JP2011169189A5 - - Google Patents
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電磁プランジャには、ピストンが一体的に固定されており、このピストンは中心軸方向に貫通孔が形成されるとともに、その下端に吐出弁を設け、この吐出弁の上流側に吸入弁が設けられている。
前述した通り、電磁プランジャの往復動は、ピストンを往復動させ、前記吐出弁と吸入弁との協同作業によりポンプ作業を行っている。
前述した通り、電磁プランジャの往復動は、ピストンを往復動させ、前記吐出弁と吸入弁との協同作業によりポンプ作業を行っている。
電磁プランジャの上端には、前記逆流防止弁の開弁用のプッシュロッドが設けられ、この電磁プランジャの往復動の上死点位置側で前記逆流防止弁が、前記プッシュロッドにより突き上げられ、機械的・強制的に開弁させられる。
逆流防止弁は、高ばね定数・高荷重であって、吐出流体の慣性力(圧力)のみでは開弁することが困難であり、そのために、プッシュロッドをもって、機械的・強制的に開弁される。
逆流防止弁は、高ばね定数・高荷重であって、吐出流体の慣性力(圧力)のみでは開弁することが困難であり、そのために、プッシュロッドをもって、機械的・強制的に開弁される。
以上のように、請求項1の発明によれば、電磁プランジャが上死点を過ぎて下死点に向かう復動時に、逆流防止弁が戻しばねにて閉じられ、吐出孔以降に存在する流体圧力(背圧)による逆流は防がれる。それから、進んで再び上死点近くに至ると、プッシュロッドが前記逆流防止弁に当接するようになり、逆流防止弁は突き上げられて開弁する。この際、すでに吐出弁は弁座に着座されていて、逆流が起きることがない。それから、次の工程の電磁プランジャならびにピストンの復動工程時に戻しばねで押圧されて逆流防止弁の閉弁タイムラグが短くなるため、定吐出し量が確保される。
電磁プランジャが下死点から上死点に向かう往動時の初期にあっては、逆流防止弁は未だ閉弁状態にある。それから、進んで上死点近くに至ると、プッシュロッドが電磁プランジャと共に、アッパステイタ側に移動するため、プッシュロッドが逆流防止弁を突き上げ、逆流防止弁は弁座から離れて電磁プランジャ稼動室内の流体は吐出孔より外部機器へ吐出される。同時に吐出弁は閉弁、吸入弁は開弁されポンプ内に流体が吸入される。次に電磁プランジャが上死点から下死点に向かう復動時には、逆流防止弁は閉弁、吐出弁は開弁、吸入弁は閉弁となって、吐出弁と吸入弁の間(ポンプ室)の流体は吐出弁の下流部である電磁プランジャ稼動室に移送される。
この電磁プランジャ35の下端には、下方に向けて開口の有底の孔37が形成され、この有底の孔37に前記ピストン25が嵌着されて、ピストン25は下方へ伸びている。また電磁プランジャ35の上端には、閉止弁39ならびにプッシュロッド40がその長手方向に突設されている。前記閉止弁39はリング状で、プッシュロッド40の周りに嵌着して設けられ、無通電時に、アッパステイタ8に嵌合して設けられているアッパストッパ42に当接している。
この電磁プランジャ稼動室10は、前述したごとく電磁プランジャ35の往復動が行われるのみならず前記吐出弁27以降の貫通孔26、及び前記アッパストッパ42に形成の通孔43を介して下記する逆流防止弁49の上流側の吐出通路59とによる第2のポンプ室となっている。即ち、電磁プランジャ35の往復動により、ピストン25のシリンダ16からの伸び及び縮みにより第2室が容積変化を起こしている。
ちなみに第2の室は電磁プランジャ35の往動時に容積が減少し、復動時には容積が拡大する。この容積変化作用は前記ポンプ室31の容積変化とは逆となっている。このため、電磁プランジャの復動時に、前記ポンプ室31は圧縮工程にあり、ポンプ室31内の流体は吐出弁27を開いて吸入工程の電磁プランジャ稼働室10内に流出されるため、流体は、ポンプ室31から電磁プランジャ稼動室10内に入れ換るいわゆる移送作用が行われる。そして、電磁プランジャ35が往動時に至ると、電磁プランジャ稼動室10内の容積の減少から流体は吐出孔60より吐出される。尚、その際ポンプ室31は吸入工程となっている。
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