JP2011170909A - 光ディスク記録再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】温度センサを設けることなく光ディスク記録再生装置内の温度が光ディスクの動作保証温度を超えないように制御し、騒音を低減することができる光ディスク記録再生装置を提供すること。
【解決手段】光ディスクに記録された情報を再生する光ディスク記録再生装置において、前記光ディスク記録再生装置は、前記光ディスクに記録された情報を読み取る光ピックアップと、前記光ディスク記録再生装置を換気するファンとを備え、前記光ピックアップにより判別された前記光ディスクの種類に応じて、予め定められた回転数で、前記ファンを回転駆動することとする。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ディスク記録再生装置に関し、特に、再生される光ディスクの種類に応じてファンを制御することができる光ディスク記録再生装置に関する。
一般に、情報をDVDやBD(Blu−ray Disc)に記録する装置、または、情報が記録されたDVDやBDを再生する装置として、DVDプレイヤーやBDプレイヤー等の光ディスク記録再生装置が普及している。
これら光ディスク記録再生装置は、光ディスクに対する情報の書込み速度や読出し速度が年々速くなっており、これに伴って光ディスクが載置されたターンテーブルを回転させるスピンドルモータの回転速度を増加させる必要がある。スピンドルモータの回転速度は、スピンドルモータ駆動回路の出力電圧により制御され、その出力電圧を高くすることによって回転速度が増加する。このように、スピンドルモータの回転速度が増加すると、スピンドルモータやスピンドルモータ駆動回路からの発熱量が増大する。
また、光ディスク記録再生装置の高機能化に伴い光ピックアップやCPU等の電子部品等からの発熱量も増加している。
一方、光ディスク記録再生装置が備える電子部品等は、装置内の温度が動作保証温度を超えると動作が不安定になるものがあるため、発生した熱を光ディスク記録装置外へ放熱する必要がある。
特開2004−302996号公報 特開2002−163040号公報
そこで、光ディスク記録再生装置においては、ファンが取り付けられており、このファンを回転させることによって装置内の熱を外部に放出し、外気を装置内に取り込んでいる。
しかしながら、光ディスクを再生している間、常に一定回転数でファンを回転駆動させると、ファンが回転する音が騒音となり、例えば、BDの鑑賞時において、スピーカー等から発せられる音声が聞き取りにくくなるという問題があった。
そこで、ファンによる騒音を低減させるファンの回転駆動を制御する方法として、温度センサにより装置内の温度をモニタし、一定の温度に達するとファンを回転駆動させる方法がある。しかし、この方法では、温度センサを光ディスク記録再生装置内に設ける必要があるためコストがかかる。
また、特許文献1には、ユーザが騒音の大きさを制御できるファンの制御方法が開示されている。具体的には、装置内の温度に関わらず、ユーザは任意のタイミングで、ファンの回転数を予め定められた複数の回転数のうち、一つの回転数を選択することで騒音を低減することができる。しかし、この方法では、ファン騒音の低い動作環境を得られる代わりに、動作保証温度を超えた温度で光ディスク記録再生装置を作動させることになり、システムの性能を低下させることになる。
また、特許文献2には、携帯型パーソナルコンピュータにある複数のファイルベイに複数のドライブユニットが設けられた場合に、各ドライブユニットの動作保証温度を読み取り、ドライブユニットを冷却する単数ファンの回転方向及び回転速度を制御する方法が開示されている。しかし、この方法では、例えば、近年急速に普及しているBDの記録再生装置において問題が生ずる。すなわち、BD−Rは、動作保証温度が、BDの記録再生装置に内蔵された各電子部品の動作保証温度よりも低い場合があり、その場合には、ドライブユニットの動作保証温度を基準としてファンの制御を行っても、BD−Rの動作が安定しない可能性がある。
本発明は、上述した問題点に鑑み、温度センサを設けることなく光ディスク記録再生装置内の温度が光ディスクの動作保証温度を超えないように制御し、騒音を低減することができる光ディスク記録再生装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、光ディスクに記録された情報を再生する光ディスク記録再生装置において、前記光ディスク記録再生装置は、前記光ディスクに記録された情報を読み取る光ピックアップと、前記光ディスク記録再生装置を換気するファンとを備え、前記光ピックアップにより判別された前記光ディスクの種類に応じて、予め定められた回転数で、前記ファンを回転駆動することを特徴とする。
これによれば、光ディスク記録再生装置のターンテーブルに載置された光ディスクの種類によって予めファンの回転数、回転速度が決められているため、温度センサその他追加の部品を設けることなく、光ディスク記録再生装置内の温度が光ディスクの動作保証温度を超えないように制御することができる。
また、本発明は、前記ファンの前記回転数は、前記光ディスクの動作保証温度に基づいて定められ、動作保証温度の高い光ディスクに対する単位時間当たりのファンの回転数は、動作保証温度の低い光ディスクに対する単位時間当たりのファンの回転数よりも少ないことを特徴とする。
これによれば、動作保証温度の高い光ディスクに対する単位時間当たりの前記ファンの回転数が、動作保証温度の低い光ディスクに対する単位時間当たりの前記ファンの回転数よりも少ないため、動作保証温度の高い光ディスクを再生している際のファンの回転による騒音を低減することができる。特に、BDにおいては、BD−RやBD−REよりも動作保証温度の高いBD−ROMの使用が多いと考えられるため、効果的にファンの回転による騒音を低減することができる。
また、本発明は、前記光ディスクの動作保証温度が、前記光ディスク記録再生装置に備えられた部品の動作保証温度よりも高いときは、前記光ディスク記録再生装置に備えられた前記部品の動作保証温度に基づいて、前記回転数を定めることを特徴とする。
これによれば、光ディスクの動作保証温度が、光ディスク記録再生装置内の部品の動作保証温度より高い場合には、部品の動作保証温度に基づいて回転数が定められるため、装置内の温度が、部品の動作保証温度を超えることを防ぐことができる。
また、本発明は、光ディスクに記録された情報を再生する光ディスク記録再生装置において、前記光ディスク記録再生装置は、前記光ディスクに記録された情報を読み取る光ピックアップと、前記光ディスク記録再生装置を換気するファンとを備え、前記光ディスクの再生が終了すると、予め定められた回転数で、所定時間前記ファンを回転駆動することを特徴とする。
これによれば、装置内の温度を短期間で低下させることができるため、動作保証温度の低い新たな光ディスクを再生する際に、動作保証温度を超えた温度で再生が開始されるのを防ぐことができる。
また、本発明は、前記光ディスクの再生終了後の前記ファンの前記回転数は、光ディスクの種類に応じて定められたファンの回転数及び、前記光ディスク記録再生装置に備えられた部品の動作保証温度に基づき定められたファンの回転数よりも単位時間当たりのファンの回転数が多いことを特徴とする。
これによれば、より短期間で装置内の温度を短期間で低下させることができる。
また、本発明は、前記所定時間が経過する前に再生が指示された光ディスクの動作保証温度が、前回再生した光ディスクの動作保証温度より高い場合には、前記前回再生した光ディスクの再生終了後の前記ファンの前記回転駆動を停止し、前記再生が指示された光ディスクの種類に応じて、予め定められた回転数で、前記ファンを回転駆動することを特徴とする。
これによれば、光ディスクの動作保証温度が装置内の温度よりも高い場合には、ファンの回転を光ディスクの種類に応じて予め定められた回転数とすることができ、ファンの回転による騒音を低減することができる。
この構成によれば、温度センサその他追加の部品を設けることなく光ディスク記録再生装置内の温度を一定に保ち、且つ、騒音を低減することができる。
は、本発明の光ディスク記録再生装置の構成の一例を示すブロック図である。 は、本発明の光ディスク記録再生装置のファンの回転駆動制御処理の一例を示す第1のフローチャートである。 は、本発明の光ディスク記録再生装置が再生を行う光ディスクとその動作保証温度の関係の一例を示す図である。 は、動作保証温度とその動作保証温度を維持するために必要なファンの回転数の関係の一例を示す図である。 は、本発明の光ディスク記録再生装置のファンの回転駆動制御処理の一例を示す第2のフローチャートである。 は、本発明の光ディスク記録再生装置のファンの回転駆動制御処理の一例を示す第3のフローチャートである。
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明における光ディスク記録再生装置の構成の一例を示すブロック図である。本実施形態の光ディスク記録再生装置1は、光ディスクに情報を記録し、また、光ディスクに記録された情報を再生することができる。光ディスクとしては、BD、DVD、CDなどが挙げられる。
図1において、スピンドルモータ2は、光ディスクを載置するターンテーブル30に連結され、ターンテーブル30を回転させる。
光ピックアップ3は、光源、レーザダイオード、対物レンズ、該対物レンズを駆動させる対物レンズアクチュエータ(いずれも不図示)を有しており、光源から射出されたレーザ光を光ディスクの記録面に向けて照射し、その反射光を受けて情報の読み取りを行う。
スピンドルモータ駆動回路4は、スピンドルモータ2の回転の制御を行い、所定の回転速度でスピンドルモータ2を回転駆動させる。
レーザ駆動回路5は、光ピックアップ3が備えるレーザダイオードから出射されるレーザ光について、図示しないフロントモニタ用の受光素子で受光される光量を利用してレーザパワーの制御を行う。また、光ディスク記録再生装置1が複数種類の光ディスク(BD、DVD、及びCD等)に対して情報の再生を行えるようになっており、波長の異なるレーザ光を出射する光源を複数有する場合には、その切り換え制御を行う。
スライドモータ駆動回路6は、光ピックアップ3を光ディスクの径方向へ移動させるためにして設けられたピニオン(図示せず)を回転させるスライドモータ(図示せず)の駆動を制御する。
RFアンプ7では、光ピックアップ3によりピックアップされた反射光検出信号から再生RF信号、フォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号等を生成する。生成された再生RF信号は、後述のイコライザ8に供給され、また、フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号はサーボ回路13に供給される。
イコライザ8は、RFアンプ7から供給された再生RF信号の非対称波形歪みを補正するために波形等化を行う。
A/D変換器9は、イコライザ8から供給される再生RF信号について、PLL(Phase Locked Loop)回路を有する同期信号発生回路(図示せず)で生成されたクロックにタイミングを合わせる形で、AD変換を行う。AD変換された再生RF信号は、AVでコーダ部10に供給される。
AVデコーダ部10は、A/D変換器9から供給された再生RF信号を映像データ及び音声データに分離し、映像データ及び音声データをそれぞれ所定のコーデック形式でデコードし、音声信号及び映像信号を生成する。生成された音声信号は音声出力部11に供給され、生成された映像信号は映像出力部12に供給される。
音声出力部11及び映像出力部12はそれぞれ音声データ及び映像データを、光ディスク記録再生装置1に接続された表示装置に出力する。
サーボ回路13では、RFアンプ7から供給されるフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号に基づいて、駆動信号が生成され、生成された駆動信号は、アクチュエータ駆動回路14に供給される。また、サーボ回路13は、スライドモータ駆動回路6に対し、スライドモータの駆動制御を行うための駆動信号を供給する。
アクチュエータ駆動回路14は、サーボ回路から出力される駆動信号に基づいて、対物レンズが光ディスクの記録面に合致するようにアクチュエータの駆動を制御する。
制御部15は、各種の信号を入出力してスピンドルモータ駆動回路4、レーザ駆動回路5、スライドモータ駆動回路6、RFアンプ7、イコライザ8、サーボ回路13等の各制御部の全体を統括的に制御する。
システムコントローラ20は、マイクロコンピュータを備えて、光ディスク記録再生装置1を構成する各部が実行すべき所要の動作に応じて適宜制御処理を実行する。なお、システムコントローラ20には、メモリ21が備えられている。メモリ21には、システムコントローラ20が各種処理を行う上で必要となる各種のパラメータや動作プログラム等が記憶される。
ファンモータ40は、図示しないファンを駆動するモータであり、制御部15から駆動信号を受けてファンの駆動を開始し、または、駆動を終了する。
次に、以上のような構成である本発明の光ディスク記録再生装置のファンの回転駆動制御処理を図2のフローチャートを用いて説明する。
ユーザにより、光ディスク記録再生装置のターンテーブルに光ディスクが載置されると(ステップS01)、ステップS02において、載置された光ディスクの種類(BDやDVD等)の判別が行われる。
ここで光ディスクの種類を判別する方法は、例えば、光ピックアップ3の対物レンズを駆動装置により上下させ、光ディスク表面から反射層までの厚みの違いに起因する反射光の時間間隔の違いから光ディスクの種類を判別する手法が広く知られている。
ステップS03においては、光ディスク記録再生装置内の部品の動作保証温度が、上述の光ディスクの判別手段によって判明した光ディスクの動作保証温度よりも高いか否かが判断される。その結果、部品の動作保証温度のほうが高い(Y)と判断されればステップS04に進み、部品の動作保証温度のほうが高くない(N)と判断されればステップS05に進む。
例えば、ターンテーブルに載置された光ディスクがBD−Rである場合には、その動作保証温度は55℃である(図3を参照)。これに対し、光ディスク記録再生装置内で最も動作保証温度が低い部品(例えば光ピックアップ)の動作保証温度が60℃であるとすると、部品の保証温度のほうが高いためステップS04に進むことになる。
ステップS03において「Y」と判断された場合には、ステップS04において、ファンの回転数を、光ディスクの種類に応じた回転数に設定する。光ディスクがBD−Rである場合には、動作保証温度が55℃であるため、図4を参照してファンの回転数は2500rpmに設定される。
ステップS03において「N」と判断された場合には、ステップS05において、部品の動作保証温度に基づいてファンの回転数を設定する。例えば、部品の動作保証温度が60℃である場合には、図4を参照してファンの回転数は2000rpmに設定される
ステップS04又はステップS05においてファンの回転数が設定されると、現在の光ディスクの再生が終了するまで設定した回転数でファンを回転させる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の光ディスク記録再生装置のファンの回転駆動制御処理の別の例を図5のフローチャートを用いて説明する。
ステップS11では、現在光ディスク記録再生装置のターンテーブルに載置されている光ディスク(以下、「光ディスク1」という。)の再生が終了したかどうかが判断される。光ディスク1の再生が終了していなければ(N)引き続き光ディスク1の動作保証温度を維持するようにファンを回転させる。光ディスク1の再生が終了すると(Y)、ステップS12に進む。
ステップS12では、予め定められた回転数でファンを回転する。ここでのファンの回転数は、光ディスクの種類に応じた回転数又は部品の動作保証温度に基づく回転数よりも単位時間当たりの回転数が多く、例えば2800rpmに設定される。
ステップS13では、ステップS12で設定された回転数でファンが所定時間(例えば10分間)回転する前に、光ディスク1の再生終了後に光ディスク記録再生装置のターンテーブル載置される光ディスク(以下、「光ディスク2」という。)の再生が指示されたかどうかが判断される。所定時間が経過するまで光ディスク2の再生が指示されなければ(N)、ステップS14に進み、所定時間経過後ファンの駆動を停止する。なお、所定時間経過後(ファン停止後)に光ディスク2が載置され、再生が指示された場合には、上述した第1の実施の形態のファンの回転駆動制御処理を行う。
所定時間経過前に光ディスク2の再生が指示されると(ステップS13(Y))、ステップS15において、光ディスク2の種類(BDやDVD等)の判別が行われる。
ステップS16においては、光ディスク1の動作保証温度と光ディスク2の動作保証温度が比較される。光ディスク2の動作保証温度のほうが高ければ(Y)、ステップS19に進み、光ディスク2の動作保証温度のほうが低ければ(Y)ステップS17に進む。
ステップS17では、引き続きステップS12で設定された回転数でファンを回転させる。そして、ステップS18では、光ディスク1の再生終了後、ステップS12で設定された回転数でのファンの回転が所定時間(例えば10分間)経過したかどうかが判断され、所定時間経過していれば(Y)、ステップS19に進む。
ステップS19では、ファンの回転数を、光ディスク2の種類に応じて予め定められた回転数に設定し、光ディスク2の再生が終了するまで設定した回転数でファンを回転させる。なお、光ディスク2の動作保証温度が、光ディスク記録再生装置内の部品の動作保証温度よりも高いときは、第1の実施の形態と同様に、部品の動作保証温度に基づきファンの回転数を決定する。
本実施の形態によれば、光ディスク1の再生終了後、通常のファンの回転数よりも多い回転数でファンを回転させることにより短期間で光ディスク記録再生装置内の温度を低下させることができる。これにより、光ディスク2の動作保証温度が光ディスク1の動作保証温度よりも低い場合であっても、スムーズに光ディスク2の再生を行うことができる。
また、光ディスク1の再生終了後、所定期間経過する前に、光ディスク1の動作保証温度よりも動作保証温度が低い光ディスク2が、光ディスク記録再生装置のターンテーブルに載置され、再生が指示されることが考えられる。この場合、光ディスク1の再生終了直後の光ディスク記録再生装置内の温度は、光ディスク2の動作保証温度よりも高いものと考えられるが、動作保証温度を超えた温度での短期間の光ディスクの再生が即座に光ディスク2の動作に支障を及ぼすものではない。
そこで、本実施の形態では、上述のファンの回転駆動制御処理とすることにより、装置内の温度を短期間で光ディスク2の動作保証温度まで低下させることができるため、装置内の温度が光ディスク2の動作保証温度になるまで光ディスク2の再生を待機させることなく、再生を開始することができる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の光ディスク記録再生装置のファンの回転駆動制御処理の別の例を図6のフローチャートを用いて説明する。第2の実施の形態では、光ディスク1の再生終了後、予め定められた回転数でファンを回転することとしているが、本実施形態では、光ディスク1の再生終了から所定時間経過していない場合にのみ、予め定められた回転数でファンを回転することとする。
ユーザにより、光ディスク記録再生装置のターンテーブルに光ディスクが載置されると(ステップS21)、ステップS22において、載置された光ディスクの種類(BDやDVD等)の判別が行われる。
ステップS23においては、現在載置されている光ディスク(以下、「光ディスクB」という。)の前に再生した光ディスク(以下、「光ディスクA」という。)の再生終了から所定時間経過しているか否かが判断される。所定時間が経過していれば、光ディスク記録再生装置内の温度が、光ディスクBの動作保証温度以下であると判断して(Y)ステップS27に進み、経過していなければ(N)ステップS24に進む。
ステップS24においては、光ディスクAの動作保証温度と光ディスクBの動作保証温度が比較される。光ディスクBの動作保証温度のほうが高ければ、光ディスクAの再生終了から所定時間経過していなくても、光ディスク記録再生装置の温度は、光ディスクBの動作保証温度以下であると判断して(Y)ステップS27に進み、光ディスクBの動作保証温度のほうが低ければ(N)ステップS25に進む。
ステップS25においては、光ディスク記録再生装置の温度が、光ディスクBの動作保証温度より高いと考えられるため、ここでのファンの回転数は、光ディスクの種類に応じた回転数又は部品の動作保証温度に基づく回転数よりも単位時間当たりの回転数が多く、例えば2800rpmに設定される。
ステップS26においては、ステップS12で設定された回転数でファンが所定時間(例えば10分間)回転したか否かが判断され、所定時間が経過してなければ(N)ファンの回転を継続し、所定時間が経過すると(Y)ステップS27に進む。
ステップS27では、ファンの回転数を、光ディスクBの種類に応じて予め定められた回転数に設定し、光ディスク2の再生が終了するまで設定した回転数でファンを回転させる。なお、光ディスク2の動作保証温度が、光ディスク記録再生装置内の部品の動作保証温度よりも高いときは、第1の実施の形態と同様に、部品の動作保証温度に基づきファンの回転数を決定する。
<<変形等>>
以上、本発明の実施形態の一例について説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。当該実施形態としては、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改変を加えることが可能である。
例えば、動作保証温度を維持するためのファンの回転数は、装置の大きさ、部品の配置、ファンの大きさ、ファンの数等により変動するものであり、状況に応じてファンの回転数を変動させることができる。
また、光ディスク録画再生装置内のハードディスクに録画されている映像等を視聴した後に、上述のファンの回転駆動制御処理を行うことが考えられる。
本発明は、ファンを有する光ディスク記録再生装置に利用できる。
1・・・光ディスク記録再生装置、2・・・スピンドルモータ、3・・・光ピックアップ、4・・・スピンドルモータ駆動回路、5・・・レーザ駆動回路、6・・・スライドモータ駆動回路、7・・・RFアンプ、8・・・イコライザ、9・・・A/D変換器、10・・・AVデコーダ部、11・・・音声出力部、12・・・映像出力部、13・・・サーボ回路、14・・・アクチュエータ駆動回路、15・・・制御部、20・・・システムコントローラ、21・・・メモリ、30・・・ターンテーブル、40・・・ファンモータ、50・・・制御処理部

Claims (6)

  1. 光ディスクに記録された情報を再生する光ディスク記録再生装置において、
    前記光ディスク記録再生装置は、前記光ディスクに記録された情報を読み取る光ピックアップと、前記光ディスク記録再生装置を換気するファンとを備え、
    前記光ピックアップにより判別された前記光ディスクの種類に応じて、予め定められた回転数で、前記ファンを回転駆動することを特徴とする光ディスク記録再生装置。
  2. 前記ファンの前記回転数は、前記光ディスクの動作保証温度に基づいて定められ、動作保証温度の高い光ディスクに対する単位時間当たりのファンの回転数は、動作保証温度の低い光ディスクに対する単位時間当たりのファンの回転数よりも少ないことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク記録再生装置。
  3. 前記光ディスクの動作保証温度が、前記光ディスク記録再生装置に備えられた部品の動作保証温度よりも高いときは、前記光ディスク記録再生装置に備えられた前記部品の動作保証温度に基づいて、前記回転数を定めることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光ディスク記録再生装置。
  4. 光ディスクに記録された情報を再生する光ディスク記録再生装置において、
    前記光ディスク記録再生装置は、前記光ディスクに記録された情報を読み取る光ピックアップと、前記光ディスク記録再生装置を換気するファンとを備え、
    前記光ディスクの再生が終了すると、予め定められた回転数で、所定時間前記ファンを回転駆動することを特徴とする光ディスク記録再生装置。
  5. 前記光ディスクの再生終了後の前記ファンの前記回転数は、光ディスクの種類に応じて定められたファンの回転数及び、前記光ディスク記録再生装置に備えられた部品の動作保証温度に基づき定められたファンの回転数よりも単位時間当たりのファンの回転数が多いことを特徴とする請求項4に記載の光ディスク記録再生装置。
  6. 前記所定時間が経過する前に再生が指示された光ディスクの動作保証温度が、前回再生した光ディスクの動作保証温度より高い場合には、前記前回再生した光ディスクの再生終了後の前記ファンの前記回転駆動を停止し、前記再生が指示された光ディスクの種類に応じて、予め定められた回転数で、前記ファンを回転駆動することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の光ディスク記録再生装置。
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