JP2011168122A - 車両の後部車体構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】クラッシュボックス8はその外周部がリヤサイドフレーム4とフロアパネル2の端部または端部近傍に軸方向に突当る位置関係で設けられ、クラッシュボックス8の周方向の少なくとも一部に内方に窪んだ凹部8aが形成され、リヤサイドフレーム4とフロアパネル2とによって形成される閉断面5内に凹部8aの少なくとも一部の車幅方向端部が軸方向に突当たるように設けられる荷重受け部材12を備えたことを特徴とする。
【選択図】図4
Description
また、前端にセットプレートを一体的に備えたクラッシュボックスを設け、このクラッシュボックス側のセットプレートと、リヤサイドフレーム後端のセットプレートとを、ボルト、ナット等の取付け部材を用いて締結する構造が採用されている。
そこで、上側開放の断面ハット形状のリヤサイドフレームと、フロアパネルとで形成される閉断面の内部に、これらとは別部材により形成された断面十字状の部材を設けることも考えられる。
しかしながら、セットプレートの板厚を大きくする関係上、軽量化を図ることができず、重量増加を招く問題点があった。
上記構成によれば、衝突荷重(後突荷重)の入力時には、クラッシュボックスに荷重が伝達され、該クラッシュボックスに設けられた凹部の荷重が上記荷重受け部材に軸方向に突当るので、この荷重受け部材でクラッシュボックスの凹部の荷重を受けて、重力増加を招くことなく、衝突荷重を効果的に受けることができる。
上述の断面十字状の十二面体とは、内部が中空で、この中空部が略十字状となるような断面十字状の十二面体のことである。
上記構成によれば、十字状のクラッシュボックスの内側の4つの角部または角部近傍の荷重を、上述の荷重受け部材で受けるようにしたので、衝突荷重を効果的に受けることができる。
上記構成によれば、荷重受け部材を断面ハット形状の1部品にて構成し、該荷重受け部材で衝突荷重を効果的に受けることができる。
上記構成によれば、荷重受け部材を、リヤサイドフレームとフロアパネルとの両方に結合したので、衝突荷重の入力時に、リヤサイドフレームとフロアパネルとの両方に該衝突荷重を伝えることができ、荷重分散が図れるので、耐荷重を向上させることができる。
上記構成によれば、2つのコ字状部材で、クラッシュボックスの対向する車幅方向外側の二面に隣接する上記4面の軸方向端部の荷重を確実に受けることができ、耐荷重の向上を図ることができる。
上記構成によれば、2部品から成る荷重受け部材(2つのコ字状部材)の組付けを容易に行なうことができる。
図面は車両の後部車体構造を示し、図1において、車室の底面を形成するフロアパネル1を設け、このフロアパネル1の後部には、車室または荷室の底面の形成するリヤフロア2(フロアパネル)を連続して設けている。
上述のリヤフロア2の車幅方向中間部には、スペアタイヤ等を収納するスペアタイヤパン3を段下げ形成すると共に、リヤフロア2の左右両サイド下面には車両の前後方向に延びる左右一対のリヤサイドフレーム4,4を設けている。
なお、以下の説明においては、主として、車両の後部車体構造の左側の構成について説明するのが、右側の構成は左側のそれと左右対称に構成されている。
なお、図2、図5以外の各図においては図示の便宜上、クラッシュボックス8を概略的に示している。
しかも、図1〜図4に示すように、リヤサイドフレーム4とフロアパネルとしてのリヤフロア2とによって形成される閉断面5内に位置し、かつリヤサイドフレーム4の後端部で、セットプレート6に当接するその前側には、荷重受け部材12を設けている。
さらに詳しくは、図4に示すように、この荷重受け部材12は、十字状のクラッシュボックス8の内側の4つの角部(横面8dと縦面8eとがアール状に繋がるコーナ部)4fまたは角部4f近傍の軸方向端部(車両前後方向の前端部)が軸方向(前後方向)に突当る位置関係となるように設けられている。
この構成によれば、十字状のクラッシュボックス8の内側の4つの角部8fまたは角部8f近傍の荷重を、上述の荷重受け部材12で受けるようにしたので、衝突荷重を効果的に受けることができる。
この構成によれば、荷重受け部材12を断面ハット形状の1部品にて構成し、該荷重受け部材12で衝突荷重を効果的に受けることができる。
また、図4の(a)(b)で示した構成に代えて、図7の(a)(b)で示す構成を採用してもよい。
このように構成すると、衝突荷重(後突荷重)を上述のクラッシュボックス8でより一層効果的に受けることができる。
このように、図8で示した実施例においては、上記荷重受け部材12がリヤサイドフレーム4とフロアパネル(リヤフロア2参照)との両方に結合されたものである(図8参照)。
換言すれば、リヤフロア2と、荷重受け部材12のフランジ部12cと、リヤサイドフレーム4の接合フランジ4aと、を3枚合せてスポット溶接するように構成している。
すなわち、図9に示すこの実施例の場合には、まず、リヤサイドフレーム4の一対の接合フランジ4a,4aと、荷重受け部材12の一対のフランジ部12c,12cとを溶接固定すると共に、リヤサイドフレーム4の底壁4cと荷重受け部材12の連結壁12bとを溶接固定して、これら両者(リヤサイドフレーム4と荷重受け部材12)をサブアセンブリする。
この構成によれば、荷重受け部材12を断面ハット形状の1部品にて構成し、該荷重受け部材12で衝突荷重を効果的に受けることができる。
この構成によれば、荷重受け部材12を、リヤサイドフレーム4とフロアパネル(リヤフロア2参照)との両方に結合したので、強度的に有利となり、衝突荷重の入力時に、リヤサイドフレーム4とフロアパネル(リヤフロア2参照)との両方に該衝突荷重を伝えることができ、荷重分散が図れるので、耐荷重を向上させることができる。
図4、図7、図8、図9で示した先の実施例においては、上方が開放した断面ハット形状の荷重受け部材12を用いたが、図10に示すこの実施例では、下方が開放した断面ハット形状の荷重受け部材12を用いるものである。
次に、荷重受け部材12がサブアセンブリされたリヤサイドフレーム4に対して、リヤフロア2を相対移動させて、このリヤフロア2の下面にリヤサイドフレーム4の一対の接合フランジ4a,4aを溶接固定すると共に、荷重受け部材12の連結壁12bと対応してリヤフロア2に形成された穴または溝(図示せず)を利用して、これら両者2,12bをアーク溶接またはレーザ溶接にて接合固定するものである。
この構成によれば、荷重受け部材12を断面ハット形状の1部品にて構成し、該荷重受け部材12で衝突荷重を効果的に受けることができる。
この構成によれば、荷重受け部材12を、リヤサイドフレーム4とフロアパネル(リヤフロア2参照)との両方に結合したので、強度的に有利となり、衝突荷重の入力時に、リヤサイドフレーム4とフロアパネル(リヤフロア2参照)との両方に該衝突荷重を伝えることができ、荷重分散が図れるので、耐荷重を向上させることができる。
この構成によれば、荷重受け部材12を断面ハット形状の1部品にて構成し、該荷重受け部材12で衝突荷重を効果的に受けることができる。
図4、図7、図8、図9の実施例では、上方が開放した断面ハット形状の荷重受け部材12を用い、また図10、図11の実施例では、下方が開放した断面ハット形状の荷重受け部材12を用いたが、図12に示すこの実施例では、荷重受け部材として上側が開放したコ字状の2つの部材(コ字状部材)を用いるものである。
上記各要素2,4,16,17の組付けについて説明すると、まず、リヤサイドフレーム4の閉断面5内に下側のコ字状部材17を配設して、該コ字状部材17のフランジ部17a,17aをリヤサイドフレーム4の側壁4bに溶接固定する。
このようにして、上下の各コ字状部材16,17をリヤサイドフレーム4にサブアセンブリし、これらの各コ字状部材16,17がサブアセンブリされたリヤサイドフレーム4に対して、リヤフロア2を相対移動させて、該リヤフロア2の下面にリヤサイドフレーム4の接合フランジ4a,4aをスポット溶接等の手段にて接合固定するものである。
この構成によれば、2つのコ字状部材16,17で、クラッシュボックス8の対向する車幅方向外側の二面8c,8cに隣接する上記4面8d,8d,8d,8dの軸方向端部の荷重を確実に受けることができ、耐荷重の向上を図ることができる。
この構成によれば、2部品から成る荷重受け部材(2つのコ字状部材16,17参照)の組付けを容易に行なうことができる。
この発明のフロアパネルは、実施例のリヤフロア2に対応し、
以下同様に、
荷重受け部材は、荷重受け部材12、コ字状部材16,17に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
4…リヤサイドフレーム
5…閉断面
8…クラッシュボックス
8a…凹部
8b,8c…外側の4面
8d…隣接する4面
8f…角部
12…荷重受け部材
12c…フランジ部
16,17…コ字状部材(荷重受け部材)
16a,17a…フランジ部
Claims (6)
- リヤサイドフレームが上側開放の断面ハット形状とされてフロアパネル下面に接合されて設けられ、
上記リヤサイドフレームの後端にクラッシュボックスが設けられた
車両の後部車体構造であって、
上記クラッシュボックスはその外周部がリヤサイドフレームとフロアパネルの端部または端部近傍に軸方向に突当る位置関係で設けられると共に、
該クラッシュボックスの周方向の少なくとも一部に内方に窪んだ凹部が形成され、
上記リヤサイドフレームとフロアパネルとによって形成される閉断面内に上記凹部の少なくとも一部の軸方向端部が軸方向に突当たるように設けられる荷重受け部材を備えた
車両の後部車体構造。 - 上記クラッシュボックスが断面十字状の十二面体にて形成され、
該十字状の外側の4面の軸方向端部がリヤサイドフレームとフロアパネルの端部または端部近傍に軸方向に突当る位置関係で設けられると共に、
上記荷重受け部材が、少なくとも十字状の内側の4つの角部または角部近傍の軸方向端部が軸方向に突当るように設けられた
請求項1記載の車両の後部車体構造。 - 上記荷重受け部材が断面ハット形状に形成され、該荷重受け部材のフランジ部がリヤサイドフレームおよびフロアパネルの少なくとも何れか一方に結合された
請求項2記載の車両の後部車体構造。 - 上記荷重受け部材がリヤサイドフレームとフロアパネルとの両方に結合された
請求項2または3記載の車両の後部車体構造。 - 上記荷重受け部材が上側開放のコ字状部材とされ、上記クラッシュボックスの対向する車幅方向外側の二面に隣接する4面の軸方向端部が軸方向に突当るように上下に2つ設けられ、
該荷重受け部材のフランジ部がリヤサイドフレームに結合された
請求項2記載の車両の後部車体構造。 - 上記リヤサイドフレームは開口側が広がった断面ハット形状とされ、
上記2つの上側開放のコ字状部材が上下に間隔を隔てて嵌合するように該コ字状部材の幅およびフランジ部の傾斜が設けられた
請求項5記載の車両の後部車体構造。
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