。これにより、画像形成工程の中で画像形成を中断して表面回復処理を実施しなくても、適正な表面回復処理が行われる。したがって、画像形成の効率を落とすことなく、光沢むらを発生させるような定着部材の汚れや荒れを防止することができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例を示す概略図である。 定着装置の構成を示す図である。 制御系のブロック図である。 本発明の実施の形態における制御のフローチャートである。 制御フローチャートのステップST1で行われる計算の概念を示す図である。 定着ローラ81とリフレッシュローラ821との接触圧を制御する制御機構を示す図である。
以下に本発明の実施の形態に基づき本発明を説明するが、本発明は、該実施の形態に限られない。図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を示す図である。
画像形成装置は画像形成装置本体GHと画像読取装置YSとから構成される。画像形成装置本体GHは、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、複数組の画像形成部10Y、10M、10C、10K、無端ベルト状の中間転写体である中間転写ベルト6を有する中間転写ユニット60、転写装置70、給紙搬送手段及び定着装置80、排紙装置90等からなる。
画像形成装置本体GHの上部には、自動原稿送り装置201と原稿画像走査露光装置202から成る画像読取装置YSが設置されている。自動原稿送り装置201の原稿台上に載置された原稿dは搬送手段により搬送され、原稿画像走査露光装置202の光学系により原稿の片面又は両面の画像が走査露光され、ラインイメージセンサCCDに読み込まれる。
ラインイメージセンサCCDにより光電変換されて形成された信号は、画像処理部において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等が行われた後、露光手段3Y、3M、3C、3Kに送られる。
イエロー(Y)色の画像を形成する画像形成部10Yは、感光体ドラム1Yと、感光体ドラム1Yの周囲に配置された帯電手段2Y、露光手段3Y、現像装置4Y及びクリーニング手段8Yとを備える。マゼンタ(M)色の画像を形成する画像形成部10Mは、感光体ドラム1Mと、感光体ドラム1Mの周囲に配置された帯電手段2M、露光手段3M、現像装置4M及びクリーニング手段8Mとを備える。シアン(C)色の画像を形成する画像形成部10Cは、感光体ドラム1Cと、感光体ドラム1Cの周囲に配置された帯電手段2C、露光手段3C、現像装置4C及びクリーニング手段8Cとを備える。黒(Bk)色の画像を形成する画像形成部10Kは、感光体ドラム1Kと、感光体ドラム1Kの周囲に配置された帯電手段2K、露光手段3K、現像装置4K及びクリーニング手段8Kとを備える。そして、帯電手段2Yと露光手段3Y、帯電手段2Mと露光手段3M、帯電手段2Cと露光装置3C、及び帯電手段2Kと露光装置3Kは、潜像形成手段を構成する。
中間転写ベルト6は、複数のローラにより巻回され、回動可能に支持されている。
定着装置80は、内部に加熱手段を有する定着部材である定着ローラ81と、定着ローラ81に接離可能に支持部材(不図示)に支持され、定着ローラ81に当接して定着ニップ部を形成する加圧部材である加圧ローラ84と、を備える。また定着ローラ81を加熱する補助加熱手段83と、補助加熱手段83の定着ローラ81の回転方向下流側に配置され定着ローラ81を摺擦することによりその表面性を回復する表面回復手段82と、を備える。定着装置80は、未定着画像を担持する記録材Pの未定着トナー面を定着ローラ81と接触する向きで定着ニップ部を通過させることで未定着トナー像を記録材Pに、加熱・加圧して定着する。
画像形成部10Y、10M、10C、10Kより形成された各色の画像は、回動する中間転写ベルト6上に転写手段7Y、7M、7C、7Kにより逐次重ね合わせて転写されて(一次転写)、カラー画像が合成された画像が形成される。給紙カセット20内に収容された記録材Pは、給紙手段21により給紙され、給紙ローラ22A、22B、22C、22D、レジストローラ23等を経て、転写装置70に搬送され、記録材P上にカラー画像が転写される(二次転写)。カラー画像が転写された記録材Pは定着装置80において加熱・加圧され、記録材P上のカラー画像が定着される。その後、排紙装置90の排紙ローラ91、ピンチローラであるコルゲーションローラ92に挟持されて機外の排紙トレイ25上に載置される。
両面画像形成においては、表面画像が定着された記録材Pは下方に搬送され、反転搬送路26においてスイッチバックし、再給紙路27を経て転写装置70に搬送され、裏面画像が転写される。裏面画像が転写された記録材Pは定着装置80を経て排紙装置90により機外に排出される。
一方、転写装置70により記録材Pにカラー画像を転写した後、記録材Pを曲率分離した中間転写ベルト6は、クリーニング手段8Aにより残留トナーが除去される。
次に、定着装置80について説明する。図2は、定着装置80の構成を示す図である。
定着装置80は、加熱源により加熱される定着部材としての定着ローラ81と加圧部材としての加圧ローラ84との間に形成された定着ニップ部Nで記録材P上のトナー像を加熱、加圧して記録材Pに定着する。ここで、定着ローラ81及び加熱源は「加熱部」として機能し、加圧ローラ84は「加圧部」として機能する。
加圧ローラ84は、例えば肉厚5mmのアルミニウム合金、炭素鋼、ステンレス等のパイプから形成された中空の芯金841と、芯金841の外周面に設けられ、ゴム硬度がアスカーC硬度で20〜40°で肉厚が3mm〜10mmで気孔の大きさが0.01μm以上0.5mm以下の連泡タイプのスポンジで形成された弾性層842と、弾性層842の外周面に、層厚30μmのPFAチューブを被覆した離型層843とからなり、ソフトローラとして構成される。
定着ローラ81は、内部に加熱源としてのハロゲンヒーターHを内蔵し、アルミニウムや鉄等の金属で形成された円筒状芯金811と、円筒状芯金811を被覆する耐熱性の高いHTVシリコンゴムからなる弾性層812と、さらに弾性層812を被覆するPFA(パーフルオロアルキルビニルエーテル)若しくはPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素樹脂からなる離型層813と、により構成されている。本実施の形態においては、定着ローラ81は全体として外径65mm、幅360mmで形成し、円筒状芯金811は厚さ5mmのアルミニウム、弾性層812は層厚1.5mmのシリコンゴム、離型層813は層厚30μmのPFAチューブとしている。
定着ローラ81は、第1駆動部としてのモータM1により回転駆動される。
温度センサS1は定着ローラ81の表面温度を検出し、制御部CS(図3参照)で、温度制御を行う。
クリーニング手段81Aは、クリーニング部材、例えばクリーニングブラシ81aを用い、定着ローラ81の表面に付着したトナー、紙粉等を除去しクリーニングする。
補助加熱手段83は、内部に加熱源としてのハロゲンヒーターH2を内蔵した、アルミニウムや鉄等の金属で形成された円筒状の補助加熱ローラ831を備え、補助加熱ローラ831は定着ローラ81に接離可能に支持部材(不図示)に支持される。
ここで、定着ローラ81は、主に内蔵したハロゲンヒーターHで加熱される。しかしながら、記録材Pを連続して通紙したとき、離間していた加圧ローラ84を定着ローラ81に当接したとき、等に定着ローラ81の表面温度が定着温度より低下する。また、後述のリフレッシュローラ821が当接したときも表面温度が定着温度より低下する。
補助加熱手段83は、定着ローラ81の表面を加熱し、前述の表面温度の低下を防止する。また、表面回復手段82による表面回復処理時に、定着ローラ81の表面温度を定着温度以上に維持する。
本実施の形態では、補助加熱手段83に補助加熱ローラ831を用いたが、これに限定されるものではなく、例えば非接触の加熱ヒーター、加熱ローラとテンションローラ等に張架された無端状の加熱ベルト等を用いることもできる。
表面回復手段82は、摺擦部材である円筒状のリフレッシュローラ821を備えている。リフレッシュローラ821は定着ローラ81に接離可能に支持部材822に支持される。リフレッシュローラ821は、表面回復処理時に定着ローラ81に当接され、表面回復処理時以外は定着ローラ81と離間される。リフレッシュローラ821は、金属、例えばステンレスで構成され、そのローラ表面はブラスト加工され、表面粗さがRa(JIS 中心線平均粗さ)0.3μm〜1.0μmとされる。
M2はリフレッシュローラ821を回転駆動する第2駆動部としてのモータであり、表面回復処理時にリフレッシュローラ821の表面が定着ローラ81の表面と反対方向に移動するようにリフレッシュローラ821を回転させる。
M3はリフレッシュローラ821の位置を制御する位置制御部としてのモータである。リフレッシュローラ821は通常は定着ローラ81から離間しているが、表面回復処理時にモータM3により駆動されてバネの付勢で定着ローラ81に圧接する。
前述のように、同一サイズの記録材Pが連続して通紙されると、定着ローラ81の記録材Pの両端部、即ちバリが通過する位置は荒らされ或いはトナーで汚れた状態となる。このような定着ローラ81の表面の汚れや荒れは、光沢むらを生じさせる。
これに対し、リフレッシュローラ821は、定着ローラ81の表面に当接し摺擦することにより、記録材Pの通過によって荒れた定着ローラ81の表面と荒れていない表面の両方に対して細かい摺擦傷を多数付けることで表面状態を均一化し、定着ローラ81の表面性を回復する。
これにより、定着ローラ81の表面の傷による光沢むらを抑制することができ、画像の劣化を抑制することができる。
定着ローラ81の表面性を回復する表面回復処理は、記録材Pの非通紙時に行うことが好ましい。非通紙時に行うことにより、リフレッシュローラ821がオフセットトナー等で汚れることを防ぐことができる。
画像形成装置は、一つのジョブの中で、1枚又は複数枚の画像を形成する画像形成工程を実行する。また、時間間隔をおいて、受けた複数のジョブをジョブの受付順に実行する。さらに、予約ジョブを受け付けた場合に、予約において設定された優先順位に従って、複数のジョブを連続して実行する。
表面回復処理は、基本的には、画像形成工程と画像形成工程との間において実行される。好ましくは、表面回復処理は次に説明するように、ジョブの中身である画像形成工程の開始に先だって実行される。
前記に説明したように、同一サイズの記録材Pを連続して定着した場合に光沢むらや画像の劣化が起こる。したがって、定着処理される記録材の枚数をカウントし、カウントされた枚数が所定値以上となったときに表面回復処理を実行することにより、光沢むらや画像の劣化を防止することができる。このように定着処理される記録材の枚数に基づいた表面回復処理では、所定枚数毎に画像形成工程を中断して、表面回復処理が実行されることになる。しかしながらこの場合、画像形成工程の中断により画像形成効率が低下する。
次に説明するように本発明によれば、画像形成効率を低下させることなく、光沢むらや画像の劣化を防止することが可能となった。
本発明においては、表面回復手段82が表面回復処理を行う定着装置において、定着された画像の枚数の第1情報と定着が予定されている画像の枚数の第2情報とに基づいて前記表面回復処理の可否を決めている。これにより、画像形成工程と画像形成工程との間に実行される表面回復処理により、定着部材の表面が十分にリフレッシュされ、画像形成工程を中断して表面回復処理を行うことなく、光沢むらの発生を十分に防止することができた。また、不要な表面回復処理により定着部材を早期に劣化させることも回避される。
以下に説明する実施の形態では、表面回復処理の処理量の制御として、表面回復処理の時間を制御しているが、前記処理量の制御として表面回復処理時間の制御の他に、定着ローラ81の表面とリフレッシュローラ821の表面との移動速度差の制御又は定着ローラ81とリフレッシュローラ821との接触圧の制御を用いることもできる。
定着ローラ81の表面とリフレッシュローラ821の表面との前記移動速度差を大きくすることにより、前記表面回復処理の効果が高くなる。また、定着ローラ81とリフレッシュローラ821との前記接触圧を高くすることにより、表面回復処理の効果が高くなる。
前記表面回復処理時間の制御、定着ローラ81の表面とリフレッシュローラ821の表面との前記移動速度差の制御及び定着ローラ81とリフレッシュローラ821との前記接触圧の制御のいずれか二つ以上を組み合わせて処理量の制御として用いることも可能である。
図3は本発明の実施の形態における制御系のブロック図、図4は本発明の実施の形態における制御のフローチャートである。
CCは記録材の枚数の情報を発生する枚数情報発生部である。枚数情報発生部CCは定着装置80において定着された画像の枚数(第1情報)と、定着が予定されている画像の枚数(第2情報)とを出力する。SGは、操作部や用紙サイズセンサのように記録材のサイズ情報を発生するサイズ情報発生部である。サイズ情報発生部SGは、例えば、A4縦、A4横のように記録材の向きを含む情報を発生する。
CSは制御部であり、枚数情報発生部CCからの情報に基づいて、モータM1、M2及びM3を制御して次に説明する表面回復処理を実行する。なお、制御部CSは画像形成装置の制御部を構成しており、定着装置80の制御とともに、画像形成装置の実行など画像形成装置の制御を行う。
図4を参照して、表面回復処理における制御を説明する。
図4の表面回復処理は、ジョブを実行する際に画像形成工程の開始に先立って実行される。
ステップST1において、枚数情報発生部CCが記録材の枚数を計算する。図5にST1で行われる計算の概念を示す。ST1で計算される枚数PNは、実行しようとしている表面回復処理RV2の直前のジョブ中の画像形成工程G1に先だって実行された表面回復処理RV1以降の画像形成工程G1において形成され定着される画像の枚数P1に、次のジョブ中の画像形成工程G2、即ち、実行しようとしている表面回復工程RV2の次に実行される画像形成工程G2において形成され定着される画像の枚数P2をプラスしたものである。
枚数P1はST1の計算時に、既に定着処理済みの画像の枚数であり、例えば、画像形成装置の排紙部に設けられた排紙カウンタによりカウントされた枚数である。両面画像形成の場合は、排紙カウンタでカウントされた記録材1枚を画像2枚とする補正が行われる。
枚数P2はST1の計算時に、定着が予定されている画像の枚数であり、操作部(図示せず)においてオペレータにより設定されたコピー枚数又はネットワークを介して外部機器から送信された印刷指令に含まれる印刷枚数である。なお、両面画像形成の場合は、画像が形成される記録材の枚数に前記の補正が行われる。
枚数情報発生部CCは表面回復処理の実行時に初期化される。即ち、枚数が0にリセットされる。
ステップST2において、制御部CSは枚数P1+P2=PNが所定値P0以上か否かを判断する。
枚数PNが所定値P0以上でない場合(ST2のNo)、表面回復処理を行うことなく、ST5に移行し、画像形成工程を実行する。
枚数が所定値P0以上の場合(ST2のYes)、ステップST3において表面回復処理の処理量、具体的には、表面回復処理時間が決定される。処理量は、前回の表面回復工程RV1の後画像形成工程G1において形成され定着された画像の枚数P1に対応した処理量として決定する。例えば、枚数P1に比例した表面回復処理時間が決定される。
ステップST4において、ST3で決定された時間の表面回復処理が実行される。即ち、リフレッシュローラ821が定着ローラ81に圧接し、リフレッシュローラ821と定着ローラ81とがST3で決定された時間回転する。
例えば、定着ローラ81を図2の時計方向に50mm/s、リフレッシュローラ821を時計方向に400mm/sでそれぞれ回転させ、定着ローラ81とリフレッシュローラ821との接触圧を7Nとする表面回復処理が行われる。
表面回復処理の後に、ステップST5において画像形成工程が実行される。
ST1〜ST4を具体例により説明する。
表面回復処理実行の可否を判断する基準枚数P0を1000枚とする。
前の表面回復処理以降の画像形成工程(G1)において形成された記録材の枚数P1が300枚、実行しようとしている表面回復処理の後の画像形成工程(G2)において形成される記録材の枚数P2が500枚であるとする。
枚数P1は定着された画像の枚数であり、枚数P2は定着が予定されている画像の枚数である。
P1+P2=300+500=800であり、基準枚数P0=1000に達しない。したがって、この場合は、表面回復処理が不要と判断され、表面回復処理を行うことなく画像形成工程ST5に移行する。
前の表面回復処理以降に形成され定着された画像の枚数P1が300枚、実行しようとしている表面回復処理の後に形成される定着される画像の枚数P2が800枚であるとする。この場合、P1+P2=1300となり所定枚数1000枚を超えているので、ST4で表面回復処理が実行される。
図4の表面回復制御システムは表面回復処理を実行するか否かの判断基準を1000枚とし、表面回復処理量を定着された画像の枚数に比例して増加させる制御システムの例である。ST3では次の計算により表面回復処理の処理量が決定される。
枚数P1=0、枚数P2=5000の場合には、図4のST2では、表面回復処理要と判断されるが、定着された画像の枚数P1が0であるので、ST3では表面回復処理量が0と決定される。枚数P1=0、枚数P2=5000の場合、5000枚の画像が形成され定着されたジョブ2の次のジョブの開始時には、5000枚の定着処理に対応した表面回復処理が実行される。その処理時間は150秒である。
枚数5000枚の場合の150秒間という表面回復処理時間は、画像100枚毎に表面回復処理時間を3秒増加させるという比例計算。即ち、3秒×50=150秒により決定される。ST4で計算した量の表面回復処理を行うことにより、画像形成工程を中断することなく、定着ローラ81の表面を回復させることが可能となり、光沢むらや画像の劣化が防止される。
なお前記の例では、定着された画像の枚数0のときに表面回復処理時間を0としたが、表面回復処理時間を所定枚数、例えば、50枚まで0とし、50枚を超えたときに枚数に比例した表面回復処理時間とすることも可能である。
ST1において計算した枚数を、記録材の定着装置における搬送方向の長さを用いて補正し制御精度をより高くすることができる。
即ち、サイズ情報発生部SGからのサイズ情報に基づいて、A4縦搬送(A4サイズの短辺を搬送方向とする搬送)を基準とし、用紙サイズの搬送方向の長さに応じた該基準からの補正が行われる。
定着ローラ81の表面とリフレッシュローラ821の移動速度差の制御は、モータM1、M2の回転速度を制御することにより行われる。また、定着ローラ81とリフレッシュローラ821との接触圧の制御は図6に示す制御機構を用いて行うことができる。
リフレッシュローラ821を支持する支持部材822は軸822aを中心に回転可能であり、バネ824の付勢で定着ローラ81に圧接する。モータM3でカム823を回転駆動し、カム823の角度を変更することにより、リフレッシュローラ821は、定着ローラ81に圧接又は離間する。また、カム823の角度に応じて、リフレッシュローラ821と定着ローラ81との接触圧が変化する。
GH 画像形成装置本体
YS 画像読取装置
10Y、10M、10C、10K 画像形成部
6 中間転写ベルト
70 転写装置
80 定着装置
81 定着ローラ
82 表面回復手段
821 リフレッシュローラ
822 支持部材
83 補助加熱手段
831 補助加熱ローラ
84 加圧ローラ
90排紙装置
H、H2 ハロゲンヒーター
CC 枚数情報発生部
CS 制御部
M1〜M3 モータ

Claims (7)

  1. トナー像を記録材に加熱定着する定着部材、前記定着部材に当接しトナー像を担持した記録材が挟み込まれる定着ニップ部を形成する加圧部材及び前記定着部材の表面を摺擦することにより前記定着部材の表面性を回復させる表面回復処理を実行する表面回復手段を有する定着装置と、
    定着された画像の枚数の第1情報と、定着が予定されている画像の枚数の第2情報とを発生する枚数情報発生部と、
    制御部と有し、
    前記制御部は、前記第1情報と前記第2情報とに基づいて、前記表面回復処理の可否を決定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記第1情報に基づいて、前記表面回復処理の処理量を決定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記表面回復手段は、先行する画像形成工程と次の画像形成工程との間で前記表面回復処理を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 記録材のサイズの情報を発生するサイズ情報発生部を有し、前記制御部は、前記枚数情報発生部の出力を前記サイズ情報発生部の出力に基づいて補正することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記処理量の制御は、前記表面回復処理の処理時間の制御を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記処理量の制御は、前記定着部材と前記表面回復手段との間の移動速度差の制御を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記処理量の制御は、前記定着部材と前記表面回復手段との接触圧の制御を含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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