JP2011168124A - ハイブリッド車両の制御装置および制御方法 - Google Patents

ハイブリッド車両の制御装置および制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】内燃機関の動力を用いて回転電機で発電した電力を蓄電装置に充電可能に構成されたハイブリッド車両において、蓄電装置に充電される電力が充電可能電力を超えるのを防止しつつ、内燃機関の出力制御性を確保する。
【解決手段】ECUは、実エンジントルクが目標エンジントルクに近づけるためのフィードバック量efbを算出し、算出されたフィードバック量efbの絶対値をefbガード値以下に制限した値を、スロットル開度に反映させる。ECUは、efbガード値を、バッテリ温度がT1よりも低い範囲R1では「0」よりも大きい値に設定し、そうでない範囲R3では「0」に設定する。さらに、ECUは、バッテリ温度がT2〜T1度の間に含まれる範囲R2では、バッテリ温度の増加に応じてefbガード値の絶対値を最大値から0まで徐々に減少させる。
【選択図】図8

Description

本発明は、ハイブリッド車両の制御に関し、特に、ハイブリッド車両に搭載される内燃機関の出力制御に関する。
ハイブリッド車両は、エンジンとモータといった二種類の原動機を搭載し、それら原動機の少なくとも一方の出力で走行する。また、ハイブリッド車両は、通常、エンジンの出力によってモータで発電させ、その発電電力でモータの駆動電力を蓄えるバッテリを充電する。しかし、バッテリ温度が低いとバッテリの充電可能電力が小さくなるため、バッテリ温度が低いときに、エンジンへ吸入すべき本来の空気量と実際の吸入空気量との間にズレが生じていると、充電可能電力を超える電力でバッテリを充電してしまうおそれがある。
このような問題に鑑みて、たとえば特開2006−327270号公報(特許文献1)に開示されたハイブリッド車両では、エンジンの始動直後にエンジンが要求パワーと略一致した出力パワーを出力するようアイドル時吸入空気量の補正を行い、補正後にエンジンからの出力パワーによってモータを発電させ、その発電電力によりバッテリを充電可能電力を超えない範囲で充電するようエンジンの吸入空気量に吸入空気量補正量を反映させて制御する。これにより、バッテリに充電される電力が充電可能電力を超えるのを防止できる。
特開2006−327270号公報 特開2005−36700号公報 特開2005−248714号公報 特開2002−345110号公報 特開2006−101587号公報
ところで、たとえばリチウムイオン二次電池のように、極低温時に充電可能電力が非常に小さくなり、エンジンによる電池充電パワーが1kW未満の微小な値となる場合、エンジン側で負荷運転時のスロットル開度を微小に制御する必要がある。この要請に応えるべく、たとえばエンジンの実トルクが目標トルクに近づくようにスロットル開度をフィードバック制御することが望ましい。また、このようなフィードバック制御を行なう場合、フィードバック量の急変による制御性の低下を回避したりフィードバック制御再開時の制御性を確保したりするために、フィードバック制御の停止時もフィードバック量の最終値を保持し、フィードバック制御の再開時にフィードバック量の最終値をスロットル開度に反映することが望ましい。
しかしながら、バッテリ温度が上昇して充電可能電力が拡大した後は、スロットル開度を微小に制御する必要性が低いため、スロットル開度のフィードバック制御そのものが不要となる。それにも関わらず、フィードバック量をスロットル開度に反映させると、以降のエンジン出力の制御性に影響を及ぼすことが考えられる。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、内燃機関の動力を用いて回転電機で発電した電力を蓄電装置に充電可能に構成されたハイブリッド車両において、蓄電装置に充電される電力が充電可能電力を超えるのを防止しつつ、内燃機関の出力制御性を確保することである。
この発明に係る制御装置は、スロットル開度によって出力が調整される内燃機関と、蓄電装置と、内燃機関の動力を用いた発電が可能で蓄電装置との間で電力を授受する回転電機と、を備えたハイブリッド車両を制御する。この制御装置は、内燃機関のトルクを目標トルクに近づけるためのスロットル開度のフィードバック量を算出する算出部と、フィードバック量を反映させて目標開度を設定し、スロットル開度が目標開度となるように制御する制御部とを含む。算出部は、蓄電装置の温度の増加に応じてフィードバック量の絶対値を減少させる。
好ましくは、算出部は、蓄電装置の温度が第1温度よりも低い範囲では、蓄電装置の温度の増加に応じてフィードバック量の絶対値を零まで減少させ、蓄電装置の温度が第1温度よりも高い範囲では、フィードバック量の絶対値を零にする。
好ましくは、算出部は、内燃機関のトルクと目標トルクとの偏差に応じてフィードバック量の一時的な値を算出する第1算出部と、蓄電装置の温度に応じてガード値を設定し、フィードバック量の一時的な値の絶対値をガード値以下に制限した値をフィードバック量の最終的な値として算出する第2算出部とを含む。第2算出部は、第1温度よりも所定温度だけ低い第2温度よりも蓄電装置の温度が低い範囲では、ガード値を予め定められた最大値に設定し、蓄電装置の温度が第2温度から第1温度までの間に含まれる範囲では、蓄電装置の温度の増加に応じてガード値を予め定められた最大値から零まで減少させ、蓄電装置の温度が第1温度よりも高い範囲では、ガード値を零に設定する。
好ましくは、算出部は、蓄電装置の温度の増加に応じてフィードバック量の絶対値を連続的に減少させる。
好ましくは、制御部は、所定条件が成立した場合、フィードバック量を目標開度に反映させ、所定条件が成立しない場合、フィードバック量を目標開度に反映させない。
好ましくは、所定条件は、蓄電装置の温度が第1温度よりも低いという条件である。
好ましくは、所定条件は、蓄電装置の温度の低下に応じて蓄電装置が受け入れ可能な電力が低下したために内燃機関の出力を所定値よりも低い値に制御する必要があるという条件である。
この発明の別の局面に係る制御方法は、スロットル開度によって出力が調整される内燃機関と、蓄電装置と、内燃機関の動力を用いた発電が可能で蓄電装置との間で電力を授受する回転電機と、を備えたハイブリッド車両の制御装置が行なう制御方法である。この制御方法は、内燃機関のトルクを目標トルクに近づけるためのスロットル開度のフィードバック量を算出するステップと、フィードバック量を反映させて目標開度を設定し、スロットル開度が目標開度となるように制御するステップとを含む。算出するステップは、蓄電装置の温度の増加に応じてフィードバック量の絶対値を減少させる。
本発明によれば、内燃機関の動力を用いて回転電機で発電した電力を蓄電装置に充電可能に構成されたハイブリッド車両において、蓄電装置に充電される電力が充電可能電力を超えるのを防止しつつ、内燃機関の出力制御性を確保することができる。
ECUが搭載される車両構造を示す図である。 エンジンの構造を示す図である。 バッテリの入出力特性を示す図である。 ECU400の機能ブロック図である。 ISC制御を行なう場合のECUの制御処理手順を示すフローチャートである。 Peフィードバック制御を行なう場合のECUの制御処理手順を示すフローチャート(その1)である。 トルク偏差とPeフィードバック量の変化量との関係を示す図である。 バッテリ温度とefbガード値との対応関係を示す図である。 Peフィードバック制御を行なう場合のECUの制御処理手順を示すフローチャート(その2)である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[実施の形態1]
図1は、本実施の形態に係る制御装置が搭載される車両10の構造を示す図である。車両10は、エンジン100および第2モータジェネレータ(MG(2))300Bの少なくともいずれかの動力で走行する車両(以下、「ハイブリッド車両」ともいう)であるとともに、車両外部に設けられた交流電源19から供給された電力での走行が可能な車両(以下、「プラグイン車両」ともいう)である。
車両10には、上述のエンジン100およびMG(2)300Bの他に、エンジン100が発生する動力を出力軸212と第1モータジェネレータ(MG(1))300Aとに分配する動力分割機構200と、エンジン100、MG(1)300A、MG(2)300Bで発生した動力を駆動輪12に伝達したり、駆動輪12の駆動をエンジン100やMG(1)300A、MG(2)300Bに伝達したりする減速機14と、MG(1)300AおよびMG(2)300Bを駆動するための電力を蓄電するバッテリ310と、バッテリ310の直流とMG(1)300A、MG(2)300Bの交流とを変換しながら電流制御を行なうインバータ330と、バッテリ310とインバータ330との間で電圧変換を行なう昇圧コンバータ320と、エンジン100の動作状態を制御するエンジンECU406と、車両10の状態に応じてMG(1)300A、MG(2)300B、インバータ330、およびバッテリ310の充放電状態等を制御するMG_ECU402と、エンジンECU406およびMG_ECU402等を相互に管理制御して、車両10が最も効率よく運行できるようにハイブリッドシステム全体を制御するHV_ECU404等を含む。
動力分割機構200は、サンギヤ、ピニオンギヤ、キャリア、リングギヤを含む遊星歯車から構成される。エンジン100、MG(1)300AおよびMG(2)300Bが動力分割機構200を経由して連結されることで、エンジン100、MG(1)300AおよびMG(2)300Bの各回転速度は、いずれか2つの回転速度が決定されると残りの回転速度が決まるという関係にある。この関係を利用することによって、たとえばMG(2)300Bの回転速度が同じ値であっても、MG(1)300Aの回転速度を制御することによって、エンジン回転速度Neを所望の回転速度に制御することができる。
さらに、車両10には、交流電源19に接続されたパドル15を接続するためのコネクタ13と、コネクタ13を経由して供給された交流電源19からの電力を直流に変換してバッテリ310へ出力する充電装置11とを含む。充電装置11は、HV_ECU404からの制御信号に応じてバッテリ310へ出力する電力量を制御する。
図1においては、各ECUを別構成しているが、2個以上のECUを統合したECUとして構成してもよい。たとえば、図1に、点線で示すように、MG_ECU402、HV_ECU404およびエンジンECU406を統合したECU400とすることがその一例である。以下の説明においては、MG_ECU402、HV_ECU404およびエンジンECU406を区別することなくECU400と記載する。
ECU400には、車速センサ、アクセル開度センサ、スロットル開度センサ、MG(1)回転速度センサ、MG(2)回転速度センサ、エンジン回転速度センサ(いずれも図示せず)、およびバッテリ310の状態(バッテリ電圧値、バッテリ電流値、バッテリ温度など)を監視するバッテリ監視ユニット340からの信号が入力されている。
本実施の形態においては、バッテリ310として、リチウムイオン二次電池が用いられる。
ECU400は、MG(1)300AあるいはMG(2)300Bをモータとして機能させる場合、バッテリ310から放電された直流電力を昇圧コンバータ320で昇圧した後、インバータ330で交流電力に変換してMG(1)300AおよびMG(2)300Bに供給する。
一方、ECU400は、バッテリ310を充電する際には、MG(1)300AあるいはMG(2)300Bをジェネレータとして機能させて、MG(1)300AあるいはMG(2)300Bが発電した交流電力を、インバータ330で直流電力に変換した後、昇圧コンバータ320で降圧してバッテリ310に供給する。
さらに、ECU400は、交流電源19からの交流電力を充電装置11で直流に変換してバッテリ310へ供給することによっても、バッテリ310を充電することが可能である。
図2を参照して、エンジン100およびエンジン100に関連する周辺機器について説明する。このエンジン100においては、エアクリーナ(図示せず)から吸入される空気が、吸気管110を流通して、エンジン100の燃焼室102に導入される。スロットルバルブ114の作動量(スロットル開度)により、燃焼室102に導入される空気量が調整される。スロットル開度は、ECU400からの信号に基づいて作動するスロットルモータ112により制御される。
燃料は、フューエルタンク(図示せず)に貯蔵され、フューエルポンプ(図示せず)によりインジェクタ104から燃焼室102に噴射される。吸気管110から導入された空気と、インジェクタ104から噴射された燃料との混合気が、ECU400からの制御信号により制御されるイグニッションコイル106を用いて着火されて燃焼する。
混合気が燃焼した後の排気ガスは、排気管120の途中に設けられた触媒140を通って、大気に排出される。
触媒140は、排気ガス中に含まれるエミッション(炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)、窒素酸化物(NOx)などの有害物質)を浄化処理する三元触媒である。触媒140は、炭化水素と一酸化炭素の酸化反応と、窒素酸化物の還元反応を同時に行なわせることができる。触媒140は、その温度が低いほど排気浄化能力が低くなる特性を有する。
ECU400には、エンジン水温センサ108、エアフロメータ116、吸入空気温センサ118、空燃比センサ122、および酸素センサ124からの信号が入力されている。エンジン水温センサ108は、エンジン冷却水の温度(エンジン水温)THwを検出する。エアフロメータ116は、吸入空気量(エンジン100に吸入される単位時間あたりの空気量)Gaを検出する。吸入空気温センサ118は、吸入空気の温度(吸入空気温)THaを検出する。空燃比センサ122は、排気ガス中の空気と燃料との比率を検出する。酸素センサ124は、排気ガス中の酸素濃度を検出する。これらの各センサは、検出結果を表わす信号をECU400に送信する。
ECU400は、各センサから送られてきた信号などに基づいて、適正な点火時期となるようにイグニッションコイル106を制御したり、適正なスロットル開度となるようにスロットルモータ112を制御したり、適正な燃料噴射量となるようにインジェクタ104を制御したりする。
また、ECU400の内部には、各種情報、プログラム、しきい値、マップ、ECU400の処理結果等のデータが記憶される記憶部405が設けられる。
図3は、バッテリ310の入出力特性を示す図である。図3において、横軸はバッテリ温度(単位は℃)を示し、縦軸はバッテリ310の放電可能電力Woutおよび充電可能電力Win(単位はいずれもW(ワット))を示す。縦軸の「0[W]」よりも上側の領域に示す実線が放電可能電力Woutを示し、縦軸の「0[W]」よりも下側の領域に示す実線が充電可能電力Winを示す。なお、図3には、参考として、ニッケル水素二次電池の放電可能電力および充電可能電力を破線で示している。
バッテリ310は、リチウムイオン二次電池を用いているため、ニッケル水素二次電池を用いる場合(図3の破線参照)に比べて、バッテリ温度が低い領域での特性が大きく相違する。具体的には、ニッケル水素二次電池を用いる場合に比べて、放電可能電力Woutが大きい値となる。その一方で、充電可能電力Winがニッケル水素二次電池に比べて小さい値となる。特に、バッテリ温度が極低温である場合(たとえばマイナス10℃よりも低い場合)では、充電可能電力Winは数キロワット程度の微小な値となる。すなわち、バッテリ温度が極低温である場合、バッテリ310への充電電力は1kW未満の微小な値に制限されることになる。
次に、ECU400が行なうエンジン100の駆動制御について説明する。ECU400は、まず、アクセル開度や車速などに基づいて車両10から出力すべき車両要求パワーP(走行に必要なエネルギの他、エアコンなどの補機類に必要なエネルギも含む)を設定し、車両要求パワーPとバッテリ310の状態とに基づいてエンジン100から出力すべきエンジン要求パワーPeを設定する。
そして、ECU400は、エンジン要求パワーPeに応じて、「自立運転」および「負荷運転」のいずれかの運転状態でエンジン100を制御する。
「自立運転」では、ECU400は、エンジン100をアイドル状態とする。具体的には、ECU400は、エンジン回転速度Neが予め定められた目標アイドル回転速度Niscに維持されるようにスロットル開度をフィードバック制御するISC制御を実行する。
一方、「負荷運転」では、ECU400は、エンジン100をアイドル状態よりも大きいエネルギを出力する状態に制御するように、エンジン要求パワーPeに応じてスロットル開度を制御する。この際、ECU400は、エンジン実パワーが車両要求パワーPを超える場合、エンジン実パワーのうち車両要求パワーPを超える分(以下、「過剰パワー」ともいう)をMG(1)300Aで電力に変換してバッテリ310へ供給する。したがって、「負荷運転」では、エンジン100の出力でバッテリ310の充電が可能となる。
図4に、エンジン100の駆動制御に関する部分のECU400の機能ブロック図を示す。なお、図4に示した各機能ブロックについては、当該機能を有するハードウェア(電子回路等)をECU400に設けることによって実現してもよいし、当該機能に相当するソフトウェア処理(プログラムの実行等)をECU400に行なわせることよって実現してもよい。
ECU400は、判断部410、ISC制御部420、Pe−F/B制御部430を含む。
判断部410は、エンジン要求パワーPeに応じて、エンジン100の運転状態を上述した「自立運転」および「負荷運転」のいずれの運転状態に制御するのかを判断する。たとえば、判断部410は、エンジン要求パワーPeが所定値よりも小さい場合にエンジン100の運転状態を「自立運転」にすると判断し、そうでない場合にエンジン100の運転状態を「負荷運転」にすると判断する。なお、エンジン要求パワーPeに加えて他のパラメータを用いて「自立運転」とするか「負荷運転」とするかを判断するようにしてもよい。
ISC制御部420は、判断部410がエンジン100の運転状態を「自立運転」にすると判断した場合、上述したISC制御を実行する。これにより、エンジン100がアイドル状態となる。ISC制御部420は、eqi算出部421、スロットル制御部422を含む。
eqi算出部421は、所定のeqi算出ロジック(後述の図5参照)に基づいてISCフィードバック量eqiを算出する。ISCフィードバック量eqiは、単位時間あたりの吸入空気量(単位;L/s)で表わされる。ISCフィードバック量eqiは、算出される度に記憶部405に記憶される。
スロットル制御部422は、ISCフィードバック量eqiに基づいてISC制御時の目標スロットル開度TAiscを設定し、実際のスロットル開度TAをISC制御時の目標スロットル開度TAiscとするための制御信号をスロットルモータ112に出力する。
図5は、ISC制御部420の機能を実現するためのECU400の制御処理手順を示すフローチャートである。なお、図5のS20A〜S20Eの処理が図4の「eqi算出部421」の機能に該当し、S20F、S20Gの処理が図4の「スロットル制御部422」の機能に該当する。
図5に示すように、ECU400は、エンジン回転速度Neと目標アイドル回転速度Niscとを比較した結果に応じて、ISCフィードバック量eqiを算出する。
ECU400は、Ne>Nisc+所定値αであると(S20AにてYES)、ISCフィードバック量eqiを更新量Δeqiだけ減少させる(S20B)。すなわち、ISCフィードバック量の前回値eqi(n−1)から更新量Δeqiを減じた値をISCフィードバック量の今回値eqi(n)として算出する。
ECU400は、Ne<Nisc−所定値βであると(S20CにてYES)、ISCフィードバック量eqiを更新量Δeqiだけ増加させる(S20D)。すなわち、ISCフィードバック量の前回値eqi(n−1)に更新量Δeqiを加えた値をISCフィードバック量の今回値eqi(n)として算出する。
ECU400は、Nisc−β<Ne<Nisc+αであると(S20AにてNO、S20CにてNO)、ISCフィードバック量eqiの更新を行なわない。すなわち、ISCフィードバック量の前回値eqi(n−1)をそのままISCフィードバック量の今回値eqi(n)として算出する(S20E)。
そして、ECU400は、予め定められた初期目標スロットル開度TA0にISCフィードバック量eqiのTA換算値を加えた値を、ISC制御時の目標スロットル開度TAiscに設定し(S20F)、実際のスロットル開度TAがISC制御時の目標スロットル開度TAiscとなるように、スロットルモータ112を制御する(S20G)。なお、ISCフィードバック量eqiのTA換算値とは、ISCフィードバック量eqi(単位;L/s)をスロットル開度(単位;deg)に換算した値である。
このように、ISC制御では、エンジン回転速度Neが目標アイドル回転速度Nisc付近に維持されるようにスロットル開度がフィードバック制御される。
S20B、S20D、S20Eで算出されたISCフィードバック量eqiは、各ステップの処理時に記憶部405に記憶され、「自立運転」から「負荷運転」に移行しても最終値が保持される。これにより、再び「負荷運転」から「自立運転」に移行した際にエンジン回転速度Neを速やかに目標アイドル回転速度Niscに収束させることが可能となる。
再び図4に戻って、Pe−F/B制御部430は、判断部410がエンジン100の運転状態を「負荷運転」にすると判断した場合、Peフィードバック制御を実行する。
Peフィードバック制御は、負荷運転時のスロットル開度を微小に細かく制御することによって、バッテリ310の充電電力を1kW未満の微小な値に制御することを可能とする制御である。
すなわち、極低温下では、空気密度の増加によってエンジン出力が増加したりエンジンフリクションの増加によってエンジン出力が減少したりするため、エンジン要求パワーPeとエンジン実パワーとがかけ離れた値となることが懸念される。
さらに、上述の図3に示したように、極低温時は、充電可能電力Winが微小な値となる。そのため、極低温下でエンジン100を負荷運転状態にする場合、バッテリ310の過充電を防止するためには、エンジン実パワー(すなわち過剰パワー)を微小な値で正確に制御する必要がある。
そこで、Pe−F/B制御部430は、判断部410がエンジン100の運転状態を「負荷運転」にすると判断した場合、実エンジントルクが目標エンジントルクに近づくようにスロットル開度をフィードバック制御することによって、スロットル開度を微小に細かく制御する。
Pe−F/B制御部430は、efb算出部431、efb補正部432、スロットル制御部433を含む。
efb算出部431は、所定のefb算出ロジック(後述の図6参照)に基づいてPeフィードバック量efbを算出する。Peフィードバック量efbは、スロットル開度の変化量(単位;deg)で表わされる。Peフィードバック量efbは、算出される度に記憶部405に記憶される。
efb補正部432は、Peフィードバック量efbの絶対値を制限するためのefbガード値を設定し、efb算出部431が算出したPeフィードバック量efbの絶対値をガード値以下に制限するように補正する。具体的には、efb補正部432は、Peフィードバック量efbの絶対値がefbガード値を超えている場合には、Peフィードバック量efbの絶対値をefbガード値に制限した値をスロットル制御部432に出力する。一方、Peフィードバック量efbの絶対値がefbガード値を超えていない場合には、efb算出部431が算出したPeフィードバック量efbをそのままスロットル制御部432に出力する。
ここで、たとえば車両10の走行開始時にバッテリ温度が極低温である場合、上述したように充電可能電力Winが微小な値となるため、Peフィードバック制御の必要性(すなわちスロットル開度にPeフィードバック量efbを反映させてエンジン実パワーを微小な値で正確に制御する必要性)が高い。しかしながら、走行時間の経過に伴なってバッテリ温度が上昇し充電可能電力Winがある程度拡大した場合には、Peフィードバック制御の必要性は低くなる。
そこで、efb補正部432は、スロットル開度にPeフィードバック量efbを反映させる度合いをバッテリ温度に応じて調整する。具体的には、efb補正部432は、バッテリ温度に応じてefbガード値を設定する(後述の図8参照)。このefb補正部432の機能が本実施の形態の最も特徴的な点である。このefb補正部432の機能については、後に詳細に説明する。
スロットル制御部432は、efb補正部432による補正後のPeフィードバック量efbなどに基づいて、Peフィードバック制御時の目標スロットル開度TAfbを設定し、実際のスロットル開度TAを目標スロットル開度TAfbとするための制御信号をスロットルモータ112に出力する。
図6は、Pe−F/B制御部430の機能を実現するためのECU400の制御処理手順を示すフローチャートである。なお、図6のS40A〜S40Eの処理が図4の「efb算出部431」の機能に該当し、図6のS40Fの処理が図4の「efb補正部432」の機能に該当し、図6のS40G〜S40Kの処理が図4の「スロットル制御部432」の機能に該当する。
図6に示すように、ECU400は、アイドルスロットル開度TAidleを算出する(S40A)。なお、アイドルスロットル開度TAidleは、エンジン100がアイドル状態で駆動する時のスロットル開度に相当する値であって、たとえばISC制御時の目標スロットル開度TAisc(=TA0+(eqiのTA換算値))と同じ値であってもよい。
その後、ECU400は、要求スロットル開度TAreqを算出する(S40B)。要求スロットル開度TAreqは、アイドルスロットル開度TAidleからのスロットル作動量であって、エンジン要求パワーPeに応じた値に算出される。
さらに、ECU400は、各センサの検出値等に基づいて実エンジントルク(推定値)および目標エンジントルクを算出し、実エンジントルクから目標エンジントルクを減じたトルク偏差dtrqを算出し(S40C)、トルク偏差dtrqに応じてPeフィードバック量の変化量Δefbを算出し(S40D)、変化量Δefbに基づいてPeフィードバック量efbを算出する。具体的には、Peフィードバック量の前回値efb(n−1)にPeフィードバック量の変化量Δefbを加えた値をPeフィードバック量の今回値efb(n)として算出する(S40E)。
図7に、トルク偏差dtrqとPeフィードバック量の変化量Δefbとの関係を示す。Peフィードバック量の変化量Δefbは、自立運転から負荷運転に移行してから所定時間が経過するまでは、トルク偏差dtrqに対して図7の線Aで求まる値に設定され、その他においては、図7の線Bで求まる値に設定される。
いずれの場合にも、トルク偏差dtrqがdt1(dt1>0)以上の場合(すなわち実エンジントルクが目標エンジントルクに対してdt1以上大きい場合)には、変化量Δefbが負の値に設定される。これにより、Peフィードバック量efbが変化量Δefbの絶対値分だけ減少されるため、実エンジントルクが目標エンジントルクに近づくように減少する。
一方、トルク偏差dtrqがdt2(dt2<0)以下の場合(すなわち実エンジントルクが目標エンジントルクに対してdt2の絶対値以上小さい場合)には、変化量Δefbが正の値に設定される。これにより、Peフィードバック量efbが変化量Δefbの絶対値分だけ増加されるため、実エンジントルクが目標エンジントルクに近づくように増加する。
再び図6に戻って、S40Fにて、ECU400は、Peフィードバック量efbのガード処理を行なう。上述したように、この処理が「efb補正部432」の機能に該当し、本実施の形態の最も特徴的な点である。
ECU400は、バッテリ温度に応じてefbガード値を設定し、S40Eで算出されたPeフィードバック量efbの絶対値をefbガード値以下に制限する。
図8に、バッテリ温度とefbガード値との対応関係を示す。図8に示すように、バッテリ温度がT1(<0)よりも低い範囲R1では、efbガード値の絶対値は「0」よりも大きい値に設定される。つまり、範囲R1では、Peフィードバック制御の必要性が高いとして、Peフィードバック量efbが「0」よりも大きい値に設定され、Peフィードバック制御が実行されることになる。
一方、バッテリ温度がT1よりも高い範囲R3では、efbガード値の絶対値が「0」に設定される。つまり、範囲R3では、Peフィードバック制御の必要性が低いとして、Peフィードバック量efbが「0」に設定され、Peフィードバック制御が実質的に停止されることになる。その結果、Peフィードバック制御の必要性が低い温度領域において、Peフィードバック量efbがスロットル開度に反映されることを回避することができる。
さらに、バッテリ温度がT2(<T1)よりも低い範囲では、efbガード値は「最大値efbmax(efb>0の場合)」あるいは「最小値efbmin(efb<0の場合)」に設定される。一方、バッテリ温度がT2〜T1の間に含まれる範囲R2では、バッテリ温度の増加に応じてefbガード値の絶対値が「0」まで徐々に減少するように設定される。
つまり、範囲R1のうち範囲R3に近い範囲R2では、範囲R3に近づくほどPeフィードバック量efbの絶対値が「0」に近づくように連続的に減少させる。これにより、範囲R1から範囲R3に変化した時(Peフィードバック制御が実質的に停止される時)にPeフィードバック量efbの絶対値が離散的に減少すること(スロットル開度が急変すること)を回避できる。
再び図6に戻って、S40Gにて、ECU400は、スロットル開度にPeフィードバック量efbを反映することを許可するか否かを判断する。たとえば、ECU400は、アクセル開度およびエンジン要求パワーPeがそれぞれのしきい値よりも大きいにも関わらずPeフィードバック量efbが負の値となっているときには、Peフィードバック量efbの反映を許可せず、そうでないときは、Peフィードバック量efbの反映を許可する。
Peフィードバック量efbの反映を許可する場合(S40GにてYES)、ECU400は、S40Hにて、Peフィードバック制御時の目標スロットル開度TAfbを以下の式(1)によって算出する。
TAfb=TAidle+TAreq+efb …(1)
一方、Peフィードバック量efbの反映を許可しない場合(S40GにてNO)、ECU400は、S40Jにて、Peフィードバック制御時の目標スロットル開度TAfbを以下の式(2)によって算出する。
TAfb=TAidle+TAreq …(2)
S40Kにて、ECU400は、実際のスロットル開度がPeフィードバック制御時の目標スロットル開度TAfbとなるようにスロットルモータ112を制御する。
このように、本実施の形態では、バッテリ温度が所定温度よりも高い範囲ではPeフィードバック量efbを「0」に設定するとともに、バッテリ温度が所定温度よりも低い範囲では、バッテリ温度の増加に応じてPeフィードバック量efbを徐々に減少させる。そのため、Peフィードバック制御の必要性が低い温度領域においてPeフィードバック量efbがスロットル開度に反映されることを回避することができるとともに、Peフィードバック制御が実質的に停止される時のスロットル開度の急変を回避でき、エンジン出力の制御性を確保することができる。
なお、本実施の形態では、いわゆるプラグイン型のハイブリッド車両に本発明を適用したが、これに限らず通常のハイブリッド車両に本発明を適用してもよい。
また、本実施の形態では、バッテリとしてリチウムイオン二次電池を用いたが、これに限らずたとえばニッケル水素二次電池を用いてもよい。ニッケル水素二次電池はそのセル数が少ないほどリチウムイオン二次電池の入出力特性に近くなる傾向にあるため、コスト削減等のためにニッケル水素二次電池のセル数を削減した場合には、特に本発明の適用が有効である。
[実施の形態2]
実施の形態1では、バッテリ温度の増加に応じてPeフィードバック量efbを徐々に減少させた。
これに対し、実施の形態2では、バッテリ温度に応じて、スロットル開度にPeフィードバック量efbを反映するか否かを決定する。その他の構造、機能、処理は、前述の第1の実施の形態と同じであるため、ここでの詳細な説明は繰返さない。
図9は、実施の形態2に従うECU400がPeフィードバック制御を実行する場合の制御処理手順を示すフローチャートである。なお、図9に示したフローチャートの中で、前述の図6に示したフローチャートと同じ処理については同じステップ番号を付してある。それらについて処理も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰り返さない。
S40Lにて、ECU400は、バッテリ温度が所定温度αよりも低いか否かを判断する。
バッテリ温度が所定温度よりも低い場合(S40LにてYES)、処理はS40Hに移され、Peフィードバック制御時の目標スロットル開度TAfbが上述した式(1)によって算出される。すなわち、スロットル開度にPeフィードバック量efbが反映されることになる。
一方、バッテリ温度が所定温度T3よりも高い場合(S40LにてNO)、処理はS40Jに移され、Peフィードバック制御時の目標スロットル開度TAfbが上述した式(2)によって算出される。すなわち、スロットル開度にPeフィードバック量efbが反映されないことになる。
S40Mにて、ECU400は、Peフィードバック量efbを「0」にリセットする。この際、ECU400は、エンジン出力の制御性を確保可能な所定のレートでPeフィードバック量efbを徐々に減少させる。これにより、エンジン出力の制御性を確保することができる。
以上のように、本実施の形態2では、バッテリ温度が所定温度T3よりも高い場合に、スロットル開度にPeフィードバック量efbを反映させず、かつ、Peフィードバック量efbを「0」にリセットする。そのため、意図しない制御量(すなわちPeフィードバック量efb)が残り続けることによる他制御への影響を排除することが可能となる。
なお、S40Lの処理で、バッテリ温度が所定温度T3の近傍で変化したときにスロットル開度がハンチングするのを防止するために、バッテリ温度が上昇するときと、反対に、バッテリ温度が低下するときとの間で、所定温度T3にヒステリシスを設けるようにしてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 車両、11 充電装置、12 駆動輪、13 コネクタ、14 減速機、15 パドル、19 交流電源、100 エンジン、102 燃焼室、104 インジェクタ、106 イグニッションコイル、108 エンジン水温センサ、110 吸気管、112 スロットルモータ、114 スロットルバルブ、116 エアフロメータ、118 吸入空気温センサ、120 排気管、122 空燃比センサ、124 酸素センサ、140 触媒、200 動力分割機構、212 出力軸、310 バッテリ、320 昇圧コンバータ、330 インバータ、340 バッテリ監視ユニット、400 ECU、405 記憶部、410 判断部、420 ISC制御部、421 eqi算出部、422,433 スロットル制御部、430 Pe−F/B制御部、431 efb算出部、432 efb補正部。

Claims (7)

  1. スロットル開度によって出力が調整される内燃機関と、蓄電装置と、前記内燃機関の動力を用いた発電が可能で前記蓄電装置との間で電力を授受する回転電機と、を備えたハイブリッド車両の制御装置であって、
    前記内燃機関のトルクを目標トルクに近づけるための前記スロットル開度のフィードバック量を算出する算出部と、
    前記フィードバック量を反映させて目標開度を設定し、前記スロットル開度が前記目標開度となるように制御する制御部とを含み、
    前記算出部は、前記蓄電装置の温度の増加に応じて前記フィードバック量の絶対値を減少させる、ハイブリッド車両の制御装置。
  2. 前記算出部は、前記蓄電装置の温度が第1温度よりも低い範囲では、前記蓄電装置の温度の増加に応じて前記フィードバック量の絶対値を零まで減少させ、前記蓄電装置の温度が前記第1温度よりも高い範囲では、前記フィードバック量の絶対値を零にする、請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  3. 前記算出部は、
    前記内燃機関のトルクと前記目標トルクとの偏差に応じて前記フィードバック量の一時的な値を算出する第1算出部と、
    前記蓄電装置の温度に応じてガード値を設定し、前記フィードバック量の一時的な値の絶対値を前記ガード値以下に制限した値を前記フィードバック量の最終的な値として算出する第2算出部とを含み、
    前記第2算出部は、前記第1温度よりも低い第2温度よりも前記蓄電装置の温度が低い範囲では、前記ガード値の絶対値を予め定められた最大値に設定し、前記蓄電装置の温度が前記第2温度から前記第1温度までの間に含まれる範囲では、前記蓄電装置の温度の増加に応じて前記ガード値の絶対値を前記予め定められた最大値から零まで減少させ、前記蓄電装置の温度が前記第1温度よりも高い範囲では、前記ガード値を零に設定する、請求項2に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  4. 前記算出部は、前記蓄電装置の温度の増加に応じて前記フィードバック量の絶対値を連続的に減少させる、請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  5. 前記制御部は、所定条件が成立した場合、前記フィードバック量を前記目標開度に反映させ、前記所定条件が成立しない場合、前記フィードバック量を前記目標開度に反映させない、請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  6. 前記所定条件は、前記蓄電装置の温度が所定温度よりも低いという条件である、請求項5に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  7. スロットル開度によって出力が調整される内燃機関と、蓄電装置と、前記内燃機関の動力を用いた発電が可能で前記蓄電装置との間で電力を授受する回転電機と、を備えたハイブリッド車両の制御装置が行なう制御方法であって、
    前記内燃機関のトルクを目標トルクに近づけるための前記スロットル開度のフィードバック量を算出するステップと、
    前記フィードバック量を反映させて目標開度を設定し、前記スロットル開度が前記目標開度となるように制御するステップとを含み、
    前記算出するステップは、前記蓄電装置の温度の増加に応じて前記フィードバック量の絶対値を減少させる、ハイブリッド車両の制御方法。
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