JP2011167045A - モータ冷却構造及びインホイールモータ - Google Patents

モータ冷却構造及びインホイールモータ Download PDF

Info

Publication number
JP2011167045A
JP2011167045A JP2010030509A JP2010030509A JP2011167045A JP 2011167045 A JP2011167045 A JP 2011167045A JP 2010030509 A JP2010030509 A JP 2010030509A JP 2010030509 A JP2010030509 A JP 2010030509A JP 2011167045 A JP2011167045 A JP 2011167045A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
motor
cooling structure
flow path
oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2010030509A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Matsuda
靖之 松田
Daisuke Gunji
大輔 郡司
Gen Kimura
玄 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2010030509A priority Critical patent/JP2011167045A/ja
Publication of JP2011167045A publication Critical patent/JP2011167045A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/64Electric machine technologies in electromobility

Landscapes

  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)

Abstract

【課題】ステータの冷却を促進すること。
【解決手段】モータ冷却構造40は、モータケース11内にステータ30がロータ20を包囲して設けられるモータ10に設けられる。モータ冷却構造40は、ステータ内流路43と、ステータ外流路41との少なくとも一方を備える。ステータ内流路43は、ステータ30に冷却媒体を流動可能に設けられて、ステータ30のコイル収納空間38に開口すると共にステータ30の側周部30aに開口する。ステータ外流路41は、モータケース11の内周面11aと、ステータ30との間に設けられて冷却媒体を流動可能とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、インナーロータ型のモータの冷却を促進するモータ冷却構造及びインホイールモータに関し、さらに詳しくは、冷却媒体をモータケース内に導いてモータの冷却を促進するモータ冷却構造及びインホイールモータに関する。
モータは、ステータの発熱量によっては冷却を必要とするものがある。特許文献1には、冷却油(冷却媒体)をモータケース内に導いて、ステータの冷却を促進できる回転機が開示されている。
特開2006−006047号公報
特許文献1に開示されている技術は、冷却媒体をコイルエンドに導く。よって、特許文献1に開示されている技術は、コイルエンドの冷却は促進できる。しかしながら、特許文献1に開示されている技術では、冷却媒体の供給が不十分となる部分が励磁コイルにある。よって、特許文献1に開示されている技術では、ステータの冷却を十分に促進できないおそれがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ステータの冷却を促進することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るモータ冷却構造は、モータケース内にステータがロータを包囲して設けられるモータの前記ステータに設けられて、前記ステータのコイル収納空間に開口すると共に前記ステータの側周部に開口し、冷却媒体を流動可能とするステータ内流路を1つ以上有することを特徴とする。
上記構成により、本発明に係るモータ冷却構造は、励磁コイルが収納されるコイル収納空間に冷却媒体を導ける。コイル収納空間は、隣接し合うステータコアのそれぞれのヨーク部及びティース部で囲まれる空間である。コイル収納空間に導かれた冷却媒体は、コイル収納空間内に収納されている励磁コイルに直接接触する。冷却媒体は、隣接し合う2つの励磁コイルの間に導かれて、2つの励磁コイルから熱を直接受け取る。これにより、本発明に係るモータ冷却構造は、励磁コイルの冷却を促進できる。また、コイル収納空間に導かれた冷却媒体は、ステータのうちヨーク部及びティース部の熱も受け取る。これにより、モータ冷却構造は、ヨーク部及びティース部の冷却も促進できる。
本発明の1つの態様としては、前記ステータ内流路は、前記ステータのうち前記ロータの回転中心線方向での中央部を、前記ロータ側に向かって設けられる。
本態様のステータ内流路は、上記構成により、回転中心線方向の中央部に設けられる。これにより、コイル収納空間に導かれた冷却媒体は、コイル収納空間に回転中心線方向でより均等に広がる。結果として、本発明に係るモータ冷却構造は、ステータの冷却を回転中心線方向で均等に促進できる。また、前記中央部は、熱が篭りやすい部分である。ステータ内流路が前記中央部に設けられることにより、ステータ内流路に導かれた冷却媒体は、前記中央部の熱を受け取る。これにより、本発明に係るモータ冷却構造は、熱が篭りやすい部分の冷却を促進できる。また、ステータ内流路は、ステータコアのうち回転中心線方向(コア片の積層方向)の隅に形成されてもよい。このコイル収納空間に導かれた冷却媒体は、回転中心線方向で偏って広がることになる。
本発明の1つの態様としては、前記コイル収納空間は複数あり、すべての前記コイル収納空間それぞれに、前記ステータ内流路を1つ以上有する。
上記構成により、本発明に係るモータ冷却構造は、すべての前記コイル収納空間に収納される励磁コイルの冷却を促進できる。すなわち、本発明に係るモータ冷却構造は、複数の励磁コイルの冷却を促進できる。
本発明の1つの態様としては、前記モータケースの内周面と前記ステータとの間に設けられると共に、前記ステータ内流路と連通するステータ外流路を備える。
上記構成により、本発明に係るモータ冷却構造は、ステータ外流路を流れる冷却媒体がステータの側周部に接触する。これにより、ステータ外流路に導かれた冷却媒体は、ステータのうちステータ外流路に面する部分及びモータケースの熱を直接受け取れる。よって、本発明に係るモータ冷却構造は、ステータのうちステータ外流路が面する部分、すなわち、側周部と、モータケースとの冷却を促進できる。
本発明の1つの態様としては、前記ステータ外流路は、前記モータケースの前記内周面または前記ステータの側周部に設けられる。
前記ステータ外流路が前記モータケースの前記内周面に設けられる場合、本発明に係るステータ外流路は、自身(ステータ外流路)を構成する面うち、モータケースの面の面積が増加する。よって、ステータ外流路を流れる冷却媒体は、より広い面積でモータケースと接触することになる。したがって、ステータ外流路を流れる冷却媒体は、モータケースから熱をより多く受け取る。結果として、モータ冷却構造は、モータケースの冷却を促進できる。
一方、前記ステータ外流路が前記ステータの側周部に設けられる場合、本発明に係るステータ外流路は、自身(ステータ外流路)を構成する面うち、ステータの面の面積が増加する。よって、ステータ外流路を流れる冷却媒体は、より広い面積でステータと接触することになる。したがって、ステータ外流路を流れる冷却媒体は、ステータから熱をより多く受け取る。結果として、モータ冷却構造は、ステータの冷却を促進できる。
本発明の1つの態様としては、前記ステータよりも前記ロータ側の空間と前記コイル収納空間とを隔離するように、前記ステータに取り付けられるティースカバーを有する。
上記構成により、本発明に係るティースカバーは、隙間を覆って塞ぐ。よって、本発明に係るモータ冷却構造は、コイル収納空間内の冷却媒体が、隙間を介してステータとロータとの間に流入するおそれを低減できる。また、本発明に係るティースカバーは、コイル収納空間に導かれた冷却媒体を回転中心線方向へ導くこともできる。
本発明の1つの態様としては、複数の前記ステータ内流路は、前記一点を含み、かつ前記ロータの回転中心線と直交する仮想平面上で、前記回転中心線を中心とした周方向に等間隔で設けられる。
本発明の1つの態様としては、前記モータケースに設けられて前記ステータ外流路と前記モータケースの外部とを連通する冷却媒体導入流路を1つ以上有する。
上記構成により、本発明に係るモータ冷却構造は、冷却媒体導入流路からステータ外流路へ冷却媒体を導ける。
本発明の1つの態様としては、前記冷却媒体導入流路は、加圧された前記冷却媒体が導かれる。
上記構成により、本発明に係るモータ冷却構造は、冷却媒体導入流路と連通する部分へ導かれる冷却媒体の流量を、冷却媒体が加圧されていない場合よりも増加できる。よって、本発明に係るモータ冷却構造は、冷却媒体が流れる部分から、冷却媒体がより多くの熱を受け取る。
本発明の1つの態様としては、前記ステータ外流路を流れた前記冷却媒体が導かれる冷却媒体溜めと、前記冷却媒体溜め内の前記冷却媒体を前記冷却媒体溜めから排出する排出手段と、を備える。
上記構成により、本発明に係るモータ冷却構造は、例えば、排出手段が排出した冷却媒体を、ステータ外流路やステータ内流路に再度導ける。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るモータ冷却構造は、モータケース内にステータがロータを包囲して設けられるモータの前記モータケースの内周面と、前記ステータとの間に設けられて冷却媒体を流動可能とするステータ外流路を備えることを特徴とする。
上記構成により、本発明に係るモータ冷却構造は、ステータ外流路を流れる冷却媒体がステータの側周部に接触する。これにより、ステータ外流路に導かれた冷却媒体は、ステータのうちステータ外流路に面する部分及びモータケースの熱を直接受け取れる。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るインホイールモータは、モータケースと、前記モータケースに対して回転中心線を中心に回転できるように前記モータケースの内部に設けられるロータと、前記ロータを包囲するように前記モータケースに設けられるステータと、上述に記載のモータ冷却構造と、を備えることを特徴とする。
上記構成により、本発明に係るインホイールモータは、本発明に係るモータ冷却構造が奏する効果と同様の効果を奏する。
本発明は、ステータの冷却を促進できる。
図1は、モータの構成を示す断面図である。 図2は、モータの構成を示す側面図である。 図3は、ステータコアを模式的に示す斜視図である。 図4は、ステータを拡大して模式的に示す断面図である。 図5は、回転中心線を含む仮想平面でモータ冷却構造を切って模式的に示す断面図である。 図6は、ステータの側周部を模式的に示す説明図である。 図7は、ティースカバーを模式的に示す斜視図である。 図8は、変形例1のモータの構成を示す軸方向縦断図である。 図9は、回転中心線を含む仮想平面で変形例1のモータ冷却構造を切って模式的に示す断面図である。 図10は、回転中心線を含む仮想平面で変形例2のモータ冷却構造を切って模式的に示す断面図である。 図11は、回転中心線を含む仮想平面で変形例3のモータ冷却構造を切って模式的に示す断面図である。 図12は、回転中心線を含む仮想平面で変形例4のモータ冷却構造を切って模式的に示す断面図である。 図13は、インホイールモータの構成を示す断面図である。 図14は、インホイールモータの外観を示す斜視図である。
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の発明を実施するための形態(以下、実施形態という)により本発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態で開示する構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。
(実施形態1)
図1は、モータの構成を示す断面図である。図2は、モータの構成を示す側面図である。本実施形態のモータは、ロータがステータの内側に配置される、いわゆるインナーロータ型モータである。図1に示すように、モータ10は、モータケース11と、ロータ20と、ステータ30とを含んで構成される。モータケース11は、筒状(略円筒形)に形成される。モータケース11は、アルミニウム等の軽金属で形成される。
ロータ20は、モータケース11に対して回転中心線RLを中心に回転できるように、モータケース11の内部に設けられる。ロータ20は、シャフト21と、ロータコア22と、マグネット23とを含んで構成される。シャフト21は、例えば円柱形状に形成される。シャフト21は、モータケース11に対して回転中心線RLを中心に回転できるように軸受を介してモータケース11に設けられる。ロータコア22は、筒状に形成される。ロータコア22は、例えばその中空部分にシャフト21が圧入されてシャフト21に固定される。なお、シャフト21とロータコア22とは、一体で成型されてもよい。マグネット23は、ロータコア22の外周部設けられる。マグネット23は、永久磁石であり、S極及びN極がロータコア22の周方向に交互に等間隔で配置される。マグネット23は、例えば、ロータコア22に接着するなどして取り付けられる。
ステータ30は、モータケース11の内部にロータ20のマグネット23を包囲するように設けられる。ステータ30は、モータケース11の内周面11aに例えば嵌合されて取り付けられる。ステータ30は、複数のステータコアユニット31を含んで構成される。ステータコアユニット31は、回転中心線RLを中心とした周方向(モータケース11の内周面11aに沿う方向)に等間隔で並んで配置される。以下、回転中心線RLを中心とした周方向を単に周方向という。ステータ30は、複数のステータコアユニット31が組み合わされる。そして、組み合わされた複数のステータコアユニット31がモータケース11内に圧入されることで、ステータ30は、環状の状態でモータケース11の内部に設けられる。なお、ステータコアユニット31とモータケース11とは、圧入の他に接着や焼きばめなどによって固定されてもよい。
図3は、ステータコアを模式的に示す斜視図である。ステータコアユニット31は、図3に示すステータコア32と、図1に示す励磁コイル37とを含んで構成される。ステータコア32は、略同形状に形成された複数のコア片が回転中心線RL方向に積層されて束ねられることで形成される。ステータコア32は、磁性材料で形成される。ステータコア32は、ヨーク部33と、ティース部34とを有する。ヨーク部33は、円弧状の部分を含む。ヨーク部33は、複数のステータコアユニット31が組み合わされると、環状形状を形成する。ティース部34は、ヨーク部33の内周面からロータ20に向かって延びる部分である。
また、ステータコア32は、凸部35と、凹部36とが形成される。凸部35は、ヨーク部33の円周方向の両端面のうちの一方の第1端面33aに形成される。凹部36は、ヨーク部33の円周方向の他方の端面、すなわち凸部35が設けられていない側の第2端面33bに形成される。なお、凸部35及び凹部36は、各コア片に形成される。そのため、凸部35と凹部36は、コア片の積層方向、すなわち回転中心線RL方向に延在する。凹部36は、複数のステータコアユニット31が組み合わされる際に、隣接するステータコア32の凸部35と係合される。また、凸部35は、複数のステータコアユニット31が組み合わされる際に、隣接するステータコア32の凹部36と係合される。このように凹部36と凸部35とが係合されることで、ステータ30は、隣接し合うステータコア32同士の相対的な位置ずれを抑制できる。
図1に示す励磁コイル37は、線状の電線であり、ステータコア32のティース部34の外周にインシュレータを介して集中巻きされる。インシュレータは、励磁コイル37とステータコア32とを絶縁するための部材である。このように構成されたステータコアユニット31が複数組み合わされることにより、ステータ30は、ロータ20を包囲できる形状となる。
図4は、ステータを拡大して模式的に示す断面図である。図4に示すように、ステータ30は、複数のステータコア32が組み合わされることにより、コイル収納空間38が形成される。コイル収納空間38は、隣接し合うステータコア32の間に形成される空間である。具体的には、コイル収納空間38は、隣接し合うステータコア32のそれぞれのヨーク部33及びティース部34で囲まれる空間である。コイル収納空間38は、ティース部34に集中巻きされた励磁コイル37を収納する。なお、本実施形態のステータ30は、隣接し合うティース部34の間に隙間38aが生じる。隙間38aは、ステータ30よりもロータ20側の空間とコイル収納空間38とを連通する。
図5は、回転中心線を含む仮想平面でモータ冷却構造を切って模式的に示す断面図である。本実施形態のモータ10は、さらに、モータ冷却構造40を備える。モータ冷却構造40は、図4及び図5に示すステータ外流路41と、オイル導入流路42と、ステータ内流路43と、ティースカバー44と、図2に示す冷却媒体溜めとしてのオイルパン45と、ドレン孔46aと、ドレンプラグ46bと、図1に示す排出手段としてのサクションポンプ47aと、放熱器47bとを含んで構成される。ステータ外流路41と、冷却媒体導入流路としてのオイル導入流路42と、ステータ内流路43とは、冷却媒体としてのオイルが流動できる通路である。なお、冷却媒体は、オイルに限定されず流体であればよい。但し、冷却媒体がオイルである場合、モータ10は、この冷却媒体を潤滑油として用いることができる。この場合、モータ10は、オイルを潤滑油として、例えば、ロータ20をモータケース11内に支える軸受に供給する。これにより、モータ10は、潤滑油が別途用意されなくてもよくなる。
図4及び図5に示すステータ外流路41は、モータケース11の内周面11aとステータ30の側周部30aとの間に設けられる。本実施形態のステータ外流路41は、モータケース11に設けられる。ステータ外流路41は、ケース溝41aと、ステータ30の側周部30aとで形成される通路である。側周部30aは、ステータ30のうちモータケース11の内周面11aと対向する面である。ケース溝41aは、モータケース11の内周面11aに形成される。ケース溝41aは、ステータ30から離れる方向に内周面11aから窪んで形成される。ステータ外流路41は、ケース溝41aと側周部30aとで囲まれることで形成される。
本実施形態のステータ外流路41は、モータケース11の所定位置に周方向に沿って設けられる。前記所定位置は、図5に示すステータ30のうち回転中心線RL方向での中央部(以下、軸方向中央部という)と対向する位置である。ここで、前記軸方向中央部は、熱が篭りやすい部分である。ステータ外流路41を流れるオイルは、ステータ30の軸方向中央部と接触することになる。前記軸方向中央部と接触したオイルは、ステータ30から熱を受け取る。よって、モータ冷却構造40は、熱が篭りやすい部分の冷却を促進できる。但し、ステータ外流路41は、前記所定位置以外の部分に設けられても、ステータ30にオイルを接触させることができる。ステータ30に接触したオイルは、ステータ30から熱を受け取る。よって、この場合でも、モータ冷却構造40は、ステータ30の冷却を促進できる。
図4及び図5に示すオイル導入流路42は、モータケース11に1つ以上設けられる。本実施形態では、オイル導入流路42は、モータケース11に1つ設けられる。オイル導入流路42は、ケース溝41aとモータケース11の外部とを連通する。オイル導入流路42は、オイルが導かれる。オイル導入流路42に導かれるオイルは、加圧されていると好ましい。オイル導入流路42に導かれるオイルは、例えば、図1に示す加圧器47cによって加圧される。なお、モータ冷却構造40は、サクションポンプ47aがオイルを加圧してもよい。この場合、モータ冷却構造40は、加圧器47cを備える必要がなくなる。オイルを加圧することで、モータ冷却構造40は、オイル導入流路42と連通する部分へ導かれる冷却媒体としてのオイルの流量を、オイルが加圧されていない場合よりも増加できる。よって、モータ冷却構造40は、モータ10のうちオイルが流れる部分から、オイルがより多くの熱を受け取る。結果として、モータ冷却構造40は、モータ10をより好適に冷却できる。なお、オイル導入流路42と連通する部分は、例えば、図4に示すステータ外流路41や、ステータ内流路43や、コイル収納空間38である。
図4に示すステータ内流路43は、コイル収納空間38に開口すると共に、ステータ30の側周部30aに開口する通路である。具体的には、ステータ内流路43は、コイル収納空間38とステータ外流路41とを連通する。本実施形態では、ステータ内流路43は、図3に示す第1ヨーク溝43aと、第2ヨーク溝43bとで形成される通路である。第1ヨーク溝43aは、ヨーク部33の第1端面33aに、モータケース11側からロータ20側に向かって形成される。第1ヨーク溝43aは、第2端面33bに向かって第1端面33aから窪む溝である。第2ヨーク溝43bは、ヨーク部33の第2端面33bに、モータケース11側からロータ20側に向かって形成される。第2ヨーク溝43bは、第1端面33aに向かって第2端面33bから窪む溝である。ステータ内流路43は、あるステータコア32の第1ヨーク溝43aと、そのステータコア32と隣接するステータコア32の第2ヨーク溝43bとが合わせられることで構成される。本実施形態のステータ内流路43は、図5に示すように、延長した場合の仮想線が回転中心線RLに直交して形成される。なお、ステータ内通路43は、延長した場合の仮想線が回転中心線RLに対して傾いて交わってもよいし、仮想線が回転中心線RLに対して交わらなくてもよい。
ステータ内流路43は、2つの溝が組み合わされることで構成される通路に限定されない。ステータ内流路43は、回転中心線RLに直交する方向にヨーク部33を貫通するように、例えばドリルによって形成された孔でもよい。この場合であっても、ステータ内流路43は、図4に示すステータ外流路41とコイル収納空間38とを連通できる。また、ステータ内流路43は、コイル収納空間38の周方向での中央部(以下、周方向中央部という)に形成される方が好ましい。仮にステータ内流路43がコイル収納空間38の周方向の隅に形成される場合、コイル収納空間38に導かれたオイルは、周方向で偏って広がることになる。しかしながら、ステータ内流路43がコイル収納空間38の周方向中央部に形成されることで、コイル収納空間38に導かれたオイルは、コイル収納空間38に周方向でより均等に広がる。結果として、モータ冷却構造40は、ステータ30の冷却を周方向で均等に促進できる。また、前記周方向中央部は、熱が篭りやすい部分である。ステータ内流路43が前記周方向中央部に設けられることにより、ステータ内流路43に導かれたオイルは、前記周方向中央部の熱を受け取る。これにより、モータ冷却構造40は、熱が篭りやすい部分の冷却を促進できる。
本実施形態のコイル収納空間38に導かれたオイルは、ステータ30から熱を受け取る。よって、この場合でも、モータ冷却構造40は、ステータ30の冷却を促進できる。しかしながら、ステータ内流路43は、図3に示すように、ステータ30のうち軸方向中央部を、回転中心線RLに直交する方向に向かって設けられている。すなわち、ステータ内流路43は、コア片の積層方向の中央部に設けられている。これにより、コイル収納空間38に導かれたオイルは、コイル収納空間38に回転中心線RL方向(コア片の積層方向)でより均等に広がる。結果として、モータ冷却構造40は、ステータ30の冷却を回転中心線RL方向で均等に促進できる。また、前記軸方向中央部は、熱が篭りやすい部分である。ステータ内流路43が前記中央部に設けられることにより、ステータ内流路43に導かれたオイルは、前記軸方向中央部の熱を受け取る。これにより、モータ冷却構造40は、熱が篭りやすい部分の冷却を促進できる。また、ステータ内流路43は、前記軸方向中央部以外の部分に設けられても、コイル収納空間38にオイルを導くことはできる。
モータ10は、図1に示すように、コイル収納空間38を複数有する。ステータ内流路43は、すべてのコイル収納空間38それぞれにつき1つ以上(本実施形態では1つ)設けられる。これにより、モータ冷却構造40は、すべてのコイル収納空間38にオイルを導ける。よって、モータ冷却構造40は、ステータ30の冷却を均等に促進できる。なお、ステータ内流路43は、ステータ30に1つのみ設けられてもよい。この場合でも、モータ冷却構造40は、コイル収納空間38に複数のコイル収納空間38のうちの1つにオイルを導ける。よって、モータ冷却構造40は、ステータ内流路43が設けられない場合よりも、ステータ30の冷却を促進できる。但し、モータ冷却構造40は、より多くのコイル収納空間38にオイルを導くように複数のステータ内流路43を有する方が好ましい。これにより、モータ冷却構造40は、ステータ30のうち、オイルを導ける部分が増加する。よって、モータ冷却構造40は、ステータ内流路43が1つ設けられる場合よりもステータ30の冷却を促進できる。
また、本実施形態の複数のステータ内流路43は、回転中心線RL上の一点Cを中心に、互いに点対称となるように配置された一対のステータ内流路43が複数組設けられる。以下に、複数のステータ内流路43の具体的な配置について説明する。複数のステータ内流路43は、図1に示すように、一対の第1ステータ内流路43c及び第2ステータ内流路43dが含まれる。第1ステータ内流路43cは、第1コイル収納空間38cに開口する。第2ステータ内流路43dは、第2コイル収納空間38dに開口する。なお、第1ステータ内流路43cと第2ステータ内流路43dとは、名称が異なるが、これはステータ内流路43を区別するためである。また、第1コイル収納空間38cと第2コイル収納空間38dとは、名称が異なるが、これはコイル収納空間38を区別するためである。第1ステータ内流路43cの構成は、第2ステータ内流路43dの構成と同一であると共に他のステータ内流路43の構成とも同一である。また、第1コイル収納空間38cの構成は、第2コイル収納空間38dの構成と同一であると共に他のコイル収納空間38の構成とも同一である。
図6は、ステータの側周部を模式的に示す説明図である。上述の第1ステータ内流路43cと、第2ステータ内流路43dとは、図6に示す回転中心線RL上の一点Cを中心に互いに点対称に配置される。一点Cは、回転中心線RL方向でステータ30を2分割する仮想平面VFが回転中心線RLと交わる点である。仮想平面VFは、回転中心線RLと直交する。なお、図1の断面図は、仮想平面VFでモータ10を切った図である。モータ冷却構造40は、図1に示すように、第1ステータ内流路43cを介して第1コイル収納空間38cにオイルを導く。また、モータ冷却構造40は、第2ステータ内流路43dを介して第2コイル収納空間38dにもオイルを供給する。第1コイル収納空間38cは、第2コイル収納空間38dと、一点Cを中心に互いに点対称に配置されている。なお、第1コイル収納空間38cと第2コイル収納空間38dとは、一点Cを中心に互いに点対称に配置されなくてもよい。
図7は、ティースカバーを模式的に示す斜視図である。本実施形態のモータ冷却構造40は、図7に示すティースカバー44を有してもよい。ティースカバー44は、ステータ30よりもロータ20側の空間と、コイル収納空間38とを連通する隙間38aを覆うようにステータ30に取り付けられる。ティースカバー44は、耐熱性に優れた非磁性材料で形成される。ティースカバー44は、例えば、PEEK(Polyetheretherketone)で形成される。なお、ティースカバー44は、例えば、PPS(Polyphenylenesulfide)や、フッ素樹脂や、アルミニウムや、黄銅でもよい。但し、ティースカバー44は、PEEKや、PPSや、フッ素樹脂などの樹脂材料で形成されると、成型されやすい。
ティースカバー44は、図7に示すように、棒状部材である。ティースカバー44は、回転中心線RLに直交する仮想平面での断面が、略Y字形状に形成される。ティースカバー44は、係合部44aと、挿入部44bとを含む。係合部44aは、図4に示すように、ティース部34のうち、周方向に突出する部分と係合する。挿入部44bは、係合部44aから突出する部分である。係合部44aは、コイル収納空間38の隙間38aに挿入される。
ここで、隙間38aを介してステータ30とロータ20との間に流入すると、ロータ20が回転する際の抵抗が増加する。しかしながら、ティースカバー44は、隙間38aを覆って塞ぐ。よって、ティースカバー44は、コイル収納空間38内と、ステータ30とロータ20との間の空間とを隔離する。結果として、ティースカバー44は、コイル収納空間38内のオイルが、ステータ30とロータ20との間に流入することに起因する前記抵抗の増加を低減できる。特に、ティースカバー44は、モータ10が高速回転する際に前記抵抗の増加を低減できる。
また、ティースカバー44は、コイル収納空間38内のオイルを、回転中心線RL方向に誘導できる。さらに、ティースカバーは、誘導溝44cを備えてもよい。誘導溝44cは、係合部44aのうちコイル収納空間38に面する部分に形成される。誘導溝44cは、屈曲した形状である係合部44aの谷間に形成される。誘導溝44cは、コイル収納空間38内のオイルを回転中心線RL方向に誘導するための溝である。また、誘導溝44cは、回転中心線RL方向で傾斜するように形成されてもよい。これにより、誘導溝44cは、コイル収納空間38内のオイルを誘導しやすくなる。
図2に示すオイルパン45は、モータケース11に設けられる。オイルパン45は、モータ10が動作する際に鉛直方向下側となる部分に設けられる。オイルパン45は、モータケース11内の各部を流れたオイルが導かれる。ドレン孔46aは、オイルパン45に形成されて、モータケース11の内部とモータケース11の外部とを連通する。ドレンプラグ46bは、ドレン孔46aに設けられる。ドレンプラグ46bは、モータケース11の内部とモータケース11の外部とを連通させたり、モータケース11の内部とモータケース11の外部とを連通しないようにしたりできる。ドレンプラグ46bがモータケース11の内部とモータケース11の外部とを連通させることにより、モータ冷却構造40は、モータケース11の内部からオイルを排出できる。ドレンプラグ46bは、例えば、モータ10のメンテナンス時に操作される。
モータ冷却構造40は、オイルパン45とオイル導入流路42とを接続する通路に、サクションポンプ47aと、放熱器47bと、加圧器47cとが配置される。サクションポンプ47aは、オイルパン45からオイルを吸いだす。放熱器47bは、サクションポンプ47aが吸い出したオイルの放熱を促進する。加圧器47cは、オイルを加圧してオイル導入流路42へ導く。
上記構成のモータ冷却構造40は、まず、オイル導入流路42にオイルを導く。すると、オイル導入流路42に導かれたオイルは、モータケース11のうちオイル導入流路42が設けられる部分の熱を受け取る。これにより、モータ冷却構造40は、モータケース11のうちオイル導入流路42が設けられる部分の冷却を促進できる。モータ冷却構造40は、次に、オイル導入流路42からステータ外流路41にオイルを導く。ここで、モータ冷却構造40は、ステータ外流路41を流れるオイルがステータ30の側周部30aに接触する点に特徴がある。これにより、ステータ外流路41に導かれたオイルは、ステータ30のうちステータ外流路41に面する部分の熱を直接受け取れる。また、モータ冷却構造40は、ステータ外流路41を流れるオイルがモータケース11の内周面11aにも接触する。これにより、ステータ外流路41に導かれたオイルは、内周面11aの熱を直接受け取れる。よって、モータ冷却構造40は、ステータ30のうちステータ外流路41が面する部分、すなわち、側周部30aと、モータケース11との冷却を好適に促進できる。
モータ冷却構造40は、次に、ステータ外流路41からステータ内流路43にオイルを導く。すると、ステータ内流路43に導かれたオイルは、ステータ30のうちステータ内流路43が設けられる部分の熱を直接受け取る。これにより、モータ冷却構造40は、ステータ30のうちステータ内流路43が設けられる部分の冷却を促進できる。モータ冷却構造40は、次に、ステータ内流路43からコイル収納空間38にオイルを導く。すると、コイル収納空間38に導かれたオイルは、コイル収納空間38内に収納されている励磁コイル37に直接接触する。オイルは、隣接し合う2つの励磁コイル37のコイルエンド間に導かれて、2つの励磁コイル37から熱を直接受け取る。これにより、モータ冷却構造40は、励磁コイル37の冷却を促進できる。また、コイル収納空間38に導かれたオイルは、ステータ30のうちヨーク部33及びティース部34の熱も受け取る。これにより、モータ冷却構造40は、ヨーク部33及びティース部34の冷却も促進できる。
モータ冷却構造40は、次に、コイル収納空間38内のオイルをティースカバー44が回転中心線RL方向に導く。すると、ティースカバー44によって回転中心線RL方向に導かれたオイルは、ステータ30のうちコイル収納空間38を構成する部分及び励磁コイル37全体の熱を回転中心線RL方向に渡って受け取る。これにより、モータ冷却構造40は、ステータ30全体の冷却を促進できる。コイル収納空間38を回転中心線RL方向に流れたオイルは、コイル収納空間38の回転中心線RL方向の端部から流れ落ちる。コイル収納空間38から排出されたオイルは、潤滑油として機能する。そして、オイルは、オイルパン45に導かれる。モータ冷却構造40は、オイルパン45に溜められたオイルを図1に示すサクションポンプ47aが吸い上げて循環させる。すなわち、モータ冷却構造40は、オイルパン45内のオイルを、再度、オイル導入流路42に導く。このようにして、モータ冷却構造40は、モータ10の冷却、特に、ステータ30の冷却を十分に促進できる。
(変形例1)
図8は、変形例1のモータの構成を示す軸方向縦断図である。図9は、回転中心線を含む仮想平面で変形例1のモータ冷却構造を切って模式的に示す断面図である。本変形例のモータ冷却構造40Aは、ステータ外流路の構成が図1に示すステータ外流路41と異なる。具体的には、モータ冷却構造40Aは、図9に示すように、ステータ外流路41Aがステータ30に形成される点に特徴がある。ステータ外流路41Aは、ステータ溝41bを含む。ステータ溝41bは、ステータ30の側周部30aに形成される。ステータ溝41bは、モータケース11から離れる方向に側周部30aから窪む溝である。ステータ外流路41Aは、ステータ溝41bと内周面11aとで囲まれることで形成される。
本変形例のステータ外流路41Aは、図3に示すステータ30の軸方向中央部に設けられる。これにより、実施形態1のモータ冷却構造40と同様の理由で、モータ冷却構造40Aは、側周部30aのうち熱が篭りやすい部分である前記軸方向中央部の冷却を促進できる。但し、ステータ外流路41Aは、前記軸方向中央部以外の部分に設けられても、ステータ30にオイルを接触させることができる。よって、この場合でも、モータ冷却構造40Aは、ステータ30の冷却を促進できる。
さらに、本変形例のモータ冷却構造40Aは、ステータ30にステータ溝41bが設けられることで、実施形態1のモータ冷却構造40よりも好適にステータ30を冷却できる。上述のように、ステータ溝41bは、モータケース11から離れる方向に側周部30aから窪んで形成される。これにより、ステータ外流路41Aは、自身(ステータ外流路41A)を構成する面うち、側周部30aの面積が増加する。よって、ステータ外流路41Aを流れるオイルは、より広い面積でステータ30と接触することになる。
(変形例2)
図10は、回転中心線を含む仮想平面で変形例2のモータ冷却構造を切って模式的に示す断面図である。図10に示す変形例2のモータ冷却構造40Bは、ステータ外流路が溝で構成されない点に特徴がある。変形例2のモータ10は、モータケース11の内周面11aと、ステータ30の側周部30aとの間に隙間が形成される。この場合、モータ10は、モータケース11の内周面11aからステータ30側に突出する突起部11bが内周面11aに形成されてもよいし、または、ステータ30の側周部30aからモータケース11の内周面11a側に突出する突起部11bが側周部30aに形成されてもよい。これにより、モータ10は、ステータ30がモータケース11に嵌合された際に、突起部11bによって内周面11aと側周部30aとの間に隙間Hができる。
モータ冷却構造は、この隙間Hをステータ外流路41Bとして機能させる。この場合、オイルは、ステータ30の側周部30aに接触する面積が増加する。よって、モータ冷却構造は、側周部30aの冷却をより好適に促進できる。但し、実施形態1のモータ冷却構造40と、変形例1のモータ冷却構造40Aとの方が、ステータ外流路41(41A)がステータ内流路43へオイルを案内できるため、オイルをステータ内流路43に導きやすい。
(変形例3)
図11は、回転中心線を含む仮想平面で変形例3のモータ冷却構造を切って模式的に示す断面図である。図11に示す変形例3のモータ冷却構造40Cは、ステータ外流路41とオイル導入流路42とステータ内流路43との組み合わせが複数設けられる点に特徴がある。モータ冷却構造40Cは、図11に示すように、1つのコイル収納空間38に複数のステータ内流路43が開口する。図11にでは、モータ冷却構造40Cは、例えば、3つのステータ内流路43が回転中心線RL方向に並んで設けられる。3つのステータ内流路43は、例えば、回転中心線RL方向で等間隔に配置される。なお、複数のステータ内流路43は、回転中心線RL方向で等間隔に配置されなくてもよい。ステータ外流路41及びオイル導入流路42は、1つのステータ内流路43あたり1つずつ設けられる。これにより、図11に示すモータ冷却構造40Cは、ステータ外流路41及びオイル導入流路42をそれぞれ3つ有する。
上記構成により、モータ冷却構造40Cは、複数のステータ内流路43からコイル収納空間38にオイルを導ける。
(変形例4)
図12は、回転中心線を含む仮想平面で変形例4のモータ冷却構造を切って模式的に示す断面図である。図11に示す変形例4のモータ冷却構造40Dは、ステータ外流路41Bと、オイル導入流路42と、複数のステータ内流路43とを備える。モータ冷却構造40Dは、1つのコイル収納空間38に複数のステータ内流路43が開口する。各ステータ内流路43の配置は、図11に示すモータ冷却構造40Cの各ステータ内流路43と同様である。複数のステータ内流路43は、すべて、1つのステータ外流路41Bに開口する。ステータ外流路41Bの構成は、図10に示すステータ外流路41Bと同様である。オイル導入流路42は、モータケース11に例えば1つ設けられて、ステータ外流路41Bに開口する。なお、オイル導入流路42の数は1つに限定されない。
上記構成により、モータ冷却構造40Dは、モータ10の軸方向において複数のステータ内流路43からコイル収納空間38にオイルを導ける。
なお、本実施形態では、ステータ外流路41、41A、41Bが設けられているが、例えば、モータ冷却構造40〜40Dは、モータケース11のうちステータ内流路43と対向する位置にオイル導入流路42が設けられてもよい。これにより、モータ冷却構造40~40Dは、オイル導入流路42から直接ステータ内流路43へオイルを導ける。この場合でも、モータ冷却構造40〜40Dは、コイル収納空間38にオイルを導いて、励磁コイル37や、ヨーク部33や、ティース部34の冷却を促進できる。
(実施形態2)
本実施形態では、実施形態1のモータを含んで構成されるインホイールモータについて説明する。なお、実施形態1のモータ10の要素と構成が同様なものは、同一の符号を付す。また、本実施形態のインホイールモータは、変形例のモータを含んで構成されてもよい。インホイールモータは、例えば、電気自動車、ハイブリッド自動車などの車両の車輪を構成するホイールの内部に配置されて、前記車輪を駆動する。この場合、インホイールモータは、車両の各前輪、車両の各後輪、または車両のすべての車輪など、少なくとも2つのホイールに取り付けられる。
図13は、インホイールモータの構成を示す断面図である。図14は、インホイールモータの外観を示す斜視図である。図13に示すように、インホイールモータ50は、モータケース51を外殻とする。モータケース51は、第1筐体51aと、第2筐体51bと、第3筐体51cと、第4筐体51dとを含んで構成される。モータケース51は、第1筐体51aと、第2筐体51bと、第3筐体51cとの3つに分解できるように組み付けられる。
第1筐体51aは、筒状(本実施形態では円筒形状)の部材である。第2筐体51b及び第3筐体51cは、円形皿状に形成される。第2筐体51bは、第1筐体51aの両端のうちの一方の開口部に取り付けられる。第3筐体51cは、第1筐体51aの両端のうちの他方、すなわち第2筐体51bとは反対側の開口部に取り付けられる。第4筐体51dは、ハブ取付部を有する。これらの各筐体(第1筐体51aから第4筐体51d)は、軽量化を図るために、アルミニウム合金で形成される。第1筐体51aと、第2筐体51bと、第3筐体51cとは、ダイカスト成型される。第4筐体51dは、ブロックから切削成型される。
第1筐体51aと第2筐体51bとは、図13に示すように、凹凸による嵌合であるインロー構造52によって組み合わされる。第1筐体51aと第2筐体51bとは、回転中心線RL方向に相対移動できる。また、第1筐体51aと第2筐体51bとは、回転中心線RLと直交する方向である径方向には相対移動ができない。インホイールモータ50は、第1筐体51aと第2筐体51bとの嵌合面に、シール部材としてのオーリング53を有する。オーリング53は、具体的には、インロー構造52において径方向で対向する各嵌合面の間に設けられる。これにより、インホイールモータ50は、第1筐体51aと第2筐体51bとの嵌合面の密封度が高められる。
第1筐体51aと第2筐体51bとは、図14に示すように、円周方向に複数配置されたボルト54aによって一体となるように締め付けられて互いに固定される。第2筐体51bと第4筐体51dとは、図13に示すように、相互間にシール部材としてのオーリング53が介在される。そして、第2筐体51bと第4筐体51dとは、円周方向に複数配置されたボルト54bによって一体に締め付け固定される。第3筐体51cは、図13に示すように、第1筐体51aと凹凸の嵌合であるインロー構造52によって組み合わされる。第1筐体51aと第3筐体51cとは、回転中心線RL方向に相対移動できる。また、第1筐体51aと第3筐体51cとは、回転中心線RLと直交する方向である径方向には相対移動ができない。
インホイールモータ50は、第1筐体51aと第3筐体51cとの嵌合面に、シール部材としてのオーリング53を有する。オーリング53は、具体的には、インロー構造52において径方向で対向する各嵌合面の間に設けられる。これにより、インホイールモータ50は、第1筐体51aと第3筐体51cとの嵌合面の密封度が高められる。そして、第1筐体51aと、第3筐体51cとは、図14に示すように、円周方向に複数配置された固定部54cによって一体に締め付けられて互いに固定される。
インホイールモータ50は、モータ10と、主軸55と、軸受56と、軸受57と、減速装置60と、ドライブシャフト70と、レゾルバ80と、モータ冷却構造40とを有する。モータ10は、第1筐体51aの内部に配置される。モータ10は、ロータ20と、ステータ30とを含んで構成される。ステータ30は、複数の励磁コイル37を有する。複数の励磁コイル37は、第1筐体51aの周方向に沿って配列される。このステータ30は、例えば、第1筐体51aの内周面に嵌合される。ステータ30は、第1筐体51aに対して回転できないように第1筐体51aに固定される。ロータ20は、筒状(円筒状)の部材である。ロータ20は、ステータ30の内周面に対して所定の間隔(例えば、0.5mm以上1mm以下)で配置される。ロータ20は、ステータ30の励磁コイル37が作り出す回転磁界によって、回転中心線RLを中心に回転する。
主軸55は、第1筐体51aの内部に配置される。主軸55は、中空な筒状(本実施形態では円筒形状)に形成される。主軸55は、その外周にモータ10のロータ20が取り付けられる。主軸55とロータ20とは、収縮締結(例えば、冷やしばめ、または焼きばめ)で固定される。主軸55は、所定の強度を得るため、クロムモリブデン鋼(SCM415)で形成される。主軸55は、ロータ20と共に回転する。よって、ロータ20の回転力は、主軸55を介して出力される。
軸受56は、主軸55の両端部のうちの一方に配置される。軸受57は、主軸55の両端部のうちの他方、すなわち軸受56とは反対側に配置される。軸受56は、主軸55と第2筐体51bとの間に取り付けられる。軸受57は、主軸55と、第3筐体51cとの間に取り付けられる。このような構成により、主軸55は、一対の軸受56と軸受57とを介して、モータケース51に回転できるように支持される。よって、主軸55に固定されたロータ20は、モータケース51に回転できるように支持される。また、軸受56及び軸受57は、それぞれ、アンギュラ玉軸受により構成される。そして、軸受56及び軸受57は、それぞれ正面組み合わせで組み合わされる。
減速装置60は、主軸55の内部に配置される。主軸55が中空に形成され、その内部に減速装置60が配置されると、インホイールモータ50は、自身(インホイールモータ50)の回転中心線RL方向の寸法を小さくできる。減速装置60は、遊星歯車装置を用いた減速装置である。減速装置60は、サンギヤ61と、遊星歯車62と、リングギヤ63と、キャリア64との4つの要素が回転要素として構成される。サンギヤ61は、サンギヤシャフト61aの一端部に設けられる。サンギヤシャフト61aは、回転中心線RLを中心に回転できるように主軸55に取り付けられる。
サンギヤシャフト61aと主軸55との関係を具体的に説明する。主軸55は、筒状(円筒形状)の側周部55aと、側周部55aの内側に一体に設けられた円板部55bとで構成される。円板部55bは、その板面を回転中心線RLと直交する径方向に沿って設けられる。これにより、円板部55bは、側周部55aの内部を回転中心線RL方向で仕切る。サンギヤシャフト61aは、自身(サンギヤシャフト61a)の他端部、すなわち、サンギヤ61とは反対側の端部が円板部55bに固定される。これにより、サンギヤシャフト61aは、主軸55に取り付けられる。
遊星歯車62は、サンギヤ61の周囲に複数配置される。遊星歯車62は、サンギヤ61と噛み合う。リングギヤ63は、複数の遊星歯車62の外側に配置される。リングギヤ63は、各遊星歯車62と噛み合う。また、キャリア64は、各遊星歯車62をそれぞれ回転できるように支持する。また、リングギヤ63は、ボルト65によって第4筐体51dに取り付けられる。これにより、リングギヤ63は、第4筐体51dに固定される。キャリア64は、インホイールモータ50のドライブシャフト70と連結される。
ドライブシャフト70は、ハブベアリング71の内輪71aに取り付けられる。内輪71aは、転動体71cを介して外輪71bに回転できるように支持される。外輪71bは、第4筐体51dにボルト72によって固定される。これにより、ドライブシャフト70は、回転中心線RLを中心に回転する。また、内輪71aは、フランジ73が形成される。フランジ73は、第4筐体51dの外側に延出された端部に形成される。フランジ73は、図14に示すように、回転中心線RLを中心に周方向に複数(本実施形態では4本)のハブボルト74が取り付けられる。
車輪のホイール(図示せず)は、ハブボルト74を介してハブベアリング71の図13に示す内輪71aに取り付けられる。なお、フランジ73は、図14に示す通孔73aが形成される。インホイールモータ50は、この通孔73aを通してボルト72がボルト孔に挿入される。これにより、外輪71bは、ボルト72よってに締め付けられて第4筐体51dに固定される。また、図14に示すように、外輪71bは、切欠72aが形成される。切欠72aは、外輪71bのボルト72が挿通される周囲に形成される。この切欠72aは、ハブボルト74が交換される際に用いられる切欠である。
このような構成により、モータ10の回転力、すなわち、ロータ20の回転力は、図13に示す主軸55からサンギヤシャフト61aを介してサンギヤ61に伝えられる。そして、サンギヤ61に伝えられた回転力は、遊星歯車62、リングギヤ63の順で伝えられることで増大される。そして、この回転力は、減速装置60からドライブシャフト70へ伝えられて出力される。なお、インホイールモータ50が搭載される車輪が制動力を発生する場合、前記制動力は、ドライブシャフト70から減速装置60を介して主軸55へ伝達される。
図13に示すレゾルバ80は、主軸55のうち、回転中心線RL方向でドライブシャフト70とは反対側に設けられる。レゾルバ80は、主軸55の回転角及び回転各速度を検出する。レゾルバ80は、シール部材により、モータケース51の内部との密閉度が高められると共に、モータケース51の外部との密閉度も高められる。
上記構成のインホイールモータ50は、実施形態1のモータ10を含むため、モータ10に含まれるモータ冷却構造40も備える。図13には、モータ冷却構造40のうち、ステータ外流路41と、オイルパン45と、ドレン孔46aと、ドレンプラグ46bとが示されている。ステータ外流路41は、モータケース11としての第1筐体51aに設けられる。その他の構成は、実施形態1のモータ冷却構造40と同様である。インホイールモータ50は、モータ冷却構造40を備えるため、モータ10の冷却、特にステータ30の冷却を促進できる。
以上のように、本発明に係るモータ冷却構造及びインホイールモータは、インナーロータ型のモータに有用であり、特に、ステータの冷却を促進することに適している。
10 モータ
11 モータケース
11a 内周面
11b 突起部
20 ロータ
21 シャフト
22 ロータコア
23 マグネット
30 ステータ
30a 側周部
31 ステータコアユニット
32 ステータコア
33 ヨーク部
33a 第1端面
33b 第2端面
34 ティース部
35 凸部
36 凹部
37 励磁コイル
38 コイル収納空間
38a 隙間
38c 第1コイル収納空間
38d 第2コイル収納空間
40 モータ冷却構造
40A モータ冷却構造
41 ステータ外流路
41a ケース溝
41b ステータ溝
41A ステータ外流路
42 オイル導入流路
43 ステータ内流路
43a 第1ヨーク溝
43b 第2ヨーク溝
43c 第1ステータ内流路
43d 第2ステータ内流路
44 ティースカバー
44a 係合部
44b 挿入部
44c 誘導溝
45 オイルパン
46a ドレン孔
46b ドレンプラグ
47a サクションポンプ
47b 放熱器
47c 加圧器
50 インホイールモータ
51 モータケース
51a 第1筐体
51b 第2筐体
51c 第3筐体
51d 第4筐体
52 インロー構造
53 オーリング
54a、54b ボルト
54c 固定部
55 主軸
55a 側周部
55b 円板部
56、57 軸受
60 減速装置
61 サンギヤ
61a サンギヤシャフト
62 遊星歯車
63 リングギヤ
64 キャリア
65 ボルト
70 ドライブシャフト
71 ハブベアリング
71a 内輪
71b 外輪
71c 転動体
72 ボルト
72a 切欠
73 フランジ
73a 通孔
74 ハブボルト
80 レゾルバ
C 一点
RL 回転中心線
VF 仮想平面

Claims (7)

  1. モータケース内にステータがロータを包囲して設けられるモータの前記ステータに設けられて、前記ステータのコイル収納空間に開口すると共に前記ステータの側周部に開口し、冷却媒体を流動可能とするステータ内流路を1つ以上有することを特徴とするモータ冷却構造。
  2. 前記ステータ内流路は、前記ステータのうち前記ロータの回転中心線方向での中央部を、前記ロータ側に向かって設けられることを特徴とする請求項1に記載のモータ冷却構造。
  3. 前記コイル収納空間は複数あり、
    すべての前記コイル収納空間それぞれに、前記ステータ内流路を1つ以上有することを特徴とする請求項2に記載のモータ冷却構造。
  4. 前記モータケースの内周面と前記ステータとの間に設けられると共に、前記ステータ内流路と連通するステータ外流路を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のモータ冷却構造。
  5. 前記ステータ外流路は、前記モータケースの前記内周面または前記ステータの側周部に設けられることを特徴とする請求項4に記載のモータ冷却構造。
  6. 前記ステータよりも前記ロータ側の空間と前記コイル収納空間とを隔離するように、前記ステータに取り付けられるティースカバーを有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のモータ冷却構造。
  7. モータケースと、
    前記モータケースに対して回転中心線を中心に回転できるように前記モータケースの内部に設けられるロータと、
    前記ロータを包囲するように前記モータケースに設けられるステータと、
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のモータ冷却構造と、
    を備えることを特徴とするインホイールモータ。
JP2010030509A 2010-02-15 2010-02-15 モータ冷却構造及びインホイールモータ Withdrawn JP2011167045A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010030509A JP2011167045A (ja) 2010-02-15 2010-02-15 モータ冷却構造及びインホイールモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010030509A JP2011167045A (ja) 2010-02-15 2010-02-15 モータ冷却構造及びインホイールモータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011167045A true JP2011167045A (ja) 2011-08-25

Family

ID=44597024

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010030509A Withdrawn JP2011167045A (ja) 2010-02-15 2010-02-15 モータ冷却構造及びインホイールモータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011167045A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013215056A (ja) * 2012-04-03 2013-10-17 Denso Corp ステータの冷却構造
GB2507153A (en) * 2012-08-24 2014-04-23 Ecomotors Internat Inc Prioritizing the lubrication to the bearings for an oil cooled electric machine
JP2015112001A (ja) * 2013-11-08 2015-06-18 Ntn株式会社 インホイールモータ駆動装置
CN106411052A (zh) * 2016-10-18 2017-02-15 华中科技大学 一种电机定子冷却结构及具有该结构的开关磁阻电机
JP2019161752A (ja) * 2018-03-08 2019-09-19 本田技研工業株式会社 回転電機のステータ
JP2021078226A (ja) * 2019-11-08 2021-05-20 トヨタ自動車株式会社 ステータ
CN113381533A (zh) * 2021-06-02 2021-09-10 臻驱科技(上海)有限公司 电机冷却结构及设有该电机冷却结构的电机
JP2022522211A (ja) * 2019-02-28 2022-04-14 シェフラー テクノロジーズ アー・ゲー ウント コー. カー・ゲー 内部冷却通路を有する電気機械
WO2022270290A1 (ja) * 2021-06-22 2022-12-29 株式会社日立製作所 インホイールモータ
JP7487644B2 (ja) 2020-11-05 2024-05-21 トヨタ自動車株式会社 回転電機の冷却構造

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005012989A (ja) * 2003-05-28 2005-01-13 Toyota Motor Corp 回転電機におけるステータの冷却構造
JP2006271150A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Nissan Motor Co Ltd モータジェネレータの冷却構造
JP2006282158A (ja) * 2005-03-08 2006-10-19 Honda Motor Co Ltd 車両用ホイール駆動装置
JP2009240113A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Aisin Seiki Co Ltd モータの油冷構造

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005012989A (ja) * 2003-05-28 2005-01-13 Toyota Motor Corp 回転電機におけるステータの冷却構造
JP2006282158A (ja) * 2005-03-08 2006-10-19 Honda Motor Co Ltd 車両用ホイール駆動装置
JP2006271150A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Nissan Motor Co Ltd モータジェネレータの冷却構造
JP2009240113A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Aisin Seiki Co Ltd モータの油冷構造

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013215056A (ja) * 2012-04-03 2013-10-17 Denso Corp ステータの冷却構造
GB2507153A (en) * 2012-08-24 2014-04-23 Ecomotors Internat Inc Prioritizing the lubrication to the bearings for an oil cooled electric machine
US9401630B2 (en) 2012-08-24 2016-07-26 Ecomotors, Inc. Cooling stator windings of an electric machine
GB2507153B (en) * 2012-08-24 2020-08-26 Borgwarner Inc Cooling stator windings of an electric machine
JP2015112001A (ja) * 2013-11-08 2015-06-18 Ntn株式会社 インホイールモータ駆動装置
CN106411052A (zh) * 2016-10-18 2017-02-15 华中科技大学 一种电机定子冷却结构及具有该结构的开关磁阻电机
CN106411052B (zh) * 2016-10-18 2018-08-21 华中科技大学 一种电机定子冷却结构及具有该结构的开关磁阻电机
JP7082885B2 (ja) 2018-03-08 2022-06-09 本田技研工業株式会社 回転電機のステータ
JP2019161752A (ja) * 2018-03-08 2019-09-19 本田技研工業株式会社 回転電機のステータ
JP7234396B2 (ja) 2019-02-28 2023-03-07 シェフラー テクノロジーズ アー・ゲー ウント コー. カー・ゲー 内部冷却通路を有する電気機械
JP2022522211A (ja) * 2019-02-28 2022-04-14 シェフラー テクノロジーズ アー・ゲー ウント コー. カー・ゲー 内部冷却通路を有する電気機械
JP2021078226A (ja) * 2019-11-08 2021-05-20 トヨタ自動車株式会社 ステータ
JP7380099B2 (ja) 2019-11-08 2023-11-15 トヨタ自動車株式会社 ステータ
JP7487644B2 (ja) 2020-11-05 2024-05-21 トヨタ自動車株式会社 回転電機の冷却構造
CN113381533A (zh) * 2021-06-02 2021-09-10 臻驱科技(上海)有限公司 电机冷却结构及设有该电机冷却结构的电机
WO2022270290A1 (ja) * 2021-06-22 2022-12-29 株式会社日立製作所 インホイールモータ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011167045A (ja) モータ冷却構造及びインホイールモータ
JP5445675B2 (ja) 回転機
US7135802B2 (en) Claw pole motor stator
US9419481B2 (en) Rotary electric machine
JP4664737B2 (ja) 回転電機の冷却構造
JP6281147B2 (ja) ロータおよびモータ
JP5263253B2 (ja) マルチギャップ型回転電機
US6838790B2 (en) Stator of two rotor single stator type electric motor
JP2005012989A (ja) 回転電機におけるステータの冷却構造
JP2010124657A (ja) 回転電機
JP2013055775A (ja) 回転電機のロータ構造
JP2008125330A (ja) ロータの冷却構造およびロータの製造方法
JP6085267B2 (ja) 回転電機
JP5359112B2 (ja) アキシャルギャップ型回転電機及びそれを用いた圧縮機
JP2011166957A (ja) モータ冷却構造及びインホイールモータ
JP2006304532A (ja) アキシャルギャップ型回転電機のロータ構造
WO2017064938A1 (ja) 回転電機
US5910697A (en) High-power, low-voltage axial air-gap electrical machine having a compact stator
KR101037535B1 (ko) 전동식 자전거용 모터
JP6332876B2 (ja) 回転電機のロータ、および回転電機のロータの製造方法
WO1998032210A9 (en) High-power, low-voltage axial air-gap electrical machine having a compact stator
JP5139892B2 (ja) モータ
JP2014073011A (ja) 回転電機用ステータ及び回転電機
WO2017141867A1 (ja) モータの冷却構造
JP2008289245A (ja) 回転電機の冷却構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130611

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20130725