JPH08337183A - 強度部材構造 - Google Patents

強度部材構造

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JPH08337183A
JPH08337183A JP14659195A JP14659195A JPH08337183A JP H08337183 A JPH08337183 A JP H08337183A JP 14659195 A JP14659195 A JP 14659195A JP 14659195 A JP14659195 A JP 14659195A JP H08337183 A JPH08337183 A JP H08337183A
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cross
shaped
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JP14659195A
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Sanemare Sano
真希 佐野
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エネルギー吸収量を増加させ、安定した圧潰
特性を得ることを可能とする。 【構成】 長尺の強度部材構造の閉断面15を十字形状
として12個の角部17,19,21,23,25,2
7,29,31,33,35,37,39と頂壁41
a,43a,45a,47a及びその両側の側壁41
b,41c,43b,43c,45b,45c,47
b,47cからなる90゜振り分けの4個の断面コ字形
部41,43,45,47を備えた。そして12個の角
部17等によってエネルギー吸収量を増大すると共に、
90゜振り分けの断面コ字形部41等によって折れ曲り
にくく安定した圧潰特性を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車のフロントサ
イドメンバ等に用いられる強度部材構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の強度部材構造としては、例えば図
11,図12に示すようなものがある。図11は自動車
のフロント部、特にエンジンルームをエンジン等を取り
除いて示したものである。この図11のように自動車の
エンジンルーム1内には車幅方向左右に車体前後方向に
延設された強度部材としてのサイドメンバ3が設けられ
ている。このサイドメンバ3は、例えば図12の(a)
のような形状をしている。そして、車両の前面衝突時に
サイドメンバ3に圧縮荷重が加わると、サイドメンバ3
が長手軸方向に圧潰して衝突エネルギーを吸収する。
【0003】又、サイドメンバ3の圧潰を安定的に行な
わせるものとして図12(b)のような蛇腹形状のサイ
ドメンバ5も提案されている(実開平2−409402
号公報参照)。このサイドメンバ5の場合には、軸方向
の圧縮荷重が加わると蛇腹部分が軸方向に縮み圧潰形態
が安定し、確実な衝突エネルギー吸収を行なう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
サイドメンバ3,5は、軸圧潰時に最も衝突エネルギー
を吸収する働きを持つ角部7が4カ所であり、板厚の増
加を図らない限りは全体のエネルギー吸収量の増大に限
界があった。又、角部7が4カ所と少ないため、自動車
の車体前方斜め方向からの衝突によりサイドメンバ3,
5に偏荷重が加わった場合に折れ曲りやすく、この折れ
曲がりを防止するためにも板厚増によって所定の剛性を
確保する必要があった。このため、従来のサイドメンバ
3,5のような場合には、衝突エネルギー吸収量増大と
折れ曲りに対する剛性を向上させるために板厚増が必須
となり、大幅な重量増を招く恐れがあった。
【0005】そこで、この発明は、重量増を招くことな
くエネルギー吸収量を増大し、且つ、折れ曲りに強い強
度部材の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、薄板で閉断面に形成され長手軸
方向前後に圧縮荷重を受ける長尺の強度部材構造におい
て、前記閉断面を、十字形状として12個の角部と頂壁
及びその両側の側壁からなる90゜振り分けの4個の断
面コ字形部とを備えたことを特徴とする。
【0007】請求項2の発明は、請求項1記載の強度部
材構造であって、前記閉断面は、上下の断面コ字形部の
断面方向中央で分割された左右の薄板部の結合によって
形成され、且つ左右の薄板部は左右の断面コ字形部をそ
れぞれ含んでいることを特徴とする。
【0008】請求項3の発明は、請求項2記載の強度部
材構造であって、前記左右の断面コ字形部の頂壁に外側
への凸ビードを設けると共に側壁に内側への凹ビードを
設け、且つ、上下の断面コ字形部の側壁に外側への凸ビ
ードを設けたことを特徴とする。
【0009】請求項4の発明は、請求項1記載の強度部
材構造であって、前記閉断面は、上下の断面コ字形部で
断面方向左右に分割された左右の薄板部の結合によって
形成され、且つ、薄板部の一方は左右一方の断面コ字形
部及び上下の断面コ字形部の一方の側壁を含み、同他方
は左右他方の断面コ字形部及び上下の断面コ字形部の他
方の側壁及び頂壁を含むことを特徴とする。
【0010】請求項5の発明は、請求項4記載の強度部
材構造であって、前記一方の薄板部の断面コ字形部の頂
壁に外側への凸ビードを設けると共に、同側壁に内側へ
の凹ビードを設け、且つ上下の断面コ字形部の側壁に外
側への凸ビードを設け、前記他方の薄板部の断面コ字形
部の頂壁に内側への凹ビードを設けると共に、同側壁に
外側への凸ビードを設け、且つ、上下の断面コ字形部の
側壁に内側への凹ビードを設けたことを特徴とする。
【0011】請求項6の発明は、請求項3記載の強度部
材構造であって、前記各断面コ字形部の各頂壁及び側壁
の断面方向の長さが等しく形成され、前記各凹凸ビード
は、長手軸方向先端から1つの頂壁又は側壁の長さと等
しい距離の範囲内に設けられていることを特徴とする。
【0012】請求項7の発明は、請求項5記載の強度部
材構造であって、前記各断面コ字形部の頂壁が側壁より
も短く形成され、前記各凹凸ビードは、長手軸方向先端
から1組の頂壁及び側壁の合計長さの平均値と等しい距
離の範囲内に設けられていることを特徴とする。
【0013】請求項8の発明は、請求項5記載の強度部
材構造であって、前記各断面コ字形部の頂壁が側壁より
も長く形成され、前記各凹凸ビードは、長手軸方向先端
から1組の頂壁及び側壁の合計長さの平均値と等しい距
離の範囲に設けられていることを特徴とする。
【0014】請求項9の発明は、請求項7記載の強度部
材構造であって、前記頂壁と側壁との長さ比が1:2で
あることを特徴とする。
【0015】請求項10の発明は、請求項8記載の強度
部材構造であって、前記頂壁と側壁との長さ比が2:1
であることを特徴とする。
【0016】請求項11の発明は、請求項2〜10のい
ずれかに記載の強度部材構造であって、前記薄板部は、
結合用のフランジを有し、該フランジによって前記結合
が行なわれ、前記フランジによる結合の部分に、前記凹
凸ビードに対応する位置で切欠きを設けたことを特徴と
する。
【0017】
【作用】上記手段の請求項1の発明によれば、軸圧潰時
に最も衝突エネルギーを吸収する働きを持つ角部が12
個となっており、軸圧潰時のエネルギー吸収量を増大さ
せることができる。又、90゜振り分けの4個の断面コ
字形部を備えたバランスの良い断面形状を備え、折れ曲
りに強い構造となっている。更に、断面コ字形部は90
゜振り分けで4個備えられており、安定した圧潰モード
を得ることができる。
【0018】請求項2の発明では、請求項1の発明の作
用に加え、左右の薄板部を閉断面の断面方向中央で結合
することによって形成することができる。
【0019】請求項3の発明では、請求項2の発明の作
用に加え、凹凸ビードによって蛇腹状圧潰の始まる位置
を特定し、安定した圧潰変形を行なわせることができ
る。
【0020】請求項4の発明では、請求項1の発明の作
用に加え、閉断面を構成する薄板部の一方が左右一方の
断面コ字形部及び上下の断面コ字形部の一方の側壁を含
み、同他方は左右他方の断面コ字形部及び上下の断面コ
字形部の他方の側壁及び頂壁を含む構造にすることがで
きる。
【0021】請求項5の発明では、請求項4の発明の作
用に加え、凹凸ビードによって蛇腹状圧潰の始まる位置
を特定し、安定した圧潰変形を行なわせることができ
る。
【0022】請求項6の発明では、請求項3の発明の作
用に加え、蛇腹状圧潰の始まる位置を部材の先端側から
行なわせることができる。
【0023】請求項7の発明では、請求項5の発明の作
用に加え、蛇腹状圧潰を部材の先端側から行なわせるこ
とができる。
【0024】請求項8の発明では、請求項5の発明の作
用に加え、各断面コ字形部の頂壁が側壁よりも長い部材
において蛇腹状圧潰を部材の先端側から行なわせること
ができる。
【0025】請求項9の発明では、請求項7の発明の作
用に加え、頂壁と側壁との長さの比が1:2である部材
において、蛇腹状圧潰を部材の先端側から行なわせるこ
とができる。
【0026】請求項10の発明では、請求項8の発明の
作用に加え、頂壁と側壁との長さの比が2:1である部
材において、蛇腹状圧潰を部材の先端側から行なわせる
ことができる。
【0027】請求項11の発明では、請求項2〜10の
発明の作用に加え、閉断面を構成する薄板部は結合用の
フランジで相互に結合されたものでありながら、フラン
ジの切欠きによって凹凸ビードによる蛇腹状圧潰を安定
して行なわせることができる。
【0028】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。
【0029】(第1実施例)図1は、この発明の第1実
施例に係る強度部材構造としてサイドメンバ9の先端側
を示したものである。このサイドメンバ9は左右の薄板
部11,13で閉断面15に形成されたものである。前
記閉断面15は略十字形状として12個の角部17,1
9,21,23,25,27,29,31,33,3
5,37,39と4個の断面コ字形部41,43,4
5,47とを備えている。
【0030】前記断面コ字形部41,43,45,47
は、それぞれ頂壁41a,43a,45a,47a及び
両側の側壁41b,41c,43b,43c,45b,
45c,47b,47cからなり、90゜振り分けで設
けられ前記十字形状を成している。各断面コ字形部4
1,43,45,47の各頂壁41a,43a,45
a,47a及び側壁41b,41c,43b,43c,
45b,45c,47b,47cの断面方向の長さは等
しく形成されている。
【0031】前記閉断面15を構成する左右の薄板部1
1,13は上下の断面コ字形部41,43で断面方向左
右対称に分割され、それぞれ左右の断面コ字形部45,
47の一方と上下の断面コ字形部41,43の側壁41
b,41c,43b,43cの一方とをそれぞれ含んで
いる。又、各薄板部11,13の上下には結合用のフラ
ンジ49,51,53,55が長手軸方向に延設されて
いる。各薄板部11,13はフランジ49と53、同5
1と55が突き合わされてスポット溶接等によって結合
されている。
【0032】前記左右の断面コ字形部45,47には頂
壁45a,47aに外側への凸ビード57,59が設け
られ、側壁45b,45c,47b,47cに内側への
凹ビード61,63が設けられている。又、上下の断面
コ字形部41,43の側壁41b,41c,43b,4
3cに外側への凸ビード65,67が設けられている。
さらに下側の断面コ字形部43には内側への凹ビード6
8が設けられている。これら各凸ビード57,59,6
5,67及び凹ビード61,63,68はサイドメンバ
9の断面周方向に略連続的に設けられている。又、前記
結合用のフランジ49,53及び51,55には、各ビ
ード57,59,61,63,65,67,68に対し
断面方向で対応する位置に切欠き69が設けられてい
る。また、前記各ビード57,59,61,63,6
5,67,68は、サイドメンバ9の先端から頂壁41
a,43a,45a,47a又は側壁41b,41c,
43b,43c,45b,45c,47b,47cの一
つの長さと等しい距離の範囲内に設けられている。な
お、第1実施例では、各ビード57等の設けられている
位置は、壁41a等の一辺の長さと等しくなっている。
【0033】ここで、薄板構造物が矩形断面の時の圧潰
の問題は壁面の圧潰と基本的に等しく、壁面は断面寸法
と板厚、そして材料定数によって弾性座屈、塑性座屈が
生じ、弾性座屈の時は座屈波長が壁面の平均の一辺の長
さであり、塑性座屈の時はその約70%の長さであるこ
とが証明されている。従って、上記のような強度部材で
あるサイドメンバ9の場合は弾性座屈においては座屈波
長が壁41a等の略一辺の長さとなり、塑性座屈におい
ては一辺の長さより短くなる。このため、各ビード57
等の設けられている範囲はサイドメンバ9の軸圧潰時に
起こる座屈現象が弾性座屈及び塑性座屈の両者に対応す
るものとなっている。
【0034】次に作用を説明する。
【0035】図1のサイドメンバ9のように閉断面15
が十字形状をした部材構造を例えばクローバー形断面部
材と称し、この第1実施例の構造をケース1とすると、
このケース1のクローバー形断面部材はエネルギー吸収
量が高い12個の角部17,19,21,23,25,
27,29,31,33,35,37,39がバランス
の取れた配置で設けられ、荷重入力時に最初に各壁41
a,43a,45a,47a,41b,41c,43
b,43c,45b,45c,47b,47cが座屈
し、その後、角部17等が屈服して蛇腹状の変形を重
ね、高いエネルギー吸収を行なうことができる。
【0036】しかも、上記のように各ビード57等を設
ける位置が弾性座屈及び塑性座屈の両者に対応するもの
となっているため、サイドメンバ9は車両衝突時に軸方
向前後に圧縮荷重を受けた時、先端部71側から確実に
圧潰が始まることになる。又、頂壁45a,47a,4
3aに凸ビード57,59,68を設け、側壁45b,
45c,47b,47cに凹ビード61,63を設け、
側壁41b,41c,43b,43cに凸ビード65,
67を設けたので、サイドメンバ9の座屈時に頂壁45
a,47a,43a及び側壁41b,41c,43b,
43cが外側へ膨み、側壁45b,45c,47b,4
7cが内側へ膨む形態となる断面変形を妨げず、むしろ
これを助長するので安定した座屈を行なわせることがで
きる。
【0037】図2は、クローバー形断面部材と他の断面
形状の部材とのエネルギー吸収性能を有限要素法解析に
より計算して比較した結果を示している。この計算で
は、ビードを設けていない矩形断面部材、六角形断面部
材、八角形断面部材、クローバー形断面部材について衝
突解析を行ない、部材の圧潰によるエネルギー吸収量を
比較したものである。この結果、クローバー形断面部材
が矩形断面部材の約2倍、六角形断面部材、八角形断面
部材の約1.5倍の衝突エネルギーを吸収することが分
かった。このことからもクローバー形断面部材は、エネ
ルギー吸収特性に優れているものである。
【0038】図3は、解析による変形モードを示してい
る。(a)が第1実施例に係る変形モードである。この
図3(a)のようにサイドメンバ9の座屈は先端側から
開始しており、4カ所の断面コ字形部がバランス良く支
え合って多少の偏荷重にも折れにくく安定した圧潰モー
ドが得られている。従って、クローバー形断面部材であ
るサイドメンバ9は効率良くエネルギー吸収を行なう。
【0039】図4は、衝突実験を行なった結果得られた
エネルギー吸収量及び平均反力値を示している。ケース
1が第1実施例に係るものである。このように、数値的
にも高いエネルギー吸収特性と低い反力特性とが分っ
た。
【0040】図5は、実験に対応した解析の結果得られ
た変形を示している。平均反力は57kNであった。図
4に示される実験結果と比較すると、実験と解析との相
関が取れた。
【0041】図6,図7は、各断面コ字形部41,4
3,45,47の各辺の長さの比を変えたものであり、
図6のケース2の場合は各断面コ字形部41等の頂壁4
1a,43a,45a,47aが側壁41b,41c,
43b,43c,45b,45c,47b,47cより
も短く形成され、その長さの比が1:2となっている。
【0042】図7のケース2の場合は、各断面コ字形部
41等の頂壁41a等が側壁41b等よりも長く形成さ
れ、その長さの比が2:1となっている。
【0043】ケース2,ケース3において各ビード5
7,59,61,63,65,67,68が設けられる
位置はサイドメンバ9の軸方向先端から一組の頂壁及び
側壁、例えば頂壁41a及び側壁41bの長さの平均値
と等しい距離の範囲内に設けられている。従って、部材
であるサイドメンバ9の軸圧潰時に起こる座屈現象が弾
性座屈及び塑性座屈の両者に対応するものとなってい
る。
【0044】図8はケース1,ケース2,ケース3の計
算結果を比較したものであり、いずれの場合も略同様な
エネルギー吸収量を示し、安定して高いエネルギー吸収
特性を示した。又、ケース2,ケース3の場合の変形モ
ードも前記図3(a)のケース1と同様に図3(b),
図3(c)のようになっており、クローバー形断面部材
では、効率良くエネルギー吸収を行ない、折れにくい安
定した圧潰モードが得られる。
【0045】(第2実施例)図9は、この発明の第2実
施例に係る強度部材構造としてサイドメンバ73を示し
ている。この実施例では一方の薄板部75が左の断面コ
字形部45及び上下の断面コ字形部41,43の一方の
側壁41b,43bを含んでいる。又、他方の薄板部7
7は右の断面コ字形部47及び上下の断面コ字形部4
1,43の他方の側壁41c,43c及び頂壁41a,
43aを含んでいる。
【0046】そして、この実施例では一方の薄板部75
の左の断面コ字形部45の頂壁45aに外側への凸ビー
ド79が設けられ、同側壁45b,45cに内側への凹
ビード81が設けられ、且つ、上下の断面コ字形部4
1,43の側壁41b,43bに外側への凸ビード83
が設けられている。又、他方の薄板部77の右の断面コ
字形部47の頂壁47aに内側への凹ビード85が設け
られると共に、同側壁47b,47cに外側への凸ビー
ド87が設けられ、且つ、上下の断面コ字形部41,4
3の側壁41c,43cに内側への凹ビード89が設け
られていると共に、下側の断面コ字形部43の頂壁43
aに外側への凸ビード90が設けられている。この各ビ
ード79,81,83,85,87,89,90の凹凸
の関係は、第1実施例でも説明したように、サイドメン
バ73の座屈時に壁面が膨む方向に凹凸を合わせたもの
である。各ビード79等を設ける位置は断面コ字形部4
1,43,45,47の各壁41a等の一辺の長さが等
しいため、第1実施例と同様の配置となっている。
【0047】従って、この実施例でも第1実施例と略同
様に安定した蛇腹状圧潰で、高いエネルギー吸収特性を
有する。しかも、圧潰をサイドメンバ73の先端側から
確実に起こさせることができる。
【0048】図10は、各断面コ字形部41,43,4
5,47の頂壁41a,43a,45a,47aが側壁
41b,41c,43b,43c,45b,45c,4
7b,47cよりも長く形成され、その長さの比が2:
1となったものである。
【0049】各ビード79,81,83,85,87,
89,90の設けられる位置はサイドメンバ73の先端
から一つの頂壁及び側壁、例えば頂壁41a及び側壁4
1cの長さの平均値と等しい距離の範囲内に設けられて
いる。従って、この場合にも各ビード79等の位置が適
正となり、サイドメンバ73の軸圧潰時に起こる座屈現
象が弾性座屈及び塑性座屈の両者に対応する。このた
め、この実施例でも図7のケース3と略同様の作用効果
を奏することができる。
【0050】なお、エネルギー吸収特性が優れている強
度部材は圧潰時の反力特性が矩形波に近いことが望まし
いとされている。第1実施例では、圧潰時に最大発生荷
重が抑えられるため反力特性を矩形波に近くすることが
できるという効果がある。
【0051】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明によれば、閉断面を十字形状として角部を12個とし
たため、軸圧潰する際のエネルギー吸収量を増加させる
ことができる。又、角部を有する断面コ字形部が90゜
振り分けで4個配置されているため、折れ曲りに強いバ
ランスの取れた部材とすることができ、安定した圧潰特
性を得ることができる。
【0052】請求項2の発明では、左右対称の薄板部に
よって十字形状の閉断面を構成し、請求項1と同様な効
果を奏することができる。
【0053】請求項3の発明では、請求項2の発明の効
果に加え、ビードによって安定した蛇腹状圧潰特性を得
ることが可能となる。
【0054】請求項4の発明では、左右非対称の薄板部
によって十字状の閉断面を構成し、請求項1と同様な効
果を奏することができる。
【0055】請求項5の発明では、請求項4の発明の効
果に加え、ビードによって安定した蛇腹状圧潰特性を得
ることができる。
【0056】請求項6の発明では、請求項3の発明の効
果に加え、軸方向先端から蛇腹状圧潰を進行させること
ができる。
【0057】請求項7の発明では、請求項5の発明の効
果に加え、軸方向先端から蛇腹状圧潰を行なわせること
ができる。
【0058】請求項8の発明では、請求項5の発明の効
果に加え、軸方向先端から蛇腹状圧潰を行なわせること
ができる。
【0059】請求項9の発明では、請求項7の発明の効
果に加え、頂壁と側壁との長さの比が1:2である部材
に対して請求項7の発明と同様の効果を奏することがで
きる。
【0060】請求項10の発明では、頂壁と側壁との長
さの比が2:1である部材に対し、請求項8と同様の効
果を奏することができる。
【0061】請求項11の発明では、請求項2〜10の
いずれかの発明の効果に加え、切欠きによって、フラン
ジ結合でありながら蛇腹状変形を確実に行なわせること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るサイドメンバの要部
斜視図である。
【図2】有限要素解析による吸収エネルギー量の比較を
示すグラフである。
【図3】解析による変形モードを示し、(a)はケース
1、(b)はケース2、(c)はケース3のモードを示
す説明図である。
【図4】実験による吸収エネルギー量と平均反力との図
表である。
【図5】実験に対応した解析による変形モードの説明図
である。
【図6】ケース2のサイドメンバの要部斜視図である。
【図7】ケース3のサイドメンバの要部斜視図である。
【図8】ケース1,ケース2,ケース3の吸収エネルギ
ー量を比較したグラフである。
【図9】ケース1に対応した第2実施例のサイドメンバ
の要部斜視図である。
【図10】ケース3に対応した第2実施例のサイドメン
バの要部斜視図である。
【図11】自動車のフロント部を示す一部省略斜視図で
ある。
【図12】従来例に係り、(a)はストレートな形状の
サイドメンバ、(b)は蛇腹形状のサイドメンバの斜視
図である。
【符号の説明】
9 サイドメンバ(強度部材) 11,13,75,77 薄板部 15 閉断面 17,19,21,23,25,27,29,31,3
3,35,37,39角部 41,43,45,47 断面コ字形部 41a,43a,45a,47a 頂壁 41b,41c,43b,43c,45b,45c,4
7b,47c 側壁 49,51,53,55 フランジ 57,59,65,67,79,83,87,90 凸
ビード 61,63,68,81,85,89 凹ビード

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄板で閉断面に形成され長手軸方向前後
    に圧縮荷重を受ける長尺の強度部材構造において、 前記閉断面を、十字形状として12個の角部と頂壁及び
    その両側の側壁からなる90゜振り分けの4個の断面コ
    字形部とを備えたことを特徴とする強度部材構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の強度部材構造であって、 前記閉断面は、上下の断面コ字形部の断面方向中央で分
    割された左右の薄板部の結合によって形成され、且つ左
    右の薄板部は左右の断面コ字形部をそれぞれ含んでいる
    ことを特徴とする強度部材構造。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の強度部材構造であって、 前記左右の断面コ字形部の頂壁に外側への凸ビードを設
    けると共に側壁に内側への凹ビードを設け、且つ、上下
    の断面コ字形部の側壁に外側への凸ビードを設けたこと
    を特徴とする強度部材構造。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の強度部材構造であって、 前記閉断面は、上下の断面コ字形部で断面方向左右に分
    割された左右の薄板部の結合によって形成され、且つ、
    薄板部の一方は左右一方の断面コ字形部及び上下の断面
    コ字形部の一方の側壁を含み、同他方は左右他方の断面
    コ字形部及び上下の断面コ字形部の他方の側壁及び頂壁
    を含むことを特徴とする強度部材構造。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の強度部材構造であって、 前記一方の薄板部の断面コ字形部の頂壁に外側への凸ビ
    ードを設けると共に、同側壁に内側への凹ビードを設
    け、且つ上下の断面コ字形部の側壁に外側への凸ビード
    を設け、 前記他方の薄板部の断面コ字形部の頂壁に内側への凹ビ
    ードを設けると共に、同側壁に外側への凸ビードを設
    け、且つ、上下の断面コ字形部の側壁に内側への凹ビー
    ドを設けたことを特徴とする強度部材構造。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の強度部材構造であって、 前記各断面コ字形部の各頂壁及び側壁の断面方向の長さ
    が等しく形成され、 前記各凹凸ビードは、長手軸方向先端から1つの頂壁又
    は側壁の長さと等しい距離の範囲内に設けられているこ
    とを特徴とする強度部材構造。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の強度部材構造であって、 前記各断面コ字形部の頂壁が側壁よりも短く形成され、 前記各凹凸ビードは、長手軸方向先端から1組の頂壁及
    び側壁の合計長さの平均値と等しい距離の範囲内に設け
    られていることを特徴とする強度部材構造。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の強度部材構造であって、 前記各断面コ字形部の頂壁が側壁よりも長く形成され、 前記各凹凸ビードは、長手軸方向先端から1組の頂壁及
    び側壁の合計長さの平均値と等しい距離の範囲に設けら
    れていることを特徴とする強度部材構造。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の強度部材構造であって、 前記頂壁と側壁との長さ比が1:2であることを特徴と
    する強度部材構造。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の強度部材構造であっ
    て、 前記頂壁と側壁との長さ比が2:1であることを特徴と
    する強度部材構造。
  11. 【請求項11】 請求項2〜10のいずれかに記載の強
    度部材構造であって、 前記薄板部は、結合用のフランジを有し、 該フランジによって前記結合が行なわれ、 前記フランジによる結合の部分に、前記凹凸ビードに対
    応する位置で切欠きを設けたことを特徴とする強度部材
    構造。
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