JP2011164413A - ぶれ補正評価方法、ぶれ補正評価装置およびぶれ補正評価プログラム - Google Patents

ぶれ補正評価方法、ぶれ補正評価装置およびぶれ補正評価プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】撮像装置のぶれ補正機能の効果を容易に評価する。
【解決手段】
ぶれ補正評価装置1は、撮像装置2に固定されたレーザポインタ5(光源)から撮像装置2が撮影する評価用被写体4(被写体)に対して照射されるスポット光5Aと評価用被写体4に固定されたLED6(目印)とを含む領域を、撮像装置2に所定の振動を与えた状態で撮影し、この撮影された画像におけるスポット光5Aの位置のぶれおよびLED6の位置のぶれに基づいて撮像装置2のぶれ補正機能の効果を評価する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ぶれ補正評価方法、ぶれ補正評価装置およびぶれ補正評価プログラムに関する。
従来、カメラなどの撮像装置で撮影した際には、画像には時々劣化が生ずることが知られている。画像劣化の要因としては撮影時の手ぶれ、光学系の各種の収差、レンズの歪みなどがある。このうち、撮影時の手ぶれを補正する機能(以下、単に「手ぶれ補正機能」という)の効果を評価する方法には、たとえば特許文献1に示すような評価方法が知られている。
特許文献1に記載される手ぶれ補正機能の効果を評価する方法では、手ぶれ補正機能がOFFの状態で、かつ、撮像装置に振動を与えた状態で被写体を撮影した場合の画像と、手ぶれ補正機能がONの状態で、かつ、上記の撮影時と同一の振動を撮像装置に与えた状態で被写体を撮影した場合の画像とを比較することで当該撮像装置における手ぶれ補正機能の効果を評価している。
特開2009−211023号公報(要約など)
しかしながら、特許文献1に記載の評価方法においては、手ぶれ補正機能がOFFの状態の画像と手ぶれ補正機能がONの状態の画像をそれぞれ取得するために振動状態において手ぶれ補正機能がOFFの状態と、ONの状態の2種類の撮影が必要である。さらに、特許文献1に記載の評価方法においては、2種類の撮影時に同一の振動を撮像装置に対して与える振動機構を備えた振動制御装置がなければ撮像装置の手ぶれ補正機能の効果を正確に測定して評価することができない。
本発明の目的は、上述の課題を解決するものであって、撮像装置の手ぶれなどのぶれ補正機能の効果を容易に評価できるぶれ補正評価方法、ぶれ補正評価装置およびぶれ補正評価プログラムを提供することにある。
上述した目的を達成するため、本発明の一側面である評価方法は、ぶれ補正機能を有する撮像装置で撮影された画像を取り込む画像取り込み手段と、取り込んだ画像から当該撮像装置のぶれ補正機能の効果を評価する評価手段と、を有するぶれ補正評価装置に用いられるぶれ補正評価方法であって、撮像装置に所定の振動が与えられた状態において、撮像装置に固定された光源から撮像装置が撮影する被写体に対して照射されるスポット光と被写体に固定された目印とを含む領域を撮影するステップと、画像取り込み手段が、撮影された画像を装置内に取り込むステップと、評価手段が、取り込んだ画像におけるスポット光の位置のぶれおよび目印の位置のぶれに基づいて撮像装置のぶれ補正機能の効果を評価するステップと、を有するものである。
撮像装置に固定された光源から発せられた光によるスポット光の位置は、撮像装置と同じ振動によるぶれに応じてずれるため、撮像範囲の中においては常に同一の位置に存在することになる。一方、被写体に固定された目印の位置は、振動による撮像装置のぶれの影響により撮像範囲の中においてはその振動によるぶれに応じて移動することになる。ここで、ぶれ補正機能が働いていない状態、すなわちOFFの状態で撮影された画像では、スポット光には振動によるぶれの影響は生じないが、目印には振動によるぶれの影響が生じることになる。しかしながら、撮像装置のぶれ補正機能が働いている状態、すなわちONの状態では、このぶれの影響は全ての画素に対して一様に生じるものであるために、この目印の位置にぶれが適切に補正され、ぶれの影響はなくなるが、スポット光の位置は逆にぶれを補正した影響が生ずることになる。その結果、振動により生じたぶれの補正程度についてはスポット光の位置のずれの状態と目印の位置のぶれ状態により検出が可能となる。つまり、このような評価方法によれば、従来の評価方法のように振動状態においてぶれ補正機能がOFFの状態の画像と振動状態においてぶれ補正機能がONの状態の画像を取得するために2種類の撮影をする必要がなく、振動状態において撮影され、ぶれ補正機能がONのときの画像から撮像装置の手ぶれ補正機能の効果を容易に評価することができる。また、1種類の撮影で済むため、従来の方法のように同一の振動を振動発生装置により発生させる必要がなくなる。
また、上述の評価するステップでは、撮影された画像においてスポット光の位置にぶれがなく、かつ目印の位置にぶれがある場合には、撮像装置のぶれ補正機能の効果が全くないと評価することが好ましい。
このような評価方法によれば、画像における目印の位置にぶれがあることから、撮像装置は確かに振動していることがわかると共に、この状態においてスポット光の位置にぶれがないということは、撮影された画像に対して何らぶれ補正機能が働いていないことも容易にわかる。
また、上述の評価するステップでは、撮影された画像においてスポット光の位置にぶれがあり、かつ目印の位置にぶれがない場合には、撮像装置のぶれ補正機能の効果が100%働いていると評価することが好ましい。
このような評価方法によれば、スポット光の位置にぶれがあり、目印の位置にぶれがないということは、この撮像装置のぶれ補正機能によって適切な手ぶれ補正がなされていることが容易にわかる。
また、上述の評価するステップでは、撮影された画像においてスポット光の位置にぶれがあり、かつ目印の位置のぶれもある場合には、撮像装置のぶれ補正機能は、スポット光の位置のぶれの大きさと目印の位置のぶれの大きさとから撮像装置のぶれ補正機能の効果の割合を算出することが好ましい。
このような評価方法によれば、スポット光の位置のぶれの大きさと目印の位置のぶれの大きさとから撮像装置のぶれ補正機能の補正効果がどれくらいあるかが容易にわかる。
また、上述のスポット光および目印はそれぞれ複数ある、またはどちらか一方が複数あることが好ましい。
このような評価方法によれば、複数のスポット光および/または目印それぞれの位置においてぶれの影響を検出することが可能となり、複数の位置のぶれを平均化することによって撮像装置のぶれ補正機能の効果をより一層正しく評価することが可能になる。
また、上述の目印は、被写体に固定されたLEDであり、光源から照射されるスポット光およびLEDの色または明るさは、撮像装置の撮影露光中に同一のタイミングで変調することが好ましい。
このような評価方法によれば、撮影露光中にスポット光およびLEDの色または明るさが同一のタイミングで変調するため、それらの位置のずれによる軌跡に色または明るさの変化が反映される。そのため、撮像装置の露光中のぶれ方をより正確に測定することが可能になる。
また、本発明の一側面であるぶれ補正評価装置は、撮像装置に固定された光源から撮像装置が撮影する被写体に対して照射されるスポット光と被写体に固定された目印とを含む領域を撮像装置に所定の振動が与えられた状態で撮影された画像を取り込む画像取り込み手段と、画像取り込み手段により取り込んだ画像におけるスポット光の位置のぶれおよび目印の位置のぶれに基づいて撮像装置の手ぶれ補正機能の効果を評価する評価手段とを有するものである。
このようなぶれ補正評価装置によれば、振動状態におけるぶれ補正機能がOFFの状態の画像と振動状態におけるぶれ補正機能がONの状態の画像をそれぞれ取得する必要がない。また、上述したぶれ補正機能の評価方法と同様の方法を採用しているために、補正機能がONの状態のときの撮影により生成された画像から撮像装置のぶれ補正機能の効果を容易に評価することができるぶれ補正評価装置を提供することができる。
また、本発明の一側面である評価プログラムは、コンピュータを、撮像装置に固定された光源から撮像装置が撮影する被写体に対して照射されるスポット光と被写体に固定された目印とを含む領域を撮像装置に所定の振動が与えられた状態で撮影された画像を取り込む画像取り込み手段と、画像取り込み手段により取り込んだ画像におけるスポット光の位置のぶれおよび目印の位置のぶれに基づいて撮像装置のぶれ補正機能の効果を評価する評価手段、として機能させるためのものである。
このような評価プログラムによれば、振動状態におけるぶれ補正機能がOFFの状態の画像と振動状態におけるぶれ補正機能がONの状態の画像をそれぞれ取得する必要がない。また、上述したぶれ補正機能の評価方法と同様の方法を採用しているために、補正機能がONの状態のときの撮影により生成された画像から撮像装置の手ぶれ補正機能の効果を容易に評価することができる評価プログラムを提供することができる。
本発明によれば、撮像装置の手ぶれなどのぶれ補正機能の効果を容易に評価できるぶれ補正評価方法、ぶれ補正評価装置およびぶれ補正評価プログラムを提供することができる。
本発明の実施形態に係るぶれ補正評価装置の概要を説明するための図である。 図1に示すぶれ補正評価装置の本発明に関係する主要構成を示すブロック図である。 図1に示すぶれ補正評価装置で評価される撮像装置の構成を示すブロック図である。 図1に示すぶれ補正評価装置が実行する評価処理を示すフローチャートである。 図1に示す評価される撮像装置から送信されてきた評価用画像データの一例を示す図である。 図1に示す評価される撮像装置から送信されてきた評価用画像データの一例を示す図である。 図1に示す評価される撮像装置から送信されてきた評価用画像データの一例を示す図である。
本発明のぶれ補正評価方法、ぶれ補正評価装置およびぶれ補正評価プログラムの実施形態について図面を参照しながら説明する。また、ぶれ補正評価方法については、ぶれ補正評価装置の動作説明と併せて説明する。なお、以下の説明において前方とは、撮像装置本体からみて被写体側をいうものとする。後方とは、撮像装置本体からみて被写体側とは反対側、すなわち、撮像素子側をいうものとする。上側とは、評価用被写体の長辺方向を水平方向に設置した際の鉛直上向きをいうものとする。また、下側とは、上側と反対方向をいい、図面においては下側をいうものとする。また各部において、前方、後方、上側、下側の各面をそれぞれ前面、後面、上面、下面というものとする。また、撮像装置本体から上方への方向をX方向といい、撮像装置本体から前方への方向をZ方向といい、X方向およびZ方向に直交する方向をY方向というものとする。
図1は、本発明の実施形態の概要を示す図である。図1には、手ぶれ補正機能の効果を評価するぶれ補正評価装置1と、評価対象となる撮像装置2と、当該撮像装置2に所定の振動を与えられる振動機構を有する振動発生装置3と、評価用被写体4とを示している。
ぶれ補正評価装置1は、手ぶれ補正機能を有する撮像装置2における手ぶれ補正機能の効果を評価するための情報処理装置であり、撮像装置2と有線7により通信可能とされている。なお、撮像装置2との通信方法は有線7による通信方法を採用しているが、無線による通信方法を採用してもよい。
撮像装置2は、手ぶれ補正機能を有する民生用のカメラであり、当該撮像装置2の撮影方向にレーザ光を発して、評価用被写体4にスポット光5Aを照射するレーザポインタ5が上面に固定されている。このレーザポインタ5は、振動台31に固定してもよい。なお、本実施形態における撮像装置2は、手ぶれ補正機能を有する民生用のカメラとしているが、その他にも監視用カメラ、テレビ用カメラ、動画を撮影するハンディタイプのビデオカメラ、内視鏡カメラ、など他の用途のカメラ、NMR撮影などの画像診断装置など、民生用のカメラ以外であっても手ぶれ補正機能を有する機器であれば本発明を適用することができる。
振動発生装置3は、評価対象となる撮像装置2を固定するための振動台31を有すると共に、詳細を後述するXモータ31、Yモータ32、Zモータ33をそれぞれ制御して所望の振動を当該撮像装置2に対して与える装置である。なお、振動発生装置3は、単一の方向や複数の方向のみ(たとえば、図1に示すX軸方向およびY軸方向のみなど)の振動を固定された撮像装置2に与えるものでもよい。
評価用被写体4は、振動発生装置3に固定された撮像装置2の前方に対向して設置されると共に、その対向面には当該評価用被写体4の目印となるLED6が所定の領域に埋め込まれている。なお、評価用被写体4の目印としては、LED6以外にも、シンボルとなるものであれば点やシール、図形や模様などであってもよい。
図2は、図1に示すぶれ補正評価装置1の構成を示すブロック図である。図2に示すように、ぶれ補正評価装置1は、撮像装置2により評価用被写体4を撮影した評価用画像データ4Aを装置内に取り込むための通信部11と、ぶれ補正評価装置1の全体を制御する制御部12と、通信部11を介して取り込まれた評価用画像データ4Aから撮像装置2の手ぶれ補正機能の効果を評価する評価部13と、通信部11を介して取り込まれた評価用画像データ4Aと、評価部13により評価された評価データ4Bおよびぶれ補正評価プログラム4Cとが記録される記録部14と、モニタなどの表示部15とを有している。なお、本実施形態ではぶれ補正評価装置1は、パーソナルコンピュータとしているが、上記の機能を有する携帯端末としてもよい。
通信部11は、撮像装置2から評価用被写体4を撮影した評価用画像データ4Aを受信するための通信インタフェースであり、たとえば、USB(Universal Sirial Bus)コネクタなどで構成される。
制御部12は、ぶれ補正評価装置1内の各部を制御するものであり、たとえばCPU(Central Processing Unit)などにより構成される。
評価部13は、制御部12が評価用プログラム4Cを記録部14の一部であるRAMなどの一時作業記憶領域に読み出して実行することにより実現され、撮像装置2から送信されてきた評価用画像データ4Aから当該撮像装置2の手ぶれ補正機能の効果を評価するものである。具体的には、評価部13は、公知の手ぶれ振動波形生成方法や手ぶれ振動波形生成装置(たとえば、特開2009−222416号公報に開示されている手ぶれ振動波形生成方法、手ぶれ振動波形生成装置など)によって振動台31に発生させる振動波形の生成または取得を行う。また、評価部13は、手ぶれ振動波形の中のどのタイミングでレリーズボタンの押し下げを行うかのタイミング(以下、このタイミングを「レリーズタイミング」という)の生成を行う。なお、上述の手ぶれ振動波形およびレリーズタイミングを示すデータは、記録部14に予め記録されている、または当該データを有する外部サーバなどから受信し、それらを取得するように構成してもよい。そして、評価部13は、手ぶれ振動波形およびレリーズタイミングを、加振/レリーズ指令として後述する振動発生装置3の振動制御部36に送信する。さらに、評価部13は、撮像装置2が撮影して生成された評価用画像データ4Aを撮像装置2から受信し、当該撮像装置2の手ぶれ補正機能の評価処理を行う。なお、評価部13が実行する評価処理の詳細などについては後述する。
記録部14は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、またはHDD(Hard Disk Drive)などの1つまたは複数により構成されている。なお、記録部14は、ROM、RAM、またはHDDなどの1つまたは複数により構成されているが、これらに加えて、またはこれらの代わりにフラッシュメモリやDVDなどを使用する光記録手段などを採用しても良い。
表示部15は、ぶれ補正評価装置1で取り込んだ評価用画像データ4Aを表示する、または当該評価用画像データ4Aから判別された評価データ4Bを表示させるモニタである。
図3は、撮像装置2の構成を示すブロック図である。撮像装置2は、評価用被写体4などを撮影する撮影部21と、シャッターの制御など撮影に関する制御を行うと共に、ぶれ状態に合わせレンズ等または撮像素子の一方または両方を駆動する制御系部22と、撮影部21で撮影された画像、すなわち所定の手ぶれ補正処理を施して生成した評価用画像データ4Aを記録する記録部24と、当該記録部24に記録された評価用画像データ4Aをぶれ補正評価装置1に送信するための通信部25と、角速度センサ等からなり、画像劣化など変化の要因となる変化要因情報を検知する検出部26と、モニタなどの表示部27とを有している。
撮影部21は、レンズを有する撮影光学系やレンズを通過した光を電気信号に変換するCCDやC−MOSなどの撮影素子を備える部分である。
制御系部22は、撮影部21,記録部24,通信部25,検出部26,および表示部27など、装置内の各部を制御するものである。また、制御系部22は、手ぶれが発生したときには、その手ぶれの検出結果、すなわち検出部26による検出結果に基づいてレンズ等の光軸方向または撮像素子の位置の一方、または両方を駆動し、手ぶれを補正する制御を行う。
記録部24は、半導体メモリで構成されている。なお、記録部24は、半導体メモリで構成されているが、HDDなどの磁気記録手段や、DVDなどを使用する光記録手段などを採用しても良い。
通信部25は、撮影された評価用画像データ4Aをぶれ補正評価装置1へ送信するための通信インタフェースであり、たとえば、USBコネクタなどで構成される。
検出部26は、たとえば撮像装置2の光軸であるZ軸に対して垂直方向となるX軸、Y軸の回りの速度を検出する2つの角速度センサを備え、所定の振動の周波数(たとえば、0Hzを超え120Hzの範囲など)を検出するものである。
表示部27は、撮影部21で撮影した画像、すなわち所定の手ぶれ補正処理に基づいて撮影された評価用画像データ4Aを表示させるモニタである。
続いて、図1に戻り、振動発生装置3について説明する。図1に示すように振動発生装置3は、評価対象となる撮像装置2に対して振動を加える装置である。振動発生装置3は振動台31と、Xモータ32と、Yモータ33と、Zモータ34と、レリーズボタン押下部35と、振動制御部36とを有している。
振動台31は、評価対象である撮像装置2を固定可能である。Xモータ32は、振動台31にX方向を回転軸とした回転方向(以下、当該回転方向を「ヨー方向」ともいう。)の振動を与えるモータである。Yモータ33は、振動台31にY方向を回転軸とした回転方向(以下、当該回転方向を「ピッチ方向」ともいう。)の振動を与えるモータである。Zモータ34は、振動台31にZ方向を回転軸とした回転方向(以下、当該回転方向を「ロール方向」ともいう。)の振動を与えるモータである。
Xモータ32,Yモータ33およびZモータ34は、振動制御部36からの制御信号により、それぞれ正転、逆転動作を行い、Xモータ32,Yモータ33およびZモータ34それぞれから振動台31に対して、ヨー方向、ピッチ方向、ロール方向の振動が与えられる。そして、振動台31は、撮像装置2にヨー方向、ピッチ方向、ロール方向の振動を与える。なお、振動の回転軸は必ずしも3軸必要なわけではなく、評価の内容に応じて任意の軸についてのみ振動させても良い。
レリーズボタン押下部35は、撮像装置2の有するレリーズボタンを機械的に押し下げる機構を有する。本実施形態においては、レリーズボタンを機械的に押し下げる機構はソレノイド機構にて構成される。このソレノイド機構のプランジャの動作により、レリーズボタン押下を実現する。レリーズボタンを押し下げられた撮像装置2は、撮影動作を行う。なお、撮像装置2に撮影動作を行わせるために、レリーズボタンの押し下げによって発生する電気信号を直接撮像装置2に送る方法、または、機械的なレリーズボタンの押し下げに伴う振動を撮像装置2に直接加えるような方法を採用してもよい。レリーズは、セルフタイマーでも良いし、リモコンでも良い。
振動制御部36は、Xモータ32、Yモータ33およびZモータ34が振動台31に対して与える、ヨー方向、ピッチ方向、ロール方向の振動が所望の振動となるように制御する制御器である。振動制御部36は、Xモータ32、Yモータ33およびZモータ34に対してどの方向にどれだけ回転運動するかの制御信号をそれぞれ送る。また、振動制御部36は、レリーズボタン押下部35が所定のタイミングでレリーズボタンの押下げを行うように制御を行う。なお、振動制御部36は、Xモータ32、Yモータ33およびZモータ34にDCモータまたはACモータを用いる場合は、これらのモータが所望の回転運動を行っているかどうかを、モータに取り付けられた不図示のエンコーダを用いて検知し、フィードバック制御を行ってもよい。
続いて、評価用被写体4について説明する。評価用被写体4は、評価時に撮像装置2が撮影を行って、評価用画像データ4Aを生成するための被写体である。評価用被写体4は、撮像装置2の前方に設置される。撮像装置2と評価用被写体4との距離は任意に設定可能となっている。評価用被写体4は、評価用画像データ4Aの評価が容易となるように、エッジの明確な目印を有するものが好ましい。本実施形態では、目印としてLED6を用いているが、白地に中心点に目印となる黒塗りの矩形を配した目印を用いてもよい。もちろん白黒ではなく、オレンジと緑とかエッジが抽出しやすいものであれば色はなんでもよい。その他、図示しない照度コントローラによって、評価用被写体4の照度を任意に設定できるようになっている。
光源としてのレーザポインタ5は、撮像装置2の上面に固定されており、レーザポインタ5から照射されるレーザ光によって評価用被写体4の一部にスポット光5Aを形成することができる。また、このスポット光5Aの位置は、振動発生装置3からの振動により、撮像装置2の移動に合わせて移動する。なお、レーザポインタ5は、撮像装置2の上面に固定されているが、可能であれば撮像装置2の側面や底面など他の箇所に固定されてもよい。また、評価対象となる撮像装置2を固定するための振動台31にレーザポインタ5を固定しても良い。
(本実施形態における撮像装置2の手ぶれ補正機能のぶれ補正評価方法)
続いて、上述した撮像装置2の手ぶれ補正機能をONにした状態で評価用被写体4の撮影を行い、当該撮像装置2の手ぶれ補正機能の効果を評価する方法について説明する。図4は、図1に示すぶれ補正評価装置1が実行する評価処理を示すフローチャートである。なお、以下の処理では、LED6は発光しているものとする。
ステップS1では、振動発生装置3の初期設定を行う。具体的には、撮像装置2を振動発生装置3の振動台31上に固定すると共に、レリーズボタン押下部35と撮像装置2のレリーズボタンの位置をあわせて、撮像装置2と評価チャートとの距離を所定量離して設置する。さらに、Xモータ32,Yモータ33およびZモータ34の位置をそれぞれ調整し、それぞれの方向の回転軸の位置が撮像装置2に対して所望の位置になるように調整する。本実施形態では、ヨー方向の回転軸の位置が撮像素子の撮影面上かつ光軸と鉛直方向に直交するように設定し、ピッチ方向の回転軸の位置が撮像素子の撮影面上かつ光軸と水平方向に直交するように設定し、ロール方向の回転軸が光軸と一致するように設定する。
また、振動発生装置3の初期設定として手ぶれ振動波形データの取得などを行う。具体的には、振動発生装置3の振動制御部36は、評価対象である撮像装置2に加える手ぶれ振動波形データをぶれ補正評価装置1から取得する。手ぶれ振動波形データとして、あらかじめ準備しておいたヨー方向、ピッチ方向、ロール方向それぞれについての手ぶれ振動波形データを用いる。そして、振動発生装置3の振動制御部36は、手ぶれ振動波形中のいずれのタイミングで撮影を行うか、すなわち、レリーズボタン押下部35がレリーズボタンを押すタイミングデータをぶれ補正評価装置1から取得する。
ステップS2では、評価対象である撮像装置2の撮影領域を設定する。すなわち、評価用被写体4におけるLED6とスポット光5Aが含まれる所定の撮影領域が撮像素子の撮影面の撮影領域と一致するように設定する。この設定は、撮像装置2から評価用被写体4までの距離(被写体距離)および撮像装置2の焦点距離を調整することにより実現できる。被写体距離と焦点距離は、評価条件に応じてどちらか一方を優先させることができる。通常、焦点距離は手ぶれによる撮像面上の像の動きに与える影響が大きく、手ぶれ補正性能評価の条件として扱われることになるので、たとえば、焦点距離または画角を各撮像装置2にて統一することとし、被写体距離によって撮影領域を設定する。
ステップS3では、評価対象である撮像装置2の動作設定を行う。具体的には、撮像装置2の焦点距離を設定し、被写体となるLED6の光学像が撮像素子の撮像面で結ばれるようにピント位置の調整を行う。撮像装置2がオートフォーカス機能を有している場合は、これを用いても構わない。また、評価対象である撮像装置2の露光時間を設定する。露光時間は、評価対象となる撮像装置2にかかわらず統一することが好ましい。露光時間は、撮影した評価用画像データ4Aのぶれの大きさに直接影響するためである。評価対象となる撮像装置2によっては、一部露光時間を直接設定できないものがある。撮像装置2が露出制御モードとして、シャッター優先自動露出機能が選択できれば、直接露光時間の設定を行う。そうでない場合は、評価用被写体4の照度を調整して撮像装置2が所望の露光時間となるように設定を行えばよい。
ステップS4では、評価対象である撮像装置2の手ぶれ補正機能をONに設定する。なお、手ぶれ補正機能が常時ONとされているものであるときは、そのステップS4は省略される。
ステップS5では、振動発生装置3の動作を開始させる。すなわち、振動発生装置3により所望の振動を発生させる。具体的には、振動制御部36は、ヨー方向についての手ぶれ振動波形に従いXモータ32を動作させ、ピッチ方向についての手ぶれ振動波形に従いYモータ33を動作させ、ロール方向についての手ぶれ振動波形に従いZモータ34を動作させる。
ステップS6では、振動制御部36が各モータ32,33,34により所定の振動を撮像装置2に与えている状態において、当該撮像装置2で評価用被写体4のLED6およびスポット光5Aが含まれる領域をステップS1で取得したレリーズタイミングにてレリーズボタン押下部35を制御して1回撮影する。レリーズボタン押下部35は、設定されたレリーズタイミングにて撮像装置2のレリーズボタンを押下げる。これにより、撮像装置2は評価用被写体4の撮影を行う。
ステップS7では、振動制御部36が評価用被写体4の撮影が終了したか否かを判定し、終了したと判定した場合にはステップS8で振動発生装置3の動作を停止させる。
ステップS9では、ぶれ補正評価装置1の制御部12が、ステップS6で撮影された評価用画像データ4Aをぶれ補正評価装置1に取り込むと共に、当該データの解析を実行する。具体的には、制御部12が撮影した評価用画像データ4Aを撮像装置2から通信部11を介して受信すると共に当該評価用画像データ4Aを記録部14に記録することでぶれ補正評価装置1内に取り込むことができる。なお、着脱可能な記録媒体により撮像装置2からぶれ補正評価装置1へ評価用画像データ4Aを移動させてもよい。そして、制御部12は、評価部13によりぶれ補正評価装置1に取り込んだ評価用画像データ4Aから撮像装置2の手ぶれ補正機能の効果を評価させる。なお、ぶれ補正評価方法の詳細は後述する。
ステップS10では、ぶれ補正評価装置1の評価部13は、ステップS9の評価結果から当該撮像装置2の手ぶれ補正機能の効果を判定する。なお、制御部12は、評価部13の判定結果を表示部15に表示させる。
続いて、図4のステップS9におけるぶれ補正評価方法の詳細について説明する。図5、図6、および図7は、図4のステップS9において撮像装置2から送信されてきた評価用画像データ4Aの一例をそれぞれ示す図である。評価部13は、図5〜図7に示す評価用画像データ4Aを受信すると、それぞれ以下の処理を行い、撮像装置2の評価を行う。なお、図5、図6、および図7は、いずれもXモータ32のみを動作させたもので、Y軸方向の振動が生じているものである。
評価部13は、図5に示される評価用画像データ4Aを受信すると、当該画像データからスポット光5Aの位置にぶれがなく、かつLED6の位置にぶれがあることを検出する。評価用被写体4におけるLED6の位置にぶれがあることから、評価部13は、撮像装置2が確かに振動していること(手ぶれの発生)を検出すると共に、この状態においてスポット光5Aの位置にぶれがないことを検出し、評価用画像データ4Aに対して何ら手ぶれ補正機能が有効に働いていないと判定する。すなわち、評価部13は、この撮像装置2の手ぶれ補正機能の効果が全くないと評価する。
また、評価部13は、図6に示される評価用画像データ4Aを受信すると、当該画像データからスポット光5Aの位置にぶれがあり、かつLED6の位置にぶれがないことを検出する。スポット光5Aの位置にぶれがあると共に、LED6の位置にぶれがないということは、この撮像装置2の手ぶれ補正機能によって適切な手ぶれ補正がなされていることを意味する。この結果、評価部13は、撮像装置2の手ぶれ補正機能の効果があると評価する。
また、評価部13は、図7に示される評価用画像データ4Aを受信すると、当該画像データからスポット光5Aの位置にぶれがあり、かつLED6の位置にもぶれがあることを検出する。スポット光5Aの位置にぶれがあることから撮像装置2がこの評価用画像データ4Aに対して手ぶれ補正がなされている可能性が高く、しかも、この状態においてLED6の位置にもぶれがあるということは、評価部13はこの撮像装置2の手ぶれ補正機能によっては補正しきれなかったぶれはあることを検出する。
図5の状態が手ぶれ補正効果が0%であり、図6の状態が手ぶれ補正効果が100%(完全)である。すなわち、スポット光5Aの幅をW1とし、LED6の幅をW2とし、スポット光5Aのぶれ幅をW11とし、LED6のぶれ幅をW21とした場合、手ぶれ補正効果は、W2=W21のときは100%で、W1=W11のときは0%となる。また、W1−W11=W2−W21のときの手ぶれ補正効果を50%とすると、手ぶれ補正効果は、(W1−W11)÷[(W1−W11)+(W2−W21)]×100%として表現することができる。
なお、評価部13がLED6およびスポット光5Aのぶれ幅を検出する方法としては、移動したスポット光5Aの軌跡およびLED6の軌跡の面積からぶれ幅を検出すればよい。軌跡の面積を検出する方法としては、たとえば、評価用画像データ4Aの全ての画素について、評価用画像データ4A中の最も輝度の低い画素の輝度値を0、最も輝度の高い画素の輝度値を100として算出する。そして、スポット光5Aの軌跡の面積およびLED6の軌跡の面積を算出する。軌跡の面積の算出方法としては、たとえば、輝度値の閾値(たとえば60)を設定し、閾値以下の輝度値を持つ画素の数をカウントし、その総数を軌跡の面積とする。
このような評価方法とすることで、従来のぶれ補正評価方法のように手ぶれ補正機能がOFFの状態で振動させたときの画像データと手ぶれ補正機能がONの状態で振動させたときの画像データを取得するために2回の撮影を振動状態の撮像装置2で行う必要がなく、1回の撮影により生成された評価用画像データ4Aから撮像装置2の手ぶれ補正機能の効果を容易に評価することができる。また、振動状態においては1回の撮影で済むため、従来の方法のように振動発生装置3において同一の振動を発生させる必要がなくなる。
なお、上述した面積を求める検出方法による評価の場合、ぶれの大きさは求めた軌跡の面積すなわち画素数によって表されるものであるが、画素間の距離は撮像装置2ごとに異なる場合があり、撮像素子の画素数が異なる撮像装置2間の比較においては適切ではない。したがって、撮像素子の画素数が異なる撮像装置2間でもぶれの大きさを比較可能とするためには、算出した軌跡の面積が撮像素子の撮影領域の面積に対してどのくらいの割合になっているかを変換して求めることにより比較を行うようにしてもよい。なお、当該変換方法としては、たとえば以下の方法がある。
(1)算出された評価値を所定の画素数(たとえば600万画素)の撮像素子に変換して「ぶれ幅は○画素」と表示する
(2)撮像素子の撮影領域の画素数に対する軌跡の面積(画素数)の割合(%)で表示する
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない限り種々変更実施可能である。たとえば、ぶれ補正評価装置1で行った処理は、ソフトウェアで構成しているが、それぞれ、一部の処理を分担して行うようにした部品からなるハードウェアで構成しても良い。
また、上述した振動発生装置3に設定される初期設定値は、1種類の固定値として記載したが、手ぶれ振動波形、レリーズタイミング、焦点距離、露出時間はそれぞれ複数設定し、それぞれの条件で評価を行うようにしても良い。
また、ぶれ補正評価装置1または振動発生装置3においてレーザポインタ5およびLED6の色または明るさを同一のタイミングで変調するように制御するようにしてもよい。これにより、撮像装置2の露光中におけるスポット光5AおよびLED6のぶれ方をより正確に測定することが可能となる。
また、ぶれ補正評価装置1または振動発生装置3においてレーザポインタ5およびLED6はそれぞれ複数ある、またはどちらか一方が複数あってもよい。この場合、複数のスポット光5Aおよび/またはLED6それぞれの位置においてぶれの影響を検出することが可能となり、複数の位置のぶれを平均化することによって撮像装置2のぶれ補正機能の効果をより一層正しく評価することが可能になる。
また、上述した手ぶれ補正機能を評価するためのぶれ補正評価装置1が実行した各処理方法は、プログラム化されても良い。また、プログラム化されたものが記憶媒体、たとえばCD、DVD、USBメモリに入れられ、コンピュータによって読みとり可能とされても良い。この場合、ぶれ補正評価装置1は、その記憶媒体内のプログラムを読み込む読み込み手段を持つこととなる。さらには、そのプログラム化されたものがぶれ補正評価装置1の外部サーバに入れられ、必要によりダウンロードされ、使用されるようにしても良い。この場合、ぶれ補正評価装置1は、その記憶媒体内のプログラムをダウンロードする通信手段を持つこととなる。
このようなぶれ補正評価プログラムは、コンピュータを従来のぶれ補正評価方法のように手ぶれ補正機能がOFFの状態の画像データと手ぶれ補正機能がONの状態の画像データを取得するために2回の撮影を撮像装置2で行う必要がなく、1回の撮影により生成された評価用画像データ4Aから撮像装置2の手ぶれ補正機能の効果を容易かつ正確に評価するぶれ補正評価装置1として機能させることができる。また、このようなぶれ補正評価プログラムは、1回の撮影で済むため、従来の方法のように振動発生装置3において同一の振動を発生させる必要がない。
また、上述した実施形態における各変形例では、振動発生装置3により振動の周波数を設定し、同一の振動の周波数において撮像装置2の手ぶれ補正機能が比較できるように構成されているが、その他にも正確な振動の周波数を要しない場合であれば、ユーザが自ら撮像装置2の撮影時に手ぶれを生じさせながら評価用被写体4を撮影し、表示部27に表示された撮影された画像内のLED6の位置のぶれおよびスポット光5Aの位置のぶれを目視で確認することで、より簡単に当該撮像装置2の手ぶれ補正機能の効果を知ることもできる。
また、上述の実施形態では、撮像装置2の手ぶれ補正機能を評価するものとしたが、ぶれとしては手ぶれ以外に自動車などの振動によるぶれなど種々のぶれを対象とすることができる。また、ぶれを評価する対象がビデオカメラなどの動画を撮影可能なものである場合は、ぶれ補正評価装置1が取得する対象データを動画としてもよい。
1・・・ぶれ補正評価装置、2,2A・・・撮像装置、3・・・振動発生装置、4・・・評価用被写体(被写体)、4A・・・評価用画像データ(画像)、5・・・レーザポインタ(光源)、5A・・・スポット光、6・・・LED(目印)、11・・・通信部(画像取り込み手段の一部)、12・・・制御部(評価手段の一部、画像取り込み手段の一部)、13・・・評価部(評価手段の一部)

Claims (8)

  1. ぶれ補正機能を有する撮像装置で撮影された画像を取り込む画像取り込み手段と、取り込んだ画像から当該撮像装置のぶれ補正機能の効果を評価する評価手段と、を有するぶれ補正評価装置に用いられるぶれ補正評価方法であって、
    上記撮像装置に所定の振動が与えられた状態において、上記撮像装置に固定された光源から上記撮像装置が撮影する被写体に対して照射されるスポット光と上記被写体に固定された目印とを含む領域を撮影するステップと、
    上記画像取り込み手段が、上記撮影された画像を装置内に取り込むステップと、
    上記評価手段が、取り込んだ画像における上記スポット光の位置のぶれおよび上記目印の位置のぶれに基づいて上記撮像装置のぶれ補正機能の効果を評価するステップと、
    を有することを特徴とするぶれ補正評価方法。
  2. 請求項1記載のぶれ補正評価方法であって、
    前記評価するステップでは、撮影された前記画像において前記スポット光の位置にぶれがなく、かつ前記目印の位置にぶれがある場合には、前記撮像装置のぶれ補正機能の効果が全くないと評価することを特徴とするぶれ補正評価方法。
  3. 請求項1または2記載のぶれ補正評価方法であって、
    前記評価するステップでは、撮影された前記画像において前記スポット光の位置にぶれがあり、かつ前記目印の位置にぶれがない場合には、前記撮像装置のぶれ補正機能の効果が100%働いていると評価することを特徴とするぶれ補正評価方法。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項記載のぶれ補正評価方法であって、
    前記評価するステップでは、撮影された前記画像において前記スポット光の位置にぶれがあり、かつ前記目印の位置のぶれもある場合には、前記撮像装置のぶれ補正機能は、前記スポット光の位置のぶれの大きさと前記目印の位置のぶれの大きさとから前記撮像装置のぶれ補正機能の効果の割合を算出することを特徴とするぶれ補正評価方法。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項記載のぶれ補正評価方法であって、
    前記スポット光および前記目印はそれぞれ複数ある、またはどちらか一方が複数あることを特徴とするぶれ補正評価方法。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項記載のぶれ補正評価方法であって、
    前記目印は、前記被写体に固定されたLEDであり、
    前記光源から照射されるスポット光および前記LEDの色または明るさは、前記撮像装置の撮影露光中に同一のタイミングで変調することを特徴とするぶれ補正評価方法。
  7. 撮像装置に固定された光源から上記撮像装置が撮影する被写体に対して照射されるスポット光と上記被写体に固定された目印とを含む領域を上記撮像装置に所定の振動を与えた状態で撮影された画像を取り込む画像取り込み手段と、
    上記画像取り込み手段により取り込んだ画像における上記スポット光の位置のぶれおよび上記目印の位置のぶれに基づいて上記撮像装置のぶれ補正機能の効果を評価する評価手段と、
    を有することを特徴とするぶれ補正評価装置。
  8. コンピュータを、
    撮像装置に固定された光源から上記撮像装置が撮影する被写体に対して照射されるスポット光と上記被写体に固定された目印とを含む領域を上記撮像装置に所定の振動を与えた状態で撮影された画像を取り込む画像取り込み手段と、
    上記画像取り込み手段により取り込んだ画像における上記スポット光の位置のぶれおよび上記目印の位置のぶれに基づいて上記撮像装置のぶれ補正機能の効果を評価する評価手段、
    として機能させるためのぶれ補正評価プログラム。
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