JP2014068997A - 感震式物品落下防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】地震時において比較的弱いトルクでのストッパー部の移動を可能とし、物品の落下を確実に防止できるコンパクトな構造の感震式物品落下防止装置を提供する。
【解決手段】左右方向を向く回転軸8と、回転軸8の近傍に位置し直線方向に移動するように案内されたストッパー部9と、回転軸8に回転トルクを与えるウエイト部10と、回転軸8の回転トルクをストッパー部9に伝達する伝達部13と、からなるストッパー部材12が、物品15を載置する棚板5の前縁に配置されており、地震時における所定の振動でウエイト部10が回転軸8に回転トルクを与え、この回転トルクが伝達部13によってストッパー部9に伝達され、棚板5の前縁に位置するストッパー部9が棚板5上面より直線方向上方に突出するようになっている。
【選択図】図5

Description

本発明は、書架や物品棚等における物品落下防止装置に関し、特に地震時の振動によって作動し、棚板に載置していた書籍や商品等が落下しないようにした感震式物品落下防止装置に関する。
従来、地震などによる強い揺れによって書架からの書籍の落下を防止するために、感震式の落下防止装置を備える書架が開発されており、例えば特許文献1に示されるような感震式書籍落下防止装置がある。これは左右方向を向く回転軸から離間させて左右方向を向くストッパー部およびウエイトを配設し、地震時の振動によりセットされたウエイトのバランスが崩れることで、ウエイトの重心がストッパー部側から回転軸を挟んで反対側に移動し、自由落下するウエイトによりストッパー部を上方に持ち上げる機構になっており、ストッパー部で前面側に移動しようとする書籍を規制するものである。
また、地震などによる強い揺れによって棚からの物品落下を防止する機構として、類似する物品棚における感震式物品落下防止装置がある(特許文献2)。
特許第3629961号公報(段落[0015],[0016]、第3,4図) 特開平11−206493号公報(段落[0015],[0016],[0017]、第4図)
しかしながら、特許文献1および2にあっては、回転軸と対に配置された自由落下するウエイトを利用して比較的長いアーム(特許文献2では「回動バー」)を有するストッパー部を作動させ、棚の前面側に移動しようとする書籍を規制する技術であるため、地震時にストッパー部を適正な位置まで移動させるには、回転軸とウエイトの重心との間のアームの長さを長くとり所定の回転トルクを得る必要があり、装置は大型化するばかりか、見栄えも良いものではなかった。
地震時における物品落下防止機能を高めるには、ウエイトを回転軸からより遠くへ離しそのアーム長を利用してストッパー部を移動させるための回転トルクを高めるか、もしくはウエイトの重量を増すしかないが、ウエイトを回転軸からより遠くへ離す手段を採用した場合、前述したようにアームの長さが長くなり装置の大型化は免れない。またウエイトの重量を増大させた場合には、地震に対する感震機能が劣ることになる。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、地震時において比較的弱いトルクでのストッパー部の移動を可能とし、物品の落下を確実に防止できるコンパクトな構造の感震式物品落下防止装置を提供することである。
前記課題を解決するために、本発明の感震式物品落下防止装置は、
左右方向を向く回転軸と、該回転軸の近傍に位置し直線方向に移動するように案内されたストッパー部と、前記回転軸に回転トルクを与えるウエイト部と、前記回転軸の回転トルクを前記ストッパー部に伝達する伝達部と、からなるストッパー部材が、物品を載置する棚板の前縁に配置されており、地震時における所定の振動で前記ウエイト部が前記回転軸に回転トルクを与え、この回転トルクが前記伝達部によってストッパー部に伝達され、前記棚板の前縁に位置するストッパー部が棚板上面より直線方向上方に突出するようになっていることを特徴としている。
この特徴によれば、ストッパー部が、回転軸の近傍から立ち上がり、回転軸の回転トルクを伝達部により直接受けるようにして棚板上面より上方に向けて直線方向に突出する構造になっているため、比較的弱い回転軸の回転トルクであってもストッパー部の十分な移動が可能となり、物品の落下を確実に防止できることになる。特にストッパー部がアームなどの回転構造を採用しない構造であるため、コンパクトな構造の感震式物品落下防止装置を提供することができることになる。
本発明の感震式物品落下防止装置は、
前記ストッパー部材におけるストッパー部が、左右方向を向く板状体であり、前記ストッパー部材を支持する筐体に形成された前後1対のガイド部で上下方向に案内されるように遊嵌されていることを特徴としている。
この特徴によれば、ストッパー部材を支持する筐体内には、回転軸、ストッパー部、ウエイト部、伝達部、さらにはストッパー部を案内するガイド部が収納されているため、ストッパー部材のユニット化が可能となり、取り扱いが容易となる。
本発明の感震式物品落下防止装置は、
前記筐体は、その上面が前記棚板の上面とほぼ面一となるように前記棚板の前縁に配置されていることを特徴としている。
この特徴によれば、前記ストッパー部材の筐体上面が前記棚板の上面とほぼ面一となるため、棚板に物品の出し入れに際し、前記筐体が邪魔にならず、かつ前記筐体を棚板の一部としても利用できることになる。
本発明の感震式物品落下防止装置は、
前記ストッパー部の上端部を、高摩耗部材で構成したことを特徴としている。
この特徴によれば、例え何らかの原因で、感震時に棚板上面における効果的な位置まで前記ストッパー部が突出できなかったとしても、前記ストッパー部の上端部の高摩耗部材で物品の落下を効果的に阻止できることになる。
実施例1における物品収納棚を示す斜視図である。 実施例1における落下防止装置を示す斜視図である。 実施例1における落下防止装置の通常状態を示す側断面図である。 実施例1における感震によりウエイト部が回転軸に回転トルクを与えた状態を示す側断面図である。 実施例1におけるストッパー部が棚板上面より直線方向上方に突出した状態を示す側断面図である。 (a)は、実施例1における落下防止装置の変形例を示す側断面図であり、(b)は、(a)の状態からストッパー部が棚板上面より直線方向上方に突出した状態を示す側断面図である。 (a)は、実施例2における落下防止装置の通常状態を示す側断面図であり、(b)は、実施例2におけるストッパー部が棚板上面より直線方向上方に突出した状態を示す図である。 (a)は、実施例3における落下防止装置の通常状態を示す側断面図であり、(b)は、実施例3におけるストッパー部が棚板上面より直線方向上方に突出した状態を示す図である。
本発明に係る感震式物品落下防止装置を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例1に係る感震式物品落下防止装置につき、図1から図5を参照して説明する。図1は、本発明の感震式物品落下防止装置(以下、落下防止装置という)1を装着した書棚としての物品収納棚2の斜視図であり、この物品収納棚2は、左右方向に離間する側板3,3と、各側板3,3の上端部の対向面同士を連結している天板6と、各側板3,3の互いに対向し合う側面に支持された上下複数段の棚板5と、から成っており、側板3,3により棚板5の左右の端部から落下することが防止された状態で各段の棚板5の上面に書籍15が複数載置されている。また、落下防止装置1は、後述するように各段の棚板5の前面(前縁)に取付けられている。尚、本実施例においては、物品収納棚2を書棚と想定して説明するが、これに限られず、商品を陳列するための什器等でもよい。
後に詳述するが、落下防止装置1は、地震などの衝撃が加わった際に、棚板5の上面より上方にストッパー部9を突出させることで、このような物品収納棚2からの書籍15の落下を防止する装置である。尚、このような物品収納棚2は、収納効率の観点から一般的に各段の離間距離は書籍15の上下寸法より若干広く設計されているため、棚板5の上面に載置された書籍15が前方側に所定角度傾くと、書籍15の後端側上部の角が直上に位置する棚板5の底面5a、若しくは天板6の底面6aに当接するようになっている。
図2に示されるように、落下防止装置1は、後述する回転軸8、ストッパー部9、ウエイト部10及び伝達部13から成るストッパー部材12と、棚板5の前面に取付けられストッパー部材12を支持する本発明の筐体である支持部材7と、から主に構成されている。
先ず支持部材7について説明すると、支持部材7は、棚板5の前面に対し図示しないボルト等で取付けられる基板部7aを備えており、基板部7aの下端部には、前方に向けて延設される底面部7dが略水平に設けられており、底面部7dの前端部には、略垂直に延設される前面部7eが設けられている。更に、前面部7eの上端部には、基板部7aに向けて所定の長さ延設される上板部7fが設けられ、上板部7fの後端部には、底面部7dに向けて所定の長さ略鉛直に延設される鉛直部7gが設けられている。この上板部7fが延設される所定の長さは、基板部7aまで到達しない長さとなっており、鉛直部7gが延設される所定の長さは、底面部7dまで到達しない長さとなっている。また、後述するように基板部7a及び鉛直部7gは、本発明における前後1対のガイド部となっている。尚、これ等基板部7a、底面部7d、前面部7e、上板部7f及び鉛直部7gによって構成される部材は、一枚の金属板を屈曲させることにより形成してもよいし、金型による押出形成等で形成してもよい。また、当該部材の左右方向の両端には、左右方向に貫通する貫通孔7c,7cをそれぞれ備えた側板部7b,7bがビス4で接続されている。
貫通孔7c,7cには、前記回転軸8が左右方向を向いて回転可能に遊嵌されている。尚、回転軸8は、両端部に外方からキャップ42をそれぞれ嵌合することで左右方向に移動不能になっており、貫通孔7c,7cから離脱することが防止されている。
この回転軸8は、前面部7e側に所定の重量を有し長手方向に延びる板状体の前記ウエイト部10が固着されているとともに、基板部7a側に前記伝達部13が固着されている。尚、このウエイト部10は、回転軸8の軸方向に所定間隔離間して2つ以上複数設けられるものでもよい。更に、この伝達部13は、図2に示されるように側面視略鉤状となっており、その端部13aは、鉛直部7gよりも基板部7a側に位置するようになっている。尚、この伝達部13は、回転軸8の軸方向に所定間隔離間して複数設けられるものでもよい。
また、基板部7a及び鉛直部7gの間には、前記ストッパー部9が鉛直方向にのみ移動可能に案内された状態で配設されており、ストッパー部9の下端面9aは、伝達部13の端部13aと当接している。このストッパー部9は、左右方向を向く板状体であるとともに、高摩耗部材で構成され摩擦係数が高くなっている。尚、ストッパー部9は必ずしも高摩耗部材で形成されるものに限らないが、少なくともストッパー部の上端部の摩擦係数が高くなっていることが好ましい。
落下防止装置1の非作動時において、ウエイト部10は略鉛直方向を向いた状態となっているとともに、所定の重量を有したストッパー部9は、伝達部13の上部に載置された状態となっている。そして、図3においてウエイト部10により回転軸8が回動しようとするが、ストッパー部9の重量により回動が抑止されている。したがって、ストッパー部材12は、非作動時の状態から回転移動しないようにバランスが保たれている。
後述する地震などによりウエイト部10に対して振動が伝わると、ストッパー部9のバランスが崩れ、ウエイト部10が回転軸8を中心として前方に倒れこみ、ウエイト10の重量に基づく回動軸8を回動するトルクが増大し、この倒れこむ動作に連動して回転軸8が回転する。そして、伝達部13は、回転軸8の回転により、その端部13aが上方に向け持ち上がるようになっており、この伝達部13の端部13aに載置されているストッパー部9が上方に押し上げられる構造になっている。尚、ストッパー部9は、基板部7a及び鉛直部7gに案内されながら鉛直方向に移動する。
続いて、落下防止装置1によって書籍15の落下が防止される状態を図3から図5を用いて説明する。
図3に示されるように、落下防止装置1の通常状態において、ストッパー部9は、上端面9bが棚板5の上面と略水平になるように配置されており、棚板5への書籍15の出し入れは支障なく行うことができるようになっている。そして、地震等により落下防止装置1に所定以上の振動が伝わると、図4に示されるように、棚板5の上面に載置された複数の書籍15が棚板5の前方側に向けて移動する。そして、ウエイト部10が前方側に倒れてウエイト部10の重心が前方側に変位する。すなわち、略鉛直方向を向いたウエイト部10が倒れこむ動作に連動して回転軸8が回転することにより、回転軸8が回転トルクを得ることができるようになっている。この回転軸8の回転トルクが伝達部13を介してストッパー部9に伝わり、ストッパー部9を鉛直方向に押し上げるようになる。
次いで、図5に示されるように、回転軸8は、ウエイト部10が倒れこみ底面部7dに当接することで、それ以上回転しないように規制される。この時点でストッパー部9は棚板5上面より鉛直方向の上方に最大の長さ突出するまで押し上げられるようになっているため、前方側に向けて移動した書籍15が棚板5の上方に突出したストッパー部9に規制されて、棚板5から落下することが防止される。
尚、上述したように、このような物品収納棚2は、書籍15が前方側に所定角度傾くと、書籍15の後端側上部の角が直上に位置する棚板5の底面5a、若しくは天板6の底面6aに当接するようになっているため、図5のように、ストッパー部9がある程度棚板5上面より上方に突出すれば、書籍15がストッパー部9を支点に回転して落下する慮がない。
また、棚板5の上方に突出したストッパー部9は、管理者がストッパー部9を下方に向けて押し下げることにより、回転軸8が逆回りに回転されて落下防止装置1の非作動状態に戻すことができるようになっている。尚、棚板5の上方に突出したストッパー部9を非作動状態に戻す際には、支持部材7を分割して直接回転軸を操作することで通常状態に戻すようにしてもよい。
以上説明したように、ストッパー部9が回転軸8の回転トルクを伝達部13により直接受けるようにして棚板5上面より上方に向けて直線方向に突出する構造になっているため、比較的弱い回転軸8の回転トルクであってもストッパー部9の十分な移動が可能となり、書籍15の落下を確実に防止できることになる。
また、特にストッパー部9がアームなどの回転構造を採用しない構造であるため、コンパクトな構造の落下防止装置1を提供することができることになる。更に、棚板5の前面に取付けられる支持部材7内には、回転軸8、ストッパー部9、ウエイト部10、伝達部13、さらにはストッパー部9を案内する基板部7a及び鉛直部7gが収納されているため、ストッパー部材12のユニット化が可能となり、取り扱いが容易となる。
また、支持部材7の上板部7fが棚板5の上面とほぼ面一となるため、棚板5に書籍15の出し入れに際し、支持部材7が邪魔にならず、かつ支持部材7を棚板5の一部としても利用できることになる。
また、ストッパー部9が高摩耗部材で構成されていることにより、例え何らかの原因で、感震時に棚板5上面における効果的な位置までストッパー部9が突出できなかったとしても、ストッパー部9の摩擦力で書籍15の落下を効果的に阻止できることになる。
次に、実施例1における落下防止装置の変形例について図6を用いて説明する。図6(a)に示されるように、本変形例の落下防止装置1’は、前記実施例の落下防止装置を水平方向に180度回転させて棚板5の前面に取付けられたものである。したがって、本変形例では、前記実施例における前面部が基板部7a’となっており、図示しないボルト等で棚板5の前面に取付けられているとともに、前記実施例における基板部が前面部7e’となっており、支持部材7’の前面に配置されている。
更に、上板部7f’は、基板部7a’の上端部から前面部7e’に向けて上板部7f’が前記所定の長さ延設されており、この上板部7f’の前端部から底面部7d’に向けて鉛直部7g’が前記所定の長さ延設されている。すなわち、鉛直部7g’は、支持部材7’の前面側に位置するようになっており、これ等前面部7e’及び鉛直部7g’が本変形例における前後1対のガイド部となっている。また、前面部7e’及び鉛直部7g’との間にストッパー部9が鉛直方向に案内された状態で配設されている。そして、回転軸8’は、前面部7e’側に伝達部13’が固着されているとともに、基板部7a’側にウエイト部10’が固着されている。
図6(b)に示されるように、地震等により落下防止装置1’に所定以上の振動が伝わると、ウエイト部10’が後方側に倒れて回転軸8’に回転トルクを与える。この回転軸8’の回転トルクにより、伝達部13’の端部13a’がストッパー部9の下端面9aを押圧し、支持部材7’の前方側に配設されたストッパー部9を鉛直方向に押し上げる。
このように、ストッパー部9が支持部材7’の前方側から棚板5上面より上方に突出するようになっているため、地震により前面側に移動しようとする書籍15をストッパー部9が同方向へ移動しながら規制することになり、書籍15がストッパー部9に規制されるまでの距離を稼ぐことができ、地震時の書籍15の落下防止能力が向上する。
次に、実施例2に係る落下防止装置11につき、図7を参照して説明する。尚、前記実施例と同一構成で重複する説明を省略する。
図7(a)に示されるように、ストッパー部19の下端面19aと伝達部113の端部113aとの間には、ヒンジ40が配設されており、このヒンジ40を軸にストッパー部19及び伝達部113が周方向に回動可能に接続されている。また、前記実施例と同様に、このストッパー部19は、基板部7a及び鉛直部7gによって鉛直方向に案内された状態となっている。
次いで図7(b)に示されるように、地震等により落下防止装置11に所定以上の振動が伝わると、ウエイト部110が前方側に倒れて回転軸18に回転トルクを与え、この回転軸18の回転トルクは、伝達部113の端部113aからヒンジ40を介してストッパー部19の下端面19aに直接伝わるようになる。そのため、比較的弱い回転軸18の回転トルクであってもストッパー部19が十分に移動することができる。
次に、実施例3に係る落下防止装置21につき、図8を参照して説明する。尚、前記実施例と同一構成で重複する説明を省略する。
図8(a)に示されるように、支持部材17の基板部17aにおけるストッパー部29との対向面には、鉛直方向に延びるレール17jが形成されている。また、ストッパー部29は、当該レール17jと対応する凹溝29bが形成されており、レール17jに凹溝29bが遊嵌されることでレール17jに沿って移動可能になっている。本実施例においては、基板部17aのレール17jが本発明におけるガイド部を構成している。また、ストッパー部29における回転軸28との対向面には、複数の凹部が鉛直方向に所定間隔離間して配設された被噛合部29aが形成されている。さらに、回転軸28には、径方向に突設する複数の凸部が周方向に所定間隔離間して配設された本発明の伝達部である噛合部213が形成されており、噛合部213は被噛合部29aに噛合した状態となっている。
次いで図8(b)に示されるように、地震等により落下防止装置21に所定以上の振動が伝わると、ウエイト部210が前方側に倒れて回転軸28に回転トルクを与え、この回転軸28の回転トルクが噛合部213を介して被噛合部29aに直接伝わり、噛合部213及び被噛合部29aの噛合によりストッパー部29がレール17jに沿って鉛直方向に移動するようになる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、落下防止装置1が棚板5の前面に取付けられていたが、これに限られず、例えば、落下防止装置が棚板の前縁側に一体に形成されてもよく、落下防止装置は、棚板の前方側に設けられるものであればよい。
また、落下防止装置1は、ボルト等で棚板5の前面に着脱可能に設けられていたが、予め棚板の前面に溶接などで固着されていてもよいし、落下防止装置と棚板とに係合可能な部位を設け、相互に係合させて取付けてもよい。
また、支持部材7は、基板部7a、底面部7d、前面部7e、上板部7f及び鉛直部7gから形成される部材の両端に側板部7b,7bを取付けて構成されていたが、例えば、基板部、底面部及び側板部から成る部材と、前面部、上板部及び鉛直部から成る部材と、を組み合わせることで支持部材を形成するようにしてもよいし、更に複数に分割される構造でもよい。
1 落下防止装置
2 物品収納棚
5 棚板
7,7’ 支持部材(筐体)
7a 基板部(ガイド部)
7e’ 前面部(ガイド部)
7g,7g’ 鉛直部(ガイド部)
8,8’ 回転軸
9 ストッパー部
10,10’ ウエイト部
11 落下防止装置
12 ストッパー部材
13,13’ 伝達部
15 書籍
17 支持部材(筐体)
17a 基板部
18 回転軸
19 ストッパー部
21 落下防止装置
28 回転軸
29 ストッパー部
29a 被噛合部
40 ヒンジ
110 ウエイト部
113 伝達部
210 ウエイト部
213 噛合部(伝達部)

Claims (4)

  1. 左右方向を向く回転軸と、該回転軸の近傍に位置し直線方向に移動するように案内されたストッパー部と、前記回転軸に回転トルクを与えるウエイト部と、前記回転軸の回転トルクを前記ストッパー部に伝達する伝達部と、からなるストッパー部材が、物品を載置する棚板の前縁に配置されており、地震時における所定の振動で前記ウエイト部が前記回転軸に回転トルクを与え、この回転トルクが前記伝達部によってストッパー部に伝達され、前記棚板の前縁に位置するストッパー部が棚板上面より直線方向上方に突出するようになっていることを特徴とする感震式物品落下防止装置。
  2. 前記ストッパー部材におけるストッパー部が、左右方向を向く板状体であり、前記ストッパー部材を支持する筐体に形成された前後1対のガイド部で上下方向に案内されるように遊嵌されていることを特徴とする請求項1に記載の感震式物品落下防止装置。
  3. 前記筐体は、その上面が前記棚板の上面とほぼ面一となるように前記棚板の前縁に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の感震式物品落下防止装置。
  4. 前記ストッパー部の上端部を、高摩耗部材で構成したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の感震式物品落下防止装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016077770A (ja) * 2014-10-22 2016-05-16 コクヨ株式会社 落下防止装置、及び、棚
KR101952229B1 (ko) * 2018-06-20 2019-02-27 주식회사 이노프 서적 관리용 어레이 툴

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