JP2011162938A - 木造建築における耐震構造 - Google Patents

木造建築における耐震構造 Download PDF

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Abstract

【課題】地震の発生時に、楔又は第1木材が圧縮変形されても、第1木材と第2木材との締結力が低減するおそれを抑制することができる木造建築における耐震構造を提供する。
【解決手段】第1木材としての縦材11の長さ方向と直交する方向に形成された貫通孔12に第2木材としての横材13を挿通する。その貫通孔12と横材13との楔打ち込み空間に楔14を打ち込む。楔14に対して打ち込み方向に付勢力を作用させるためのバネ19を設ける。
【選択図】図1

Description

この発明は、耐震性能に優れた木造建築における耐震構造に関するものである。
従来、木材締結装置において、垂直に起立する第1木材としての縦材に対して、貫や虹梁等の第2木材としての横材を組み付ける場合には、例えば図9に示すような構成が採用されている。この木材締結装置においては、縦材31に貫通孔32が水平方向に形成され、その貫通孔32に横材33が挿通されている。貫通孔32の上部の傾斜面と、横材33の上面との間に形成された楔打ち込み空間には、一対の木製の楔34が互いに接近するように打ち込まれている。そして、この楔34の打ち込みにより、横材33が貫通孔32の下面に圧接されて、縦材31と横材33とが締結されている。
しかしながら、従来の木材締結装置においては、縦材31の貫通孔32と横材33との楔打ち込み空間に楔34を打ち込むという単純な構成となっている。このため、地震の発生時に、前記横材33が水平状態のまま縦材31が横方向に揺動すると、横材33の上面と楔34の上下面とに大きな圧縮力が作用し、この圧縮力によって楔34の上面が縦材31により減り込み応力を受けて圧縮された形に変形し、楔34としての機能が減衰される。この結果、楔34による縦材31と横材33との締結力が著しく低減し、地震によって前記縦材31と横材33に作用するエネルギーを吸収する能力が低減し、耐震性能が低下するという問題があった。
一方、木材締結装置において、2本の木材を平行に又は交差するように重ね合わせた状態でボルト及びナットにより締め付け固定する締め付け構成としては、例えば特許文献1及び特許文献2に開示されるような構成が従来から提案されている。
特許文献1に記載の従来構成においては、重ね合わされた二本の木材に形成された貫通孔にボルトが貫通され、該ボルトに螺合されたナットと、一方の木材との間に楔フランジがボルトを貫通するように介在されている。前記楔フランジと木材との間には、楔ワッシャがボルトの半径方向へ移動可能に介装されている。前記楔ワッシャはバネ部材によって食い込み方向に付勢されている。そして、木材が乾燥して収縮した場合に、楔ワッシャの食い込みにより、ボルト及びナットの緩みが防止されるようになっている。
又、特許文献2に記載の従来構成においては、重ね合わされた二本の木材に形成された貫通孔にボルトが貫通され、該ボルトに螺合されたナットにより木材が締結されている。木材とボルトの頭部との間には、折り返した板バネの二つの基端部が前記ボルトを挿通するように介在されている。前記板バネの基端部間には、一対の楔片がボルトの軸部両側から挿入配置されている。一方の楔片と板バネとの間には、一方の楔片を他方の楔片側に移動付勢するためのコイルバネが介装されている。そして、木材が乾燥して収縮した場合に、楔片の食い込み移動により、ボルト及びナットの緩みが防止されるようになっている。
特開平10−37935号公報(明細書の段落0012〜0019及び図1) 特開2003−278280号公報(明細書の段落005及び図1)
特許文献1及び特許文献2に記載の従来構成では、重合状態の2本の木材をボルト及びナットにより締め付け固定する構成において、木材が収縮した際に、楔ワッシャ又は楔片の食い込み作用により、ボルト及びナットの締め付け状態に緩みが生じるのを防止するようになっている。ところが、上記従来の緩み防止構造は、地震が発生した際に、互いに重合された2本の木材がボルトを剪断する方向に反対方向への外力を受けても、2本の木材及び楔片が圧縮されることはなく、地震エネルギーを吸収する効果は発揮されないという問題があった。
又、従来の緩み防止構造は、ボルト及びナットによって2本の木材を締め付ける構成のため、図9に示す互いに直交する縦材と横材の締結装置には適用できない。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、地震の発生時に、第1木材又は楔が圧縮変形されても、第1木材と第2木材との楔による締結力が低減されるのを抑制することができる木造建築における耐震構造を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、第1木材に対し、その長手方向と直交する方向に貫通孔を形成し、その貫通孔に対し、第2木材を挿通するとともに、前記貫通孔のうち第2木材の貫通する部分を除いた余剰部分を楔打ち込み空間とし、打ち込んだ楔に対して常時打ち込み方向の付勢力を作用させるための付勢手段を設けたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の木造建築における耐震構造において、前記楔は貫通孔の両端部から中心部に向かって一対打ち込まれ、両楔に形成されたボルト挿通孔には、共通の締付ボルトが挿通され、前記締付ボルトの一端部又は両端部に設けられた係止部材と、楔との間には、バネが介装されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の木造建築における耐震構造において、前記両楔には締付ボルトの両端部、係止部材及びバネを収容する収容孔が形成され、両収容孔の開口端部には蓋が嵌着されていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の木造建築における耐震構造において、前記締付ボルト、係止部材及びバネは、耐腐蝕性材料により形成されていることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の木造建築における耐震構造において、前記楔は貫通孔の両端部から中心部に向かって一対打ち込まれ、付勢手段は、前記一対の楔の対向端面に連結され、かつ両楔を磁気力によって互いに接近する方向に付勢する第1及び第2永久磁石により構成されていることを要旨とする。
(作用)
この発明においては、常に付勢手段により、楔が貫通孔と第2木材との楔打ち込み空間に対する打ち込み方向に付勢された状態にある。よって、地震の発生時に、第1木材に作用する横揺れ荷重によって、第1木材又は楔が圧縮変形しても、付勢手段によって楔が楔打ち込み空間内に押し込まれて、楔の本来の機能を発揮することができ、第1木材と第2木材との締結力が低減するおそれを抑制することができる。
この発明によれば、地震の発生時に、第1木材と第2木材に作用するモーメント荷重によって、第1木材又は楔が圧縮されて変形されても、楔を正規の楔打ち込み空間に押し込むことができ、楔による第1木材と第2木材との締結力が低減するのを抑制することができる。
この発明を具体化した木造建築における耐震構造の第1実施形態を示す要部縦断面図。 図1の2−2線における要部断面図。 (a)は図1の木造建築における耐震構造における荷重と水平変位との関係を示す特性図、(b)は従来の木造建築における耐震構造の荷重と水平変位との関係を示す特性図。 第2実施形態の木造建築における耐震構造を示す要部縦断面図。 第3実施形態の木造建築における耐震構造を示す要部縦断面図。 第4実施形態の木造建築における耐震構造を示す要部縦断面図。 第5実施形態の木造建築における耐震構造を示す要部縦断面図。 第6実施形態の木造建築における耐震構造を示す要部縦断面図。 従来の木造建築における耐震構造を示す要部縦断面図。
(第1実施形態)
以下に、この発明を具体化した木造建築における耐震構造の第1実施形態を、図1〜図3に従って説明する。
図1に示すように、木造建築における耐震構造において、垂直に起立する第1木材としての縦材11には、貫通孔12が縦材11の長さ方向と直交する水平方向に延びるように形成されている。縦材11の貫通孔12には、貫や虹梁等の第2木材としての横材13が挿通されている。図2に示すように、貫通孔12の幅w1は、横材13の幅w2とほぼ同一となるように形成され、貫通孔12の高さh1は、横材13の高さh2の約1.2〜1.3倍となるように形成されている。
図1に示すように、前記貫通孔12と横材13との下側接合部には、互いに係合可能な凸部12a及び凹部13aが形成されている。そして、この凸部12aと凹部13aとの係合により、横材13が貫通孔12に対する所定の挿通位置に位置決めされている。貫通孔12の上部内頂面には、その両端部から中心部に向かって次第に低くなる二つの傾斜面12bが形成されている。
図1及び図2に示すように、前記縦材11の貫通孔12上部空間と、横材13の上面との間の楔打ち込み空間には、一対の木製の楔14が該空間の両端部から中心部に向かって打ち込まれている。各楔14の内外両端部間には、断面円形状のボルト挿通孔14a及び断面四角状の収容孔14bが水平方向に貫通形成されている。両楔14間には、両端にネジ部15aを有する締付ボルト15が収容孔14bからボルト挿通孔14aを介して挿通されている。
図1及び図2に示すように、前記各楔14の収容孔14b内において、締付ボルト15の両端部には各一対の座金16,17が嵌挿されている。各楔14の収容孔14b内において、締付ボルト15の両端ネジ部15aには係止部材としてのナット18が螺合されている。各一対の座金16,17間には、圧縮バネ19が介装されている。そして、この圧縮バネ19により、常に両楔14に対して打ち込み方向への付勢力が付与され、横材13が縦材11の貫通孔12の底面に圧接されて、縦材11と横材13とが締結されている。この実施形態では、前記締付ボルト15、座金16,17、ナット18及び圧縮バネ19によって、前記両楔14を楔打ち込み空間に押し込む付勢手段が構成されている。前記締付ボルト15、座金16,17、ナット18及び圧縮バネ19としては、錆に強いステンレス鋼等の耐腐蝕性材料の金属が用いられている。
図1に示すように、前記各楔14の収容孔14b内に締付ボルト15、座金16,17、ナット18及び圧縮バネ19が収容された状態で、収容孔14bの開口端部には木製の蓋20が嵌着されている。これにより、金属製の締付ボルト15、座金16,17、ナット18及び圧縮バネ19が外部に露出することなく、木製の楔14の内部に隠蔽されている。
次に、前記のように構成された木造建築における耐震構造の作用を説明する。
さて、この木造建築における耐震構造においては、圧縮バネ19の付勢力が締付ボルト15を介して両楔14に付与されて、それらの両楔14が常に打ち込み方向に移動付勢されている。このため、両楔14の楔作用により、横材13が貫通孔12の底面に圧接されて、縦材11と横材13とが強固に締結された状態にある。よって、地震の発生により縦材11が横方向に揺動されてモーメント荷重が作用し、楔14の上面が圧縮された形に変形した場合に、楔14が圧縮バネ19によって楔打ち込み空間に押し込まれ、常に適正な打ち込み位置に維持される。
ちなみに、図1に示す実施形態の木造建築における耐震構造について、縦材11に地震に相当する横揺れ荷重を繰り返し掛けた場合の縦材11の水平変位と、楔14が分担する荷重とを測定したところ、図3(a)の特性図に示すような結果が得られた。又、図9に示す従来の木材締結装置について、同様の測定を行ったところ、図3(b)の特性図に示すような結果が得られた。両特性図を比較すれば明らかなように、この実施形態の木材締結装置によれば、図3(a)に示す1サイクルの履歴ループ特性の面積S1が、図3(b)に示す従来の同じ履歴ループ特性の面積S2よりも広く、つまり履歴消費エネルギーが大きくなって、優れた耐震性を発揮することが判明した。
従って、第1実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)第1実施形態においては、第1木材としての縦材11の長さ方向と直交する方向に形成された貫通孔12に、第2木材としての横材13が挿通されている。貫通孔12と横材13との楔打ち込み空間には、楔14が打ち込まれている。そして、楔14に対して打ち込み方向に付勢力を作用させるためのバネ19が設けられている。このため、常に楔14がバネ19により、貫通孔12と横材13との楔打ち込み空間に対する打ち込み方向に付勢された状態にある。よって、地震の発生により縦材11が横方向に揺動されて縦材11に横揺れ荷重が作用し、楔14の上面が圧縮された形に変形した場合に、楔14が楔打ち込み空間に押し込まれて楔作用が維持され、地震のエネルギーを効果的に吸収することができる。
(2)第1実施形態においては、一対の楔14が貫通孔12の両端部から中心部に向かって打ち込まれ、両楔14間に締付ボルト15が挿通されている。そして、締付ボルト15の端部と楔14との間に、一対の圧縮バネ19が介装されている。このため、一対の楔14と一対の圧縮バネ19との協働作用により、縦材11と横材13とを強固に締結することができる。
(3)第1実施形態においては、楔14に締付ボルト15及びバネ19を収容するための収容孔14bが形成され、その収容孔14bの開口端部に蓋20が嵌着されている。このため、金属製の締付ボルト15及びバネ19を楔14の内部に隠蔽することができて、木材締結装置の美感を保つことができる。
(第2実施形態)
次に、この発明を具体化した木造建築における耐震構造の第2実施形態を、前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
さて、この第2実施形態においては、図4に示すように、一対の楔14のうちで、一方の楔14と締付ボルト15の一端部との間のみに、圧縮バネ19が介装されている。そして、この圧縮バネ19により、締付ボルト15を介して両楔14が打ち込み方向に移動付勢されている。
従って、この第2実施形態においては、部品点数を低減することができるが、その他の効果は、前記第1実施形態に記載の効果とほぼ同様である。
(第3実施形態)
次に、この発明を具体化した木造建築における耐震構造の第3実施形態を、前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
さて、この第3実施形態においては、図5に示すように、前記第1実施形態の圧縮バネ19に代えて、両楔14と締付ボルト15の端部との間に付勢手段としての皿バネ24が介装されている。
従って、この第3実施形態においても、前記第1実施形態に記載の効果とほぼ同様の効果を得ることができる。
(第4実施形態)
次に、この発明を具体化した木造建築における耐震構造の第4実施形態を、前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
さて、この第4実施形態においては、図6に示すように、締付ボルト15が2つに分割され、その分割された締付ボルト15の内端部間に付勢手段としての引張バネ25が掛装されている。そして、この引張バネ25により、締付ボルト15を介して両楔14が打ち込み方向に移動付勢されている。
従って、この第4実施形態においても、前記第1実施形態に記載の効果とほぼ同様の効果を得ることができる。
(第5実施形態)
次に、この発明を具体化した木造建築における耐震構造の第5実施形態を、前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
この第5実施形態においては、図7に示すように、楔14が一箇所にのみ打ち込まれている。楔14に形成されたボルト挿通孔14aには、ボルト26が貫通され、該ボルト26の頭部26aが前記楔14の外端面に係止されている。前記ボルト26の先端部には、引張り圧縮バネ19aの一端が係止されている。前記縦材11の側面には、金属製の係止板27が当接され、該係止板27に貫通した係止ボルト28に前記引張り圧縮バネ19aの他端が係止されている。前記係止ボルト28にはナット29が螺合されている。
従って、この第5実施形態においても、前記第1実施形態に記載の効果とほぼ同様の効果を得ることができる。
(第6実施形態)
次に、この発明を具体化した木造建築における耐震構造の第6実施形態を、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
この第6実施形態においては、図8に示すように、一対の対向する楔14,14の先端面に永久磁石21,22を嵌入固定し、両永久磁石21,22の磁気力の吸引力により楔14,14を互いに接近する方向に常時付勢するようにしている。
従って、この第6実施形態においては、第1実施形態に記載の効果とほぼ同様の効果を得ることができるとともに、付勢手段の部品点数を低減して構造を簡素化し、製造を容易に行いコストを低減することができる。
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記第2実施形態において、圧縮バネ19に代えて、第3実施形態と同様の皿バネ24を設けること。
・ 前記各実施形態において、楔14を合成樹脂又は金属等の他の材料により形成すること。
・ 前記各実施形態において、楔14を、金属製の本体の外面に木製の被覆材を貼着して構成すること。
・縦材11又は横材13と、楔14とに前記縦材31、貫通孔32を取り付けること。
・ 前記各実施形態を、例えば水平面内において直交状態で組み付けられる第1木材と第2木材との連結構造等の他の構成に適用して具体化すること。
11…第1木材としての縦材、12…貫通孔、13…第2木材としての横材、14…楔、14a…ボルト挿通孔、14b…収容孔、15…締付ボルト、18…ナット、19…付勢手段としての圧縮バネ、20…蓋、24…付勢手段としての皿バネ、25…付勢手段としての引張バネ。

Claims (5)

  1. 第1木材に対し、その長手方向と直交する方向に貫通孔を形成し、その貫通孔に対し、第2木材を挿通するとともに、前記貫通孔のうち第2木材の貫通する部分を除いた余剰部分を楔打ち込み空間とし、打ち込んだ楔に対して常時打ち込み方向の付勢力を作用させるための付勢手段を設けたことを特徴とする木造建築における耐震構造。
  2. 前記楔は貫通孔の両端部から中心部に向かって一対打ち込まれ、両楔に形成されたボルト挿通孔には、共通の締付ボルトが挿通され、前記締付ボルトの一端部又は両端部に設けられた係止部材と、楔との間には、バネが介装されていることを特徴とする請求項1に記載の木造建築における耐震構造。
  3. 前記両楔には締付ボルトの両端部、係止部材及びバネを収容する収容孔が形成され、両収容孔の開口端部には蓋が嵌着されていることを特徴とする請求項2に記載の木造建築における耐震構造。
  4. 前記締付ボルト、係止部材及びバネは、耐腐蝕性材料により形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の木造建築における耐震構造。
  5. 前記楔は貫通孔の両端部から中心部に向かって一対打ち込まれ、付勢手段は、前記一対の楔の対向端面に連結され、かつ両楔を磁気力によって互いに接近する方向に付勢する第1及び第2永久磁石により構成されていることを特徴とする請求項1に記載の木造建築における耐震構造。
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