JP2011165497A - 発光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光取り出し効率を向上でき、且つ、信頼性を向上できる発光装置を提供する。
【解決手段】有機EL素子ユニット1を収納する凹所21が一面に形成され且つ配線層15,17に電気的に接続される電路25,27が形成されたパッケージ本体20と、パッケージ本体20の上記一面側に気密的に接合されるパッケージ蓋30と、パッケージ本体20内で配線層15,17と電路25,27とを電気的に接続する接続部45,47とを備える。パッケージ本体20の凹所21の内面の一部を構成する内周面23に、凹所21の内底面22と有機EL素子ユニット1の透光性基板10との距離を規定する階段面24aを有する階段部24を有し、当該階段面24aと当該階段面24aからの立ち上がり面24bとにより有機EL素子ユニット1を位置決めする位置決め部26を構成しており、凹凸構造部19の表面と凹所21の内底面22との間に空間50が存在している。
【選択図】図1

Description

本発明は、発光装置に関するものである。
従来から、有機エレクトロルミネッセンス素子(以下、有機EL素子と略称する)を利用した発光装置が各所で研究開発されている。
有機EL素子としては、例えば、透光性基板(透明基板)の一表面側に形成され、陽極となる透明電極、ホール輸送層、発光層(有機発光層)、電子注入層、陰極となる電極の積層構造を備えたものが知られている。この種の有機EL素子では、陽極と陰極との間に電圧を印加することによって発光層で発光した光が、透明電極および透光性基板を通して取り出される。
有機EL素子は、自発光型の発光素子であること、比較的高効率の発光特性を示すこと、各種の色調で発光可能であること、などの特徴を有するものであり、表示装置(例えば、フラットパネルディスプレイなどの発光体など)や、光源(例えば、液晶表示機器のバックライトや照明光源など)としての適用が期待されており、一部では既に実用化されている。
しかしながら、これらの用途に有機EL素子を応用展開するために、より高効率・長寿命・高輝度の有機EL素子の開発が望まれている。
有機EL素子の効率を支配する要因は、主として、電気−光変換効率、駆動電圧、光取り出し効率の3つである。
電気−光変換効率については、発光層の材料として燐光発光材料を用いることにより、外部量子効率が20%を超えるものが報告されている。この外部量子効率が20%という値は、内部量子効率に換算すると略100%であると考えられ、電気−光変換効率の観点では、いわゆる限界値に到達した例が実験的に確認されたといえる。また、駆動電圧についても、発光層のエネルギーギャップに相当する電圧の10〜20%増し程度の電圧で比較的高輝度の発光を示す有機EL素子が得られるようになってきている。したがって、これら2つの要因(電気−光変換効率、駆動電圧)の改善による有機EL素子の効率向上は、あまり期待できない。
一方、有機EL素子の光取り出し効率は、一般的に20〜30%程度と言われている(この値は、発光パターンや、陽極と陰極との間の層構造によって多少変化する)。光取り出し効率は、光を発生する部位およびその周辺部を構成する材料が、高屈折率、吸光性、などの特性を有するため、屈折率の異なる材料どうしの界面での全反射、材料による光の吸収などによって、発光を観測する側の外界へ光を有効に伝搬できないために、上述のような低い値になるものと考えられる。すなわち、光取り出し効率が20〜30%ということは、いわゆる発光として有効に活用できない光が全発光量の70〜80%を占める、ということであり、光取り出し効率の向上による有機EL素子の効率の向上の期待値は非常に大きい。
ところで、一表面側に有機EL素子が形成されたガラス基板からなる透光性基板の他表面側(光取り出し面側)にレンズシートからなる光散乱部を設けた有機EL装置が提案されている(特許文献1)。この特許文献1には、空気に接する光散乱部が光取り出し面において生じる反射または全反射を緩和し、かつ、当該光散乱部が本質的に光を吸収しない性質を有することにより、光取り出し効率を向上できることが記載されている。
また、従来から、有機EL素子を気密封止して湿気などの影響を防止するために、ガラス基板(透明な絶縁基板)と、ガラス基板上に形成された有機EL素子と、有機EL素子を内部に納めた封止空間をガラス基板とともに形成する透明ガラス製の封止キャップとを備えた有機EL表示パネルが知られている(特許文献2)。ここで、特許文献2には、不活性ガス雰囲気中で紫外線硬化型接着剤により、封止キャップとガラス基板とを接合することで、有機EL素子を封止することが記載されている。また、特許文献2には、封止空間内に同封する吸湿剤を封止キャップと通気性シートとで挟持することが記載されている。
特許第2931211号公報 特開平8−236271号公報
特許文献1に開示された有機EL装置のように透光性基板の上記他表面に光散乱部を設けた発光装置では、光取り出し効率の向上を図ることができるが、光散乱部の凹凸面に傷が付きやすく、光学特性が変わってしまう懸念があり、信頼性に問題がある。
また、特許文献1には、透光性基板の上記他表面側に設けた光散乱部の凹凸面側にガラス板をエポキシ系接着剤により貼り合わせた構造を有する発光装置も開示されている。
しかしながら、光散乱部とガラス板とをエポキシ系接着剤により貼り合わせた構造を有する有機EL装置では、当該ガラス板を貼り合わせていないものに比べて、光取り出し効率が低下してしまう。
ところで、周囲の水分やガス(酸素など)の影響により有機EL素子が劣化することが従来から広く知られている。そこで、特許文献1に開示された有機EL装置において、周囲の水分やガス(酸素など)の影響による有機EL素子の劣化を防止して長寿命化を図るために、有機EL装置を気密なパッケージ内に収納することが考えられる。ここで、特許文献1の上述のガラス板をパッケージの一部として設け、当該ガラス板と特許文献2に開示された封止キャップとでパッケージを構成することが考えられる。
しかしながら、この場合には、ガラス板が透明な平板なので、有機EL装置の位置決めが難しく、しかも、光取り出し効率が低下してしまう。
また、特許文献2の有機EL表示パネルは、有機EL素子を形成するガラス基板をパネルの一部として用いるものであり、ガラス基板に代えてプラスチック材料からなる透光性基板を用いた場合には、気密性が低下し、信頼性が低下してしまう。また、プラスチック材料などからなる透光性基板に有機EL素子を形成した有機EL素子ユニットを、ガラス基板と封止キャップとで囲まれた封止空間内に収納することも考えられるが、ガラス基板が透明な平板なので、有機EL素子ユニットの位置決めが難しく、しかも、光取り出し効率が低下してしまう。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、光取り出し効率を向上でき、且つ、信頼性を向上できる発光装置を提供することにある。
請求項1の発明は、厚み方向に離間した一対の電極間に発光層を有する有機EL素子および前記有機EL素子の前記各電極それぞれに電気的に接続された配線層が透光性基板の一表面側に形成された有機EL素子ユニットと、有機EL素子ユニットを収納する凹所が一面に形成されるとともに前記配線層に電気的に接続される電路が形成されたパッケージ本体と、前記パッケージ本体の前記一面側で前記凹所を閉塞し周部が前記パッケージ本体に気密的に接合されるパッケージ蓋と、前記パッケージ本体内で前記透光性基板の前記一表面側に配置され前記配線層と前記電路とを電気的に接続する接続部とを備え、前記有機EL素子ユニットは、前記透光性基板の他表面側において前記有機EL素子に重なる領域に設けられ前記有機EL素子から放射された光の前記他表面での反射を抑制する凹凸構造部を有し、前記パッケージ本体は、前記凹所の内面に、少なくとも、前記凹所の内底面と前記有機EL素子ユニットの前記透光性基板との距離を規定する階段面を有する階段部を有し、前記階段面と前記階段面からの立ち上がり面とにより前記有機EL素子ユニットを位置決めする位置決め部を構成しており、前記凹凸構造部の表面と前記凹所の前記内底面との間に空間が存在することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記パッケージ本体は、前記階段部の段数が2段であり、下段の前記階段面と下段の前記階段面からの前記立ち上がり面とにより前記位置決め部を構成し、前記有機EL素子ユニットの前記配線層の表面と前記電路のうち上段の階段面に形成された内部端子の表面とを面一とするように前記立ち上がり面の高さを設定してあり、前記接続部は、前記配線層の前記表面と前記内部端子の表面とに跨って配置されてなることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記パッケージ本体は、前記階段部の段数が1段であり、前記立ち上がり面のうち前記透光性基板よりも前記一面に近い側に、前記一面に近づくにつれて前記凹所の開口面積を徐々に広げるように傾斜した傾斜面を有しており、前記パッケージ蓋は、前記パッケージ本体の側縁を前記傾斜面のうち前記一面に近い部位に沿った斜面としてあり、前記パッケージ本体と前記パッケージ蓋とは、前記パッケージ蓋が前記凹所に嵌入され前記斜面と前記傾斜面とが接合されてなることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3の発明において、前記パッケージ本体の内周面と前記有機EL素子ユニットと前記パッケージ蓋とで囲まれた空間に不活性の液体が封入されてなることを特徴とする。
本発明では、光取り出し効率を向上でき、且つ、信頼性を向上できるという効果がある。
実施形態1の発光装置の概略断面図である。 同上の他の構成例の発光装置の概略断面図である。 実施形態2の発光装置の概略断面図である。 実施形態3の発光装置の概略断面図である。 実施形態4の発光装置を示し、(a)は概略断面図、(b)は一部破断した概略平面図である。
(実施形態1)
以下、本実施形態の発光装置について、図1に基づいて説明する。
発光装置Aは、有機EL素子11および有機EL素子11の陽極12、陰極14それぞれに電気的に接続された配線層15,17が透光性基板10の一表面側に形成された有機EL素子ユニット1を備えている。なお、本実施形態では、陽極12と陰極14とが厚み方向に離間した一対の電極を構成している。
有機EL素子ユニット1は、透光性基板10の上記一表面側に、陽極12および陰極14それぞれに電気的に接続された配線層15,17が形成されている。
また、発光装置Aは、有機EL素子ユニット1が収納された気密なパッケージ2を備えている。パッケージ2は、有機EL素子ユニット1を収納する凹所21が一面に形成され透光性のパッケージ本体20と、パッケージ本体20の上記一面側で凹所21を閉塞し周部がパッケージ本体20に気密的に接合されたパッケージ蓋30とで構成されている。ここにおいて、パッケージ本体20には、有機EL素子ユニット1の各配線層15,17それぞれに電気的に接続される電路25,27が形成されている。
また、発光装置Aは、パッケージ本体20内で透光性基板10の上記一表面側に配置され配線層15,17と電路25,27とを電気的に接続する接続部45,47とを備えている。
上述の有機EL素子ユニット1は、透光性基板10の他表面側において有機EL素子11に重なる領域に設けられ有機EL素子11から放射された光の上記他表面での反射を抑制する凹凸構造部19を有している。
一方、パッケージ本体20は、凹所21の内周面23に、当該凹所21の内底面22と有機EL素子ユニット1の透光性基板10との距離を規定する階段面24aを有する階段部24を有し、階段面24aと階段面24aからの立ち上がり面24bとにより有機EL素子ユニット1を位置決めする位置決め部26を構成している。なお、凹所21の内底面22と内周面23とで、凹所21の内面を構成している。
また、発光装置Aは、凹凸構造部19の表面と凹所21の内底面22との間に空間50が存在する。
以下、各構成要素について詳細に説明する。
有機EL素子ユニット1の透光性基板10としては、無アルカリガラス基板やソーダライムガラス基板などの安価なガラス基板に比べて更に安価であり、且つ、当該ガラス基板よりも屈折率が大きなプラスチックフィルムを用いている。プラスチックフィルムのプラスチック材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリカーボネート(PC)などを採用すればよい。ここにおいて、プラスチック材料は、屈折率、耐熱温度などに応じて適宜選択すればよい。また、透光性基板10は、プラスチックフィルムに限らず、上述の無アルカリガラス基板やソーダライムガラス基板、高屈折率ガラス基板などのガラス基板を用いてもよい。
ただし、透光性基板10としてガラス基板を用いる場合には、透光性基板10の上記一表面の凹凸が有機EL素子11のリーク電流などの発生原因となることがある(有機EL素子11の劣化原因となることがある)。このため、透光性基板10としてガラス基板を用いる場合には、上記一表面の表面粗さが小さくなるように高精度に研磨された素子形成用のガラス基板を用意する必要があり、コストが高くなってしまう。なお、透光性基板10の上記一表面の表面粗さについては、JIS B 0601−2001(ISO 4287−1997)で規定されている算術平均粗さRaを、数nm以下にすることが好ましい。
これに対して、透光性基板10としてプラスチックフィルムなどのプラスチック基板を用いれば、特に高精度な研磨を行わなくても、上記一表面の算術平均粗さRaが数nm以下のものを低コストで得ることができるという利点がある。
また、透光性基板10の平面視形状は、矩形状としてあるが、矩形状に限らず、例えば、円形状、三角形状、五角形状、六角形状などでもよい。
有機EL素子11は、陽極12と陰極14との間に介在する有機EL層13が、陽極12側から順に、ホール輸送層、発光層、電子輸送層、電子注入層を備えている。ここにおいて、有機EL素子11は、陽極12を透光性基板10の上記一表面側に積層してあり、陽極12における透光性基板10側とは反対側で、陰極14が陽極12に対向している。なお、陽極12と陰極14との位置関係は逆でもよい。
本実施形態における有機EL素子ユニット1では、有機EL素子11の陽極12を透明電極により構成するとともに陰極14を発光層からの光を反射する電極により構成してあり、透光性基板10の上記他表面側から光を取り出すようになっている。
上述の有機EL層13の積層構造は、上述の例に限らず、例えば、発光層の単層構造や、ホール輸送層と発光層と電子輸送層との積層構造や、ホール輸送層と発光層との積層構造や、発光層と電子輸送層との積層構造などでもよい。また、陽極とホール輸送層との間にホール注入層を介在させてもよい。また、発光層は、単層構造でも多層構造でもよく、例えば、所望の発光色が白色の場合には、発光層中に赤色、緑色、青色の3種類のドーパント色素をドーピングするようにしてもよいし、青色正孔輸送性発光層と緑色電子輸送性発光層と赤色電子輸送性発光層との積層構造を採用してもよいし、青色電子輸送性発光層と緑色電子輸送性発光層と赤色電子輸送性発光層との積層構造を採用してもよい。
陽極12は、発光層中にホールを注入するための電極であり、仕事関数の大きい金属、合金、電気伝導性化合物、あるいはこれらの混合物からなる電極材料を用いることが好ましく、HOMO(Highest Occupied Molecular Orbital)準位との差が大きくなりすぎないように仕事関数が4eV以上6eV以下のものを用いるのが好ましい。陽極12の電極材料としては、例えば、ITO、酸化スズ、酸化亜鉛、IZO、ヨウ化銅など、PEDOT、ポリアニリンなどの導電性高分子および任意のアクセプタなどでドープした導電性高分子、カーボンナノチューブなどの導電性光透過性材料を挙げることができる。ここにおいて、陽極12は、プラスチックフィルム10の上記一表面側に、スパッタ法、真空蒸着法、塗布法などによって薄膜として形成すればよい。
なお、陽極12のシート抵抗は数百Ω/□以下とすることが好ましく、特に好ましくは100Ω/□以下がよい。ここで、陽極12の膜厚は、陽極12の光透過率、シート抵抗などにより異なるが、500nm以下、好ましくは10nm〜200nmの範囲で設定するのがよい。
また、陰極14は、発光層中に電子を注入するための電極であり、仕事関数の小さい金属、合金、電気伝導性化合物およびこれらの混合物からなる電極材料を用いることが好ましく、LUMO(Lowest Unoccupied Molecular Orbital)準位との差が大きくなりすぎないように仕事関数が1.9eV以上5eV以下のものを用いるのが好ましい。陰極14の電極材料としては、例えば、アルミニウム、銀、マグネシウムなど、およびこれらと他の金属との合金、例えばマグネシウム−銀混合物、マグネシウム−インジウム混合物、アルミニウム−リチウム合金を例として挙げることができる。また、金属の導電材料、金属酸化物など、およびこれらと他の金属との混合物、例えば、酸化アルミニウムからなる極薄膜(ここでは、トンネル注入により電子を流すことが可能な1nm以下の薄膜)とアルミニウムからなる薄膜との積層膜なども使用可能である。また、陰極14側から光を取り出す場合には、例えば、ITO、IZOなどを採用すればよい。
発光層の材料としては、有機EL素子用の材料として知られる任意の材料が使用可能である。例えばアントラセン、ナフタレン、ピレン、テトラセン、コロネン、ペリレン、フタロペリレン、ナフタロペリレン、ジフェニルブタジエン、テトラフェニルブタジエン、クマリン、オキサジアゾール、ビスベンゾキサゾリン、ビススチリル、シクロペンタジエン、キノリン金属錯体、トリス(8−ヒドロキシキノリナート)アルミニウム錯体、トリス(4−メチル−8−キノリナート)アルミニウム錯体、トリス(5−フェニル−8−キノリナート)アルミニウム錯体、アミノキノリン金属錯体、ベンゾキノリン金属錯体、トリ−(p−ターフェニル−4−イル)アミン、1−アリール−2,5−ジ(2−チエニル)ピロール誘導体、ピラン、キナクリドン、ルブレン、ジスチリルベンゼン誘導体、ジスチリルアリーレン誘導体、ジスチリルアミン誘導体および各種蛍光色素など、上述の材料系およびその誘導体を始めとするものが挙げられるが、これらに限定するものではない。また、これらの化合物のうちから選択される発光材料を適宜混合して用いることも好ましい。また、上記化合物に代表される蛍光発光を生じる化合物のみならず、スピン多重項からの発光を示す材料系、例えば燐光発光を生じる燐光発光材料、およびそれらからなる部位を分子内の一部に有する化合物も好適に用いることができる。また、これらの材料からなる発光層は、蒸着法、転写法などの乾式プロセスによって成膜しても良いし、スピンコート法、スプレーコート法、ダイコート法、グラビア印刷法など、湿式プロセスによって成膜するものであってもよい。
上述のホール注入層に用いられる材料は、ホール注入性の有機材料、金属酸化物、いわゆるアクセプタ系の有機材料あるいは無機材料、p−ドープ層などを用いて形成することができる。ホール注入性の有機材料とは、ホール輸送性を有し、また仕事関数が5.0〜6.0eV程度であり、陽極12との強固な密着性を示す材料などがその例であり、例えば、CuPc、スターバーストアミンなどがその例である。また、ホール注入性の金属酸化物とは、例えば、モリブデン、レニウム、タングステン、バナジウム、亜鉛、インジウム、スズ、ガリウム、チタン、アルミニウムのいずれかを含有する金属酸化物である。また、1種の金属のみの酸化物ではなく、例えばインジウムとスズ、インジウムと亜鉛、アルミニウムとガリウム、ガリウムと亜鉛、チタンとニオブなど、上記のいずれかの金属を含有する複数の金属の酸化物であっても良い。また、これらの材料からなるホール注入層は、蒸着法、転写法などの乾式プロセスによって成膜しても良いし、スピンコート法、スプレーコート法、ダイコート法、グラビア印刷法などの湿式プロセスによって成膜するものであってもよい。
また、ホール輸送層に用いる材料は、例えば、ホール輸送性を有する化合物の群から選定することができる。この種の化合物としては、例えば、4,4’−ビス[N−(ナフチル)−N−フェニル−アミノ]ビフェニル(α−NPD)、N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−(1,1’−ビフェニル)−4,4’−ジアミン(TPD)、2−TNATA、4,4’,4”−トリス(N−(3−メチルフェニル)N−フェニルアミノ)トリフェニルアミン(MTDATA)、4,4’−N,N’−ジカルバゾールビフェニル(CBP)、スピロ−NPD、スピロ−TPD、スピロ−TAD、TNBなどを代表例とする、アリールアミン系化合物、カルバゾール基を含むアミン化合物、フルオレン誘導体を含むアミン化合物などを挙げることができるが、一般に知られる任意のホール輸送材料を用いることが可能である。
また、電子輸送層に用いる材料は、電子輸送性を有する化合物の群から選定することができる。この種の化合物としては、Alq等の電子輸送性材料として知られる金属錯体や、フェナントロリン誘導体、ピリジン誘導体、テトラジン誘導体、オキサジアゾール誘導体などのヘテロ環を有する化合物などが挙げられるが、この限りではなく、一般に知られる任意の電子輸送材料を用いることが可能である。
また、電子注入層の材料は、例えば、フッ化リチウムやフッ化マグネシウムなどの金属フッ化物、塩化ナトリウム、塩化マグネシウムなどに代表される金属塩化物などの金属ハロゲン化物や、アルミニウム、コバルト、ジルコニウム、チタン、バナジウム、ニオブ、クロム、タンタル、タングステン、マンガン、モリブデン、ルテニウム、鉄、ニッケル、銅、ガリウム、亜鉛、Siなどの各種金属の酸化物、窒化物、炭化物、酸化窒化物など、例えば、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化鉄、窒化アルミニウム、窒化シリコン、炭化シリコン、酸窒化シリコン、窒化ホウ素などの絶縁物となるものや、SiOやSiOなどをはじめとする珪素化合物、炭素化合物などから任意に選択して用いることができる。これらの材料は、真空蒸着法やスパッタ法などにより形成することで薄膜状に形成することができる。
パッケージ本体20は、透光性材料であるガラスを用いて形成されている。ここで、パッケージ本体20は、当該パッケージ本体20の底部からなる光透過部28を構成する平板状のガラス基板からなる透明基板20aと、当該パッケージ本体20の光透過部28以外の部位を構成する枠状の構造体20bとを接合することで形成してある。したがって、透明基板20aの一表面の一部(中央部)が、パッケージ本体20の凹所21の内底面22を構成しており、構造体20bの内面が、パッケージ本体20の凹所21の内周面23を構成している。
パッケージ本体20の外周形状は矩形状であるが、矩形状に限らず、例えば、六角形状や円形状でもよい。また、凹所21の開口形状は、矩形状としてあるが、矩形状に限らず、有機EL素子ユニット1の外周形状に応じて適宜変更すればよい。
構造体20bとしては、例えば、ガラスの成形品に電路25,27を形成した立体成形回路基板(Molded Interconnect Device)を用いている。この電路25,27を構成する導体パターンは、メタライジング(金属薄膜形成)技術、レーザ加工技術、および、めっき技術を利用して形成してある。なお、めっき技術を利用して形成される電路25,27は、Cu膜とNi膜とAu膜との積層構造を有しており、最表層がAu膜となっているが、電路25,27の材料や積層構造は特に限定するものではない。
ところで、本実施形態におけるパッケージ本体20は、階段部24の段数が2段であり、下段の階段面24aと下段の階段面24aからの立ち上がり面24bとにより有機EL素子ユニット1を位置決めする位置決め部26を構成している。したがって、凹所21の内底面22から下段の階段面24aへの立ち上がり面24bの高さ寸法により、内底面22と透光性基板10との間の距離を規定することが可能となる。なお、階段部24の段数は、2段に限らず、3段以上でもよい。
また、パッケージ本体20は、有機EL素子ユニット1の配線層15,17の表面と電路25,27のうち上段の階段面24aに形成された内部端子25a,27aの表面とを面一とするように、下段の階段面24aからの立ち上がり面24bの高さを設定してある。なお、各階段面24a,24aは、凹所21の内底面22と平行な面としてある。
また、電路25,27は、内部端子25a,27aと、パッケージ本体20の上記一面に形成された外部端子25b,27bと、上段の階段面24aからの立ち上がり面24bに形成され内部端子25a,27aと外部端子25b,27bとを結ぶ配線部25c,27cとで構成されている。
透明基板20aと構造体20bとはガラスフリットにより接合しているが、接合方法はこれに限らず、陽極接合により接合してもよいし、溶融溶接により接合してもよい。また、パッケージ本体20は、透明基板20aと構造体20bとを接合して形成したものに限らず、例えば、1枚のガラス基板にブラスト加工を施すことにより凹所21を形成し、凹所21の内底面22をフッ酸系溶液(例えば、フッ酸、BHFなど)によるエッチングにより平坦化したものに、電路25,27を形成したものでもよい。パッケージ本体20の透光性材料であるガラスとしては、例えば、無アルカリガラス、ソーダライムガラスなどを用いることができるが、これらに限定するものではない。なお、パッケージ本体20の透光性材料は、ガラスに限らず、透光性のセラミックスでもよい。
パッケージ本体20とともにパッケージ2を構成するパッケージ蓋30は、平板状のガラス基板を用いて形成してある。なお、パッケージ蓋30の材料は、ガラスに限らず、セラミックスでもよい。パッケージ本体20の透光性材料とパッケージ蓋30の材料とは、熱膨張係数差が小さいことが好ましく、熱膨張係数が略同じであることがより好ましい。
パッケージ本体20とパッケージ蓋30とは、互いの対向面の周部どうしが厚み方向に重なるように配置され、あらかじめ周部同士の間に介在させたフリットガラスにより気密的に接合してある。要するに、パッケージ本体20とパッケージ蓋30とは、周部どうしが全周に亘って接合されている。
また、パッケージ蓋30の周部には、電路25,27のうちパッケージ本体20の上記一面に形成された外部端子25b,27bそれぞれの一部を露出させる貫通孔35,37を形成してある。ここにおいて、パッケージ蓋30の各貫通孔35,37は、パッケージ本体20から離れるにつれて開口面積が徐々に大きくなるテーパ状に形成されている。パッケージ蓋30の各貫通孔35,37は、サンドブラスト法により形成してあるが、サンドブラスト法に限らず、ドリル加工法やエッチング法などにより形成してもよい。
パッケージ2は、電路25,27の外部端子25b,27bを外部接続電極として利用してもよいし、貫通孔35,37の内側に導電ペースト(例えば、銀ペーストなど)を充填して外部接続電極としてもよいし、電路25,27の外部端子25b,27bの表面と貫通孔35,37の内周面とパッケージ蓋30におけるパッケージ本体20側とは反対側の表面とに跨る貫通配線を金属膜形成技術およびめっき技術を利用して形成して、当該貫通配線を外部接続電極としてもよい。
ところで、上述の有機EL素子11が形成された透光性基板10は、当該透光性基板10の上記他表面の周部が全周に亘ってパッケージ本体20の階段面24aと重なるように配置し、当該周部を階段面24aと接合してある。ここで、透光性基板10としてプラスチックフィルムを用いている場合は、例えば、接着用フィルム、熱硬化型樹脂、紫外線硬化型樹脂、接着剤(例えば、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂など)などを用いて接合すればよい。また、透光性基板10としてガラス基板を用いている場合は、有機EL素子11と透光性基板10の周部とが比較的離れていれば、ガラスフリットにより接合してもよい。
配線層15,17と電路25,27とを電気的に接続する接続部45,47は、配線層15,17の表面と電路25,27の内側端子25a,27aの表面とに跨って配置され両者に固着されて電気的に接続される導電性シール(導電性フィルム)により構成してある。接続部45,47は、導電性シールに限らず、例えば、配線層15,17の表面と電路25,27の内側端子25a,27aの表面とに跨って配置される導電板により構成し、当該導電板を配線層15,17および内側端子25a,27aに対して導電性接着剤などにより接着するようにしてもよい。
パッケージ本体20の内周面23と有機EL素子ユニット1とパッケージ蓋30とで囲まれた空間には、不活性の液体(例えば、シリコーンオイル、パラフィンオイルなど)60が封入されているが、これに限らず、シリコーン、パラフィン、ワックスなどの樹脂や不活性ガスを封入してもよい。ただし、有機EL素子11で発生した熱を効率良く放熱させるという観点からは、窒素ガス、アルゴンガスなどの不活性ガスに比べて、熱伝導率の高い不活性の液体60や樹脂を封入することが好ましい。
本実施形態の発光装置Aは、上述のように透光性基板10の上記他表面側に設けられた凹凸構造部19とパッケージ本体20の凹所21の内底面22との間に空間50が存在している。
ところで、有機EL素子11の発光層および透光性基板10それぞれの屈折率は、光が取り出される空間50に封入されている不活性ガス(例えば、窒素ガス、アルゴンガスなど)の屈折率に比べて大きい。したがって、上述の凹凸構造部19が設けられずに透光性基板10と内底面22との間の空間50の雰囲気が不活性ガス雰囲気となっている場合には、透光性基板10からなる第1の媒質と不活性ガスからなる第2の媒質との界面で全反射が生じ、全反射角以上の角度で当該界面に入射する光は反射される。そして、第1の媒質と第2の媒質との界面で反射された光が有機EL層13または透光性基板10内部において多重反射し、外部に取り出されずに減衰するので、光取り出し効率が低下する。また、第1の媒質と第2の媒質との界面に全反射角未満の角度で入射した光についても、フレネル反射が発生するため、さらに光取り出し効率が低下する。
これに対して、本実施形態では、有機EL素子11を上記一表面側に形成する透光性基板10の上記他表面側に上述の凹凸構造部19を設けてあるので、有機EL素子ユニット1の外部への光取り出し効率を向上させることができる。
上述の凹凸構造部19は、多数の突起19aが透光性基板10の上記一表面に平行な2次元面内で周期的に配列された2次元周期構造を有している。図1に示した例では、突起19aを四角錐状の形状としてあるが、突起19aの形状は、四角錐状以外の錐状(例えば、三角錐状、六角錐状、円錐状など)でもよいし、半球状でもよいし、これら以外の形状でもよい。
また、当該2次元周期構造の周期Pは、発光層で発光する光の波長が300〜800nmの範囲内にある場合、媒質内の波長をλ(真空中の波長を媒質の屈折率で除した値)とすれば、波長λの1/4〜10倍の範囲で適宜設定することが望ましい。
周期Pを例えば5λ〜10λの範囲で設定した場合には、幾何光学的な効果、つまり、入射角が全反射角未満となる表面の広面積化により、光取り出し効率が向上する。また、周期Pを例えばλ〜5λの範囲で設定した場合には、回折光による全反射角以上の光を取り出す作用により、光の取り出し効率が向上する。また、周期Pをλ/4〜λの範囲で設定した場合には、凹凸構造部19付近の有効屈折率が透光性基板10の上記一表面からの距離が大きくなるにつれて徐々に低下することとなり、透光性基板10と空間50との間に、凹凸構造部19の媒質の屈折率と空間50の媒質の屈折率との中間の屈折率を有する薄膜層を介在させるのと同等となり、フレネル反射を低減させることが可能となる。要するに、周期Pをλ/4〜10λの範囲で設定すれば、反射(全反射あるいはフレネル反射)を抑制することができ、光取り出し効率が向上する。ただし、幾何光学的な効果による光取り出し効率の向上を図る際の周期Pの上限としては、1000λまで適用可能である。また、凹凸構造部19は、必ずしも2次元周期構造などの周期構造を有している必要はなく、凹凸のサイズがランダムな凹凸構造や周期性のない凹凸構造でも光取り出し効率の向上を図れる。なお、異なるサイズの凹凸構造が混在する場合(例えば、周期Pが1λの凹凸構造と5λ以上の凹凸構造とが混在する場合)には、その中で最も凹凸構造部19における占有率の大きい凹凸構造の光取り出し効果が支配的になる。また、多数の突起19aの形状についても、複数も種類の形状が混在していてもよい。
凹凸構造部19は、プリズムシート(例えば、株式会社きもと製のライトアップ(登録商標)GM3のような光拡散フィルムなど)により構成してあるが、これに限るものではない。例えば、透光性基板10の上記他表面に凹凸構造部19をインプリント法(ナノインプリント法)により形成してもよいし、透光性基板10を射出成形により形成するようにし、適宜の金型を用いて透光性基板10に凹凸構造部19を直接形成してもよい。
ここで、インプリント法により、凹凸構造部19を形成する方法の一例について簡単に説明する。
まず、透光性基板10の上記他表面上に、凹凸構造部19の基礎となる高屈折率の透明材料(例えば、酸化チタンのナノ粒子を混入させた熱硬化性樹脂)からなる転写層をスピンコート法により形成する。次に、凹凸構造部19の形状に応じてパターン設計した凹凸パターンを形成したモールドを、転写層に押し付けて当該転写層を変形させ硬化させる(例えば、熱硬化させる)ことにより凹凸構造部19を形成し、モールドを凹凸構造部19から離す。ここにおいて、モールドとしては、例えば、周期が2μm、高さが2μmの錐状(例えば、四角錐状、円錐状など)の微細突起が2次元アレイ状にパターニングされたNiモールドを用いればよい。
なお、インプリント法としては、上述のように熱硬化性樹脂を転写層の透明材料として用いる熱インプリント法(熱ナノインプリント法)に限らず、転写層の材料として光硬化性樹脂を用いる光インプリント法(光ナノインプリント法)を採用してもよい。この場合には、粘度の低い光硬化性樹脂層からなる転写層をモールドにより変形させて、その後に紫外線を照射して光硬化性樹脂を硬化させ、モールドを転写層から離すようにすればよい。インプリント法では、モールド用の金型さえ1度作れば、凹凸構造部19を再現性良く形成することができ、低コスト化を図れる。
本実施形態の発光装置Aは、凹凸構造部19の表面(凹凸面)と凹所21の内底面22との間に空間50が存在することが重要である。仮に、凹凸構造部19の表面の全部が、当該凹凸構造部19とパッケージ本体20の底部28との界面であるとすると、パッケージ本体20と外部の空気との屈折率界面が存在するため、当該屈折率界面で再び全反射が生じる。これに対して、有機EL素子11の光を一旦、空間50へ取り出すことができるので、空間50の媒質である不活性ガスとパッケージ本体20との界面、パッケージ本体20と外部の空気との界面で全反射ロスが生じなくなる。
以上説明した本実施形態の発光装置Aでは、有機EL素子ユニット1を収納する凹所21が上記一面に形成されるとともに配線層15,17に電気的に接続される電路25,27が形成された透光性のパッケージ本体20と、パッケージ本体20の上記一面側で凹所21を閉塞し周部がパッケージ本体20に気密的に接合されるパッケージ蓋30と、パッケージ本体20内で透光性基板10の上記一表面側に配置され配線層15,17と電路25,27とを電気的に接続する接続部45,47とを備えている。しかして、外部からの水分や酸素などの侵入を防止して信頼性を高めることが可能となる。その結果、透光性基板10の材料の選択の自由度が高くなり、透光性基板10として高価な高屈折率ガラス基板やバリア層が設けられたプラスチック基板を用いることなく、安価で且つ有機EL層13に屈折率の近いプラスチックフィルムを用いることで有機EL素子ユニット1の光取り出し効率の向上を図れる。ここで、パッケージ本体20およびパッケージ蓋30それぞれをガラスにより形成し、両者をガラスフリットにより気密的に接合すれば、耐湿性および耐候性を高めることができ、長寿命化を図れる。
また、本実施形態の発光装置Aは、パッケージ本体20の凹所21の内周面23が、凹所21の内底面22と有機EL素子ユニット1の透光性基板10との距離を規定する階段面24aを有する階段部24を有し、当該階段面24aと当該階段面24aからの立ち上がり面24bとにより有機EL素子ユニット1を位置決めする位置決め部26を構成しており、凹凸構造部19の表面と凹所21の内底面22との間に空間50が存在している。
しかして、本実施形態の発光装置Aでは、有機EL素子20から放射されパッケージ本体20の透光部28まで到達した光の全反射ロスを低減でき、凹凸構造部19とパッケージ本体20の透光部28との間に空間50が存在しない場合に比べて光取り出し効率の向上を図れ、しかも、透光性基板10とパッケージ本体20の透光部28との距離を所定距離に保つことができ、光学特性の安定化を図れるとともに、凹凸構造部19に傷が付くのを防止することができて、信頼性の向上を図れる。
また、本実施形態の発光装置Aでは、パッケージ本体20の階段部24の段数が2段であり、下段の階段面24aと当該下段の階段面24aからの立ち上がり面24bとにより位置決め部26を構成している。したがって、パッケージ本体20の材料としてガラスなどの透光性材料を採用しながらも組み立て時の有機EL素子ユニット1の位置決めが容易になり、しかも、組み立て後のパッケージ2の厚み方向、パッケージ2の厚み方向に直交する方向への有機EL素子ユニット1への位置ずれを抑制することができる。
また、本実施形態の発光装置Aでは、有機EL素子ユニット1の配線層15,17の表面と電路25,27のうち上段の階段面24aに形成された内側端子25a,27aの表面とを面一とするように立ち上がり面25bの高さを設定してあり、接続部45,47が、配線層15,17の表面と内側端子25a,27aの表面とに跨って配置されている。しかして、配線層15,17の表面と内側端子25a,27aの表面とで、内底面22からの高さ位置が異なる場合に比べて、有機EL素子ユニット1とパッケージ2の電路25,27との電気的な接続が容易になるとともに、接続部45,47が断線しにくくなる。
また、本実施形態の発光装置Aでは、パッケージ本体20の内周面23と有機EL素子ユニット1とパッケージ蓋30とで囲まれた空間に不活性の液体60が封入されているので、有機EL素子11で発生した熱を、液体60を介して効率よく放熱させることが可能となるから、有機EL素子11の温度上昇を抑制することができて長寿命化を図れ、しかも、有機EL素子11へ流す電流を大きくできて高輝度化を図れる。
また、本実施形態の発光装置Aでは、不活性の液体60を封入するにあたって、パッケージ本体20内に有機EL素子ユニット1を収納して位置決め固定した後、液体60をパッケージ本体20に入れて、その後、パッケージ蓋30をパッケージ本体20に接合すればよいから、液体60の中に後から有機EL素子ユニット1を入れるような場合に比べて、液体60を入れる際の液体60の量の管理が容易であり、しかも、パッケージ2の組み立てが容易になる。
ところで、本実施形態の発光装置Aにおいては、パッケージ本体20の光透過部28を光が透過する際にフレネル反射による損失(フレネルロス)が生じるので、パッケージ本体20を透過する際のフレネルロスを低減することが望ましい。フレネルロスを抑制する手段としては、例えば、パッケージ本体20の光透過部28の厚み方向の少なくとも一面に、単層もしくは多層の誘電体膜からなるアンチリフレクションコート(anti-reflection coat:以下、AR膜と略称する)を設けることが考えられる。ここにおいて、AR膜を例えば屈折率nが1.38のMgF膜により構成する場合には、設計波長λを550nmとすれば、AR膜の厚さをλ/4n=550/(4×1.38)=99.6nmとすればよい。同様に、AR膜を例えば屈折率nが1.58のAl膜により構成する場合には、設計波長λを550nmとすれば、AR膜の厚さをλ/4n=550/(4×1.58)=87.0nmとすればよい。また、AR膜は、厚さが99.6nmのMgF膜と厚さが87.0nmのAl膜との積層膜(2層AR膜)としてもよい。なお、誘電体膜の材料は、MgFやAl以外の材料を採用してもよい。
本実施形態の発光装置Aでは、パッケージ本体20の光透過部28の厚み方向の少なくとも一面、好ましくは両面にAR膜を設けることにより、フレネルロスを低減でき、光取り出し効率の向上を図れる。
ところで、図1に示した発光装置Aでは、パッケージ本体20の凹所21の内面の一部を構成する内周面23が、凹所21の内底面22と有機EL素子ユニット1の透光性基板10との距離を規定する階段面24aを有する階段部24を有しているが、階段部24は、パッケージ本体20の凹所21の内面に設けてあればよい。例えば、図2に示すように、階段面24aを有する階段部24を別体として凹所21の内底面22と内周面23との少なくとも一方もしくは両方に接合するようにしてもよい。また、階段部24と内周面23との間に隙間があってもよい。
(実施形態2)
図3に示す本実施形態の発光装置Aの基本構成は実施形態1と略同じであって、パッケージ本体20に形成されている電路25,27の形状などが相違する。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付してある。
本実施形態における電路25,27は、内側端子25a,27aと、上段の階段面24a2とパッケージ本体20の他面との間に貫設された貫通配線25d,27dとで構成されている。貫通配線25d,27dは、例えば、導電性ペースト(銀ペーストなど)により構成してもよいし、めっきなどを利用して形成した金属部により構成してもよい。
したがって、本実施形態の発光装置Aでは、パッケージ本体20の上記他面側から電路25,27への外部からの電線や配線パターンなどの接続が可能となる。なお、パッケージ本体20の上記他面に貫通配線25,25dに電気的に接続された外部接続電極を設けてもよい。
(実施形態3)
図4に示す本実施形態の発光装置Aの基本構成は実施形態1と略同じであって、パッケージ本体20およびパッケージ蓋30の形状が相違している。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態におけるパッケージ本体20は、階段部24の段数が1段であり、第2の立ち上がり面24bのうち透光性基板10よりもパッケージ本体20の上記一面に近い側に、上記一面に近づくにつれて凹所21の開口面積を徐々に広げるように傾斜した傾斜面24b22を有している。
一方、パッケージ蓋30は、パッケージ本体20の上記一面における凹所21の開口形状に合致する外形としてあり、当該パッケージ30の側縁をパッケージ本体20の傾斜面24b22のうち上記一面に近い部位に沿った斜面31としてある。
ここで、パッケージ蓋30とパッケージ本体20とは、パッケージ蓋30が凹所21に嵌入され斜面31と傾斜面24b22とが、ガラスフリットにより接合されている。
しかして、本実施形態の発光装置Aでは、実施形態1に比べて、パッケージ2の薄型化を図れるとともに、パッケージ蓋30とパッケージ本体20とをガラスフリットにより接合する際に、パッケージ蓋30の位置がずれるのを抑制することができる。また、実施形態1に比べて、パッケージ蓋30とパッケージ本体20とを気密的に接合するための封止しろの幅を狭くすることができる。
また、本実施形態では、パッケージ本体20の構造体20bにおける電路25,27がインサート成形技術を利用して形成してあり、内側端子25a,27bが、内周面23から内方へ突出している。したがって、組み立て時に、内側端子25a,27bにより有機EL素子ユニット1の透光性基板10を押えることができる。ただし、この場合、透光性基板10としてプラスチックフィルムのような可撓性を有するものを用い、組み立て時に透光性基板10を撓ませて、透光性基板10の周部を内側端子25a,27aと階段面25aとの間に挿入する必要がある。また、有機EL素子ユニット1の配線層15,17と内側端子25a,27bとは、接触させるだけでも導通可能であるが、導電性ペーストなどからなる接続部(図示せず)により電気的に接続することが、電気的接続および機械的接続の信頼性の点で好ましい。
なお、パッケージ本体20の構造体20bを実施形態1と同様に、ガラスの成形品に電路25,27を形成した立体成形回路基板により構成してもよい。
(実施形態4)
図5に示す本実施形態の発光装置Aの基本構成は実施形態3と略同じであって、透光性基板10の周部に凹凸部10cが形成されており、パッケージ本体20の階段面24a上に、平面視において、透光性基板10の凹凸部10cと互いに入り組む凹凸部20cが形成されている点などが相違する。なお、実施形態3と同様の構成要素には同一の符号を付して説明する。
また、本実施形態の発光装置Aでは、パッケージ本体20の構造体20bを実施形態1と同様に、ガラスの成形品に電路25,27を形成した立体成形回路基板により構成してあり、電路25,27の内側端子25a,27aが、第2の立ち上がり面24bにおいて透光性基板10よりもパッケージ本体20の上記一面側に設けられている。そして、有機EL素子ユニット1の配線層15,17と内側端子25a,27aとを電気的に接続する接続部45,47が、導電性ペースト(例えば、銀ペーストなど)により形成されている。
本実施形態では、実施形態3のように内側端子25a,27aがパッケージ本体20の凹所21の内周面23から内方へ突出している場合に比べて、組み立てが容易になる。
A 発光装置
1 有機EL素子ユニット
10 透光性基板
11 有機EL素子
12 陽極(電極)
13 有機EL層
14 陰極(電極)
15 配線層
17 配線層
19 凹凸構造部
20 パッケージ本体
21 凹所
22 内底面
23 内周面
24 階段部
24a 階段面
24a 階段面
24b 立ち上がり面
24b22 傾斜面
25 電路
25a 内側端子
26 位置決め部
27 電路
27a 内側端子
30 パッケージ蓋
31 斜面
45 接続部
47 接続部
50 空間
60 液体

Claims (4)

  1. 厚み方向に離間した一対の電極間に発光層を有する有機EL素子および前記有機EL素子の前記各電極それぞれに電気的に接続された配線層が透光性基板の一表面側に形成された有機EL素子ユニットと、有機EL素子ユニットを収納する凹所が一面に形成されるとともに前記配線層に電気的に接続される電路が形成されたパッケージ本体と、前記パッケージ本体の前記一面側で前記凹所を閉塞し周部が前記パッケージ本体に気密的に接合されるパッケージ蓋と、前記パッケージ本体内で前記透光性基板の前記一表面側に配置され前記配線層と前記電路とを電気的に接続する接続部とを備え、前記有機EL素子ユニットは、前記透光性基板の他表面側において前記有機EL素子に重なる領域に設けられ前記有機EL素子から放射された光の前記他表面での反射を抑制する凹凸構造部を有し、前記パッケージ本体は、前記凹所の内面に、少なくとも、前記凹所の内底面と前記有機EL素子ユニットの前記透光性基板との距離を規定する階段面を有する階段部を有し、前記階段面と前記階段面からの立ち上がり面とにより前記有機EL素子ユニットを位置決めする位置決め部を構成しており、前記凹凸構造部の表面と前記凹所の前記内底面との間に空間が存在することを特徴とする発光装置。
  2. 前記パッケージ本体は、前記階段部の段数が2段であり、下段の前記階段面と下段の前記階段面からの前記立ち上がり面とにより前記位置決め部を構成し、前記有機EL素子ユニットの前記配線層の表面と前記電路のうち上段の階段面に形成された内部端子の表面とを面一とするように前記立ち上がり面の高さを設定してあり、前記接続部は、前記配線層の前記表面と前記内部端子の表面とに跨って配置されてなることを特徴とする請求項1記載の発光装置。
  3. 前記パッケージ本体は、前記階段部の段数が1段であり、前記立ち上がり面のうち前記透光性基板よりも前記一面に近い側に、前記一面に近づくにつれて前記凹所の開口面積を徐々に広げるように傾斜した傾斜面を有しており、前記パッケージ蓋は、前記パッケージ本体の側縁を前記傾斜面のうち前記一面に近い部位に沿った斜面としてあり、前記パッケージ本体と前記パッケージ蓋とは、前記パッケージ蓋が前記凹所に嵌入され前記斜面と前記傾斜面とが接合されてなることを特徴とする請求項1記載の発光装置。
  4. 前記パッケージ本体の内周面と前記有機EL素子ユニットと前記パッケージ蓋とで囲まれた空間に不活性の液体が封入されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の発光装置。
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