JP2011163687A - 回転棚ユニットおよび冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な操作で冷蔵庫の後方に保管された貯蔵物を前面と入れ替えることができる回転棚装置において、ユーザの操作によって回転棚が庫外に突出したままとなる状態があるため、そのまま冷蔵庫ドアを閉じると冷蔵庫ドアと回転棚が衝突し、貯蔵物が落下することや棚が破損する可能性がある。
【解決手段】回転棚とスライド棚との間にばね手段を設け、そのばね力が常に棚が収納される方向に作用するよう構成することで、回転棚が0度もしくは180度回転した位置でのみ静止することができるため、回転棚が引き出されたまま冷蔵庫ドアが閉められることがない。従って、冷蔵庫ドアと回転棚の衝突を軽減することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】回転棚とスライド棚との間にばね手段を設け、そのばね力が常に棚が収納される方向に作用するよう構成することで、回転棚が0度もしくは180度回転した位置でのみ静止することができるため、回転棚が引き出されたまま冷蔵庫ドアが閉められることがない。従って、冷蔵庫ドアと回転棚の衝突を軽減することができる。
【選択図】 図1
Description
この発明は、冷蔵庫内に設けられた棚の向きを変えることができる回転機構を備えた冷蔵庫用回転棚ユニットおよび冷蔵庫に関するものである。
従来の冷蔵庫においては、貯蔵物を冷蔵庫内部に整然と収納するために複数の仕切り棚が設けられている。
ところがこれらの冷蔵庫においては、後方に保管された貯蔵物を取り出す際、前方の貯蔵物が障害となるため、前方にある貯蔵物を先に取り出してから後方の貯蔵物を取り出さなければならず、使用時の不便さと煩雑さがあった。
このような問題点を解決するため、冷蔵庫内部で回転可能な棚を設けることで、後方の貯蔵物を前方の貯蔵物と入れ替え、ユーザが簡単に後方の貯蔵物を取り出すことができる冷蔵庫用回転棚ユニットが開示されている。
ところがこれらの冷蔵庫においては、後方に保管された貯蔵物を取り出す際、前方の貯蔵物が障害となるため、前方にある貯蔵物を先に取り出してから後方の貯蔵物を取り出さなければならず、使用時の不便さと煩雑さがあった。
このような問題点を解決するため、冷蔵庫内部で回転可能な棚を設けることで、後方の貯蔵物を前方の貯蔵物と入れ替え、ユーザが簡単に後方の貯蔵物を取り出すことができる冷蔵庫用回転棚ユニットが開示されている。
従来の冷蔵庫用回転棚ユニットでは、ユーザが回転棚を引き出した後、回転棚を任意の位置で止めることができるため、回転棚が引き出された状態で冷蔵庫のドアを閉じた場合、回転棚と冷蔵庫のドアがぶつかることがある。このため、保管していた貯蔵物の落下や回転棚の破損等の問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、ユーザが回転棚を90度より小さい範囲で回転させた状態で手を離すと、回転棚は自動的に元に戻り、ユーザが回転棚を90度より大きく回転させた状態で手を離すと、回転棚は自動的に180度回転し、後方の貯蔵物と前方の貯蔵物を入れ替えることができるようにした棚装置を提供することを目的とする。
この発明に係る回転棚ユニットは、回転棚板の中央部に配置された回転軸および端部に配置されたカムフォロアを備える回転棚と、庫内に固定され前記カムフォロアをガイドするカム溝を備える固定棚と、前記回転軸を回転可能に保持し前記回転棚の回転に伴い前記カムフォロアが前記カム溝にガイドされることで前記固定棚に対してスライドするスライド棚と、前記回転棚に連結される可動端および前記スライド棚に連結される固定端を有するねじりコイルばねとを備えるものである。
本発明に係る回転棚ユニットによれば、後方の貯蔵物と前方の貯蔵物を入れ替え動作の際に棚が庫外に突出した状態で静止することを抑えられるので、扉と回転棚との衝突を低減する回転棚ユニットを得ることができる。
実施の形態.
図1は、この発明を実施するための実施の形態における冷蔵庫用回転棚ユニット100の構成を示す分解斜視図、図2は回転棚30が収納された状態を示す裏面図、図3、図4は回転棚30が90度以上回転した状態を示す裏面図、図5は図1の状態から回転棚30が180度回転した状態を示す裏面図である。
図1は、この発明を実施するための実施の形態における冷蔵庫用回転棚ユニット100の構成を示す分解斜視図、図2は回転棚30が収納された状態を示す裏面図、図3、図4は回転棚30が90度以上回転した状態を示す裏面図、図5は図1の状態から回転棚30が180度回転した状態を示す裏面図である。
図1において、冷蔵庫の上方向を+Z方向、下方向を−Z方向、冷蔵庫のドアの有る手前方向であってスライド棚20を引き出す方向を+Y方向、反対側の後ろ方向を−Y方向、冷蔵庫のドア側から見て左方向を+X方向、右方向を−X方向として説明する。
図1において、固定棚10は、固定棚板11の両端に設けられた2本のレール12により冷蔵庫内壁にネジなどで固定される。固定棚板11には、後述する回転棚板31の回転に伴うドア側への移動を案内するカム溝13が設けられている。カム溝13は、2つの直線部である第1の直線部13cおよび第2の直線部13dならびにその間に設けられた円弧部13aから形成されている。第1の直線部13cには、円弧部13aと反対側の端部にカムフォロアとして機能する溝車34を挿入する挿入穴13bが形成されている。また、カム溝13の円弧部13aの外周側には、等間隔で合計3個の第2のローラ40が取り付けられており、回転棚板31の裏面と接している。回転棚板31が回転する際には、この第2のローラ40が回転することで、回転棚板31の回転負荷を小さくすることができる。
スライド棚20は、スライド棚板21の左右両端にレール12よりも狭い幅で柱状の支持部26が取り付けられている。支持部26の外側には、左右各2個で合計4個の第1のローラ22が回転可能に取り付けられている。この第1のローラ22がレール12上で回転することで、固定棚板11に対してスライド棚板21がレール12に沿って移動することができる。
スライド棚20は、固定棚10にレール12と第1のローラ22とを介して取り付けられると、固定棚板の回転棚30側の面およびスライド棚板の回転棚30側の面がほぼ同一面となるように構成されている。このため、スライド棚20が固定棚10側に収納された場合、スライド棚板21の端面と固定棚板11の端面とが当接して、スライド棚20の収納位置が決められる。
スライド棚板21の中央には、後述する回転棚板31の回転軸32を受ける軸受け25が取り付けられている。回転軸32及び軸受け25は例えばポリアセタール(polyacetal)のような摺動負荷の少ない材料が使用されている。また、スライド棚板21の裏面には、ねじりコイルばね24の固定端24aと嵌合するための第1のポスト23が取付けられている。
回転棚30は、回転棚板31の裏面中央に爪部31aが一体に成型されており、この爪部31aが回転軸32の中央の角穴32aに挿入される。この回転棚30の回転軸32が、スライド棚20に取り付けられた軸受け25に挿入されることで回転棚30は、スライド棚20に回動可能に支持される。
また、スライド棚板21を貫通した回転棚板31の爪部31aは、スライド棚板21の裏面側で抜け止め部材33の角穴33aに挿入される。爪部31aは、例えばスナップフィットの機能を有し、爪部31aのバネ性で抜け止め部材33を保持している。
回転棚板31は対向する2つの円弧部31aと対向する2つの直線部31dとからなる形状をしている。回転棚板31は、円弧部31aが冷蔵庫のX方向である左右を向くように取り付けられている。回転棚板31の一方の円弧部31a側の端部の略中央の固定棚10側である裏面側に第2のポスト31bが設けられている。第2のポスト31bには溝車34が回動可能に取り付けられる。
この溝車34は、円筒形状の高さ方向の略中央部に、直径が小さくなるような溝が設けられた形状をしている。このように、溝車34は円筒形状のZ方向である高さ方向の両端部で直径の大きな部分であるフランジ部に直径の小さな部分である溝部が挟まれた形状をしている。
溝車34は、固定棚板11のカム溝13の挿入穴13bから挿入される。挿入穴13bの穴径は、溝車34のフランジ部の直径より大きい。また、挿入穴13b以外のカム溝13の幅は、溝車34の溝部の直径より大きく、フランジ部の直径より小さく設定されている。このため、挿入穴13b以外のカム溝13の部分では、溝車34は、第2のポスト31bの軸方向である上下方向には抜けない構造となっている。回転棚板31を回転させると、カム溝13にガイドされながら溝車34が回転するため、回転棚板31をスムーズに回転させることができる。
またねじりコイルばね24の一端である可動端24bは、回転棚30の抜け止め部材33の取付け穴33bに挿入される。ねじりコイルばね24の他端である固定端24aは、スライド棚板21に設けられた第1のポスト23に挿入される。第1のポスト23は、円筒形状の軸方向の一端に第1のポスト23の姿勢を安定させるためのフランジが形成されている形状で、図示しないネジによりスライド棚板21に固定されている。取付け穴33bと第1のポスト23とによりねじりコイルばね24は、ねじりコイルばね24のコイル部24eの中心軸がほぼスライド棚板に対して垂直になるように保持される。これにより、ねじりコイルばね24は、スライド棚20から回転棚30に対してばね力を与える構成となる。
次に、冷蔵庫用回転棚ユニット100の動作について図2から図5を用いて説明する。なお、ねじりコイルばね24の動作の説明のため、図1で用いた座標の原点を回転軸32の軸心上に置いて説明する。回転棚板と平行な面であるXY平面上で回転軸32の軸心を通り、Y方向であるスライド棚20のスライド方向に伸びる直線を第1の直線とし、回転軸32の軸心を通り、X方向である第1の直線に対して直角の方向に伸びる直線を第2の直線をとする。上述のように、スライド棚20を庫外に引き出す方向である矢印C1方向を+Y方向とし、その逆方向を−Y方向とする。冷蔵庫に向かって左方向である図2から図5までの図中右方向を+X方向、その逆方向を−X方向とする。なお、図2から図5は冷蔵庫の下側から見た図であるため、左右方向は図1に対して反対側となっている。
図2は回転棚30が収納された状態を裏面から示した図である。この状態を第1の使用状態とする。第1の使用状態では、ねじりコイルばね24は一定のばね力が発生している状態にある。この状態での腕部24cと腕部24dのなす角度は角度θである。つまり、固定側の腕部24cに対して可動側の腕部24dが、無負荷状態の巻角度から一定のたわみ角だけ回転して角度θとなった状態である。ねじりコイルばね24の固定端24aはスライド棚板21の裏面のY軸である第1の直線上の+Y方向に接続されている。ねじりコイルばね24の可動端24bは回転軸32のX軸である第2の直線上の−X方向に接続されている。
この第1の使用状態から、回転棚30を矢印A2方向である反時計回り方向に90度より小さい範囲で回転させた場合、回転棚板31に固定されている回転軸32は矢印A2方向に90度より小さい範囲で回転する。
一方、スライド棚板21に回転可能に取り付けられている回転棚30は、溝車34により固定棚10に設けられたカム溝13で規制されている。このため、回転棚30を矢印A2方向に回転させると、最初溝車34は矢印B2方向に移動し、レール12にガイドされたスライド棚20が図2中下側である矢印C1方向に移動する。また、同時にスライド棚20に連結されている回転棚30の回転軸32も矢印C1方向に移動する。
溝車34がカム溝13の円弧部13aに入ると、回転棚30は回転中心である回転軸32を矢印C1方向に移動させずに回転できる。このため、スライド棚20は図2中下側である矢印C1方向に移動することなく静止した状態となる。
このような回転棚30が90度より小さい範囲で回転する場合、ねじりコイルばね24の腕部24cと腕部24dのなす角度は、第1の使用状態の角度θより小さくなる。ねじりコイルばね24は、固定端24aがスライド棚板11に固定されているため、回転軸32をA1方向に戻すようにばね力を生じる。このため、回転棚30から手を離すと、ねじりコイルばね24のばね力により、回転棚30は図2の第1の使用状態の位置まで戻される。この際、ねじりコイルばね24は一定のばね力を有しているが、スライド棚板21の端面が固定棚板11の端面に当接することで、回転棚30の回転は止まり、固定棚10に対するスライド棚20および回転棚30の位置が決まる。
ねじりコイルばね24のばね力は、回転棚30とスライド棚20との間に働く。また、回転棚30は回転に伴い冷蔵庫のドア側に固定棚10のレール12にガイドされながら移動し、その移動は、固定棚10のカム溝13と回転棚30の溝車34とにより規制をされている。従って、回転棚30及びスライド棚20が固定棚10のレール12にガイドされて収納される。
この第1の使用状態からユーザが回転棚30を反時計回り方向である矢印A2方向に回転させて、回転棚30が90度より大きく回転した場合は図3の状態となる。この状態を第2の使用状態とする。
この第2の使用状態におけるねじりコイルばね24のばね力は、腕部24cと腕部24dのなす角が、第1の使用状態の角度θに比べて小さくなっているため、腕部24cと腕部24dのなす角を大きくする方向に働く。つまり、回転軸32を反時計回り方向である矢印A2方向に回転させるばね力を生じる。
このため、回転棚30は、回転軸32を中心に回転をするため、溝車34はカム溝13を矢印B3方向に進む。このように、ばね力が無駄なく回転棚30の回転させる力として作用するため、回転棚30はスムーズに回転することができる。
図4に示すように、第2の使用状態を過ぎて回転を続けると、溝車34はカム溝13の円弧部13aの終端に到達し、移動方向が直線に切り替わる。この状態を第3の使用状態とする。
この場合、回転棚板31はカム溝13によって規制されるため、もはや回転することができない。しかし、スライド棚20は、図3と図4の状態では図3、図4中下側である冷蔵庫のドア側に移動した状態にある。このため、ねじりコイルばね24の矢印A2方向のばね力により、スライド棚20は図4中上側方向である矢印C方向に移動するとともに、溝車34が矢印B4方向に移動する。
回転棚30は、矢印B4方向に移動する溝車34を回転中心としながら、固定棚10に対して矢印D方向に回転する。その際、レール12にガイドされているスライド棚20は矢印C方向に移動し、図5に示す第4の使用状態の位置であるスライド棚20の収納状態まで移動する。
ねじりコイルばね24の固定端24aは、図2に示す第1の使用状態と同様にスライド棚板21の裏面のY軸である第1の直線上の+Y方向に接続されている。一方、ねじりコイルばね24の可動端24bは、回転軸32の回転に伴い図2に示す第1の使用状態の位置に対して、回転軸32の軸心を中心として点対称の位置となるX軸である第2の直線上の+X方向に移動している。
図5に示す第4の使用状態の位置では、ねじりコイルばね24の腕部24cと腕部24dのなす角度は角度θであるため、第1の使用状態と同様に、ねじりコイルばね24には一定の力が発生している状態である。このため、溝車34は図5中下側であるB5方向に動くよう力を受けるが、スライド棚板の端面と固定棚板の端面が当接しているため、回転棚30が回転することはない。
以上のように、ユーザが回転棚30を90度以上回転させた場合、回転棚30に加わるねじりコイルばね24のばね力が時計回り方向である矢印A1方向から、反時計回りである矢印A2方向に反転する。これにより、冷蔵庫後方の貯蔵物と前方の貯蔵物の位置を入れ替えることができ、従来のように前方の貯蔵物を取り除いてから、後方の貯蔵物を取り出すといった煩雑さを解消することができ利便性を向上した冷蔵庫を得ることができる。
また、ユーザが回転棚30を90度より小さい範囲で回転させた状態で手を離すと、回転棚30は自動的に元に戻り、ユーザが回転棚30を90度より大きく回転させた状態で手を離すと、回転棚30は自動的に180度回転する。このように、回転棚30が回転途中で回転棚が収納される方向にねじりコイルばね24からばね力を受けているため、不注意にドアを閉めたとしても保管していた貯蔵物の落下や回転棚ユニット100の破損等の問題を軽減した冷蔵庫を得ることができる。
また、カム溝13が円弧部13aの両端に第1の直線部13cと第2の直線部13dを有する形状である。回転軸32は、ねじりコイルばね24から回転力である力Fを受けるが、溝車34が第1の直線部13cの位置に来る位置では、この力Fの矢印C2方向の分力F1は図4中右側を向いていて分力F1に垂直な分力F2に比べて大きくなる。
本実施の形態でのカム溝13は、円弧部13a、第1の直線部13cおよび第2の直線部13dから構成されている。第1の直線部13cと第2の直線部13dを有さず、円弧部のみで構成されたカム溝に比べて次のような利点がある。
本実施の形態のように、円弧部13a、第1の直線部13cおよび第2の直線部13dを設けた場合、円弧部13aでは、ねじりコイルばね24は回転棚30を回転させる力を与えるだけで良く、回転棚30を矢印C2方向へ移動させる力は必要で無い。一方、第1の直線部13cと第2の直線部13dでは、ねじりコイルばね24は回転棚30を回転させるとともにスライド棚20を矢印C2方向に移動させるための力を与える必要がある。
上述のように、第1の直線部13cと第2の直線部13dでは、スライド棚20を矢印C2方向に移動させるための力F1は、ばね力Fの分力としては大きくなっているため、ねじりコイルばね24は、容易にスライド棚20を矢印C2方向に移動させることができる。
しかし、円弧部13aの位置では、スライド棚20を矢印C2方向に移動させるための分力F1が小さいため、スライド棚20を容易に矢印C2方向に移動させることができない。このため、スライド棚20が矢印C2方向に移動しない円弧部13aを設けることでねじりコイルばね24のばね力を有効に利用することができる。なお、このような円弧部13aの形状は、スライド棚20が矢印C1方向に最も引き出された位置での回転軸32の軸心の位置と、円弧部13aの円弧の中心位置とが一致することで得ることができる。
これに比べて、カム溝の全てを円弧部で形成した場合、ねじりコイルばね24の分力F1が小さい範囲でもスライド棚20を矢印C2方向に移動させる必要があり、ねじりコイルばね24のばね力を有効に利用することができず、必要以上のばね力を設定する必要が生じる。
なお、円弧部でスライド棚20を矢印C2方向に移動させる力がかかっているとしても、カム溝13が、円弧部13a、第1の直線部13cおよび第2の直線部13dから構成されていることにより、円弧部でスライド棚20を矢印C2方向に移動させる力を小さくすることができるという効果を得ることができる。
このように、ねじりコイルばね24の図4の矢印C2方向であるスライド方向の分力F1が大きな位置で、スライド棚20をスライドする駆動力を得るため、ねじりコイルばね24のばね力を小さく設定することができる。
更には、棚板の駆動力を得るためねじりコイルばね24を使用することで、簡単な構成で2方向のばね力を有するばね機構を構成することができる。
なお、実施の形態1では、裏面視で反時計回り方向の回転棚30の回転動作について説明したが、時計回り方向での回転棚30の回転動作についても同様の動作原理により実現することができる。
また、実施の形態では冷蔵庫を例として回転棚ユニットの構成等を説明したが、一般的な収納段やシステムキッチンの収納用の棚等として利用することができる。
10 固定棚、13 カム溝、 20 スライド棚、 24 ねじりコイルばね、 24a 固定端、 24b 可動端、 24e コイル部、 30 回転棚、 31b 第2のポスト、 32 回転軸、 34 溝車、 100 回転棚ユニット。
Claims (8)
- 回転棚板の中央部に配置された回転軸および端部に配置されたカムフォロアを備える回転棚と、
庫内に固定され前記カムフォロアをガイドするカム溝を備える固定棚と、
前記回転軸を回転可能に保持し前記回転棚の回転に伴い前記カムフォロアが前記カム溝にガイドされることで前記固定棚に対してスライドするスライド棚と、
前記回転棚に連結される可動端および前記スライド棚に連結される固定端を有するねじりコイルばねとを備える回転棚ユニット。 - ねじりコイルばねはコイル部の中心軸が回転棚板と略垂直となるように配置され、スライド棚が収納された状態において前記回転棚板と略平行な平面上で回転軸の軸心を通り互いに直角をなす2つの直線のうち、前記一方の直線上に前記固定端が接続され、前記他方の直線上に前記可動端が接続されていることを特徴とする請求項1に記載の回転棚ユニット。
- 直角をなす2つの直線のうち1つがスライド棚のスライド方向に伸びる直線と一致し、前記直線上に固定端が接続されていることを特徴とする請求項2に記載の回転棚ユニット。
- カム溝は曲線形状の溝の両端に直線形状の溝を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の回転棚ユニット。
- 曲線形状の溝は円弧形状であることを特徴とする請求項4に記載の回転棚ユニット。
- 円弧形状の円弧の中心位置はスライド棚が最も引き出された位置における回転軸の軸心の位置と一致することを特徴とする請求項5に記載の回転棚ユニット。
- 曲線形状の溝はスライド棚が移動せず回転棚が回転するように形成されていることを特徴とする請求項4に記載の回転棚ユニット。
- 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の回転棚ユニットを備える冷蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010028307A JP2011163687A (ja) | 2010-02-11 | 2010-02-11 | 回転棚ユニットおよび冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010028307A JP2011163687A (ja) | 2010-02-11 | 2010-02-11 | 回転棚ユニットおよび冷蔵庫 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2011163687A true JP2011163687A (ja) | 2011-08-25 |
Family
ID=44594585
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010028307A Pending JP2011163687A (ja) | 2010-02-11 | 2010-02-11 | 回転棚ユニットおよび冷蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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2010
- 2010-02-11 JP JP2010028307A patent/JP2011163687A/ja active Pending
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