JP2007150496A - 撮像装置、およびデータ記録制御方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents

撮像装置、およびデータ記録制御方法、並びにコンピュータ・プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】特定の撮影目的被写体を含む画像を優先的に記録メディアに記録することを可能とした構成を提供する。
【解決手段】例えば人物の顔などの特定の撮影目的被写体を設定した撮影処理において、撮影画像フレームを検証し、目的被写体を含む画像であるか否かを判定し、目的被写体を含む画像を優先的に記録メディアに記録し、含まない画像については、予め定めた条件の下、記録を停止する。本構成により、無駄な記録画像を削減することが可能となる。さらに、人物の顔などの特定の撮影目的被写体に適応させた撮影制御を一定時間継続させて行なうことで、遮蔽物などの発生により人物が一時的に隠れた場合でも制御パラメータを不変とすることで、安定した高品質画像を撮影できる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、撮像装置、およびデータ記録制御方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。さらに詳細には、ビデオカメラなどの撮像装置を利用して人物などの特定の目的被写体画像を撮影する際、目的被写体を含む画像を優先的に記録メディアに記録し、目的被写体を含まない画像の記録メディアに対する記録を削減して無駄な記録画像を削減することを可能とした撮像装置、およびデータ記録制御方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
さらに、本発明は、人物の顔など撮影対象とする目的被写体に合わせた制御を実行し、ふらつきのない撮影画像を得る撮像装置、およびデータ記録制御方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
近年の画像処理技術やハードウェアの進歩によって検出速度が向上した結果、撮像装置によって撮影された被写体の顔部分を正確に検出し、検出画像を持つ被写体を自動的に追尾する制御も可能となっている。しかし、被写体を追尾する場合、例えば追尾被写体として特定した顔画像が一時的に例えば壁や、前を横切る車などの移動物体によって隠蔽されると被写体検出が途切れてしまうことになり、再度、被写体検出処理を実行しなければならない。なお、遮蔽物によって目的被写体が隠蔽された場合の被写体検出方法については、例えば特許文献1に記載がある。
目的被写体が一時的に例えば壁や、前を横切る車などの移動物体によって隠蔽された場合の問題点として次の問題点がある。遮蔽物による遮蔽が発生する前には、例えば目的被写体である人物顔画像の撮影に最適な撮影パラメータ、画像処理パラメータが設定され、その設定パラメータによって制御が行なわれて撮影処理が実行される。しかし、遮蔽物によって、被写体の顔画像が隠蔽された瞬間から、設定パラメータは、目的被写体の顔画像に対応するパラメータから遮蔽物に適応するように変更される。その後、目的被写体の顔画像が遮蔽されなくなると、再度、顔検出が行われて、検出された以後は、目的被写体としての人物顔画像の撮影に最適なパラメータに再設定されて制御が行なわれ撮影されることになる。
このように、パラメータ変更が短時間に実行され制御状態が急激に変更されると、撮影画像データの品質に悪影響を及ぼす。例えば撮影画像としてのビデオ画像データを構成する数フレーム毎にフォーカス、露出、画質が異なるなど、撮影画像が不均一なふらつきのある低品質な画像データとなってしまうことがある。
特開2004−258925号公報
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、人物などの目的被写体を特定した画像撮影を行なう場合に、目的の被写体の有無を判定し、目的被写体が含まれていない場合には、撮影を停止させて無駄な撮影データの記録を防止することを可能とした撮像装置、およびデータ記録制御方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することを目的とする。
さらに、本発明は、人物の顔などの目的被写体を特定し、目的被写体に合わせた制御を行う撮像装置において、目的被写体が一次的に遮蔽物によって隠蔽された場合においても、予め定めた規定時間以内は、カメラ制御パラメータの変更を行なうことなく隠蔽前の制御状態での撮影を継続させて、フレーム間での画像、画質ばらつきを発生させない高品質な画像を撮影することを可能とした撮像装置、およびデータ記録制御方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の側面は、
撮影画像から撮影目的被写体を検出する目的被写体検出部と、
前記目的被写体検出部の検出情報を入力し、目的被写体の検出状態に応じて記録メディアに対する撮像データの記録処理の実行または停止を制御する制御部と、
を有することを特徴とする撮像装置にある。
さらに、本発明の撮像装置の一実施態様において、前記制御部は、前記目的被写体検出部の検出情報を入力し、目的被写体が検出されない状態が、予め定めた閾値時間以上継続した場合、記録メディアに対する撮像データの記録処理を停止する制御を行なう構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の撮像装置の一実施態様において、前記制御部は、前記目的被写体検出部の検出情報を入力し、目的被写体が検出されない状態が、予め定めた画像フレーム数継続した場合、記録メディアに対する撮像データの記録処理を停止する制御を行なう構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の撮像装置の一実施態様において、前記制御部は、前記目的被写体検出部の検出情報を入力し、目的被写体が検出されない状態におけるバッファデータ量が、予め定めたデータ量に達しているか否かを判定し、達していると判定した場合は、記録メディアに対する撮像データの記録処理を停止する制御を行なう構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の撮像装置の一実施態様において、前記制御部は、記録済み画像が予め定めた数または時間に達しているか否かを判定し、達していると判定された場合は、目的被写体の検出の有無に関わらず記録メディアに対する撮像データの記録処理を停止する制御を行なう構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の撮像装置の一実施態様において、前記制御部は、バッファデータ量が、予め定めたデータ量に達しているか否かを判定し、達していると判定された場合は、目的被写体の検出の有無に関わらず記録メディアに対する撮像データの記録処理を停止する制御を行なう構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の撮像装置の一実施態様において、前記制御部は、前記記録メディアに対する撮像データの記録処理を実行中であるか停止中であるかを識別可能とした記録状態を示す情報表示処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の撮像装置の一実施態様において、前記撮像装置は、さらに、前記目的被写体検出部の検出情報を入力し、目的被写体に適応する制御パラメータを算出し、該制御パラメータに基づくカメラ制御を実行するカメラ制御部と、前記カメラ制御部の制御情報に基づく制御が実行されるカメラ光学系またはカメラ信号処理部を有し、前記カメラ制御部は、前記目的被写体検出部の検出情報に基づいて撮影画像中に目的被写体が検出されない場合、予め定めた規定時間内においては、前記目的被写体に対応して設定済みの制御パラメータによる制御を継続して実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の撮像装置の一実施態様において、前記カメラ制御部は、前記目的被写体に対応して設定された制御パラメータによる制御中は、撮影画像を表示するモニタ画面に、特定目的被写体に対応する制御が実行中であることを示す制御状態表示処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の撮像装置の一実施態様において、前記目的被写体検出部は、撮影画像から人物の顔画像を撮影目的被写体として検出する処理を実行する構成であり、前記カメラ制御部は、目的被写体としての人物の顔に適応する制御パラメータを算出し、該制御パラメータに基づくカメラ制御を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の撮像装置の一実施態様において、前記カメラ制御部は、前記目的被写体に適応する制御パラメータとして、露出制御、焦点制御、または焦点距離制御の少なくともいずれかの制御パラメータを算出し、該算出パラメータに基づいて、前記カメラ光学系の制御を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の第2の側面は、
データ記録制御方法であり、
撮影画像から撮影目的被写体を検出する目的被写体検出ステップと、
前記目的被写体検出ステップにおける検出情報を入力し、目的被写体の検出状態に応じて記録メディアに対する撮像データの記録処理の実行または停止を制御する制御ステップと、
を有することを特徴とするデータ記録制御方法にある。
さらに、本発明のデータ記録制御方法の一実施態様において、前記制御ステップは、前記目的被写体検出ステップにおける検出情報を入力し、目的被写体が検出されない状態が、予め定めた閾値時間以上継続した場合、記録メディアに対する撮像データの記録処理を停止する制御を行なうステップであることを特徴とする。
さらに、本発明のデータ記録制御方法の一実施態様において、前記制御ステップは、前記目的被写体検出ステップにおける検出情報を入力し、目的被写体が検出されない状態が、予め定めた画像フレーム数継続した場合、記録メディアに対する撮像データの記録処理を停止する制御を行なうステップであることを特徴とする。
さらに、本発明のデータ記録制御方法の一実施態様において、前記制御ステップは、前記目的被写体検出ステップにおける検出情報を入力し、目的被写体が検出されない状態におけるバッファデータ量が、予め定めたデータ量に達しているか否かを判定し、達していると判定した場合は、記録メディアに対する撮像データの記録処理を停止する制御を行なうステップであることを特徴とする。
さらに、本発明のデータ記録制御方法の一実施態様において、前記データ記録制御方法において、さらに、記録済み画像が予め定めた数または時間に達しているか否かを判定し、達していると判定された場合は、目的被写体の検出の有無に関わらず記録メディアに対する撮像データの記録処理を停止する制御を行なうステップを有することを特徴とする。
さらに、本発明のデータ記録制御方法の一実施態様において、前記データ記録制御方法において、さらに、バッファデータ量が、予め定めたデータ量に達しているか否かを判定し、達していると判定された場合は、目的被写体の検出の有無に関わらず記録メディアに対する撮像データの記録処理を停止する制御を行なうステップを有することを特徴とする。
さらに、本発明のデータ記録制御方法の一実施態様において、前記データ記録制御方法において、さらに、前記記録メディアに対する撮像データの記録処理を実行中であるか停止中であるかを識別可能とした記録状態を示す情報表示処理を実行するステップを有することを特徴とする。
さらに、本発明のデータ記録制御方法の一実施態様において、前記データ記録制御方法は、さらに、前記目的被写体検出部の検出情報を入力し、目的被写体に適応する制御パラメータを算出し、該制御パラメータに基づくカメラ制御を実行するカメラ制御ステップと、前記カメラ制御部の制御情報に基づく制御が実行されるカメラ光学系またはカメラ信号処理ステップを有し、前記カメラ制御ステップは、前記目的被写体検出ステップにおける検出情報に基づいて撮影画像中に目的被写体が検出されない場合、予め定めた規定時間内においては、前記目的被写体に対応して設定済みの制御パラメータによる制御を継続して実行するステップであることを特徴とする。
さらに、本発明のデータ記録制御方法の一実施態様において、前記カメラ制御ステップは、前記目的被写体に対応して設定された制御パラメータによる制御中は、撮影画像を表示するモニタ画面に、特定目的被写体に対応する制御が実行中であることを示す制御状態表示処理を実行するステップであることを特徴とする。
さらに、本発明のデータ記録制御方法の一実施態様において、前記目的被写体検出ステップは、撮影画像から人物の顔画像を撮影目的被写体として検出する処理を実行するステップであり、前記カメラ制御ステップは、目的被写体としての人物の顔に適応する制御パラメータを算出し、該制御パラメータに基づくカメラ制御を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明のデータ記録制御方法の一実施態様において、前記カメラ制御ステップは、前記目的被写体に適応する制御パラメータとして、露出制御、焦点制御、または焦点距離制御の少なくともいずれかの制御パラメータを算出し、該算出パラメータに基づいて、前記カメラ光学系の制御を実行することを特徴とする。
さらに、本発明の第3の側面は、
撮像装置においてデータ記録制御を実行させるコンピュータ・プログラムであり、
撮影画像から撮影目的被写体を検出する目的被写体検出ステップと、
前記目的被写体検出ステップにおける検出情報を入力し、目的被写体の検出状態に応じて記録メディアに対する撮像データの記録処理の実行または停止を制御する制御ステップと、
を実行させることを特徴とするコンピュータ・プロラムにある。
なお、本発明のコンピュータ・プログラムは、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能な汎用コンピュータ・システムに対して、コンピュータ可読な形式で提供する記憶媒体、通信媒体、例えば、CDやFD、MOなどの記憶媒体、あるいは、ネットワークなどの通信媒体によって提供可能なコンピュータ・プログラムである。このようなプログラムをコンピュータ可読な形式で提供することにより、コンピュータ・システム上でプログラムに応じた処理が実現される。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施例や添付する図面に基づく、より詳細な説明によって明らかになるであろう。なお、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
本発明の一実施例構成によれば、例えば人物の顔などの特定の撮影目的被写体を設定した撮影処理において、撮影画像フレームを検証し、目的被写体を含む画像であるか否かを判定し、目的被写体を含む画像を優先的に記録メディアに記録し、目的被写体を含まない画像については、予め定めた条件の下、記録メディアに対する記録を停止する構成としたので、無駄な記録画像を削減することが可能となる。
さらに、本発明の一実施例構成によれば、人物の顔など撮影対象とする目的被写体に合わせた制御を実行し、撮影目的被写体が壁などの遮蔽物によって、一時的に撮影画像から消えた場合においても、人物の顔などの特定の撮影目的被写体に適応させた撮影制御を、そのまま一定時間継続させて行なう構成としたので、人物が再び撮影可能となった場合に、そのままの制御パラメータによって撮影を継続することが可能となり、短時間での制御状態の切り替えによって不均一なふらついた画像が生成されることなく、安定した高品質な画像の撮影が実現される。
以下、図面を参照しながら、本発明の撮像装置、およびデータ記録制御方法、並びにコンピュータ・プログラムの詳細について説明する。
まず、本発明の撮像装置の構成例について図1を参照して説明する。レンズ等によって構成される光学系20を介して入射する被写体像は、露出駆動部21によって適切な露出制御のなされた入射光としてCCD等の撮像素子22に入力される。
撮像素子22は、被写体像に基づく光信号を電気信号に変換する光電変換処理を実行し、電気信号を出力する。撮像素子22における光電変換によって生成された電気信号はカメラ信号処理部23に入力される。カメラ信号処理部23は、様々な処理パラメータに基づく信号処理を実行して画像信号を生成する処理を実行する。
カメラ信号処理部23は、撮像素子22における光電変換によって生成された電気信号に対して、例えば、リニアマトリクス処理、ホワイトバランス処理、γ補正処理などの処理を実行して画像信号を生成する。信号処理部の具体的構成については、図2を参照して後段で説明する。カメラ信号処理部23において生成された画像信号は、バッファメモリ24を介して画像処理部25に入力される。画像処理部25では、色調補正、輝度補正などの画像処理、ビデオ信号の生成、あるいはエンコード処理など、目的に応じた画像処理を実行し、その後、記録部への格納処理、モニタ部への出力、あるいは通信インタフェースを介して外部出力がなされる。上記記録部は図示しないが、半導体メモリ、ハードディスクなどの光磁気ディスク、光ディスクなど、画像処理部25により処理された画像データを記録できれば良い。また、上記モニタ部は図示しないが、電子ビューファインダー、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなど、画像処理部25により処理された画像データを表示することができれば良い。上記通信インタフェースは図示しないが、所定規格の有線ケーブル、無線LANなど、画像処理部25により処理された画像データを所定フォーマットに変換して外部へ出力できれば良い。
カメラ信号処理部23は、さらにカメラ制御に必要な情報をカメラ制御部26に出力する。カメラ制御部26は、カメラ信号処理部23から入力する情報に基づいて、レンズドライバ27を介してモータ28,29を駆動して、レンズの位置制御による焦点制御や焦点距離制御を実行する。さらに、カメラ制御部26は、カメラ信号処理部23から入力する情報に基づいて、露出駆動部21を制御し露出制御を実行する。
スイッチ31は、ユーザによって操作可能なスイッチであり、画像の記録開始、終了をHI制御部30に入力する。HI制御部30は、カメラ制御部26から目的被写体の検出情報、具体的には人物の顔の検出情報を入力し、HI制御部30は、これらの入力情報、すなわちスイッチ31から入力する記録開始および停止情報と、カメラ制御部26から入力する目的被写体の検出情報に基づいて、画像処理部25に対して制御信号を出力しデータ記録の制御を実行する。
カメラ信号処理部23の詳細構成例を、図2に示す。図1に示す撮像素子22における光電変換によって生成された電気信号はカメラ信号処理部23のI/F(インタフェース)231に入力され、入力信号は、バス結合されたカメラ画像信号処理回路233において、信号処理が実行される。このカメラ画像信号処理回路233においては、撮像素子22における光電変換によって生成された電気信号に対して、例えば、リニアマトリクス処理、ホワイトバランス処理、γ補正処理等のカメラ信号処理を実行する。
撮像素子22における光電変換によって生成され、カメラ信号処理部23のI/F231を介して入力した電気信号は、検波回路232にも入力される。検波回路232は、入力信号の検波処理を行い、図1に示すカメラ制御部26に対して、I/F236を介して検波結果を出力する。
カメラ制御部26は、検波回路232から入力する検波結果に基づいて、フォーカス制御パラメータ、および焦点制御パラメータ等のカメラ制御パラメータを算出する演算処理を行い、演算処理の結果、決定した制御パラメータに基づく制御を実行する。
顔検出回路234は、カメラ画像信号処理回路233におけるカメラ画像信号処理の結果データとして出力される画像信号に基づいて、顔検出処理を実行する。検出結果は、I/F回路236を介してカメラ制御部26へ出力される。なお、顔検出回路234における画像データに基づく顔検出は、例えば撮影画像の色彩判定処理などの既存の技術によって実行される。顔検出回路234は、撮影画像フレーム毎に顔が検出されたか否かを判定し、顔が検出されたか否かを示すフレーム対応の顔検出状態情報は、I/F回路236を介してカメラ制御部26へ出力され、カメラ制御部26内のメモリ262(図3参照)に記録される。
カメラ制御部26およびHI制御部30の構成および処理について、図3を参照して説明する。カメラ制御部26は、カメラ信号処理部23とのデータ入出力を行なうI/F261、顔検出状態情報や処理プログラムを格納するメモリ262、カメラ制御部26におけるデータ処理制御を実行する制御部263、カメラ光学系に対する制御信号出力用のI/F264、光学系パラメータの算出を行なう光学系パラメータ算出部265、信号処理パラメータを算出する信号処理パラメータ算出部266、顔検出フレームからの経過時間を計測するタイマ267、HI制御部30に対する顔検出情報の出力等、HI制御部30との情報入出力を行なうI/F269を有する。
カメラ制御部26は、I/F261を介してカメラ信号処理部23の顔検出回路234からの顔検出情報を入力する。顔が検出されたか否かを示すフレーム対応の顔検出状態情報は、メモリ262に記録され、さらに、I/F269を介してHI制御部30に出力される。
光学系制御パラメータ算出部265は、検出された顔を撮影目的被写体として設定し、顔画像を被写体とした場合の焦点制御、露出制御、焦点距離制御パラメータを算出する。制御部263は、算出パラメータに基づく焦点制御、露出制御、焦点距離制御情報をI/F回路264を介してカメラ光学系へ出力し、制御処理を実行する。
さらに、カメラ制御部26の信号処理パラメータ算出部266は、は、顔検出回路234からの顔検出情報に基づいて、カメラ画像信号処理回路233における信号処理に適用するパラメータ、例えば、カラーバランス処理、リニアマトリクス処理、ホワイトバランス処理、γ補正処理等のカメラ信号処理に適用するパラメータを、撮影画像に含まれる顔画像に適した処理パラメータとして算出し、制御部263は、算出した信号処理パラメータをI/F回路261を介して、カメラ信号処理部23のカメラ画像信号処理回路233に入力する。
カメラ信号処理部23のカメラ画像信号処理回路233は、カメラ制御部26において算出されたパラメータに基づいて、例えば、カラーバランス処理、リニアマトリクス処理、ホワイトバランス処理、γ補正処理等のカメラ信号処理を行う。カメラ画像信号処理回路233における信号処理結果は、メモリI/F回路235を介して図1に示すバッファメモリ25に格納され、画像処理部25において画像処理が実行される。
HI制御部30は、図1に示すスイッチ31から入力する記録開始および停止情報と、カメラ制御部26から入力する目的被写体である人物の顔の検出情報に基づいて、画像処理部25に対して制御信号を出力しデータ記録の制御を実行する。
HI制御部30は、図3に示すように、カメラ制御部26からの顔検出情報入力などに適用されるI/F301、入力した顔検出情報やその他の状態情報を記憶するメモリ302、スイッチ31から記録開始および停止情報を入力する入力部306、顔検出フレームからの経過時間を計測するタイマ304、スイッチ31から入力する記録開始および停止情報や、カメラ制御部26から入力する顔検出情報に基づいて、画像処理部25に対して制御信号を出力するI/F303、HI制御部30における処理制御を実行する制御305を有する。
なお、図2、図3を参照して、カメラ信号処理部23、カメラ制御部26、HI制御部30の構成をそれぞれ独立した構成として説明したが、これは、各処理部の実行する機能を個別に理解しやすくするために個別構成として説明したものである。実際の装置におけるハードウェアは、それぞれの処理部を個別に独立した構成とすることは必須ではない。例えば各処理部に示した制御部は、1つのCPUによって各処理部の処理を順次プログラムに従って実行する構成とすることが可能であり、メモリ、タイマなども1つのメモリ、タイマを各処理部において利用する構成としてよい。
本発明における撮像装置の撮像処理シーケンスについて、図4に示すフローチャートを参照して説明する。図4に示すフローチャートは、目的被写体を人物とし、人物の顔画像の撮影に最適な制御パラメータを設定して撮影を実行する顔検出モードにおける撮影シーケンスを説明するフローチャートであり、主に図3に示すカメラ制御部26の制御部263において、メモリ262に記録されたプログラムによって実行される処理である。
なお、制御パラメータとは、例えば露出制御、焦点制御、焦点距離制御等のカメラ光学系の制御に適用する制御パラメータと、図2に示すカメラ画像信号処理回路233におけるカメラ信号処理、例えば、カラーバランス処理、リニアマトリクス処理、ホワイトバランス処理、γ補正処理等のカメラ信号処理に適用するパラメータの双方のパラメータを含む。
なお、図4に示すフローは撮影画像フレーム毎に繰り返し実行される処理を示している。撮像装置を顔検出モードに設定すると、顔検出モード処理が開始される。例えば、図5(a)における撮像画像フレーム400の例のように、撮影画像フレーム400に人物の顔401が含まれる場合、この顔画像の検出を実行する。この顔検出処理は、図2に示すカメラ信号処理回路23の顔検出回路234において、例えば画像の色彩判定処理などを適用して実行される。
図4に示すフローにおけるステップS101において、顔検出回路234において撮影画像からの顔領域の検出が成功した場合、ステップS102において、目的撮影対象を顔に設定し、顔に合わせたカメラ制御処理を実行する。
すなわち、図2を参照して説明した顔検出回路234は、カメラ画像信号処理回路233におけるカメラ画像信号処理の結果データとして出力される画像信号に基づいて、顔検出処理を実行し、顔検出に成功した場合は、検出情報を、I/F回路236を介してカメラ制御部26へ出力し、カメラ制御部26の光学系制御パラメータ算出部265は、撮影画像に含まれる顔を目的被写体として設定した露出制御、焦点制御、焦点距離制御等のパラメータ算出を行い制御部263は、これらのパラメータに基づく制御信号をI/F回路264を介してかめら光学系へ出力して制御を実行する。すなわち、顔画像に対して最適な制御パラメータを算出し、算出したパラメータに基づいて、露出制御、焦点制御、焦点距離制御等の制御を実行する。
さらに、カメラ制御部26の信号処理パラメータ算出部266は、顔検出回路234からの顔検出情報に基づいて、カメラ画像信号処理回路233における信号処理に適用するパラメータを、撮影画像に含まれる顔画像に適した処理パラメータとして算出し、制御部263は、算出した信号処理パラメータをI/F回路261を介して、カメラ信号亜処理部23のカメラ画像信号処理回路233に入力する。カメラ画像信号処理回路233は、カメラ制御部26の信号処理パラメータ算出部266において算出されたパラメータに基づいて、例えば、カラーバランス処理、リニアマトリクス処理、ホワイトバランス処理、γ補正処理等のカメラ信号処理を行う。
次にステップS103において、今回の撮影画像フレームにおいて顔が検出されたか否かを示す顔検出状態を、カメラ制御部26のメモリ262に記憶し、次のフレームの処理に移行する。
一方、ステップS101において、顔検出回路234において撮影画像からの顔領域の検出が成功しなかった場合、例えば、図5(b)に示す画像フレーム410に示すように、遮蔽物412の陰に人物411が隠蔽され、撮影画像からの顔領域の検出が成功しなかった場合は、ステップS104に進む。
ステップS104では、過去のフレームにおいて、顔検出がなされていたか否かを判定する。過去フレームに対応する顔検出状態情報をメモリ262から取得し、過去のフレームにおいて、顔検出がなされていたか否かを判定する。なお、メモリ262には、少なくとも直前のフレームについて、顔が検出されたか否かの顔検出状態がフレーム対応データとして記録され、ステップS104では、メモリ262に記録された顔検出状態を参照してステップS104の判定、すなわち、過去のフレームにおいて、顔検出がなされていたか否かを判定する。
ステップS104において、過去フレームにおいて、顔検出がなされていなかったと判断された場合は、ステップS107に進み、顔検出モードでない所定の通常状態のカメラ制御処理を行う。すなわち目的被写体を人物の顔として設定していない通常の撮影処理に移行する。その後、ステップS103において、フレーム対応の顔検出状態情報をメモリ262に記録する処理を行い、次のフレームの処理を行なう。
一方、ステップS104において、過去フレームにおいて、顔検出がなされていたと判断された場合は、ステップS105に進み、予め定めた閾値時間(例えば数秒)が経過しているか否かをタイマ267の計測により判定し、閾値時間が経過していない場合は、ステップS106に進み。制御パラメータを人物の顔の撮影に対応して設定済みのパラメータをそのまま適用するホールド処理を実行する。さらに、ステップS103において、フレーム対応の顔検出状態情報をメモリ262に記録する処理を行い、次のフレームの処理を行なう。
ステップS104において、過去フレームにおいて、顔検出がなされていたと判断され、ステップS105において、予め定めた閾値時間(例えば数秒)が経過していると判定された場合は、ステップS107に進み。制御パラメータを人物の顔の撮影に対応して設定したモードを終了し、顔検出モードでない所定の通常状態のカメラ制御処理を行う。すなわち目的被写体を人物の顔として設定していない通常の撮影処理に移行し、さらに、ステップS103において、フレーム対応の顔検出状態情報をメモリ262に記録し、次のフレームの処理を行なう。
なお、カメラ制御部26は、目的被写体としての人物の顔に対応して設定された制御パラメータによる制御中は、撮影画像を表示するモニタ画面に、特定目的被写体(人物の顔)に対応する制御が実行中であることを示す表示処理を実行する構成としてもよい。
例えば、図6に示すように、人物の顔を示すアイコン421をモニタ画面に表示される撮影画像に重畳して表示させる。この制御は、カメラ制御部26の制御部263によって実行される。制御部263は、アイコン表示コマンドをカメラ信号処理回路23を介して画像処理部25へ出力するか、あるいは、直接、画像処理部25へアイコンの表示処理命令を出力する。このアイコン表示処理によって、撮影処理を実行中のユーザは、設定モードの状態を知ることが可能となる。
このように、本発明の撮像装置においては、目的被写体として例えば人物の顔を特定し、目的被写体に合わせた制御を行う撮像装置において、目的被写体が一次的に遮蔽物によって隠蔽された場合においても、予め定めた規定時間以内は、カメラ制御パラメータの変更を行なうことなく隠蔽前の状態での撮影を継続させる構成とした。本構成により、フレーム間での画像、画質ばらつきを発生させない高品質な画像を撮影することが可能となる。
次に、主にHI制御部30における制御として実行される処理、すなわち、図1に示すスイッチ31から入力する記録開始および停止情報と、カメラ制御部26から入力する目的被写体である人物の顔の検出情報に基づいて、画像処理部25に対して制御信号を出力しデータ記録の実行あるいは停止の制御を行う処理シーケンスについて、図7に示すフローチャートを参照して説明する。
図7に示すフローチャートも、先に図4を参照して説明した処理と同様、目的被写体を人物とし、人物の顔画像の撮影に最適な制御パラメータを設定して撮影を実行する顔検出モードにおける処理シーケンスを説明するフローチャートであり、光学系20を介して入射する画像データフレーム毎に繰り返し実行される処理である。前述したように、撮像装置を顔検出モードに設定すると、顔検出モード処理が開始され、例えば、図5(a)における撮像画像フレーム400の例のように、撮影画像フレーム400に人物の顔401が含まれる場合、この顔画像の検出を実行する。この顔検出処理は、図2に示すカメラ信号処理回路23の顔検出回路234において、例えば画像の色彩判定処理などを適用して実行される。
顔検出モードの設定状態では、カメラ信号処理回路23において、光学系20を介して入射する画像データに基づく人物の顔検出処理が継続的に実行され、その検出情報は、カメラ制御部26に入力されて各種パラメータが設定されるとともに、さらにカメラ制御部26を介してHI制御部30に入力される。HI制御部30では、この検出情報に基づいて画像処理部25に対して、フラッシュメモリやハードディスクなどの記録メディアに対する画像データの記録の実行あるいは停止命令を出力する。図7に示すフローは、このHI制御部30のデータ記録実行停止制御処理を中心として説明するフローチャートである。
まず、ステップS201において、HI制御部30は、スイッチ31からの入力情報に基づいて、記録処理要求の有無を判定する。記録要求が入力されていない場合は、ステップS207に進み、画像処理部25に対する記録実行命令は出力されず、あるいは記録停止命令が出力され、記録メディアに対するデータ記録処理は行なわれない。なお、この記録停止状態においても、ステップS205において、記録モード状態は記録される。すなわち、カメラ信号処理回路23において、光学系20を介して入射する画像データに基づく人物の顔検出処理が継続的に実行され、その検出情報は、カメラ制御部26に入力され、検出情報に基づく各種パラメータがカメラ制御部26において保持される。
ステップS201において、HI制御部30が、スイッチ31からの入力情報に基づいて、記録処理要求が有りと判定した場合は、ステップS202に進み、カメラ信号処理回路23において実行中の人物の顔検出処理情報を入力し、顔が検出されているか否かを判定する。顔が検出されている場合は、ステップS204に進み、撮像データの記録処理を実行する。すなわち、HI制御部30は、画像処理部25に対して、撮像画像の記録メディアに対する記録処理を実行するように処理実行コマンドを出力する。あるいは、記録処理の実行中である場合は、処理を停止させることなく記録処理を継続させる。さらに、ステップS205において、記録モード状態を記録し、次のフレームの処理に移行する。
一方、ステップS202において、撮像画像フレームから顔が検出されていないと判定された場合、ステップS203に進み、予め定めた閾値時間(例えば2〜5秒)が経過したか否かを判定する。すなわち、目的被写体としての人物の顔の検出されていない状態が、閾値時間以上となったか否かを判定する。これはHI制御部30において、メモリに保持された閾値時間と、タイマの計測時間との対比によって行われる。
目的被写体としての人物の顔の検出されていない状態が、閾値時間以内である場合は、ステップS204に進み、撮像データの記録処理を実行する。すなわち、HI制御部30は、画像処理部25に対して、撮像画像の記録メディアに対する記録処理を実行するように処理実行コマンドを出力する。あるいは、記録処理の実行中である場合は、処理を停止させることなく記録処理を継続させる。
ステップS203において、目的被写体としての人物の顔の検出されていない状態が、閾値時間を超えたと判定されると、ステップS207に進み、画像処理部25に対する記録停止命令が出力され、記録メディアに対するデータ記録処理が停止される。なお、この記録停止状態においても、前述したようにステップS205において、記録モード状態は記録される。
なお、ステップS203における処理として、タイマを利用して、目的被写体としての人物の顔の検出されていない状態が、閾値時間以上となったか否かを判定する処理の代わりに、人物の顔の検出されていないフレーム数をカウントし、あらか占め規定した閾値フレーム数と比較して、人物の顔の検出されていないフレーム数が閾値フレームを超えた場合に、記録を停止する制御を行う構成としてもよい。
あるいは、HI制御部30が、図1に示すバッファメモリ24の蓄積データ量を計測する構成とし、HI制御部30が予め定めた閾値データ量と対比して、人物の顔の検出されていない状態が継続しバッファメモリ24の蓄積データ量が、閾値データ量に達したと判定された場合に記録を停止する制御を行う構成としてもよい。
また、顔検出がなされず、記録停止がなされた後、再度、顔検出がなされた場合には、図7に示すフローチャートでは、ステップS202の判定処理がYesとなり、データ記録が再開されるが、このデータ記録再開時に、さらに、他の要件を判定要件として設定して、デーの記録再開を制御する処理シーケンスについて、図8、図9を参照して説明する。
図8は、図7を参照して説明したフローにステップS310を追加したフローであり、ステップS301〜S307は図7のフローのステップS201〜S207と同様である。図8に示す処理フローでは、ステップS302において顔が検出されている状態であると判定された場合、あるいは、ステップS302において顔が検出されていないと判定されたが、ステップS303において閾値時間経過していないと判定された場合に、ステップS310に進み、予定の記録枚数あるいは記録時間のデータが撮影済みであるか否かを判定する。予定の記録枚数あるいは記録時間のデータが撮影済みであると判定された場合は、ステップS307に進み、記録処理を停止する。
この処理シーケンスは、例えば連続した画像データを撮影する連写撮影などにおいて有効であり、図8に示す処理によって、不要な大量の枚数の画像データを取得することを防止することが可能となる。一定の上限の枚数あるいは記録時間を規定値として設定し、それ以上の余分な画像を記録することを防止するものである。
図9も、図8と類似する処理例を説明するフローチャートである。図9は、図7を参照して説明したフローにステップS410を追加したフローであり、ステップS401〜S407は図7のフローのステップS201〜S207と同様である。図9に示す処理フローでは、ステップS402において顔が検出されている状態であると判定された場合、あるいは、ステップS402において顔が検出されていないと判定されたが、ステップS403において閾値時間経過していないと判定された場合に、ステップS410に進み、図1に示すバッファメモリ24のデータ蓄積量を検証する。
すなわち、HI制御部30が、バッファメモリ24のデータ蓄積量を検証し、バッファメモリ24のデータ蓄積量が、予め定めた閾値データ量に達しているか否かを判定する。バッファメモリ24のデータ蓄積量が閾値データ量に達していると判定された場合は、ステップS307に進み、記録処理を停止する。
この処理シーケンスも、図8のフローと同様、例えば連続した画像データを撮影する連写撮影などにおいて有効であり、図9に示す処理によって、バッファのデータ量に応じた記録停止開始制御が可能となる。
なお、カメラ制御部26は、目的被写体を特定して、上述の処理によって、撮影データの記録あるいは停止制御がなされている期間において、撮影画像を表示するモニタ画面に、メディアに対するデータ記録が実行中であるか否かを示す記録状態情報を示す表示処理を実行する構成としてもよい。
例えば、図10に示すように、記録中は点滅し、記録されていない場合は、非点滅状態に設定するというようなアイコン521をモニタ画面に表示される撮影画像に重畳して表示させる。この制御は、カメラ制御部26の制御部263によって実行される。制御部263は、アイコン表示コマンドをカメラ信号処理回路23を介して画像処理部25へ出力するか、あるいは、直接、画像処理部25へアイコンの表示処理命令を出力する。このアイコン表示処理によって、撮影処理を実行中のユーザは、設定モードの状態を知ることが可能となる。
以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
また、明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。
例えば、プログラムは記録媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことができる。あるいは、プログラムはフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することができる。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトから、コンピュータに無線転送したり、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送し、コンピュータでは、そのようにして転送されてくるプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
なお、明細書に記載された各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。また、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
以上、説明したように、本発明の一実施例構成によれば、例えば人物の顔などの特定の撮影目的被写体を設定した撮影処理において、撮影画像フレームを検証し、目的被写体を含む画像であるか否かを判定し、目的被写体を含む画像を優先的に記録メディアに記録し、目的被写体を含まない画像については、予め定めた条件の下、記録メディアに対する記録を停止する構成としたので、無駄な記録画像を削減することが可能となる。
さらに、本発明の一実施例構成によれば、人物の顔など撮影対象とする目的被写体に合わせた制御を実行し、撮影目的被写体が壁などの遮蔽物によって、一時的に撮影画像から消えた場合においても、人物の顔などの特定の撮影目的被写体に適応させた撮影制御を、そのまま一定時間継続させて行なう構成としたので、人物が再び撮影可能となった場合に、そのままの制御パラメータによって撮影を継続することが可能となり、短時間での制御状態の切り替えによって不均一なふらついた画像が生成されることなく、安定した高品質な画像の撮影が実現される。
本発明の一実施例に係る撮像装置の構成例について説明する図である。 本発明の一実施例に係る撮像装置のカメラ信号処理部の構成例について説明する図である。 本発明の一実施例に係る撮像装置のカメラ制御部およびHI制御部の構成例について説明する図である。 本発明の一実施例に係る撮像装置における撮影処理シーケンスについて説明するフローチャートを示す図である。 本発明の一実施例に係る撮像装置の撮影する画像データの例について説明する図である。 本発明の一実施例に係る撮像装置において、人物の顔を示すアイコンをモニタ画面に表示させた例を示す図である。 本発明の一実施例に係る撮像装置における撮影処理の停止実行制御シーケンスについて説明するフローチャートを示す図である。 本発明の一実施例に係る撮像装置における撮影処理の停止実行制御シーケンスについて説明するフローチャートを示す図である。 本発明の一実施例に係る撮像装置における撮影処理の停止実行制御シーケンスについて説明するフローチャートを示す図である。 本発明の一実施例に係る撮像装置において、撮影画像を表示するモニタ画面に、メディアに対するデータ記録が実行中であるか否かを示す記録状態情報を示す表示処理を実行する構成例を示す図である。
符号の説明
20 光学系
21 露出駆動部
22 撮像素子
23 カメラ信号処理部
24 バッファメモリ
25 画像処理部
26 カメラ制御部
27 レンズドライバ
28,29 モータ
30 HI制御部
31 スイッチ
231 I/F
232 検波回路
233 カメラ画像信号処理回路
234 顔検出回路
235 メモリI/F
236 I/F
261 I/F
262 メモリ
263 制御部
264 I/F
265 光学系パラメータ算出部
266 信号処理パラメータ算出部
267 タイマ
269 I/F
301 I/F
302 メモリ
303 I/F
304 タイマ
305 制御部
306 入力部

Claims (23)

  1. 撮影画像から撮影目的被写体を検出する目的被写体検出部と、
    前記目的被写体検出部の検出情報を入力し、目的被写体の検出状態に応じて記録メディアに対する撮像データの記録処理の実行または停止を制御する制御部と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御部は、
    前記目的被写体検出部の検出情報を入力し、目的被写体が検出されない状態が、予め定めた閾値時間以上継続した場合、記録メディアに対する撮像データの記録処理を停止する制御を行なう構成であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御部は、
    前記目的被写体検出部の検出情報を入力し、目的被写体が検出されない状態が、予め定めた画像フレーム数継続した場合、記録メディアに対する撮像データの記録処理を停止する制御を行なう構成であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記制御部は、
    前記目的被写体検出部の検出情報を入力し、目的被写体が検出されない状態におけるバッファデータ量が、予め定めたデータ量に達しているか否かを判定し、達していると判定した場合は、記録メディアに対する撮像データの記録処理を停止する制御を行なう構成であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記制御部は、
    記録済み画像が予め定めた数または時間に達しているか否かを判定し、達していると判定された場合は、目的被写体の検出の有無に関わらず記録メディアに対する撮像データの記録処理を停止する制御を行なう構成であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記制御部は、
    バッファデータ量が、予め定めたデータ量に達しているか否かを判定し、達していると判定された場合は、目的被写体の検出の有無に関わらず記録メディアに対する撮像データの記録処理を停止する制御を行なう構成であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  7. 前記制御部は、
    前記記録メディアに対する撮像データの記録処理を実行中であるか停止中であるかを識別可能とした記録状態を示す情報表示処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  8. 前記撮像装置は、さらに、
    前記目的被写体検出部の検出情報を入力し、目的被写体に適応する制御パラメータを算出し、該制御パラメータに基づくカメラ制御を実行するカメラ制御部と、
    前記カメラ制御部の制御情報に基づく制御が実行されるカメラ光学系またはカメラ信号処理部を有し、
    前記カメラ制御部は、
    前記目的被写体検出部の検出情報に基づいて撮影画像中に目的被写体が検出されない場合、予め定めた規定時間内においては、前記目的被写体に対応して設定済みの制御パラメータによる制御を継続して実行する構成であることを特徴とする請求項1〜7いずれかに記載の撮像装置。
  9. 前記カメラ制御部は、
    前記目的被写体に対応して設定された制御パラメータによる制御中は、撮影画像を表示するモニタ画面に、特定目的被写体に対応する制御が実行中であることを示す制御状態表示処理を実行する構成であることを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  10. 前記目的被写体検出部は、
    撮影画像から人物の顔画像を撮影目的被写体として検出する処理を実行する構成であり、
    前記カメラ制御部は、
    目的被写体としての人物の顔に適応する制御パラメータを算出し、該制御パラメータに基づくカメラ制御を実行する構成であることを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  11. 前記カメラ制御部は、
    前記目的被写体に適応する制御パラメータとして、露出制御、焦点制御、または焦点距離制御の少なくともいずれかの制御パラメータを算出し、該算出パラメータに基づいて、前記カメラ光学系の制御を実行する構成であることを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
  12. データ記録制御方法であり、
    撮影画像から撮影目的被写体を検出する目的被写体検出ステップと、
    前記目的被写体検出ステップにおける検出情報を入力し、目的被写体の検出状態に応じて記録メディアに対する撮像データの記録処理の実行または停止を制御する制御ステップと、
    を有することを特徴とするデータ記録制御方法。
  13. 前記制御ステップは、
    前記目的被写体検出ステップにおける検出情報を入力し、目的被写体が検出されない状態が、予め定めた閾値時間以上継続した場合、記録メディアに対する撮像データの記録処理を停止する制御を行なうステップであることを特徴とする請求項12に記載のデータ記録制御方法。
  14. 前記制御ステップは、
    前記目的被写体検出ステップにおける検出情報を入力し、目的被写体が検出されない状態が、予め定めた画像フレーム数継続した場合、記録メディアに対する撮像データの記録処理を停止する制御を行なうステップであることを特徴とする請求項12に記載のデータ記録制御方法。
  15. 前記制御ステップは、
    前記目的被写体検出ステップにおける検出情報を入力し、目的被写体が検出されない状態におけるバッファデータ量が、予め定めたデータ量に達しているか否かを判定し、達していると判定した場合は、記録メディアに対する撮像データの記録処理を停止する制御を行なうステップであることを特徴とする請求項12に記載のデータ記録制御方法。
  16. 前記データ記録制御方法において、さらに、
    記録済み画像が予め定めた数または時間に達しているか否かを判定し、達していると判定された場合は、目的被写体の検出の有無に関わらず記録メディアに対する撮像データの記録処理を停止する制御を行なうステップを有することを特徴とする請求項12に記載のデータ記録制御方法。
  17. 前記データ記録制御方法において、さらに、
    バッファデータ量が、予め定めたデータ量に達しているか否かを判定し、達していると判定された場合は、目的被写体の検出の有無に関わらず記録メディアに対する撮像データの記録処理を停止する制御を行なうステップを有することを特徴とする請求項12に記載のデータ記録制御方法。
  18. 前記データ記録制御方法において、さらに、
    前記記録メディアに対する撮像データの記録処理を実行中であるか停止中であるかを識別可能とした記録状態を示す情報表示処理を実行するステップを有することを特徴とする請求項12に記載のデータ記録制御方法。
  19. 前記データ記録制御方法は、さらに、
    前記目的被写体検出部の検出情報を入力し、目的被写体に適応する制御パラメータを算出し、該制御パラメータに基づくカメラ制御を実行するカメラ制御ステップと、
    前記カメラ制御部の制御情報に基づく制御が実行されるカメラ光学系またはカメラ信号処理ステップを有し、
    前記カメラ制御ステップは、
    前記目的被写体検出ステップにおける検出情報に基づいて撮影画像中に目的被写体が検出されない場合、予め定めた規定時間内においては、前記目的被写体に対応して設定済みの制御パラメータによる制御を継続して実行するステップであることを特徴とする請求項12〜18いずれかに記載のデータ記録制御方法。
  20. 前記カメラ制御ステップは、
    前記目的被写体に対応して設定された制御パラメータによる制御中は、撮影画像を表示するモニタ画面に、特定目的被写体に対応する制御が実行中であることを示す制御状態表示処理を実行するステップであることを特徴とする請求項19に記載のデータ記録制御方法。
  21. 前記目的被写体検出ステップは、
    撮影画像から人物の顔画像を撮影目的被写体として検出する処理を実行するステップであり、
    前記カメラ制御ステップは、
    目的被写体としての人物の顔に適応する制御パラメータを算出し、該制御パラメータに基づくカメラ制御を実行する構成であることを特徴とする請求項19に記載の撮像装置。
  22. 前記カメラ制御ステップは、
    前記目的被写体に適応する制御パラメータとして、露出制御、焦点制御、または焦点距離制御の少なくともいずれかの制御パラメータを算出し、該算出パラメータに基づいて、前記カメラ光学系の制御を実行することを特徴とする請求項21に記載のデータ記録制御方法。
  23. 撮像装置においてデータ記録制御を実行させるコンピュータ・プログラムであり、
    撮影画像から撮影目的被写体を検出する目的被写体検出ステップと、
    前記目的被写体検出ステップにおける検出情報を入力し、目的被写体の検出状態に応じて記録メディアに対する撮像データの記録処理の実行または停止を制御する制御ステップと、
    を実行させることを特徴とするコンピュータ・プロラム。
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