JP2011173495A - 鞍乗り型車両の表示装置取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】左右のハンドル間に表示装置を配置する構成で、操舵系の重量を抑えることができる鞍乗り型車両の表示装置取付構造を提供する。
【解決手段】左右一対のクランパ部材150の車幅方向外側端部にハンドル上方延出部25Bを挟持するハンドル挟持部161をそれぞれ設け、車幅方向内側端部に表示装置100の側部を挟持する表示装置挟持部162をそれぞれ設けるようにした。
【選択図】図4

Description

本発明は、鞍乗り型車両の表示装置取付構造に関する。
自動二輪車には、ステアリング軸に連結されるトップブリッジに左右独立して上方に延びるセパレートハンドルを備え、左右のセパレートハンドル間にクロスパイプを掛け渡し、このクロスパイプに計器パネルを設置した構造が開示されている(例えば、特許文献1参照)。かかる構造によれば、計器パネルをヘッドライト上方に隣接して配置しなくてもよいため、ヘッドライト周辺のデザインの自由度を高めることができる。
特開2009−226965号公報
しかしながら、従来の構造では、計器パネル等のメーターの取り付けにクロスパイプを必要とするため、操舵系の重量が増してしまい、コスト低減にも不利であった。また、メーターを車体に対して防振して取り付ける場合、メーターとクロスパイプとの間に防振部材を配置する必要が生じ、部品点数の増加、構造および着脱作業の複雑化を招いてしまう。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、左右のハンドル間に表示装置を配置する構成で、操舵系の重量を抑えることができる鞍乗り型車両の表示装置取付構造を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、本発明は、前輪を転舵するステアリング軸に連結されるハンドルブラケットと、当該ハンドルブラケットに取り付けられ、ハンドルブラケットから上方に延びる左右の上方延出部と左右の上方延出部の上部から車幅方向外側に延びる左右のハンドルバー部とを有したハンドルとを備え、左右の上方延出部の間に、車両に関する情報を表示する表示部を有した表示装置を配した鞍乗り型車両の表示装置取付構造において、ハンドル挟持部と表示装置挟持部を備えたクランパ部材を左右一対設け、前記ハンドル挟持部が、前記ハンドルの左右の上方延出部をそれぞれ挟持し、前記表示装置挟持部が、前記表示装置の左右側部をそれぞれ挟持することを特徴とする。
この構成によれば、ハンドル挟持部と表示装置挟持部を備えたクランパ部材を左右一対設け、ハンドル挟持部が、ハンドルの左右の上方延出部をそれぞれ挟持し、表示装置挟持部が、表示装置の左右側部をそれぞれ挟持するので、左右のハンドル間に表示装置を配置する構成で、操舵系の重量を抑えることができ、コスト削減もし易くなる。
この場合、ハンドルの上方延出部間が、表示装置と左右のクランパ部材とで橋渡しされるので、これらをハンドルの剛性を向上させる剛性部材として兼用することができる。このため、ハンドルにクロスパイプを設けなくても、ハンドル剛性を高めることができる。
上記構成において、前記クランパ部材は、前記ハンドルの前方および後方を車幅方向に延出する前後の車幅方向延出部と、前記前後の車幅方向延出部を、車幅方向外側部を基準に開閉自在に連結する曲がり部と、前記曲がり部との間に前記ハンドルの上方延出部を挟持可能に、それぞれの車幅方向延出部の一方側から他方側に向けて延出し、前記ハンドル挟持部を構成する前後のハンドル挟持体と、前記前後の車幅方向延出部の車幅方向内側にて、前記表示装置の左右側部を挟持可能に、それぞれの車幅方向延出部の一方側から他方側に向けて延出し、前記表示装置挟持部を構成する前後の表示装置挟持体とを有するようにしてもよい。この構成によれば、クランパ部材を前後に広げた状態にし、ハンドルと表示装置を挟める位置に移動して閉じる作業で、ハンドルと表示装置の両方を挟持させることができ、組み付け性を良好にすることができる。
また、上記構成において、前記クランパ部材の前記車幅方向延出部と、前記前後のハンドル挟持体と、前記前後の表示装置挟持体とは、弾性部材を一体成形して形成されるようにしてもよい。この構成によれば、表示装置を防振する防振部材をクランパ部材が兼用し、部品点数を低減できる。
また、上記構成において、前記表示装置の前記表示部を収容するケースが、その左右側部に外方に突出する取付部を備え、当該取付部に貫通孔が設けられ、前記クランパ部材の前記前側および後側の表示装置挟持体のいずれか一方には、埋め込みカラーが設けられると共に、他方には、埋め込みナットが設けられ、前記埋め込みカラー、前記取付部の貫通孔および前記埋め込みナットがボルトで締結されるようにしてもよい。この構成によれば、表示装置の一部とクランパ部材とをボルト締めするので、クランパ部材と表示装置の取付強度および挟持強度を強固にすることができる。
また、上記構成において、前記クランパ部材の前記表示装置挟持部は、前記表示装置側の面が、前記表示装置の前記表示部を収容するケースの側面と平行な形状を有し、この面が前記ケースの側面に接触した状態で、前記表示装置を挟持するようにしてもよい。この構成によれば、クランパ部材と表示装置との接触面積を広くでき、ハンドル剛性と表示装置の防振性を高めることができる。
また、上記構成において、前記ケースの側面に段部が設けられ、前記クランパ部材の前記表示装置挟持部は、前記段部と係合する形状に形成されるようにしてもよい。この構成によれば、クランパ部材と表示装置の取付強度および挟持強度をより強固にすることが可能である。
また、上記構成において、前記表示装置の前記表示部を収容するケースが、その左右側部に外方に突出する円柱状の取付部を備え、前記クランパ部材の前記前後の表示装置挟持体のいずれか一方には、埋め込みカラーが上下に設けられると共に、他方には、埋め込みナットが上下に設けられ、前記埋め込みカラーと前記埋め込みナットとが上下のボルトで締結され、この上下のボルト間で、前記前側および後側の表示装置挟持体の間に前記表示装置の前記取付部が挟持されるようにしてもよい。この構成によれば、表示装置の取付角度を任意の角度に調整することができる。
この場合、前記円柱状の取付部には、左右に延びる複数の凸条が設けられるようにしてもよい。この構成によれば、複数の凸条により調整した表示装置の角度を一定に保持することができる。
本発明は、ハンドル挟持部と表示装置挟持部を備えたクランパ部材を左右一対設け、ハンドル挟持部が、ハンドルの左右の上方延出部をそれぞれ挟持し、表示装置挟持部が、表示装置の左右側部をそれぞれ挟持するので、左右のハンドル間に表示装置を配置する構成で、操舵系の重量を抑えることができる。
また、クランパ部材は、ハンドルの前方および後方を車幅方向に延出する前後の車幅方向延出部と、これら前後の車幅方向延出部を、車幅方向外側部を基準に開閉自在に連結する曲がり部と、この曲がり部との間にハンドルの上方延出部を挟持可能に、それぞれの車幅方向延出部の一方側から他方側に向けて延出し、ハンドル挟持部を構成する前後のハンドル挟持体と、これら前後の車幅方向延出部の車幅方向内側にて、表示装置の左右側部を挟持可能に、それぞれの車幅方向延出部の一方側から他方側に向けて延出し、表示装置挟持部を構成する前後の表示装置挟持体とを有するようにすれば、組み付け性を良好にすることができる。
また、クランパ部材の車幅方向延出部と、前後のハンドル挟持体と、前後の表示装置挟持体とは、弾性部材を一体成形して形成されるようにすれば、表示装置を防振する防振部材をクランパ部材が兼用し、部品点数を低減できる。
また、表示装置の表示部を収容するケースが、その左右側部に外方に突出する取付部を備え、当該取付部に貫通孔が設けられ、クランパ部材の前側および後側の表示装置挟持体のいずれか一方には、埋め込みカラーが設けられると共に、他方には、埋め込みナットが設けられ、埋め込みカラー、取付部の貫通孔および埋め込みナットがボルトで締結されるようにすれば、ボルト締めによりクランパ部材と表示装置の取付強度および挟持強度を強固にすることができる。
また、クランパ部材の表示装置挟持部は、表示装置側の面が、表示装置の表示部を収容するケースの側面と平行な形状を有し、この面がケースの側面に接触した状態で、表示装置を挟持するようにすれば、クランパ部材と表示装置との接触面積を広くでき、ハンドル剛性と表示装置の防振性を高めることができる。
また、ケースの側面に段部が設けられ、クランパ部材の表示装置挟持部は、段部と係合する形状に形成されるようにすれば、クランパ部材と表示装置の取付強度および挟持強度をより強固にすることが可能である。
また、表示装置の表示部を収容するケースが、その左右側部に外方に突出する円柱状の取付部を備え、クランパ部材の前後の表示装置挟持体のいずれか一方には、埋め込みカラーが上下に設けられると共に、他方には、埋め込みナットが上下に設けられ、埋め込みカラーと埋め込みナットとが上下のボルトで締結され、この上下のボルト間で、前側および後側の表示装置挟持体の間に表示装置の取付部が挟持されるようにすれば、表示装置の取付角度を任意の角度に調整することができる。
また、円柱状の取付部には、左右に延びる複数の凸条が設けられるようにすれば、複数の凸条により調整した表示装置の角度を一定に保持することができる。
本発明の鞍乗り型車両の第1実施形態に係る自動二輪車の側面図である。 ハンドル部分を拡大して示す左側面図である。 ハンドル部分を上方から見た図である。 ハンドル部分を前方から見た図である。 図4のV−V断面図である。 図4のVI−VI断面図である。 クランパ部材をハンドルと表示装置に取り付ける手順を示す図である。 第2実施形態に係る車両のハンドル部分を前方から見た図である。 図8のIX−IX断面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。
<第1実施形態>
図1は、本発明の鞍乗り型車両の第1実施形態に係る自動二輪車の側面図である。同図においては、自動二輪車10の運転者Mを二点鎖線で示している。
自動二輪車10は、図1に示すように、車体フレーム11を備えている。
この車体フレーム11は、その前端部に配置されたヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12から左右に分岐して緩やかに後ろ下がりで後方に延びた後、湾曲部13Aを介して略下方に延びる左右一対のメインフレーム13と、同じくヘッドパイプ12から左右に分岐して、メインフレーム13の下方を、後ろ斜め下方に延びた後、湾曲部14Aを介して略水平に後方に延びる左右一対のダウンパイプ14とを備えている。
車体フレーム11は、さらに、左右一対のメインフレーム13のそれぞれの湾曲部13A近傍から後方やや後ろ上がりに延びる左右一対のシートレール15と、それぞれのメインフレーム13の下部に配設された左右一対のピボットプレート16と、これらピボットプレート16から斜め後ろ上がりに延びてシートレール15にそれぞれ接続された左右一対の補強用のステー17とを備えている。左右一対のピボットプレート16には、ピボット18が設けられている。
ヘッドパイプ12は、前輪19を操舵する操舵装置20を支持している。
操舵装置20は、ヘッドパイプ12に回転自在に支持されたステアリング軸21と、ステアリング軸21の下部に設けられたアンダーブリッジ22および上部に設けられたトップブリッジ23と、アンダーブリッジ22とトップブリッジ23とに支持された左右一対のフロントフォーク24と、トップブリッジ23に取り付けられたハンドル25とを備え、運転者Mのハンドル操作によってフロントフォーク24下端部に支持された前輪19が左右に操舵される。
また、左右のフロントフォーク24には、ステアリング軸21前方にヘッドライト26が取り付けられ、ヘッドライト26が、ハンドル25前方かつハンドル25よりも若干低い位置から前方を照明するように配置されると共に、このヘッドライト26よりも下方に前輪19の上方を覆うフロントフェンダ27が取り付けられる。
メインフレーム13とダウンパイプ14とで囲まれる空間部には、内燃機関であるエンジン30が支持され、これによって、エンジン30が車体フレーム11の前後中央下部に懸架される。
このエンジン30は、クランクケース30Aの前上部からシリンダ部(シリンダブロック30B、シリンダヘッド30C、ヘッドカバー30D)が上方に立設する並列多気筒エンジンであり、シリンダヘッド30C背面には、吸気系部品を構成するスロットルボディ33が連結され、シリンダヘッド30C前面には、排気系部品を構成する排気管34が接続され、この排気管34の後端には同じく排気系部品を構成する排気マフラー35が接続される。
ピボットプレート16には、ピボット18を介して、リアスイングアーム36が上下に揺動自在に支持され、このリアスイングアーム36の後端に後輪37が回動自在に支持される。
クランクケース30Aの左側後部に露出するエンジン出力軸30Fと後輪37とは、チェーン伝動機構39を介して連結され、このチェーン伝動機構39を介してエンジン30の動力が後輪37に伝達される。また、リアスイングアーム36の後端部とシートレール15との間には、左右一対のリアクッション40が介装される。
ピボットプレート16には、後方に延びるステップホルダ43が固定され、このステップホルダ43の前部と後部とには、運転者用および同乗者用のステップ44,45が装着される。
車体フレーム11における左右のメインフレーム13上部には、これらを跨ぐように燃料タンク50が配設される。この燃料タンク50後方におけるシートレール15上部には、シートレール15を略上方から覆うようにシート51が取り付けられる。
なお、図1中、符号52は、燃料タンク50の後部下方に設けられた左右一対のニーカバーであり、符号53は、メインフレーム13とステー17との間を覆うサイドカバーであり、符号54は、後輪37の上方を覆うリアフェンダである。
図2は、ハンドル25部分を拡大して示す左側面図であり、図3は上方から見た図であり、図4は前方から見た図である。
トップブリッジ23の上部には、ハンドルブラケット71が設けられ、このハンドルブラケット71を介してハンドル25が取り付けられる。
このハンドルブラケット71は、トップブリッジ23に固定される左右一対のロアホルダ71Aと、左右一対のロアホルダ71Aにボルト締めされる左右一対のアッパーホルダ71Bとを備えた上下分割構造を有し、これらロアホルダ71Aとアッパーホルダ71Bとの間にハンドル25を挟持する。
ハンドル25は、円筒状の一本の金属製ハンドルパイプを曲げて製作したバーハンドルであり、車幅方向に延出してハンドルブラケット71に挟持されるハンドル中央部(ハンドル車幅方向延出部)25Aと、ハンドル中央部25Aの両端から屈曲して上方に延びる左右一対のハンドル上方延出部25Bと、ハンドル上方延出部25Bの上端から屈曲して車幅方向外側に延びる左右一対のハンドル先端部(ハンドルバー部、ハンドルグリップ部とも言う)25Cとを備えている。
ハンドル中央部25Aは、車幅方向に沿って水平に直線状に延び、左右に間隔を空けてハンドルブラケット71に保持される。このハンドル中央部25Aは、当該ハンドル中央部25Aの軸線L1を中心に回転した任意の位置でハンドルブラケット71に保持可能であり、これによって、該軸線L1を基準にしてハンドル25の傾きを前後に調整することができる。
左右のハンドル上方延出部25Bは、ハンドル中央部25Aの左右両端から車幅方向外側、かつ、後ろ上がりに直線状に延び、前面視で、上方に行くに従って互いの間隔が広がる傾斜形状に形成される。
また、左右のハンドル先端部25Cは、左右のハンドル上方延出部25Bの上端から後方向きに屈曲し、ハンドル上方延出部25Bとは異なる傾斜で車幅方向外側かつ後方へ直線状に延出し、シート51に着座する運転者Mが両手で把持しやすい位置に配置される。
図2乃至図4では図示を省略しているが、左右のハンドル先端部25Cには、運転者Mが把持する左右のグリップ、運転者Mが各種操作(ウインカー操作、ブレーキ操作、クラッチ操作等)を行うためのスイッチやレバーを配設したスイッチボックス、運転者Mが後方確認するための左右のバックミラー72(図1参照)等のハンドル装着部品が装着される。
図2乃至図4に示すように、この自動二輪車10では、左右のハンドル上方延出部25Bの間に、車両10に関する情報を表示する表示装置100が配設されている。
この表示装置100は、表示画面110Aを備えた表示ユニット(表示部)110と、この表示ユニット110を収容するケース120とを備えている。
表示ユニット110は、液晶表示装置等で構成され、車両10に搭載された電装ユニット或いは各種センサ等にケーブル(不図示)を介して接続されることによって、車両の走行等に関する各種情報を入力して表示する。
本構成では、図3に示すように、この表示ユニット110が、車速(=スピードメーター)と燃料残量(=フューエルメーター)とをデジタル表示するメーター機能を具備している。なお、このメーター機能に限らず、エンジン回転数(=タコメーター)、走行距離計(トリップ/オドメーター)、時計、および、各種警告情報のいずれかを表示する機能を具備してもよく、また、デジタル表示する構成に限らず、車速やエンジン回転数をアナログ表示するアナログメーターを備える構成であってもよい。
表示装置100のケース120は、樹脂又は金属材料からなる剛性を有する材料で形成され、表示ユニット110の表示画面110A側に窪み部120Aを有する以外は、全体が車幅方向に延びる円筒形状に形成されている。また、このケース120は、左右が蓋部材で閉塞され、ケース120全体が外部から水や埃が入らない構造に形成されている。
このケース120の窪み部120Aは、表示画面110Aの全体に渡って平らに窪んだ透明部材で形成され、この透明部材を介して外部から表示画面110Aを視認可能に構成される。この窪み部120Aは、シート51に着座した運転者Mの顔に向くように上方向きに配置される。また、この透明部材を平坦面にすることによって、運転者Mが表示画面110Aの情報(表示情報)を視認した際に、該情報が歪みにくくなり、視認性を向上できる。
この表示装置100は、左右一対のクランパ部材150を介して左右一対のハンドル上方延出部25Bの間に支持されている。以下、このクランパ部材150を含む支持構造について説明する。なお、左右のクランパ部材150は、左右対称形状に形成されており、以下に示す図では一方側のみを示す。
図5は、図4のV−V断面を示す図であり、図6は、図4のVI−VI断面を示す図である。
表示装置100のケース120には、その左右両端部に車幅方向外側に突出する小径の突出部(取付部)122が一体的に設けられると共に、この突出部122から車幅方向外側に突出する平板部(取付部)123が一体的に設けられている。
この小径の突出部122は、ケース120の軸線L1と同軸で車幅方向外側に突出する真円の円柱形状であって、かつ、ケース120外周面よりも小径に形成され、この突出部122の外周面とケース120外周面との間に環状の段差部122Aが形成されている。
平板部123は、ケース120の軸線L1に沿って車幅方向外側に延びる平板形状に形成され、この平板部123には、ケース120の軸線L1に対して直交する方向に挿入された締結ボルト131(図5、図6参照)が通る貫通孔124が形成されている。本構成では、この貫通孔124が、表示装置100の表示画面110Aを図3や図4に示す向きで配置した場合に、車体前後方向に延びる貫通孔となっている。
クランパ部材150は、柔軟性および防振性能を有するゴム等の弾性部材を用いて一体成形により形成されている。なお、弾性部材は安価な点等で優れるが、弾性部材に限らず、柔軟性および防振性能を有する防振部材であれば、樹脂等の他の材料を用いてもよい。
図3乃至図5に示すように、クランパ部材150は、表示装置100とハンドル上方延出部25Bとの間を車幅方向に沿って延出する比較的短い棒状部品に形成されており、ハンドル25(ハンドル上方延出部25B)の前側を車幅方向に延出する前側の車幅方向延出部151と、ハンドル25(ハンドル上方延出部25B)の後側を車幅方向に延出する後側の車幅方向延出部152とを一体に備えている。
この前後一対の車幅方向延出部151,152は、車幅方向外側の端部がハンドル上方延出部25Bを前後から挟持する前後一対のハンドル挟持部161に形成され、車幅方向内側の端部が、表示装置100の両側部を前後から挟持する前後一対の表示装置挟持部162に形成されている。
図7は、クランパ部材150をハンドル25と表示装置100に取り付ける手順を示している。
この図に示すように、前後の車幅方向延出部151,152は、それぞれの車幅方向外側部が連結部153を介して互いに連結されており、この連結部153の柔軟性により該連結部153を基準にして前後の車幅方向延出部151,152を前後に開閉させることが可能である。つまり、上記連結部153は、前後の車幅方向延出部151,152を前後に開く力が作用すると、車幅方向外側端部を基準に開くように曲がる曲がり部として機能する。
本構成では、この連結部153が幅狭に形成されることによって、人力程度の力で前後の車幅方向延出部151,152が容易に開くように形成されている。
また、この連結部153は、前後の車幅方向延出部151,152を閉じた際に、ハンドル上方延出部25Bの外形状と略一致する円弧形状に形成されている(図5、図7参照)。
車幅方向延出部151,152には、連結部153との間にハンドル上方延出部25Bを挟持する前後一対の爪部(ハンドル挟持体)155,156が一体に設けられている。より具体的には、前側の車幅方向延出部151には、ハンドル上方延出部25Bの外形状と一致する円弧に沿って後側の車幅方向延出部152に向かって延びる前側爪部(前側ハンドル挟持体)155が一体に形成され、後側の車幅方向延出部152には、ハンドル上方延出部25Bの外形状と一致する円弧に沿って前側の車幅方向延出部151に向かって延びる後側爪部(後側ハンドル挟持体)156が一体に形成されている。
この構成により、図5や図7に示すように、前後の車幅方向延出部151,152を閉じると、連結部153と前後の爪部155,156とによってハンドル上方延出部25Bを挟持することができ、つまり、ハンドル上方延出部25Bを挟持するハンドル挟持部161が構成される。
ここで、前後の爪部155,156は、ハンドル上方延出部25Bを挟持した際に互いに当接し、クランパ部材150(=ハンドル挟持部161)をハンドル上方延出部25Bの全周に渡って当接させ、ハンドル挟持力を確保し易くなっている。なお、本構成では、前後の爪部155,156が、図7に示す軸線L1を基準にして対称形状に形成されている。
さらに、前後の車幅方向延出部151,152には、連結部153と反対側の端部に、表示装置100に設けられた平板部(取付部)123および突出部(取付部)122を前後から挟む前後一対の挟持体(表示装置挟持体)157,158が一体に設けられている。
前側の挟持体(前側表示装置挟持体)157は、前側の車幅方向延出部151から後側の車幅方向延出部152側に向けて柱状に延出し、車幅方向延出部151の長手方向と略直交する方向(前後方向)に貫通する貫通孔157Aを有している。この貫通孔157Aは、段付き孔に形成され、この貫通孔157Aには、締結ボルト131挿通用の埋め込みカラー171が埋設される。
また、後側の挟持体(後側表示装置挟持体)158は、後側の車幅方向延出部152から前側の車幅方向延出部151側に向けて柱状に延出し、車幅方向延出部152と略直交する方向(前後方向)に延びる有底穴158Aを有している。この有底穴158Aには、締結ボルト131締結用の埋め込みナット172が埋設される。
図7に示すように、これら前後の挟持体157,158の互いに対向する面(対向面)S1は、表示装置100のケース120に設けられた平板部123の面(前面SA,後面SB)と平行な形状に形成されている。より具体的には、これら対向面S1は、平板部123よりも車幅方向に長く延び、その平板部123と係合する第1係合部159を備えた形状に形成されている。
前後の第1係合部159は、前後の挟持体157,158が閉じた場合に、平板部123の前面SA、後面SBおよび側面SCの各々に密着する凹形状に形成されており、これによって、平板部123の前後および左右移動を規制し、平板部123をクランパ部材150に位置決めする。
また、前後の挟持体157,158によって平板部123を挟持した状態では、平板部123の貫通孔124と、前後の挟持体157,158に設けられた穴部157A,158A(および埋め込みカラー171、埋め込みナット172)とが同軸上に揃い、締結ボルト131によって平板部123を挟持した状態に保持させることができる。
また、前後の挟持体157,158における表示装置100側の面(側面)S2は、表示装置100のケース120の側面と平行な形状に形成されている。より具体的には、これら側面S2は、ケース120の側面の外形と同径であって、かつ、表示装置100側に設けられた円柱状の突出部122が係合する第2係合部160を備えた形状に形成されている。
第2係合部160は、前後の挟持体157,158が閉じた際に、突出部122の側面SD、外周面SE、および、この外周面SEとケース120外周面との間に形成された段差部122Aの面とに密着する凹形状に形成されており、これによって、突出部122の前後および左右移動を規制し、突出部122をクランパ部材150に位置決めする。
このようにして、クランパ部材150の前後の車幅方向延出部151,152が閉じると、前後の挟持体157,158によって表示装置100の平板部123および突出部122が挟持され、つまり、表示装置100を挟持する表示装置挟持部162が構成される。
上記構成により、本構成では、図7に示すように、クランパ部材150の前後の車幅方向延出部151,152を開き、その間にハンドル上方延出部25Bが入るようにクランパ部材150を車幅方内側へ移動し、クランパ部材150の連結部153を、ハンドル上方延出部25Bに当接させた位置にセットした後、次に、前後の車幅方向延出部151,152を閉じてハンドル上方延出部25Bと表示装置100とを挟持させ、その後に、締結ボルト131を締結する、といった簡易な作業を行うことにより、ハンドル25にクランパ部材150を介して表示装置100を固定させることができる。
この場合、左右のハンドル上方延出部25Bが、上方に行くに従って車幅方向に拡がる傾斜形状を有しているので(図4参照)、左右のハンドル上方延出部25B間の距離が、表示装置100の両端に固定された左右一対のクランパ部材150におけるハンドル挟持部161間の距離と一致する位置で、クランパ部材150がハンドル上方延出部25Bを挟持する。これによって、ハンドル25に対する表示装置100の高さを位置決めできる。言い換えれば、左右一対のクランパ部材150の車幅方向の長さを予め調整しておくことによって、表示装置100の高さを所望の高さに設定することができる。
また、クランパ部材150が、ハンドル挟持部161と表示装置挟持部162とを一体に備え、それぞれの挟持部161,162がハンドル25および表示装置100のそれぞれを前後および左右移動不能に挟持すると共に、この挟持力および締結ボルト131等によって上下移動も不能にするので、表示装置100の保持強度を十分に確保でき、かつ、表示装置100を所望の取付位置に保持させることができる。
また、図4に示すように、締結ボルト131が、車体前面側から後方向きでクランパ部材150に挿入されるので、締結ボルト131を運転者M側から見えない位置に配置することができ、運転者M側から見て表示装置100周辺のデザインをシンプルにすることができる。
さらに、図4に示すように、前後の車幅方向延出部151,152には、ハンドル挟持部161と表示装置挟持部162との間に前後方向に貫通する貫通孔165がそれぞれ設けられている。このため、この貫通孔165によりクランパ部材150を軽量化できると共に、車体前方からの走行風が貫通孔165を後方に抜けるので、ハンドル25周りの空気抵抗の増大を抑えることができる。
しかも、この貫通孔165を設ければ、ハンドル挟持部161と表示装置挟持部162との間を弾性変形し易くでき、ハンドル25側から表示装置100へ伝わる振動を低減させやすくなる。
また、図3に示すように、前後の車幅方向延出部151,152の間にも、上下方向に貫通する貫通孔166を設けている。このため、クランパ部材150をより軽量化できると共に、ハンドル25側から表示装置100へ伝わる振動をより低減させやすくなる。また、これら貫通孔165および166の開口面積や開口形状を調整することによって、表示装置100の防振度合いを調整することも可能である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、左右のクランパ部材150の車幅方向外側端部にハンドル上方延出部25Bを挟持するハンドル挟持部161をそれぞれ設け、車幅方向内側端部に表示装置100の側部を挟持する表示装置挟持部162をそれぞれ設けたので、左右のハンドル上方延出部25B間にクロスパイプを設けることなく、表示装置100をハンドル上方延出部25B間に配置することができる。このため、ヘッドライト26周辺のデザイン自由度を高めながら、操舵系の重量を抑えることができ、コスト削減もし易くなる。
この場合、ハンドル上方延出部25B間が、表示装置100のケース120と左右のクランパ部材150とで橋渡しされるので、これらをハンドル25の剛性を向上させる剛性部材として兼用することができる。このため、ハンドル25にクロスパイプを設けなくても、ハンドル剛性を高めることができる。
しかも、本構成では、クランパ部材150が弾性部材で一体成形されるので、表示装置100を車体に対して防振して取り付けることができる。つまり、クランパ部材150が防振部材を兼用し、部品点数を低減でき、これらの構造の複雑化および着脱作業の複雑化を抑えることができる。
また、クランパ部材150が、前後の車幅方向延出部151,152を有し、この前後の車幅方向延出部151,152を開閉自在に連結する連結部(曲がり部)153と、この連結部153との間にハンドル上方延出部25Bを挟持可能にする前後の爪部(ハンドル挟持体)155,156と、前後の車幅方向延出部151,152の車幅方向内側にて、表示装置100の左右側部を挟持する前後の挟持体(表示装置挟持体)157,158とを備えるので、クランパ部材150を前後に広げた状態にし、ハンドル25と表示装置100を挟める位置に移動して閉じる、といった簡易な作業で、ハンドル25と表示装置100の両方を同時に挟持させることができ、組み付け性を良好にすることができる。
また、本構成では、表示装置100の平板部(取付部)123とクランパ部材150とをボルト締めするので、クランパ部材150と表示装置100の取付強度および挟持強度を強固にすることができる。しかも、このボルト締めの構成として、弾性部材からなる前後の車幅方向延出部151,152の一方に埋め込みカラー171を設け、他方に埋め込みナット172を設ける構成を採用するので、ボルト締結力を十分に確保できる。
また、クランパ部材150の表示装置挟持部162は、表示装置100側の面S2(図7参照)が、表示装置100のケース120の側面(面SDや段差部122Aの面等)と平行な形状を有し、この面S2がケース120の側面に接触した状態で、表示装置100を挟持するので、クランパ部材150と表示装置100との接触面積を広くできる。このため、ハンドル剛性を効率よく高め、かつ、クランパ部材150による表示装置100の防振性能を高めることができる。
さらに、このケース120の側面に、段部を構成する突出部122および平板部123を設け、クランパ部材150の表示装置挟持部162が、突出部122および平板部123と係合する形状に形成されるので、クランパ部材150と表示装置100の取付強度および挟持強度をより強固にすることが可能である。
<第2実施形態>
図8および図9は第2実施形態を示している。図8は、ハンドル25部分を前方から見た図であり、図9は、図8のIX−IX断面を示す図である。
第2実施形態では、図9に示すように、ケース120左右に軸線L1と同軸で車幅方向外側に突出する真円の円柱形状を有した突出部(取付部,段部)222が設けられ、この突出部222の外周面には、左右に延びる複数の凸条222Aが全周に渡って設けられる。なお、この複数の凸条222Aは、セレーション加工によって設けられる。
また、同図9に示すように、クランパ部材150の表示装置挟持部162を構成する前後の挟持体157,158には、上記突出部222を前後から挟む凹部260がそれぞれ形成され、各凹部260の内周面には、突出部222の凸条222Aに各々係合するように左右に延びる複数の凹条260Aが、全周に渡って設けられている。
さらに、この凹部260を挟むように上下に間隔を空けて締結ボルト131(図8、図9参照)を締結可能に、前側の挟持体157には、上下一対の貫通孔157Aが設けられ、後側の挟持体158には、上記貫通孔157Aに連通する上下一対の有底穴158Aが設けられている。各貫通孔157Aには、埋め込みカラー171が配置され、各有底穴158Aには、埋め込みナット172が配置される。
本実施形態の構成によれば、クランパ部材150の前後の挟持体157,158によって、ケース120側部に設けられた突出部222が前後から挟持され、さらに、上下一対の締結ボルト131で締結されることによって、クランパ部材150と表示装置100とが強固に連結される。
この場合、突出部222が円柱形状を有するので、突出部222を回転させた位置でも前後の挟持体157,158で挟持可能であり、この突出部222につながる表示装置100の取付角度を任意の角度に調整することができる。これにより、表示装置100の取付角度を、運転者Mに合わせて見やすい位置に調整することが可能になる。
また、車種毎に表示装置100の向きを設定する必要がある場合でも、何ら部品を変更することなく、車種毎に表示装置100の向きを調整することができるので、様々な車種でクランパ部材150および表示装置100を兼用することも可能である。
さらに、本構成では、表示装置100側の突出部222に左右に延びる複数の凸条222Aを設け、この凸条222Aを、前後の挟持体157,158に噛み合わせる構成にしたので、調整した表示装置100の角度を一定に保持することができる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形および応用が可能である。
例えば、上記実施形態では、締結ボルト131を前側から取り付ける場合を説明したが、前側以外(例えば、後側)から取り付けるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、図1に示す自動二輪車10の表示装置取付構造に本発明を適用する場合を説明したが、これに限らず、鞍乗り型車両に本発明を広く適用することができる。なお、鞍乗り型車両とは、車体に跨って乗車する車両全般を含み、自動二輪車(原動機付き自転車も含む)のみならず、ATV(不整地走行車両)に分類される三輪車両や四輪車両を含む車両である。
10 自動二輪車(鞍乗り型車両)
21 ステアリング軸
25 ハンドル
25A ハンドル中央部
25B ハンドル上方延出部
25C ハンドル先端部(ハンドルバー部)
71 ハンドルブラケット
100 表示装置
110 表示ユニット(表示部)
120 ケース
122,222 突出部(取付部,段部)
123 平板部(取付部,段部)
124 貫通孔
131 締結ボルト
150 クランパ部材
151,152 車幅方向延出部
153 連結部(曲がり部)
155 前側爪部(前側ハンドル挟持体)
156 後側爪部(後側ハンドル挟持体)
157 前側の挟持体(前側表示装置挟持体)
158 後側の挟持体(後側表示装置挟持体)
161 ハンドル挟持部
162 表示装置挟持部
171 埋め込みカラー
172 埋め込みナット
222A 凸条
260A 凹条

Claims (8)

  1. 前輪を転舵するステアリング軸に連結されるハンドルブラケットと、当該ハンドルブラケットに取り付けられ、ハンドルブラケットから上方に延びる左右の上方延出部と左右の上方延出部の上部から車幅方向外側に延びる左右のハンドルバー部とを有したハンドルとを備え、左右の上方延出部の間に、車両に関する情報を表示する表示部を有した表示装置を配した鞍乗り型車両の表示装置取付構造において、
    ハンドル挟持部と表示装置挟持部を備えたクランパ部材を左右一対設け、
    前記ハンドル挟持部が、前記ハンドルの左右の上方延出部をそれぞれ挟持し、前記表示装置挟持部が、前記表示装置の左右側部をそれぞれ挟持することを特徴とする鞍乗り型車両の表示装置取付構造。
  2. 前記クランパ部材は、
    前記ハンドルの前方および後方を車幅方向に延出する前後の車幅方向延出部と、
    前記前後の車幅方向延出部を、車幅方向外側部を基準に開閉自在に連結する曲がり部と、
    前記曲がり部との間に前記ハンドルの上方延出部を挟持可能に、それぞれの車幅方向延出部の一方側から他方側に向けて延出し、前記ハンドル挟持部を構成する前後のハンドル挟持体と、
    前記前後の車幅方向延出部の車幅方向内側にて、前記表示装置の左右側部を挟持可能に、それぞれの車幅方向延出部の一方側から他方側に向けて延出し、前記表示装置挟持部を構成する前後の表示装置挟持体とを有することを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両の表示装置取付構造。
  3. 前記クランパ部材の前記車幅方向延出部と、前記前後のハンドル挟持体と、前記前後の表示装置挟持体とは、弾性部材を一体成形して形成されることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両の表示装置取付構造。
  4. 前記表示装置の前記表示部を収容するケースが、その左右側部に外方に突出する取付部を備え、当該取付部に貫通孔が設けられ、
    前記クランパ部材の前記前側および後側の表示装置挟持体のいずれか一方には、埋め込みカラーが設けられると共に、他方には、埋め込みナットが設けられ、
    前記埋め込みカラー、前記取付部の貫通孔および前記埋め込みナットがボルトで締結されることを特徴とする請求項2又は3に記載の鞍乗り型車両の表示装置取付構造。
  5. 前記クランパ部材の前記表示装置挟持部は、前記表示装置側の面が、前記表示装置の前記表示部を収容するケースの側面と平行な形状を有し、この面が前記ケースの側面に接触した状態で、前記表示装置を挟持することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の鞍乗り型車両の表示装置取付構造。
  6. 前記ケースの側面に段部が設けられ、
    前記クランパ部材の前記表示装置挟持部は、前記段部と係合する形状に形成されることを特徴とする請求項5に記載の鞍乗り型車両の表示装置取付構造。
  7. 前記表示装置の前記表示部を収容するケースが、その左右側部に外方に突出する円柱状の取付部を備え、
    前記クランパ部材の前記前後の表示装置挟持体のいずれか一方には、埋め込みカラーが上下に設けられると共に、他方には、埋め込みナットが上下に設けられ、
    前記埋め込みカラーと前記埋め込みナットとが上下のボルトで締結され、この上下のボルト間で、前記前側および後側の表示装置挟持体の間に前記表示装置の前記取付部が挟持されることを特徴とする請求項2又は3に記載の鞍乗り型車両の表示装置取付構造。
  8. 前記円柱状の取付部には、左右に延びる複数の凸条が設けられることを特徴とする請求項7に記載の鞍乗り型車両の表示装置取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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