JP2011167047A - 電気車の主回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリを充電及び放電するための回路を備え、小型化又は軽量化することのできる電気車の主回路を提供することにある。
【解決手段】VVVFインバータ2により、電化区間では、直流架線11から供給される直流電力を交流電力に変換し、非電化区間では、蓄電装置3から供給される直流電力を交流電力に変換して主電動機1を駆動し、昇降圧チョッパ4により直流架線11から受電した直流電圧を昇圧して、蓄電装置3を充電し、フィルタコンデンサFCと共に高調波を抑制するフィルタを構成し、昇降圧チョッパ4Aの平滑リアクトルとして機能するフィルタリアクトルFLを備えた電気車の主回路システム10。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電気車に適用される主回路に関する。
一般的に、電化区間と比較的長い非電化区間が混在する路線が知られている。このような路線に適用されるシステムに、非電化区間では、車両を車両搭載のバッテリで走行させるシステムがある。
このような車両には、次のような充電方法が取られる。非電化区間の路線が長い場合は、バッテリの容量に限度があるため、車両が停車する特定の駅などの地上に直流電源を設置する。車両は、地上に設置された直流電源によりバッテリを充電する。
地上側の直流電源は、車両のパンタグラフ、入力フィルタ、昇降圧チョッパを順次に介して、車両搭載のバッテリを充電する。駅停車の充電では、地上側の直流電源は、車両搭載のSIV(static inverter)等の主要な機器にも電力供給をする。よって、SIVは、駅停車中においても、動作を継続することができる。つまり、非電化区間での駅停車では、車両は、バッテリを充電し、かつ、車両の蛍光灯や冷暖房装置への電力供給を継続して行う(例えば、特許文献1参照)。
一方、電化区間を走行している場合、車両は、架線からパンタグラフを介して受電し、VVVF(variable voltage variable frequency)インバータ及びSIVを動作させる。このとき、車両は、架線からバッテリに供給される電力を遮断するための遮断器を開放する。また、非電化区間を走行している場合、車両は、バッテリから供給される直流電圧を昇圧チョッパで昇圧し、VVVFインバータ及びSIVに印加する。このとき、車両は、架線からVVVFインバータ等に供給される電力を遮断するために、該当する遮断器を開放する。
特開平9−168204号公報
しかしながら、上述のような電気車の主回路は、大きなスペースを必要とし、大型化及び重量化する。これは、架線から受電した電力により運転するための回路に加え、バッテリを充電及び放電するための回路を備える必要があるからである。
そこで、本発明の目的は、バッテリを充電及び放電するための回路を備え、小型化又は軽量化することのできる電気車の主回路を提供することにある。
本発明の観点に従った電気車の主回路は、電気車が走行するための誘導電動機と、直流架線から直流電力を受電する受電手段と、前記受電手段により受電した直流電力を、前記誘導電動機に供給するために交流電力に変換する可変電圧可変周波数のインバータと、前記受電手段から前記インバータに直流電力を供給するための電気経路に設けられた第1の遮断器と、前記インバータの直流側に接続されたフィルタコンデンサと、前記インバータの直流側に接続され、電気エネルギーを蓄える蓄電手段と、前記受電手段により受電した直流電力の電圧を、前記蓄電手段に充電するために昇圧する昇圧チョッパと、前記受電手段から前記昇圧チョッパに直流電力を供給するための電気経路に設けられた第2の遮断器と、前記フィルタコンデンサと共に高調波を抑制するフィルタを構成し、前記昇圧チョッパによる昇圧に用いられる平滑リアクトルとして機能するフィルタリアクトルとを備えている。
本発明によれば、バッテリを充電及び放電するための回路を備え、小型化又は軽量化することのできる電気車の主回路を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る電気車の主回路システムの構成を示すブロック図。 第1の実施形態に係る電気車の主回路システムの動作に対する状態を示す対応図。 本発明の第2の実施形態に係る電気車の主回路システムの構成を示すブロック図。 第2の実施形態に係る電気車の主回路システムの動作に対する状態を示す対応図。
以下図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電気車の主回路システム10の構成を示すブロック図である。なお、各図における同一部分には、同一符号を付してその詳しい説明を省略し、異なる部分について主に述べる。以降の実施形態も同様にして重複する説明を省略する。
電気車の主回路システム10は、主電動機1と、VVVFインバータ2と、蓄電装置3と、昇降圧チョッパ4と、集電装置5と、フィルタコンデンサFCと、フィルタリアクトルFLと、充電抵抗器ChRと、ブロッキングダイオードBDと、高速度遮断器HBと、遮断器LB1,LB2,LB11,LB12,LB13とを備えている。
集電装置5は、直流架線11と電気的に接触するように電気車に設けられている。集電装置5は、高速度遮断器HB、フィルタリアクトルFL、遮断器LB1、遮断器LB2を順次に介して、VVVFインバータ2の直流側の正極に接続されている。VVVFインバータ2の直流側の負極は、レールに接触する車輪に接続(接地)されている。充電抵抗器ChRは、遮断器LB2と並列に接続されている。フィルタコンデンサFCの両端は、VVVFインバータ2の直流側の正極と負極にそれぞれ接続されている。主電動機1は、VVVFインバータ2の交流側に接続されている。
昇降圧チョッパ4の中性点は、遮断器LB11を介して、フィルタリアクトルFLと遮断器LB1との間のVVVFインバータ2の直流側の正極に接続されている。昇降圧チョッパ4の正極は、蓄電装置3の正極と接続されている。昇降圧チョッパ4の負極は、蓄電装置3の負極と接続されている。
蓄電装置3の正極は、ブロッキングダイオードBDのアノードと接続されている。ブロッキングダイオードBDのカソードは、遮断器LB13を介して、遮断器LB13と遮断器LB2との間のVVVFインバータ2の直流側の正極に接続されている。遮断器LB12は、ブロッキングダイオードBDと並列に接続されている。蓄電装置3の負極は、VVVFインバータ2の直流側の負極に接続されている。
主電動機1は、電気車を走行させる動力源となる誘導電動機である。電気車の力行時では、主電動機1は、VVVFインバータ2から供給される三相交流電力により駆動する。電気車の回生時では、主電動機1は、発生させた三相交流電力(回生電力)をVVVFインバータ2に供給(返還)する。
次に、主回路システム10を構成する各機器について説明する。
集電装置5は、直流架線11から直流電力を受電する。集電装置5は、受電した直流電力を、フィルタリアクトルFL等を介して、VVVFインバータ2に供給する。集電装置5は、例えばパンタグラフである。
VVVFインバータ2は、可変電圧可変周波数のインバータである。VVVFインバータ2は、電気車の力行時では、集電装置5により受電した直流電力を三相交流電力に変換する。VVVFインバータ2は、変換した三相交流電力を主電動機1に供給する。VVVFインバータ2は、交流電力を主電動機1に供給することにより、主電動機1を駆動する。VVVFインバータ2は、電気車の回生時では、主電動機1から供給された三相交流電力を直流電力に変換する。VVVFインバータ2は、変換した直流電力を直流側から出力する。VVVFインバータ2から出力された直流電力は、直流架線11又は蓄電装置3に供給される。
蓄電装置3は、電気エネルギーを蓄える装置である。蓄電装置3は、車両に搭載されている。蓄電装置3は、非電化区間では、主電動機1を駆動するための電源となる。蓄電装置3は、電気車の駅停車時に、地上に設置された直流電源により充電される。
高速度遮断器HBは、異常な直流電流を高速度で検知し、故障電流を遮断する遮断器である。
充電抵抗器ChRは、遮断器LB2の両端を短絡するように設けられている。充電抵抗器ChRは、遮断器LB2を投入した時に、フィルタコンデンサFCに急激に過大な電流が流れ込まないようにするために設けられている。
フィルタリアクトルFLは、電化区間においては、フィルタコンデンサFCと共に、逆L形のフィルタ回路を構成する。電気車と変電所の位置関係は、電気車が走行することにより変化する。フィルタリアクトルFL及びフィルタコンデンサFCによるフィルタ回路は、電気車と変電所の位置関係がどのように変化しても、高調波を増幅させないようにする。フィルタリアクトルFLは、非電化区間において、蓄電装置3の充電時は、昇降圧チョッパ4の平滑リアクトルとして機能する。
ブロッキングダイオードBDは、直流架線11又はVVVFインバータ2から蓄電装置3に流れ込む電流を阻止するための素子である。
昇降圧チョッパ4は、蓄電装置3の充電時に、地上に設置された直流電源(充電スタンド)から直流架線11を介して受電した直流電力の電圧を昇圧する。昇降圧チョッパ4は、昇圧した直流電力により、蓄電装置3を充電する。
昇降圧チョッパ4は、スイッチング素子T1,T2及びダイオードD1,D2を含む回路である。
スイッチング素子T1のコレクタは、昇降圧チョッパ4の正極となる。スイッチング素子T1のエミッタは、スイッチング素子T2のコレクタに接続されている。即ち、スイッチング素子T1とスイッチング素子T2は、直列に接続されている。スイッチング素子T2のエミッタは、昇降圧チョッパ4の負極となる。
ダイオードD1のカソードは、スイッチング素子T1のコレクタに接続されている。ダイオードD1のアノードは、ダイオードD2のカソードに接続されている。即ち、ダイオードD1とダイオードD2は、直列に接続されている。ダイオードD2のアノードは、スイッチング素子T2のエミッタに接続されている。
ダイオードD1のアノードとダイオードD2のカソードとの接続点は、スイッチング素子T1のエミッタとスイッチング素子T2のコレクタとの接続点と接続されている。即ち、直列に接続された2つのダイオードD1,D2の中点と、直列に接続された2つのスイッチング素子T1,T2の中点が接続されている。これらの2つの中点の接続点が昇降圧チョッパ4の中性点となる。
図2は、本実施形態に係る電気車の主回路システム10の動作に対する状態を示す対応図である。図中において、遮断器LB1,LB2,LB11,LB12,LB13については、「○」は投入状態を、無印は開放状態をそれぞれ示している。昇降圧チョッパ4については、「○」はスイッチング動作状態を、無印は停止状態をそれぞれ示している。
主回路システム10は、電化区間を走行中は、遮断器LB1,LB2を投入し、遮断器LB11,LB12,LB13を開放する(図2の「通常動作」)。
主回路システム10は、電化区間を走行中に、電源として、直流架線11から供給される直流電力に、蓄電装置3から出力される直流電力を加えて走行する場合、通常動作から遮断器LB13を投入する(図2の「バッテリ入り」)。
主回路システム10は、非電化区間の手前の電化区間で、通常動作から遮断器LB1を開放し、遮断器LB13を投入する。この場合、遮断器LB1を開放した時点で、VVVFインバータ2には、蓄電装置3から直流電力が供給される(図2の「架線と分離」)。
主回路システム10は、非電化区間の充電スタンドでの蓄電装置3の充電中は、遮断器LB2,LB11,LB13を投入し、遮断器LB1,LB12を開放し、昇降圧チョッパ4を昇圧動作させる(図2の「充電期間」)。昇降圧チョッパ4は、スイッチング素子T2及びダイオードD1の組合せによる回路により、昇圧動作をする。これにより、蓄電装置3は、充電スタンドからの出力電圧よりも高い電圧で、充電される。このとき、フィルタリアクトルFLは、平滑リアクトルとして機能する。また、昇降圧チョッパ4により昇圧された電力は、VVVFインバータ2にも供給される。
主回路システム10は、非電化区間での蓄電装置3による走行中は、遮断器LB2,LB12,LB13を投入し、遮断器LB1,LB11を開放する。これにより、蓄電装置3は、VVVFインバータ2と直結した状態になる(図2の「バッテリ走行」)。
主回路システム10は、非電化区間で電源を落としてから再起動する場合は、遮断器LB13を投入後、遮断器LB2を投入する(図2の「再起動シーケンス」)。このシーケンスにより、充電抵抗器ChRは、フィルタコンデンサFCへの突入電流を抑制する。
本実施形態によれば、以下の作用効果を得ることができる。
電化区間では、フィルタリアクトルFLは、高調波を抑制するための本来のフィルタとして機能する。非電化区間において、蓄電装置3を電源として、昇降圧チョッパ4が動作する場合は、フィルタリアクトルFLは、平滑リアクトルとして機能する。これにより、主回路システム10には、フィルタリアクトルFLとは別に、平滑リアクトルを設ける必要がない。
従って、電気車の主回路システム10は、フィルタリアクトルFLを平滑リアクトルとしても機能させることにより、小型化及び軽量化をすることができる。
また、主回路システム10は、昇降圧チョッパ4により、充電スタンドからの出力電圧よりも高い電圧で、蓄電装置3を充電するため、充電スタンドからの出力電圧が蓄電装置3のバッテリ電圧よりも低い場合に適している。
(第2の実施形態)
図3は、本発明の第2の実施形態に係る電気車の主回路システム10Aの構成を示すブロック図である。
電気車の主回路システム10Aは、図1に示す第1の実施形態に係る電力系統システム10において、昇降圧チョッパ4、遮断器LB11、及びフィルタリアクトルFLの回路での配置を、昇降圧チョッパ4A、遮断器LB11A、及びフィルタリアクトルFLAにそれぞれ変えている。その他の点は、主回路システム10Aは、第1の実施形態に係る主回路システム10と同様である。
フィルタリアクトルFLAは、遮断器LB1と遮断器LB2との間に接続されている。フィルタリアクトルFLAは、電化区間においては、フィルタコンデンサFCと共に、逆L形のフィルタ回路を構成する。フィルタリアクトルFLAは、非電化区間において、蓄電装置3の充電時は、昇降圧チョッパ4Aの平滑リアクトルとして機能する。
昇降圧チョッパ4Aの正極は、高速度遮断器HBと遮断器LB1との間に接続されている。昇降圧チョッパ4Aの負極は、蓄電装置3の負極と接続されている。昇降圧チョッパ4Aの中性点は、遮断器LB11Aを介して、遮断器LB1とフィルタリアクトルFLAとの間に接続されている。
昇降圧チョッパ4A、遮断器LB11A、及びフィルタリアクトルFLAは、回路における配置が異なる点以外は、第1の実施形態に係る昇降圧チョッパ4、遮断器LB11、及びフィルタリアクトルFLとそれぞれ同様である。
図4は、本実施形態に係る電気車の主回路システム10Aの動作に対する状態を示す対応図である。図中において、遮断器LB1,LB2,LB11A,LB12,LB13については、「○」は投入状態を、無印は開放状態をそれぞれ示している。昇降圧チョッパ4Aについては、「○」はスイッチング動作状態を、無印は停止状態をそれぞれ示している。
主回路システム10Aは、電化区間を走行中は、遮断器LB1,LB2を投入し、遮断器LB11A,LB12,LB13を開放する(図4の「通常動作」)。
主回路システム10Aは、電化区間を走行中に、電源として、直流架線11から供給される直流電力に、蓄電装置3から出力される直流電力を加えて走行する場合、通常動作からさらに遮断器LB13を投入する(図4の「バッテリ入り」)。
主回路システム10Aは、非電化区間の手前の電化区間で、通常動作から遮断器LB1を開放し、遮断器LB13を投入する。この場合、遮断器LB1を開放した時点で、VVVFインバータ2には、蓄電装置3から直流電力が供給される(図4の「架線と分離」)。
主回路システム10Aは、非電化区間の充電スタンドでの蓄電装置3の充電中は、遮断器LB2,LB11A,LB12,LB13を投入し、遮断器LB1を開放し、昇降圧チョッパ4を降圧動作させる(図4の「充電期間」)。昇降圧チョッパ4は、スイッチング素子T1及びダイオードD2の組合せによる回路により、降圧動作をする。これにより、蓄電装置3は、充電スタンドからの出力電圧(例えば、1500ボルト)よりも低い電圧(例えば、750ボルト)で、充電される。このとき、フィルタリアクトルFLは、平滑リアクトルとして機能する。
主回路システム10Aは、非電化区間での蓄電装置3による走行中は、遮断器LB2,LB12,LB13を投入し、遮断器LB1,LB11Aを開放する。これにより、蓄電装置3は、VVVFインバータ2と直結した状態になる(図4の「バッテリ走行」)。
主回路システム10Aは、非電化区間で電源を落としてから再起動する場合は、遮断器LB13を投入後、遮断器LB2を投入する(図4の「再起動シーケンス」)。このシーケンスにより、充電抵抗器ChRは、フィルタコンデンサFCへの突入電流を抑制する。
本実施形態によれば、以下の作用効果を得ることができる。
フィルタリアクトルFLAは、電化区間では、高調波を抑制するための本来のフィルタとして機能する。フィルタリアクトルFLAは、非電化区間では、蓄電装置3を電源として、昇降圧チョッパ4Aが動作する場合は、平滑リアクトルとして機能する。これにより、主回路システム10Aには、フィルタリアクトルFLAとは別に、平滑リアクトルを設ける必要がない。
従って、電気車の主回路システム10Aは、フィルタリアクトルFLAを平滑リアクトルとしても機能させることにより、小型化及び軽量化することができる。
また、主回路システム10Aは、昇降圧チョッパ4Aにより、充電スタンドからの出力電圧よりも低い電圧で、蓄電装置3を充電するため、充電スタンドからの出力電圧が蓄電装置3のバッテリ電圧よりも高い場合に適している。
充電スタンドの出力電圧を高くすることで、集電装置5に流れる電流を抑えることができる。電気車の蓄電装置3は、駅停車位置に合せて設置された充電スタンドにより、短時間で充電されることが多い。この場合、充電電圧が低い場合は、直流架線11と集電装置5の接線部に大電流が流れることになる。この結果、接触部を溶損する恐れがある。充電電圧が高ければ、同じ電力でも、この接触部を流れる電流は小さくなる。このため、このような溶損を避けることができる。
なお、各実施形態では、主回路システム10Aは、主電動機1を駆動するためのVVVFインバータ2に直流電力を供給する構成について説明したが、これに限らない。主回路システム10Aは、VVVFインバータ2とともに、SIVに直流電力を供給する構成としてもよい。この場合において、SIVは、供給された直流電力を電力変換して、車両負荷に電力供給することができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1…主電動機、2…VVVFインバータ、3…蓄電装置、4…昇降圧チョッパ、5…集電装置、10…電気車の主回路システム、11…直流架線、BD…ブロッキングダイオード、ChR…充電抵抗器、D1,D2…ダイオード、FC…フィルタコンデンサ、FL…フィルタリアクトル、HB…高速度遮断器、LB1,LB2,LB11,LB12,LB13…遮断器、T1,T2…スイッチング素子。

Claims (7)

  1. 電気車が走行するための誘導電動機と、
    直流架線から直流電力を受電する受電手段と、
    前記受電手段により受電した直流電力を、前記誘導電動機に供給するために交流電力に変換する可変電圧可変周波数のインバータと、
    前記受電手段から前記インバータに直流電力を供給するための電気経路に設けられた第1の遮断器と、
    前記インバータの直流側に接続されたフィルタコンデンサと、
    前記インバータの直流側に接続され、電気エネルギーを蓄える蓄電手段と、
    前記受電手段により受電した直流電力の電圧を、前記蓄電手段を充電するために昇圧する昇圧チョッパと、
    前記受電手段から前記昇圧チョッパに直流電力を供給するための電気経路に設けられた第2の遮断器と、
    前記フィルタコンデンサと共に高調波を抑制するフィルタを構成し、前記昇圧チョッパによる昇圧に用いられる平滑リアクトルとして機能するフィルタリアクトルと
    を備えたことを特徴とする電気車の主回路システム。
  2. 前記フィルタリアクトルは、前記蓄電手段の充電時における回路では、前記受電手段と前記昇圧チョッパとの間に位置し、前記電気車の力行時における回路では、前記受電手段と前記インバータとの間に位置する箇所に設けられたこと
    を特徴とする請求項1に記載の電気車の主回路システム。
  3. 電気車が走行するための誘導電動機と、
    直流架線から直流電力を受電する受電手段と、
    前記受電手段により受電した直流電力を、前記誘導電動機に供給するために交流電力に変換する可変電圧可変周波数のインバータと、
    前記受電手段から前記インバータに直流電力を供給するための電気経路に設けられた第1の遮断器と、
    前記インバータの直流側に接続されたフィルタコンデンサと、
    前記インバータの直流側に接続され、電気エネルギーを蓄える蓄電手段と、
    前記受電手段により受電した直流電力の電圧を、前記蓄電手段を充電するために降圧する降圧チョッパと、
    前記受電手段から前記降圧チョッパに直流電力を供給するための電気経路に設けられた第2の遮断器と、
    前記フィルタコンデンサと共に高調波を抑制するフィルタを構成し、前記降圧チョッパによる降圧に用いられる平滑リアクトルとして機能するフィルタリアクトルと
    を備えたことを特徴とする電気車の主回路システム。
  4. 前記フィルタリアクトルは、前記蓄電手段の充電時における回路では、前記蓄電手段と前記降圧チョッパとの間に位置し、前記電気車の力行時における回路では、前記受電手段と前記インバータとの間に位置する箇所に設けられたこと
    を特徴とする請求項3に記載の電気車の主回路システム。
  5. 前記第1の遮断器は、前記蓄電手段が前記直流架線から供給された直流電力を蓄電する場合、開放状態であり、前記電気車の力行時の場合、投入状態であり、
    前記第2の遮断器は、前記蓄電手段が前記直流架線から供給された直流電力を蓄電する場合、投入状態であり、前記電気車の力行時の場合、開放状態であること
    を特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電気車の主回路システム。
  6. 前記蓄電手段から前記インバータに直流電力を供給するための電気経路に設けられた第3の遮断器と、
    前記蓄電手段から前記インバータに直流電力を供給するための電気経路に、前記第3の遮断器と並列に接続され、フィルタコンデンサに流れ込む電流を抑制するための充電抵抗と
    を備えたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電気車の主回路システム。
  7. 前記蓄電手段から前記インバータに直流電力を供給するための電気経路に設けられ、前記蓄電手段から前記インバータに流れる電流を通し、前記インバータから前記蓄電手段に流れる電流を阻止するダイオードと、
    前記蓄電手段から前記インバータに直流電力を供給するための電気経路に設けられ、前記ダイオードと並列に接続された第4の遮断器と
    を備えたことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の電気車の主回路システム。
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