JP2011170919A - 半導体集積回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来よりも無駄な消費電流を削減することができる半導体集積回路を提供すること。
【解決手段】本発明の半導体集積回路は、データ入力が入力される複数のバス駆動回路(2−1〜2−n(nは2以上の整数))と、複数のバス駆動回路(2−1〜102−n)に接続された共通バス(3)と、共通バス(3)に接続されたバスホルダ回路(5)とを具備している。複数のバス駆動回路(2−1〜102−n)のうちの選択される選択バス駆動回路(2−j(jは1≦j≦nを満たす整数))は、出力すべきデータ入力に応じた論理値と、バスホルダ回路(5)により保持され、且つ、共通バス(3)に出力されている論理値とが一致する場合に共通バス(3)にデータ入力に応じた論理値の出力を停止する。このため、選択バス駆動回路(2−j)の不必要な出力を無くすことができ、無駄な消費電流を削減することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、バスを駆動するバス駆動回路を具備する半導体集積回路に関する。
近年、特定部品の面積の増大に伴い、その特定部品の領域が複数の領域に分割、又は、多階層化された半導体集積回路が開発されている。例えば、半導体集積回路にメモリマクロが搭載される場合、メモリマクロの面積の増大に伴い、メモリマクロが複数のアレイ部に分割、又は、多階層化されている。この半導体集積回路では、複数のアレイ部のうちの1つのアレイ部からデータを読み出すことにより、メモリマクロからデータを読み出す場合に比べて、バスを駆動するときの消費電流を低減することができる。
図1は、従来の半導体集積回路の構成を示している。その半導体集積回路は、複数のアレイ部1−1〜1−n(nは2以上の整数)と、第1、2データ線LB、LBBと、複数のバス駆動回路102−1〜102−nと、共通バス3と、I/O回路4と、バスホルダ回路5とを具備している。
第1、2データ線LB、LBBは、複数のアレイ部1−1〜1−nの各々に接続されている。複数のバス駆動回路102−1〜102−nは、それぞれ、複数のアレイ部1−1〜1−nに対応して設けられ、複数のアレイ部1−1〜1−nの第1、2データ線LB、LBBに接続されている。共通バス3は、複数のバス駆動回路102−1〜102−nに接続されている。I/O回路4は、共通バス3に接続されている。バスホルダ回路5は、その入出力が共通バス3に接続されている。
複数のアレイ部1−1〜1−nは、例えばメモリマクロがn個のアレイ部に分割されたメモリ回路であり、データを保持するメモリセルがマトリクス状に設けられたメモリセルアレイ(図示しない)と、メモリセルアレイの行に設けられたワード線(図示しない)と、メモリセルアレイの列に設けられ、それぞれ第1、2データ線LB、LBBが接続された第1、2ビット線(図示しない)とを備えている。
第1、2データ線LB、LBBには、複数のアレイ部1−1〜1−nのうちの1つのアレイ部である選択アレイ部1−j(jは1≦j≦nを満たす整数)からデータが供給される。具体的には、選択アレイ部1−jのワード線のうちの、指定された行アドレスに応じた選択ワード線と、選択アレイ部1−jの第1、2ビット線のうちの、指定された列アドレスに応じた第1、2選択ビット線とが選択される。このとき、選択アレイ部1−jのメモリセルのうちの、選択ワード線と第1、2選択ビット線とに接続されたメモリセルからデータが読み出され、第1、2選択ビット線に電位差が生じ、第1、2データ線LB、LBBに供給される。
共通バス3には、複数のバス駆動回路102−1〜102−nのうちの、選択アレイ部1−jの第1、2データ線LB、LBBに接続されたバス駆動回路である選択バス駆動回路102−jから、データを表すバス出力信号GBUSが供給される。I/O回路4は、バス出力信号GBUSを出力データとして受け取る。
バスホルダ回路5は、バス出力信号GBUSを保持し、共通バス3に供給する。バスホルダ回路5としては、フリップフロップ回路が例示される。
図2は、特開2004−213888号公報に記載された技術を簡略化したものであり、図1の複数のバス駆動回路102−1〜102−nの各々の構成を示している。
複数のバス駆動回路102−1〜102−nの各々は、バッファ部7と、アンプ部6と、論理回路108とを具備している。
バッファ部7は、第1トランジスタMPTと第2トランジスタMNTとを備えている。
第1トランジスタMPTは、プルアップ用トランジスタとしてP型MOSFET(P−channel Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)が使用され、電源と共通バス3間に接続されている。
第2トランジスタMNTは、プルダウン用トランジスタとしてN型MOSFET(N−channel Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)が使用され、共通バス3と接地間に接続されている。
アンプ部6には、1サイクル毎に、その信号レベルがハイレベル“H”であるプリチャージ信号PCが供給される。アンプ部6は、1サイクル毎にプリチャージ信号PC“H”に応じて、第1、2データ線LB、LBBに第1電位を供給すると共に、第1、2データ線LB、LBBにそれぞれ対応する第1、2信号D、DBの信号レベルをハイレベル“H”にする。
また、選択バス駆動回路2−jのアンプ部6には、その信号レベルがハイレベル“H”であるセンスイネーブル信号SEが供給される。選択バス駆動回路2−jのアンプ部6は、センスイネーブル信号SE“H”に応じて、第1データ線LB又は第2データ線LBBの電位が第1電位よりも低い第2電位に下がったときに、第1信号D又は第2信号DBの信号レベルをハイレベル“H”からロウレベル“L”にする。
論理回路108は、第1、2信号D、DBの信号レベルがそれぞれハイレベル“H”、ロウレベル“L”である場合、第1制御信号P_B“L”を出力する。第1トランジスタMPTは、第1制御信号P_B“L”に応じてオンし、バス出力信号GBUSの信号レベルをハイレベル“H”にする。
一方、論理回路108は、第1、2信号D、DBの信号レベルがそれぞれロウレベル“L”、ハイレベル“H”である場合、第2制御信号N“H”を出力する。第2トランジスタMNTは、第2制御信号N“H”に応じてオンし、バス出力信号GBUSの信号レベルをロウレベル“L”にする。
この論理回路108は、第1のAND回路111と、第2のAND回路112と、第1の出力回路113と、第2の出力回路114とを具備している。
第1のAND回路111には、第1信号Dが供給される。また、選択バス駆動回路102−jの第1のAND回路111には、第1信号D又は第2信号DBの信号レベルがハイレベル“H”からロウレベル“L”に遷移してから、アンプ部6にプリチャージ信号PC“H”が供給されるまでの間に、その信号レベルがハイレベル“H”であるイネーブル信号DEjが供給される。
第2のAND回路112には、第2信号DBが供給される。また、選択バス駆動回路102−jの第2のAND回路112には、その信号レベルがハイレベル“H”であるイネーブル信号DEjが供給される。
第1の出力回路113は、第1のAND回路111の出力信号Pを反転するインバータ回路であり、その入力が第1のAND回路111の出力に接続され、その出力が第1トランジスタMPTのゲートに接続されている。第1のAND回路111の出力信号Pの信号レベルがハイレベル“H”であるとき、第1の出力回路113の出力信号P_B(_Bは論理否定を意味し、バーと読む)の信号レベルがロウレベル“L”である。このとき、第1の出力回路113は、その出力信号P_B“L”を第1制御信号P_B“L”として出力して第1トランジスタMPTをオンし、バス出力信号GBUSの信号レベルをハイレベル“H”にする。
第2の出力回路114は、バッファ回路であり、その入力が第2のAND回路112の出力に接続され、その出力が第2トランジスタMNTのゲートに接続されている。第2のAND回路112の出力信号Nの信号レベルがハイレベル“H”であるとき、第2の出力回路114の出力信号Nの信号レベルがハイレベル“H”である。このとき、第2の出力回路114は、その出力信号N“H”を第2制御信号N“H”として出力し、第2トランジスタMNTをオンし、バス出力信号GBUSの信号レベルをロウレベル“L”にする。
これにより、バス出力信号GBUSが選択バス駆動回路102−jから共通バス3に供給される。この場合、複数のバス駆動回路102−1〜102−nのうちの選択バス駆動回路102−j以外のバス駆動回路である非選択バス駆動回路のバッファ部7の出力はハイインピーダンス状態になっている。
特開2004−213888号公報
近年の半導体集積回路では、データの多ビット化、転送周波数のアップに伴い、バスを駆動するときの消費電流が増大することも問題になる。半導体集積回路にメモリマクロが搭載される場合には、更にメモリ規模の拡大に伴ってメモリセルアレイ全体の面積が拡大するため、アレイ部、バス駆動回路の数が増大する。即ち、上記のnが増大する。この場合、共通バス3の配線長は長くなり、消費電流の増大がより深刻になる。
バスを駆動するときの消費電流は、共通バス3に供給される出力データ(バス出力信号GBUS)が変化するデータ変化確率により決まる。例えば、バス出力信号GBUSの信号レベルの変化としては、
(I) あるサイクルではロウレベル“L”であり、次のサイクルではハイレベル“H”である場合、
(II) あるサイクルではハイレベル“H”であり、次のサイクルでもハイレベル“H”である場合、
(III) あるサイクルではハイレベル“H”であり、次のサイクルではロウレベル“L”である場合、
(IV) あるサイクルではロウレベル“L”であり、次のサイクルでもロウレベル“L”である場合、
の4つが挙げられる。このため、データ変化確率は25%となる。
しかしながら、共通バス3に接続された複数のバス駆動回路102−1〜102−nはランダムに選択されるため、上述の(II)、(IV)の場合が起こりうる。この場合、選択バス駆動回路102−jのバッファ部7から出力されるバス出力信号GBUSの信号レベルが、前のサイクルにおけるバス出力信号GBUSの信号レベルと同レベルであるにも関わらず、バッファ部7の第1トランジスタMPT又は第2トランジスタMNTがオンし続けている。このときの消費電流は無駄なものである。
共通バス3の負荷が重くなるにつれ、バス駆動トランジスタ(第1、2トランジスタMPT、MNT)のサイズも大きくなる。通常、論理回路8における高速動作優先設計では、ファンアウト(Cout/Cin)を3程度に設定するのが最適であることが良く知られている。これを当てはめると、共通バス3の全負荷(Cout)を1とした場合、バス駆動トランジスタの入力容量(Cin)は、第1、2トランジスタMPT、MNTを合わせて1/3になり、各トランジスタサイズを平均すると1/6と想定できる。共通バス3で電流が消費される確率が25%に対して、駆動トランジスタで電流が消費される確率は100%になる。このため、消費電流の比率を考慮した場合、共通バス3で消費される電流の2/3程度を駆動トランジスタで消費していることになる。従って、上述の(I)〜(IV)のうちの(II)、(IV)の動作が50%の確率で発生する場合、共通バス3とバッファ部7とで消費される消費電流のうちの、(II)、(IV)の場合における無駄な消費電流は、約20%も存在する。この無駄な消費電流を削減することが望まれる。
ところで、共通バスの使用方法として、バス駆動回路とI/O回路をポイントtoポイントとして選択し、その2点間でデータ転送するような使用方法もある。このような場合には、バス配線に供給される出力データの変化とバス駆動回路の動作の間に上記で説明したような無駄な動作電流は発生しない。このようなケースでの低消費電流化には、共通バスを低振幅信号化することで消費電流を削減する方法が用いられる(公知例は省略)。このアプローチでは、バス配線の低振幅化のために、それを制御する制御回路や電源回路が必要になり、回路が複雑(VDD、GND間の中間電位をアナログ的に制御する回路が必要)になるので面積増加と設計の難易度が上がり設計コストが増大する。特に、バス駆動回路がランダムに選択されるような動作を想定した場合においては、この複雑さが空間的な場所依存性(バス配線抵抗の大小がデータ毎にランダムに見える状態に相当)と合わさってくるので、高速動作や低パワー化への悪影響が懸念される。バス配線本数、つまりデータビット数の増加とバス駆動回路の多数化に伴い、この低振幅化によるアプローチは限られた条件である2点間転送のときのみに使われる傾向になりつつある。
以下に、発明を実施するための形態で使用される符号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を記載する。この符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための形態の記載との対応を明らかにするために付加されたものであり、特許請求の範囲に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明の半導体集積回路は、データ入力が入力される複数のバス駆動回路(2−1〜2−n(nは2以上の整数))と、複数のバス駆動回路(2−1〜102−n)に接続された共通バス(3)と、共通バス(3)に接続されたバスホルダ回路(5)とを具備している。複数のバス駆動回路(2−1〜102−n)のうちの選択される選択バス駆動回路(2−j(jは1≦j≦nを満たす整数))は、出力すべきデータ入力に応じた論理値と、バスホルダ回路(5)により保持され、且つ、共通バス(3)に出力されている論理値とが一致する場合に共通バス(3)にデータ入力に応じた論理値の出力を停止する。
バス出力信号(GBUS)の信号レベルの変化として、前述の(I)〜(IV)の4つの場合が挙げられる。そこで、本発明の半導体集積回路では、(I)から(II)への遷移に対して、選択バス駆動回路(2−j)から出力される論理値(データ入力に応じた論理値)が、前のサイクルでバスホルダ回路(5)により保持され、且つ、共通バス(3)に出力されている論理値と同じであるときに、選択バス駆動回路(2−j)はデータ入力に応じた論理値の出力を停止する。また、(III)から(IV)への遷移に対して、選択バス駆動回路(2−j)から出力される論理値(データ入力に応じた論理値)が、前のサイクルでバスホルダ回路(5)により保持され、且つ、共通バス(3)に出力されている論理値と同じであるときに、選択バス駆動回路(2−j)はデータ入力に応じた論理値の出力を停止する。このため、前述の(I)〜(IV)のうちの(II)、(IV)の動作が50%の確率で発生する場合、その確率で選択バス駆動回路(2−j)の不必要な出力を無くすことができる。即ち、(II)、(IV)の場合における無駄な消費電流を削減することができる。更に、選択バス駆動回路(2−j)の出力に伴うピーク電流を低減し、ピーク電流に伴うノイズ量も低減することができる。
図1は、従来の半導体集積回路の構成を示している。 図2は、特開2004−213888号公報に記載された技術を簡略化したものであり、図1の複数のバス駆動回路102−1〜102−nの各々の構成を示している。 図3は、本発明の第1実施形態による半導体集積回路の構成を示している。 図4は、本発明の第1実施形態による半導体集積回路における複数のバス駆動回路2−1〜2−nの各々の構成を示している。 図5は、本発明の第1実施形態による半導体集積回路の動作を示すタイミングチャートである。 図6は、本発明の第2実施形態による半導体集積回路における複数のバス駆動回路2−1〜2−nの各々の構成を示している。 図7は、本発明の第3実施形態による半導体集積回路における複数のバス駆動回路2−1〜2−nの各々の構成を示している。
以下に添付図面を参照して、本発明の実施形態による半導体集積回路について詳細に説明する。
(第1実施形態)
図3は、本発明の第1実施形態による半導体集積回路の構成を示している。その半導体集積回路は、複数のアレイ部1−1〜1−n(nは2以上の整数)と、第1、2データ線LB、LBBと、複数のバス駆動回路2−1〜2−nと、共通バス3と、I/O回路4と、バスホルダ回路5とを具備している。
第1、2データ線LB、LBBは、複数のアレイ部1−1〜1−nの各々に接続されている。複数のバス駆動回路2−1〜2−nは、それぞれ、複数のアレイ部1−1〜1−nに対応して設けられ、複数のアレイ部1−1〜1−nの第1、2データ線LB、LBBに接続されている。共通バス3は、複数のバス駆動回路2−1〜2−nに接続されている。I/O回路4は、共通バス3に接続されている。バスホルダ回路5は、その入出力が共通バス3に接続されている。バスホルダ回路5としては、フリップフロップ回路が例示される。
複数のアレイ部1−1〜1−nは、例えばメモリマクロがn個のアレイ部に分割されたメモリ回路であり、データを保持するメモリセルがマトリクス状に設けられたメモリセルアレイ(図示しない)と、メモリセルアレイの行に設けられたワード線(図示しない)と、メモリセルアレイの列に設けられ、それぞれ第1、2データ線LB、LBBが接続された第1、2ビット線(図示しない)とを備えている。
第1、2データ線LB、LBBには、複数のアレイ部1−1〜1−nのうちの1つのアレイ部である選択アレイ部1−j(jは1≦j≦nを満たす整数)からデータが供給される。具体的には、選択アレイ部1−jのワード線のうちの、指定された行アドレスに応じた選択ワード線と、選択アレイ部1−jの第1、2ビット線のうちの、指定された列アドレスに応じた第1、2選択ビット線とが選択される。このとき、選択アレイ部1−jのメモリセルのうちの、選択ワード線と第1、2選択ビット線とに接続されたメモリセルからデータが読み出され、第1、2選択ビット線に電位差が生じ、第1、2データ線LB、LBBに供給される。
共通バス3には、複数のバス駆動回路2−1〜2−nのうちの、選択アレイ部1−jの第1、2データ線LB、LBBに接続されたバス駆動回路である選択バス駆動回路2−jから、データを表すバス出力信号GBUSが供給される。I/O回路4は、バス出力信号GBUSを出力データとして受け取る。
バスホルダ回路5は、バス出力信号GBUSを保持し、共通バス3に供給する。バスホルダ回路5としては、フリップフロップ回路が例示される。
図4は、本発明の第1実施形態による半導体集積回路における複数のバス駆動回路2−1〜2−nの各々の構成を示している。
複数のバス駆動回路2−1〜2−nの各々は、バッファ部7と、アンプ部6と、論理回路8とを具備している。
バッファ部7は、第1トランジスタMPTと第2トランジスタMNTとを備えている。
第1トランジスタMPTは、プルアップ用トランジスタとしてP型MOSFET(P−channel Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)が使用され、電源と共通バス3間に接続されている。
第2トランジスタMNTは、プルダウン用トランジスタとしてN型MOSFET(N−channel Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)が使用され、共通バス3と接地間に接続されている。
アンプ部6には、1サイクル毎に、その信号レベルがハイレベル“H”であるプリチャージ信号PCが供給される。アンプ部6は、1サイクル毎にプリチャージ信号PC“H”に応じて、第1、2データ線LB、LBBに第1電位を供給すると共に、第1、2データ線LB、LBBにそれぞれ対応する第1、2信号D、DBの信号レベルをハイレベル“H”にする。
また、選択バス駆動回路2−jのアンプ部6には、その信号レベルがハイレベル“H”であるセンスイネーブル信号SEが供給される。選択バス駆動回路2−jのアンプ部6は、センスイネーブル信号SE“H”に応じて、第1データ線LB又は第2データ線LBBの電位が第1電位よりも低い第2電位に下がったときに、第1信号D又は第2信号DBの信号レベルをハイレベル“H”からロウレベル“L”にする。
論理回路8は、第1、2信号D、DBの信号レベルがそれぞれハイレベル“H”、ロウレベル“L”である場合、第1制御信号P_B“L”を出力する。第1トランジスタMPTは、第1制御信号P_B“L”に応じてオンし、バス出力信号GBUSの信号レベルをハイレベル“H”にする。
一方、論理回路8は、第1、2信号D、DBの信号レベルがそれぞれロウレベル“L”、ハイレベル“H”である場合、第2制御信号N“H”を出力する。第2トランジスタMNTは、第2制御信号N“H”に応じてオンし、バス出力信号GBUSの信号レベルをロウレベル“L”にする。
この論理回路8は、第1のAND回路11と、第2のAND回路12と、第1の出力回路13と、第2の出力回路14と、ラッチ回路15と、インバータ回路16とを具備している。
第1のAND回路11には、第1信号Dと、インバータ回路16の出力とが供給される。また、選択バス駆動回路2−jの第1のAND回路11には、第1信号D又は第2信号DBの信号レベルがハイレベル“H”からロウレベル“L”に遷移してから、アンプ部6にプリチャージ信号PC“H”が供給されるまでの間に、その信号レベルがハイレベル“H”であるイネーブル信号DEjが供給される。
第2のAND回路12には、第2信号DBと遅延出力信号DOFFとが供給される。また、選択バス駆動回路2−jの第2のAND回路12には、その信号レベルがハイレベル“H”であるイネーブル信号DEjが供給される。
第1の出力回路13は、第1のAND回路11の出力信号Pを反転するインバータ回路であり、その入力が第1のAND回路11の出力に接続され、その出力が第1トランジスタMPTのゲートに接続されている。第1のAND回路11の出力信号Pの信号レベルがハイレベル“H”であるとき、第1の出力回路13の出力信号P_B(_Bは論理否定を意味し、バーと読む)の信号レベルがロウレベル“L”である。このとき、第1の出力回路13は、その出力信号P_B“L”を第1制御信号P_B“L”として出力して第1トランジスタMPTをオンし、バス出力信号GBUSの信号レベルをハイレベル“H”にする。
第2の出力回路14は、バッファ回路であり、その入力が第2のAND回路12の出力に接続され、その出力が第2トランジスタMNTのゲートに接続されている。第2のAND回路12の出力信号Nの信号レベルがハイレベル“H”であるとき、第2の出力回路14の出力信号Nの信号レベルがハイレベル“H”である。このとき、第2の出力回路14は、その出力信号N“H”を第2制御信号N“H”として出力し、第2トランジスタMNTをオンし、バス出力信号GBUSの信号レベルをロウレベル“L”にする。
ラッチ回路15は、その入力が共通バス3に接続されている。選択バス駆動回路2−jのラッチ回路15には、ラッチイネーブル信号が供給される。ラッチイネーブル信号は、イネーブル信号DEjの信号レベルがハイレベル“H”からロウレベル“L”に遷移したものである。ラッチ回路15は、イネーブル信号DEjの信号レベルがハイレベル“H”からロウレベル“L”に遷移するときに、即ち、ラッチイネーブル信号に応じて、前のサイクルでバスホルダ回路5により保持され、且つ、共通バス3に出力されているバス出力信号GBUSをラッチし、遅延出力信号DOFFとして出力する。
インバータ回路16は、ラッチ回路15と第1のAND回路11とに接続され、遅延出力信号DOFFの反転信号を第1のAND回路11に出力する。
本発明の第1実施形態による半導体集積回路は、上述の構成により、バス出力信号GBUSが選択バス駆動回路2−jから共通バス3に供給される。この場合、複数のバス駆動回路2−1〜2−nのうちの選択バス駆動回路2−j以外のバス駆動回路である非選択バス駆動回路のバッファ部7の出力はハイインピーダンス状態になっている。
また、本発明の第1実施形態による半導体集積回路では、選択バス駆動回路2−jが第1、2信号D、DBの信号レベルに基づいてバッファ部7からバス出力信号GBUSを出力するときに、そのバス出力信号GBUSの信号レベルが、前のサイクルでバスホルダ回路5により保持され、且つ、共通バス3に出力されているバス出力信号GBUSの信号レベルと同レベルである場合、論理回路8は、第1、2制御信号P_B“L”、N“H”の出力を停止して、第1、2トランジスタMPT、MNTをオフする。これについて詳細に説明する。
図5は、本発明の第1実施形態による半導体集積回路の動作を示すタイミングチャートである。
本発明において、バス出力信号GBUSの信号レベルの変化としては、
(I) あるサイクルではロウレベル“L”であり、次のサイクルではハイレベル“H”である場合、
(II) あるサイクルではハイレベル“H”であり、次のサイクルでもハイレベル“H”である場合、
(III) あるサイクルではハイレベル“H”であり、次のサイクルではロウレベル“L”である場合、
(IV) あるサイクルではロウレベル“L”であり、次のサイクルでもロウレベル“L”である場合、
の4つが挙げられる。
また、本発明では、バッファ部7から出力されるバス出力信号GBUSの信号レベルが、前のサイクルでバスホルダ回路5により保持され、且つ、共通バス3に出力されているバス出力信号GBUSの信号レベルと同レベルであるときに、論理回路8の動作として、
(A) (I)から(II)への遷移に対して、論理回路8が第1制御信号P_B“L”の出力を停止して、第1トランジスタMPTをオフする場合、
(B) (III)から(IV)への遷移に対して、論理回路8が第2制御信号N“H”の出力を停止して、第2トランジスタMNTをオフする場合、
が挙げられる。
まず、(A)の場合について説明する。
第1のサイクルT1の前のサイクルにおいて、バスホルダ回路5により保持され、且つ、共通バス3に出力されているバス出力信号GBUSの信号レベルがロウレベル“L”であるものとする。この場合、ラッチ回路15は、その信号レベルがロウレベル“L”である遅延出力信号DOFFを出力している。
いま、第1のサイクルT1において、選択アレイ部1−jから第1、2データ線LB、LBBにデータが供給される。このとき、第2データ線LBBの電位が第1電位よりも下がっているものとする。
選択バス駆動回路2−jのアンプ部6には、その信号レベルがハイレベル“H”であるセンスイネーブル信号SEが供給される。選択バス駆動回路2−jのアンプ部6は、センスイネーブル信号SE“H”に応じて、第2データ線LBBの電位が第1電位よりも低い第2電位に下がったときに、第2信号DBの信号レベルをハイレベル“H”からロウレベル“L”にする。この場合、選択バス駆動回路2−jの第1のAND回路11には、その信号レベルがハイレベル“H”である第1信号Dが供給され、選択バス駆動回路2−jの第2のAND回路12には、その信号レベルがハイレベル“L”である第2信号DBが供給される。
このとき、選択バス駆動回路2−jの第1のAND回路11、第2のAND回路12、ラッチ回路15には、その信号レベルがハイレベル“H”であるイネーブル信号DEjが供給される。この場合、第1のAND回路11は、第1信号D“H”とインバータ回路16の出力(遅延出力信号DOFFの反転信号“H”)とイネーブル信号DEj“H”とに応じて、その信号レベルがハイレベル“H”である出力信号Pを出力する。第2のAND回路12は、第2信号DB“L”と遅延出力信号DOFF“L”)とイネーブル信号DEj“H”とに応じて、その信号レベルがロウレベル“L”である出力信号Nを出力する。第1の出力回路13は、第1のAND回路11の出力信号P“H”を反転し、その出力信号P_B“L”を第1制御信号P_B“L”として第1トランジスタMPTに出力する。第2の出力回路14は、第2のAND回路12の出力信号N“L”を第2トランジスタMNTに出力する。その結果、第1トランジスタMPTは第1制御信号P_B“L”に応じてオンし、バス出力信号GBUSの信号レベルがロウレベル“L”からハイレベル“H”に遷移する。
次に、センスイネーブル信号SEの信号レベルがハイレベル“H”からロウレベル“L”に遷移する。その後に、イネーブル信号DEjの信号レベルがハイレベル“H”からロウレベル“L”に遷移し、アンプ部6にはプリチャージ信号PC“H”が供給される。アンプ部6は、プリチャージ信号PC“H”に応じて、第1、2データ線LB、LBBに第1電位を供給すると共に、第1、2信号D、DBの信号レベルをハイレベル“H”にする。
このとき、選択バス駆動回路2−jのラッチ回路15は、イネーブル信号DEj“L”に応じて、前のサイクルでバスホルダ回路5により保持され、且つ、共通バス3に出力されているバス出力信号GBUS“H”をラッチし、遅延出力信号DOFFとして出力する。即ち、ラッチ回路15は、その信号レベルがハイレベル“H”である遅延出力信号DOFFを出力する。この場合、第1のAND回路11は、第1信号D“H”とインバータ回路16の出力(遅延出力信号DOFFの反転信号“L”)とイネーブル信号DEj“L”とに応じて、その信号レベルがハイレベル“L”である出力信号Pを出力する。第2のAND回路12は、第2信号DB“H”と遅延出力信号DOFF“H”)とイネーブル信号DEj“L”とに応じて、その信号レベルがロウレベル“L”である出力信号Nを出力する。第1の出力回路13は、第1のAND回路11の出力信号P“L”を反転し、その出力信号P_B“H”を第1トランジスタMPTに出力する。第2の出力回路14は、第2のAND回路12の出力信号N“L”を第2トランジスタMNTに出力する。
即ち、論理回路8は、第1制御信号P_B“L”の出力を停止して、第1トランジスタMPTをオフする。
第1のサイクルT1の次のサイクルである第2のサイクルT2において選択アレイ部1−jから第1、2データ線LB、LBBにデータが供給される。このとき、第2データ線LBBの電位が第1電位よりも下がっているものとする。
選択バス駆動回路2−jのアンプ部6には、センスイネーブル信号SE“H”が供給される。選択バス駆動回路2−jのアンプ部6は、センスイネーブル信号SE“H”に応じて、第2データ線LBBの電位が第1電位よりも低い第2電位に下がったときに、第2信号DBの信号レベルをハイレベル“H”からロウレベル“L”にする。この場合、選択バス駆動回路2−jの第1のAND回路11には、第1信号D“H”が供給され、選択バス駆動回路2−jの第2のAND回路12には、第2信号DB“L”が供給される。
このとき、選択バス駆動回路2−jの第1のAND回路11、第2のAND回路12、ラッチ回路15には、その信号レベルがハイレベル“H”であるイネーブル信号DEjが供給される。この場合、第1のAND回路11は、第1信号D“H”とインバータ回路16の出力(遅延出力信号DOFFの反転信号“L”)とイネーブル信号DEj“H”とに応じて、その信号レベルがロウレベル“L”である出力信号Pを出力する。第2のAND回路12は、第2信号DB“L”と遅延出力信号DOFF“H”)とイネーブル信号DEj“H”とに応じて、その信号レベルがロウレベル“L”である出力信号Nを出力する。第1の出力回路13は、第1のAND回路11の出力信号P“L”を反転し、その出力信号P_B“H”を第1トランジスタMPTに出力する。第2の出力回路14は、第2のAND回路12の出力信号N“L”を第2トランジスタMNTに出力する。
即ち、論理回路8は、第1制御信号P_B“L”の出力を停止しているため、第1トランジスタMPTをオフしたままである。
次に、センスイネーブル信号SEの信号レベルがハイレベル“H”からロウレベル“L”に遷移する。その後に、イネーブル信号DEjの信号レベルがハイレベル“H”からロウレベル“L”に遷移し、アンプ部6にはプリチャージ信号PC“H”が供給される。
次に、(B)の場合について説明する。
第3のサイクルT3の前のサイクルにおいて、バスホルダ回路5により保持され、且つ、共通バス3に出力されているバス出力信号GBUSの信号レベルがロウレベル“H”であるものとする。この場合、ラッチ回路15は、その信号レベルがロウレベル“H”である遅延出力信号DOFFを出力している。
いま、第3のサイクルT3において、選択アレイ部1−jから第1、2データ線LB、LBBにデータが供給される。このとき、第1データ線LBの電位が第1電位よりも下がっているものとする。
選択バス駆動回路2−jのアンプ部6には、その信号レベルがハイレベル“H”であるセンスイネーブル信号SEが供給される。選択バス駆動回路2−jのアンプ部6は、センスイネーブル信号SE“H”に応じて、第1データ線LBの電位が第1電位よりも低い第2電位に下がったときに、第1信号Dの信号レベルをハイレベル“H”からロウレベル“L”にする。この場合、選択バス駆動回路2−jの第1のAND回路11には、第1信号D“L”が供給され、選択バス駆動回路2−jの第2のAND回路12には、第2信号DB“H”が供給される。
このとき、選択バス駆動回路2−jの第1のAND回路11、第2のAND回路12、ラッチ回路15には、その信号レベルがハイレベル“H”であるイネーブル信号DEjが供給される。この場合、第1のAND回路11は、第1信号D“L”とインバータ回路16の出力(遅延出力信号DOFFの反転信号“L”)とイネーブル信号DEj“H”とに応じて、出力信号P“L”を出力する。第2のAND回路12は、第2信号DB“H”と遅延出力信号DOFF“H”)とイネーブル信号DEj“H”とに応じて、出力信号N“H”を出力する。第1の出力回路13は、第1のAND回路11の出力信号P“L”を反転し、その出力信号P_B“H”を第1トランジスタMPTに出力する。第2の出力回路14は、第2のAND回路12の出力信号N“H”を第2制御信号N“H”として第2トランジスタMNTに出力する。その結果、第2トランジスタMNTは第2制御信号N“H”に応じてオンし、バス出力信号GBUSの信号レベルがハイレベル“H”からロウレベル“L”に遷移する。
次に、センスイネーブル信号SEの信号レベルがハイレベル“H”からロウレベル“L”に遷移する。その後に、イネーブル信号DEjの信号レベルがハイレベル“H”からロウレベル“L”に遷移し、アンプ部6にはプリチャージ信号PC“H”が供給される。アンプ部6は、プリチャージ信号PC“H”に応じて、第1、2データ線LB、LBBに第1電位を供給すると共に、第1、2信号D、DBの信号レベルをハイレベル“H”にする。
このとき、選択バス駆動回路2−jのラッチ回路15は、イネーブル信号DEj“L”に応じて、前のサイクルでバスホルダ回路5により保持され、且つ、共通バス3に出力されているバス出力信号GBUS“L”をラッチし、遅延出力信号DOFFとして出力する。即ち、ラッチ回路15は、その信号レベルがロウレベル“L”である遅延出力信号DOFFを出力する。この場合、第1のAND回路11は、第1信号D“H”とインバータ回路16の出力(遅延出力信号DOFFの反転信号“H”)とイネーブル信号DEj“L”とに応じて、その信号レベルがハイレベル“L”である出力信号Pを出力する。第2のAND回路12は、第2信号DB“H”と遅延出力信号DOFF“L”)とイネーブル信号DEj“L”とに応じて、その信号レベルがロウレベル“L”である出力信号Nを出力する。第1の出力回路13は、第1のAND回路11の出力信号P“L”を反転し、その出力信号P_B“H”を第1トランジスタMPTに出力する。第2の出力回路14は、第2のAND回路12の出力信号N“L”を第2トランジスタMNTに出力する。
即ち、論理回路8は、第2制御信号N“H”の出力を停止して、第2トランジスタMNTをオフする。
第3のサイクルT3の次のサイクルである第4のサイクルT4において選択アレイ部1−jから第1、2データ線LB、LBBにデータが供給される。このとき、第1データ線LBの電位が第1電位よりも下がっているものとする。
選択バス駆動回路2−jのアンプ部6には、その信号レベルがハイレベル“H”であるセンスイネーブル信号SEが供給される。選択バス駆動回路2−jのアンプ部6は、センスイネーブル信号SE“H”に応じて、第1データ線LBの電位が第1電位よりも低い第2電位に下がったときに、第1信号Dの信号レベルをハイレベル“H”からロウレベル“L”にする。この場合、選択バス駆動回路2−jの第1のAND回路11には、第1信号D“L”が供給され、選択バス駆動回路2−jの第2のAND回路12には、第2信号DB“H”が供給される。
このとき、選択バス駆動回路2−jの第1のAND回路11、第2のAND回路12、ラッチ回路15には、その信号レベルがハイレベル“H”であるイネーブル信号DEjが供給される。この場合、第1のAND回路11は、第1信号D“L”とインバータ回路16の出力(遅延出力信号DOFFの反転信号“H”)とイネーブル信号DEj“H”とに応じて、その信号レベルがロウレベル“L”である出力信号Pを出力する。第2のAND回路12は、第2信号DB“H”と遅延出力信号DOFF“L”)とイネーブル信号DEj“H”とに応じて、その信号レベルがロウレベル“L”である出力信号Nを出力する。第1の出力回路13は、第1のAND回路11の出力信号P“L”を反転し、その出力信号P_B“H”を第1トランジスタMPTに出力する。第2の出力回路14は、第2のAND回路12の出力信号N“L”を第2トランジスタMNTに出力する。
即ち、論理回路8は、第2制御信号N“H”の出力を停止しているため、第2トランジスタMNTをオフしたままである。
次に、センスイネーブル信号SEの信号レベルがハイレベル“H”からロウレベル“L”に遷移する。その後に、イネーブル信号DEjの信号レベルがハイレベル“H”からロウレベル“L”に遷移し、アンプ部6にはプリチャージ信号PC“H”が供給される。
上述のように、本発明の第1実施形態による半導体集積回路では、(A)の場合として、(I)から(II)の場合に遷移したときに、選択バス駆動回路2−jの論理回路8が第1制御信号P_B“L”の出力を停止して、第1トランジスタMPTをオフにしている。即ち、第1のサイクルT1でバスホルダ回路5により保持され、且つ、共通バス3に出力されているバス出力信号GBUSの信号レベルがハイレベル“H”であり、第2のサイクルT2において第1、2信号D、DBの信号レベルがそれぞれハイレベル“H”、ロウレベル“L”である場合、再び、その信号レベルが同レベルであるバス出力信号GBUSを出力することになるため、第1制御信号P_B“L”の出力を停止して第1トランジスタMPTをオフにしている。
また、本発明の第1実施形態による半導体集積回路では、(B)の場合として、(III)から(IV)の場合に遷移したときに、選択バス駆動回路2−jの論理回路8が第2制御信号N“H”の出力を停止して、第2トランジスタMNTをオフにしている。第3のサイクルT3でバスホルダ回路5により保持され、且つ、共通バス3に出力されているバス出力信号GBUSの信号レベルがロウレベル“L”であり、第3のサイクルT3の次のサイクルである第4のサイクルT4において第1、2信号D、DBの信号レベルがそれぞれロウレベル“L”、ハイレベル“H”である場合、再び、その信号レベルが同レベルであるバス出力信号GBUSを出力することになるため、第2制御信号N“H”の出力を停止して第2トランジスタMNTをオフにしている。
従来の半導体集積回路では、選択バス駆動回路102−jのバッファ部7から出力されるバス出力信号GBUSの信号レベルが、前のサイクルでバスホルダ回路5により保持され、且つ、共通バス3に出力されているバス出力信号GBUSの信号レベルと同レベルであるにも関わらず、(II)の場合において、選択バス駆動回路2−jの論理回路108の第1のAND回路111は出力信号P“H”を出力し続け(図5の点線部分)、(IV)の場合において、第2のAND回路112は出力信号N“H”を出力し続けている(図5の点線部分)。このため、(II)、(IV)の場合において、選択バス駆動回路2−jの論理回路108は第1、2制御信号P_B“L”、N“H”を出力して第1、2トランジスタMPT、MNTをオンさせてしまう。
一方、本発明の第1実施形態による半導体集積回路では、選択バス駆動回路2−jのバッファ部7から出力されるバス出力信号GBUSの信号レベルが、前のサイクルでバスホルダ回路5により保持され、且つ、共通バス3に出力されているバス出力信号GBUSの信号レベルと同レベルであるときに、(II)の場合において、選択バス駆動回路2−jの論理回路8の第1のAND回路11は出力信号P“L”を出力し続け、(IV)の場合において、第2のAND回路12は出力信号N“L”を出力し続けている。このため、(II)、(IV)の場合において、選択バス駆動回路2−jの論理回路8は第1、2制御信号P_B“L”、N“H”の出力を停止して第1、2トランジスタMPT、MNTをオフすることができる。上述の(I)〜(IV)のうちの(II)、(IV)の動作が50%の確率で発生する場合、その確率でバス駆動トランジスタ(第1、2トランジスタMPT、MNT)の不必要なオン動作を無くすことができる。即ち、(II)、(IV)の場合における無駄な消費電流を削減することができる。更に、バス駆動トランジスタのオン動作に伴うピーク電流を低減し、ピーク電流に伴うノイズ量も低減することができる。
また、本発明の第1実施形態による半導体集積回路では、出力バッファ部7の能力を調整しないで、従来における論理回路108から論理回路8への変更だけであるため、共通バス3へのデータ転送の高速性を損なわずに実現できる。また、論理回路8は、論理回路108に対して、ラッチ回路15やインバータ回路16などの素子が追加されるが、これらの追加素子は非常に小さいトランジスタで実現可能であるため、追加素子による電流消費や面積増加は軽微である。
(第2実施形態)
第1実施形態では、複数のバス駆動回路2−1〜2−nのそれぞれに対してイネーブル信号DE1〜DE−nが供給されるラッチ回路15を設けているが、第2実施形態では、複数のバス駆動回路2−1〜2−nのそれぞれに対してイネーブル信号DE1〜DE−nを必要としない遅延回路を設けている。第2実施形態では、第1実施形態と重複する説明を省略する。
図6は、本発明の第2実施形態による半導体集積回路における複数のバス駆動回路2−1〜2−nの各々の構成を示している。論理回路8は、第1実施形態におけるラッチ回路15に代えて、遅延回路21を具備している。
遅延回路21は、その入力が共通バス3に接続されている。遅延回路21は、バス出力信号GBUSの信号レベルが変化してから設定時間経過したときに、前のサイクルでバスホルダ回路5により保持され、且つ、共通バス3に出力されているバス出力信号GBUSを取り込み、遅延出力信号DOFFとして出力する。
遅延時間が短すぎる場合、バス出力信号GBUSの信号レベルが変化している途中でバッファ部7の出力がオフになってしまい、共通バス3の電位が中間的な状態で止まってしまい(バスホルダ回路5によりゆっくり論理レベルに遷移するが、それまでは中間電位状態が長く続く)、誤動作の原因になる。
逆に、遅延時間が長すぎる場合、次のサイクルに変わる前に、バスホルダ回路5により保持され、且つ、共通バス3に出力されているバス出力信号GBUSを取り込めなくなってしまい、やはり誤動作の原因になる。
したがって、遅延時間は、短すぎず、長すぎないように設定される。例えば、設定時間は、バス出力信号GBUSの信号レベルが変化してから、イネーブル信号DEj“H”の信号レベルがハイレベル“H”からロウレベル“L”に遷移するまでの時間を表している。又は、設定時間は、バス出力信号GBUSの信号レベルが変化してから、アンプ部6にプリチャージ信号PC“H”が供給されるまでの時間を表している。
本発明の第2実施形態による半導体集積回路では、複数のバス駆動回路2−1〜2−nの論理回路8に対して、第1実施形態におけるラッチ回路15に代えて、遅延回路21を設けている。複数のバス駆動回路2−1〜2−nの遅延回路21は、それぞれイネーブル信号DE1〜DE−nを必要としない。このため、本発明の第2実施形態による半導体集積回路では、第1実施形態に比べて、n本の配線分、負荷を小さくして高速化性能を高める効果がある。
また、本発明の第2実施形態による半導体集積回路では、遅延回路21の構成方法に様々な形式があるが、例えば抵抗素子をポリシリコン層を抵抗素子として使用し、信号電圧配線と兼ねて作れば面積縮小にもなる。ただし、抵抗素子は使用する製造デバイス技術により異なるので(例えばシリコン基板中の拡散層領域で抵抗を作った場合は面積が増大する可能性もある)、製造、設計する環境により最適化条件は異なる。
(第3実施形態)
第1実施形態において、論理回路8はイネーブル信号DEjが供給される構成であるが、第3実施形態として、論理回路8は、イネーブル信号DEjを必要としない構成にしてもよい。第3実施形態では、第1実施形態と重複する説明を省略する。
図7は、本発明の第3実施形態による半導体集積回路における複数のバス駆動回路2−1〜2−nの各々の構成を示している。論理回路8は、第1実施形態における第1のAND回路11、第2のAND回路12、ラッチ回路15、インバータ回路16に代えて、第1のNOR回路31と、第2のNOR回路32と、OR回路33と、インバータ回路34と、ラッチ回路35とを具備している。
第1のNOR回路31には、第1信号Dと遅延出力信号DOFFとが供給される。
第2のNOR回路32には、第2信号DBとインバータ回路34の出力とが供給される。
第1の出力回路13は、第1のNOR回路31の出力信号Pを反転するインバータ回路であり、その入力が第1のNOR回路31の出力に接続されている。第1のNOR回路31の出力信号Pの信号レベルがハイレベル“H”であるとき、第1の出力回路13の出力信号P_Bの信号レベルがロウレベル“L”である。このとき、第1の出力回路13は、その出力信号P_B“L”を第1制御信号P_B“L”として出力して第1トランジスタMPTをオンし、バス出力信号GBUSの信号レベルをハイレベル“H”にする。
第2の出力回路14は、バッファ回路であり、その入力が第2のAND回路12の出力に接続されている。第2のNOR回路32の出力信号Nの信号レベルがハイレベル“H”であるとき、第2の出力回路14の出力信号Nの信号レベルがハイレベル“H”である。このとき、第2の出力回路14は、その出力信号N“H”を第2制御信号N“H”として出力し、第2トランジスタMNTをオンし、バス出力信号GBUSの信号レベルをロウレベル“L”にする。
OR回路33は、第1のNOR回路31の出力信号Pと第2のNOR回路32の出力信号Nとが供給される。
ラッチ回路35は、OR回路33の出力信号の信号レベルがハイレベル“H”であるときに、前のサイクルでバスホルダ回路5により保持され、且つ、共通バス3に出力されているバス出力信号GBUSをラッチし、遅延出力信号DOFFとして出力する。
インバータ回路34は、ラッチ回路35と第2のNOR回路32とに接続され、遅延出力信号DOFFの反転信号を第2のNOR回路32に出力する。
本発明の第3実施形態による半導体集積回路では、複数のバス駆動回路2−1〜2−nの論理回路8に対して、第1実施形態における第1のAND回路11、第2のAND回路12、ラッチ回路15、インバータ回路16に代えて、第1のNOR回路31、第2のNOR回路32、OR回路33、インバータ回路34、ラッチ回路35を設けている。複数のバス駆動回路2−1〜2−nは、それぞれイネーブル信号DE1〜DE−nを必要としない。このため、本発明の第3実施形態による半導体集積回路では、第1実施形態に比べて、(3×n)本の配線分、負荷を小さくして高速化性能を高める効果がある。
なお、本発明の第3実施形態による半導体集積回路では、同様な論理動作が実現できるならば、上述の論理回路8はこれに限定されない。例えばラッチ回路35へ供給する信号を第1、2信号D、DBに基づいて生成してもよい。
また、本発明では、代表的な例として、複数のアレイ部1−1〜1−nはメモリ回路であることを例にして説明したが、複数のバス駆動回路2−1〜2−nのうちの1つのバス駆動回路(選択バス駆動回路2−j)が共通バス3に出力データ(バス出力信号GBUS)を供給するものであれば、適応可能である。
1−1〜1−n(nは2以上の整数) アレイ部、
1−j(jは1≦j≦nを満たす整数) 選択アレイ部、
2−1〜2−n バス駆動回路、
2−j 選択バス駆動回路、
3 共通バス、
4 I/O回路、
5 バスホルダ回路、
6 アンプ部、
7 バッファ部7、
8 論理回路、
11 第1のAND回路、
12 第2のAND回路、
13 第1の出力回路(インバータ回路)、
14 第2の出力回路(バッファ回路)、
15 ラッチ回路、
16 インバータ回路、
21 遅延回路、
31 第1のNOR回路、
32 第2のNOR回路、
33 OR回路、
34 インバータ回路、
35 ラッチ回路、
101−1〜101−n アレイ部、
101−j 選択アレイ部、
102−1〜102−n バス駆動回路、
102−j 選択バス駆動回路、
108 論理回路、
111 第1のAND回路、
112 第2のAND回路、
113 第1の出力回路(インバータ回路)、
114 第2の出力回路(バッファ回路)、
D 第1信号、
DB 第2信号、
DE1〜DEn、DEj イネーブル信号、
DOFF 遅延出力信号、
GBUS バス出力信号、
LB 第1データ線、
LBB 第2データ線、
MPT 第1トランジスタ(P型MOSFET)、
MNT 第2トランジスタ(N型MOSFET)、
N 出力信号、
P 出力信号、
PC プリチャージ信号、
SE センスイネーブル信号、
T1 第1のサイクル、
T2 第2のサイクル、
T3 第3のサイクル、
T4 第4のサイクル

Claims (15)

  1. データ入力が入力される複数のバス駆動回路と、
    前記複数のバス駆動回路に接続された共通バスと、
    前記共通バスに接続されたバスホルダ回路と
    を具備し、
    前記複数のバス駆動回路のうちの選択される選択バス駆動回路は、出力すべき前記データ入力に応じた論理値と、前記バスホルダ回路により保持され、且つ、前記共通バスに出力されている論理値とが一致する場合に前記共通バスに前記データ入力に応じた論理値の出力を停止する
    半導体集積回路。
  2. 前記複数のバス駆動回路の各々は、
    第1制御信号に応じてオンし、前記データ入力に応じた論理値であるバス出力信号の信号レベルをハイレベルにする第1トランジスタと、第2制御信号に応じてオンし、前記バス出力信号の信号レベルをロウレベルにする第2トランジスタとを備えたバッファ部と、
    1サイクル毎に供給されるプリチャージ信号に応じて、第1、2信号の信号レベルをハイレベルにし、自身のバス駆動回路が前記選択バス駆動回路である場合に供給されるセンスイネーブル信号に応じて、前記第1又は2信号の信号レベルをハイレベルからロウレベルにするアンプ部と、
    前記第1、2信号の信号レベルがそれぞれハイレベル、ロウレベルである場合、前記第1制御信号を出力し、前記第1、2信号の信号レベルがそれぞれロウレベル、ハイレベルである場合、前記第2制御信号を出力する論理回路と
    を具備し、
    前記論理回路は、
    前記第1、2信号の信号レベルに基づいて前記バッファ部から前記バス出力信号を出力するときに、前記バス出力信号の信号レベルが、前のサイクルで前記バスホルダ回路により保持され、且つ、前記共通バスに出力されている前記バス出力信号の信号レベルと同レベルである場合、前記第1、2制御信号の出力を停止する
    請求項1に記載の半導体集積回路。
  3. 前記論理回路は、
    前のサイクルで前記バスホルダ回路により保持され、且つ、前記共通バスに出力されている前記バス出力信号の信号レベルがハイレベルであり、前記第1、2信号の信号レベルがそれぞれハイレベル、ロウレベルである場合、前記第1制御信号の出力を停止し、
    前のサイクルで前記バスホルダ回路により保持され、且つ、前記共通バスに出力されている前記バス出力信号の信号レベルがロウレベルであり、前記第1、2信号の信号レベルがそれぞれロウレベル、ハイレベルである場合、前記第2制御信号の出力を停止する
    請求項2に記載の半導体集積回路。
  4. 前記論理回路は、
    前記第1信号と遅延出力信号の反転信号とが供給され、自身のバス駆動回路が前記選択バス駆動回路である場合、前記第1又は2信号の信号レベルがハイレベルからロウレベルに遷移してから、前記アンプ部に前記プリチャージ信号が供給されるまでの間に、その信号レベルがハイレベルであるイネーブル信号が供給される第1のAND回路と、
    前記第2信号と前記遅延出力信号とが供給され、自身のバス駆動回路が前記選択バス駆動回路である場合、前記イネーブル信号が供給される第2のAND回路と、
    前記第1のAND回路の出力信号の信号レベルがハイレベルであるときに、前記第1制御信号を出力して前記第1トランジスタをオンする第1の出力回路と、
    前記第2のAND回路の出力信号の信号レベルがハイレベルであるときに、前記第2制御信号を出力して前記第2トランジスタをオンする第2の出力回路と、
    その入力が前記共通バスに接続され、自身のバス駆動回路が前記選択バス駆動回路である場合に供給されるラッチイネーブル信号に応じて、前のサイクルで前記バスホルダ回路により保持され、且つ、前記共通バスに出力されている前記バス出力信号をラッチし、前記遅延出力信号として出力するラッチ回路と
    を具備する請求項2又は3に記載の半導体集積回路。
  5. 前記ラッチイネーブル信号は、前記イネーブル信号の信号レベルがハイレベルからロウレベルに遷移したものである
    請求項4に記載の半導体集積回路。
  6. 前記第1信号と遅延出力信号の反転信号とが供給され、自身のバス駆動回路が前記選択バス駆動回路である場合、前記第1又は2信号の信号レベルがハイレベルからロウレベルに遷移してから、前記アンプ部に前記プリチャージ信号が供給されるまでの間に、その信号レベルがハイレベルであるイネーブル信号が供給される第1のAND回路と、
    前記第2信号と前記遅延出力信号とが供給され、自身のバス駆動回路が前記選択バス駆動回路である場合、前記イネーブル信号が供給される第2のAND回路と、
    前記第1のAND回路の出力信号の信号レベルがハイレベルであるときに、前記第1制御信号を出力して前記第1トランジスタをオンする第1の出力回路と、
    前記第2のAND回路の出力信号の信号レベルがハイレベルであるときに、前記第2制御信号を出力して前記第2トランジスタをオンする第2の出力回路と、
    その入力が前記共通バスに接続され、前記バス出力信号の信号レベルが変化してから設定時間経過したときに、前のサイクルで前記バスホルダ回路により保持され、且つ、前記共通バスに出力されている前記バス出力信号を取り込み、前記遅延出力信号として出力する遅延回路と
    を具備する請求項2又は3に記載の半導体集積回路。
  7. 前記設定時間は、前記バス出力信号の信号レベルが変化してから、前記イネーブル信号の信号レベルがハイレベルからロウレベルに遷移するまでの時間を表している
    請求項6に記載の半導体集積回路。
  8. 前記設定時間は、前記バス出力信号の信号レベルが変化してから、前記アンプ部に前記プリチャージ信号が供給されるまでの時間を表している
    請求項6に記載の半導体集積回路。
  9. 前記論理回路は、
    前記第1信号と遅延出力信号とが供給される第1のNOR回路と、
    前記第2信号と前記遅延出力信号の反転信号とが供給される第2のNOR回路と、
    前記第1のNOR回路の出力信号の信号レベルがハイレベルであるときに、前記第1制御信号を出力して前記第1トランジスタをオンする第1の出力回路と、
    前記第2のNOR回路の出力信号の信号レベルがハイレベルであるときに、前記第2制御信号を出力して前記第2トランジスタをオンする第2の出力回路と、
    前記第1のNOR回路の出力信号と前記第2のNOR回路の出力信号とが供給されるOR回路と、
    前記OR回路の出力信号の信号レベルがハイレベルであるときに、前のサイクルで前記バスホルダ回路により保持され、且つ、前記共通バスに出力されている前記バス出力信号をラッチし、前記遅延出力信号として出力するラッチ回路と
    を具備する請求項2又は3に記載の半導体集積回路。
  10. 前記第1トランジスタは、電源と前記共通バス間に接続され、そのゲートに前記第1の出力回路の出力が接続されたP型トランジスタであり、
    前記第2トランジスタは、前記共通バスと接地間に接続され、そのゲートに前記第2の出力回路の出力が接続されたN型トランジスタであり、
    前記第1の出力回路は、インバータ回路であり、前記第1のAND回路の出力信号を反転し、その出力信号の信号レベルがロウレベルであるときに、前記第1制御信号として前記第1トランジスタに出力し、
    前記第2の出力回路は、バッファ回路であり、前記第2のAND回路の出力信号の信号レベルがハイレベルであるときに、前記第2制御信号として前記第2トランジスタに出力する
    請求項4〜9のいずれかに記載の半導体集積回路。
  11. 前記共通バスに接続され、前記バス出力信号を出力データとして受け取る回路
    を更に具備する請求項1〜10のいずれかに記載の半導体集積回路。
  12. 複数のアレイ部と、
    前記複数のアレイ部の各々に接続され、前記複数のアレイ部のうちの1つのアレイ部である選択アレイ部からデータが供給される第1、2データ線と、
    を具備し、
    前記複数のバス駆動回路は、それぞれ前記複数のアレイ部の前記第1、2データ線に接続され、
    前記複数のバス駆動回路のうちの選択バス駆動回路は、前記選択アレイ部の前記第1、2データ線に接続されたバス駆動回路であり、
    前記共通バスには、前記選択バス駆動回路から、前記データを表すバス出力信号が供給され、
    前記アンプ部は、1サイクル毎に前記プリチャージ信号に応じて、前記第1、2データ線に第1電位を供給すると共に、前記第1、2データ線にそれぞれ対応する前記第1、2信号の信号レベルをハイレベルにし、前記センスイネーブル信号に応じて、前記第1又は2データ線の電位が前記第1電位よりも低い第2電位に下がったときに、前記第1又は2信号の信号レベルをハイレベルからロウレベルにする
    請求項1〜11のいずれかに記載の半導体集積回路。
  13. 前記複数のアレイ部の各々は、前記データを保持するメモリセルがマトリクス状に設けられたメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイの行に設けられたワード線と、前記メモリセルアレイの列に設けられ、それぞれ前記第1、2データ線が接続された第1、2ビット線とを備え、
    前記選択アレイ部の前記ワード線のうちの、指定された行アドレスに応じた選択ワード線と、前記選択アレイ部の前記第1、2ビット線のうちの、指定された列アドレスに応じた第1、2選択ビット線とが選択されたとき、前記選択アレイ部の前記メモリセルのうちの、前記選択ワード線と前記第1、2選択ビット線とに接続されたメモリセルから前記データが読み出され、前記第1、2選択ビット線に電位差が生じ、前記第1、2データ線に供給される
    請求項12に記載の半導体集積回路。
  14. 請求項1〜13のいずれかに記載の半導体集積回路に使用されるバス駆動回路。
  15. 請求項2〜13のいずれかに記載の半導体集積回路に使用される論理回路。
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