JP2011170056A - 封緘シール - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基材と、基材の片面の少なくとも一部に形成された感圧接着剤層と前記感圧接着剤層を保護する剥離シートとからなる封緘シールであって、前記感圧接着剤層の感圧接着剤は応力発光材料を含有し、前記それぞれの接着強度は、剥離シートと感圧接着剤層との接着強度<感圧接着剤層の層間強度<感圧接着剤層と基材との接着強度となるように設定され、前記封緘シールから剥離シートが剥がされ露出した感圧接着剤層が封緘対象物に貼付されたときに、前記感圧接着剤層と前記封緘対象物との接着強度は感圧接着剤層と基材との接着強度以上となるように設定された封緘シールを提供する。
【選択図】 図1
Description
封緘シールの中には、開封された場合の痕跡を残すための特殊な構造が施されているものも使用されている。例えば、基材の片側に剥離層、金属蒸着層、感圧接着剤層を順次形成し、感圧接着剤層を剥離シートで保護し、使用の際は、剥離シートを剥がし、被着体に貼付し、被着体から封緘シールを剥がすと、剥離層と金属蒸着層の境界で剥離する構造になっている。
また、易破壊構造を利用した封緘シールがある(例えば、特許文献1参照)。これは、封緘シールの剥離層をパターン状にし、封緘シールの基材を剥がしたときに、被着体に固有の形状の残留物を残すことで不正が行われたことを知らしめている。
このような封緘シールは、食品,化粧品,パーソナルコンピュータ用ソフト,輸出用純正部品などの封緘に使用されている。
封緘シールは、上述のように不正な第三者によって開封された場合にその痕跡が残り、正当な開封者によって開封された場合は開封者が最初の開封者であることが明確に認識できることも重要な要素である。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、開封された状態で封緘されたシール部分が真正なものであることが明確に確認できる封緘シールを提供することを目的とするものである。
その結果、開封された状態で封緘されたシール部分が真正なものであることが明確に確認でき、開封者に対して意外性を与えることができるという効果を発揮する。
また、警告文を印刷しておくことによって、不正に開封しようとする第三者を牽制することもできる。
封緘シール1は、封緘対象物(以下、被着体ともいう)3の包装紙の閉じ部などに貼付されて使用される。
図示しないが、封緘シールの基材と、基材の片面の少なくとも一部には、感圧接着剤層が形成されており、封緘シールが被着体に接着される前は、感圧接着剤層の表面に剥離シートが貼付されている。また、感圧接着剤には応力発光材料が含有されている。
また、警告文を印刷しておくことによって、不正に開封しようとする第三者を牽制することもできる。
本実施形態の封緘シール1は、被着体に貼付される前は、図に示すように、基材11、感圧接着剤層12、剥離シート13の順に積層されている。図では、基材11の裏側全面に感圧接着剤層12が形成されているが、部分的に形成される場合もある。
また、基材11が透明な場合は、図柄2や文字は基材11の表出面ではなく感圧接着剤層12の側に印刷されていてもよい。
感圧接着剤層12には、応力発光材料(図示せず)が練り込まれており、発光の強さによって練り込み量が調整されている。
また、感圧接着剤層12には、前述のように、剥離シートと感圧接着剤層との接着強度<感圧接着剤層の層間強度<感圧接着剤層と基材との接着強度≦感圧接着剤層と被着体との接着強度、となるように接着力調整剤が練り込まれている。
封緘シールは、封緘シール1から剥離シール13が剥がされて、被着体に貼付されて使用されるが、被着体の表面強度を特定することができないために、少なくとも、基材11として紙などを使用する際には、基材11の層間強度を少なくとも感圧接着剤層12の層間強度より大きく(強く)設定する。
また、被着体のシール部と感圧接着剤層の接着力が極端に弱い場合は、本実施形態の封緘シールを使用しない。
また、感圧接着剤12を保護する剥離シート13には、前述の紙又はプラスチックフィルムに剥離処理を施したものを使用する。
まず、a図に示すように封緘シール1から剥離シート13が剥がされ、b図に示すよう感圧接着剤層12面で被着体3の封緘部に貼付される。
c図に示すように封緘シール1の基材11をつまんで被着体3から剥がすときに、それぞれ設定された接着強度の関連で、感圧接着剤層12の層間で剥がれる。
感圧接着剤層12の層間で剥がれる場合は、感圧接着剤層12の中間ではなく基材11寄りの部分、または、被着体3寄りの部分、または、凸凹状態で剥がれる。
基材11が透明の場合は、c図の状態で、基材11の表面から発光状態を確認することができる。
その他、開封の痕跡を残す必要がある用途にも好適に利用できる。
2 図柄、文字
3 封緘対象物、被着体
11 基材
12 感圧接着剤層
13 剥離シート
Claims (3)
- 基材と、基材の片面の少なくとも一部に形成された感圧接着剤層と前記感圧接着剤層を保護する剥離シートとからなる封緘シールであって、
前記感圧接着剤層の感圧接着剤は応力発光材料を含有し、
前記それぞれの接着強度は、剥離シートと感圧接着剤層との接着強度<感圧接着剤層の層間強度<感圧接着剤層と基材との接着強度となるように設定され、
前記封緘シールから剥離シートが剥がされ露出した感圧接着剤層が封緘対象物に貼付されたときに、前記感圧接着剤層と前記封緘対象物との接着強度は感圧接着剤層と基材との接着強度以上となるように設定されたことを特徴とする封緘シール。 - 請求項1に記載の封緘シールにおいて、
基材は透明な材質で構成されたことを特徴とする封緘シール。 - 請求項1または2に記載の封緘シールにおいて、
基材には文字および/または図柄が印刷されたことを特徴とする封緘シール。
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