JP2011164899A - 保守装置、保守方法及びプログラム並びに設備管理システム - Google Patents

保守装置、保守方法及びプログラム並びに設備管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】設備管理システムの保守作業の効率化を図ることができる保守装置を提供する。
【解決手段】ユーザ対話部106は、ユーザからの操作を受け付け、電文収集部101は、ユーザの操作に起因した所定のタイミングで、設備管理ネットワーク20上を流れる電文を収集し、格納部103に格納する。電文解析部102は、収集された各電文の内容及び受信時刻に基づいて、各電文を送出するタイミングについて規定した試験データを作成し、格納部103に格納する。電文送出制御部104は、格納部103から読み出した試験データの内容に基づいて、格納部103に格納されている各電文の送出タイミングを制御する。電文送出部105は、電文送出制御部104による上記制御に従って、各電文を設備管理ネットワーク20上に送出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ビル内等に設置される設備管理システムの保守技術に関する。
近年、ビル内に設置された空調機や照明器等の設備機器を総合的に管理・監視して、制御するビル管理システム(設備管理システム)はよく知られている。この種のビル管理システムでは、一般的に、上位ネットワークに接続する中央監視装置が、下位ネットワークに接続する複数の設備機器をゲートウェイ装置を介して制御する。
ビル管理システムを構成する上記の中央監視装置、ゲートウェイ装置、各設備機器は、通常、それぞれ異なるベンダから提供される。各ベンダでは、自己が提供する装置の単体での動作確認テストは十分に行うことは可能であるが、実際にシステムが構築された後の状況を十分に網羅した動作確認テストを行うことは容易でない。
このため、システムが構築され、実際に運用されてから想定外の不具合が発生することも多々あり、その対応、即ち、不具合対策に係る保守作業は、この種のビル管理システムの運営において、重要な位置を占めるといえる。したがって、保守作業の効率向上の要請が高まっているのが実情である。
例えば、この種の保守作業では、実際の運用で問題が発生した場合、その原因等を調査するため、問題発生時の状況を再現する必要がある。そのような場合、例えば、中央監視装置とゲートウェイ装置間でやり取りされる複数の電文の作成が必要となるが、これを作業者(ユーザ)の手作業で行う(例えば、パーソナルコンピュータ等のテキストエディタを使用して作成する。)のは、非常に手間であり、誤りも発生し易い。
これに対し、特許文献1には、試験用電文を作成する際、雛形ファイルを用いることにより、試験用電文の作成にかかる稼動工数を低減することができ、また、正確な試験用電文を作成することができる、という技術が提案されている。
特開2002−163157号公報
しかしながら、上記特許文献1の提案技術では、以下のような問題がある。先ず、初心者ユーザ等では、試験用電文を作成するために雛形ファイルを選定する際、どの雛形ファイルを使えばよいのかわからないことが想定される。雛形ファイルの選定を間違えると、目的とする試験とは異なる試験を行うこととなり、正確な原因を突き止めるといった調査等の目的を達成することができないおそれがある。
また、不具合発生時の状況を忠実に再現できないという問題もある。例えば、ある一定時間内に電文を受信した時だけ不具合が発生するケースもあるし、Aという電文を受信して一定時間経過後にBという電文を受信した時だけ不具合が発生するケース等もある。つまり、問題発生時の状況を忠実に再現するためには、試験用電文の送信タイミングを制御することも重要な要因となる。しかしながら、上記特許文献1には、試験用電文の送信タイミングを制御することについての一切の言及がない。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、設備管理システムの保守作業の効率化を図ることができる保守装置、保守方法及びプログラム並びにその保守装置を備えた設備管理システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る保守装置は、
ユーザからの操作を受け付けるユーザ対話手段と、
ユーザの操作に起因した所定のタイミングで、設備管理ネットワーク上を流れる電文を収集する電文収集手段と、
前記収集された電文を格納する格納手段と、
前記収集された各電文の内容及び受信時刻に基づいて、各電文を送出するタイミングについて規定した試験データを作成する電文解析手段と、
前記試験データの内容に基づいて、前記収集された各電文の送出タイミングを制御する電文送出制御手段と、
該電文送出制御手段による前記制御に従って、前記各電文を前記設備管理ネットワーク上に送出する電文送出手段と、を備える、ことを特徴とする。
また、本発明に係る設備管理システムは、
中央監視装置と、保守装置と、ゲートウェイ装置と、が設備管理ネットワークに接続された設備管理システムであって、
前記保守装置は、
ユーザからの操作を受け付けるユーザ対話手段と、
ユーザの操作に起因した所定のタイミングで、前記中央監視装置と前記ゲートウェイ装置間で送受される電文を収集する電文収集手段と、
前記収集された電文を格納する格納手段と、
前記収集された各電文の内容及び受信時刻に基づいて、各電文を送出するタイミングについて規定した試験データを作成する電文解析手段と、
前記試験データの内容に基づいて、前記収集された各電文の送出タイミングを制御する電文送出制御手段と、
該電文送出制御手段による前記制御に従って、前記各電文を前記中央監視装置又は前記ゲートウェイ装置に送信する電文送出手段と、を備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、設備管理システムにおける保守作業の効率化が図れる。
本発明の一実施形態に係る設備管理システムの全体構成を示す図である。 図1の保守装置の機能構成を示すブロック図である。 試験データの構成例を示す図である。 電文収集処理の手順を示すフローチャートである。 収集電文画面の一例を示す図である。 試験データ作成処理の手順を示すフローチャートである。 試験データ画面の一例を示す図である。 試験実行処理の手順を示すフローチャートである。 他の実施形態における電文収集・試験データ作成処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態に係る設備管理システムについて図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る設備管理システムの全体構成を概略的に示す図である。この設備管理システムは、ビル内に設置される空調機等の設備機器を制御し、管理するシステムであり、図1に示すように、保守装置10と、中央監視装置30と、ゲートウェイ装置40と、設備機器システム60と、から構成される。
保守装置10、中央監視装置30及びゲートウェイ装置40は、例えば、BACnet(Building Automation and Control Networks)等の通信プロトコルに則った上位ネットワーク(設備管理ネットワーク20)に接続する。また、ゲートウェイ装置40及び設備機器システム60は、例えば、LONWORKS(登録商標)等のネットワーク技術で構築された下位ネットワーク(設備機器ネットワーク50)に接続する。
中央監視装置30は、何れも図示しないが、制御装置(CPU、ROM、RAM等から構成される。)、外部記憶装置(例えば、読み書き可能な不揮発性の半導体メモリやハードディスクドライブ等)、入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、キーパッド、タッチパッドやタッチパネル等)、表示デバイス(例えば、CRTや液晶モニタ等)、所定の通信インタフェース等から構成される。中央監視装置30は、ゲートウェイ装置40を介して、設備機器システム60を構成する各設備機器(例えば、空調機や照明器等)を制御する。
ゲートウェイ装置40は、制御装置(CPU、ROM、RAM等から構成される。)、外部記憶装置(例えば、読み書き可能な不揮発性の半導体メモリやハードディスクドライブ等)、所定の通信インタフェース等(何れも図示せず)から構成される。ゲートウェイ装置40は、中央監視装置30から送信された電文を設備機器システム60の各設備機器で処理可能なデータ形式に変換すると共に、各設備機器から送信された電文を中央監視装置30で処理可能なデータ形式に変換する。
保守装置10は、ハードウェア的には、何れも図示しないが、制御装置(CPU、ROM、RAM等から構成される。)、外部記憶装置(例えば、読み書き可能な不揮発性の半導体メモリやハードディスクドライブ等)、入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、キーパッド、タッチパッドやタッチパネル等)、表示デバイス(例えば、CRTや液晶モニタ等)、所定の通信インタフェース等から構成される。保守装置10が実行する各処理(詳細は後述する)は、CPU等がROM又は外部記憶装置に記憶されている所定のプログラムを実行することで実現する。
また、保守装置10は、機能的には、図2に示すように、電文収集部101と、電文解析部102と、格納部103と、電文送出制御部104と、電文送出部105と、ユーザ対話部106と、表示部107と、を備える。
電文収集部101は、ユーザ操作に起因した所定のタイミングで、設備管理ネットワーク20上を流れる電文を取り込んで収集する。電文解析部102は、収集された各電文の内容及び受信した(取り込んだ)時刻に基づいて、各電文の送出タイミングを規定した試験データを作成する。この試験データは、図3に示すように、格納部103における電文の格納位置についての情報と、当該電文の送出タイミングについての情報と、からなるレコードが、電文の送出順に記述されたデータである。電文解析部102は、例えば、各電文について、受信した時刻が時系列的に隣り合う電文とのそれぞれの時間差分を算出することで、各電文の送出タイミングを求めたり、あるいは、どの電文を受信したらどの電文を送出しているかという電文のやり取りの相関を導出することで、各電文の送出タイミングを求める。
格納部103は、電文収集部101によって収集された電文や、電文解析部102によって作成された試験データを格納する。電文送出制御部104は、格納部103に格納されている試験データを読み出し、その内容に基づいて、格納部103に格納されている各電文を規定された送出タイミングで電文送出部105に供給する。電文送出部105は、電文送出制御部104から供給された電文を設備管理ネットワーク20上に送出する。
ユーザ対話部106は、ユーザからの操作入力を受け付ける等のユーザ・インタフェースに関する処理を行う。表示部107は、操作画面や後述する各処理の結果を表示したり、ユーザからの要求に応じて、収集された電文や作成された試験データの内容等を表示する。
図4は、保守装置10が実行する電文収集処理の手順を示すフローチャートである。電文収集処理は、ユーザ操作に起因した所定のタイミングで開始される。ユーザは、様々なタイミングで電文収集処理を開始させることができる。例えば、ユーザ対話部106によって、ユーザによる所定操作が受け付けられたことをトリガとして直ちに開始されてもよいし、ユーザが設定した時刻に開始されるようにしてもよい。あるいは、ユーザが設定した時間が経過した後に開始させることもできるし、指定した電文の受信をトリガとして開始させることもできる。
以上のようにして電文収集処理が開始されると、電文収集部101は、設備管理ネットワーク20上を流れる電文を受信し(ステップS101)、受信した電文を格納部103に保存する(ステップS102)。ここで、一の電文収集処理で受信された電文は、格納部103の同一フォルダ(あるいはディレクトリ。以降、単に「フォルダ」という。)に保存される。フォルダは、予め決められた複数の中から電文収集処理毎に順次選択して決定するようにしてもよいし、電文収集処理毎に所定の名前(例えば、処理開始日時、あるいは任意の重複しない番号やアルファベット等で表される簡易な名前等)で新規作成するようにしてもよい。
一の電文を受信し、格納部103に保存すると、電文収集部101は、当該電文収集処理を終了するための所定の条件(終了条件)が成立しているか否かを判定する(ステップS103)。ここで、ユーザは、様々なタイミングで電文収集処理を終了させることができる。例えば、ユーザ対話部106によって、ユーザによる所定操作が受け付けられたことをトリガとして直ちに終了させてもよいし、ユーザが設定した時刻に終了させるようにしてもよい。あるいは、当該電文収集処理が開始されてから、予めユーザが設定した時間の経過後に終了させることもできるし、指定した電文の受信をトリガとして終了させることもできる。
終了条件が成立していない場合(ステップS103;NO)、電文収集部101は、上述した処理を繰り返し行う(ステップS101、S102)。一方、終了条件が成立している場合(ステップS103;YES)、電文収集部101は、本処理(電文収集処理)を終了する。その際、ユーザ対話部106は、処理が終了した旨や、当該処理で収集した電文が格納されているフォルダの名称等を表示部107に表示させてもよい。
また、収集した電文についての情報は、本処理(電文収集処理)終了後、表示部107を介して表示してもよいし、1つの電文の収集毎に表示してもよい。図5は、表示部107に表示される収集電文画面の一例である。この例では、収集電文は、BACnetプロトコルに準拠している。図5の収集電文画面は、収集した電文の簡略情報を一覧表示する電文一覧表示部と、一覧表示された電文の中から、ユーザが選択した一の電文についての詳細情報を表示する電文詳細表示部と、から構成される。
電文一覧表示部において、「No.」には、本処理の開始後から受信した電文に付与した通し番号が表示され、「分・秒」には、処理開始から受信までの経過時間が表示され、「送信元」及び「送信先」には、電文の送信元及び送信先のローカルアドレスが表示される。また、「タイプ」には、PDU(Protocol Data Unit)のタイプが表示され、「Invoke」には、要求メッセージをユニークに識別するための識別子(Invoke_ID)が表示され、「サービス」には、プロトコルサービスの種別が表示され、「データ」には、データ内容が表示される。
電文詳細表示部には、ユーザが選択した一の電文の詳細情報(電文受信日時や、当該電文に関する詳細な情報等)が表示される。また、電文のエラー(エラーPDU等)を検出した場合、ユーザ対話部106は、電文一覧表示部における当該電文に対応する行について、その背景色を所定の色に変更する等して強調表示する。これにより、ユーザは、直ちにエラーの発生を関知できると共に、その電文の情報を視認することができる。
次に、保守装置10が実行する試験データ作成処理の手順について、図6のフローチャートを参照して説明する。試験データ作成処理は、ユーザ対話部106によって、ユーザによる所定操作が受け付けられることで開始される。先ず、ユーザ対話部106は、ユーザから、試験データの作成対象となる電文群(収集された複数の電文)の指定を受け付ける(ステップS201)。具体的には、ユーザ対話部106は、フォルダ(ユーザが試験データの作成を所望する電文群が格納されている。)名の入力をユーザから受け付ける。
あるいは、表示部107に図5の収集電文画面が表示されている場合等では、一覧表示された電文の中から、ユーザが選択した1又は複数の電文を試験データの作成対象として受け付けてもよい。
ユーザによりフォルダ名が入力されると、ユーザ対話部106は、作成する試験データ名の入力をユーザから受け付ける(ステップS202)。ここで、ユーザは、試験データ名の入力操作を省略することもできる。その場合、所定の名前(例えば、処理開始日時、あるいは任意の重複しない番号やアルファベット等で表される簡易な名前等)が自動的に付与される。
ユーザにより試験データ名(即ち、ファイル名)が入力されると、ユーザ対話部106は、受け付けたフォルダ名と、試験データ名と、を電文解析部102に供給する。電文解析部102は、格納部103の当該フォルダに格納されている各電文から、上述したようにして、試験データ(図3参照)を作成する(ステップS203)。ここで作成する試験データは、ユーザが容易に修正できるようにするため、テキストデータで構成されることが好ましい。このようにすると、ユーザは、テキストエディタ等を使用し、必要に応じて試験データを容易に修正することができる。したがって、ユーザにとって幅広い試験を実行することが可能になり、結果として、充実した試験ができ、製品の品質向上に繋がる。
電文解析部102は、作成した試験データをユーザから受け付けたファイル名で格納部103に保存する。その際、電文解析部102は、処理が終了した旨や作成した試験データの内容等を表示部107に表示させてもよい。以上で、試験データ作成処理は終了する。
図7は、作成した試験データの内容を表示部107に表示する場合の画面(試験データ画面)例である。ユーザ対話部106は、ユーザが当該試験データによる試験内容を容易に理解できるようにするため、図3の試験データの内容から試験データ画面用のデータを作成する。なお、試験データ作成処理において作成する試験データを、図3に示す形式ではなく、予め、図7の試験データ画面で示される内容に従った形式で作成してもよい。
図7の試験データ画面は、試験手順を一覧表示する試験手順一覧表示部と、一覧表示された手順の中から、ユーザが選択した一の手順についての詳細情報を表示する試験手順詳細表示部と、から構成される。試験手順一覧表示部において、「コマンド」は、電文の送信、指定時間待機、指定電文の受信待ち、繰り返し実行等、各手順における保守装置10の実行内容が表示される。また、「相手先」には、電文の送信先又は指定電文の送信元のローカルアドレスが表示され、「タイプ」には、PDUのタイプが表示され、「サービス」には、プロトコルサービスの種別が表示され、「データ」には、データ内容等が表示される。試験手順詳細表示部には、ユーザが選択した一の手順の詳細情報が表示される。
続いて、保守装置10が実行する試験実行処理の手順について、図8のフローチャートを参照して説明する。試験実行処理は、ユーザ対話部106によって、ユーザによる所定操作が受け付けられることで開始される。先ず、ユーザ対話部106は、ユーザから、試験実行の対象となる試験データの指定を受け付ける(ステップS301)。具体的には、ユーザ対話部106は、所望の試験データを示すファイル名の入力をユーザから受け付ける。ユーザ対話部106は、受け付けたファイル名(例えば、フルパス名)を電文送出制御部104に供給する。
電文送出制御部104は、試験対象となる試験データを格納部103から読み出す(ステップS302)。そして、電文送出制御部104は、読み出した試験データの先頭レコードから順番に、その記述内容に従って、格納部103に保存されている電文を規定された送出タイミングで電文送出部105に送信させる(ステップS303)。
一の電文の送信が終了すると、電文送出制御部104は、当該試験データの全レコードついての処理が終了したか否かを判定する(ステップS304)。全レコード分の処理が終了していない場合(ステップS304;NO)、電文送出制御部104は、上述した処理を繰り返し行う(ステップS303)。一方、全レコード分の処理が終了した場合(ステップS304;YES)、電文送出制御部104は、本処理(試験実行処理)を終了する。その際、ユーザ対話部106は、処理が終了した旨等を表示部107に表示させてもよい。
なお、以上の試験実行処理では、当該試験データに係る全ての手順が実行されていたが、一部の手順のみを実行させることも可能である。例えば、表示部107に図7の試験データ画面が表示されている場合等では、ユーザが選択した1又は複数の手順を実行するようにしてもよいし、ユーザが選択した手順以降の手順を全て実行するようにしてもよい。あるいは、ユーザが選択した1又は複数の手順を繰り返し実行するようにしてもよい。
また、試験実行中、受信した電文についての情報を図5に示した収集電文画面と同様の態様で表示部107に表示してもよい。このようにすると、ユーザは試験実行の様子を逐次把握できるので便利である。その際、電文エラーの検出時に上述した強調表示を行うと、ユーザは、試験実行中に発生したエラーを直ちに確認することができる。したがって、どのタイミングで異常が発生したかが把握しやすくなり、効率的な原因調査の手助けになる。
以上説明したように、本実施形態の設備管理システムでは、保守装置10が、実際に設備管理ネットワーク20上を流れた電文を適宜収集し、その収集した電文に基づいて、試験データを作成するため、問題発生時における設備管理ネットワーク20上の状況を容易且つ忠実に再現することができる。したがって、原因調査の作業効率の向上や、修正後の確認試験の作業効率の向上が図れる。
また、電文収集処理において、ユーザは、その開始タイミングと終了タイミングを任意に設定することができる。したがって、ユーザの所望するタイミングでの電文の収集を容易に行うことができる。また、自動で収集処理を開始させ、終了させることができるため、ユーザは現地(即ち、保守装置10の設置場所)に張り付く必要がなく、非常に効率的である。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の変更は勿論可能である。
例えば、電文収集処理の際、電文収集部101に、予めユーザが設定した収集に関する条件(フィルタリング条件)に合致する電文だけを抽出して収集させることも可能である。この場合のフィルタリング条件として、例えば、電文のプロトコル種類、電文の宛先情報、電文の送信元情報、電文の受信データ長等が挙げられる。このように、ユーザが設定したフィルタリング条件に合致する電文だけを抽出して収集することにより、ユーザにとって、より注目すべき電文に絞って収集することができる。その結果、ユーザが目的の電文を検索する際の効率性が向上すると共に、格納部103に保存する電文群のサイズ削減が可能になる。
また、試験データには、図3に示すような電文の格納位置ではなく、電文そのものが含まれるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、電文収集処理と試験データ作成処理をそれぞれ別処理として説明したが、電文収集と試験データの作成を一処理(電文収集・試験データ作成処理)で行うようにしてもよい。以下、この場合の例を図9のフローチャートを参照して説明する。
この電文収集・試験データ作成処理も上記実施形態の電文収集処理と同様、ユーザ操作に起因した所定のタイミングで開始される。即ち、ユーザ対話部106によって、ユーザの所定操作が受け付けられたことをトリガとして直ちに開始されたり、ユーザが設定した時刻に開始されたり、ユーザが設定した時間の経過後に開始させたり、あるいは、指定した電文の受信をトリガとして開始させたり等することが可能である。
電文収集処理が開始されると、電文収集部101は、設備管理ネットワーク20上を流れる電文を受信し(ステップS401)、受信した電文を格納部103に保存する(ステップS402)。一の電文の保存が完了すると、電文収集部101は、電文の収集を終了するための終了条件が成立しているか否かを判定する(ステップS403)。ここでも、上記実施形態の電文収集処理と同様、ユーザは、様々なタイミングで電文の収集を終了させることができる。
即ち、ユーザ対話部106によって、ユーザによる所定操作が受け付けられたことをトリガとして直ちに終了させることもできるし、ユーザが設定した時刻に終了させることもできる。また、当該処理が開始されてから、予めユーザが設定した時間の経過後に終了させることもできるし、指定した電文の受信をトリガとして終了させることもできる。
終了条件が成立していない場合(ステップS403;NO)、電文収集部101は、上述した処理を繰り返し行う(ステップS401、S402)。一方、終了条件が成立している場合(ステップS403;YES)、電文解析部102は、電文収集部101が収集し、格納部103に格納した各電文から、上記実施形態と同様にして、試験データ(図3参照)を作成する(ステップS404)。電文解析部102は、作成した試験データを格納部103に保存する。
この場合の試験データの名称(ファイル名)は、当該電文収集・試験データ作成処理の開始後に、ユーザからの名称入力を受け付け、その受け付けた名称を付与してもよいし、あるいは、所定の名前(例えば、処理開始日時、あるいは任意の重複しない番号やアルファベット等で表される簡易な名前等)を自動的に付与しても構わない。以上のように、一の処理で電文収集から試験データの作成までを行うことができる。
また、上記実施形態の保守装置10が実行したプログラムを、既存のパーソナルコンピュータ(PC)等に適用することで、当該PCを本発明に係る保守装置として機能させることも可能である。
このようなプログラムの配布方法は任意であり、例えば、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto Optical Disk)、メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布してもよいし、インターネットなどの通信ネットワークを介して配布してもよい。
本発明は、ビル内に設置される設備管理システムに好適に採用され得る。
10 保守装置
101 電文収集部
102 電文解析部
103 格納部
104 電文送出制御部
105 電文送出部
106 ユーザ対話部
107 表示部
20 設備管理ネットワーク
30 中央監視装置
40 ゲートウェイ装置
50 設備機器ネットワーク
60 設備機器システム

Claims (6)

  1. ユーザからの操作を受け付けるユーザ対話手段と、
    ユーザの操作に起因した所定のタイミングで、設備管理ネットワーク上を流れる電文を収集する電文収集手段と、
    前記収集された電文を格納する格納手段と、
    前記収集された各電文の内容及び受信時刻に基づいて、各電文を送出するタイミングについて規定した試験データを作成する電文解析手段と、
    前記試験データの内容に基づいて、前記収集された各電文の送出タイミングを制御する電文送出制御手段と、
    該電文送出制御手段による前記制御に従って、前記各電文を前記設備管理ネットワーク上に送出する電文送出手段と、を備える、
    ことを特徴とする保守装置。
  2. 前記電文収集手段は、ユーザによる所定操作の直後、ユーザが設定した時刻、ユーザが設定した時間の経過後、及び前記電文収集手段によりユーザが指定した電文が受信されたとき、の少なくとも何れかのタイミングで、前記電文の収集を開始し、又は収集を終了する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の保守装置。
  3. 前記電文収集手段は、ユーザが予め設定したフィルタリング条件に基づいて、収集する電文の選択を行う、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の保守装置。
  4. ユーザの操作に起因した所定のタイミングで、設備管理ネットワーク上を流れる電文を収集する電文収集ステップと、
    前記収集された各電文の内容及び受信時刻に基づいて、各電文を送出するタイミングについて規定した試験データを作成する電文解析ステップと、
    前記試験データの内容に基づいて、前記収集された各電文の送出タイミングを制御する電文送出制御ステップと、
    該電文送出制御ステップでの前記制御に従って、前記各電文を前記設備管理ネットワーク上に送出する電文送出ステップと、を有する、
    ことを特徴とする保守方法。
  5. コンピュータに、
    ユーザの操作に起因した所定のタイミングで、設備管理ネットワーク上を流れる電文を収集する電文収集ステップと、
    前記収集された各電文の内容及び受信時刻に基づいて、各電文を送出するタイミングについて規定した試験データを作成する電文解析ステップと、
    前記試験データの内容に基づいて、前記収集された各電文の送出タイミングを制御する電文送出制御ステップと、
    該電文送出制御ステップでの前記制御に従って、前記各電文を前記設備管理ネットワーク上に送出する電文送出ステップと、を実行させる、
    ことを特徴とするプログラム。
  6. 中央監視装置と、保守装置と、ゲートウェイ装置と、が設備管理ネットワークに接続された設備管理システムであって、
    前記保守装置は、
    ユーザからの操作を受け付けるユーザ対話手段と、
    ユーザの操作に起因した所定のタイミングで、前記中央監視装置と前記ゲートウェイ装置間で送受される電文を収集する電文収集手段と、
    前記収集された電文を格納する格納手段と、
    前記収集された各電文の内容及び受信時刻に基づいて、各電文を送出するタイミングについて規定した試験データを作成する電文解析手段と、
    前記試験データの内容に基づいて、前記収集された各電文の送出タイミングを制御する電文送出制御手段と、
    該電文送出制御手段による前記制御に従って、前記各電文を前記中央監視装置又は前記ゲートウェイ装置に送信する電文送出手段と、を備える、
    ことを特徴とする設備管理システム。
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