JP2011173966A - 親水性コーティング材組成物及び外回り住宅部材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】成分(X)及び成分(Y)を含む。成分(X)は、ケイ素アルコキシド及びその部分加水分解物から選ばれる少なくとも1種である。成分(Y)は、フルオロアルキル基を含有する成分と、エチレンオキサイド鎖を含有する成分と、ケイ素アルコキシ基を含有する成分とを含んで共重合してなるフッ素系オリゴマーである。前記(X)成分の固形分100質量部に対して、前記(Y)成分が固形分換算で1〜30質量部含有される親水性コーティング材組成物。
【選択図】なし
Description
単量体(A)/単量体(B) = 1/99〜60/40
{単量体(A)+単量体(B)}/単量体(C) = 100/1〜100/15
で示される割合で共重合してなるものであることを特徴とする親水性コーティング材組成物である。
Rf−Q−OCOC(R3)=CH2
(式中、Rfは、炭素数1〜20のフルオロアルキル基を示す。Qは、−(CH2)n1−又は −CH2CH2CH(CH3)−を示す。ただし、n1は、1〜3の整数を示す。R3は、水素原子またはメチル基を示す。)
である。
HO(C2H4O)l1(C3H6O)m2(C2H4O)n2COC(R4)=CH2
(式中、R4は、水素原子またはメチル基を示す。l1、m2及びn2は、1〜100の整数を示す。)
である。
CH2=C(R5)COO(CH2)m3Si(O(R6))3
(式中、R5は、水素原子またはメチル基を示す。R6はそれぞれ同一の又は異なる炭素数1〜8のアルキル基を示す。m3は、0〜10の整数を示す。)
である。
(R7)n3SiX4−n3(式中、R7は各々置換もしくは非置換の炭素数1〜8の1価の炭化水素基を示し、Xは加水分解性基を示し、n3は0〜3の整数を示す)の一般式で表される加水分解性オルガノシランを、有機溶媒及び水の少なくも一種に分散させてコロイド状シリカ中で部分加水分解してなる、オルガノシランのシリカ分散オリゴマー溶液である。
(R8)dSi(OH)eO(4−d−e)/2(式中、R8は各々置換もしくは非置換の炭素数1〜8の1価の炭化水素基を示し、dおよびeはそれぞれ0.2≦d≦2.0 かつ 0.0001≦e≦3 かつ d+e<4の関係を満たす数を示す)の平均組成式で表され、分子中にシラノール基を含有する、ポリオルガノシロキサンである。
(式中、R1は、それぞれメチル基、エチル基又はフェニル基を示し、同一でも異なっていてもよい。R2は、それぞれ炭素数1〜8のアルキル基を示し、同一でも異なっていてもよい。mは0、1又は2の整数を示す)
成分(X)としては、上記のケイ素アルコキシドを用いてもよく、また、上記のケイ素アルコキシドの部分加水分解物を用いてもよく、また、上記のケイ素アルコキシド及びその加水分解物の両方を用いるようにしてもよい。この成分(X)は無機系樹脂である。そして、このような成分(X)が、ケイ素アルコキシド系バインダーとして機能する。
(式中、Rfは、炭素数1〜20のフルオロアルキル基を示す。Qは、−(CH2)n1−又は −CH2CH2CH(CH3)−を示す。ただし、n1は、1〜3の整数を示す。R3は、水素原子またはメチル基を示す。)
この単量体(A)は、撥水性基であるフルオロアルキル基を含有しており、撥水部として機能する。
(式中、R4は、水素原子またはメチル基を示す。l1、m2及びn2は、1〜100の整数を示す。)
この単量体(B)は、親水性基であるエチレンオキサイド鎖を含有しており、親水部として機能する。
(式中、R5は、水素原子またはメチル基を示す。R6はそれぞれ同一の又は異なる炭素数1〜8のアルキル基を示す。m3は、0〜10の整数を示す。)
この単量体(C)は、反応性官能基であるケイ素アルコキシ基を含有しており、反応部として機能する。
単量体(A)/単量体(B) = 1/99〜60/40
[重合割合を示す式(式2)]
{単量体(A)+単量体(B)}/単量体(C) = 100/1〜100/15
重合割合がこの範囲内で共重合したものであれば、ブロック、ランダム、交互、グラフトなどいずれの構造であっても差し支えなく、また、例えば、グラフト共重合体のグラフト率、ランダム共重合体のランダム性にも格別拘らない。さらに、(A)(B)及び(C)の各単量体は、それぞれ上記した構造式で表される範囲内であれば、1種でも、また2種以上の混合物であっても使用可能である。
[無機バインダー(I)]
攪拌装置、コンデンサー、温度計を備えた反応容器に以下に示す割合で材料を仕込み、部分加水分解反応を行った。
エチルアルコール 50部
蒸留水 19部
0.2%HCl水溶液 2部
これにより、樹脂固形分11%の無機バインダー(I)を得た。
攪拌装置、コンデンサー、温度計を備えた反応容器に以下に示す割合で材料を仕込み、60℃の恒温槽中で分子量Mwが1200になるよう調整して部分加水分解反応を行った。
テトラエトシキシラン 20部
イソプロピルアルコールオルガノシリカゾル(触媒化学化成工業株式会社製「OSCAL1432」、SiO2含有量30%) 150部
ジメチルジメトキシシラン 40部
イソプロピルアルコール 100部
イオン交換水 200部
これにより、樹脂固形分25%の無機バインダー(II)を得た。
無機バインダー(III)は成分(D)と成分(E)と成分(F)とにより調製される。
攪拌機、加温ジャケット、コンデンサー及び温度計を取り付けたフラスコ中に以下に示す割合で材料を投入し、攪拌しながら80℃の温度で約3時間かけて部分加水分解反応を行ない、冷却することによって、オルガノシランのシリカ分散オリゴマー溶液を得た。
メチルトリメトキシシラン 68部
ジメチルジメトキシシラン 18部
水 2.7部
無水酢酸0.1部
このオルガノシランのシリカ分散オリゴマー溶液は、室温で48時間放置したときの固形分が36%であった。
・加水分解性基X1モルに対する水のモル数 ・・・ 0.1モル
・シリカ分含有量 ・・・ 40.2%
・3官能(n3=1)の加水分解性基含有オルガノシランのモル% ・・・ 77モル%
である。
攪拌機、加温ジャケット、コンデンサー、滴下ロート及び温度計を取り付けたフラスコに水1000部、アセトン50部を計り取った。その混合溶液中に、メチルトリクロロシラン59.7部(0.4モル)、ジメチルジクロロシラン51.6部(0.4モル)、フェニルトリクロロシラン42.3部(0.2モル)をトルエン200部に溶解したものを攪拌しながら滴下し、加水分解反応を行った。滴下40分後に攪拌を止め、反応液を分液ロートに移し入れて静置した後、2層に分離した下層の塩酸水を分液除去した。次に、上層のオルガノポリシロキサンのトルエン溶液から、減圧ストリッピングにより残存している水、および塩酸を過剰のトルエンと共に留去して除去した。これにより、平均分子量3000のシラノール基含有オルガノポリシロキサンのトルエン60%溶液を得た。このオルガノポリシロキサンは、平均組成式(R8)dSi(OH)eO(4−d−e)/2において、R8中のフェニル基量が14%であった。また、平均組成式(R8)dSi(OH)eO(4−d−e)/2において、d=1、e=3/5であった。
硬化触媒の成分である成分(F)として、N−β−アミノエチル−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシランを用いた。上記により調製された成分(D)56部、成分(E)43部、成分(F)1部の割合で混合して攪拌した。これにより、樹脂固形分24%の無機バインダー(III)が得られた。
<成分(Y)の調製>
攪拌装置、コンデンサー、温度計を備えた耐圧密閉反応容器に以下に示す割合で材料を仕込み、窒素パージを実施した後に、65℃15時間反応させ、フッ素系オリゴマーを得た。
CH2=C(CH3)COO(CH2CH2O)2H 25部
CH2=C(CH3)COO(CH2)3Si(OCH3)3 1.5部
HSCH2CH(OH)CH2OH 1.7部
2,2’−アゾビス(2,4’−ジメチルバレロニトリル) 0.4部
1−メトキシ−2−プロパノール 30部
このフッ素系オリゴマーは、数平均分子量が2821、重量平均分子量が8205、固形分が50%であった。
上記の無機バインダー(I) 100部に対して、調製したフッ素系オリゴマー 2.2部を加えてよく攪拌し、コーティング液を得た。
上記の無機バインダー(II) 100部に対して、実施例1で調製したフッ素系オリゴマー 5部を加えてよく攪拌し、コーティング液を得た。
上記の無機バインダー(III) 100部に対して、実施例1で調製したフッ素系オリゴマー 4.8部を加えてよく攪拌し、コーティング液を得た。
<成分(Y)の調製>
攪拌装置、コンデンサー、温度計を備えた耐圧密閉反応容器に以下に示す割合で材料を仕込み、窒素パージを実施した後に、65℃15時間反応させ、フッ素系オリゴマーを得た。
CH2=C(CH3)COO(CH2CH2O)2H 18部
CH2=C(CH3)COO(CH2)3Si(OCH3)3 1.5部
HSCH2CH(OH)CH2OH 1.7部
2,2’−アゾビス(2,4’−ジメチルバレロニトリル) 0.3部
1−メトキシ−2−プロパノール 30部
このフッ素系オリゴマーは、固形分が50%であった。
上記の無機バインダー(III) 100部に対して、調製したフッ素系オリゴマー 4.8部を加えてよく攪拌し、コーティング液を得た。
<成分(Y)の調製>
攪拌装置、コンデンサー、温度計を備えた耐圧密閉反応容器に以下に示す割合で材料を仕込み、窒素パージを実施した後に、65℃15時間反応させ、フッ素系オリゴマーを得た。
CH2=C(CH3)COO(CH2CH2O)2H 14部
CH2=C(CH3)COO(CH2)3Si(OCH3)3 1.5部
HSCH2CH(OH)CH2OH 1.7部
2,2’−アゾビス(2,4’−ジメチルバレロニトリル) 0.3部
1−メトキシ−2−プロパノール 30部
このフッ素系オリゴマーは、固形分が50%であった。
上記の無機バインダー(III) 100部に対して、調製したフッ素系オリゴマー 4.8部を加えてよく攪拌し、コーティング液を得た。
<成分(Y)の調製>
攪拌装置、コンデンサー、温度計を備えた耐圧密閉反応容器に以下に示す割合で材料を仕込み、窒素パージを実施した後に、65℃15時間反応させ、フッ素系オリゴマーを得た。
CH2=C(CH3)COO(CH2CH2O)αH 26部
CH2=C(CH3)COO(CH2)3Si(OCH3)3 1.5部
HSCH2CH(OH)CH2OH 1.7部
2,2’−アゾビス(2,4’−ジメチルバレロニトリル) 0.4部
1−メトキシ−2−プロパノール 30部
このフッ素系オリゴマーは、数平均分子量が2821、重量平均分子量が8205、固形分が50%であった。なお、上記の単量体(B)においては、エチレンオキサイド鎖がα=4〜5である混合物である。
上記の無機バインダー(III) 100部に対して、調製したフッ素系オリゴマー 4.8部を加えてよく攪拌し、コーティング液を得た。
成分(X)として、パナソニック電工社製無機コーティング剤「フレッセラNA−100」(固形分20%)を用いた。このコーティング剤は、ケイ素アルコキシドの部分加水分解物を含んでいるコーティング剤である。
上記の無機バインダー(III) 100部に対して、実施例1で調製したフッ素系オリゴマー 2.4部を加えてよく攪拌し、コーティング液を得た。
上記の無機バインダー(III) 100部に対して、実施例1で調製したフッ素系オリゴマー 9.6部を加えてよく攪拌し、コーティング液を得た。
上記の無機バインダー(III) 100部に対して、実施例1で調製したフッ素系オリゴマー 12部を加えてよく攪拌し、コーティング液を得た。
<成分(Y)の調製>
攪拌装置、コンデンサー、温度計を備えた耐圧密閉反応容器に以下に示す割合で材料を仕込み、窒素パージを実施した後に、65℃15時間反応させ、フッ素系オリゴマーを得た。
CH2=C(CH3)COO(CH2CH2O)2H 23部
CH2=C(CH3)COO(CH2)3Si(OCH3)3 3部
HSCH2CH(OH)CH2OH 1.2部
2,2’−アゾビス(2,4’−ジメチルバレロニトリル) 0.3部
1−メトキシ−2−プロパノール 30部
このフッ素系オリゴマーは、固形分が50%であった。
上記の無機バインダー(III) 100部に対して、調製したフッ素系オリゴマー 4.8部を加えてよく攪拌し、コーティング液を得た。
<フッ素系オリゴマーの調製>
攪拌装置、コンデンサー、温度計を備えた耐圧密閉反応容器に以下に示す割合で材料を仕込み、窒素パージを実施した後に、65℃15時間反応させ、フッ素系オリゴマーを得た。
CH2=C(CH3)COO(CH2CH2O)2H 11部
CH2=C(CH3)COO(CH2)3Si(OCH3)3 1.5部
HSCH2CH(OH)CH2OH 1.7部
2,2’−アゾビス(2,4’−ジメチルバレロニトリル) 0.3部
1−メトキシ−2−プロパノール 30部
このフッ素系オリゴマーは、固形分が50%であった。
上記の無機バインダー(III) 100部に対して、調製したフッ素系オリゴマー 4.8部を加えてよく攪拌し、コーティング液を得た。
<フッ素系オリゴマーの調製>
攪拌装置、コンデンサー、温度計を備えた耐圧密閉反応容器に以下に示す割合で材料を仕込み、窒素パージを実施した後に、65℃15時間反応させ、フッ素系オリゴマーを得た。
CH2=C(CH3)COO(CH2CH2O)αH 22部
CH2=C(CH3)COO(CH2)3Si(OCH3)3 5部
HSCH2CH(OH)CH2OH 1.2部
2,2’−アゾビス(2,4’−ジメチルバレロニトリル) 0.3部
1−メトキシ−2−プロパノール 30部
このフッ素系オリゴマーは、固形分が50%であった。なお、上記の単量体(B)においては、エチレンオキサイド鎖がα=4〜5である混合物である。
上記の無機バインダー(III) 100部に対して、調製したフッ素系オリゴマー 4.8部を加えてよく攪拌し、コーティング液を得た。
<オリゴマーの調製>
攪拌装置、コンデンサー、温度計を備えた耐圧密閉反応容器に以下に示す割合で材料を仕込み、窒素パージを実施した後に、65℃15時間反応させ、フッ素を含有しないオリゴマーを得た。
CH2=C(CH3)COO(CH2)3Si(OCH3)3 1.5部
HSCH2CH(OH)CH2OH 1.2部
2,2’−アゾビス(2,4’−ジメチルバレロニトリル) 0.3部
1−メトキシ−2−プロパノール 30部
このフッ素を含有しないオリゴマーは、固形分が50%であった。
上記の無機バインダー(III) 100部に対して、調製したオリゴマー 4.8部を加えてよく攪拌し、コーティング液を得た。
<フッ素系オリゴマーの調製>
攪拌装置、コンデンサー、温度計を備えた耐圧密閉反応容器に以下に示す割合で材料を仕込み、窒素パージを実施した後に、65℃15時間反応させ、フッ素系オリゴマーを得た。
CH2=C(CH3)COO(CH2CH2O)αH 27.5部
HSCH2CH(OH)CH2OH 1.2部
2,2’−アゾビス(2,4’−ジメチルバレロニトリル) 0.5部
1−メトキシ−2−プロパノール 30部
このフッ素系オリゴマーは、固形分が50%であった。なお、上記の単量体(B)においては、エチレンオキサイド鎖がα=4〜5である混合物である。
上記の無機バインダー(III) 100部に対して、調製したフッ素系オリゴマー 4.8部を加えてよく攪拌し、コーティング液を得た。
アクリル樹脂として、DIC社製アクリル樹脂「ACRYDIC A190」を用いた。このアクリル樹脂 100部に対して、実施例1で調製したフッ素系オリゴマー 5部を添加してよく撹拌し、コーティング液を得た。
ポリオール樹脂として、三井化学社製ポリオール樹脂「オレスターQ164」を用い、硬化剤として三井化学社製「オレスターP−49−75S」を用いた。ポリール樹脂 85部と硬化剤 15部との混合液に、実施例1で調製したフッ素系オリゴマー 7.7部を添加してよく撹拌し、コーティング液を得た。
上記の無機バインダー(III) 100部に対して、実施例1で調製したオリゴマー 0.24部を加えてよく攪拌し、コーティング液を得た。
上記の無機バインダー(III) 100部に対して、実施例1で調製したオリゴマー 16.8部を加えてよく攪拌し、コーティング液を得た。
上記により得られた各コーティング液を、ガラス板にバーコータ#10を用いて塗布した。その後、セッティングとして30分室温で静置した。さらに、電気式乾燥機を用いて90℃で30分強制乾燥を行うことによって、コーティング液が塗装されたガラス板を得た。
塗装された各ガラス板について下記項目を評価した。
目視にて判断を行った。
△:一部にクラック又はハガレあり
×:全面にクラック又はハガレあり
として判定した。
JIS K5600−5−4 引っかき硬度 鉛筆法、に準拠して判定した。
霧吹きにて、表面に水を吹きかけ30秒後の濡れ面積(%)を目視で判定した。
△:濡れ面積70%以上〜90%未満
×:濡れ面積70%未満
として判定した。
60℃温水に40時間浸漬した後に24時間風乾し、霧吹きで表面に水を吹きかけ、30秒後の濡れ面積(%)を目視で判定した。
△:濡れ面積70%以上〜90%未満
×:濡れ面積70%未満
−:初期の水濡れ性が悪いため試験をしていない
として判定した。
60℃温水に40時間浸漬した後に24時間風乾し、表面を目視で判定した。
△:一部にクラック又はハガレあり
×:全面にクラック又はハガレあり
として判定した。
岩崎電気製アイスーパーテスタW231試験機を用いて1000時間後の外観を目視で判定した。
×:クラックもしくは剥離あり
として判定した。
屋外に試験片(ガラス板)を垂直に設置し、3ヶ月後の外観を目視で判定した。
×:雨筋あり
として判定した。
結果を表1に示す。
Claims (4)
- (X)ケイ素アルコキシド及びその部分加水分解物から選ばれる少なくとも1種、及び、(Y)フルオロアルキル基を含有する成分と、エチレンオキサイド鎖を含有する成分と、ケイ素アルコキシ基を含有する成分とを含んで共重合してなるフッ素系オリゴマー、を含み、前記(X)成分の固形分100質量部に対して、前記(Y)成分が固形分換算で1〜30質量部含有されることを特徴とする親水性コーティング材組成物。
- 前記(Y)成分のフッ素系オリゴマーは、下記の(A)、(B)及び(C)の単量体を含んで、質量比で、
単量体(A)/単量体(B) = 1/99〜60/40
{単量体(A)+単量体(B)}/単量体(C) = 100/1〜100/15
で示される割合で共重合してなるものであることを特徴とする、請求項1に記載の親水性コーティング材組成物。
単量体(A):
Rf−Q−OCOC(R3)=CH2
(式中、Rfは、炭素数1〜20のフルオロアルキル基を示す。Qは、−(CH2)n1−又は −CH2CH2CH(CH3)−を示す。ただし、n1は、1〜3の整数を示す。R3は、水素原子またはメチル基を示す。)
単量体(B):
HO(C2H4O)l1(C3H6O)m2(C2H4O)n2COC(R4)=CH2
(式中、R4は、水素原子またはメチル基を示す。l1、m2及びn2は、1〜100の整数を示す。)
単量体(C):
CH2=C(R5)COO(CH2)m3Si(O(R6))3
(式中、R5は、水素原子またはメチル基を示す。R6はそれぞれ同一の又は異なる炭素数1〜8のアルキル基を示す。m3は、0〜10の整数を示す。) - 前記(X)成分のケイ素アルコキシドは、下記の(D)及び(E)の成分を含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載の親水性コーティング材組成物。
成分(D):
(R7)n3SiX4−n3(式中、R7は各々置換もしくは非置換の炭素数1〜8の1価の炭化水素基を示し、Xは加水分解性基を示し、n3は0〜3の整数を示す)の一般式で表される加水分解性オルガノシランを、有機溶媒及び水の少なくも一種に分散させてコロイド状シリカ中で部分加水分解してなる、オルガノシランのシリカ分散オリゴマー溶液
成分(E):
(R8)dSi(OH)eO(4−d−e)/2(式中、R8は各々置換もしくは非置換の炭素数1〜8の1価の炭化水素基を示し、dおよびeはそれぞれ0.2≦d≦2.0 かつ 0.0001≦e≦3 かつ d+e<4の関係を満たす数を示す)の平均組成式で表され、分子中にシラノール基を含有する、ポリオルガノシロキサン - 請求項1乃至3のいずれかに記載の親水性コーティング材組成物が塗装された外回り住宅部材。
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JP6064042B2 (ja) * | 2013-04-26 | 2017-01-18 | 日本パーカライジング株式会社 | 水性親水化表面処理剤、親水性皮膜及び親水化表面処理方法 |
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