JP2011173553A - 車形検出装置及び同装置を備えた洗車機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車体検出装置5における各光軸B1〜Bnの透光/遮光の判定を複数のしきい値Sl,Shにより行い、各しきい値毎に判定した複数の2値画像データを作成するとともに、複数の2値画像データを合成して1つの車形データを作成する。こうして作成した車形データを用いて洗車処理装置3,4を制御する。
【選択図】図6
Description
図1は本発明を門型洗車機に使用した例を示す説明図である。
1は門型洗車機で、レール2,2間に停車させた自動車Aを跨いで往復走行する。洗車機1には、自動車の上面に沿って昇降される上面ブラシ3や上面ノズル4等を備え、これらの処理装置を自動車Aの形状に沿って作用させて車体を自動洗浄する。
車形検出装置5は、発光素子L1〜Lnを上下に複数配列させた発光部5aと、発光素子L1〜Lnと対をなす受光素子R1〜Rnを複数配列させた受光部5bとで構成され、発光部5aと受光部5bとの間で光信号(赤外線)を授受して光軸B1〜Bnを構成している。8は発光部5aの走査駆動部で、車体検出時に発光素子を上から下(もしくは下から上)に順次点灯する。9は受光部5bの走査駆動部で、発光素子の走査に対応する受光素子を順次受光状態とする。尚、この車体検出において、水平光軸毎に光信号の授受を行う水平検出動作に加えて、発光素子(例えばL2)からの光をそれと水平に対向する受光素子(R2)の上の受光素子(R3)及び下の受光素子(R1)で光信号の授受を行う検出する傾斜検出動作を行うことで、配列した素子数よりも多い分解能で車体検出するようにしても良い。
車形制御部10において、11は走行位置検出部で、走行エンコーダ6からのパルス信号により洗車機1の走行位置を検出する。12は受光検出部で、各受光素子R1〜Rnでの受光レベルを検出する。13はしきい値設定部で、発光部5aと発光部5aとの間に自動車が存在しない状態で各受光素子R1〜Rnが受信する受光レベルに基づいて光軸B1〜Bnの透光/遮光を判断する2つの判別しきい値を設定する。14は車体検出部で、走行エンコーダ6からのパルス信号をトリガとして走査駆動部8,9を動作させ、受光検出部12で検出される各受光素子の受光レベルを、しきい値設定部13で設定した2つのしきい値と比較して各光軸の透光/遮光を判定する。15は車形データ検出部で、走行位置検出部11から与えられる洗車機1の走行位置と車体検出部14から与えられる各光軸の透光/遮光から2つの2値画像データを作成する。
まず、しきい値設定処理について説明する。図3はしきい値設定処理を示すフローチャートである。
しきい値設定部13では、発光素子を発光させる前の受光素子での受光レベルと、発光素子を発光させたときの受光素子での受光レベルとの差分受光レベルに基づいて判別しきい値を設定する。この判別しきい値は、各発光素子や受光素子の性能や精度に応じて透光/遮光を判別する基準値となるので、汚れの付着等による受光レベル低下も許容できるように車体検出前に必ず各受光素子毎に設定される。また、車形データ検出部15において、しきい値の異なる2値画像を作成するため、2つの判別しきい値を設定する。
車形検出がスタートすると、まず受光部5bの走査駆動部9を駆動し(10)、発光素子Lを発光させる前の受光素子Rの受光レベルraの取り込みが行われる(11)。次に、発光部5aの走査駆動部8と受光装置5bの走査駆動部9を同期駆動し(12)、発光素子Lを発光させた時の受光素子Rの受光レベルrbの取り込みが行われる(13)。その後、処理(11)で取り込まれた受光レベルraと処理(13)で取り込まれた受光レベルrbとの差分受光レベルrcを算出する(14)。
まず、車形検出処理で作成された2つの2値画像データを読み出し(24)、この2つの2値画像データを1ドットづつ比較する(25)。ここで、両ドットが同じ判定であれば「0」の2値化データを与え、違う判定であれば「1」の2値化データを与えて、図7(a)に示す差分画像データを作成する(26)。
画像合成処理により作成された車形データに論理フィルターをかけて輪郭線を抽出する。この処理は、車形データにおいて「1」が隣どうし連続して存在している連結成分の、最も下でかつ最も左に位置するセルを追跡開始点とし、この点を中心にその周りに隣接する8セルを右まわりに調べ、「0」から「1」に変わるセルを検出していき、検出したセルを輪郭線とするものである。実際には、洗車機1の走行とともに自動車の車体画像データが順次送られてきて展開されつつ輪郭線を追跡するので、自動車全体の画像データ取り込みを完了した時点で全体の輪郭線が抽出される。こうして得られた自動車の輪郭から、洗車機本体の走行x軸方向に対する自動車高さy軸方向のデータを決定した図8に示す洗車用データを作成する。
自動車Aを車形検出装置5で検出されない所定の停車位置に停止させ、操作パネル21で洗車メニューや突起物の指定を行った後、洗車スタートを入力すると洗車動作が開始する。洗車がスタートすると、しきい値設定処理を行う(31)。このしきい値設定動作が終了すると、洗車機本体1を走行させ(32)、走行エンコーダ6がパルス信号を発信すると(33)、走行位置検出部11で洗車機1の走行距離を検知し(34)、車形検出処理を行い1走査分の2値画像データを作成する(35)。
5 車体検出装置
5a 発光装置
5b 受光装置
8,9 走査駆動部
10 車形制御部
11 走行位置検出部
12 受光検出部
13 しきい値設定部
14 車体検出部
15 車形データ検出部
16 画像合成部
17 画像処理部
18 データ記憶部
L 発光素子
R 受光素子
B 光軸
A 自動車
Claims (2)
- 上下に複数の発光素子を配置した発光部と、該発光部の発光素子と対をなす複数の受光素子を上下に配置した受光部とを自動車を幅方向に挟んで対向させ、前記発光部と受光部の各素子間に形成される光軸の透光/遮光により車体の有無を検出する車体検出装置と、該車体検出装置もしくは自動車を走行する走行手段と、該走行手段により車体検出装置もしくは自動車が単位距離走行する毎にパルス信号を出力する走行エンコーダと、該走行エンコーダからのパルス信号をトリガにして前記車体検出装置を動作させて自動車の上面形状を検出する車形制御部とを備え、
該車形制御部は、前記車体検出装置における各光軸の透光/遮光の判定を複数のしきい値により行い、各しきい値毎に判定した複数の2値画像データを作成するとともに、複数の2値画像データを合成して1つの車形データを作成するようにしたことを特徴とする車形検出装置。
- 門型状に形成した洗車機本体内に、洗浄ブラシ,乾燥ノズル等の洗車処理装置を備え、洗車機本体と洗浄する自動車車体とを相対移動させて自動車車体の洗浄を行う洗車機であって、
上下に複数の発光素子を配置した発光部と、該発光部の発光素子と対をなす複数の受光素子を上下に配置した受光部とを自動車を幅方向に挟んで対向させ、前記発光部と受光部の各素子間に形成される光軸の透光/遮光により車体の有無を検出する車体検出装置と、洗車機もしくは自動車を走行する走行手段と、該走行手段により洗車機もしくは自動車が単位距離走行する毎にパルス信号を出力する走行エンコーダと、該走行エンコーダからのパルス信号をトリガにして前記車体検出装置を動作させて自動車の上面形状を検出する車形制御部と、該車形制御部で検出した車形に基づいて洗車処理装置を制御する洗車制御部とを備え、
前記車形制御部は、車体検出装置における各光軸の透光/遮光の判定を複数のしきい値により行い、各しきい値毎に判定した複数の2値画像データを作成するとともに、複数の2値画像データを合成して1つの車形データを作成するようにしたことを特徴とする洗車機。
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JP2019158344A (ja) * | 2018-03-07 | 2019-09-19 | エムケー精工株式会社 | 車形検出装置及び同装置を備えた洗車機 |
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JP2004090887A (ja) * | 2002-09-04 | 2004-03-25 | Mk Seiko Co Ltd | 車形検出装置およびそれを備えた洗車機 |
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US9082201B2 (en) | 2013-01-04 | 2015-07-14 | International Business Machines Corporation | Surface contamination determination system |
JP2019158344A (ja) * | 2018-03-07 | 2019-09-19 | エムケー精工株式会社 | 車形検出装置及び同装置を備えた洗車機 |
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