JP2011169913A5 - - Google Patents

Claims (27)

1. 低分子量ヘパリン（ＬＭＷＨ）調製物を生成する方法であって、以下：
   第２のＬＭＷＨの画分を提供する工程であって、該第２のＬＭＷＨの画分は、第１の高分子量画分および該第２のＬＭＷＨの画分を生成する、溶媒中でのグリコサミノグリカン（ＧＡＧ）含有サンプルの塩沈殿によって得られ、ここで、該第２のＬＭＷＨの画分は、該第１の高分子量画分から分離される、工程、ならびに
   該分離された第２の画分を処理して、濃縮されたＬＭＷＨ調製物を生成する工程であって、ここで、該処理は、該第２の画分の酵素的消化である、工程
   を包含する、方法。
2. 低分子量ヘパリン（ＬＭＷＨ）を生成する方法であって、以下：
   溶媒中でグリコサミノグリカン（ＧＡＧ）含有サンプルの塩沈殿を実施して、第１の高分子量画分および第２のＬＭＷＨの画分を生成する工程、
   該第２のＬＭＷＨの画分から該第１の高分子量画分を分離する工程、ならびに
   該分離された第２の画分を処理して、濃縮されたＬＭＷＨを生成する工程であって、ここで、該処理は、該第２の画分の酵素的消化である、工程
   を包含する、方法。
3. 前記方法が、溶媒を用いた前記第２のＬＭＷＨの画分の沈殿をさらに包含する、請求項２に記載の方法。
4. 前記溶媒が、エタノール、ならびに、Ｈ _２ Ｏとエタノールの組み合わせから選択される、請求項２に記載の方法。
5. 前記ＧＡＧ含有サンプルが、非分画ヘパリンである、請求項１または２に記載の方法。
6. 前記塩沈殿が、二価のカチオンと弱アニオンの塩を用いて実施される、請求項１または２に記載の方法。
7. 前記二価のカチオンの塩が、バリウム、カルシウム、マグネシウム、ストロンチウム、銅、ニッケル、カドミウム、亜鉛、水銀、ベリリウム、ニッケル、パラジウム、白金、鉄およびスズからなる群より選択される、請求項６に記載の方法。
8. 前記二価のカチオンがカルシウムである、請求項６に記載の方法。
9. 前記塩が酢酸カルシウムである、請求項１または２に記載の方法。
10. 前記沈殿が、２０℃〜１℃の範囲の温度において生じる、請求項１または２に記載の方法。
11. 前記沈殿が、１５℃〜５℃の範囲の温度において生じる、請求項１０に記載の方法。
12. 前記溶媒が、Ｈ _２ Ｏ、Ｈ _２ Ｏおよびエタノール、エタノール、Ｈ _２ Ｏおよびアセトン、ならびにアセトンから選択される、請求項１または２に記載の方法。
13. 前記溶媒がＨ _２ Ｏおよびエタノールである、請求項１２に記載の方法。
14. 前記溶媒が、６５：３５〜３５：６５のＨ _２ Ｏ：エタノール比を有する、請求項１３に記載の方法。
15. 前記溶媒が、５５：４５〜４５：５５のＨ _２ Ｏ：エタノール比を有する、請求項１４に記載の方法。
16. 前記第２のＬＭＷＨの画分が、上清中に含まれる、請求項１または２に記載の方法。
17. 前記第２の画分の平均分子量が、８０００Ｄａまたは８０００Ｄａ未満である、請求項１または２に記載の方法。
18. 前記第２の画分の平均分子量が、８０００Ｄａ未満である、請求項１または２に記載の方法。
19. 前記第２の画分が、８０００Ｄａ未満の分子量を有する分子を少なくとも６０％有する、請求項１または２に記載の方法。
20. 前記第２のＬＷＭＨの画分が、ヘパリナーゼＩＩＩで消化される、請求項１または２に記載の方法。
21. 前記消化された第２のＬＷＭＨ画分を精製または分離する工程をさらに包含する、請求項２０に記載の方法。
22. 前記消化された第２のＬＭＷＨ画分を沈殿させる工程をさらに包含する、請求項２０に記載の方法。
23. 前記精製されたＬＷＭＨ画分を、薬学的キャリアとともに処方する工程をさらに包含する、請求項２１に記載の方法。
24. 請求項１または２に記載の方法であって、前記第２のＬＷＭＨの画分が改変型ヘパリナーゼＩＩＩで消化され、ここで、該改変型ヘパリナーゼＩＩＩが、配列番号２の成熟ペプチドのアミノ酸配列を有するポリペプチドを含み、ここで、Ｈｉｓ３６、Ｈｉｓ１０５、Ｈｉｓ１１０、Ｈｉｓ１３９、Ｈｉｓ１５２、Ｈｉｓ２２５、Ｈｉｓ２３４、Ｈｉｓ２４１、Ｈｉｓ４２４、Ｈｉｓ４６９およびＨｉｓ５３９からなる群より選択される少なくとも１つのヒスチジン残基が置換されている、方法。
25. 前記消化された第２のＬＷＭＨ画分を精製または分離する工程をさらに包含する、請求項２４に記載の方法。
26. 前記消化された第２のＬＭＷＨ画分を沈殿させる工程をさらに包含する、請求項２４に記載の方法。
27. 前記精製されたＬＷＭＨ画分を、薬学的キャリアとともに処方する工程をさらに包含する、請求項２５に記載の方法。