JP2011172703A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像表示器の正面側に出現させる装飾可動物を一方向のみに移動させることができるようにし、遊技者にとって意外な装飾可動物の出現形態を実現する。
【解決手段】遊技機は、遊技球が打ち出される遊技領域を有し、その遊技領域の中央に開口部が設けられた遊技盤10と、遊技盤10の背面側に配置され、遊技盤10の開口部を通して遊技盤10の正面側から視認可能な画像表示器13と、遊技盤10と画像表示器13との間に設けられ、画像表示器13の前方側に進退可能であり案内レール23が形成された可動アーム22と、可動アーム22に形成された案内レール23に沿って移動する装飾可動物18とを備える。装飾可動物18は、可動アーム22が画像表示器13の前方側において所定角度の傾斜状態まで駆動されたとき、案内レール23に沿って、画像表示器13の前方を一端側から他端側に向かって移動する。
【選択図】図12

Description

本発明は、遊技球が打ち出される遊技盤のほぼ中央に各種画像を表示する画像表示器が設けられたパチンコ遊技機などの遊技機に関する。
パチンコ遊技機などの遊技機において、遊技盤面上に打ち出された遊技球が所定の始動口に入球することを条件として特別図柄の変動表示を行い、その変動表示が特定の図柄で停止すると大当たりとなって大入賞口を開放する大入賞口開放遊技に移行し、遊技者に有利な遊技価値を付与するものが数多く提供されている。この種の遊技機では、一般に、遊技盤のほぼ中央に画像表示器が設けられている。このような画像表示器では、遊技の進行に伴って各種の演出画像が表示される。例えば特別図柄の変動表示に連動させてリーチ演出などの動画像を表示することにより、大当たりに当選するかもしれないという期待感を高揚させる演出などが行われる。ところが、画像表示器において演出画像を表示するのみでは、遊技機で行われる演出が単調なものになってしまう。また、遊技者の視線が画像表示器の表示画面だけに固定されてしまうので、遊技の興趣性を高めることができない。
そのため、従来の遊技機は、画像表示器の周囲に種々の可動役物を配置し、画像表示器で表示される演出画像と連動させて可動役物を動作させることにより、遊技機において多彩な演出を行うことができるように構成されている。これにより、可動役物の動作に遊技者の視線を集中させることも可能になる。このような遊技機のひとつとして、例えば、ワイヤで吊り下げた可動役物を画像表示器の前方側で昇降動作させることにより、演出効果を高めるようにしたものが知られている(例えば特許文献1)。この従来技術によれば、画像表示器の前方に可動役物が下降してくるため、遊技者の視線は必然的に画像表示器の表示画面から可動役物へと移り、可動役物の動作に注目するようになる。
特開2009−72336号公報
ところで、従来の遊技機に設けられる可動役物は、画像表示器の周囲で待機する待機位置と、画像表示器の前方側に進出させた作動位置との間で往復移動するように構成されている。このような構成では、可動役物を待機位置から作動位置へ動作させるときには、遊技者が注目している画像表示器の前方に可動役物が突然進出してくることになるので、遊技者を驚かせるようなインパクトのある演出を行うことが可能である。しかし、その反面、画像表示器の前方に進出させた可動役物を元の待機位置へと戻すときには、その可動役物の動作は遊技者によって視認されるものの、遊技者に対して特別な印象を抱かせるものではない。それ故、従来の遊技機では、可動役物を作動させた後、その可動役物を元の待機位置へと戻す際には特別な演出効果を発揮しないにもかかわらず、その動作が遊技者に視認されるという問題がある。
また従来の遊技機は、可動役物を単に往復移動させる構成であるため、可動役物の動作が単調なものにならざるを得ない。そのため、遊技者によって可動役物の動作が予測され易く、また遊技者にとって意外な可動役物の出現形態を実現することが難しいという問題がある。
そこで本発明は、上述した従来の問題点を解決することを目的としてなされたものであり、画像表示器の前方側に出現させる可動物を一方向のみに移動させることができる構成とし、遊技者にとって意外な可動物の出現形態を実現できるようにした遊技機を提供するものである。
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、遊技機であって、遊技球が打ち出される遊技領域を有し、該遊技領域の中央に開口部が設けられた遊技盤と、前記遊技盤の背面側に配置され、前記開口部を通して前記遊技盤の正面側から視認可能な画像表示器と、前記遊技盤と前記画像表示器との間に設けられ、前記画像表示器の前方側に進退可能であり、案内レールが形成された可動アームと、前記可動アームを駆動する駆動手段と、前記可動アームに形成された前記案内レールに沿って移動する装飾可動物と、を備え、前記装飾可動物は、前記可動アームが前記画像表示器の前方側において所定角度の傾斜状態まで駆動されたとき、前記案内レールに沿って、前記画像表示器の前方を一端側から他端側に向かって移動することを特徴とする構成である。
また請求項2にかかる発明は、請求項1記載の遊技機において、前記装飾可動物は、前記画像表示器の前方を自重で移動することを特徴とする構成である。
また請求項3にかかる発明は、請求項1又は2に記載の遊技機において、前記装飾可動物は、前記案内レールに沿って前記画像表示器の前方を移動した後、前記遊技盤の背面側で前記案内レールの他端側から一端側に移動して初期位置へ復帰することを特徴とする構成である。
また請求項4にかかる発明は、請求項3記載の遊技機において、前記可動アームは、前記遊技盤の背面側に退避することにより、前記案内レールを前記初期位置に向かって下降させた状態となり、前記装飾可動物は、前記遊技盤の背面側において、前記案内レールの傾斜により自重で前記初期位置へ移動することを特徴とする構成である。
また請求項5にかかる発明は、遊技機であって、遊技球が打ち出される遊技領域を有し、該遊技領域の中央に開口部が設けられた遊技盤と、前記遊技盤の背面側に配置され、前記開口部を通して前記遊技盤の正面側から視認可能な画像表示器と、前記遊技盤と前記画像表示器との間に設けられ、前記画像表示器の前方側に進退可能であり、第1の案内レールが形成された第1の可動アームと、前記第1の可動アームに形成された前記第1の案内レールに沿って移動する第1の装飾可動物と、前記遊技盤と前記画像表示器との間に設けられ、前記画像表示器の前方側に進退可能であり、第2の案内レールが形成された第2の可動アームと、前記第2の可動アームに形成された前記第2の案内レールに沿って移動する第2の装飾可動物と、前記第1および第2の可動アームのそれぞれを駆動する駆動手段と、を備え、前記第1の装飾可動物は、前記第1の可動アームが前記画像表示器の前方側において所定角度の右下がり傾斜状態まで駆動されたとき、前記第1の案内レールに沿って前記画像表示器の前方を左上から右下に向かって移動し、前記第2の装飾可動物は、前記第2の可動アームが前記画像表示器の前方側において所定角度の左下がり傾斜状態まで駆動されたとき、前記第2の案内レールに沿って前記画像表示器の前方を左上から右下に向かって移動することを特徴とする構成である。
また請求項6にかかる発明は、請求項5記載の遊技機において、前記第1の装飾可動物は、前記第1の可動アームが所定角度の右下がり傾斜状態まで駆動されたとき、前記第1の案内レールの一端側から他端側に向かって自重で移動し、前記第2の装飾可動物は、前記第2の可動アームが所定角度の左下がり傾斜状態まで駆動されたとき、前記第2の案内レールの一端側から他端側に向かって自重で移動することを特徴とする構成である。
また請求項7にかかる発明は、請求項5又は6に記載の遊技機において、前記第1の装飾可動物は、前記第1の案内レールに沿って前記画像表示器の前方側を移動した後、前記遊技盤の背面側で、前記第1の案内レールに沿って移動する前の第1の初期位置へ復帰すると共に、前記第2の装飾可動物は、前記第2の案内レールに沿って前記画像表示器の前方側を移動した後、前記遊技盤の背面側で、前記第2の案内レールに沿って移動する前の第2の初期位置へ復帰することを特徴とする構成である。
また請求項8にかかる発明は、請求項7記載の遊技機において、前記第1の可動アームは、前記遊技盤の背面側に退避することにより、前記第1の案内レールを前記第1の初期位置へ向かって下降させた状態となり、前記第1の装飾可動物は、前記遊技盤の背面側において、前記第1の案内レールの傾斜により自重で前記第1の初期位置へ移動し、前記第2の可動アームは、前記遊技盤の背面側に退避することにより、前記第2の案内レールを前記第2の初期位置へ向かって下降させた状態となり、前記第2の装飾可動物は、前記遊技盤の背面側において、前記第2の案内レールの傾斜により自重で前記第2の初期位置へ移動することを特徴とする構成である。
さらに請求項9にかかる発明は、請求項5乃至8のいずれかに記載の遊技機において、前記駆動手段は、前記第1および第2の可動アームのいずれか一方を選択的に駆動することを特徴とする構成である。
本発明によれば、装飾可動物は、可動アームが画像表示器の前方側において所定角度の傾斜状態まで駆動されたとき、案内レールに沿って、画像表示器の前方を一端側から他端側に向かって移動するように構成される。そのため、画像表示器の前方側に出現する装飾可動物は画像表示器の前方を一方向のみに移動するので、遊技者にとって意外な装飾可動物の出現形態を実現可能である。また、このような出現形態により、遊技者を驚かせるようなインパクトのある演出だけを行うことが可能である。
遊技機の一構成例を示す正面図である。 遊技機の前枠部材を開放した状態を示す図である。 遊技機における遊技盤の構成を示す分解斜視図である。 役物保持枠体に設けられる役物動作機構の詳細な一構成例を示す分解斜視図である。 役物動作機構の動作態様を示す図である。 画像表示器の前方における第1および第2の可動アームの動作態様の一例を示す図である。 画像表示器の前方における第1および第2の可動アームの動作態様の一例を示す図である。 画像表示器の前方における第1および第2の可動アームの動作態様の一例を示す図である。 画像表示器の前方における第1および第2の可動アームの動作態様の一例を示す図である。 可動アームの先端部の構造を示す図である。 可動アームに設けられる案内レールと装飾可動物とを示す拡大図である。 遊技盤の正面側からみた第1の装飾可動物の移動による演出態様の一例を示す図である。 遊技盤の正面側からみた第2の装飾可動物の移動による演出態様の一例を示す図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、以下に説明する実施形態において互いに共通する部材には同一符号を付しており、それらについて重複する説明は省略する。
図1は、本実施形態における遊技機1の外観構成の一例を示す正面図である。この遊技機1は、遊技者の指示操作により打ち出された遊技球が各種入賞口に入球すると賞球を払い出すように構成された弾球式の遊技機である。遊技機1は、遊技機本体1aの正面側に開閉可能に取り付けられた前枠部材3を備えている。
前枠部材3は、その中央に透明ガラス板2aが嵌め込まれた窓部2を有している。遊技者は、この透明ガラス板2aを介して遊技機1の正面側から遊技機本体1aに取り付けられる遊技盤10を視認可能である。前枠部材3は、窓部2の下部右側に、遊技者が操作するハンドルレバー4を備えており、遊技者がこのハンドルレバー4を右回り方向(時計回り方向)に回転操作すると、その操作角度に応じた打球力で遊技球が遊技盤10の盤面に所定の時間間隔で打ち出されるようになっている。
また前枠部材3は、窓部2の上部左右両側に設けられた一対のスピーカ5と、窓部2の上部および下部のそれぞれ中央に設けられた枠ランプ6とを備えている。スピーカ5は楽曲や音声、効果音などを発することで各種の演出を行い、枠ランプ6は点灯点滅のパターンや発光色の違いなどで各種の演出を行うように構成されている。
図2は、遊技機1の前枠部材3を開放した状態を示す斜視図である。図2に示すように前枠部材3は、遊技機本体1aの左側に設けられた支持部1bで回動可能に軸支されている。遊技者が遊技を行うときには、図1に示すように前枠部材3は遊技機本体1aに閉じられ、施錠された状態となる。遊技中、例えば遊技盤10の遊技領域11において球詰まりなどが生じると、店員が前枠部材3を解錠して図2に示すように前枠部材3を開放することにより、球詰まりなどを解消することができる。
図2に示すように遊技機本体1aには、遊技盤10が取り付けられている。この遊技盤10の正面側には、遊技球が打ち出される略円形の遊技領域11が形成されている。遊技領域11のほぼ中央にはセンター役物などとも称される飾り枠体12が設けられている。さらに飾り枠体12の中央の背面側には画像表示器13が配置されている。画像表示器13は、例えばカラー液晶ディスプレイなどで構成され、遊技の進行状況に応じて各種の演出画像を表示する。
また図示を省略しているが、遊技領域11の内側には、多数の釘、スルーゲート、風車、普通入賞口、始動口、電動チューリップ、大入賞口等の公知の部材が配置される。そして遊技機1は、始動口に遊技球が入球すると、それに伴って乱数を取得し、その取得した乱数が所定値であるか否かを判定することにより大当たり抽選を行う。遊技機1において大当たり抽選が行われると、画像表示器13は、例えば1〜9までの数字が付された3つの装飾図柄画像の変動表示を個別に行い、変動表示を開始してから所定時間が経過したタイミングで3つの装飾図柄画像を停止させる。このとき、3つの装飾図柄画像が揃った状態で停止すれば大当たりとなり、遊技機1は大入賞口を開放させる大入賞口開放遊技へと移行し、遊技者に有利な遊技価値が付与される。すなわち、大入賞口開放遊技では、大入賞口に多数の遊技球が入球するので、遊技者は多くの賞球を獲得することができるようになる。
次に図3は、遊技機1における遊技盤10の構成を示す分解斜視図である。図3に示すように、遊技盤10のほぼ中央には開口部10aが形成されている。遊技盤10の背面側に配置される画像表示器13の表示画面は、この開口部10aを通して遊技盤10の正面側から視認可能である。この開口部10aの周縁部には、遊技盤10の正面側から飾り枠体12が取り付けられる。これにより、飾り枠体12は、画像表示器13の画面枠を構成する。
一方、画像表示器13は、遊技盤10の背面側に役物保持枠体14を介して取り付けられる。つまり、遊技盤10の背面側には役物保持枠体14が取り付けられ、その役物保持枠体14のさらに背面側に画像表示器13が取り付けられる。
役物保持枠体14は、一定の厚みを有する箱形の枠体であり、正面側が全面開放されており、背面側に画像表示器13の表示画面サイズに対応した窓部16が形成された構造である。役物保持枠体14の正面側縁部には、その上下に一対のフランジ部14a,14bが設けられている。これらフランジ部14a,14bが遊技盤10の背面側の所定位置にビス止めされることにより、役物保持枠体14は遊技盤10の背面側に固定される。そして画像表示器13は、表示画面の周縁部が役物保持枠体14における窓部16の周囲に取り付けられることにより役物保持枠体14の背面側に固定される。
遊技盤10と画像表示器13との間に設けられる役物保持枠体14の内側には、役物動作機構20が設けられる。役物動作機構20は、モータ21と、第1の可動アーム22と、第2の可動アーム24とを備えている。モータ21は、第1および第2の可動アーム22,24のそれぞれを個別に駆動する駆動手段である。
第1の可動アーム22は、例えば無色透明な合成樹脂で形成される長尺状部材であり、その長手方向に沿って第1の案内レール23が形成されている。案内レール23は、例えば可動アーム22の正面側から背面側に貫通する所定長さの長孔として形成され、その長孔の幅はほぼ一定となっている。そして案内レール23を構成する長孔には、第1の装飾可動物18が遊挿される。したがって、第1の装飾可動物18は、可動アーム22に形成された案内レール23に沿って移動可能な構成となっている。
このような第1の可動アーム22は、その基端部が役物保持枠体14の右下部の所定箇所において回動可能に軸支されている。そしてモータ21によって駆動されることにより、可動アーム22は、その基端部の回動軸周り回動し、画像表示器13の前方側であって、遊技盤10の正面側から開口部10aを通して視認可能な領域に対して進退するように構成される。
第2の可動アーム24もまた、第1の可動アーム22と同様に、例えば無色透明な合成樹脂で形成される長尺状部材であり、その長手方向に沿って第2の案内レール25が形成されている。案内レール25は、例えば可動アーム24の正面側から背面側に貫通する所定長さの長孔として形成され、その長孔の幅はほぼ一定となっている。そして案内レール25を構成する長孔には、第2の装飾可動物19が遊挿される。したがって、第2の装飾可動物19は、可動アーム24に形成された案内レール25に沿って移動可能な構成となっている。
このような第2の可動アーム24は、その基端部が役物保持枠体14の左下部の所定箇所において回動可能に軸支されている。そしてモータ21によって駆動されることにより、可動アーム24は、その基端部の回動軸周り回動し、画像表示器13の前方側であって、遊技盤10の正面側から開口部10aを通して視認可能な領域に対して進退するように構成される。
図4は、役物保持枠体14に設けられる役物動作機構20の詳細を示す分解斜視図である。役物保持枠体14の内面には、モータブラケット27と、フレーム28とが取り付けられる。モータ21は、役物保持枠体14の内面に取り付けられるモータブラケット27によって支持される。このモータ21は、その回転軸を正逆双方向に回動させることが可能である。モータ21の回転軸には円盤状の回転板30が取り付けられており、モータ21は、この回転板30を正逆双方向に回動させる。回転板30には、その回転中心から所定長離れた位置に円柱状の突起31が設けられている。この突起31は、回転板30が回転することにより所定の円軌道上を移動する。また、この突起31には、シャフト32の一端部が取り付けられる。すなわち、シャフト32は、その両端部に円形の孔32a,32bが形成されており、それら2つの孔32a,32bのうちの一方の孔32aが回転板30の突起31と係合した状態に取り付けられる。またシャフト32の他方の孔32bは、フレーム28のガイド孔28aに取り付けられる昇降部材33と係合する。
昇降部材33は、概略四角柱状の部材であり、図4の破線領域に拡大して示すように、その左右両側面に所定長さのギア34,35が設けられている。ここで、ギア34は昇降部材33の右側面の上部に形成されており、ギア35は昇降部材33の左側面の下部に形成されている。また昇降部材33は、その正面側に上下方向に並んだ2つの突起33a,33bを有している。昇降部材33は、これら2つの突起33a,33bがフレーム28に形成された上下方向のガイド孔28aに挿入された状態で取り付けられることにより、ガイド孔28aに沿って上下に移動可能となる。また2つの突起33a,33bのうちの一方は、その先端がガイド孔28aから所定長さ突出するようになっており、その突出した部分にシャフト32の他方の孔32bが係合した状態に取り付けられる。したがって、回転板30が回転することにより、昇降部材33はガイド孔28aに沿って昇降動作を行う。そして本実施形態では、昇降部材33が昇降動作を行うことにより、第1および第2の可動アーム22,24のいずれか一方を選択的に動作させるように構成される。
尚、本実施形態では、昇降部材33を昇降させる駆動手段としてモータ21を設けた場合を例示しているが、この駆動手段はモータ21に限られない。例えば、ソレノイドなどのアクチュエータを駆動手段として用いて昇降部材33を昇降させる構成であっても良い。
フレーム28には、昇降部材33が所定の動作範囲にあるときに昇降部材33のギア34と歯合する円形歯車36が回動自在に取り付けられる。またフレーム28には、略水平方向に形成されたガイド孔28bが形成されており、このガイド孔28bに対してラック37が摺動自在に取り付けられている。すなわち、ラック37は、その正面側に2つの突起37a,37bを有しており、これら2つの突起37a,37bが略水平方向のガイド孔28bに挿入された状態で取り付けられることにより、フレーム28の背面側をガイド孔28bに沿って左右方向へ移動可能となる。このラック37には、その左右両端部上面にギア38,39が形成されている。このうちラック37の左端部に設けられたギア38は、円形歯車36と歯合している。またラック37の右端部に設けられたギア39は、フレーム28に対して回動自在に取り付けられる円形歯車40と歯合している。
またフレーム28の右側には、第1の可動アーム22の基端部22aを支持するブラケット28cが設けられている。つまり、可動アーム22は、ブラケット28cによって基端部22aが回動可能に支持されている。この可動アーム22の基端部22aには、円盤状の従動部材22bが一体的に設けられている。従動部材22bには、その周縁部の少なくとも一部に円形歯車40と歯合するギアが設けられている。そのため、円形歯車40が回動すると、それに伴って従動部材22bが回動して可動アーム22が動作する。したがって、昇降部材33が所定の動作範囲内で昇降動作を行うと、第1の可動アーム22は基端部22aを中心に回動して俯仰動作を行い、画像表示器13の前方側における遊技盤10の正面側から開口部10aを通して視認可能な領域に対して進退する。
そして第1の可動アーム22が画像表示器13の前方において所定角度で起立した状態に駆動されると、可動アーム22の先端部に保持されている第1の装飾可動物18が案内レール23に沿って自重で可動アーム22の基端部22aに向かって移動していく。
一方、第2の可動アーム24の基端部24aは、役物保持枠体14の内側に対して回動自在に取り付けられる。また可動アーム24の基端部24aには、円盤状の従動部材24bが一体的に設けられている。その従動部材24bには周縁部の少なくとも一部に、昇降部材33が所定の動作範囲にあるときに昇降部材33のギア35と歯合するギアが設けられている。そのため、昇降部材33が所定の動作範囲内で昇降動作を行うと、それに伴って従動部材24bが回動し、可動アーム24が動作する。つまり、昇降部材33が所定の動作範囲内で昇降動作を行うと、第2の可動アーム24は基端部24aを中心に回動して俯仰動作を行い、画像表示器13の前方側における遊技盤10の正面側から開口部10aを通して視認可能な領域に対して進退する。
そして第2の可動アーム24が画像表示器13の前方において所定角度で起立した状態に駆動されると、可動アーム24の先端部に保持されている第2の装飾可動物19が案内レール25に沿って自重で可動アーム24の基端部24aに向かって移動していく。
図5は、役物動作機構20の動作態様を示す図である。尚、図5は役物動作機構20を遊技機1の正面側からみた図を表している。上記のように構成される役物動作機構20は、モータ21が停止しているとき、図5(a)又は(c)に示すように回転板30の突起31が円軌道上の最も左側又は右側に位置するように制御される。上述したように、モータ21が駆動され、回転板30が回転すると、突起31は円軌道上を移動する。このとき、突起31はその高さ位置を上下に変動させるようになっており、その上下変動の中間位置である円軌道上の最も左側又は右側に位置する状態でモータ21が停止するように制御される。
例えば、図5(a)に示すように、回転板30の突起31が円軌道上の最左点にある状態が、装飾可動物18,19を動作させる前の初期状態とする。この初期状態では、第1および第2の可動アーム22,24はそれぞれその先端部を基端部22a,24aよりも低い位置に下降傾斜させた状態となっている。それ故、装飾可動物18,19のそれぞれは、各可動アーム22,24の先端部に位置している。
この状態で、モータ21が回転板30を反時計回りへ回転させると、回転板30の突起31は、円軌道上の最左点から最下点へ向かって回動する。これに伴いシャフト32が昇降部材33を押し下げるので、昇降部材33のギア34が円形歯車36と歯合するようになる。そして昇降部材33の更なる下降に従って円形歯車36が回動し、ラック37を右方向へ移動させる。これに伴い、役物動作機構20の右側に設けられた円形歯車40が回動し、さらに可動アーム22の従動部材22bが回動する。その結果、可動アーム22が基端部22aを中心に回動し、その先端部が持ち上げられていく。そして図5(b)に示すように、回転板30の突起31が最下点になると、昇降部材33は最も下降した状態となり、第1の可動アーム22が最大角度で起立した状態となる。
その後、突起31が円軌道上の最下点から最右点へ向かって回動していくと、シャフト32が昇降部材33を引き上げるので、昇降部材33は円形歯車36を逆方向に回動させ、ラック37を左方向へ移動させる。これに伴い、役物動作機構20の右側に設けられた円形歯車40が逆方向へ回動し、さらに可動アーム22の従動部材22bも逆方向へ回動する。その結果、可動アーム22が基端部22aを中心に逆方向へ回動し、その先端部が持ち下げられていく。そして図5(c)に示すように、回転板30の突起31が最右点になると、昇降部材33は初期状態と同じ上下変動の中間位置に戻る。このとき、昇降部材33のギア34と、円形歯車36とが互いに歯合した状態が解除される。そして可動アーム22は、初期状態と同様に、その先端部を基端部22aよりも低い位置に下降傾斜させた状態に戻る。
さらにモータ21が回転板30を反時計回りへ回転させると、回転板30の突起31は、円軌道上の最右点から最上点へ向かって回動する。これに伴いシャフト32が昇降部材33を引き下げるので、昇降部材33のギア35が可動アーム24の従動部材24bに設けられたギアと歯合するようになる。そして昇降部材33の更なる上昇に従って可動アーム24の従動部材24bが回動する。その結果、可動アーム24が基端部24aを中心に回動し、その先端部が持ち上げられていく。そして図5(d)に示すように、回転板30の突起31が最上点になると、昇降部材33は最も上昇した状態となり、第2の可動アーム24が最大角度で起立した状態となる。
その後、突起31が円軌道上の最上点から最左点へ向かって回動していくと、シャフト32が昇降部材33を押し下げるので、昇降部材33は従動部材24bを逆方向に回動させる。その結果、可動アーム24が基端部24aを中心に逆方向へ回動し、その先端部が持ち下げられていく。そして図5(a)に示すように、回転板30の突起31が最左点になると、昇降部材33は初期状態に戻る。このとき、昇降部材33のギア35と、従動部材24bとが互いに歯合した状態が解除される。そして可動アーム24は、その先端部を基端部22aよりも低い位置に下降傾斜させた初期状態へと戻る。
このように昇降部材33は、その上下変動範囲のうちの中間位置よりも下側で昇降動作を行うことにより、第1の可動アーム22だけを俯仰動作させることができる。また昇降部材33は、その上下変動範囲のうちの中間位置よりも上側で昇降動作を行うことにより、第2の可動アーム24だけを俯仰動作させることができる。そして上記のように回転板30を反時計回りに1回転させることにより、先に第1の可動アーム22を動作させ、その後に第2の可動アーム24を動作させることができる。
また図5(a)に示す初期状態のとき、モータ21が回転板30を時計回りに1回転させれば、先に第2の可動アーム24を動作させ、その後に第1の可動アーム22を動作させることも可能である。また、図5(a)に示す初期状態のとき、モータ21が回転板30を反時計回りに半回転させれば、第1の可動アーム22だけを動作させることができる。さらに図5(a)に示す初期状態のとき、モータ21が回転板30を時計回りに半回転させれば、第2の可動アーム24だけを動作させることができる。したがって、本実施形態の遊技機1は、モータ21の回転方向およびその回転量を制御することにより、第1および第2の可動アーム22,24を選択的に動作させることが可能である。
図6乃至図9は、画像表示器13の前方における第1および第2の可動アーム22,24の動作態様を示す図である。図6および図8に示すように、回転板30の突起31が円軌道上の最左点又は最右点にある状態のとき、第1および第2の可動アーム22,24は、画像表示器13の前方の視認可能な領域から退避した状態となっている。例えば図6に示す状態から、モータ21が回転板30を反時計回りへ1/4回転させると、図7に示すように、第1の可動アーム22が、画像表示器13の前方の視認可能な領域において最大角度で起立した状態となる。
このとき、第1の可動アーム22は、所定角度の右下がり傾斜状態となり、案内レール23もまた右下がり傾斜状態となる。そしてこの傾斜角度が所定角度を超えると、第1の可動アーム22の先端部に保持されている第1の装飾可動物18は、案内レール23に沿って画像表示器13の前方側を左上から右下に向かって自重で移動していく。ここで、案内レール23は、画像表示器13における表示画面の対角線長よりも長く形成されている。そのため、可動アーム22の傾斜角度が所定角度を超えるまでは、第1の装飾可動物18は、遊技盤10の背面側に隠れた状態となっており、開口部10aを通して遊技盤10の正面側からは視認することができない。そして可動アーム22の傾斜角度が所定角度を超えると、画像表示器13の正面側に第1の装飾可動物18が現れて左上から右下に向かって移動していき、その後、再び遊技盤10の背面側に隠れた状態となる。
そして図7に示す状態から、モータ21が回転板30を反時計回りへ更に1/4回転させると、図8に示すように、第1の可動アーム22が、画像表示器13の前方側の視認可能な領域から退避した状態となる。このとき、可動アーム22は先端部を下降傾斜させた状態となる。そのため、案内レール23に沿って可動アーム22の基端部側に移動した第1の装飾可動物18は、遊技盤10の背面側で、可動アーム22の先端部に向かって自重で移動していき、元の初期位置へ復帰する。
そして図8に示す状態から、モータ21が回転板30を反時計回りへ更に1/4回転させると、図9に示すように、第2の可動アーム24が、画像表示器13の前方の視認可能な領域において最大角度で起立した状態となる。
このとき、第2の可動アーム24は、所定角度の左下がり傾斜状態となり、案内レール25もまた左下がり傾斜状態となる。そしてこの傾斜角度が所定角度を超えると、第2の可動アーム24の先端部に保持されている第2の装飾可動物19は、案内レール25に沿って画像表示器13の前方側を右上から左下に向かって自重で移動していく。ここで、案内レール25は、画像表示器13における表示画面の対角線長よりも長く形成されている。そのため、可動アーム24の傾斜角度が所定角度を超えるまでは、第2の装飾可動物19は、遊技盤10の背面側に隠れた状態となっており、開口部10aを通して遊技盤10の正面側からは視認することができない。そして可動アーム24の傾斜角度が所定角度を超えると、画像表示器13の前方側に第2の装飾可動物19が現れて右上から左下に向かって移動していき、その後、再び遊技盤10の背面側に隠れた状態となる。
そして図9に示す状態から、モータ21が回転板30を反時計回りへ更に1/4回転させると、図6に示す状態に戻り、第2の可動アーム24が、画像表示器13の前方側の視認可能な領域から退避した状態となる。このとき、可動アーム24は先端部を下降傾斜させた状態となる。そのため、案内レール25に沿って可動アーム24の基端部側に移動した第2の装飾可動物19は、遊技盤10の背面側で、可動アーム24の先端部に向かって自重で移動していき、元の初期位置へ復帰する。
尚、図7又は図9に示すように、可動アーム22,24を所定角度の傾斜状態にすることによって第1又は第2の装飾可動物18,19が画像表示器13の前方を案内レール23,25に沿って移動し始めた後、モータ21を一時的に停止させて可動アーム22,24の傾斜状態を一定時間保持するように構成しても良い。この場合、モータ21を停止させる時間は、例えば第1又は第2の装飾可動物18,19が画像表示器13の前方を移動するのに要する時間に設定される。これにより、第1又は第2の装飾可動物18,19は、画像表示器13の前方を、ほぼ表示画面の対角線に沿って直線的に移動することができるようになる。
図10は、可動アーム22の先端部の構造を示す図である。尚、図10では第1の可動アーム22のみを示しているが、第2の可動アーム24の先端部の構造もこれと同様である。可動アーム22の先端部には、案内レール23に連結された状態で形成される保持部51が設けられる。保持部51は、第1の装飾可動物18を保持しておくために形成され、画像表示器13の前方で第1の装飾可動物18を移動させる際の初期位置を規定する。図10(a)に示すように、保持部51は、可動アーム22の長手方向に沿って形成される案内レール23の先端部を所定角度θだけ下降傾斜させることにより形成される。そのため、可動アーム22が駆動され、画像表示器13の前方側に進出してその傾斜角度を次第に大きくしていく場合であっても、図10(b)に示すように可動アーム22の傾斜角度が所定角度を超えるまでは、第1の装飾可動物18が保持部51に留まる。そして可動アーム22の傾斜角度が所定角度を超え、図10(c)に示すように保持部51が案内レール23に向かって下降した状態になると、第1の装飾可動物18は保持部51から案内レール23に転動し、その後、案内レール23に沿って画像表示器13の前方を可動アーム22の基端部に向かって移動していく。
そして可動アーム22が遊技盤10の背面側に退避し、その先端部を下降させた元の状態に戻ると、第1の装飾可動物18は、遊技盤10の背面側で案内レール23に沿って逆方向へ移動していき、再び保持部51に保持された状態へと戻る。このような保持部51を可動アーム22の先端部に設けることにより、可動アーム22の傾斜角度が所定角度を超えたときに、第1の装飾可動物18が画像表示器13の前方側を移動していくように構成することができる。また同様の保持部51を可動アーム24の先端部にも設けることにより、可動アーム24の傾斜角度が所定角度を超えたときに、第2の装飾可動物19が画像表示器13の前方側を移動していくように構成することもできる。
図11は、可動アーム22に設けられる案内レール23と装飾可動物18とを示す拡大図である。図11に示すように、装飾可動物18は、その正面側に星形などの所定の形状に造形された装飾部60を有し、その装飾部60の背面側に円柱状の軸部61が設けられた構成である。軸部61の直径は、案内レール23の長孔の幅よりも小さくなっている。装飾可動物18は、その軸部61が可動アーム22の正面側から案内レール23に挿入される。そして可動アーム22の背面側に突出する軸部61の先端に留め具62が取り付けられることにより、装飾可動物18は案内レール23から離脱することなく、案内レール23に沿って転動可能である。
また装飾可動物18の装飾部60の内部には、LEDや電球などの発光体63が設けられており、発光体63が所定の明るさで発光することにより装飾部60の前面全体が明るく点灯するようになっている。軸部61の表面には、発光体63に対して電力を供給するための接点となる導線パターン64,65が環状に形成されており、これら導線パターン64,65は例えば軸部61の内部配線を経由して発光体63に電力を供給するように構成されている。
一方、案内レール23の下面側には、装飾可動物18の軸部61に形成された導線パターン64,65のそれぞれと接触する導線パターン52,53が形成されている。これら導線パターン52,53は、発光体63に対して給電するためのパターンである。これら導線パターン52,53は、図示しないスイッチ手段により、電源に接続された通電状態と、電源に接続されていない非通電状態とに切り替えられる。例えば、可動アーム22が駆動され、画像表示器13の前方での可動アーム22の傾斜角度が所定角度を超えると、導線パターン52,53は通電状態となり、それ以外の状態では非通電状態となる。尚、導線パターン52,53を通電状態にする可動アーム22の傾斜角度は、装飾可動物18が案内レール23に沿って移動を開始する前の角度に設定しておくことが好ましい。
したがって、可動アーム22が画像表示器13の前方で傾斜した状態となり、装飾可動物18が案内レール23に沿って移動していくとき、軸部61に形成された導線パターン64,65と、案内レール23に形成された導線パターン64,65とが互いに接触した状態で移動していくため、発光体63が発光して装飾部60の前面全体を明るく点灯させながら画像表示器13の前方を移動していく。ここで、可動アーム22は、無色透明であるため、画像表示器13の前方で傾斜した状態に駆動されても、遊技者は画像表示器13で表示される画像を視認することができる。つまり、可動アーム22が画像表示器13の前方に対して進退する動作は、画像表示器13の視認性に何ら影響を与えるものではない。そして可動アーム22が画像表示器13の前方側に進出した後、装飾可動物18が明るく点灯しながら画像表示器13の前方側を移動していくようになる。
尚、図11では、可動アーム22に設けられる案内レール23と装飾可動物18との関係を示したが、可動アーム24に設けられる案内レール25と装飾可動物19との関係も上記と同様である。すなわち、可動アーム24が画像表示器13の前方側に進出した後、装飾可動物19が明るく点灯しながら画像表示器13の前方側を移動していくように構成される。
図12は、遊技盤10の正面側からみた装飾可動物18の移動による演出態様の一例を示す図である。図12に示すように、可動アーム22が画像表示器13の前方で所定角度の傾斜状態になると、遊技盤10の背面側から装飾可動物18が画像表示器13の前方に現れる。このとき、遊技者が注目している画像表示器13の前方側に装飾可動物18が突然進出してくることになり、しかも装飾可動物18が明るく点灯しているので、遊技者を驚かせるようなインパクトのある演出を行うことが可能である。この装飾可動物18は、画像表示器13の前方を、矢印F1で示すように可動アーム22に形成された案内レール23に沿って移動していく。そして画像表示器13の前方を通過すると、再び遊技盤10の背面側に隠れた状態となる。その後、可動アーム22が画像表示器13の前方から遊技盤10の背面側に退避することにより、装飾可動物18は、遊技盤10の背面側で可動アーム22の先端部に設けられた保持部51に向かって自重で移動し、元の初期位置へ復帰する。
次に図13は、遊技盤10の正面側からみた装飾可動物19の移動による演出態様の一例を示す図である。図13に示すように、可動アーム24が画像表示器13の前方で所定角度の傾斜状態になると、遊技盤10の背面側から装飾可動物19が画像表示器13の前方に現れる。このとき、遊技者が注目している画像表示器13の前方側に装飾可動物19が突然進出してくることになり、しかも装飾可動物19が明るく点灯しているので、遊技者を驚かせるようなインパクトのある演出を行うことが可能である。この装飾可動物19は、画像表示器13の前方を、矢印F2で示すように可動アーム24に形成された案内レール25に沿って移動していく。そして画像表示器13の前方を通過すると、再び遊技盤10の背面側に隠れた状態となる。その後、可動アーム24が画像表示器13の前方から遊技盤10の背面側に退避することにより、装飾可動物19は、遊技盤10の背面側で可動アーム24の先端部に設けられた保持部51に向かって自重で移動し、元の初期位置へ復帰する。
以上のように本実施形態の遊技機1は、画像表示器13の前方側に進退する可動アーム22,24のそれぞれに案内レール23,25が形成されており、可動アーム22,24のそれぞれが案内レール23,25に沿って移動する装飾可動物18,19を保持している。そして装飾可動物18,19は、各可動アーム22,24が画像表示器13の前方側において所定角度の傾斜状態まで駆動されたとき、案内レール23,25に沿って、画像表示器13の前方を一端側から他端側に向かって一方向に移動するように構成されている。つまり、可動アーム22,24が駆動されると、装飾可動物18,19は画像表示器13の前方を毎回一方向に向かって移動する。そして遊技者は、装飾可動物18,19が画像表示器13の前方を毎回一方向に移動していく動作だけを見ることになる。したがって、本実施形態の遊技機1は、遊技者に対して意外な装飾可動物18,19の出現形態を実現することができ、しかも遊技者を驚かせるようなインパクトのある演出だけを行うことが可能である。
また本実施形態の遊技機1は、装飾可動物18,19が画像表示器13の前方を案内レール23,25に沿って自重で移動するように構成されている。そのため、装飾可動物18,19を画像表示器13の前方で移動させるための移動手段などを別途設ける必要がなく、簡単な構造で装飾可動物18,19を移動させることが可能である。また、画像表示器13の前方に進退する可動アーム22,24を簡単な構成とすることもできる。それ故、可動アーム22,24が画像表示器13の前方に進出したときに、可動アーム22,24が画像表示器13で表示される画像を高い透過率で透過させることができるようになり、画像表示器13の視認性を低下させない可動アーム22,24が実現可能である。
また本実施形態では、装飾可動物18,19が、案内レール23,25の一端側から他端側に向かって画像表示器13の前方を移動した後、遊技盤10の背面側で案内レール23,25の他端側から一端側へと移動して元の初期位置へ復帰するようになっている。特に本実施形態では、可動アーム22,24が遊技盤10の背面側に退避することにより、案内レール23,25を初期位置に向かって下降させた状態となる。そして画像表示器13の前方を移動した装飾可動物18,19は、遊技盤10の背面側において、案内レール23,25の傾斜により自重で初期位置へ移動するようになっている。このような初期位置への復帰動作は、遊技盤10の背面側で行われるため、遊技者は視認することができない。それ故、装飾可動物18,19を元の初期位置へと戻すために行われる特別な演出効果を発揮しない動作が、遊技者に視認されることを防止することができる。その結果、本実施形態の遊技機1は、遊技者を驚かせるようなインパクトのある演出だけを効果的に行うことが可能である。
また本実施形態の遊技機1は、役物動作機構20に設けられた一つのモータ21が第1および第2の可動アーム22,24のいずれか一方を選択的に駆動させることができる。そのため、可動アーム22,24のそれぞれを駆動するための個別にモータを設ける場合と比較すれば、設置スペースを小さくすることができるので、遊技盤10と画像表示器13との間の小さいスペースを有効的に活用することができる。また第1および第2の可動アーム22,24のいずれか一方を選択的に駆動させることで、遊技機1において多彩な演出を行うことができるようになり、遊技の興趣性を高めることが可能である。
(変形例)
以上、本発明に関するいくつかの実施形態について説明したが、本発明は上述した内容に限られるものではなく、種々の変形例が適用可能である。
例えば、上記実施形態では、可動アーム22,24が画像表示器13の前方において所定角度の傾斜状態となったときに、装飾可動物18,19が案内レール23,25に沿って自重で移動する場合を例示した。しかし、装飾可動物18,19の移動は必ずしも自重のみによるものでなくても良い。例えば、可動アーム22,24が画像表示器13の前方において所定角度の傾斜状態となったときに、装飾可動物18,19を保持部51(初期位置)から案内レール23,25に向けて送り出す送出機構を別途設けたものであっても構わない。
また、上記実施形態では、可動アーム22,24が遊技盤10の背面側に退避することにより、案内レール23,25を初期位置に向かって下降させた状態となり、画像表示器13の前方を移動した装飾可動物18,19がその傾斜により自重で初期位置へ移動する場合を例示した。しかし、装飾可動物18,19の初期位置への復帰動作は必ずしも自重のみによるものでなくても良い。例えば、可動アーム22,24が遊技盤10の背面側に退避したとき、画像表示器13の前方を移動した装飾可動物18,19を元の初期位置へ復帰搬送するための搬送機構を別途設けたものであっても構わない。
また、上記実施形態では、2つの可動アーム22,24を設けた場合を例示したが、可動アームの数はこれに限られるものではない。すなわち、可動アームの数は、1つであっても良いし、3つ以上であっても構わない。
1 遊技機
10 遊技盤
10a 開口部
11 遊技領域
12 飾り枠体
13 画像表示器
14 役物保持枠体
18 第1の装飾可動物
19 第2の装飾可動物
20 役物動作機構
21 モータ(駆動手段)
22 第1の可動アーム
23 第1の案内レール
24 第2の可動アーム
25 第2の案内レール

Claims (9)

  1. 遊技球が打ち出される遊技領域を有し、該遊技領域の中央に開口部が設けられた遊技盤と、
    前記遊技盤の背面側に配置され、前記開口部を通して前記遊技盤の正面側から視認可能な画像表示器と、
    前記遊技盤と前記画像表示器との間に設けられ、前記画像表示器の前方側に進退可能であり、案内レールが形成された可動アームと、
    前記可動アームを駆動する駆動手段と、
    前記可動アームに形成された前記案内レールに沿って移動する装飾可動物と、
    を備え、
    前記装飾可動物は、前記可動アームが前記画像表示器の前方側において所定角度の傾斜状態まで駆動されたとき、前記案内レールに沿って、前記画像表示器の前方を一端側から他端側に向かって移動することを特徴とする遊技機。
  2. 前記装飾可動物は、前記画像表示器の前方を自重で移動することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記装飾可動物は、前記案内レールに沿って前記画像表示器の前方を移動した後、前記遊技盤の背面側で前記案内レールの他端側から一端側に移動して初期位置へ復帰することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記可動アームは、前記遊技盤の背面側に退避することにより、前記案内レールを前記初期位置に向かって下降させた状態となり、
    前記装飾可動物は、前記遊技盤の背面側において、前記案内レールの傾斜により自重で前記初期位置へ移動することを特徴とする請求項3記載の遊技機。
  5. 遊技球が打ち出される遊技領域を有し、該遊技領域の中央に開口部が設けられた遊技盤と、
    前記遊技盤の背面側に配置され、前記開口部を通して前記遊技盤の正面側から視認可能な画像表示器と、
    前記遊技盤と前記画像表示器との間に設けられ、前記画像表示器の前方側に進退可能であり、第1の案内レールが形成された第1の可動アームと、
    前記第1の可動アームに形成された前記第1の案内レールに沿って移動する第1の装飾可動物と、
    前記遊技盤と前記画像表示器との間に設けられ、前記画像表示器の前方側に進退可能であり、第2の案内レールが形成された第2の可動アームと、
    前記第2の可動アームに形成された前記第2の案内レールに沿って移動する第2の装飾可動物と、
    前記第1および第2の可動アームのそれぞれを駆動する駆動手段と、
    を備え、
    前記第1の装飾可動物は、前記第1の可動アームが前記画像表示器の前方側において所定角度の右下がり傾斜状態まで駆動されたとき、前記第1の案内レールに沿って前記画像表示器の前方を左上から右下に向かって移動し、
    前記第2の装飾可動物は、前記第2の可動アームが前記画像表示器の前方側において所定角度の左下がり傾斜状態まで駆動されたとき、前記第2の案内レールに沿って前記画像表示器の前方を左上から右下に向かって移動することを特徴とする遊技機。
  6. 前記第1の装飾可動物は、前記第1の可動アームが所定角度の右下がり傾斜状態まで駆動されたとき、前記第1の案内レールの一端側から他端側に向かって自重で移動し、
    前記第2の装飾可動物は、前記第2の可動アームが所定角度の左下がり傾斜状態まで駆動されたとき、前記第2の案内レールの一端側から他端側に向かって自重で移動することを特徴とする請求項5記載の遊技機。
  7. 前記第1の装飾可動物は、前記第1の案内レールに沿って前記画像表示器の前方側を移動した後、前記遊技盤の背面側で、前記第1の案内レールに沿って移動する前の第1の初期位置へ復帰すると共に、
    前記第2の装飾可動物は、前記第2の案内レールに沿って前記画像表示器の前方側を移動した後、前記遊技盤の背面側で、前記第2の案内レールに沿って移動する前の第2の初期位置へ復帰することを特徴とする請求項5又は6に記載の遊技機。
  8. 前記第1の可動アームは、前記遊技盤の背面側に退避することにより、前記第1の案内レールを前記第1の初期位置へ向かって下降させた状態となり、
    前記第1の装飾可動物は、前記遊技盤の背面側において、前記第1の案内レールの傾斜により自重で前記第1の初期位置へ移動し、
    前記第2の可動アームは、前記遊技盤の背面側に退避することにより、前記第2の案内レールを前記第2の初期位置へ向かって下降させた状態となり、
    前記第2の装飾可動物は、前記遊技盤の背面側において、前記第2の案内レールの傾斜により自重で前記第2の初期位置へ移動することを特徴とする請求項7記載の遊技機。
  9. 前記駆動手段は、前記第1および第2の可動アームのいずれか一方を選択的に駆動することを特徴とする請求項5乃至8のいずれかに記載の遊技機。
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